JPH10288119A - 燃料噴射弁の駆動装置 - Google Patents

燃料噴射弁の駆動装置

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JPH10288119A
JPH10288119A JP9102232A JP10223297A JPH10288119A JP H10288119 A JPH10288119 A JP H10288119A JP 9102232 A JP9102232 A JP 9102232A JP 10223297 A JP10223297 A JP 10223297A JP H10288119 A JPH10288119 A JP H10288119A
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JP
Japan
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valve
load
fuel injection
fuel
voltage
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Application number
JP9102232A
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English (en)
Inventor
Masahiko Katsu
雅彦 勝
Masahiko Iiizumi
雅彦 飯泉
Takayuki Arai
孝之 荒井
Takashi Fukuda
隆 福田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子や磁歪素子の特性の変化や寸法公差
などによる燃料噴射特性のばらつきを抑制する。 【解決手段】 燃圧室3と差圧室8の差圧に応じて変位
する針弁2によって開閉される噴口1aと、針弁2を閉
弁方向に付勢するリターンスプリング4と、ピエゾアク
チュエータの伸縮に応じて差圧室8の圧力を加減圧する
ピストン11と、ピエゾアクチュエータ10へエンジン
の運転状態に応じて開弁信号と閉弁信号を選択的に送出
するコントローラ5は、ピエゾアクチュエータ10に加
わる荷重を検出する荷重センサ7と、この荷重の検出値
から求めた荷重変動量予め設定した荷重変動量設定値の
差を解消するように閉弁信号または開弁信号を学習補正
する学習補正部53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電素子または
磁歪素子等のアクチュエータを介して針弁前後の燃料圧
力を変化させることにより針弁を駆動する燃料噴射弁の
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用エンジンに備えられる
燃料噴射弁には、印加電圧に応じて体積変化する圧電素
子や、磁界の変化に応じて体積変化する磁歪素子を備え
たアクチュエータによって針弁(弁体)を開弁作動させ
るものが知られており、針弁をこれらアクチュエータで
駆動することにより、燃料噴射弁の応答性を向上でき、
噴射可能範囲が拡大してエンジンの高出力化に対応でき
るとともに、少量の燃料を安定して噴射することが可能
となってエンジンの燃費低減を図ることができる。
【0003】このような燃料噴射弁としては、例えば、
特開平7−229457号公報に開示されるものが知ら
れており、アクチュエータとして圧電素子からなるピエ
ゾアクチュエータを用いるとともに、針弁の開閉をその
前後差圧に基づいて行うようにしたものである。
【0004】これについて説明すると、針弁の前後には
燃圧室と差圧室が画成されており、燃圧室には所定の圧
力で燃料が導入され、差圧室は燃圧室とオリフィスによ
り連通されている。針弁背後側の差圧室にはピエゾアク
チュエータが設けられており、このピエゾアクチュエー
タの伸縮により針弁の開閉作動が制御される。すなわ
ち、ピエゾアクチュエータに予め設定した電圧を印加し
て、伸長させた状態で針弁前後の燃圧室と差圧室の圧力
はオリフィスを介して均等化されている。
【0005】このとき針弁はリターンスプリングの付勢
力により閉弁保持している。この状態からピエゾアクチ
ュエータの両極端子を短絡させて電圧を0、ないし低下
させてピエゾアクチュエータを瞬時に収縮させると、針
弁背後の差圧室の容積が拡大する。
【0006】同時に、差圧室は針弁前方の燃圧室に対し
てオリフィスを介して連通しているので、一時的に差圧
室の内圧が低下して針弁の前後に開弁方向の圧力差が発
