JPH08254157A - 摺動絞り弁型気化器 - Google Patents

摺動絞り弁型気化器

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Publication number
JPH08254157A
JPH08254157A JP8652495A JP8652495A JPH08254157A JP H08254157 A JPH08254157 A JP H08254157A JP 8652495 A JP8652495 A JP 8652495A JP 8652495 A JP8652495 A JP 8652495A JP H08254157 A JPH08254157 A JP H08254157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle valve
sliding throttle
opening
lever
dashpot
Prior art date
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Pending
Application number
JP8652495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Takeuchi
勇造 竹内
Mikio Minoura
幹雄 箕浦
Satoru Suzuki
悟 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEIKEI KIKAKI KK
TK Carburetor Co Ltd
Original Assignee
TEIKEI KIKAKI KK
TK Carburetor Co Ltd
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Publication date
Application filed by TEIKEI KIKAKI KK, TK Carburetor Co Ltd filed Critical TEIKEI KIKAKI KK
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Publication of JPH08254157A publication Critical patent/JPH08254157A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定開度以上で絞り弁の開弁速度をエンジン
の要求に対して最適に制御することにより、エンジンの
加速性、高負荷運転性を向上させる。また、所定開度以
下では絞り弁を運転者のアクセルワークと忠実に連動さ
せる。 【構成】 アクセル操作子に連動される絞り弁レバー13
と摺動絞り弁5に連動される連結アーム22とを設け、前
記連結アーム22は、絞り弁レバー13が閉じ側へ回転され
る時は該レバーと直結され、開き側へ回転される時はば
ね25を介して連動される。そして前記連結アーム22には
所定開度以上でこの連結アームの開き方向の回転速度を
制御するダンパー31を連動させる。従って所定開度以下
では絞り弁レバー13と連結アーム22が一体的に連結さ
れ、所定開度以上では絞り弁5の開弁速度が該ダンパー
により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気化器の吸気通路に進退
自在に設けられる摺動絞り弁により吸入空気の制御をお
こない、該摺動絞り弁に取り付けられるジェットニード
ルを前記吸気通路に開口するメインノズル内に挿入させ
ることにより燃料供給量を制御する摺動絞り弁型気化器
に関する。
【0002】
【従来の技術】摺動絞り弁型気化器は、吸気通路と交叉
する案内筒を設け、この案内筒内に摺動絞り弁を挿入さ
せこの摺動絞り弁を前記吸気通路に進退移動させること
により吸入空気量の制御をおこなうと共に、該摺動絞り
弁に取り付けられるジェットニードルを摺動絞り弁下方
の吸気通路に開口するメインノズル内に挿入し、このジ
ェットニードルとメインノズル内に設けられる絞り部と
の間隙により燃料供給量を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の摺動絞り弁型気
化器では、加速時および高負荷運転時に摺動絞り弁底部
と吸気通路壁面とで囲まれる吸気絞り部を通過する空気
流速が著しく低下するため、メインノズルからの燃料の
出遅れを生じ充分な性能を発揮できない。そこで従来
は、加速装置を装着するか、あるいは絞弁をエンジンの
吸入負圧に対応して上昇させベンチュリ部を通過する空
気流速を常に高めるようにして燃料の出遅れをなくすよ
うにした、いわゆる定真空式気化器とすることが行われ
ているが、前者は吐出量、吐出時期を適正に設定するこ
とが困難であると共に霧化等に問題があり、後者は負圧
のみにより絞弁が制御されるため、加速が緩慢となる問
題がある。
【0004】本発明は、所定開度以上で絞り弁の開弁速
度をエンジンの要求に対して最適に制御することによ
り、エンジンの加速性、高負荷運転性を向上させるとと
もに、所定開度以下では運転者のアクセルワークに絞り
