JPH0435569Y2 - - Google Patents

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JPH0435569Y2
JPH0435569Y2 JP1555887U JP1555887U JPH0435569Y2 JP H0435569 Y2 JPH0435569 Y2 JP H0435569Y2 JP 1555887 U JP1555887 U JP 1555887U JP 1555887 U JP1555887 U JP 1555887U JP H0435569 Y2 JPH0435569 Y2 JP H0435569Y2
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fuel
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valve
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、気化器のスロツトルバルブの下流側
に備えられたエンジン回転数制御バルブによつて
補助燃料を調整する補助燃料供給装置に関し、エ
ンジン無負荷運転時に全体の供給燃料量をエンジ
ン要求燃料量に合致させるようにした気化器の補
助燃料供給装置に関する。
[従来技術の説明] 従来から気化器においては、気化器スロツトル
バルブの下流側にエンジン回転数によつて吸気通
路断面を可変させるエンジン回転数制御バルブ
(以下ガバナーバルブとする)を備え、そのガバ
ナーバルブによつて補助燃料を調節する補助燃料
供給装置を備えるようにしたものが特公昭40−
26765号等に示されている。この従来例を第3図
に要部断面図で示す。気化器本体10内には吸気
通路12が形成され、気化器本体10には吸気通
路12の断面を可変させるピストンバルブ14が
摺動自在に備えられている。吸気通路12内には
ピストンバルブ14の位置より下流側にそのピス
トンバルブ14の摺動と連動して回転するスロツ
トルバルブ16が備えられている(ピストンバル
ブ14とスロツトルバルブ16との連結機構は省
略する)。そのスロツトルバルブ16の下流側に
ガバナーバルブ18が備えられている。このガバ
ナーバルブ18はエンジン回転数に応じて開度を
変えて吸気通路断面を可変させるもので、無負荷
運転時には吸気通路断面を狭くする一定開度であ
り、負荷運転になると吸気通路断面を広くするも
のである。前記ピストンバルブ14の先端にはジ
エツトニードル20が取付けられ、そのジエツト
ニードル20によつてフロート室22内からの主
燃料量が調節される。
気化器本体10内には、前記フロート室22か
ら通じる燃料通路24と、大気を導入する大気通
路26と、前記燃料通路24と大気通路26とが
合流して前記吸気通路12のガバナーバルブ18
付近に開口するガバナーバイパス用エマルジヨン
通路28とが形成される。このエマルジヨン通路
28の開口位置は、エンジン無負荷運転時の開度
時にガバナーバルブ18によつてエマルジヨン通
路28の開口部に負圧が作用するような位置とさ
れる。前記燃料通路24の途中と大気通路26の
途中には、それぞれ絞り30と絞り32が設けら
れている。このエマルジヨン通路28の途中には
ソレノイドバルブ34が備えられ、スロツトルバ
ルブ16の開度がアイドリング開度より大きい時
に、ソレノイドバルブ34がONになつてエマル
ジヨン通路28が開かれる。
このような従来構成の気化器における、エンジ
ンの無負荷運転時での燃料流量について第4図に
示す。エンジンの無負荷運転時にはガバナーバル
ブ18の開度は一定であるので、補助燃料流量は
実線イで示されるように、エマルジヨン通路28
からは一定量の燃料が供給されるものである。一
方、主燃料流量は一点鎖線ロで示されるように、
スロツトルバルブ開度が大きくなるにつれて流量
が減少する。これら補助燃料と主燃料との合計の
燃料流量は実線ハで示されるように、スロツトル
バルブ開度が大きくなるにつれて流量が減少す
る。即ち、スロツトルバルブの最大開度の時に流
量が最小となり、この最小流量をエンジンの要求
燃料流量に合わせるようにしてある。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、エンジンの無負荷運転におけるエンジ
