JP2566812B2 - 摺動絞弁式気化器 - Google Patents

摺動絞弁式気化器

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JP2566812B2
JP2566812B2 JP63096578A JP9657888A JP2566812B2 JP 2566812 B2 JP2566812 B2 JP 2566812B2 JP 63096578 A JP63096578 A JP 63096578A JP 9657888 A JP9657888 A JP 9657888A JP 2566812 B2 JP2566812 B2 JP 2566812B2
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JP
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throttle valve
throttle
engine
controlled
valve
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清春 小原
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TK Carburetor Co Ltd
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TK Carburetor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、気化器のベンチュリー部に進退自在に設け
られる絞弁により吸入空気の制御を行ない、該絞弁に取
り付けられるジェットニードルにより燃料供給量を制御
する摺動絞弁式気化器に関する。
〈従来の技術と問題点〉 一般に摺動絞弁式気化器は、ベンチュリー部を上下移
動する絞弁により吸入空気量の制御を行ない、該絞弁に
取り付けられるジェットニードルにより燃料供給量を制
御するようになっており、エンジンの高回転時では絞弁
が上方へ移動され吸気路内に空気の流れを妨げるものが
なくなるため高出力を得ることができる。
ところが、このような摺動絞弁式気化器では、加速時
及び高開度時での低速運転時にベンチュリー部を通過す
る空気流速の著しい低下や、燃料の噴出遅れを生じ充分
な性能を発揮できないため、加速装置を装着するか(実
公昭53−47152号公報参照)、あるいは絞弁をエンジの
吸入負圧に対応して上昇させベンチュリ部を通過する空
気流速を常に高めるようにして燃料の噴出遅れをなくす
ようにした、いわゆる定真空式気化器(実開昭58−1548
44号公報参照)とすることがおこなわれているが、前者
は吐出量、吐出時期、霧化等に問題があり、後者は負圧
のみにより絞弁が制御されるため、加速が緩慢となると
ともに混合気がエンジンの要求している最適の空燃比に
は必ずしもならない問題がある。
本発明は、一定開度以上で絞弁を、排気バルブの制御
系を利用して制御することにより、エンジンの要求に適
合する絞弁の作動をおこないエンジンの加速性、過度特
性及び高開度時での低速運転性を向上させることを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、絞弁にバネにより上昇傾向を与えると共
に、この絞弁の上昇をアクセル部に連動するスロットル
レバーにより制御するようにし、さらに該絞弁の一定開
度以上で該絞弁を制御するスロットルコントロールレバ
ーを設け、かつ該スロットルコントロールレバーはエン
ジンの排気通路に設けられる排気バルブの制御用のアク
チュエーターに接続されることを特徴とする。
〈作用〉 上記構成によれば、アクセル部の操作に連動するスロ
ットルレバーの作動により絞弁がベンチュリ部を上下移
動する。
絞弁の一定開度以上では、該絞弁は前記スロットルレ
バーの制御のほかに、エンジンの回転数に応じて回動さ
れる排気バルブの制御用のアクチュエーターに連動する
スロットルコントロールレバーにより制御されるから、
エンジンの要求に最も適合した状態に絞弁が制御され、
加速性および絞弁高開度での低速運転性等が向上する。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図に基づいて説明する。1は気
化器である。この気化器本体2には吸気路3が貫通して
設けられており、この吸気路3のベンチュリ部18には上
方から絞弁4が進退自在に臨んでいる。該絞弁4下側の
吸気路3底壁にはメインノズル5が開口しており、この
メインノズル5下端はメインジェット6を介して燃料室
7の油面下に連通している。前記絞弁4にはジェットニ
