JPH10287632A - γ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体及びそれを還元してなるホモフェニルアラニン誘導体の製造方法 - Google Patents
γ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体及びそれを還元してなるホモフェニルアラニン誘導体の製造方法Info
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Abstract
アラニン誘導体の製造方法、その中間体及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 一般式IIのβ−ベンゾイルアクリル酸
誘導体と、一般式IIIの1−アリールエチルアミン誘
導体とを反応させてなる一般式Iのγ−オキソ−ホモフ
ェニルアラニン誘導体を還元反応に供する一般式IVの
ホモフェニルアラニン誘導体の製造方法。 (X1及びX2は同一又は異なって水素、C1〜7のア
ルキル基、C6〜10のアリール基、C7〜10のアラ
ルキル基、水酸基、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロ
メチル基、C1〜4のアルコキシル基、C1〜4のアル
キルメルカプト基又はニトロ基を、Rはフェニル基、置
換フェニル基又はナフチル基を表す。)
Description
V);
て、水素原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数6〜
10のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基、水
酸基、ハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル
基、炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数1〜4のア
ルキルメルカプト基又はニトロ基を表す。)で表される
光学活性なホモフェニルアラニン誘導体の製造方法、並
びに、その中間体であるγ−オキソ−ホモフェニルアラ
ニン誘導体及びその製造方法に関する。
ホモフェニルアラニン誘導体(以下「ホモフェニルアラ
ニン誘導体(IV)」という)は、医薬、主としてアン
ギオテンシン変換酵素阻害剤(以下「ACE阻害剤」と
いう)の構成成分として極めて重要なアミノ酸である。
特開昭64−71934号公報に記載されているよう
に、上記ホモフェニルアラニン誘導体(IV)は、その
アミノ基を亜硝酸と反応させてヒドロキシ体とした後、
上記ACE阻害剤へ容易に導くことができる。
ニン誘導体(IV)の製造方法としては、酵素等の生体
触媒を用いる方法、酵素等の生体触媒を用いないいわゆ
る不斉合成法を用いる方法等が知られている。
ば、特開平1−79134号公報には、対応するヒダン
トインをヒダントイナーゼで不斉分解する方法が開示さ
れており、特開平2−31694号公報には、対応する
アミノニトリルをニトリル水解酵素で不斉水解する方法
が開示されているが、これらの方法は原料合成の際に有
毒である青酸化合物を使用する必要がある。
は、対応するケト酸をトランスアミナーゼによってトラ
ンスアミノ化する方法が開示されており、ジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリ−(J.Org.Ch
em.)、55巻、5567頁(1990年)には、対
応するケト酸をフェニルアラニンデヒドロゲナーゼによ
って還元的にアミノ化する方法が開示されているが、こ
れらの方法は高価なケト酸を原料に用いる必要がある。
・ソサエティー(J.Am.Chem.Soc.)、1
12巻、945頁(1990年)には、対応するエステ
ルを酵素で不斉水解する方法が開示されており、ビュレ
タン・オブ・ケミカル・ソサエティー・オブ・ジャパン
(Bull.Chem.Soc.Jpn.)、55巻、
918頁(1982年)には、対応するアセチル体をア
シラーゼで不斉水解する方法が開示されているが、これ
らの方法はラセミ分割法であるので、原料のラセミ体全
量からは理論的には半量しか目的化合物を得ることがで
きず、また、操作が煩雑である等の欠点がある。
えば、クロロアセチル基を有する化合物を不斉ほう素錯
体で還元した後転位させる方法(ジャーナル・オブ・ア
メリカン・ケミカル・ソサエテイー(J.Am.Che
m.Soc.)、114巻、1906頁(1992
年))、4−フェニル−2−アミノクロトン酸誘導体を
不斉なロジウム錯体を用いて水素添加する方法(ジャー
ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、(J.Or
g.Chem.)、52巻、5142頁(1987
年))、光学活性なグリシン誘導体と臭化フェニルプロ
ピルとを反応させる方法(ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサエティー(J.Am.Chem.S