弁を忠実に連動させることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための技術的手段】本発明は、アク
セル操作子に連動される絞り弁レバーと摺動絞り弁に連
動される連結アームとを設け、前記連結アームは、絞り
弁レバーが閉じ側へ回転される時は該レバーと直結さ
れ、開き側へ回転される時はばねを介して連動される。
そして前記連結アームには摺動絞り弁の所定開度以上で
この連結アームの開き方向の回転速度を制御するダンパ
ーを連動させる。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、機関を加速すべく摺動絞
り弁を開くと摺動絞り弁が所定開度以下では前記連結ア
ームは絞り弁レバーと一体的に回転し、摺動絞り弁が所
定開度以上になると、連結アームはダンパーに当接し、
このダンパーにより摺動絞り弁の開き速度が最適に制御
される。
【0007】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す縦断面図、図2は図
1のA−A線断面図である。
【0008】気化器本体1には吸気通路2が貫通して設
けられ、この吸気通路2の上部には案内筒4が吸気通路
2とほぼ直交して形成されている。該案内筒4には摺動
絞り弁5が摺動自在に挿入されており、この摺動絞り弁
5の上下動により吸気通路2を開閉制御する。摺動絞り
弁5底部とその下側の吸気通路壁面との間には吸気絞り
部6が形成され、この吸気絞り部6の吸気通路2底面に
はメインノズル7が開口されており、このメインノズル
7の下方はメインジェット8を介して燃料室9の油面下
に連通している。前記摺動絞り弁5にはジェットニード
ル10が垂下され、このジェットニードル10は前記メ
インノズル7に挿入されている。このメインノズル7内
には絞り部11が設けられ該絞り部11と前記ジェット
ニードル10との間に形成される間隙により燃料供給量
が制御される。
【0009】また、摺動絞り弁5より上側の案内筒上部
室12には絞り弁レバー13が回動可能に配設されてい
る。この絞り弁レバー13はその軸14を前記上部室1
2の側壁に設けられた軸受け15、16に嵌合し、その
一方の外端にはワイヤドラム17が取り付けられてい
る。このワイヤドラム17と気化器本体1の間には前記
絞り弁レバー13を摺動絞り弁5の閉じ方向に付勢する
図示しない戻しばねが配設される。また、このワイヤド
ラム17はケーブルワイヤ20によりアクセル操作子2
1に連結され、従ってこのアクセル操作子21の操作に
伴って絞り弁レバー13が回動される。
【0010】一方前記軸14には連結アーム22が回動
自在に嵌合され、該連結アーム22の先端には連結ロッ
ド23の一端が枢着され、該ロッド23の他端は摺動絞
り弁5に枢着されている。前記絞り弁レバー13と連結
アーム22の間には、前記連結アーム22を摺動絞り弁
5の開弁方向に付勢し、これら絞り弁レバー13と連結
アーム22を一体化するばね25が備えられ、また、絞
り弁レバー13には、前記連結アーム22を当接させる
ストッパ部26が設けられる。従って、これら絞り弁レ
バー13と連結アーム22は摺動絞り弁5の開弁方向へ
の回動時は前記ばね25を介して連動され、閉弁方向へ
の回動時はストッパ部26によって連結される。
【0011】前記案内筒4の頂部にはトップカバー28
が設けられ、該トップカバー28には、アイドル開度時
において作動ロッド30先端と前記連結アーム22とが
所定の間隔を有するようにダッシュポット31が取り付
けられる。従って、絞り弁レバー13を摺動絞り弁5の
開弁方向に回転させると、所定開度以上で前記連結アー
ム22がダッシュポット31の作動ロッド30に係合
し、このダッシュポット31のダンパー力により前記連
結アーム22の回転速度が制御される。
【0012】このダッシュポット31は従来から一般的
に使用される構造のもので、ケーシング33内をダイヤ
フラム34により圧縮室35と大気室36に区画し、前
記ダイヤフラム34には大気室36を経てケーシング3
3外へ延びる作動ロッド30を設け、前記圧縮室35に
は前記ダイヤフラム34を大気室36側へ付勢するばね
38が配設される。一方前記圧縮室35には、ダイヤフ
ラム34が該圧縮室35容積を減少させる方向に移動す
る時閉じ、ダイヤフラム34が該圧縮室35の容積を増
大する方向に移動した時開く逆止弁39とダイヤフラム
34が圧縮室35の容積を減少させる方向に移動する時
該圧縮室35内の空気をケーシング33外に排出するた
めの絞り孔40を設けている。従って前記作動ロッド3
0がケーシング33内へ押し込まれる時は圧縮室35内
の空気が前記絞り孔40を通って排出され前記作動ロッ
ド30は緩やかに移動され、逆にばね38の作用によっ
てケーシング33外方に突出する時は前記逆止弁39の
開弁により速やかに移動される。
【0013】従って前記摺動絞り弁5の開弁作動時は該
絞り弁5の所定開度以下では前記絞り弁レバー13と連
結アーム22はばね25によって連結され一体的に回転
される。また、摺動絞り弁5が所定の開度以上になる
と、前記連結アーム22がこのダッシュポット31の作
動ロッド30に当接するため、前記連結アーム22はば
ね25に抗して絞り弁レバー13から分離し、前記摺動
絞り弁5の開弁速度は前記ダッシュポット31によって
制御される。
【0014】上記の実施例によれば、アイドリングから