生する。これにより針弁はリターンスプリングに抗して
開弁し、噴口が開いて燃料が噴射されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電素
子や磁歪素子は、温度変化や経時変化によって体積変化
量などの特性も変化するが、上記のような従来の燃料噴
射弁の駆動装置では、ピエゾアクチュエータの駆動を、
予め設定した所定の電圧を印加することにより行ってい
たため、上記特性変化によってアクチュエータの変位量
や駆動力が変動すると、差圧室に加わる圧力が変動する
ため針弁の変位量や速度が、所定の設計値からずれて所
望の燃料噴射量が得られない場合があり、また、リター
ンスプリングの付勢力や各構成部品には寸法公差による
ばらつきがあるため、燃料噴射弁の製造時には、このば
らつきに応じてピエゾアクチュエータの駆動位置を調整
する必要があり、この調整工程に多大な労力を要するた
め、製造コストが上昇するという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、圧電素子や磁歪素子の特性の変化
や、寸法公差などによる燃料噴射特性のばらつきを抑制
するとともに、調整工程を省略して製造コストを低減す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、加圧燃料
が導かれる燃圧室と、燃圧室と差圧室の差圧に応じて変
位する針弁と、針弁によって開閉されて燃圧室の燃料を
噴射する噴口と、針弁を閉弁方向に付勢する弾性部材
と、圧電素子または磁歪素子から構成されたアクチュエ
ータと、アクチュエータの伸縮に応じて差圧室の圧力を
加減圧するピストンと、エンジンの運転状態に応じて前
記アクチュエータへ開弁信号と閉弁信号を選択的に送出
する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動装置におい
て、前記制御手段は、前記アクチュエータに加わる荷重
を検出する荷重センサと、この荷重の検出値から求めた
荷重変動量と、予め設定した荷重変動量設定値の差を解
消するように前記閉弁信号または開弁信号を学習補正す
る学習補正手段とを備える。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記学習補正手段は、検出した荷重変動量と荷重
変動量設定値の差から前記閉弁信号または開弁信号の補
正値を演算するマップまたは関数を予め設定する。
【0011】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記学習補正手段は、前回の燃料噴射時の閉弁信
号または開弁信号に前記補正値を加算する。
【0012】また、第4の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記学習補正手段は、前回の運転終了時の閉弁信
号及び開弁信号を次回の運転開始時の初期値として用い
る。
【0013】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記荷重センサが圧電素子で構成され、前記学習
補正手段は検出した電圧に基づいて荷重変動量を演算す
る。
【0014】また、第6の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記荷重センサは、前記ピストンとアクチュエー
タの間に介装される。
【0015】また、第7の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記学習補正手段は、補正後の閉弁信号または開
弁信号と予め設定した信号の最大値とを比較する信号比
較手段と、 前記閉弁信号または開弁信号が前記最大値
を超えたときに警告を発する警告手段とを備える。
【0016】
【発明の効果】第1の発明は、制御手段からの開弁信
号、閉弁信号によってアクチュエータを伸縮させると、
ピストンは差圧室の圧力を増減し、針弁はこの差圧室と
燃圧室の圧力差及び弾性部材の付勢力に応じて開閉して
燃料噴射を行い、この針弁の開閉動作時にはアクチュエ
ータに圧力差に応じた荷重が発生し、例えば、閉弁時の
荷重と開弁時の荷重の差を荷重変動量として求めて、こ
の荷重変動量と、予め設定した荷重変動量設定値の差が
解消するように閉弁信号または開弁信号を学習補正する
ことにより、圧電素子や磁歪素子で構成されたアクチュ
エータや燃料噴射弁の各部品の温度変化や経時変化に起
因する荷重変動量の変動を確実に抑制することが可能と
