JPH0219650A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
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- JPH0219650A JPH0219650A JP16784888A JP16784888A JPH0219650A JP H0219650 A JPH0219650 A JP H0219650A JP 16784888 A JP16784888 A JP 16784888A JP 16784888 A JP16784888 A JP 16784888A JP H0219650 A JPH0219650 A JP H0219650A
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は内燃機関の燃料噴射装置に関する。
実願昭63−9584号には、絞り通路を介して燃料が
供給される圧力室を備え、圧電素子が伸長することによ
り圧力室内の燃料圧を増大せしめこれによりニードルが
噴射孔を閉弁せしめるとともに、圧電素子が収縮するこ
とにより圧力室内の燃料圧を低下せしめこれによりニー
ドルが噴射孔を開弁せしめるようにした燃料噴射弁が開
示されている。
供給される圧力室を備え、圧電素子が伸長することによ
り圧力室内の燃料圧を増大せしめこれによりニードルが
噴射孔を閉弁せしめるとともに、圧電素子が収縮するこ
とにより圧力室内の燃料圧を低下せしめこれによりニー
ドルが噴射孔を開弁せしめるようにした燃料噴射弁が開
示されている。
この圧電素子を伸縮せしめる従来の駆動回路は、第8図
に示すように、電源52と、サイリスク53 、56と
、充電側及び放電側コイル54 、55とを具備する。
に示すように、電源52と、サイリスク53 、56と
、充電側及び放電側コイル54 、55とを具備する。
この駆動回路51によって圧電素子27は、交互に電荷
がチャージ、ディスチャージされ、伸縮せしめられる。
がチャージ、ディスチャージされ、伸縮せしめられる。
これにより、圧力室内の燃料圧が増大減少せしめられて
、燃料噴射弁が開閉せしめられる。
、燃料噴射弁が開閉せしめられる。
[発明が解決しようとする課題〕
しかしこのような燃料噴射装置では、機関停止直後にお
いては、圧電素子は電荷が充電された状態で、伸長状態
にある。このため、圧力室の容積は最小となり、圧力室
内に保持される燃料用も最少である。機関停止後、時間
の経過とともに圧電素子は徐々に自然放電し、これに伴
い圧力室の容積は増大する。しかし圧電素子の放電は緩
慢であり、圧電素子が放電し終わる前に燃料供給圧が低
下し圧力が平衡する。このため、絞り通路を介して圧力
室内に燃料を導入することが困難となり、圧力室内の容
積増大に伴ない圧力室内に気泡が発生する可能性がある
。
いては、圧電素子は電荷が充電された状態で、伸長状態
にある。このため、圧力室の容積は最小となり、圧力室
内に保持される燃料用も最少である。機関停止後、時間
の経過とともに圧電素子は徐々に自然放電し、これに伴
い圧力室の容積は増大する。しかし圧電素子の放電は緩
慢であり、圧電素子が放電し終わる前に燃料供給圧が低
下し圧力が平衡する。このため、絞り通路を介して圧力
室内に燃料を導入することが困難となり、圧力室内の容
積増大に伴ない圧力室内に気泡が発生する可能性がある
。
一方、機関始動時には、圧電素子を充電して伸長させる
ことにより圧力室内の燃料圧を増大せしめ、これにより
ニードルが噴射孔を閉弁せしめるようにしている。しか
し、前述のように圧力室内は燃料が満たされておらず、
このため圧力室内の燃料圧を所望の圧力まで高めること
ができず、十分な閉弁力を得られない。従って、機関始
動初期において誤噴射を生ずるという問題がある。
ことにより圧力室内の燃料圧を増大せしめ、これにより
ニードルが噴射孔を閉弁せしめるようにしている。しか
し、前述のように圧力室内は燃料が満たされておらず、
このため圧力室内の燃料圧を所望の圧力まで高めること
ができず、十分な閉弁力を得られない。従って、機関始
動初期において誤噴射を生ずるという問題がある。