oc.)、108巻、1103頁(1986年))等を
挙げることができるが、これらの不斉合成法では、高価
な触媒や操作が困難な有機金属化合物を用いる必要があ
る。
ン誘導体(IV)を光学分割することにより得る方法と
しては、例えば、対応するN−ホルミル体をフェネチル
アミンを用いて分割する方法(特開昭63−63646
号公報)、対応するメチルエステルをマンデル酸を用い
て分割する方法(特開昭63−145256号公報)、
対応するN−アセチル体をブルシンを用いて分割する方
法(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー
(J.Biol.Chem.)、122巻、348頁
(1937〜1938年))等を挙げることができる
が、これらの方法では、原料のラセミ体全量からは理論
的には半量しか目的化合物を得ることができず、また、
操作が煩雑である等の欠点がある。このように、これま
での方法は必ずしも満足な方法とはいいがたかった。
み、経済的に優れかつ効率的な上記光学活性ホモフェニ
ルアラニン誘導体(IV)の製造方法、並びに、その中
間体及びその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
般式(I);
は、フェニル基、置換フェニル基又はナフチル基を表
す。)で表されるγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘
導体(以下「γ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体
(I)」という)にある。本発明の要旨は、また、下記
一般式(II);
で表されるβ−ベンゾイルアクリル酸誘導体(以下「β
−ベンゾイルアクリル酸誘導体(II)」という)と、
下記一般式(III);
1−アリールエチルアミン誘導体(以下「1−アリール
エチルアミン誘導体(III)」という)とを反応させ
ることにより、上記γ−オキソ−ホモフェニルアラニン
誘導体(I)を製造するところにある。
ホモフェニルアラニン誘導体(I)を還元反応に供する
ことにより、上記ホモフェニルアラニン誘導体(IV)
を製造するところにある。以下に本発明を詳述する。
クリル酸誘導体(II)と上記1−アリールエチルアミ
ン誘導体(III)とからいわゆるマイケル付加反応に
より容易に調製可能な新規物質であるγ−オキソ−ホモ
フェニルアラニン誘導体(I)を中間体として用い、こ
のγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体(I)を金
属触媒の存在下で還元することによって上記ホモフェニ
ルアラニン誘導体(IV)を容易に製造することができ
る。
上記光学活性な1−アリールエチルアミン誘導体(II
I)を用いることにより、ジアステレオ選択的にγ−オ
キソ−ホモフェニルアラニン誘導体が沈殿として生成す
るので、このγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体
を還元することにより、極めて光学純度の高い(R)−
ホモフェニルアラニン誘導体又は(S)−ホモフェニル
アラニン誘導体をそれぞれ製造することができる。本発
明に係る反応を反応式で表すと以下のようになる。
リル酸誘導体(II)としては、得られるホモフェニル
アラニン誘導体(IV)の有用性から、X1 がp−メト
キシ基であり、X2 が水素原子であるp−メトキシ−β
−ベンゾイルアクリル酸、X1 が水素原子であり、X2
が水素原子である無置換のβ−ベンゾイルアクリル酸が
好ましい。
I)には、トランス体とシス体とが存在する。上記トラ
ンス体は、例えば、芳香族化合物と無水マレイン酸との
フリーデル・クラフツ反応(オーガニック・リアクショ
ンズ(Organic Reactions)、5巻、
229頁(1957年))、アセトフェノン誘導体とグ
リオキシル酸との脱水縮合(特開昭52−39020号
公報)等の公知方法によって容易に合成することができ
る。
射により異性化する等の方法により調製することができ
る。上記トランス体及び上記シス体のいずれの異性体も
本発明におけるマイケル付加反応に使用することができ
るが、工業的利用の面からは加工度の低いトランス体が
好ましい。
アミン誘導体(III)としては、最も安価であること
から、1−フェネチルアミンが好ましい。更に、(S)
−1−フェネチルアミン又は(R)−1−フェネチルア
ミンを用いて光学活性なγ−オキソ−ホモフェニルアラ
ニン誘導体を得ることができる。上記1−アリールエチ
ルアミン誘導体(III)は、市販のものを用いても、
蒸留等精製して用いてもよい。
リル酸誘導体(II)と、上記1−アリールエチルアミ
ン誘導体(III)とを付加反応させてγ−オキソ−ホ
モフェニルアラニン誘導体を製造する方法としては、例
えば、上記β−ベンゾイルアクリル酸誘導体(II)
と、上記1−アリールエチルアミン誘導体(III)と
を溶媒中で混合して反応させる方法等を用いることがで
