JPH10288093A - キャブレター - Google Patents

キャブレター

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JPH10288093A
JPH10288093A JP9570197A JP9570197A JPH10288093A JP H10288093 A JPH10288093 A JP H10288093A JP 9570197 A JP9570197 A JP 9570197A JP 9570197 A JP9570197 A JP 9570197A JP H10288093 A JPH10288093 A JP H10288093A
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carburetor
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ギクシャク感を伴う不快な振動を発生させな
いで車両を滑らかに加速するキャブレターを提供する。 【解決手段】 サクションピストン33をカム71で所
定位置まで強制的に上昇する。次に、サクションピスト
ン33が所定位置に達したときに、大気開放弁80を開
いて負圧室12内を大気圧にしてサクションピストン3
3を所定位置に静止させる。次いで、所定時間経過後に
大気開放弁80を閉じて負圧室12内を負圧に戻すこと
により、サクションピストン33を高速運転位置まで上
昇する。サクションピストン33を所定位置に一時静止
させることによりエンジン駆動力を滑らかに増加させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャブレターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動二輪車のエンジンに使用する
キャブレターとして、可変ベンチュリキャブレターがあ
る。このキャブレターは、スロットル弁の一次側(エア
クリナ側)にサクションピストンを配置し、このサクシ
ョンピストンの一端を負圧室に臨ませ、この負圧室にサ
クションピストンの一次側の圧を導入し、一次側の負圧
に応じてサクションピストンを上昇するようにしたもの
である。
【0003】即ち、可変ベンチュリキャブレターは、ス
ロットル弁を開けると、サクションピストンの一次側の
圧がより負圧になり、サクションピストンが上昇して、
より多量の混合気を燃焼室に供給するものである。しか
し、この可変ベンチュリキャブレターは、一次側の負圧
のみでサクションピストンを上昇させるので、スロット
ル弁を操作してからサクションピストンが上昇を開始す
るまでに時間遅れ(タイムラグ)が発生する。このた
め、ピストンバルブタイプのキャブレターに比較して応
答性は良くない。
【0004】この問題を解消するために、スロットル弁
の弁軸にカムを取り付け、このカムでサクションピスト
ンを所定開放位置まで強制的に上昇させるリフト機構付
きキャブレターが実用化されている。この種のキャブレ
ターによれば、スロットル弁の操作に同期させてサクシ
ョンピストンを上昇させることができるので応答性が向
上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このリフト機
構付きキャブレターでは、スロットル弁をアイドリング
を含む低速運転状態から高速運転状態まで急操作したと
きに、サクションピストンは低速運転位置から高速運転
位置まで急激に上昇する。この状態を次図のグラフで説
明する。
【0006】図7は従来のリフト機構付きキャブレター
のサクションピストンリフト量と作動時間との関係を示
すグラフである。縦軸はサクションピストンのリフト量
を示し、横軸は作動時間を示す。また、T1はスロット
ル弁急開点、T2は強制リフト終了点を示し、T3はサ
クションピストン上昇終了点を示す。P1はサクション
ピストンの上昇開始点、P2は強制リフトによるサクシ
ョンピストンの上昇点を示し、P3はサクションピスト
ンの上昇終了点を示す。
【0007】このグラフから明らかなように、T1〜T
3の短時間でサクションピストンがP1からP3まで急
激に上昇することがわかる。このため、例えば、自動二
輪車のエンジンに、リフト機構付きキャブレターを使用
