JPH02252939A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JPH02252939A
JPH02252939A JP1071964A JP7196489A JPH02252939A JP H02252939 A JPH02252939 A JP H02252939A JP 1071964 A JP1071964 A JP 1071964A JP 7196489 A JP7196489 A JP 7196489A JP H02252939 A JPH02252939 A JP H02252939A
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JP
Japan
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fuel
piezoelectric element
overflow
pressure
chamber
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Pending
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JP1071964A
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English (en)
Inventor
Eiji Hashimoto
英次 橋本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は燃料供給装置に関する。
〔従来の技術〕
燃料供給ポンプの燃料吐出通路から燃料溢流通路を分岐
し、この燃料溢流通路を溢流制御弁を介して燃料溢流室
に連結し、圧電素子を充電することによって燃料で満た
された加圧室内の圧力を増大せしめ、これによって溢流
制御弁を閉弁して燃料溢流通路からの溢流燃料量をOと
し、斯くして燃料吐出通路からの燃料供給量を燃料供給
ポンプの全吐出燃料量に等しくすると共に、圧電素子を
放電することによって加圧室内の圧力を減少せしめ、こ
れによって溢流制御弁を閉弁して燃料供給ポンプの全吐
出燃料を燃料溢流通路に溢流せしめ、斯くして燃料吐出
通路からの燃料供給量を制御するようにした燃料供給装
置が公知である(実開昭63−138438号公報参照
)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、燃料吐出通路から燃料を供給しない期間
が比較的長い期間継続した後に燃料吐出通路からの燃料
供給を再開する際に次のような問題を生ずる。すなわち
、燃料吐出通路からの燃料供給停止は圧電素子をLC共
振回路によって放電することにより実行され、この際圧
電素子には負電荷が保持され負電圧に保持される。続く
燃料吐出通路への燃料供給開始時においては圧電素子に
正の高電圧が印加されて充電されるが、圧電素子に充電
される電荷量は電源電圧と圧電素子の端子電圧との電位
差に比例する。燃料吐出通路からの燃料供給が長期間実
行されず圧電素子に正の高電圧が長期間印加されないと
、圧電素子に保持された負電荷が徐々にリークし、圧電
素子の負電圧が低下する。このため、電源電圧と圧電素
子の端子電圧との電位差が小さくなり、燃料吐出通路か
らの燃料供給を再開するため圧電素子に正の高電圧を印
加して電荷を充電しても、圧電素子に十分な量の電荷が
充電されず、その結果圧電素子が十分に伸長しない。従
って長期間燃料吐出通路からの燃料供給を中断した後加
圧燃料通路からの燃料供給を再開しようとして圧電素子
に正の高電圧を印加しても、圧電素子が十分に伸長しな
いため溢流制御弁を閉弁せしめることができない。従っ
てこのとき、燃料吐出通路から燃料を供給できないとい
う問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本発明によれば、燃料供給ポ