なって、常時所定の荷重範囲で針弁の開閉を行うこと
で、燃料噴射弁の噴射特性のばらつきを確実に防いで正
確な燃料噴射を実現でき、燃料噴射弁の製造時には、荷
重変動量設定値と閉弁信号、開弁信号を設定するだけで
よく、前記従来例のように、各構成部品の寸法公差によ
るばらつきを修正する調整工程が不要となって、製造コ
ストの低減が可能となる。
【0017】また、第2の発明は、予め設定したマップ
または関数より荷重変動量の検出値と荷重変動量設定値
の差に応じて閉弁信号または開弁信号の補正値を演算す
るため、演算を高速に行うことが可能となる。
【0018】また、第3の発明は、燃料噴射の度に前回
の閉弁信号または開弁信号に、前回の荷重変動量の検出
値と荷重変動量設定値の差に応じた補正値を加算するた
め、エンジン運転中の燃料噴射弁の特性変化を補償する
ことができ、例えば、アクチュエータの温度特性を補償
して常時正確な燃料噴射を行うことができる。
【0019】また、第4の発明は、前回の運転終了時の
閉弁信号及び開弁信号を次回の運転開始時の初期値とし
て用いることによって、燃料噴射弁や燃料供給手段等の
経時変化による燃料噴射特性の変動を抑制することが可
能となって、燃料噴射の信頼性を向上させることができ
る。
【0020】また、第5の発明は、荷重センサを圧電素
子で構成することで、その電圧変化に応じて荷重変動量
を容易に演算することができ、簡易な構成で正確な制御
を行うことができる。
【0021】また、第6の発明は、荷重センサをピスト
ンとアクチュエータの間に介装することによって、荷重
センサの検出値にはピストンの慣性が加わるだけで、ア
クチュエータの慣性が加わらない。したがって、荷重セ
ンサをアクチュエータの基端側に配設した場合に比し
て、荷重の検出精度を向上させて制御精度を向上させる
ことができる。
【0022】また、第7の発明は、閉弁信号または開弁
信号が所定の最大値を超えたときには警告を発するた
め、閉弁信号または開弁信号が最大値を超えるような場
合では、針弁が固着して変位できない場合や、アクチュ
エータが断線して伸縮不能となった場合等が考えられ、
このような不具合を確実に検知して、運転者へ知らせる
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を筒内噴射式火花点
火エンジンに配設される燃料噴射弁の駆動装置に適用し
た一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0024】図1において、燃料噴射弁30のケーシン
グ9の先端部には、図示しないエンジンの燃焼室に臨ま
せるノズルボディ1が設けられ、このノズルボディ1は
先端に開口した噴口1aから、燃料噴霧を燃焼室内へ向
けて噴射するように構成される。
【0025】ノズルボディ1の内部には、噴口1a側に
弁体2aを形成する一方、他端にピストン部2cを形成
した針弁2が摺動可能に収装され、ノズルボディ1の内
部には針弁2のを取り囲むように燃圧室3が画成され
て、噴口1aは針弁2によって開閉される。
【0026】燃圧室3への加圧燃料の供給は、ケーシン
グ9の側面に開口した燃料入口6から行われ、この燃料
入口6は図示しない燃料供給手段と連通する。
【0027】針弁2は、噴口1a側のノズルボディ1の
シート部と接離する弁体2aを形成する一方、ケーシン
グ9の隔壁9a側の基端(図中右側)にはノズルボディ
1の内周を摺動するピストン部2cが形成され、弁体2
aとピストン部2cの間には棒状のロッド部2bが形成
される。
【0028】針弁2のピストン部2cの背面、すなわ
ち、ケーシング9の隔壁9aと対向する側には、ピスト
ン部2cと隔壁9aとの間に差圧室8が画成され、この
差圧室8にはピストン部2cを介して針弁2を閉弁方向
へ付勢する弾性部材としてのリターンスプリング4が介
装される。そして、ピストン部2cの端面と隔壁9aと
の間には所定の間隙等からなる絞り通路20が形成さ
れ、この絞り通路20を介して燃圧室3と差圧室8の間
で燃料の移動を徐々に行うことができる。
【0029】一方、ケーシング9の隔壁9aよりも基端
側(図中右側)は筒状に形成されており、内周には圧電
素子からなるピエゾアクチュエータ10が軸方向(図中
左右方向)へ伸縮自在に配設され、ケーシング9の開口
端(基端)には封止部材16が配設される。
【0030】なお、ピエゾアクチュエータ10は、PZ
T(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック、PMN(ニ
オブ酸マグネシウム酸鉛)系セラミックなどからなる圧
