JP3885283B2 - 燃料噴射弁の駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧電素子または磁歪素子等のアクチュエータを介して針弁前後の燃料圧力を変化させることにより針弁を駆動する燃料噴射弁の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動車用エンジンに備えられる燃料噴射弁には、印加電圧に応じて体積変化する圧電素子や、磁界の変化に応じて体積変化する磁歪素子を備えたアクチュエータによって針弁(弁体)を開弁作動させるものが知られており、針弁をこれらアクチュエータで駆動することにより、燃料噴射弁の応答性を向上でき、噴射可能範囲が拡大してエンジンの高出力化に対応できるとともに、少量の燃料を安定して噴射することが可能となってエンジンの燃費低減を図ることができる。
【0003】
このような燃料噴射弁としては、例えば、特開平7−229457号公報に開示されるものが知られており、アクチュエータとして圧電素子からなるピエゾアクチュエータを用いるとともに、針弁の開閉をその前後差圧に基づいて行うようにしたものである。
【0004】
これについて説明すると、針弁の前後には燃圧室と差圧室が画成されており、燃圧室には所定の圧力で燃料が導入され、差圧室は燃圧室とオリフィスにより連通されている。針弁背後側の差圧室にはピエゾアクチュエータが設けられており、このピエゾアクチュエータの伸縮により針弁の開閉作動が制御される。すなわち、ピエゾアクチュエータに予め設定した電圧を印加して、伸長させた状態で針弁前後の燃圧室と差圧室の圧力はオリフィスを介して均等化されている。
【0005】
このとき針弁はリターンスプリングの付勢力により閉弁保持している。この状態からピエゾアクチュエータへの印加電圧を所定の開弁電圧へ変更してピエゾアクチュエータを瞬時に収縮させると、針弁背後の差圧室の容積が拡大する。
【0006】
同時に、差圧室は針弁前方の燃圧室に対してオリフィスを介して連通しているので、一時的に差圧室の内圧が低下して針弁の前後に開弁方向の圧力差が発生する。これにより針弁はリターンスプリングに抗して開弁し、噴口が開いて燃料が噴射されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、ピエゾアクチュエータへ印加する電圧を矩形波によって与えており、また、開弁時の電圧は針弁を確実かつ迅速に開弁させるため、開弁に必要な電圧よりも大きな電圧を与え、敢えてオーバーシュートさせている。そして、開弁期間中はこのオーバーシュートさせた開弁電圧を維持し、閉弁時にはこのオーバーシュートさせた開弁電圧から所定の閉弁電圧へ瞬時に切り換えているため、この結果、開弁期間中はピエゾアクチュエータがオーバーシュートさせた分だけ余分に収縮しており、閉弁時におけるピエゾアクチュエータの伸長動作はその分時間遅れを生じ、針弁が閉弁するまでに時間を要し、燃料噴射弁の応答性能が低下するという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、圧電素子や磁歪素子を用いた燃料噴射弁の応答性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、加圧燃料が導かれる燃圧室と、燃圧室と差圧室の差圧に応じて変位する針弁と、針弁によって開閉されて燃圧室の燃料を噴射する噴口と、針弁を閉弁方向に付勢する弾性部材と、圧電素子または磁歪素子から構成されたアクチュエータと、アクチュエータの伸縮に応じて差圧室の圧力を加減圧するピストンと、エンジンの運転状態に応じて前記アクチュエータへ開弁信号と閉弁信号を選択的に送出する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動装置において、前記制御手段は、開弁状態を維持可能な第1開弁信号と、開弁維持状態よりもさらにアクチュエータを開弁方向へ駆動する第2開弁信号とを予め設定した開弁信号設定手段と、アクチュエータに加わる荷重を検出する荷重センサと、開弁初期には第2開弁信号を選択し、荷重の検出値が開弁維持状態よりも低い開弁開始荷重に相当する所定値となったときに第2開弁信号から第1開弁信号へ切り換える駆動信号切換手段とを備える。