きる。更に具体的には、例えば、β−ベンゾイルアクリ
ル酸誘導体(II)のエタノール溶液に1−アリールエ
チルアミン誘導体(III)を滴下する方法等を挙げる
ことができる。
ニルアラニン誘導体(I)の製造においては、例えば、
(S)体の1−フェネチルアミンを用いた場合には、立
体配置が(αS、1S)である下記一般式(V);
で表されるγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体
と、立体配置が(αR、1S)である下記一般式(V
I);
で表されるγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体と
の二つのジアステレオマーの混合物が生成する。上記付
加反応において、ジアステレオマーの比((αS、1
S):(αR、1S))は、通常、51〜99%:49
〜1%程度である。(αS、1S)体は有機溶媒に対し
て溶解度が低いので、溶媒系によっては、反応液中から
生じてくる沈殿を濾取することにより、70%以上のジ
アステレオマー比で(αS、1S)体を得ることができ
る。更に、反応温度を上げる等反応条件を選ぶことによ
って、(αS、1S)体をジアステレオ選択比95%以
上の選択性で得ることも可能である。
用いることにより、立体配置が(αR、1R)体である
γ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体を、(αS、
1R)体に対し同様に95%以上の比で選択的に得るこ
ともできる。
例えば、水溶系;メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、t−ブチルアルコール、n
−ヘキサノール等のアルコール系;アセトニトリル、プ
ロピオニトリル等のニトリル系;ジエチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル
ホスホルアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系;
メチレンクロリド、クロロホルム等のハロゲン化炭化水
素系;アセトン、メチルエチルケトン、メチル−t−ブ
チルケトン等のケトン系;ジメチルスルホキシド、スル
ホラン等のスルホキシド又はスルホン系;酢酸エチル、
酢酸メチル等のエステル系;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族系炭化水素系;ヘキサン、ペンタン、シ
クロヘキサン等の脂肪族炭化水素系;これらの混合物等
を挙げることができる。
を用いると、得られるγ−オキソ−ホモフェニルアラニ
ン誘導体のジアステレオマー比は70%以下になり収率
の面で好ましくない。また、強い親水性溶媒中では反応
の進行がやや遅い。このことから、プロトン性溶媒、特
に、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール
等のアルコール系溶媒が好ましく、これらを用いること
により、ジアステレオマー比が80%以上となる。
ルアクリル酸誘導体(II)と上記1−アリールエチル
アミン誘導体(III)の混合比は、通常、β−ベンゾ
イルアクリル酸誘導体(II):1−アリールエチルア
ミン誘導体(III)=3:1〜1:3程度であるが、
1−アリールエチルアミン誘導体(III)がβ−べン
ゾイルアクリル酸(II)よりも過剰であるほうが反応
速度が速いので、1:1〜1:1.5が好ましい。
0℃が好ましい。反応時間の短縮の観点から、より好ま
しくは、30〜60℃である。上記付加反応における濃
度は、β−ベンゾイルアクリル酸誘導体(II)に対し
て0.1〜20%が好ましいが、濃度が薄いと反応速度
が低下するので、より好ましくは、1〜20%である。
反応を初期に速やかに進行させ、後にジアステレオマー
を選択的に取得する等の反応の制御のため、例えば、β
−ベンゾイルアクリル酸誘導体(II)と1−アリール
エチルアミン誘導体(III)との反応を最初の5時間
は濃度2%で行い、そののち1%に希釈する等の反応濃
度制御による製造も可能である。
るので、反応溶液中に塩基を添加物として加えることも
できる。上記塩基としては、例えば、トリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジアザ
ビシクロオクタン等のアミン類;重炭酸ナトリウム、重
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属炭酸塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物;水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等のアル
カリ土類金属水酸化物;水酸化鉄、水酸化亜鉛等の遷移
金属水酸化物;テトラメチルアンモニウム水酸化物、テ
トラエチルアンモニウム水酸化物、ベンジルトリメチル
アンモニウム水酸化物等の4級アンモニウム水酸化物等
を挙げることができる。