ンプの燃料吐出通路から燃料溢流通路を分岐し、LC共
振回路により圧電素子を充放電することによって開閉せ
しめられる溢流制御弁により燃料溢流通路からの溢流燃
料量を制御し斯くして燃料吐出通路からの燃料供給量を
制御するようにした燃料供給装置において、燃料吐出通
路から燃料を供給しない期間内において、燃料供給ポン
プの燃料吐出量がほとんどない時期に圧電素子をダミー
充放電せしめるようにしている。
〔作 用〕
圧電素子をLC共振回路により充放電せしめて溢流側弁
を開閉せしめる。これにより溢流燃料量を制御し斯くし
て燃料吐出通路からの燃料供給料を制御せしめる。燃料
吐出通路から燃料を供給しない期間内においては、燃料
供給ポンプの燃料吐出量がほとんどない時期に圧電素子
をダミー充放電せしめる。これによって圧電素子の端子
電圧が低下することが防止できる。またダミー充電によ
っては、燃料吐出通路から燃料はほとんど供給されない
〔実施例〕
第4図に内燃機関の全体図を示す。第4図を参照すると
、■は内燃機関本体、2は気筒、3は各気筒2に対して
夫々配置された燃料噴射弁、4は蓄圧室を夫々示し、蓄
圧室4は燃料供給装置5および低圧燃料ポンプ6を介し
て燃料タンク7に接続される。低圧燃料ポンプ6は燃料
供給装置5に低圧の燃料を送り込むために設けられてい
る。この低圧の燃料は燃料供給装置5により高圧の燃料
とされ、次いでこの高圧の燃料は蓄圧室4内に供給され
る。蓄圧室4内に蓄えられた高圧の燃料は燃料分配管8
および各燃料噴射弁3を介して各気筒2内に噴射され、
本実施例ては図示しない点火プラクにより点火される。
蓄圧室4内には蓄圧室4内の燃料圧を検出する圧力セン
サ9が配置され、この圧力センサ9は制御回路10に接
続される。
燃料供給装置5は制御回路10の出力信号に基いて蓄圧
室4内の燃料圧が予め定められた燃料圧となるように加
圧燃料の吐出量が制御される。
第2図は燃料供給装置5全体の側面断面図を示す。この
燃料供給装置5は大きく別けると燃料供給ポンプAと、
燃料供給ポンプAの吐出量を制御する吐出量制御装置B
とにより構成される。第3図は燃料供給ポンプAの断面
図を示しており、第1図は吐出量制御装置Bの拡大側面
断面図を示している。まず始めに第2図および第3図を
参照しつつ燃料供給ポンプへの構造について説明し、次
いで第1図を参照しつつ吐出量制御装置Bの構造につい
て説明する。
第2図および第3図を参照すると、20は一対のプラン
ジャ、21は各プランジャ20によって形成される加圧
室、22は各プランジャ20の下端部に取付けられたプ
レート、23はクペ7)、24はプレート22をタペッ
ト23に向けて押圧する圧縮ばね、25はタペット23
により回転可能に支承されたローラ、26は機関によっ
て駆動されるカムシャフト、27はカムシャフト26上
に一体形成されたカムを夫々示し、ローラ25はカム2
7のカム面上を転勤する。従ってカムシャフト26が回
転せしめられるとそれに伴なって各プランジャ20が上
下動する。
第2図を参照すると、燃料供給ポンプへの頂部には燃料
供給口28が形成され、この燃料供給口28は燃料ポン
プ6 (第4図)の吐出口に接続される。この燃料供給
口28は燃料供給通路29および逆止弁30を介して加
圧室21に接続される。
従ってプランジャ20が下降したときに燃料供給通路2
9から加圧室21内に燃料が供給される。
31はプランジャ20周りからの漏洩燃料を燃料供給通
路29へ返戻するための燃料返戻通路を示す。一方、第
2図および第3図に示されるように各加圧室21は対応
する逆止弁32を介して各加圧室21に対し共通の燃料
吐出通路である加圧燃料通路33に接続される。この加
圧燃料通路33は逆止弁34を介して加圧燃料吐出口3
5に接続され、この加圧燃料吐出口35は蓄圧室4(第
4図)に接続される。従ってプランジャ20が上昇して