C課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明によれば、絞り通路を
介して燃料が供給される圧力室を備え、圧電素子が伸長
することにより圧力室内の燃料圧を増大せしめこれによ
りニードルが噴射孔を閉弁せしめるとともに、圧電素子
が収縮することにより圧力室内の燃料圧を低下せしめこ
れにより二ドルが噴射孔を開弁せしめるようにした燃料
噴射弁を有する燃料噴射装置において、内燃機関停止直
後圧電素子を、ニードルが噴射孔を開弁しない程度の速
度でかつ燃料圧力が低下して圧力平衡状態になるよりも
速い速度で収縮せしめることにより絞り通路を介して圧
力室内に燃料を導入するようにしている。
介して燃料が供給される圧力室を備え、圧電素子が伸長
することにより圧力室内の燃料圧を増大せしめこれによ
りニードルが噴射孔を閉弁せしめるとともに、圧電素子
が収縮することにより圧力室内の燃料圧を低下せしめこ
れにより二ドルが噴射孔を開弁せしめるようにした燃料
噴射弁を有する燃料噴射装置において、内燃機関停止直
後圧電素子を、ニードルが噴射孔を開弁しない程度の速
度でかつ燃料圧力が低下して圧力平衡状態になるよりも
速い速度で収縮せしめることにより絞り通路を介して圧
力室内に燃料を導入するようにしている。
0作 用〕
本発明は上記した構成によって、内燃機関停止直後圧電
素子を、ニードルが噴射孔を開弁しない程度の速度で収
縮せしめるので、絞り通路を介して圧力室内に燃料が導
入され、圧力室内に保持される燃料量が増大することと
なり、始動時の閉弁力が確保される。
素子を、ニードルが噴射孔を開弁しない程度の速度で収
縮せしめるので、絞り通路を介して圧力室内に燃料が導
入され、圧力室内に保持される燃料量が増大することと
なり、始動時の閉弁力が確保される。
第2図は、電歪式燃料噴射弁を示している。同図におい
て、■は先端に噴射孔2を有するノズルボディを示して
おり、ノズルボディ1内には噴射孔2を開閉可能にニー
ドル3が挿入されている。
て、■は先端に噴射孔2を有するノズルボディを示して
おり、ノズルボディ1内には噴射孔2を開閉可能にニー
ドル3が挿入されている。
ノズルボディIはボディ4に嵌合され、塩1′旧よ燃料
導入口5、封止プラグ6の装着された燃料通路7、燃料
通路8、燃料溜り室9、蓄圧室lOを介して噴射孔2か
ら噴射される。ニードル3開閉による燃料噴射の制御は
、直接的には噴射孔2の直上流側のシート部11で行わ
れる。ニードル3には、テーパ状の受圧面12が形成さ
れており、受圧面12に燃料圧力を受けることによりニ
ードル3は開弁方向に動く。この受圧面12周りに燃料
溜り室9が形成されている。蓄圧室10は、燃料溜り室
9と噴射孔2との間に形成され、噴射孔2近傍まで細長
く延びている。この蓄圧室10の通路断面積は、燃料溜
り室9に至る燃料通路8の断面積よりも大に形成されて
いる。また、蓄圧室lOの断面積は、噴射孔2の総面積
に比べ10倍以上とすることが好ましく、さらに蓄圧室
lOの容積は、0.5 cc以上確保することが好まし
い。
導入口5、封止プラグ6の装着された燃料通路7、燃料
通路8、燃料溜り室9、蓄圧室lOを介して噴射孔2か
ら噴射される。ニードル3開閉による燃料噴射の制御は
、直接的には噴射孔2の直上流側のシート部11で行わ
れる。ニードル3には、テーパ状の受圧面12が形成さ
れており、受圧面12に燃料圧力を受けることによりニ
ードル3は開弁方向に動く。この受圧面12周りに燃料
溜り室9が形成されている。蓄圧室10は、燃料溜り室
9と噴射孔2との間に形成され、噴射孔2近傍まで細長
く延びている。この蓄圧室10の通路断面積は、燃料溜
り室9に至る燃料通路8の断面積よりも大に形成されて
いる。また、蓄圧室lOの断面積は、噴射孔2の総面積
に比べ10倍以上とすることが好ましく、さらに蓄圧室
lOの容積は、0.5 cc以上確保することが好まし
い。
ニードル3の上端部は、デイスタンスピース13、ノッ
クピン14を介してボディ4に接続され、この部分には
圧縮スプリング15が介装されている。ノズルボディ1
はりテーニングナソト16によりボディ4に連結されて
いる。ニードル3の上部とノズルボディ1の内周面との
間には、絞り通路である僅かなりリアランス17が形成
