JP3794154B2 - 差圧式燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ニードル弁前後の差圧によりニードル弁を進退させて燃料噴孔を開閉する差圧式燃料噴射装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平63−38639号公報の第3図には、燃料噴孔を開閉するニードル弁の前後に、燃料ポンプから供給される高圧燃料の圧力が開弁方向に作用する燃圧室(油溜まり48)と、燃料ポンプから絞りを介して供給される高圧燃料の圧力が閉弁方向に作用する差圧室(圧力室72)とを設け、この差圧室に一端が臨んだピストンを圧電アクチュエータにより進退駆動することによってニードル弁前後の差圧を変化させ、この差圧変化によってニードル弁を進退させる差圧式燃料噴射装置が記載されている。
【0003】
このような差圧式燃料噴射装置は、アクチュエータの駆動制御による高精度の燃料噴射時期制御と、ニードル弁の前後に作用する圧力を利用した高い燃料噴射圧とを両立でき、特に筒内直接噴射式ガソリン機関のような内燃機関に適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような差圧式燃料噴射装置は、燃料ポンプを起動した直後の状態では、燃料ポンプと差圧室との間に絞りが存在するために、差圧室内の圧力上昇に所定の時間を要し、この間は燃料噴射が正常に行われないという問題があった。
【0005】
そこで、上記公報に記載された燃料噴射装置では、内燃機関の始動に先がけて燃料ポンプを始動すると同時に、圧電アクチュエータを繰り返し伸縮させてピストンを繰り返し進退駆動し、差圧室内の圧力を早期に上昇させている。
【0006】
しかしながら、このように内燃機関の始動前に圧電アクチュエータを繰り返し伸縮させると、アクチュエータの伸縮時に差圧室内の圧力が一時的に減圧されて、圧電アクチュエータに引張り方向の荷重が発生することがあり、このため、圧電アクチュエータの耐久性を劣化させる虞がある。また、上記のように差圧室内の圧力が一時的に低下する結果、内燃機関の始動に先がけてニードル弁が開弁方向へ移動し、燃料の不正噴射を招く虞がある。
【0007】
特に、上記公報に記載された燃料噴射装置では、差圧室内へより多くの燃料を早期に流入させる目的で、アクチュエータを収縮している時間を伸長している時間より長く設定しているから、更に差圧室内の圧力が低下し易く、上記のような問題を発生し易い。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1の発明は、燃料噴孔を開閉するニードル弁と、燃料を加圧する燃料ポンプと、この燃料ポンプから高圧燃料が供給され、その圧力が上記ニードル弁に対して開弁方向に作用する燃圧室と、上記燃料ポンプからオリフィスを介して高圧燃料が供給され、その圧力が上記ニードル弁に対して閉弁方向に作用する差圧室と、印加電圧に応じて伸縮する圧電アクチュエータと、上記差圧室へ一端が臨み、上記アクチュエータの伸長に応じて上記差圧室側へ前進するとともに、上記アクチュエータの収縮に応じて上記差圧室から後退するピストンと、を有する差圧式燃料噴射装置において、燃機関の始動に先だって上記燃料ポンプを始動し、この燃料ポンプの始動に伴い差圧室の圧力が燃圧室の圧力に比して遅れて上昇し、両圧力の差により上記ニードル弁が開弁方向へ移動する直前に、上記アクチュエータが初期の収縮状態から電圧印加により伸長され、かつ、この伸長状態が、内燃機関の始動後の初回の燃料噴射に応じて収縮されるまで保持されることを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明を具体化した請求項2の発明は、上記燃料ポンプの供給圧を検出するとともに、上記差圧室内の圧力を検出する圧力検出手段を有し、上記供給圧と上記差圧室内の圧力とに基づいて、上記アクチュエータを初期の収縮状態から伸長させることを特徴としている。
【0010】
また、請求項1の発明を具体化した請求項3の発明は、上記内燃機関の始動に先だって燃料ポンプを始動してから所定時間経過後に、上記アクチュエータを初期の収縮状態から伸長させることを特徴としている。
【0011】
上記の構成により、アクチュエータの駆動によりピストンを進退させると、ピストンの端面が臨んだ差圧室内の圧力が変化して、ニードル弁前後の差圧が変化する。これによりニードル弁が進退移動して、燃料噴孔が開閉し、燃料噴射が行われる。