電素子を円盤状に形成した部材を多数積層し、これら、
各圧電素子間及び両端には図示しない電極が介装され
て、図示しないコントローラからの印加電圧に応じてピ
エゾアクチュエータ10は、軸方向へ伸縮する。
【0031】隔壁9aと対向したピエゾアクチュエータ
10の先端には、非導電性部材からなるスペーサ17及
び荷重センサ7を介してピストン11が固設される。
【0032】このピストン11と隔壁9aの間には圧力
室13が画成され、この圧力室13は隔壁9aに設けた
貫通孔9bを介して差圧室8と連通する。なお、ピスト
ン11の外周とケーシング9の内周との間には、圧力室
13からの燃料漏れを防ぐOリング12が設けられる。
【0033】ピエゾアクチュエータ10は、コントロー
ラ5の駆動部52から印加される電圧Vに応じて軸方向
へ伸長または収縮する。
【0034】一方、スペーサ17を介してピストン11
との間に配設された荷重センサ7は、例えば、圧電素子
で構成されてピエゾアクチュエータ10に加わる荷重、
すなわち、ピストン11に加わる荷重を電圧に変換し、
コントローラ5の荷重測定部51はこの電圧に基づいて
算出した荷重Fvから、ピエゾアクチュエータ10を駆
動する電圧Vの補正値を出力する。
【0035】なお、ピストン11と隔壁9aとの間に
は、ピエゾアクチュエータ10を収縮方向へ付勢する付
勢手段として、皿バネ状のリターンスプリング22が介
装される。
【0036】一方、封止部材16と対向したピエゾアク
チュエータ10の基端側には板状のスペーサ14が固設
され、このスペーサ14と封止部材16との間にはボー
ル15が介装される。このボール15は、ピエゾアクチ
ュエータ10の軸線上に設けられて、封止部材16に対
するピエゾアクチュエータ10の相対的な回動を許容
し、ピエゾアクチュエータ10に軸まわりのねじれが発
生するのを防止する。
【0037】次に、燃料噴射弁30の動作について説明
する。
【0038】図1は、エンジン停止時における燃料噴射
弁30の閉弁状態を示しており、コントローラ5は所定
の閉弁電圧Vsを印加してピエゾアクチュエータ10を
伸長駆動する一方、図示しない燃圧供給回路より所定の
圧力Pfの加圧燃料が燃料入口6を介して燃圧室3へ供
給される。
【0039】ピエゾアクチュエータ10は印加された閉
弁電圧Vsに応じて針弁2側へ伸長し、リターンスプリ
ング22の付勢力に抗して最伸長位置まで駆動され、ピ
エゾアクチュエータ10の伸長に伴って、ピストン11
は圧力室13の容積を縮小する方向(隔壁9a側)へ移
動し、圧力室13の圧力は上昇し、同時に、圧力室13
と連通する差圧室8の圧力も上昇するため、差圧室8の
圧力上昇とリターンスプリング4の付勢力によって、ピ
ストン部2cは燃圧室3の圧力に抗して噴口1a側に押
圧されて閉弁することができる。
【0040】このとき、ピストン11とアクチュエータ
10の間に介装された、荷重センサ7にはピエゾアクチ
ュエータ10が発生する推力に応じた荷重Fvs、すな
わち、ピストン11の受圧面積と圧力室13の内圧の積
が加わり、コントローラ5の荷重測定部51には閉弁時
の荷重Fvsに応じた検出電圧V2sが送出される。
【0041】一方、燃料噴射弁30の開弁駆動は、コン
トローラ5がピエゾアクチュエータ10への印加電圧を
低減ないし短絡することにより行われ、この電圧は予め
設定された開弁電圧Viとなって、アクチュエータ10
は上記伸長状態から収縮する。
【0042】ピエゾアクチュエータ10は、コントロー
ラ5からの印加電圧に伴って収縮するとともに、リター
ンスプリング22によって最収縮位置へ向けて付勢され
る。
【0043】この開弁状態では、ピエゾアクチュエータ
10が収縮状態にあるため、ピストン11は封止部材1
6側へ変位して圧力室13の容積は急増する。
【0044】圧力室13の内圧は容積の急増に伴って急
減圧し、この急減圧に伴って差圧室8の圧力も急減す
る。
【0045】差圧室8は急減圧する一方、燃圧室3には
常時所定の燃圧Pfが加わっているため、針弁2のピス
トン部2cに加わる前後差圧は増大して、針弁2はリタ
ーンスプリング4の付勢力に抗して開弁方向(隔壁9a
側)へ変位する。
【0046】針弁2の変位に伴って弁体2aは開弁して
噴口1aが開き、燃料入口6から供給された燃圧室3内
の加圧燃料は、図示しない燃焼室内に噴射される。
【0047】この開弁時では、ピストン11とアクチュ
エータ10の間に介装された、荷重センサ7には収縮し
たピエゾアクチュエータ10に加わる荷重Fvo、すな
わち、ピストン11の受圧面積と圧力室13の内圧の積