されており、該クリアランス17を介して燃料溜り室9
から燃料が上方に形成される圧力室18に充満されるよ
うになっている。
クピン14を介してボディ4に接続され、この部分には
圧縮スプリング15が介装されている。ノズルボディ1
はりテーニングナソト16によりボディ4に連結されて
いる。ニードル3の上部とノズルボディ1の内周面との
間には、絞り通路である僅かなりリアランス17が形成
されており、該クリアランス17を介して燃料溜り室9
から燃料が上方に形成される圧力室18に充満されるよ
うになっている。
圧力室18は、ピストン19下端とボディ4上端との間
に形成され、圧力室18における燃料圧力はニードル3
の開閉方向の力として作用できるようになっている。ピ
ストン19は、ケース20内に摺動可能に嵌挿され、皿
バネ21により上方に付勢されている。ケース20は、
ノックビン22により位置決めされ、圧力室18は、ピ
ストン19外周に設けられたOリング23、バックアン
プリング24によってシールされている。ケース20は
、ナツト25を介してボディ4に固定されている。
に形成され、圧力室18における燃料圧力はニードル3
の開閉方向の力として作用できるようになっている。ピ
ストン19は、ケース20内に摺動可能に嵌挿され、皿
バネ21により上方に付勢されている。ケース20は、
ノックビン22により位置決めされ、圧力室18は、ピ
ストン19外周に設けられたOリング23、バックアン
プリング24によってシールされている。ケース20は
、ナツト25を介してボディ4に固定されている。
ケース20内に伸縮作動可能な電歪式アクチュエータ2
6が設けられている。27は多数のピエゾ圧電素子を積
層したピエゾ圧電素子部であり、その両側にセラミック
プレー1−28 、29、金属プレート30.31が設
けられている。32は調整シムを示している。電歪式ア
クチュエータ26は、リード線33を介して接続された
駆動制御回路80により伸縮制御される。
6が設けられている。27は多数のピエゾ圧電素子を積
層したピエゾ圧電素子部であり、その両側にセラミック
プレー1−28 、29、金属プレート30.31が設
けられている。32は調整シムを示している。電歪式ア
クチュエータ26は、リード線33を介して接続された
駆動制御回路80により伸縮制御される。
燃料導入口5は、リザーバタンク35及び燃料ポンプ3
6を介して燃料タンク37に接続される。
6を介して燃料タンク37に接続される。
上記のように構成された燃料噴射弁においては、供給さ
れてくる燃料は、燃料導入口5、燃料通路7.8を介し
て燃料溜り室9に送られ、さらにはクリアランス17を
介して圧力室18、噴射孔側の蓄圧室lOに充満される
。ピエゾ圧電素子27が収縮すると、受圧面12で受け
る燃料圧力によりニードル3がリフトして開弁され、噴
射孔2がら燃料が噴射される。ピエゾ圧電素子27が伸
長すると、圧力室18の圧力が高まり、該圧力を介して
ニードル3が下方に押されて閉弁され、噴射が終了する
。
れてくる燃料は、燃料導入口5、燃料通路7.8を介し
て燃料溜り室9に送られ、さらにはクリアランス17を
介して圧力室18、噴射孔側の蓄圧室lOに充満される
。ピエゾ圧電素子27が収縮すると、受圧面12で受け
る燃料圧力によりニードル3がリフトして開弁され、噴
射孔2がら燃料が噴射される。ピエゾ圧電素子27が伸
長すると、圧力室18の圧力が高まり、該圧力を介して
ニードル3が下方に押されて閉弁され、噴射が終了する
。
第1図に示される駆動制御回路80は電子制御ユニット
50と駆動回路51とにより構成される。
50と駆動回路51とにより構成される。
駆動回路51は電源52と、サイリスタ53と、充電側
コイル54ど、放電側コイル55と、サイリスク56と
を具備する。ピエゾ圧電素子27の一゛方の端子は電源
52のマイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子3
2の他方の端子は一方では充電用コイル54およびサイ
リスタ53を介して電源52のプラス側端子に接続され
、他方では放電用コイル55およびサイリスタ56を介
して電源52のマイナス側端子に接続される。また、ピ