γ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体(I)の単離
は、反応中に沈澱として生じてくる目的生成物を濾過す
る等によって行うことができるが、反応溶液を加熱、濃
縮したのちに濾過してもよいし、カラムクロマトグラフ
ィーやHPLCによる分取等で更に精製してもよいし、
アセトニトリル−水系等を溶媒として再結晶によって精
製してもよい。また、上記付加反応後、反応系に速やか
に塩酸、硫酸等の酸を加えることにより、上記目的生成
物を対応する塩酸塩や硫酸塩に変換させて単離すること
もできる。上記付加反応によって生成したγ−オキソ−
ホモフェニルアラニン誘導体(I)に、当量以上の硫酸
又は塩酸を加え、次の還元操作を連続して行うこともで
きる。
フェニルアラニン誘導体(I)を還元反応に供すること
によって上記ホモフェニルアラニン誘導体(IV)を得
ることができる。上記還元反応で用いられる反応として
は、例えば、金属触媒の存在下で行う接触還元反応;亜
鉛、亜鉛アマルガム、水銀、スズ等の金属の存在下、酸
性溶媒中で還元するいわゆるクレメンゼン型還元反応;
ヒドラジンを用いる還元反応;水素化珪素化合物を用い
る還元反応;ケトンをいったんチオケタール化した後、
ラネーニッケルで還元する還元反応;ケトンをいったん
トシルヒドラゾン化した後、水素化ほう素ナトリウムで
還元する還元反応;ケトンをいったん金属水素化物で還
元した後、金属触媒の存在下還元する還元反応等が挙げ
られる。なかでも、安価なことから、金属触媒の存在下
で行う接触還元反応が好ましい。
は、例えば、パラジウムカーボン、水酸化パラジウム、
酸化パラジウム、Pd−BaSO4 、Pd−CaC
O3 、Pd−A12 O3 、パラジウム−トリフェニルフ
ホスフィン、Pd[P(C6 H5)3 ]4 、リンドラー
触媒、コロイドパラジウム等のパラジウム触媒;酸化白
金、白金炭素等の白金触媒;ラネーニッケル等のニッケ
ル触媒;亜鉛末等の亜鉛触媒等を挙げることができる。
なかでも、高収率で生成物を与えることから、パラジウ
ム触媒が好ましく、特に、選択性の面から、パラジウム
カーボンが好ましい。
な還元剤を用いることができる。還元剤としては、例え
ば、水素;ギ酸、ギ酸塩;金属水素化物;亜鉛、亜鉛ア
マルガム、水銀、スズ等の金属;ヒドラジン;水素化珪
素化合物;ラネーニッケル等が挙げられる。なかでも、
安価なことから、水素、ギ酸、ギ酸塩、金属水素化物が
好ましい。上記ギ酸塩としては、例えば、ギ酸アンモニ
ウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸トリエチルアンモニウム等
を挙げることができる。上記金属水素化物としては、例
えば、水素化ほう素ナトリウム、NaB(CN)H3 等
を挙げることができる。
ン性溶媒中行うこと等により、穏やかに収率よく進行す
る。上記酸としては、例えば、硫酸、塩酸、りん酸等の
鉱酸等を挙げることができる。上記酸の添加量は、γ−
オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体(I)に対して1
〜30倍当量程度が好ましい。1倍当量未満であると、
還元反応が充分に進行せず、30倍当量を超えると、反
応後の処理が煩雑になる。
ば、水、アルコール、酢酸;これらの混合物等を挙げる
ことができるが、操作性の点から、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、i−プロパノール等のアルコ
ール性溶媒が好ましい。
ル系溶媒中で水素を還元剤として用いて行う反応例につ
いて以下に説明する。(αR、1R)−N−(1−フェ
ネチル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルア
ラニンに対して1〜100%程度のパラジウムカーボン
を触媒として加え、水素を還元剤として用い、0〜10
0℃、好ましくは、5〜70℃で、エタノール等のアル
コール性溶媒を溶媒として、上記鉱酸等の酸の存在下、
数〜80時間攪拌条件で反応させることにより、ほぼ定
量的に(R)−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンに
変換することができる。触媒量を増加することにより、
反応時間を短縮させることもできる。
−ホモフェニルアラニン誘導体(I)のα位の不斉が保
たれるので、立体配置が(αS、1S)であるγ−オキ
ソ−ホモフェニルアラニン誘導体からはα位の立体配置
が(S)であるホモフェニルアラニン誘導体を、立体配
置が(αR、1R)であるγ−オキソ−ホモフェニルア
ラニン誘導体からはα位の立体配置が(R)であるホモ
フェニルアラニン誘導体を合成することができる。
離後、溶媒を除去し上記ホモフェニルアラニン誘導体
(IV)を高純度結晶として得ることができる。必要に
応じて、例えば、エタノール−水系等の溶媒を用いて再
結晶することもできる。更に、カチオン交換樹脂等のイ
オン交換樹脂、逆相のクロマトグラフィー等を用いて精