が加わり、コントローラ5の荷重測定部51には開弁時
の荷重Fvoに応じた検出電圧V2iが送出される。
【0048】ここで、コントローラ5は、燃料噴射弁3
0の荷重センサ7が検出した閉弁時の荷重Fvsに応じ
た検出電圧V2sと、開弁時の荷重Fvoに応じた検出
電圧V2iに基づいて、荷重測定部51は駆動電圧Vの
学習値補正値ΔVold及び補正値Vaを演算し、駆動部
52はこれら学習補正値に基づく駆動電圧差ΔVでピエ
ゾアクチュエータ10の開閉駆動を行う。
【0049】駆動部52がピエゾアクチュエータ10へ
印加する駆動電圧Vは、図3に示すように、工場出荷時
などに予め設定された閉弁電圧Vsと開弁電圧Viであ
り、閉弁電圧Vsは図中閉弁荷重Fvsに対応した電圧
で、同じく開弁電圧Viは図中開弁荷重Fvoに対応し
た電圧として設定されており、Fvs>Fvoの関係よ
り駆動電圧はVs>Viの関係に設定されて、駆動電圧
差ΔV=Vs−Viである。
【0050】次に、コントローラ5で行われる燃料噴射
弁3の学習補正制御の一例を、図2のフローチャートを
参照しながら以下に詳述する。
【0051】まず、ステップS1ではエンジンが始動し
たか否かを判定し、始動していればステップS2以降の
処理へ進む一方、エンジンが始動していなければ、その
まま処理を終了する。
【0052】ステップS2では、前回運転終了時の駆動
電圧差ΔVの学習値ΔVoldを読み込むとともに、ステ
ップS3においてこの学習値ΔVoldを、燃料噴射弁3
の駆動を行う駆動電圧差ΔVとして設定する。
【0053】そして、ステップS4では、図示しない燃
料噴射制御部で燃料噴射が指令されたか否かを判定し、
燃料噴射が指令された場合には、ステップS5へ進む一
方、そうでない場合にはステップS10へ進む。なお、
燃料噴射制御部について詳述はしないが、エンジンの運
転状態に応じた燃料噴射量を演算するととも、エンジン
の回転に同期した所定のタイミングで上記燃料噴射指令
を送出するものである。
【0054】ステップS5では、ステップS3で設定し
た駆動電圧差ΔVによって燃料噴射弁3を開閉駆動して
燃料噴射を行うとともに、ピエゾアクチュエータ10と
ピストン1との間に介装された荷重センサ7の出力電圧
V2のうち最大値を閉弁荷重Fvsに対応する閉弁電圧
V2sとし、また最小値を開弁荷重FVoに対応した開
弁電圧V2iとして検出し、図3の検出電圧V2と荷重
Fのマップより、実際の閉弁荷重Fvsと開弁荷重Fv
oを求め、さらにこれらの差である荷重変動量ΔFを求
める。なお、荷重変動量ΔFの演算をマップにより行っ
たが、関数などで行うことができる。
【0055】そして、ステップS6では、上記ステップ
S5で検出した荷重変動量ΔFと、予め設定した荷重変
動量設定値ΔF0の差から、次回の駆動時に荷重変動量
ΔFが設定値ΔF0となるような駆動電圧Vの補正値v
aを演算する。ただし、荷重変動量設定値ΔF0は、例
えば、工場出荷時の閉弁電圧Vsと開弁電圧Viに応じ
て駆動されたピエゾアクチュエータ10に加わる荷重の
変化量である。
【0056】ここで、補正値vaは閉弁電圧Vsを補正
する変数で、 va=f(ΔF0−ΔF) ………(1) として図3の荷重Fと駆動電圧Vのマップから演算され
る。なお、補正値vaの演算をマップにより行ったが、
上記と同様に関数などで行うことができる。
【0057】ステップS7では、前回の処理で演算した
駆動電圧差ΔV-1を読み出すとともに、ステップS8
で、上記ステップS6で求めた電圧補正値vaから次式
により、次回の駆動電圧差ΔVを演算する。
【0058】ΔV=ΔV-1+va ………(2) そして、ステップS9では、次回の処理に備えて現在の
駆動電圧差ΔVを前回値ΔV-1として学習記憶する。
【0059】次に、ステップS10でエンジンが停止し
たか否かを判定して、停止していなければ上記ステップ
S4の処理へ戻る一方、エンジンが停止した場合には、
ステップS11へ進んで現在の駆動電圧差ΔVを学習補
正値ΔVoldとして記憶した後に処理を終了する。
【0060】上記ステップS1からステップS11の処
理を実行することにより、エンジン始動後の第1回目の
燃料噴射時には、前回運転時の学習補正値ΔVoldを駆
動電圧差ΔVとして燃料噴射弁30を駆動し、その後、
燃料噴射の度に荷重変動量ΔFを検出して、この検出値
ΔFを予め設定した荷重変動量設定値ΔF0と比較し
て、検出値ΔFが常時設定値ΔF0に一致するように駆
動電圧の補正値vaを求めて駆動電圧差ΔVを補正し、
さらに、エンジンの運転中には常時前回の燃料噴射時の