エゾ圧電素子27と並列に抵抗57が接続される。
コイル54ど、放電側コイル55と、サイリスク56と
を具備する。ピエゾ圧電素子27の一゛方の端子は電源
52のマイナス側端子に接続される。ピエゾ圧電素子3
2の他方の端子は一方では充電用コイル54およびサイ
リスタ53を介して電源52のプラス側端子に接続され
、他方では放電用コイル55およびサイリスタ56を介
して電源52のマイナス側端子に接続される。また、ピ
エゾ圧電素子27と並列に抵抗57が接続される。
電子制御ユニット50には、クランク角センサ60の出
力パルス、アクセルペダルの踏込み星を表わす負荷セン
サ61の出力信号および機関冷却水温度を表わす水温セ
ンサ62の出力信号が入力される。また、電子制御ユニ
ット5oは、各サイリスク53 、56のゲート端子に
接続され、さらに、イグニッションスイッチ63および
スタータスイノチロ4に接続される。
力パルス、アクセルペダルの踏込み星を表わす負荷セン
サ61の出力信号および機関冷却水温度を表わす水温セ
ンサ62の出力信号が入力される。また、電子制御ユニ
ット5oは、各サイリスク53 、56のゲート端子に
接続され、さらに、イグニッションスイッチ63および
スタータスイノチロ4に接続される。
第3図は機関通常運転時におけるピエゾ圧電素子27の
駆動制御のタイムチャートを示す。
駆動制御のタイムチャートを示す。
第3図において、■において、サイリスク56の制御信
号が電子制御ユニット50から出力されてサイリスク5
6がオンになる。サイリスク56がオンになるとピエゾ
圧電素子27にチャージされた電荷が放電用コイル55
およびサイリスク56を介してディスチャージされ、斯
くしてピエゾ圧電素子27の端子電圧が低下する。この
とき放電用コイル55とピエゾ圧電素子27からなる発
振回路によってピエゾ圧電素子27の端子電圧は一20
0■になる。ピエゾ圧電素子27にチャージされた電荷
がディスチャージされるとピエゾ圧電素子27は収縮す
る。これにより圧力室18内の燃料圧が低下し、受圧面
12で受ける燃料圧力によってニードル3がリフトして
開弁せしめることとなる(第2図参照)。
号が電子制御ユニット50から出力されてサイリスク5
6がオンになる。サイリスク56がオンになるとピエゾ
圧電素子27にチャージされた電荷が放電用コイル55
およびサイリスク56を介してディスチャージされ、斯
くしてピエゾ圧電素子27の端子電圧が低下する。この
とき放電用コイル55とピエゾ圧電素子27からなる発
振回路によってピエゾ圧電素子27の端子電圧は一20
0■になる。ピエゾ圧電素子27にチャージされた電荷
がディスチャージされるとピエゾ圧電素子27は収縮す
る。これにより圧力室18内の燃料圧が低下し、受圧面
12で受ける燃料圧力によってニードル3がリフトして
開弁せしめることとなる(第2図参照)。
次いで@において、サイリスタ53の制御信号によりサ
イリスタ53がオンになると電aS2からサイリスタ5
3および充電用コイル54を介して電荷がピエゾ圧電素
子27にチャージされる。
イリスタ53がオンになると電aS2からサイリスタ5
3および充電用コイル54を介して電荷がピエゾ圧電素
子27にチャージされる。
このときピエゾ圧電素子27の端子電圧は充電用コイル
54とピエゾ圧電素子32(容1cのコンデンサとみな
しうる)からなる発振回路によって電源52の電圧30
0■よりも高< 600Vとなる。
54とピエゾ圧電素子32(容1cのコンデンサとみな
しうる)からなる発振回路によって電源52の電圧30
0■よりも高< 600Vとなる。
次いでサイリスタ53に逆方向の電圧が印加されるとサ
イリスタ53はオフとなる。これにより圧力室18内の
燃料圧が増大し、この圧力によってニードル3が下方に
押されて閉弁される(第2図参照)。
イリスタ53はオフとなる。これにより圧力室18内の
燃料圧が増大し、この圧力によってニードル3が下方に
押されて閉弁される(第2図参照)。
さらにOにおいて、■と同様にサイリスク56がオンと
され、燃料噴射弁が開弁され、以下同様の動作を繰り返
すこととなる。
され、燃料噴射弁が開弁され、以下同様の動作を繰り返
すこととなる。
@においてピエゾ圧電素子27にチャージされた電荷は