【0012】
そして、内燃機関の始動に先だって上記燃料ポンプを始動した後で、かつ上記ニードル弁が開弁方向へ移動する直前に、アクチュエータが初期の収縮状態から伸長される。このため、ピストンが差圧室側へ前進して差圧室内の圧力が昇圧する。更に、この伸長状態が初回の燃料噴射に対応して収縮されるまで保持される。従って、初回の燃料噴射前にアクチュエータが収縮して差圧室内の圧力が急激に低下する事態が回避される。
【0013】
【発明の効果】
このように、本発明では、燃料ポンプを始動してから初回の燃料噴射を行うまでの間、差圧室内の圧力が効果的に上昇されるとともに、その圧力低下が効果的に抑制されるから、内燃機関の始動前後の不正噴射等を確実に防止しつつ、早期に安定した燃料噴射を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例に関わる差圧式燃料噴射装置の基本的構成を示すブロック図である。エンジン1は、例えば筒内直接噴射式ガソリンエンジン1であり、このエンジン1の各気筒にそれぞれ燃料噴射弁2が配設されている。これら燃料噴射弁2へ高圧燃料を送給する燃料ポンプ3は、エンジン1並びに図外のモータによって適宜駆動されるようになっている。圧力検出部4は、上記燃料ポンプ3の供給圧P2を検出するとともに、燃料噴射弁2内に形成された後述する差圧室の圧力P1を検出し、これらの圧力信号を制御部5へ出力する。制御部5は、上記の圧力信号等に基づいて燃料噴射弁2や、エンジン1を始動するスタータ6等を駆動制御するもので、具体的には、燃料噴射弁2へ駆動信号を出力して燃料噴射を制御する第1駆動部5aと、スタータ6へ駆動信号を出力してエンジン1の始動を制御する第2駆動部5bと、を有している。
【0016】
図2は、上記燃料噴射弁2を示す断面図である。ノズルホルダ10の先端部に螺合するノズルナット12によって、先端に燃料噴孔14が形成されたノズルボディ16が固定されおり、このノズルボディ16の内部には、燃料噴孔14を開閉するニードル弁18が摺動可能に保持されている。このニードル弁18の前後には、内部に導入された高圧燃料の圧力がニードル弁18に対して閉弁方向に作用する差圧室20と、内部に導入された高圧燃料の圧力がニードル弁18に対して開弁方向に作用する燃圧室22とが形成されている。
【0017】
ノズルボディ16は、段付きに異径となった有底筒状に形成され、その底部に燃料噴孔14が貫通形成されているとともに、開口部側(図2の上側)の第1シリンダ部16aの内径が、燃料噴孔14側の第2シリンダ部16bの内径よりも大きく形成されている。
【0018】
ニードル弁18は、差圧室20と燃圧室22とを区画するように、第1シリンダ部16aに摺動可能に嵌合するプランジャ部18aを有し、かつ、閉弁時に燃料噴孔14を閉塞する先端部18cが第2シリンダ部16bに摺動可能に嵌合している。
【0019】
第1シリンダ部16aとプランジャ部18aとの摺接部分には、差圧室20と燃圧室22とを連通するオリフィス(絞り)30が形成されている。従って、燃料ポンプ3(図1)から燃料導入通路44を介して導入される高圧燃料は、環状溝46並びに径方向通路48を通って燃圧室22へ導入されるとともに、この差圧室20からオリフィス30を介して燃圧室22へ導入される。
【0020】
差圧室20は、ピストン28の先端28aが臨んだ変圧室20aと、ニードル弁18の後面が臨んだ背圧室20bとを、比較的小径の連通路20cを介して連通させており、ピストン28の進退によって生じる圧力脈動がニードル弁18側へ伝達することを効果的に抑制する形状となっている。また、背圧室20b内には、ニードル弁18を閉弁方向へ付勢するリターンスプリング34が介装されているとともに、ニードル弁18のリフト量を規定するディスタンスピース36が配設されている。
【0021】
ノズルホルダ10内に収容されているアクチュエータ26は、ピストン28の先端28aとこれに対向するノズルホルダ10の内部底面との間に介装された皿バネ38によって収縮方向に予圧された状態で、ノズルホルダ10開口部に螺合するキャップ40によって固定支持されている。このアクチュエータ26は、例えば公知のピエゾ素子を多数積層したピエゾアクチュエータであって、制御部5からの印加電圧により伸縮する。すなわち、ピエゾ素子に電圧を印加すると電歪効果により軸方向へ伸長し、電圧を取り去ると直ちに収縮する。
【0022】