【0010】
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記駆動信号切換手段は、開弁開始から所定の時間が経過するまで第2開弁信号を維持する一方、所定時間経過後に荷重センサによって荷重を検出するタイマを備える。
【0012】
また、第3の発明は、前記第1の発明において、前記第1開弁信号は、針弁が開弁する期間において、燃圧室と差圧室との差圧によって針弁に作用する開弁方向の付勢力が、弾性部材が発生する付勢力よりも大きい所定値となるよう設定する。
【0013】
また、第4の発明は、前記第1の発明において、前記制御手段は、前記アクチュエータに加わる荷重を検出する荷重センサと、この検出荷重に基づいて前記第1開弁信号または第2開弁信号を学習補正する学習補正手段とを備える。
【0014】
また、第5の発明は、前記第4の発明において、前記学習補正手段は、第1開弁信号または第2開弁信号のうちの少なくとも一方が所定値未満となったときに警告を発生する警告手段とを備える。
【0015】
【発明の効果】
第1の発明は、開弁初期には第2開弁信号によって開弁維持状態よりもさらにアクチュエータを開弁方向へ駆動することで、迅速に針弁の開弁を行うとともに、開弁後期には荷重の検出値が開弁維持状態よりも低い開弁開始荷重に相当する所定値となったときに駆動信号切換手段によって第2開弁信号から開弁状態を維持可能な第1開弁信号へ切り換えることにより、第2開弁信号を維持した状態から閉弁信号へ切り換える場合に比して、閉弁動作におけるアクチュエータ及びピストンのストロークを短縮するので、速やかに閉弁動作を行うことが可能となって、前記従来例に比して閉弁時の応答性を向上させることが可能となり、開弁及び閉弁共に応答性を向上させることができ、燃料噴射制御の精度を向上させることが可能となる。
【0016】
また、第2の発明は、タイマのカウントによって所定時間経過後に荷重センサによって荷重を検出し、第2開弁信号から第1開弁信号への切り換えを行うため、簡易な制御によって開弁及び閉弁共に応答性を向上させることができる。
【0018】
また、第3の発明は、第1開弁信号は針弁が開弁する期間において、燃圧室と差圧室との差圧によって針弁に作用する開弁方向の付勢力が、弾性部材が発生する付勢力よりも大きい所定値となるよう設定されるため、差圧室の圧力は弾性部材に抗して針弁の開弁状態を維持することができる。
【0019】
また、第4の発明は、荷重センサの検出荷重に基づいて第1開弁信号または第2開弁信号を学習補正することで、圧電素子等からなるアクチュエータの温度変化や各部品の寸法公差または経時変化に起因する荷重変動を確実に抑制することが可能となって、燃料噴射弁の噴射特性のばらつきや経時変化を確実に防いで、常時正確な燃料噴射を実現することができる。
【0020】
また、第5の発明は、補正された第1開弁信号または第2開弁信号のうちの少なくとも一方が所定値未満となったときには、針弁が固着して変位できない場合や、アクチュエータの故障等が考えられ、このような異常を確実に検知して、運転者へ知らせることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を筒内噴射式火花点火エンジンに配設される燃料噴射弁の駆動装置に適用した一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1において、燃料噴射弁30のケーシング9の先端部には、図示しないエンジンの燃焼室に臨ませるノズルボディ1が設けられ、このノズルボディ1は先端に開口した噴口1aから、燃料噴霧を燃焼室内へ向けて噴射するように構成される。
【0023】
ノズルボディ1の内部には、噴口1a側に弁体2aを形成する一方、他端にピストン部2cを形成した針弁2が摺動可能に収装され、ノズルボディ1の内部には針弁2のを取り囲むように燃圧室3が画成されて、噴口1aは針弁2によって開閉される。
【0024】
燃圧室3への加圧燃料の供給は、ケーシング9の側面に開口した燃料入口6から行われ、この燃料入口6は図示しない燃料供給手段と連通する。