、抵抗57を介して徐々に放電される。
、抵抗57を介して徐々に放電される。
ピエゾ圧電素子27の静電容量をC1抵抗57の抵抗値
をRとすると放電時定数τは、 τ=CR で表わされる。τは1秒以上で、好ましくは10秒とな
るように設定される。これにより、Oにおいても、ピエ
ゾ圧電素子27には燃料噴射弁を閉弁するに十分な電荷
がチャージされており、どのような運転条件においても
、抵抗57を介しての放電によって燃料噴射弁が開弁す
ることはない。
をRとすると放電時定数τは、 τ=CR で表わされる。τは1秒以上で、好ましくは10秒とな
るように設定される。これにより、Oにおいても、ピエ
ゾ圧電素子27には燃料噴射弁を閉弁するに十分な電荷
がチャージされており、どのような運転条件においても
、抵抗57を介しての放電によって燃料噴射弁が開弁す
ることはない。
開弁期間(■−◎間)及び開弁時期(■)は、クランク
角センサ60、負荷センサ61及び水温センサ62の出
力信号から算出される。
角センサ60、負荷センサ61及び水温センサ62の出
力信号から算出される。
第4図は機関停止時におけるリザーバタンク35内圧力
及びピエゾ圧電素子27の端子電圧の変化を示す。
及びピエゾ圧電素子27の端子電圧の変化を示す。
第4図において、■−■間で燃料噴射弁が開弁じて燃料
噴射が実行され、■においてイグニッションスイッチ6
3がオフされ、機関停止される。
噴射が実行され、■においてイグニッションスイッチ6
3がオフされ、機関停止される。
イグニッションスイッチ63オフにより燃料ポンプ36
は停止し、リザーバタンク35内圧力は徐々に低下する
。一方、ピエゾ圧電素子27は時定数τで抵抗57を介
して放電する。時定数τは、どのようなタイミングでイ
グニッションスイッチをオフしても、リザーバタンク3
5内の圧力が低下して平衡するよりも以前にピエゾ圧電
素子27が放電し終わるように決定される。さらに時定
数τは、ピエゾ圧電素子27の放電によりピエゾ圧電素
子27が収縮して圧力室18内の圧力は低下するが、ピ
エゾ圧電素子27の放電によりニードル3が噴射孔2を
閉弁しないように決定される。
は停止し、リザーバタンク35内圧力は徐々に低下する
。一方、ピエゾ圧電素子27は時定数τで抵抗57を介
して放電する。時定数τは、どのようなタイミングでイ
グニッションスイッチをオフしても、リザーバタンク3
5内の圧力が低下して平衡するよりも以前にピエゾ圧電
素子27が放電し終わるように決定される。さらに時定
数τは、ピエゾ圧電素子27の放電によりピエゾ圧電素
子27が収縮して圧力室18内の圧力は低下するが、ピ
エゾ圧電素子27の放電によりニードル3が噴射孔2を
閉弁しないように決定される。
ピエゾ圧電素子27の放電により、圧力室18の容積が
増大して圧力が低下し、リザーバタンク35内の圧力に
よりクリアランス17を介して圧力室18内に燃料が導
入される。ピエゾ圧電素子27が放電し終わったとき、
圧力室18の容積は最大となり、リザーバタンク35内
の圧力によって圧力室18内は燃料が満たされることと
なる。
増大して圧力が低下し、リザーバタンク35内の圧力に
よりクリアランス17を介して圧力室18内に燃料が導
入される。ピエゾ圧電素子27が放電し終わったとき、
圧力室18の容積は最大となり、リザーバタンク35内
の圧力によって圧力室18内は燃料が満たされることと
なる。
第5図には機関始動時におけるリザーバタンク35内圧
力、ピエゾ圧電素子27の端子電圧及び圧力室18内圧
力の変化を示す。
力、ピエゾ圧電素子27の端子電圧及び圧力室18内圧
力の変化を示す。
第5図において、■でイグニッションスイッチ63がオ
ンされ、続いてのでスタータスイソチロ4がオンされる
。スタータスイッチ64がオンされると同時に、燃料ポ
ンプ36が駆動され、リザーバタンク35内圧力が昇圧
し始める。さらに、ピエゾ圧電素子27に電荷がチャー
ジされ、ピエゾ圧電素子27は伸長する。圧力室18内
には、前述のように機関停止時において十分な量の燃料
が満たされているため、ピエゾ圧電素子27の伸長によ
り圧力室18内には高圧が発生する。この圧力による閉
弁力は、受圧面12に作用する二ドル3を開弁方向に付