所定開度までは絞り弁レバー13と連結アーム22はば
ね25の弾発力で結合された状態で一体的に回動され、
運転者の微妙なアクセルワークがそのまま摺動絞り弁5
に伝達される。一方所定開度以上は連結アーム22がダ
ッシュポット31の作動ロッド30に係合し制御され
る。このダッシュポット31のダンパー力は加速時及び
高負荷運転時の絞り弁開度を最適に制御するように実験
的に求められ、通常前記ダッシュポット31の絞り孔4
0径およびばね38によって調整される。
【0015】図3および図4は前記連結アーム22の軸
43を絞り弁レバー13の軸14とは独立させ、この軸
43の外端に制御レバー44を取り付け、該制御レバー
44が摺動絞り弁5の所定開度以上でダッシュポット3
1に係合するように構成した実施例であり、このように
構成することによりダッシュポット31を摺動絞り弁型
気化器の側部へ配置させることができ、気化器の全高を
低くすることができる。また摺動絞り弁型気化器を多連
にする場合などダッシュポット31を一つで制御できる
ので、気化器を低コストにすることができる。
【0016】図5はダッシュポット31の作動ロッド3
0が摺動絞り弁5の頂部と係合するように構成するもの
で、前記ダッシュポット31を、作動ロッド30がアイ
ドル開度時の摺動絞り弁5頂部と所定の間隔を有するよ
うに、気化器のトップカバー28に取り付ける。従って
摺動絞り弁5が所定開度以下では該摺動絞り弁5とダッ
シュポット31は係合せず、所定開度以上に上昇する
と、該絞り弁5の頂部がダッシュポットの作動ロッド3
0を押し、摺動絞り弁5の開弁速度が制御される。
【0017】上述の実施例ではダンパーとしてダッシュ
ポット31を使用した例を説明したが、その他のダンパ
ー、例えばオイル式ダンパー等を使用することも可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、摺
動絞り弁が所定開度以下では絞り弁レバーと連結アーム
が一体的に連結され摺動絞り弁はアクセルと時差なしに
連動されるため、運転者の微妙なアクセルワークをその
まま摺動絞り弁に伝達させることができる。また摺動絞
り弁が所定開度以上では連結アームがダンパーに係合さ
れ該摺動絞り弁の開弁速度が該ダンパーにより制御され
るため、加速時及び高負荷運転時の絞り弁開度が最適に
制御され、息つきのない最良の加速性が得られる。
【0017】また、部品点数が少なく極めて簡単な構成
であり、気化器のコストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2と同様の断面で示す本発明の他の実施例の
断面図である。
【図4】図3のB矢視側面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 気化器本体 2 吸気通路 5 摺動絞り弁 13 絞り弁レバー 22 連結アーム 26 ストッパ部 31 ダッシュポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に進退自在に設けられる摺動絞
    り弁により吸入空気の制御をおこない、該摺動絞り弁に
    取り付けられるジェットニードルを前記吸気通路に開口
    するメインノズル内に挿入させることにより燃料の制御
    をおこなう摺動絞り弁型気化器において、アクセル操作
    子に連動される絞り弁レバーと摺動絞り弁に連動される
    連結アームとを設け、前記連結アームは、絞り弁レバー
    が閉じ側へ回転される時は該レバーと直結され、開き側
    へ回転される時はばねを介して連動され、さらにこの連
    結アームには摺動絞り弁の所定開度以上でこの連結アー
    ムの開き方向の回転速度を制御するダンパーを連動させ
    ることを特徴とする摺動絞り弁型気化器。
  2. 【請求項2】 前記ダンパーはダッシュポットであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の摺動絞り弁型気化器。
  3. 【請求項3】 前記ダッシュポットは、ダッシュポット
    の作動ロッド先端と連結アームとがアイドル開度時に所
    定の間隔を有するように気化器のトップカバーに取り付
    けられることを特徴とする請求項2に記載の摺動絞り弁
    型気化器。
  4. 【請求項4】 気化器の外部に突出される連結アームの
    軸端に制御レバーを取り付け、前記ダッシュポットを、
    作動ロッドの先端と前記制御レバーとがアイドル開度時
    に所定の間隔を有するように配設させることを特徴とす
    る請求項2に記載の摺動絞り弁型気化器。
  5. 【請求項5】 前記ダッシュポットは、作動ロッドの先
    端がアイドル開度時の摺動絞り弁の頂部と所定の間隔を
    もって気化器のトップカバーに取り付けられ、摺動絞り
    弁の所定開度以上では該絞り弁の頂部によってダッシュ
    ポットの作動ロッドを押すことを特徴とする請求項2に
    記載の摺動絞り弁型気化器。
JP8652495A 1995-03-17 1995-03-17 摺動絞り弁型気化器 Pending JPH08254157A (ja)

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