製することもできる。
フェニルアラニン誘導体(IV)は、酸クロリド、NC
A法、活性エステル法、混合酸無水物法等通常ペプチド
合成に用いられる公知の方法により、又は、ヒドロキシ
体として後、容易に上記ACE阻害剤に導くことができ
る。
その処理方法を整えることにより、安価なβ−ベンゾイ
ルアクリル酸誘導体(II)と光学活性な1−アリール
エチルアミン誘導体(III)から、γ−オキソ−ホモ
フェニルアラニン誘導体(I)をジアステレオ選択的に
極めて高収率で得ることができ、更に、この誘導体を還
元反応によって光学活性なホモフェニルアラニン誘導体
(IV)に高収率で導くことができる。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸2
06mgをエタノール20mLに溶かし、温度を40℃
に調節した。121mg(1当量)の(R)−1−フェ
ネチルアミンを加え、40℃のまま、15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後アセトニトリル−水で再
結晶した後真空乾燥して、170mgの白色針状結晶と
して(αR、1R)−N−(1−フェネチル)−γ−オ
キソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンを得た(収
率52%)。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 δ) 7.9(d、J=7.
5、2H)、7.5(m、5H)、7.1(d、J=
7.5、2H)、4.5(q、J=6.8、1H)、
3.9(s、3H)、3.8(m、1H)、3.6
(m、2H)、1.6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1680、160
0、1570、1380、1250、1180 融点 160〜161℃ [α]20 D =−90.2(c=0.051、MeOH:
1NH2 SO4 =3:1、v/v) 元素分析 実測値:C、69.66;H、6.53;N、4.11 計算値:C、69.71;H、6.47;N、4.28
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニン及び(αS、1
R)−N−(1−フェネチル)−γ−オキソ−p−メト
キシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸4
10mgをエタノール20mLに溶かし、温度を20℃
に調節した。240mg(1当量)の(R)−1−フェ
ネチルアミンを加え、20℃のまま15時間反応した。
析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、白色沈澱とし
て(αR、1R)−N−(1−フェネチル)−γ−オキ
ソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラニン及び(αS、
1R)−N−(1−フェネチル)−γ−オキソ−p−メ
トキシ−ホモフェニルアラニンの混合物をジアステレオ
マー比6:4で得た。収量370mg。二つのジアステ
レオマーの合計として、収率56%。(αS、1R)体
は、HPLCで分取して精製した。
ル:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 δ) 7.9(d、J=7.
5、2H)、7.5(m、5H)、7.1(d、J=
7.5、2H)、4.6(q、J=6.8、1H)、
3.9(s、3H)、3.8(m、1H)、3.6
(m、2H)、1.7(d、J=6.8、3H)
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸4
10mgをエタノール20mLに溶かし、温度を40℃
に調節した。240mg(1当量)の(S)一1−フェ
ネチルアミンを加え、40℃のまま5時間反応した。反
応溶液に20mLのエタノールを加え、更に10時間反
応した。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、38
0mgの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フ
ェネチル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニル
アラニンを得た。ジアステレオマー比((αS、1S)
体/(αR、1S)体)は95/5以上であった(収率
58%)。析出した沈澱をろ過した後アセトニトリル−
水で再結晶し白色針状結晶として(αS、1S)−N−
(1−フェネチル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモ
フェニルアラニンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4;1:1) NMR(DMSO−d6 δ) 7.9(d、J=7.