勢する推力より大きいため、ニードル3は確実に噴射孔
2を閉弁せしめることができる。また、ピエゾ圧電素子
27の電荷チャージ時期をリザーバタンク35内圧力昇
圧時期に同期させているため、圧力室18内の高圧燃料
のクリアランス17を介しての漏れを抑制することがで
きるので、十分な閉弁力を維持することができる。
ンされ、続いてのでスタータスイソチロ4がオンされる
。スタータスイッチ64がオンされると同時に、燃料ポ
ンプ36が駆動され、リザーバタンク35内圧力が昇圧
し始める。さらに、ピエゾ圧電素子27に電荷がチャー
ジされ、ピエゾ圧電素子27は伸長する。圧力室18内
には、前述のように機関停止時において十分な量の燃料
が満たされているため、ピエゾ圧電素子27の伸長によ
り圧力室18内には高圧が発生する。この圧力による閉
弁力は、受圧面12に作用する二ドル3を開弁方向に付
勢する推力より大きいため、ニードル3は確実に噴射孔
2を閉弁せしめることができる。また、ピエゾ圧電素子
27の電荷チャージ時期をリザーバタンク35内圧力昇
圧時期に同期させているため、圧力室18内の高圧燃料
のクリアランス17を介しての漏れを抑制することがで
きるので、十分な閉弁力を維持することができる。
以上のように本実施例によれば、機関始動時における誤
噴射を確実に防止することができる。
噴射を確実に防止することができる。
第6図には、放電抵抗57に替えて、トランジスタ58
のコレクタおよびエミッタがピエゾ圧電素子27に並列
に接続された駆動回路51を示す。
のコレクタおよびエミッタがピエゾ圧電素子27に並列
に接続された駆動回路51を示す。
トランジスタ58のベースは電子制御ユニット50に接
続される。機関始動時及び通常運転時においてはベース
電流はOにされ、トランジスタ58はオフ状態とされる
。このため、ピエゾ圧電素子27は、トランジスタ58
を介して放電しない。イグニッションスイッチ63オフ
により機関停止を検出すると、電子制御ユニット50か
ら出力されるパルス信号によってパルス状のベース電流
が流れ、トランジスタ58がオン−オフ制御される。こ
れによりピエゾ圧電素子27は放電される。この様子を
第7図に示す。この放電速度は、第1の実施例と同様、
リザーバタンク35内圧力の低下より速くなるようにさ
れ、かつ燃料噴射弁が開弁しないように電子制御ユニッ
ト50によって最適に制御される。
続される。機関始動時及び通常運転時においてはベース
電流はOにされ、トランジスタ58はオフ状態とされる
。このため、ピエゾ圧電素子27は、トランジスタ58
を介して放電しない。イグニッションスイッチ63オフ
により機関停止を検出すると、電子制御ユニット50か
ら出力されるパルス信号によってパルス状のベース電流
が流れ、トランジスタ58がオン−オフ制御される。こ
れによりピエゾ圧電素子27は放電される。この様子を
第7図に示す。この放電速度は、第1の実施例と同様、
リザーバタンク35内圧力の低下より速くなるようにさ
れ、かつ燃料噴射弁が開弁しないように電子制御ユニッ
ト50によって最適に制御される。
本実施例によれば第1の実施例と同様の効果を奏するこ
とができる。さらに、機関始動時及び通常運転時におい
て、ピエゾ圧電素子27は放電されないため、閉弁力は
ほとんど低下せず、より確実な閉弁を行なうことができ
る。また、機関停止後におけるピエゾ圧電素子27の放
電特性を任意かつ容易に変更することも可能である。
とができる。さらに、機関始動時及び通常運転時におい
て、ピエゾ圧電素子27は放電されないため、閉弁力は
ほとんど低下せず、より確実な閉弁を行なうことができ
る。また、機関停止後におけるピエゾ圧電素子27の放
電特性を任意かつ容易に変更することも可能である。
なお、ピエゾ圧電素子を放電させるため他の素子、例え
ばサイリスクを用いてもよい。
ばサイリスクを用いてもよい。
以上のように本発明によれば、内燃機関始動時における
誤噴射を確実に防上することができる。
誤噴射を確実に防上することができる。
第1図は燃料噴射弁の駆動制御回路を示す図、第2図は
燃料噴射装置の全体構成図、第3図は機関通常運転時に
おける動作説明図、第4図は機関停止時における動作説
明図、第5図は機関始動時における動作説明図、第6図