燃料噴射時においては、アクチュエータ26が伸長状態から収縮すると、ピストン28が差圧室20から開弁方向へ後退し、これに伴って差圧室20内の圧力が低下して、ニードル弁18が開弁方向に移動し、燃料噴孔14が開いて高圧燃料が筒内へ噴射される。一方、アクチュエータ26が収縮状態から伸長すると、ピストン28が差圧室20側へ前進し、これに伴って差圧室20内の圧力が上昇して、ニードル弁18が閉弁方向に移動し、燃料噴孔14が閉じられる。
【0023】
なお、ピストン28外周面とノズルホルダ10内壁面との間には差圧室20をシールするOリング42が介装され、またノズルホルダ10内周面とノズルボディ16外周面との間にも適宜なOリング43が設けられている。
【0024】
次に、図3〜6を参照して、本実施例装置の作用を説明する
スタータ6を起動する前のエンジン1が停止している初期状態では、図4にも示すように、アクチュエータ26は収縮しており、かつ、ニードル弁18は閉弁状態にある。このようにニードル弁18が閉弁状態にあるとき、ニードル弁18に作用する閉弁方向の荷重Faは、次式(1)のようになる。
【0025】
【数1】
Fa=(P1−P2)・A1 + Fspg + P2・A2 …(1)
P1:差圧室20内の圧力
P2:燃圧室22内の圧力(供給圧)
A1:プランジャ部18aの外径(ニードル弁18のガイド径)
A2:ニードル弁18のシート径
Fspg:リターンスプリング34のスプリング荷重
例えば上記のようなエンジン停止状態にあっては、差圧室20の圧力P1と燃圧室22の圧力P2とが可及的に等しい状態となっているから、上記(1)式より、ニードル弁18には、Fspg + P2・A2>0なる閉弁方向の荷重Faが作用している。このため、ニードル弁18は閉弁状態に保持される。
【0026】
このようなエンジン停止状態から電源投入がなされると、制御部5によって実行される図3のフローチャートが開始する。先ず、ステップ10において、運転者等によりイグニッションスイッチがONされたことが検出されると、ステップ12へ進み、燃料ポンプ3が始動されて、燃圧室22並びに差圧室20へ供給される燃料が加圧される。
【0027】
ここで、燃料ポンプ3と差圧室20との間にはオリフィス30が存在するため、図4,5に示すように、差圧室20内の圧力の上昇は、供給圧やこれと略同じ値の燃圧室22内の圧力の上昇に比して遅れる形となる。つまり、燃料ポンプ3を始動した直後の状態では、燃圧室22の圧力P2と差圧室20の圧力P1との差は徐々に大きくなっていく。
【0028】
また、図6に示すように、供給圧P2と差圧室20の圧力P1との差に略比例するように、ニードル弁18に作用する閉弁方向の荷重Faが低下する。従って、燃圧室22の圧力と差圧室20の圧力との差が、図5の仮想線で示すようにそのまま大きくなって、図6に示すようにFa<0となる臨界値Dminを越えてしまうと、ニードル弁18がアクチュエータ26の伸縮に関わらず不用意に開弁してしまい、不正噴射が行われてしまう。そこで本実施例では、ステップ14,16において、ニードル弁18が開弁方向へ移動する直前に、アクチュエータ26を初期の収縮状態から伸長させている。
【0029】
すなわち、ステップ14では、差圧室20内の圧力P1並びに供給圧P2に基づいて、次式(2)を満足するか否かが判定される。
【0030】
【数2】
Fa − α > 0 …(2)
ここで、αは、ニードル弁18を確実に閉弁状態に維持するために、誤差等を見越した余裕分である。従って、上記(2)式が満たされている限り、ニードル弁18は確実に閉弁状態に保持される。そして、ニードル弁18が開弁方向へ移動する直前で、上記(2)式が満たされなくなって、ステップ14からステップ16へ進み、アクチュエータ26へ駆動信号が出力されて、アクチュエータ26に電圧が印加され、このアクチュエータ26が初期の収縮状態から伸長される。このアクチュエータ26の伸長に伴ってピストン28が差圧室20側へ前進し、図4,5に示すように、差圧室20内の圧力が急激に上昇する。この結果、ニードル弁18に作用する閉弁方向の荷重が大きくなって、ニードル弁18の開弁方向への移動が抑制される。
【0031】
次いで、ステップ18では、圧力検出部4により検出される供給圧に基づいて、燃圧室22内の圧力P2が高圧燃料噴射に必要な目標圧力Paに達したか否かが判定され、P2>Paとなった時点でステップ20へと進み、スタータスイッチの操作に応じてスタータ6が起動されてエンジン1が始動する。
【0032】