【0025】
針弁2は、噴口1a側のノズルボディ1のシート部と接離する弁体2aを形成する一方、ケーシング9の隔壁9a側の基端(図中右側)にはノズルボディ1の内周を摺動するピストン部2cが形成され、弁体2aとピストン部2cの間には棒状のロッド部2bが形成される。
【0026】
針弁2のピストン部2cの背面、すなわち、ケーシング9の隔壁9aと対向する側には、ピストン部2cと隔壁9aとの間に差圧室8が画成され、この差圧室8にはピストン部2cを介して針弁2を閉弁方向へ付勢する弾性部材としてのリターンスプリング4が介装される。そして、ピストン部2cの端面と隔壁9aとの間には所定の間隙等からなる絞り通路20が形成され、この絞り通路20を介して燃圧室3と差圧室8の間で燃料の移動を徐々に行うことができる。
【0027】
一方、ケーシング9の隔壁9aよりも基端側(図中右側)は筒状に形成されており、内周には圧電素子からなるピエゾアクチュエータ10が軸方向(図中左右方向)へ伸縮自在に配設され、ケーシング9の開口端(基端)には封止部材16が配設される。
【0028】
なお、ピエゾアクチュエータ10は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック、PMN(ニオブ酸マグネシウム酸鉛)系セラミックなどからなる圧電素子を円盤状に形成した部材を多数積層し、これら、各圧電素子間及び両端には図示しない電極が介装されて、図示しないコントローラからの印加電圧に応じてピエゾアクチュエータ10は、軸方向へ伸縮する。
【0029】
隔壁9aと対向したピエゾアクチュエータ10の先端には、ピストン11が固設される。このピストン11と隔壁9aの間には圧力室13が画成され、この圧力室13は隔壁9aに設けた貫通孔9bを介して差圧室8と連通する。なお、ピストン11の外周とケーシング9の内周との間には、圧力室13からの燃料漏れを防ぐOリング12が設けられる。
【0030】
なお、ピストン11と隔壁9aとの間には、ピエゾアクチュエータ10を収縮方向へ付勢する付勢手段として、皿バネ状のリターンスプリング22が介装される。
【0031】
一方、封止部材16と対向したピエゾアクチュエータ10の基端側には板状のスペーサ14が固設され、このスペーサ14と封止部材16との間にはボール15が介装される。このボール15は、ピエゾアクチュエータ10の軸線上に設けられて、封止部材16に対するピエゾアクチュエータ10の相対的な回動を許容し、ピエゾアクチュエータ10に軸まわりのねじれが発生するのを防止する。
【0032】
次に、燃料噴射弁30の動作について説明する。
【0033】
図1は、エンジン停止時における燃料噴射弁30の閉弁状態を示しており、コントローラ5は所定の閉弁電圧V0を印加してピエゾアクチュエータ10を伸長駆動する一方、図示しない燃圧供給回路より所定の圧力Pfの加圧燃料が燃料入口6を介して燃圧室3へ供給される。
【0034】
ピエゾアクチュエータ10は印加された閉弁電圧V0に応じて針弁2側へ伸長し、リターンスプリング22の付勢力に抗して最伸長位置まで駆動され、ピエゾアクチュエータ10の伸長に伴って、ピストン11は圧力室13の容積を縮小する方向(隔壁9a側)へ移動し、圧力室13の圧力は上昇し、同時に、圧力室13と連通する差圧室8の圧力も上昇するため、差圧室8の圧力上昇とリターンスプリング4の付勢力によって、ピストン部2cは燃圧室3の圧力に抗して噴口1a側に押圧されて閉弁することができる。
【0035】
一方、燃料噴射弁30の開弁駆動は、コントローラ5がピエゾアクチュエータ10への印加する駆動電圧を、上記閉弁電圧から後述する開弁電圧へ切り換えることにより行われ、アクチュエータ10は上記伸長状態から急激に収縮する。
【0036】
ピエゾアクチュエータ10は、コントローラ5からの開弁電圧に伴って収縮するとともに、リターンスプリング22によって最収縮位置へ向けて付勢される。
【0037】
この開弁状態では、ピエゾアクチュエータ10が収縮状態にあるため、ピストン11は封止部材16側へ変位して圧力室13の容積は急増する。
【0038】