駆動電圧差ΔVに基づいて補正が行われるため、温度変
化や経時変化によるピエゾアクチュエータ10の駆動特
性の変動や、寸法公差による個体差等を吸収して、常に
所定の荷重変動量ΔF0で針弁2の駆動を行うことが可
能となって、燃料噴射量のばらつきを抑制して燃料噴射
の精度を向上させることができるのである。
【0061】いま、図4に示すように、第1回目の燃料
噴射を所定の閉弁電圧Vsから開弁電圧Viへ低減し
て、針弁2を開弁させて燃料を噴射した後、再び図中波
線のように閉弁電圧Vsを印加したとき、荷重センサ7
の出力が所定の閉弁荷重Fvsに応じた閉弁電圧V2s
から、同じく開弁荷重Fvoに応じた開弁電圧V2iへ
減少した後、図中波線で示すように、ピエゾアクチュエ
ータ10の特性変化等によって所定の閉弁電圧V2sよ
りも+a[V]だけ大きい電圧V2s’へ変動した場合に
ついて考える。
【0062】この場合、燃料噴射終了後の閉弁荷重は、
荷重センサ7の検出電圧V2s’の増分値+aより、図
3のマップから荷重変動量ΔFは、検出電圧の+aに対
応してΔF1だけ増大したことがわかる。
【0063】したがって、次回の荷重変動量ΔFを所定
値ΔF0に等しくするためには、閉弁電圧VsをΔF1
に応じた値だけ減少させればよいことになる。この値
は、上記(1)式及び図3のマップより、 va=f(ΔF0−ΔF) =f(−ΔF1) =−a’ として求められる。
【0064】すなわち、前回値ΔV-1=ΔVと仮定する
と、上記(2)式より、 ΔV=ΔV+(−a’) となって、次回の駆動電圧差は減少して、図4の実線に
示すΔV’となって前回の駆動電圧差ΔVより減少する
が、荷重変動量ΔFは図中実線のように、所定の設定値
ΔF0に等しくなって、所定の荷重範囲で針弁2の駆動
を行うことが可能となる。
【0065】こうして、上記学習補正はステップS4〜
ステップS9の間で、エンジンの運転中には燃料噴射の
度に行われるため、ピエゾアクチュエータ10の温度変
化や各部品の寸法公差または経時変化に起因する荷重変
動量ΔFの変動を確実に抑制することが可能となって、
常時所定の荷重範囲で針弁2の開閉を行うことで、燃料
噴射弁30の噴射特性のばらつきを確実に防いで正確な
燃料噴射を実現でき、さらに、ステップS10では前回
運転時の駆動電圧差ΔVの最終値を学習補正値ΔVold
として記憶しておき、次回運転時の駆動電圧差ΔVとし
て用いることにより、燃料噴射弁30や燃料供給手段等
の経時変化による燃料噴射特性の変動を抑制することが
可能となって、ピエゾアクチュエータ10の特性変化に
加えて、燃料噴射弁30や図示しない燃料供給手段など
の寸法公差や機構的な経時変化も吸収することができ、
燃料噴射弁の信頼性を向上させることができるのであ
る。
【0066】また、燃料噴射弁30の製造時には、荷重
変動量設定値ΔF0と閉弁電圧Vs、開弁電圧Viを設
定するだけでよく、前記従来例のように、各構成部品の
寸法公差によるばらつきを修正する調整工程が不要とな
って、製造コストの低減が可能となるのである。
【0067】さらに、荷重センサ7をピエゾアクチュエ
ータ10の先端とピストン11との間に設けたため、荷
重センサ7の検出値にはピストン11の慣性が加わるだ
けで、アクチュエータ10の慣性力が加わらない、した
がって、荷重センサ7をピエゾアクチュエータ10の基
端側、すなわち、スペーサ14との間に配設した場合に
比して、荷重の検出精度を向上させて制御精度を向上さ
せることができるのである。
【0068】なお、上記実施形態において、駆動電圧差
ΔVの補正を閉弁電圧Vs側で行ったが、図5に示すよ
うに、開弁電圧Vi側で行っても荷重変動量ΔFを設置
値ΔF0に等しくすることができ、この場合、 va=va=f(ΔF−ΔF0) =f(ΔF1) =a’ ΔV=ΔV+a’ となる。
【0069】図6は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態の図2のフローチャートに、ステップS20、S
21を追加したもので、その他は前記と同様である。
【0070】ステップS8とS9の間には、ステップS
20、S21が挿入されて、ステップS20では、ステ
ップS8で演算された補正後の駆動電圧差ΔVのうち、
高い方、すなわち、閉弁電圧Vsが予め設定した最大駆
動電圧Vmaxを超えていないかを判定し、最大駆動電圧
Vmaxを超えた場合には、ピエゾアクチュエータ10等
に異常が発生したと判定して、ステップS21へ進んで
燃料系統に異常があることを図示しない警告灯などに表
示して運転者へ知らせる。