すると、加速時に、ギクシャク感を伴う不快な振動が自
動二輪車に発生する場合がある。なお、この不具合は、
特にエンジントルクの変化が大きい単気筒エンジンを備
えた自動二輪車に顕著に現れる。
【0008】そこで、本発明の目的は、スロットル弁を
僅かに開いた状態からスロットル弁を急全開したとき
に、ギクシャク感を伴う不快な振動を発生させないで自
動二輪車を滑らかに加速することができる技術を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、スロットル弁の一次側に、サク
ションピストンを配置し、このサクションピストンの一
端を負圧室に臨ませ、この負圧室にサクションピストン
の一次側の圧を導入し、一次側の圧に応じてサクション
ピストンを移動するようにし、且つスロットル弁の弁軸
に取付けたカムで前記サクションピストンを所定位置ま
で強制的に移動するようにしたキャブレターにおいて、
前記負圧室を大気に連通する連通路と、前記連通路を開
閉する大気開放弁とを備えたことを特徴とする。
【0010】大気開放弁を開けることにより負圧室内を
大気圧にすることができる。従って、スロットル弁を全
開した状態で、サクションピストンを所定位置に静止さ
せることができる。この結果、スロットル弁を全開した
時に、サクションピストンを所定位置に一時静止させる
ことにより、エンジン駆動力を緩やかに増加させること
ができる。従って、例えばスロットル弁を低速運転位置
から高速運転位置まで急操作したときに、ギクシャク感
を伴う不快な振動を発生させないで車両を滑らかに加速
することができる。
【0011】請求項2は、スロットル弁の一次側に、サ
クションピストンを配置し、このサクションピストンの
一端を負圧室に臨ませ、この負圧室にサクションピスト
ンの一次側の圧を導入し、一次側の圧に応じてサクショ
ンピストンを移動するようにし、且つスロットル弁の弁
軸に取付けたカムで前記サクションピストンを所定位置
まで強制的に移動するようにしたキャブレターにおい
て、負圧室に大気開放弁を取付け、サクションピストン
が前記カムにより所定位置に移動するほぼ同時期に大気
開放弁を開いて負圧室内を大気圧にし、所定時間経過後
に大気開放弁を閉じて負圧室内を負圧に戻す制御を行う
コントローラを設けたことを特徴とする。
【0012】先ず、サクションピストンをカムで所定位
置まで強制的に上昇する。次に、サクションピストンが
所定位置に達したときに、大気開放弁を開いて負圧室内
を大気圧にすることにより、サクションピストンを所定
位置に静止させる。次いで、所定時間経過後に大気開放
弁を閉じて負圧室内を負圧に戻すことにより、サクショ
ンピストンを高速運転位置まで上昇する。サクションピ
ストンを所定位置に一時静止させることにより、エンジ
ン駆動力を緩やかに増加させることができる。従って、
例えばスロットル弁を低速運転位置から高速運転位置ま
で急操作したときに、ギクシャク感を伴う不快な振動を
発生させないで車両を滑らかに加速することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るキャブレターの全体概
略図である。キャブレター1は、エアクリーナ2及びエ
ンジン3間に配置したキャブレター本体10と、このキ
ャブレター本体10の側部に取付けたリフト機構70
と、キャブレター本体10の上部に取付けた大気開放弁
80と、この大気開放弁80を制御するコントローラ9
0とからなる。
【0014】キャブレター本体10は、弁軸14に取付
けたスロットルドラム15と、このスロットルドラム1
5に先端部16a,17aを取付けたスロットルケーブ
ル16,17とを有する。なお、キヤブレター本体10
については図2で詳しく説明する。スロットルケーブル
16,17は、スロットルグリップ20に接続した部材
で、スロットルグリップ20を回転することによりスロ
ットルドラム15を弁軸14を中心に時計回り方向及び
反時計回り方向に回転する部材である。22,23はス
ロットルケーブル16,17を保持するケーブルホルダ
である。
【0015】リフト機構70は、弁軸14に取付けたカ
ム71と、このカム71に接触したローラ72を回転可
能に支持したレバー73と、このレバー73をキャブレ
ター本体10に回転可能に取付けた軸74と、この軸7