5、2H)、7.5(m、5H)、7.1(d、J=
7.5、2H)、4.5(q、J=6.8、1H)、
3.9(s、3H)、3.8(m、1H)、3.6
(m、2H)、1.6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1680、160
0、1570、1380、1250、1180 融点 160〜161℃ [α]20 D =+90.1(c=0.051、MeOH:
1NH2 SO4 =3:1、v/v) 元素分析 実測値:C、69.76;H、6.35;N、4.12 計算値:C、69.71;H、6.47;N、4.28
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベソゾイルアクリル酸1
85mgをエタノール10mLに溶かし、温度を40℃
に調節した。121mg(1.1当量)の(S)−1−
フェネチルアミンを加え、40℃のまま15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、210m
gの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラ
ニンを得た。収率71%。ジアステレオマー比((α
S、1S)体/(αR、1S)体)は95/5以上であ
った。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸2
06mgをエタノール10mLに溶かし、温度を40℃
に調節した。109mg(0.9当量)の(S)−1−
フェネチルアミンを加え、40℃のまま15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、165m
gの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラ
ニンを得た。収率42%。(αS、1S)体と(αR、
1S)体とのジアステレオマー比は約85:15であっ
た。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニン及び(αR、1
S)−N−(1−フェネチル)−γ−オキソ−p−メト
キシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸2
0mgを表1に示す溶媒2mLに溶かし、温度を40℃
に調節した。13mg(1.1当量)の(S)−1−フ
ェネチルアミンを加え、40℃のまま15時間反応し
た。反応液全体を18mLのアセトニトリル水溶液(ア
セトニトリル:pH2.5緩衝液=8:2v/v)を加
え、HPLCで分析し、表1に示す収率及びジアステレ
オマー比で(αS、1S)−N−(1−フェネチル)−
γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラニン及び
(αR、1S)−N−(1−フェネチル)−γ−オキソ
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンを得た。表1
中、収率は、二つのジアステレオマーの合計を表す。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸2
06mgをエタノール20mLに溶かし、温度を50℃
に調節した。135mg(1.1当量)の(S)−1−
フェネチルアミンを加え、50℃のまま15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、255m
gの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラ
ニンを得た。収率78%。ジアステレオマー比((α
S、1S)体/(αR、1S)体)は95/5以上であ
った。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸5
00mgをエタノール10mLに溶かし、温度を50℃
に調節した。323mg(1.1当量)の(S)−1−
フェネチルアミンを加え、50℃のまま15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、650m
gの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラ
ニンを得た。収率83%。ジアステレオマー比((α
S、1S)体/(αR、1S)体)は95/5以上であ
った。
−p−メトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メトキシ−β−ベンゾイルアクリル酸
1.0gをエタノール10mLに溶かし、温度を50℃
に調節した。646mg(1.1当量)の(S)−1−
フェネチルアミンを加え、50℃のまま15時間反応し
た。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、1.27
gの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニルアラ
ニンを得た。収率80%。ジアステレオマー比((α
S、1S)体/(αR、1S)体)は95/5以上であ
った。
−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−β−ベンゾイルアクリル酸176mgをエタ
ノール20mLに溶かし、温度を50℃に調節した。1
21mg(1当量)の(S)−1−フェネチルアミンを
加え、50℃のまま15時間反応した。析出した沈澱を
ろ過した後真空乾燥して、240mgの白色沈澱として
(αS、1S)−N−(1−フェネチル)−γ−オキソ
−ホモフェニルアラニン及び(αR、1S)−N−(1
−フェネチル)−γ−オキソ−ホモフェニルアラニンの
混合物をジアステレオマー比約90:10で得た。収率
81%。アセトニトリル−水で再結晶し白色板状結晶と
して(αS、1S)−N−(1−フェネチル)−γ−オ
キソ−ホモフェニルアラニンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 δ) 7.9(d、J=7.