加圧室21内の燃料圧が上昇すると加圧室21内の高圧
の燃料は逆止弁32を介して加圧燃料通路33内に吐出
され、次いでこの燃料は逆止弁34および燃料吐出口3
5を介して蓄圧室4(第4図)内に送り込まれる。一対
のカム270位相は180度だけずれており、従って一
方のプランジャ20が上昇行程にあって加圧燃料を吐出
しているときには他方のプランジャ20は下降行程にあ
って燃料を加圧室21内に吸入している。従って加圧燃
料通路33内には一方の加圧室21から必ず高圧の燃料
が供給されており、従って加圧燃料通路33内には各プ
ランジャ20によって常時高圧の燃料が供給され続けて
いる。加圧燃料通路33からは第2図に示すように燃料
溢流通路40が分岐され、この燃料溢流通路40は吐出
量制御装置Bに接続される。
第1図を参照すると吐出量制御装置Bはそのハウジング
内に形成された燃料溢流室41と、燃料溢流通路40か
ら燃料溢流室41に向かう燃料流を制御する溢流制御弁
42とを具備する。溢流制御弁42は燃料溢流室41内
に配置された弁部43を有し、この弁部43によって弁
ポート44の開閉制御が行なわれる。また、吐出量制御
装置Bのハウジング内には溢流制御弁42を駆動するた
めのアクチュエータ45が配置される。このアクチュエ
ータ45は吐出量制御装置Bのハウジング内に摺動可能
に挿入された加圧ピストン46と、加圧ピストン46を
駆動するためのピエゾ圧電素子47と、加圧ピストン4
6によって画定された加圧室48と、加圧ピストン46
をピエゾ圧電素子45に向けて押圧する皿ばね49と、
吐出量制御装置Bのハウジング内に摺動可能に挿入され
た加圧ピン50とにより構成される。加圧ピン50の上
端面は溢流制御弁42の弁部43に当接しており、加圧
ピン50の下端面は加圧室48内に露呈している。なお
、燃料溢流室41内には加圧ピン50を常時上方に向け
て付勢する皿ばね51が配置される。溢流制御弁42の
上方にはばね室52が形成され、このばね室52内には
圧縮ばね53が挿入される。溢流制御弁42はこの圧縮
ばね53によって常時下方に向けて押圧される。燃料溢
流室41は燃料流出孔54を介してばね室52内に連通
しており、このばね室52は燃料流出孔55、逆止弁5
6および燃料流出口57を介して燃料タンク7 (第4
図)に接続される。この逆止弁56は通常燃料流出孔5
5を閉鎖するチエツクボール58と、このチエツクボー
ル58を燃料流出孔55に向けて押圧する圧縮ばね59
とにより構成される。更に燃料溢流室41は燃料流出孔
60、逆止弁61、ピエゾ圧電素子47の周囲に形成さ
れた燃料流出通路62および燃料流出口63を介して燃
料タンク7 (第4図)に接続される。この逆止弁61
は通常燃料流出孔60を閉鎖するチエツクボール64と
、このチエツクボール64を燃料流出孔60に向けて押
圧する圧縮ばね65とにより構成される。また燃料溢流
室41は絞り通路66および逆止弁67を介して加圧室
48内に接続される。この逆止弁67は通常絞り通路6
6を閉鎖するチエツクボール68と、このチエツクボー
ル68を絞り通路66に向けて押圧する圧縮ばね69と
により構成される。この絞り通路66の断面積は燃料流
出孔60の断面積よりも小さく形成されている。また、
一対の逆止弁56゜61の開弁圧はほぼ一定に設定され
ており、逆止弁67の開弁圧はこれら逆止弁56.61
の開弁圧よりも低く設定されている。即ち、逆止弁56
,61の圧縮ばね59,65のばね力はほぼ等しく、逆
止弁67の圧縮ばね69のばね力は圧縮ばね59,65
のばね力よりも小さく設定されている。
ピエゾ圧電素子47はリード線70を介して制御回路1
0 (第4図)の出力端子に接続されており、従ってピ
エゾ圧電素子47は制御回路10の出力信号によって制
御される。ピエゾ圧電素子47は多数の薄板状圧電素子
を積層した積層構造をなしており、ピエゾ圧電素子47
に電圧を印加するとピエゾ圧電素子47は軸方向に伸長