圧力室13の内圧は容積の急増に伴って急減圧し、この急減圧に伴って差圧室8の圧力も急減する。差圧室8は急減圧する一方、燃圧室3には常時所定の燃圧Pfが加わっているため、針弁2のピストン部2cに加わる前後差圧は増大して、針弁2はリターンスプリング4の付勢力に抗して開弁方向(隔壁9a側)へ変位する。
【0039】
この、針弁2の変位に伴って弁体2aは開弁して噴口1aが開き、燃料入口6から供給された燃圧室3内の加圧燃料は、図示しない燃焼室内に噴射される。
【0040】
上記針弁2の開閉駆動はピストン部2cの前後差圧ΔPと、リターンスプリング4の付勢力の関係に応じて行われ、燃圧室3の圧力をP1、ピストン11の受圧面積をA、差圧室8の圧力をP2とし、リターンスプリング4が発生する付勢力をFkとすると、まず、ピストン部2cに加わる差圧ΔPは、
ΔP=P2−P1
であり、針弁2が閉弁状態の時にピストン11に加わる荷重を閉弁荷重F0とすると、
|F0|=|P2×A|………(1)
で表される一方、針弁2が開弁状態の時にピストン11に加わる荷重を開弁維持荷重F2とすると、
|F2|=|P2×A|>|Fk|………(2)
となるように、リターンスプリング4のバネ定数が設定され、F2>F0となる。
【0041】
次に、コントローラ5は、エンジンの運転状態に応じて開弁信号Siまたは閉弁信号Ssからなる駆動信号Sを指令する燃料噴射司令部50と、開弁信号Siが発生した時点から所定時間t1までをカウントするとタイマ61を備え、駆動部52はこれらタイマ61と駆動信号Sの状態に応じて、ピエゾアクチュエータ10へ所定の電圧を印加して針弁2を開閉駆動する。なお、駆動信号Sは、開弁信号SiをHiレベル、閉弁信号SsをLoレベルとする。
【0042】
すなわち、開弁信号Siが発生してから開弁初期の所定時間t1までは、ピストン11に上記開弁維持荷重F2を超える開弁開始荷重F1が加わるような開弁開始電圧V1(第2開弁信号)をピエゾアクチュエータ10に印加する。
【0043】
所定時間t1が経過した後の開弁後期では、ピストン11に上記開弁維持荷重F2が加わるような開弁維持電圧V2(第1開弁信号)をピエゾアクチュエータ10に印加し、この開弁維持電圧V2を閉弁信号Ssが指令されるまで維持し、閉弁指令信号Ssが発生するとピエゾアクチュエータ10に所定の閉弁電圧V0を印加し、伸長駆動させてピストン11には上記閉弁荷重F0が加わって針弁2を閉弁駆動する。
【0044】
ここで、ピストン11に加わる各荷重は絶対値で表され、これらの関係は、
開弁開始荷重|F1|>開弁維持荷重|F2|>閉弁荷重|F0|………(3)
そして、ピストン11を駆動するためのピエゾアクチュエータ10への各印加電圧の関係は、
閉弁電圧V0>開弁維持電圧V2>開弁開始電圧V1 ………(4)
に予め設定される。
【0045】
ここで、コントローラ5で行われるピエゾアクチュエータ10の駆動制御の一例を、図2のフローチャートを参照しながら以下に詳述する。なお、このフローチャートは、例えば、所定時間ごとに実行されるものである。
【0046】
ステップS1では、駆動信号Sを読み込むとともに、開弁信号Siであるか否かを判定して、駆動信号Sが開弁信号Siへ変化していればステップS2へ進んで、所定の開弁開始電圧V1をピエゾアクチュエータ10へ印加して、伸長状態から急激に収縮駆動させて針弁2の開弁駆動を開始する一方、閉弁信号SsのままであればステップS7へ進んで、引き続き閉弁電圧V0をピエゾアクチュエータ10に印加して針弁2の閉弁状態を保持する。
【0047】
そして、ステップS3では、開弁開始電圧V1の印加からの時間を測定するため、タイマの加算を開始して、ステップS4でタイマの値が所定値t1になるまでステップS3の加算を繰り返す。
【0048】
ステップS4で所定時間t1の経過が判定されると、ステップS5へ進んで、ピエゾアクチュエータ10への印加電圧を開弁開始電圧V1から開弁維持電圧V2へ増大し、ピエゾアクチュエータ10を若干伸長駆動させて、ピストン11に加わる力を針弁2の開弁を維持するのに必要十分な開弁維持荷重F2とし、針弁2の開弁状態を維持して燃圧室3内の燃料を噴射する。
【0049】