3、2H)、7.6(dd、J=7.3、7.8、1
H)、7.5(dd、J=7.3、7.8、2H)、
7.3(m、5H)、4.6(q、J=6.8、1
H)、3.8(m、1H)、3.6(m、2H)、1.
7(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1690、163
0、1610、1570、1380 融点 178〜179℃(分解) [α]20 D =+80.9(c=0.047、MeOH:
1NH2 SO4 =3:1、v/v) 元素分析 実測値:C、72.84;H、6.53;N、4.80 計算値:C、72.71;H、6.44;N、4.71
−p−クロロ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−クロロ−β−ベンゾイルアクリル酸21
0mgをエタノール5mLに溶かし、温度を60℃に調
節した。144mg(1.2当量)の(S)−1−フェ
ネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応した。析
出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、280mgの白
色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネチル)
−γ−オキソ−p−クロロ−ホモフェニルアラニンを得
た。収率85%。ジアステレオマー比((αS、1S)
体/(αR、1S)体)は99/1以上であった。析出
した沈殿を濾過した後、アセトニトリル−水で再結晶し
白色針状結晶として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−クロロ−ホモフェニルアラニ
ンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
7.9(d、J=8.8、2H)、7.6(d、J=
8.8、2H)、7.5(m、5H)、4.6(q、J
=6.8、1H)、3.9(m、1H)、3.6(m、
2H)、1.6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1700、163
0、1610、1580、1570、1370 融点 172〜174℃ [α]20 D =+24.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、65.01;H、5.53;N、4.32 計算値:C、65.16;H、5.47;N、4.22
−p−メチル−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−メチル−β−ベンゾイルアクリル酸19
0mgをエタノール5mLに溶かし、温度を60℃に調
節した。144mg(1.2当量)の(S)−1−フェ
ネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応した。析
出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、299mgの白
色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネチル)
−γ−オキソ−p−メチル−ホモフェニルアラニンを得
た。収率95%。ジアステレオマー比((αS、1S)
体/(αR、1S)体)は97/3以上であった。析出
した沈殿を濾過した後、アセトニトリル−水で再結晶し
白色針状結晶として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−メチル−ホモフェニルアラニ
ンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
7.9(d、J=8.5、2H)、7.5(m、5
H)、7.4(d、J=8.5、2H)、4.6(q、
J=6.4、1H)、3.9(m、1H)、3.6
(m、2H)、2.4(s、3H)、1.6(d、J=
6.4、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1680、163
0、1610、1570、1560、1370 融点 205〜207℃ [α]20 D =+33.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、73.21;H、6.94;N、4.49 計算値:C、73.29;H、6.80;N、4.50
−p−ニトロ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−ニトロ−β−ベンゾイルアクリル酸22
1mgをエタノール5mLに溶かし、温度を60℃に調
節した。144mg(1.2当量)の(S)−1−フェ
ネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応した。析
出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、290mgの黄
色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネチル)
−γ−オキソ−p−ニトロ−ホモフェニルアラニンを得
た。収率85%。ジアステレオマー比((αS、1S)
体/(αR、1S)体)は95/5以上であった。析出
した沈殿を濾過した後、アセトニトリル−水で再結晶し
黄色針状結晶として(αS、1S)−N−(1−フェネ
チル)−γ−オキソ−p−ニトロ−ホモフェニルアラニ
ンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
8.4(d、J=8.6、2H)、8.2(d、J=
8.6、2H)、7.5(m、5H)、4.6(q、J
=6.8、1H)、4.0(m、1H)、3.7(m、
2H)、1.6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1700、163
0、1570、1520、1380、1350 融点 152〜154℃ [α]20 D =+23.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、63.28;H、5.36;N、8.06 計算値:C、63.15;H、5.30;N、8.18
−p−フルオロ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−フルオロ−β−ベンゾイルアクリル酸1
94mgをメタノール3mLに溶かし、温度を60℃に
調節した。144mg(1.2当量)の(S)−1−フ
ェネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応した。
析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、190mgの
白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネチ
ル)−γ−オキソ−p−フルオロ−ホモフェニルアラニ
ンを得た。収率70%。ジアステレオマー比((αS、
1S)体/(αR、1S)体)は90/10以上であっ
た。析出した沈殿を濾過した後、アセトニトリル−水で
再結晶し白色針状結晶として(αS、1S)−N−(1
−フェネチル)−γ−オキソ−p−フルオロ−ホモフェ
ニルアラニンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
8.0(dd、J=8.3、5.6、2H)、7.5
(m、5H)、7.4(dd、J=8.3、8.3、2
H)、4.6(q、J=6.8、1H)、4.0(m、
1H)、3.6(m、2H)、1.6(d、J=6.