4に固定したリフトアーム(後述する)と、一端をレバ
ー73の突片に係止して軸74に巻き付けた戻しばね7
6とからなる。なお、リフトアームについては図2で詳
しく説明する。
【0016】大気開放弁80は、ソレノイドコイル81
に通電して弁を開くことにより負圧室12内を大気に開
放し、ソレノイドコイル81を非通電にして弁を閉じる
ことにより負圧室12を大気から切り離すバルブであ
る。82は大気開放弁80のインレット80aを負圧室
12につなぐ連通路であり、83は上端を大気開放弁8
0のアウトレット80bにつないで下端を大気開放した
エアチューブである。
【0017】コントローラ90は、スロットルセンサ9
1からの出力信号に基づいて、後述するスロットル弁が
全開位置に達したときに、大気開放弁80を開いて負圧
室12内を大気圧にし、所定時間経過後に大気開放弁8
0を閉じて負圧室12内を負圧に戻すように制御するも
のである。スロットルセンサ91は、弁軸14の回転角
度を検出することにより、後述するスロットル弁の全開
位置を検出するものである。
【0018】図2は本発明に係るキャブレター本体の断
面図である。キャブレター本体10は、前記吸気通路1
1に弁軸14で前記スロットル弁25を取付けたケーシ
ング30と、このケーシング30に昇降可能に設けたサ
クションピストン33と、このサクションピストン33
に開けて吸気通路11の一次側(エアクリーナ2側)を
負圧室12につなぐ負圧孔13と、サクションピストン
33上端のフランジ34,35で挟み込みんで負圧室1
2及び大気圧室36間を仕切るダイヤフラム37と、大
気圧室36を大気に開放した開放通路38と、サクショ
ンピストン33を吸気通路11側に押し下げる押下げば
ね39と、低速運転以外の運転時の燃料供給量を調整す
るためのメイン系40と、低速運転時の燃料供給量を調
整するためのスロー系42とからなる。メイン系40及
びスロー系42については以下に詳しく説明する。
【0019】サクションピストン33は、有底の筒体に
形成したもので、上端部が負圧室12に開口している。
従って、負圧室12は、サクションピストン33に開け
た負圧孔13を介して吸気通路11の一次側(エアクリ
ーナ2側)に連通している。43はフロート室、44は
フロート、45はフロート44の昇降に追従してピン4
6を支点にして回転するアーム、47はアーム45の回
転により燃料供給通路を開閉するニードル弁である。
【0020】メイン系40は、吸気通路11に開口する
メインノズル50と、このメインノズル50の下部に取
付けたメインジェット51と、メインノズル50に差し
込んだジェットニードル52とからなる。ジェットニー
ドル52は、基端をサクションピストン33に取付けた
先細りの針状部材であり、サクションピストン33の昇
降によりメインノズル50に対する差込み量を変化させ
てメインノズル50の燃料出力面積を調整する部材であ
る。
【0021】スロー系42は、フロート室43の燃料5
4の表面下に開口するスロージェット55と、燃料54
を霧化するためのスローノズル56と、霧化した燃料5
4を導く燃料通路57と、この燃料通路57につながり
且つ吸気通路11に開口する燃料出口孔58とからな
る。
【0022】また、キヤブレター本体10は、図1に示
したリフト機構70の前記リフトアーム75(奥はリフ
トアームは不図示)をサクションピストン33の両側に
備える。このリフトアーム75は、基端75aをボルト
77で軸74に固定し、且つ湾曲先端75bをサクショ
ンピストン33のフランジ35に接触させた部材であ
る。
【0023】以上に述べた本発明に係るキャブレターの
作用を次に説明する。図3(a),(b)は本発明に係
るキャブレターの第1作用説明図であり、(a)は側面
図、(b)は断面図である。(a)は、スロットルケー
ブル16,17を操作しないでスロットルドラム15を
アイドリングを含む低速運転位置にセットした状態を示
す。
【0024】(b)は、アイドリングを含む低速運転位
置にセットした状態を示す。スロットル弁25を閉じた
ので、エンジンが負圧状態のとき少量のエアをエンジン
に吸い込む。このとき、スロットル弁25の一次側(エ
アクリーナ2側)はエアが緩やかに流れるので、吸気通
路11は大気圧より僅かに低い負圧状態になり、負圧孔
13を介して負圧室12も大気圧より僅かに低い負圧状