このようにエンジン1が始動した後、アクチュエータ26は、クランクシャフトの回転位相に応じた適宜な燃料噴射タイミングで繰り返し伸縮されることとなるが、ステップ16で伸長された後では、図4の符号A1に示すように、初回の燃料噴射に対応して収縮されるまで、この伸長状態が保持され続ける。言い換えると、燃料ポンプ3が起動してからFa−α>0が不成立となった後、第1回目の燃料噴射が行われるまで、アクチュエータ26が伸長状態から収縮されることはない。このため、アクチュエータ26の収縮により差圧室20内の圧力が急激に低下することはない。
【0033】
このように本実施例では、エンジン1の始動に先だって燃料ポンプ3を始動した後で、かつニードル弁18が開弁方向へ移動する直前に、アクチュエータ26を初期の収縮状態から電圧印加により伸長し、かつ、この伸長状態を、初回の燃料噴射に応じて収縮されるまで保持している。この結果、燃料ポンプ3を始動してから第1回目の燃料噴射が行われるまでの間、差圧室20内の圧力P1が効果的に上昇されるとともに、その圧力低下が効果的に抑制される。従って、エンジン1始動前後の不正噴射を確実に防止しつつ、早期に安定した燃料噴射を行うことができる。
【0034】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更,変形が可能である。例えば、エンジン1の始動に先だって燃料ポンプ3を起動してから、ニードル弁18が開弁方向へ移動し始める直前までの時間Ta(図5)を予め制御部5のメモリ内に記憶しておき、燃料ポンプ3を起動してから上記の時間Taを経過した時点で、アクチュエータ26を初期の収縮状態から伸長させるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる燃料噴射装置の基本的構成を示すブロック図。
【図2】図1の燃料噴射弁を示す断面図。
【図3】図1の制御部により実行されるフローチャート。
【図4】本実施例装置の動作を示すタイミングチャート。
【図5】供給圧と差圧室内の圧力との関係を示す特性図。
【図6】供給圧と差圧室内の圧力との差と、ニードル弁に作用する荷重との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)
2…燃料噴射弁
3…燃料ポンプ
4…圧力検出部(圧力検出手段)
5…制御部
18…ニードル弁
20…差圧室
22…燃圧室
26…アクチュエータ
28…ピストン
30…オリフィス(絞り)

Claims (4)

  1. 燃料噴孔を開閉するニードル弁と、燃料を加圧する燃料ポンプと、この燃料ポンプから高圧燃料が供給され、その圧力が上記ニードル弁に対して開弁方向に作用する燃圧室と、上記燃料ポンプからオリフィスを介して高圧燃料が供給され、その圧力が上記ニードル弁に対して閉弁方向に作用する差圧室と、印加電圧に応じて伸縮する圧電アクチュエータと、上記差圧室へ一端が臨み、上記アクチュエータの伸長に応じて上記差圧室側へ前進するとともに、上記アクチュエータの収縮に応じて上記差圧室から後退するピストンと、を有する差圧式燃料噴射装置において、
    燃機関の始動に先だって上記燃料ポンプを始動し、この燃料ポンプの始動に伴い差圧室の圧力が燃圧室の圧力に比して遅れて上昇し、両圧力の差により上記ニードル弁が開弁方向へ移動する直前に、上記アクチュエータが初期の収縮状態から電圧印加により伸長され、かつ、この伸長状態が、内燃機関の始動後の初回の燃料噴射に応じて収縮されるまで保持されることを特徴とする差圧式燃料噴射弁。
  2. 上記燃料ポンプの供給圧を検出するとともに、上記差圧室内の圧力を検出する圧力検出手段を有し、上記供給圧と上記差圧室内の圧力とに基づいて、上記アクチュエータを初期の収縮状態から伸長させることを特徴とする請求項1に記載の差圧式燃料噴射装置。
  3. 上記内燃機関の始動に先だって燃料ポンプを始動してから予め記憶された所定時間を経過した時点で、上記アクチュエータを初期の収縮状態から伸長させることを特徴とする請求項1に記載の差圧式燃料噴射装置。
  4. 上記燃料ポンプの供給圧を検出し、この供給圧が高圧燃料噴射に必要な目標圧力に達した時点で、上記内燃機関を始動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の差圧式燃料噴射装置。
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