し、ピエゾ圧電素子47への電圧の印加を停止するとピ
エゾ圧電素子47は軸方向に収縮する。燃料溢流室41
および加圧室48は燃料で満たされており、従ってピエ
ゾ圧電素子47に電圧が印加されてピエゾ圧電素子47
が軸方向に伸長すると加圧室48内の燃料圧が上昇する
。加圧室48内の燃料圧が上昇すると加圧ピン5oが上
昇せしめられ、それに伴なって溢流制御弁42も上昇せ
しめられる。その結果、溢流制御弁42の弁部43が弁
ポート44を閉鎖し、その結果燃料溢流通路4oから燃
料溢流室41内への燃料の溢流が停止せしめられる。従
ってこのときプランジャ2oの加圧室21から加圧燃料
通路33内(第3図)に吐出された全ての加圧燃料は蓄
圧室4 (第4図)内に送り込まれる。
一方、ピエゾ圧電素子47への電圧の印加が停止せしめ
られてピエゾ圧電素子47が収縮すると加圧ピストン4
6が下降するために加圧室48の容積が増大する。その
結果、加圧室48内の燃料圧が低下するために溢流制御
弁42および加圧ピン50は圧縮ばね53のばねカによ
り下降し、斯くして溢流制御弁42の弁体43が弁ポー
ト44を開弁する。このときプランジャ20の加圧室2
1から加圧燃料通路33(第3図)内に吐出された全て
の加圧燃料は燃料溢流通路40および弁ポート44を介
して燃料溢流室41内に送り込まれる。従ってこのとき
には蓄圧室4 (第4図)内に加圧燃料は供給されない
。ピエゾ圧電素子47は圧力センサ9(第4図)の出力
信号に基いて蓄圧室4 (第4図)内の燃料圧が予め定
められた燃料圧よりも低下したときには加圧燃料を蓄圧
室4内に供給し、蓄圧室4内の燃料圧が予め定められた
燃料圧に達したときには蓄圧室4内への加圧燃料の供給
を停止するように制御される。
燃料溢流通路40から燃料溢流室41内に溢流した燃料
は各燃料流出孔54,55.60および逆止弁56 、
61を介して燃料タンク7 (第4図)に返戻される。
ところで各逆止弁56.61の開弁圧は大気圧よりも高
い圧力に設定されており、従って燃料溢流室41内の燃
料圧は大気圧よりも高い一定圧力に保持される。前述し
たようにピエゾ圧電素子47への電圧の供給が停止せし
められると加圧室48内の燃料圧が低下し、加圧室48
内の圧力が逆止弁67の開弁圧よりも低下すれば逆止弁
67が開弁じて燃料溢流室41内の燃料が加圧室48内
に供給される。なお、逆止弁67の開弁圧がほぼ零とな
るように圧縮ばね69のばね力を極めて弱くしておけば
加圧室48内の圧力は燃料溢流室41内の圧力とほぼ等
しくなる。いづれにしても加圧室48は加圧燃料によっ
て満たされることになる。加圧室48内の燃料が漏洩し
て加圧室48内に空間ができるとピエゾ圧電素子47に
電圧を印加したときに加圧室48内の燃料圧が上昇せず
、従って溢流制御弁42を上昇させることができないと
いう問題を生ずる。従って加圧室48内は常時燃料で満
たしておく必要があり、そのために燃料溢流室41を大
気圧以上に保持し、燃料溢流室41から加圧室48に向
けてのみ流通可能な逆止弁67を設けている。
制御回路10 (第4図参照)はピエゾ圧電素子47を
駆動するための駆動回路を具備し、この駆動回路の一例
を第5図に示す。第5図を参照すると、駆動回路80は
電源81と、充電側サイリスタ82と、充電側コイル8
3と、放電側コイル84と、放電側サイリスタ85とを
具備する。ピエゾ圧電素子47の一方の端子は電源81
のマイナス側端子に接続される。また、ピエゾ圧電素子
47の他方の端子は一方では充電用コイル83および充
電用サイリスタ82を介して電源81のプラス側端子に
接続され、他方では放電用コイル84および放電用サイ
リスタ85を介して電源81のマイナス側端子に接続さ
れる。
第6図にはピエゾ圧電素子47の駆動制御開始時のピエ
ゾ圧電素子47の端子電圧の概略図を示す。第6図を参
照すると、ピエゾ圧電素子47の駆動制御が開始される