は第2の実施例の駆動回路を示す図、第7図は第2の実
施例の動作説明図、第8図は従来の駆動回路を示す図で
ある。 2・・・噴射孔、 3・・・ニードル、17
・・・クリアランス、 18・・・圧力室、27・・
・ピエゾ圧電素子、51・・・駆動回路。
燃料噴射装置の全体構成図、第3図は機関通常運転時に
おける動作説明図、第4図は機関停止時における動作説
明図、第5図は機関始動時における動作説明図、第6図
は第2の実施例の駆動回路を示す図、第7図は第2の実
施例の動作説明図、第8図は従来の駆動回路を示す図で
ある。 2・・・噴射孔、 3・・・ニードル、17
・・・クリアランス、 18・・・圧力室、27・・
・ピエゾ圧電素子、51・・・駆動回路。
Claims (1)
- 絞り通路を介して燃料が供給される圧力室を備え、圧
電素子が伸長することにより前記圧力室内の燃料圧を増
大せしめこれによりニードルが噴射孔を閉弁せしめると
ともに、前記圧電素子が収縮することにより前記圧力室
内の燃料圧を低下せしめこれにより前記ニードルが前記
噴射孔を開弁せしめるようにした燃料噴射弁を有する燃
料噴射装置において、内燃機関停止直後前記圧電素子を
、前記ニードルが前記噴射孔を開弁しない程度の速度で
かつ燃料圧力が低下して圧力平衡状態になるよりも速い
速度で収縮せしめることにより前記絞り通路を介して前
記圧力室内に燃料を導入するようにした内燃機関の燃料
噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16784888A JPH0814270B2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16784888A JPH0814270B2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0219650A true JPH0219650A (ja) | 1990-01-23 |
JPH0814270B2 JPH0814270B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=15857210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16784888A Expired - Lifetime JPH0814270B2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814270B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010095252A1 (ja) * | 2009-02-23 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4591436B2 (ja) * | 2006-04-05 | 2010-12-01 | 株式会社デンソー | 燃料噴射装置 |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP16784888A patent/JPH0814270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010095252A1 (ja) * | 2009-02-23 | 2010-08-26 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射装置 |
JP5071582B2 (ja) * | 2009-02-23 | 2012-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料噴射装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0814270B2 (ja) | 1996-02-14 |
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Legal Events
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