そして、ステップS6では、再び駆動信号Sを読み込むとともに、開弁信号Siが閉弁信号Ssに変化したかを判定して、開弁信号SiのままであればステップS5へ戻って開弁維持電圧V2を保持するとともに燃料噴射を継続する一方、閉弁信号Ssに変化した場合には、ステップS7へ進んでピエゾアクチュエータ10への印加電圧を開弁維持電圧V2から閉弁電圧V0へ増大し、ピエゾアクチュエータ10を最伸長位置へ駆動させて、ピストン11に加わる力が針弁2を閉弁させる閉弁荷重F2とし、開弁していた針弁2を閉弁させた後、タイマをリセットして処理を終了する。
【0050】
上記処理を所定時間ごとに実行するとにより、開弁信号Siと閉弁信号Ssによる燃料噴射弁30の開閉動作は図3のようなる。
【0051】
いま、時間t0で開弁信号Siが発生すると、閉弁状態で伸長していたピエゾアクチュエータ10には、開弁信号Siが発生した時点から所定時間t1の間は、ピストン11に加わる力が開弁維持荷重F2未満の開弁開始荷重F1となるように開弁開始電圧V1が印加され、ピエゾアクチュエータ10を急激に収縮させて、差圧室8の容積の拡大を迅速に行って針弁2を迅速に開弁することができる。
【0052】
このとき、駆動電圧Vは時間t0より、閉弁電圧V0から開弁開始電圧V1へ急激に減少して、時間t1以前にV1へ到達した後、この開弁開始電圧V1を維持する。一方、ピストン11に加わる荷重は、ピエゾアクチュエータ10等の応答遅れより、所定時間t1を経過した付近で開弁開始荷重F1に到達する。
【0053】
所定時間t1が経過した後には、ピエゾアクチュエータ10への印加電圧は開弁開始電圧V1から開弁維持電圧V2へ上昇し、ピエゾアクチュエータ10は開弁初期に比して伸長して、ピストン11に加わる力を、上記2式に示したように、リターンスプリング4の付勢力Fkに抗して、針弁2の開弁状態を維持する開弁維持荷重F2に設定することができる。
【0054】
そして、時間t2において駆動信号Sが閉弁信号Ssへ変化すると、ピエゾアクチュエータ10への印加電圧は、開弁維持電圧V2から閉弁電圧V0へ復帰して、ピエゾアクチュエータ10を伸長駆動させて差圧室8の圧力を上昇させることで、針弁2のピストン部2cに加わる圧力差を増大して閉弁させることができ、図3に示すように、駆動部52の内部回路の応答遅れやピエゾアクチュエータ10等の応答遅れに応じて、閉弁信号Ssが発生した時間t2以降の時間t3で実際の閉弁が行われて燃料噴射が終了する。
【0055】
こうして、所定時間t1までの開弁初期のみ、ピストン11に加わる荷重の絶対値が最大となるように、印加電圧を開弁維持電圧V2より一時的にオーバーシュートさせることで、針弁2の開弁を迅速かつ確実に行った後、開弁状態を維持するのに必要十分な駆動電圧である開弁維持電圧V2へ上昇させてピエゾアクチュエータ10を若干伸長させておき、その後、閉弁信号Ssの発生により、閉弁電圧V0を印加してピエゾアクチュエータ10を最伸長位置まで駆動して針弁2の閉弁を行うが、この閉弁動作は、前記従来例のように電圧の印加を矩形波状に行って、開弁開始電圧V1を維持した状態から閉弁電圧V0へ上昇させるのに比して、ピエゾアクチュエータ10及ピストン11のストロークを短縮することで、速やかに閉弁を行うことが可能となって、前記従来例に比して閉弁時の応答性を向上させることが可能となり、開弁及び閉弁共に応答性を向上させることができ、燃料噴射制御の精度を向上させることが可能となるのである。
【0056】
図4は第2の実施形態を示し、前記第1実施形態のピストン11とピエゾアクチュエータ10との間に、ピエゾアクチュエータ10に加わる荷重を検出する荷重センサ7を介装するともに、コントローラ5のには荷重センサ7の検出値から開弁開始荷重F1及び開弁維持荷重F2を測定する荷重測定部51と、この測定した荷重に基づいて開弁開始電圧V1及び開弁維持電圧V2を学習補正する学習補正部53を設けたものである。
【0057】
隔壁9aと対向したピエゾアクチュエータ10の先端とピストン11の間には、非導電性部材からなるスペーサ17と荷重センサ7が介装される。
【0058】
スペーサ17を介してピストン11との間に配設された荷重センサ7は、例えば、圧電素子で構成されて、ピエゾアクチュエータ10に加わる荷重、すなわち、ピストン11に加わる荷重を電圧に変換し、コントローラ5の荷重測定部51はこの電圧に基づいて算出した荷重から、ピエゾアクチュエータ10を駆動する駆動電圧Vの学習補正値を出力する。