【0071】閉弁電圧Vsが最大駆動電圧Vmaxを超え
るような場合では、針弁2が固着して変位できない場合
や、ピエゾアクチュエータ10が断線して伸長不能とな
った場合等が考えられ、このような不具合を確実に検知
して、運転者へ知らせることが可能となるのである。
【0072】なお、上記実施形態において、ピストン1
1を駆動するアクチュエータとして圧電素子からなるピ
エゾアクチュエータ10を採用した場合を示したが、図
示はしないが、磁界の強さに応じて伸縮する磁歪素子を
用いた磁歪アクチュエータまたは超磁歪アクチュエータ
を採用しても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料噴射弁の断面
図。
【図2】コントローラで行われる駆動電圧補正処理の一
例を示すフローチャートである。
【図3】駆動電圧Vまたは検出電圧V2と荷重Fの関係
を示すマップである。
【図4】駆動電圧V及び検出電圧V2、荷重F、針弁変
位量と時間の関係を示すグラフである。
【図5】駆動電圧Vまたは検出電圧V2と荷重Fの関係
を示すマップである。
【図6】第2の実施形態を示し、コントローラで行われ
る駆動電圧補正処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ノズルボディ 1a 噴口 2 針弁 2a 弁体 2c ピストン部 3 燃圧室 4 リターンスプリング 5 コントローラ 6 燃料入口 7 荷重センサ 8 差圧室 10 ピエゾアクチュエータ 11 ピストン 13 圧力室 14、17 スペーサ 22 リターンスプリング 30 燃料噴射弁 51 荷重測定部 52 駆動部 53 学習補正部
フロントページの続き (72)発明者 福田 隆 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧燃料が導かれる燃圧室と、 燃圧室と差圧室の差圧に応じて変位する針弁と、 針弁によって開閉されて燃圧室の燃料を噴射する噴口
    と、 針弁を閉弁方向に付勢する弾性部材と、 圧電素子または磁歪素子から構成されたアクチュエータ
    と、 アクチュエータの伸縮に応じて差圧室の圧力を加減圧す
    るピストンと、 エンジンの運転状態に応じて前記アクチュエータへ開弁
    信号と閉弁信号を選択的に送出する制御手段とを備えた
    燃料噴射弁の駆動装置において、 前記制御手段は、 前記アクチュエータに加わる荷重を検出する荷重センサ
    と、 この荷重の検出値から求めた荷重変動量と、予め設定し
    た荷重変動量設定値の差を解消するように前記閉弁信号
    または開弁信号を学習補正する学習補正手段とを備えた
    ことを特徴とする燃料噴射弁の駆動装置。
  2. 【請求項2】前記学習補正手段は、検出した荷重変動量
    と荷重変動量設定値の差から前記閉弁信号または開弁信
    号の補正値を演算するマップまたは関数を予め設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】前記学習補正手段は、前回の燃料噴射時の
    閉弁信号または開弁信号に前記補正値を加算することを
    特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
  4. 【請求項4】前記学習補正手段は、前回の運転終了時の
    閉弁信号及び開弁信号を次回の運転開始時の初期値とし
    て用いることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁
    の駆動装置。
  5. 【請求項5】前記荷重センサが圧電素子で構成され、前
    記学習補正手段は検出した電圧に基づいて荷重変動量を
    演算することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁
    の駆動装置。
  6. 【請求項6】前記荷重センサは、前記ピストンとアクチ
    ュエータの間に介装されたことを特徴とする請求項1に
    記載の燃料噴射弁の駆動装置。
  7. 【請求項7】前記学習補正手段は、補正後の閉弁信号ま
    たは開弁信号と予め設定した信号の最大値とを比較する
    信号比較手段と、 前記閉弁信号または開弁信号が前記最大値を超えたとき
    に警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
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