前はピエゾ圧電素子47の端子電圧は0(V)となって
いる。ところでピエゾ圧電素子47ヘチヤージしうる電
荷量は電源81の電圧Eとピエゾ圧電素子47の端子電
圧との差ΔV1に比例する。従ってtlではΔvIに比
例した電荷量がチャージされる。一方、ピエゾ圧電素子
47からディスチャージしうる電荷量はピエゾ圧電素子
47の端子電圧ΔV2に比例する。
従ってt2ではΔv2に比例した電荷量がディスチャー
ジされ、その結果ピエゾ圧電素子47の端子電圧は0(
V)以下となる。次いでt、ではΔV、に比例した電荷
量がチャージされるのでチャージされる電荷量が増大し
、ピエゾ圧電素子47の端子電圧Δv4が高くなる。次
いでt4ではΔV4に比例した電荷量がディスチャージ
されるのでディスチャージされる電荷量が増大し、ピエ
ゾ圧電素子47の端子電圧が更に低くなる。このように
ピエゾ圧電素子47のチャージおよびディスチャージが
繰返されるとチャージおよびディスチャージされる電荷
量が次第に増大して最終的に一定値に落ちつく。このと
きが第7図に示されている。
第7図にはピエゾ圧電素子47にチャージおよびディス
チャージされる電荷量が一定値になった後のピエゾ圧電
素子47の従来の駆動制御のタイムチャートを示す。第
7図を参照すると、2つのプランジャ20は相互に18
0度の位相差を有して変位し、このため夫々のプランジ
ャ20に対応する加圧室21から180度毎に交互に燃
料が吐出される。第7図においてはこれらを区別するた
め第1プランジヤ、第2プランジヤ、第1加圧室、第2
加圧室と明示している。第1加圧室から燃料の吐出が開
始される直前の(イ)時点において、充電側サイリスタ
82のゲートにトリガパルスが入力され充電側サイリス
タ82がターンオンせしめられる。充電側サイリスタ8
2がオンせしめられると、電源81から充電側サイリス
タ82および充電用コイル83を介して電荷がピエゾ圧
電素子47にチャージされる。このときピエゾ圧電素子
47の端子電圧は充電用コイル83とピエゾ圧電素子4
7 (容量Cのコンデンサとみなしうる)からなる共振
回路によって電源81の電圧例えば300Vよりも高<
 600Vとなる。次いで充電側サイリスタ82に逆方
向の電圧が印加されると充電側サイリスタ82はターン
オフせしめられる。これによりピエゾ圧電素子47が軸
方向に伸長するため加圧室48内の燃料圧が上昇せしめ
られ、これに伴なって溢流制御弁42も上昇せしめられ
る。
その結果、溢流制御弁42の弁部43が弁ボート44を
閉鎖し、燃料溢流通路40から燃料溢流室41内への燃
料の溢流が停止せしめられる。従ってこのときプランジ
ャ20の加圧室21から加圧燃料通路33内に吐出され
た全ての加圧燃料は蓄圧室4内に送り込まれる。
次いで(ロ)時点において、放電側サイリスタ85のゲ
ートにトリガパルスが入力され放電側サイリスタ85が
ターンオンせしめられる。放電側サイリスタ85がオン
せしめられるとピエゾ圧電素子47にチャージされた電
荷が放電用コイル84およびサイリスタ85を介してデ
ィスチャージされ、斯くしてピエゾ圧電素子47の端子
電圧が低下する。このとき放電用コイル84とピエゾ圧
電素子47からなる共振回路によってピエゾ圧電素子4
7の端子電圧は例えば−200vになる。
ピエゾ圧電素子47にチャージされた電荷がディスチャ
ージされるとピエゾ圧電素子47は収縮する。これによ
り加圧室48内の燃料圧が低下するために溢流制御弁4
2は圧縮ばね53のばね力により下降し、斯くして溢流
制御弁42の弁体43が弁ポート44を開弁する。従っ
てこのときには蓄圧室4内に第1加圧室からの加圧燃料
は供給されない。第1加圧室から燃料を吐出している期
間内において、溢流制御弁42の弁体43が弁ポート4
4を閉弁している期間、すなわちピエゾ圧電素子47に
所定以上の正電荷がチャージしている期間(イ)−(ロ
)において第1加圧室からの吐出燃料が蓄圧室4内に供