【0059】
次に、コントローラ5で行われるピエゾアクチュエータ10の学習補正及び駆動制御の一例を、図4のフローチャートを参照しながら以下に詳述する。なお、上記と同様に、このフローチャートは、例えば、所定時間ごとに実行されるものである。
【0060】
ステップS21では、駆動信号Sを読み込むとともに、開弁信号Siであるか否かを判定して、駆動信号Sが閉弁信号Ssから開弁信号Siへ変化していれば、ステップS22へ進む一方、閉弁信号SsのままであればステップS36へ進んで、引き続き閉弁電圧V0をピエゾアクチュエータ10に印加する。
【0061】
ステップS22では、開弁開始電圧V1及び開弁維持電圧V2の学習補正値V1old及びV2oldをそれぞれ読み込んで、ステップS23でこれら学習補正値V1old及びV2oldを、現在の開弁開始電圧V1及び開弁維持電圧V2として設定する。
【0062】
そして、ステップS24では、この開弁開始電圧V1をピエゾアクチュエータ10へ印加して、伸長状態から急激に収縮駆動させて針弁2の開弁駆動を開始する。
【0063】
ステップS25では、開弁開始電圧V1の印加開始からの時間を測定するためタイマの加算を開始し、そして、ステップS26では、ステップS4でタイマの値が所定値t1になるまでステップS3の加算を繰り返すとともに、開弁開始電圧V1の印加を継続する。
【0064】
ステップS26でタイマが所定時間t1を経過すると、ステップS27で荷重センサ7からの検出電圧Vbに基づいて、ピエゾアクチュエータ10に加わる開弁開始荷重F1の測定が行われる。このt1が経過した時点では、図8に示すように、ピエゾアクチュエータ10に加わる荷重は、上記応答遅れによって所定の開弁開始荷重F1近傍となっており、この時点の荷重センサ7の検出電圧Vb1’から、図7のマップに基づいて開弁開始荷重の測定値F1aを演算する。なお、図中Vb0、Vb2、Vb1は、それぞれ閉弁荷重F0、開弁維持荷重F2、開弁開始荷重F1に対応した検出電圧である。
【0065】
そして、ステップS28では、図6のマップに基づいて、上記開弁開始荷重測定値F1aと所定の開弁開始荷重F1の差ΔF1に応じた駆動電圧ΔV1を演算して、次式により開弁開始電圧V1を補正する。
【0066】
V1=V1+ΔV1 ………(5)
この補正処理が終了すると同時に、ステップS29へ進んで開弁維持電圧V2の印加が開始される。
【0067】
ピエゾアクチュエータ10への印加電圧は開弁開始電圧V1から開弁維持電圧V2へ切り換えられて、ピエゾアクチュエータ10は若干伸長駆動して、ピストン11に加わる力を、針弁2の開弁を維持するのに必要十分な開弁維持荷重F2とし、針弁2の開弁状態を維持して燃圧室3内の燃料を噴射する。
【0068】
そして、ステップS30では、再び駆動信号Sを読み込むとともに、開弁信号Siが閉弁信号Ssに変化したかを判定して、開弁信号SiのままであればステップS29へ戻って開弁維持電圧V2を保持するとともに燃料噴射を継続する一方、駆動信号Sが開弁信号Siから閉弁信号Ssに変化した場合には、ステップS31へ進んで、開弁維持電圧V2の補正処理を行う。
【0069】
ステップS30で駆動信号Sが閉弁信号Ssに変化すると、ステップS31では荷重センサ7からの検出電圧Vbに基づいて、ピエゾアクチュエータ10に加わる開弁維持荷重F2の測定が行われる。
【0070】
この閉弁信号Ssが発生した時間t2では、図8に示すように、ピエゾアクチュエータ10に加わる荷重は、上記応答遅れによって所定の開弁維持荷重F2近傍を維持しており、この時点の荷重センサ7の検出電圧Vb2’から、図7のマップに基づいて開弁維持荷重の測定値F2aを演算する。
【0071】
そして、ステップS32では、図6のマップに基づいて、上記開弁維持荷重測定値F2aと所定の開弁維持荷重F2の差ΔF2に応じた駆動電圧ΔV2を演算して、次式により開弁維持電圧V2を補正する。
【0072】
V2=V2+ΔV2 ………(6)
この開弁維持電圧V2の補正が終了すると、ステップS33で補正後の開弁維持電圧V2が所定の最小値Vmin未満となったかを判定する。