態になる。このため、サクションピストン33は押下げ
ばね39のばね力で全閉位置まで下降する。吸気通路1
1は大気圧より僅かに低い負圧の為、メーンノズル50
からはフロート室43の燃料54を吸い出さないで、ス
ロットル弁25の2次側(エンジン側)の負圧により、
スロージェット55→スローノズル56→燃料通路57
→燃料出口孔58を経て吸気通路11内に吸い出す。
【0025】図4(a),(b)は本発明に係るキャブ
レターの第2作用説明図であり、(a)は側面図、
(b)は断面図である。(a)において、スロットルケ
ーブル16を矢印方向に引張ることにより、スロット
ルドラム15を低速運転位置から高速運転位置まで矢印
方向(時計回り方向)に回転する。スロットルドラム
15と一体にカム71を矢印方向に回転することによ
り、カム71でローラ72を押し上げてレバー73を軸
74を支点に矢印方向(時計回り方向)に回転する。
【0026】(b)は、スロットル弁25を高速運転位
置(全開位置)まで操作した状態を示す。リフトアーム
75を軸74を支点に矢印方向に回転して、サクショ
ンピストン33を所定位置まで矢印方向に強制的に上
昇させる。ジェットニードル52が所定位置まで上昇し
てメインノズル50を所定量に開く。このため、エンジ
ン3側を負圧状態にすると、多量のエアをエンジン3側
に吸い込み、スロットル弁25の一次側の吸気通路11
を大気圧より十分に低い負圧状態にするとともに、燃料
54をメインノズル50から吸気通路11内に吸い出
す。
【0027】一方、スロットル弁25が全開位置まで到
達すると、スロットルセンサ91はスロットル弁25の
全開を検出して、検出信号をコントローラ90に伝え
る。コントローラ90はスロットルセンサ91の信号に
基づいて大気開放弁80のソレノイドコイル81に通電
する。このため、大気開放弁80を開いて負圧室12を
大気に開放することにより大気圧に設定してサクション
ピストン33を所定位置に静止させる。
【0028】図5(a),(b)は本発明に係るキャブ
レターの第3作用説明図である。(a)において、サク
ションピストン33を所定位置まで上昇したときから
(スロットル弁25を全開位置まで移動したときか
ら)、所定時間(例えば1〜2秒)経過後、コントロー
ラ90からの信号で大気開放弁80のソレノイドコイル
81への通電を停止して大気開放弁80を閉じる。
【0029】(b)において、負圧室12は負圧孔13
を介して吸気通路11と同様に大気圧より十分に低い負
圧状態となる。このため、サクションピストン33は所
定位置から全開位置まで矢印方向に上昇する。したが
って、ジェットニードル52が全開位置まで上昇してメ
インノズル50が全開することにより十分な混合気をエ
ンジン側に吸い込むことができる。なお、サクションピ
ストン33が全開位置まで上昇した状態において、負圧
室12と吸気通路11とは負圧孔13を介して連通して
いる。
【0030】図6は本発明に係るキャブレターのサクシ
ョンピストンのリフト量と作動時間との関係を示すグラ
フである。縦軸はサクションピストン33のリフト量を
示し、横軸は作動時間を示す。実線は本発明に係るキャ
ブレターの実施例を示し、一点鎖線は従来のキャブレタ
ーの比較例を示す。T4は図3(a),(b)に示すス
ロットル弁急開点、T5は図4(a),(b)に示す強
制リフト終了点、T6は図5(a)に示す大気開放弁8
0を閉じた点、T7は図5(b)に示すサクションバル
ブ上昇終了点、T8は従来のキャブレターのサクション
バルブ上昇終了点を示す。また、P4はリフト機構70
によるサクションピストン33の上昇開始点、P5はリ
フト機構70によるサクションピストン33の上昇終了
点、P6は負圧によるサクションピストン33の上昇終
了点を示す。
【0031】実線で示した実施例ではT5において負圧
室が大気圧になったためにサクションピストン33が上
昇から静止に変化したことを示す。そして、T6に達し
た時点で大気開放弁80を閉じることで負圧室12が負
圧に戻り、サクションピストン33は静止から上昇へ変
化する。この結果、実施例の方はサクションピストン3
3が所定位置P5で一時静止してP4からP6まで比較
的緩やかに上昇することがわかる。このため、ギクシャ
ク感を伴う不快な振動を発生させないで車両を滑らかに