給される(実際には溢流制御弁42が変位して弁ポート
44を閉弁するのに要する動作遅れ時間だけ短かくなる
)。このとき蓄圧室4内に供給される燃料室は第7図中
で斜線で示される。
続いて第2加圧室から燃料吐出が開始される直前の(ハ
)時点において前述と同様ピエゾ圧電素子47に電荷が
チャージされ、(ニ)においてディスチャージされる。
これによって第2加圧室からの吐出燃料が加圧燃料通路
33を介して蓄圧室4内に供給される。
蓄圧室4内の圧力は圧力センサ9により検出され、この
検出された圧力に基づいてピエゾ圧電素子47に電荷が
チャージされている期間、すなわち溢流制御弁42が弁
ボート44を閉弁している期間(第7図の(イ)−(ロ
)期間、(ハ)−(ニ)期間)を制御することにより蓄
圧室4内の燃料圧が予め定められた所定圧力となるよう
に制御している。
ところで蓄圧室4内の燃料圧が高い場合、あるいは内燃
機関の減速時に燃焼室への燃料噴射カットが実行される
場合等、燃料供給装置5からの燃料供給を必要とせず、
比較的長期間(第7図の(ニ)−(ホ)期間)ピエゾ圧
電素子47に正電圧が印加されない場合がある。この場
合ピエゾ圧電素子47に保持された負電荷が徐々にリー
クしていき、ピエゾ圧電素子47の端子電圧が徐々に低
下する。前述のように、ピエゾ圧電素子47ヘチヤージ
しうる電荷量は電源81の電圧とピエゾ圧電素子47の
端子電圧との差ΔVに比例する。
(ホ)時点において蓄圧室4内への燃料供給を再開する
ため圧電素子47に電荷をチャージしようとしても、ピ
エゾ圧電素子47の負電荷は低下して電源81の電圧と
ピエゾ圧電素子47の端子電圧との差ΔVが小さいため
十分な量の電荷をチャージすることができない。このた
めピエゾ圧電素子47は十分に伸長することができず溢
流制御弁42が弁ボート44を閉弁することができない
従って、このときプランジャ20の加圧室21から加圧
燃料通路33内に吐出された全ての燃料は燃料溢流室4
1内に送り込まれ、蓄圧室4内に加圧燃料は供給されな
い。すなわち、蓄圧室4内に燃料を供給するよう燃料供
給装置5に対し信号が送出されているにもかかわらず蓄
圧室4内に燃料が供給されず蓄圧室4内の燃料圧が過渡
的に低下してしまう。
第8図には本実施例のピエゾ圧電素子47の駆動制御タ
イムチャートを示す。第8図を参照すると、第7図と同
様に(ニ)時点まではピエゾ圧電素子47が充放電せし
められ蓄圧室4内に加圧燃料が供給され、(ニ)時点か
ら(ホ)時点までは蓄圧室4内への燃料供給が中断せし
められ、(ホ)時点において蓄圧室4内への燃料供給が
再開せしめられる。(ニ)から(ホ)の期間内において
、加圧室21からの燃料吐出量が0となる時点くべ)。
())、  (チ)の直前(す)、(ヌ)、(ル)にお
いて夫々圧電素子47が充電せしめられ、(へ)、()
)。
(チ)において放電せしめられる。このようにダミー充
放電によって、圧電素子47に長期間充電を実行しない
ことによる圧電素子47の電圧が低下することを防止で
きる。従って、(ホ)時点において蓄圧室4内に燃料供
給を再開する際においても、ピエゾ圧電素子47に十分
な電荷をチャージして十分に伸長せしめることができる
。斯くして溢流制御弁42を確実に閉弁せしめることが
でき、これによって蓄圧室4内に燃料を供給することが
できる。またダミー充放電は加圧室21からの燃料吐出
量が最低となる時期に実行され、かつダミー充電時間(
第8図中(IJ)−(へ)、(ヌ)(ト)、  (ル)
−(チ))を十分短くしているため蓄圧室4内に燃料は
供給されない。
第9図には本実施例を実行するためのルーチンを示す。
このルーチンはカムシャフト26 (第2図参照)が1
80度回軸回転毎に実行される。第9図を参照すると、
ステップ100において機関回転数、負荷および蓄圧室
4内の圧力等に基づいて燃料供給装置5からの燃料供給
量Qが算出される。
ステップ101ではQ>Oか否か判定される。Q〉0の