【0073】
補正後の開弁維持電圧V2が所定の最小値Vmin未満となった状態では、針弁2が固着して変位できない場合や、ピエゾアクチュエータ10が故障あるいは断線して伸長不能となった場合等が推定され、このような不具合が発生したと判定してステップS34へ進み、燃料系統に異常があることを警告灯などで構成された警告手段54を介して運転者へ知らせる。
【0074】
ここで、針弁2が固着して変位できない場合を判定できるのは、ピエゾアクチュエータ10が収縮する際に、針弁2がピエゾアクチュエータ10側へ変位できない分だけ、通常よりも圧力室13の圧力が下がり、この結果、ピエゾアクチュエータ10に加わる荷重が減るからである。従って、前述の通り、開弁維持電圧V2の補正を行うと、開弁維持電圧V2は所定の最小値Vmin未満となって、針弁2の固着を判定することができるのである。
【0075】
上記開弁維持電圧V2の補正処理及び異常判定処理が終了すると同時に、ステップS36では、ピエゾアクチュエータ10への印加電圧を開弁維持電圧V2から閉弁電圧V0へ切り換えて、ピエゾアクチュエータ10を最伸長位置へ駆動させて、ピストン11に加わる力が針弁2を閉弁させる閉弁荷重F2とし、開弁していた針弁2を閉弁させる。
【0076】
そして、ステップS37でタイマをリセットしてから、ステップS38で上記ステップS28、S32で補正した開弁開始電圧V1及び開弁維持電圧V2を学習補正値V1old、V2oldへ代入して学習記憶してから処理を終了する。なお、これら学習補正値V1old、V2oldは、コントローラ5に配設された不揮発性メモリ等に格納されて、エンジン停止後にも保持されて次回の運転時に使用される。
【0077】
こうして、前記第1実施形態と同様に、開弁初期には開弁維持電圧V2未満の開弁開始電圧V1を一時的に印加してオーバーシュートさせて、針弁2の開弁を迅速に行った後、開弁状態を維持するのに必要十分な駆動電圧である開弁維持電圧V2へ上昇させてピエゾアクチュエータ10を若干伸長させて、閉弁動作の応答性を向上させるのに加えて、開弁開始電圧V1及び開弁維持電圧V2は、ステップS28、S32で燃料噴射の度に学習補正されるため、ピエゾアクチュエータ10の温度変化や各部品の寸法公差または経時変化に起因する荷重変動を確実に抑制することが可能となって、燃料噴射弁30の噴射特性のばらつきや経時変化を確実に防いで、正確な燃料噴射を実現することが可能となるのである。
【0078】
さらに、閉弁維持電圧V2が所定の最小値Vmin未満となるような場合では、針弁2が固着して変位できない場合や、ピエゾアクチュエータ10の故障等が考えられ、このような異常を的確に検知して、運転者へ知らせることが可能となるのである。
【0079】
また、燃料噴射弁30の製造時には、荷重Fと検出電圧Vb及び駆動電圧Vのマップまたは関数と、所定の開弁開始荷重V1、開弁維持荷重V2及び閉弁荷重V0を設定するだけでよく、各構成部品の寸法公差によるばらつきを修正する調整工程を不要にして、製造コストの低減が可能となる。
【0080】
加えて、荷重センサ7をピエゾアクチュエータ10の先端とピストン11との間に設けたため、荷重センサ7の検出値にはピストン11の慣性が加わるだけで、ピエゾアクチュエータ10の慣性が加わらないので、荷重センサ7をピエゾアクチュエータ10の基端側、すなわち、スペーサ14との間に配設した場合に比して、荷重Fの検出精度を向上させて制御精度を向上させることができ、また、荷重センサ7を圧電素子より構成したため、製造コストの上昇を抑制することができる。
【0081】
なお、上記ステップS26では、タイマを用いてピエゾアクチュエータ10の印加電圧を開弁開始電圧V1から開弁維持電圧V2へ切り換えたが、図示はしないが、タイマを使用せずに、検出荷重F1aが開弁開始荷重F1となったときに、開弁開始電圧V1から開弁維持電圧V2へ移行しても同様である。
【0082】
また、上記ステップS33において、開弁維持電圧V2の補正値と所定値とを比較して異常を判定したが、図示はしないが、開弁開始電圧V1の補正値と所定値とを比較して異常を判定しても同様である。