ンの要求燃料量は、スロツトルバルブ開度にかか
わらず一定であるので、従来構成の気化器ではス
ロツトルバルブ開度が最大の時以外は、余分な燃
料が供給されていた。この結果、経済性が悪く、
廃棄ガスが増加するという不具合が生じていた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、エ
ンジンの無負荷運転時での補助燃料量を調節し
て、どのようなスロツトルバルブ開度において
も、エンジンの要求燃料流量に合わせた一定の燃
料量をエンジンに供給するようにした気化器の補
助燃料供給装置を提供することを目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、気化器本
体の吸気通路断面を可変させるための相互に連動
作動するピストンバルブとスロツトルバルブと、
エンジンの回転数に応じて吸気通路断面を可変さ
せるガバナーバルブと、ガバナーバルブ付近の吸
気通路に開口するエマルジヨン通路と、このエマ
ルジヨン通路の上流に設けられる燃料通路及び大
気通路と、このエマルジヨン通路の途中に備えら
れ所定のスロツトルバルブの開度以上の時にその
エマルジヨン通路を開くためのソレノイドバルブ
とを有する気化器の補助燃料供給装置において、
前記スロツトルバルブの作動に連動して前記燃料
通路の通路断面と大気通路の通路断面とを同時に
可変させる手段を設け、スロツトルバルブの開度
が大きくなるに伴なつてその手段で燃料通路と大
気通路の各通路断面を大きくするようにしたもの
である。
[作用] スロツトルバルブがアイドリング開度以上でエ
マルジヨン通路が開かれる。その後、スロツトル
バルブの開度が大きくなるにつれて、燃料通路と
大気通路との合流位置にあるプランジヤが燃料通
路と大気通路の通路断面を広くする。これによつ
て、主燃料が減少するにつれて補助燃料が増加す
るようになる。この結果、主燃料と補助燃料との
合計がスロツトルバルブの開度に関係なく、エン
ジンの要求燃料量に合わせて常に一定になる。
[実施例] 次に本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わる気化器の補助燃料供給
装置の構成断面図、第2図は第1図におけるプラ
ンジヤ位置での拡大断面図である。これらの図に
おいて前記第3図と同一符合は同一部分を示す。
気化器本体10には、フロート室22から通じ
る補助燃料通路36と大気と通じる大気通路38
とが形成され、それらの合流箇所と前記吸気通路
12に至るエマルジヨン通路40が通じている。
この補助燃料通路36と大気通路38との合流位
置に、プランジヤ42が備えられている。このプ
ランジヤ42の先端には、前記補助燃料通路36
に挿入され、その補助燃料通路36の断面を可変
させるニードル44が固定されている。このプラ
ンジヤ42の側壁によつて、大気通路38とエマ
ルジヨン通路40が開閉されるように設定されて
いる。即ち、このプランジヤ42が摺動すること
によつて、大気通路38とエマルジヨン通路40
の断面が変化させられると共に、プランジヤ42
の先端のニードル44によつて補助燃料通路36
の断面も変化させられて、エマルジヨン通路40
に送られる燃料量と空気量とが調整される。
このプランジヤ42は第一リンク46と第二リ
ンク48とを介して回転軸50に連結されてお
り、この回転軸50の回転に応じてプランジヤ4
2が第2図で上下に摺動させられる。この回転軸
50にはスロツトルレバー52が固定されてお
り、このスロツトルレバー52の自由端には図示
しないアクセル(またはスロツトルグリツプ)に
応動して牽引させられるスロツトルワイヤ54が
取付けられている。アクセルによる加速動作が行
なわれると、スロツトルレバー52と共に回転軸
50は第2図で時計方向に回転させられる。
ここにおいて、アクセルの開度がアイドリング
開度である時には、前記補助燃料通路36と大気
通路38とエマルジヨン通路40とはプランジヤ
42によつて閉じた状態となるように設定されて
いる。また、アクセルの開度がそれより大きくな
るに伴なつて、回転軸50の回転によつてプラン
ジヤ42を上方に摺動させて、その摺動量に比例
して、補助燃料通路36と大気通路38との断面
が開かれるようにされている。
以上のように構成されているので、エンジンの
無負荷運転時において、スロツトルバルブ16の