ときステップ102に進み、Qに応じてピエゾ圧電素子
(PZT)47を充電している時間TPZT  (第8
図中の(イ)−(ロ)、(ハ)−(ニ)期間)が算出さ
れる。一方、ステップ101においてQ≦0の場合、す
なわち燃料供給装置5から燃料を供給しない場合ステッ
プ103に進み、T’pztはダミー噴射時間α(第8
図中の(!J)−(へ)、(ヌ)−())、(ル)−(
チ)期間)とされる。ステップ104ではピエゾ圧電素
子47を充電して溢流制御弁42を閉弁せしめる時期か
否か判定される。ピエゾ圧電素子47駆動時期になると
ステップ105に進みピエゾ圧電素子47がT、2.の
間だけ充電される。以上の処理の後本ルーチンを終了す
る。
なお、ダミー充放電時間およびダミー充電時間は第8図
に示した実施例に限られず蓄圧室4内に燃料が供給され
ない範囲で任意に決定することができる。
また、ダミー充放電は蓄圧室4内への燃料供給を実行し
ない期間が予め定められた期間より長いときにだけ実行
するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
燃料吐出通路から燃料を供給しない期間においても圧電
素子はダミー充放電されるため、燃料吐出通路から燃料
を供給しない期間が長く継続しても、その後の燃料吐出
通路からの燃料供給再開時に圧電素子に十分な量の電荷
を充電できるため溢流制御弁を確実に作動せしめること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の吐出量制御装置の拡大側面断面図、第
2図は加圧燃料供給制御装置の側面断面図、第3図は第
2図の■−■線に沿ってみた燃料供給ポンプの断面図、
第4図はディーゼル機関の全体図、第5図はピエゾ圧電
素子の駆動回路図、第6図はピエゾ圧電素子の駆動制御
を開始したときのピエゾ圧電素子の端子電圧を示すタイ
ムチャート、第7図は従来例のピエゾ圧電素子の駆動制
御のタイムチャート、第8図は本考案の一実施例のピエ
ゾ圧電素子の駆動制御のタイムチャート、第9図は本焚
明の一実施例を実行するためのフローチャートを示す。 33・・・加圧燃料通路、 42・・・溢流制御弁、 80・・・駆動回路。 40・・・燃料溢流通路、 47・・・ピエゾ圧電素子、 し■ 第5図 8o・・・駆動回路 駆動制御開始 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  燃料供給ポンプの燃料吐出通路から燃料溢流通路を分
    岐し、LC共振回路により圧電素子を充放電することに
    よって開閉せしめられる溢流制御弁により前記燃料溢流
    通路からの溢流燃料量を制御し斯くして前記燃料吐出通
    路からの燃料供給量を制御するようにした燃料供給装置
    において、前記燃料吐出通路から燃料を供給しない期間
    内において、前記燃料供給ポンプの燃料吐出量がほとん
    どない時期に前記圧電素子をダミー充放電せしめるよう
    にした燃料供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203260A (ja) * 1990-11-29 1992-07-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH05272435A (ja) * 1992-01-16 1993-10-19 Diesel Technol Co 共通レール燃料噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04203260A (ja) * 1990-11-29 1992-07-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
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