【0083】
また、上記実施形態において、ピストン11を駆動するアクチュエータとして圧電素子からなるピエゾアクチュエータ10を採用した場合を示したが、図示はしないが、磁界の強さに応じて伸縮する磁歪素子を用いた磁歪アクチュエータまたは超磁歪アクチュエータを採用しても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料噴射弁の概略断面図。
【図2】コントローラで行われる駆動処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】駆動信号S、荷重F及び駆動電圧Vと時間の関係を示すグラフである。
【図4】第2の実施形態を示し、燃料噴射弁の概略断面図。
【図5】コントローラで行われる駆動処理及び学習補正処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】駆動電圧Vと荷重Fの関係を示すマップである。
【図7】検出電圧Vbと荷重Fの関係を示すマップである。
【図8】駆動信号S、荷重F、駆動電圧V及び検出電圧Vbと時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ノズルボディ
1a 噴口
2 針弁
2a 弁体
2c ピストン部
3 燃圧室
4 リターンスプリング(弾性部材)
5 コントローラ(制御手段)
6 燃料入口
7 荷重センサ
8 差圧室
10 ピエゾアクチュエータ
11 ピストン
13 圧力室
14、17 スペーサ
22 リターンスプリング
30 燃料噴射弁
50 噴射司令部
51 荷重測定部
52 駆動部
53 補正部
54 警告手段
61 タイマ

Claims (5)

  1. 加圧燃料が導かれる燃圧室と、
    燃圧室と差圧室の差圧に応じて変位する針弁と、
    針弁によって開閉されて燃圧室の燃料を噴射する噴口と、
    針弁を閉弁方向に付勢する弾性部材と、
    圧電素子または磁歪素子から構成されたアクチュエータと、
    アクチュエータの伸縮に応じて差圧室の圧力を加減圧するピストンと、
    エンジンの運転状態に応じて前記アクチュエータへ開弁信号と閉弁信号を選択的に送出する制御手段とを備えた燃料噴射弁の駆動装置において、
    前記制御手段は、
    開弁状態を維持可能な第1開弁信号と、開弁維持状態よりもさらにアクチュエータを開弁方向へ駆動する第2開弁信号とを予め設定した開弁信号設定手段と、
    前記アクチュエータに加わる荷重を検出する荷重センサと、
    開弁初期には前記第2開弁信号を選択し、荷重の検出値が開弁維持状態よりも低い開弁開始荷重に相当する所定値となったときに第2開弁信号から第1開弁信号へ切り換える駆動信号切換手段とを備えることを特徴とする燃料噴射弁の駆動装置。
  2. 前記駆動信号切換手段は、
    開弁開始から所定の時間が経過するまで前記第2開弁信号を維持する一方、所定時間経過後に前記荷重センサによって荷重を検出するタイマを備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
  3. 前記第1開弁信号は、
    前記針弁が開弁する期間において、前記燃圧室と差圧室との差圧によって針弁に作用する開弁方向の付勢力が、弾性部材が発生する付勢力よりも大きい所定値となるよう設定したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記アクチュエータに加わる荷重を検出する荷重センサと、
    この検出荷重に基づいて前記第1開弁信号または第2開弁信号を学習補正する学習補正手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
  5. 前記学習補正手段は、
    第1開弁信号または第2開弁信号のうちの少なくとも一方が所定値未満となったときに警告を発生する警告手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射弁の駆動装置。
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