開度がアイドリング開度より大きい時に、ソレノ
イドバルブ34がONになつてエマルジヨン通路
36が開かれて吸気通路12に補助燃料が供給さ
れる状態となる。アクセルの開度がアイドリング
開度である時には、プランジヤ42によつて補助
燃料通路36と大気通路38とエマルジヨン通路
36とは閉じられているので、吸気通路12へは
補助燃料が供給されない。
その後、スロツトルバルブ開度がアイドリング
開度より大きくなると、その開度に応じてプラン
ジヤ42が摺動し、このプランジヤ42の摺動量
に比例して、補助燃料通路36と大気通路38と
エマルジヨン通路36の断面が開かれ、その断面
に比例した補助燃料量と大気量とがエマルジヨン
通路36を経由して吸気通路12へ供給される。
ここで、エンジンの無負荷運転時におけるエマ
ルジヨン通路36からの補助燃料流量は、第4図
点線ニで示すように、スロツトルバルブ開度が大
きくなるにつれて流量が増加する。一方、主燃料
流量は前記一点鎖線ロで示したように、スロツト
ルバルブ開度が大きくなるにつれて流量が減少す
る。これらの補助燃料と主燃料との合計の流量は
点線ホで示するように、スロツトルバルブ開度が
変化しても同じになる。即ち、エンジンの要求燃
料流量に合わせることができる。
なお、前記実施例においては、スロツトルワイ
ヤ54をアクセルまたはスロツトルグリツプに応
動して牽引させるようにしたが、ピストンバルブ
14やスロツトルバルブ16の連動機構の動きに
応じてプランジヤ42を摺動させてもよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係わる気化器の補助燃
料供給装置によれば、エンジンの無負荷運転時に
おいて、スロツトルバルブの開度に応じて補助燃
料通路断面と大気通路断面とを可変させるように
して、スロツトルバルブの開度が大きくなるにつ
れて補助燃料量と空気量とを調整できるようにし
たものである。その結果、エンジンの無負荷運転
時において、どのようなスロツトルバルブ開度に
おいても、主燃料と補助燃料とのトータル燃料を
エンジン要求燃料量である一定の流量にすること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる気化器の補助燃料供給
装置の構成断面図、第2図は第1図における補助
燃料プランジヤ位置での拡大断面図、第3図は従
来の気化器の補助燃料供給装置の構成断面図、第
4図はスロツトルバルブ開度と燃料流量との関係
を示す特性図である。 10……気化器本体、12……吸気通路、14
……ピストンバルブ、16……スロツトルバル
ブ、18……ガバナーバルブ、34……ソレノイ
ドバルブ、36……補助燃料通路、38……大気
通路、40……エマルジヨン通路、42……プラ
ンジヤ、44……ニードル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器本体の吸気通路断面を可変させるための
    相互に連動作動するピストンバルブとスロツトル
    バルブと、エンジンの回転数に応じて吸気通路断
    面を可変させるガバナーバルブと、ガバナーバル
    ブ付近の吸気通路に開口するエマルジヨン通路
    と、このエマルジヨン通路の上流に設けられる燃
    料通路及び大気通路と、このエマルジヨン通路の
    途中に備えられ所定のスロツトルバルブの開度以
    上の時にそのエマルジヨン通路を開くためのソレ
    ノイドバルブとを有する気化器の補助燃料供給装
    置において、前記スロツトルバルブの作動に連動
    して前記燃料通路の通路断面と大気通路の通路断
    面とを同時に可変させる手段を設け、スロツトル
    バルブの開度が大きくなるに伴なつてその手段で
    燃料通路と大気通路の各通路断面を大きくするよ
    うにしたことを特徴とする気化器の補助燃料供給
    装置。
JP1555887U 1987-02-06 1987-02-06 Expired JPH0435569Y2 (ja)

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JPS63123749U JPS63123749U (ja) 1988-08-11
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