加速することができる。
【0032】一方、比較例はサクションピストンがT4
〜T8の短い時間でP4からP6まで急激に上昇するこ
とがわかる。このため、車両を加速するとき、ギクシャ
ク感を伴う不快な振動が車両に発生する場合がある。即
ち、従来はT4〜T8の短い時間でサクションピストン
をリフトさせていたものを実施例ではT4〜T7の長い
時間でサクションピストン33をリフトさせることでギ
クシャク感を解消したことに特徴がある。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、大気開放弁を開けることにより負圧
室内を大気圧にすることができる。従って、スロットル
弁を全開した状態で、サクションピストンを所定位置に
静止させることができる。この結果、スロットル弁を全
開した時に、サクションピストンを所定位置に一時静止
させることにより、エンジン駆動力を緩やかに増加させ
ることができる。従って、例えばスロットル弁を低速運
転位置から高速運転位置まで急操作したときに、ギクシ
ャク感を伴う不快な振動を発生させないで車両を滑らか
に加速することができる。
【0034】請求項2は、サクションピストンをカムで
所定位置まで強制的に上昇する。次に、サクションピス
トンが所定位置に達したときに、大気開放弁を開いて負
圧室内を大気圧にすることにより、サクションピストン
を所定位置に静止させる。次いで、所定時間経過後に大
気開放弁を閉じて負圧室内を負圧に戻すことにより、サ
クションピストンを高速運転位置まで上昇する。サクシ
ョンピストンを所定位置に一時静止させることにより、
エンジン駆動力を緩やかに増加させることができる。従
って、例えばスロットル弁を低速運転位置から高速運転
位置まで急操作したときに、ギクシャク感を伴う不快な
振動を発生させないで車両を滑らかに加速することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャブレターの全体概略図
【図2】本発明に係るキャブレター本体の断面図
【図3】本発明に係るキャブレターの第1作用説明図
【図4】本発明に係るキャブレターの第2作用説明図
【図5】本発明に係るキャブレターの第3作用説明図
【図6】本発明に係るキャブレターのサクションピスト
ンのリフト量と作動時間との関係を示すグラフ
【図7】従来のキャブレターのサクションピストンのリ
フト量と作動時間との関係を示すグラフ
【符号の説明】
1…キャブレター、12…負圧室、14…弁軸、25…
スロットル弁、33…サクションピストン、71…カ
ム、80…大気開放弁、82…連通路、90…コントロ
ーラ、P5…所定位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁の一次側に、サクションピ
    ストンを配置し、このサクションピストンの一端を負圧
    室に臨ませ、この負圧室にサクションピストンの一次側
    の圧を導入し、一次側の圧に応じてサクションピストン
    を移動するようにし、且つスロットル弁の弁軸に取付け
    たカムで前記サクションピストンを所定位置まで強制的
    に移動するようにしたキャブレターにおいて、 前記負圧室を大気に連通する連通路と、この連通路を開
    閉する大気開放弁とを備えたことを特徴とするキャブレ
    ター。
  2. 【請求項2】 スロットル弁の一次側に、サクションピ
    ストンを配置し、このサクションピストンの一端を負圧
    室に臨ませ、この負圧室にサクションピストンの一次側
    の圧を導入し、一次側の圧に応じてサクションピストン
    を移動するようにし、且つスロットル弁の弁軸に取付け
    たカムで前記サクションピストンを所定位置まで強制的
    に移動するようにしたキャブレターにおいて、 前記負圧室に大気開放弁を取付け、前記サクションピス
    トンが前記カムにより所定位置に移動するほぼ同時期に
    大気開放弁を開いて負圧室内を大気圧にし、所定時間経
    過後に大気開放弁を閉じて負圧室内を負圧に戻す制御を
    行うコントローラを前記大気開放弁に接続したことを特
    徴とするキャブレター。
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