ードル8が垂下され、このジェットニードル8は前記メ
インノズル5に挿入している。
前記絞弁4はバネ9により上昇方向に付勢され、気化
器本体2に回転可能に取り付けられるスロットルレバー
10によりその上昇を制御されている。前記スロットルレ
バー10の支軸11にはワイヤードラム12が取り付けられ、
ワイヤドラム12とアクセル部13をワイヤ14により連結し
ている。従ってアクセル部13を操作するとスロットルレ
バー10が回動し、前記絞弁4を上下動させることができ
る。
また、気化器1には絞弁4の一定開度以上で該絞弁4
を制御するスロットルコントロールレバー15が設けら
れ、該スロットルコントロールレバー15はエンジンの排
気通路16に設けられる排気バルブ17の回動制御用のアク
チュエーター18に接続されている。
前記排気バルブ17は、エンジンの排気通路16に設けら
れ、この回動により排気通路面積が変更される。そして
この排気バルブ17は開き側ワイヤー21および閉じ側ワイ
ヤー22を介してアクチュエーター18に接続されており、
このアクチュエーター18の回転制御は、エンジン回転数
を入力演算する電子制御回路20の出力信号により行なわ
れる。
すなわち、エンジンの回転が上昇すると電子制御回路
20からの指令によりアクチュエーター18が回転駆動され
排気バルブ17を徐々に回動して排気通路面積を増大する
とともにスロットルコントロールレバー15を作動させ、
絞弁4の上昇をエンジンの要求に適合するように制御す
るようになっている。
23はスロットルコントロールレバー15の支軸、24は前
記支軸23の外端に取り付けられたワイヤードラム、25は
ワイヤードラム24とアクチュエーター18とを連結するワ
イヤーである。
次に上記実施例の作用を説明する。
エンジン停止時あるいはアイドリング運転時では、絞
弁4はスロツトルレバー10により最小開度まで押し下げ
られている。
次に機関を加速すべくアクセル部13を回動するとスロ
ットルレバー10が上方へ移動され、絞弁4はバネ9の作
用力により前記スロットルレバー10に係合して上昇す
る。
絞弁4の一定開度以上では、該絞弁4は前記スロット
ルレバー10の制御のほかに、エンジンの回転数に応じて
回動される排気バルブ17の制御用のアクチュエーター18
に連動するスロットルコントロールレバー15により制御
されるから、エンジンの要求に最も適合した状態に絞弁
4が制御され、加速性および絞弁高開度での低速運転性
等を向上させることができる。
また、本発明の場合、既存の排気バルブ17を利用して
スロットルコントロールレバー15の制御を行なっている
ので、構造が簡単となり安価に提供することができる。
〈発明の効果〉 以上詳述したように本発明は、エンジン回転数を演算
して排気通路面積を変化させる排気バルブの回動用のア
クチュエーターに連動するスロットルコントロールレバ
ーにより、一定開度以上で絞弁を制御するようにしたの
で、エンジンの要求に適合した状態で絞弁を作動させる
ことができ、このため、加速性、過度特性及び高開度時
の低速運転性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は本発
明気化器の縦断面図、第3図は第2図のI−I線断面図
である。 4……絞弁、10……スロットルレバー、15……スロット
ルコントロールレバー、16……排気通路、17……排気バ
ルブ、18……アクチュエーター、20……電子制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベンチュリー部に進退自在に設けられる絞
    弁により吸入空気の制御を行ない、該絞弁に取り付けら
    れるジェットニードルにより燃料供給量を制御する摺動
    絞弁式気化器において、絞弁にバネにより上昇傾向を与
    えると共に、この絞弁の上昇をアクセル部に連動するス
    ロットルレバーにより制御するようにし、さらに該絞弁
    の一定開度以上で該絞弁を制御するスロットルコントロ
    ールレバーを設け、かつ該スロットルコントロールレバ
    ーはエンジンの排気通路に設けられる排気バルブの制御
    用のアクチュエーターに接続されることを特徴とする摺
    動絞弁式気化器。
JP63096578A 1988-04-19 1988-04-19 摺動絞弁式気化器 Expired - Lifetime JP2566812B2 (ja)

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JPH01267348A JPH01267348A (ja) 1989-10-25
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