8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1700、165
0、1600、1350、1290、1220、116
0 融点 175〜177℃ [α]20 D =+26.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、68.65;H、5.67;N、4.29 計算値:C、68.56;H、5.75;N、4.44
−p−フェニル−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p−フェニル−β−ベンゾイルアクリル酸2
52mgをメタノール5mLに溶かし、温度を60℃に
調節した。144mg(1.2当量)の(S)−1−フ
ェネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応した。
析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、320mgの
白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェネチ
ル)−γ−オキソ−p−フェニル−ホモフェニルアラニ
ンを得た。収率87%。ジアステレオマー比((αS、
1S)体/(αR、1S)体)は95/5以上であっ
た。析出した沈殿を濾過した後、アセトニトリル−水で
再結晶し白色針状結晶として(αS、1S)−N−(1
−フェネチル)−γ−オキソ−p−フェニル−ホモフェ
ニルアラニンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
8.0(d、J=8.2、2H)、7.9(d、J=
8.2、2H)、7.8(d、J=8.3、2H)、
7.5(m、8H)、4.6(q、J=6.8、1
H)、4.0(m、1H)、3.7(m、2H)、1.
6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1680、164
0、1620、1510、1380 融点 183〜185℃ [α]20 D =+42.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、77.24;H、6.11;N、3.91 計算値:C、77.19;H、6.21;N、3.75
−p、m−ジメトキシ−ホモフェニルアラニンの合成 トランス−p、m−ジメトキシ−β−ベンゾイルアクリ
ル酸236mgをメタノール5mLに溶かし、温度を6
0℃に調節した。144mg(1.2当量)の(S)−
1−フェネチルアミンを加え、60℃のまま6時間反応
した。析出した沈澱をろ過した後真空乾燥して、286
mgの白色沈澱として(αS、1S)−N−(1−フェ
ネチル)−γ−オキソ−p、m−ジメトキシ−ホモフェ
ニルアラニンを得た。収率80%。ジアステレオマー比
((αS、1S)体/(αR、1S)体)は95/5以
上であった。析出した沈殿を濾過した後、アセトニトリ
ル−水で再結晶し白色針状結晶として(αS、1S)−
N−(1−フェネチル)−γ−オキソ−p、m−ジメト
キシ−ホモフェニルアラニンを得た。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(DMSO−d6 +トリフルオロ酢酸 δ)
7.6(d、J=8.5、1H)、7.5(m、5
H)、7.1(d、J=8.5、2H)、4.6(q、
J=6.8、1H)、3.9(m、1H)、3.9
(s、3H)、3.8(s、3H)、3.6(m、2
H)、1.6(d、J=6.8、3H) IR(KBr disk、cm-1) 1680、162
0、1590、1570、1510、1460、142
0、1380、1270 融点 171〜173℃ [α]20 D =+34.0(c=0.10、CH3 CN:
TFA=99:1、v/v) 元素分析 実測値:C、67.08;H、6.66;N、3.83 計算値:C、67.11;H、6.49;N、3.92
え、これに327mgの(αR、1R)−N−(1−フ
ェネチル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニル
アラニンを加えて溶解し、この混合液に50mgの10
%パラジウムカーボンを加え、攪拌しながら20℃、常
圧下で水素添加を行った。反応後触媒を吸引ろ過し、溶
媒を留去して得られた白色固体を逆相HPLCを用いて
分取することにより105mgの(R)−p−メトキシ
−ホモフェニルアラニンを得た。収率50%。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(D2 O、HClform、δ) 7.1(d、
J=7.3、2H)、6.8(d、J=7.3、2
H)、3.9(t、J=6.8、1H)、3.7(s、
3H)、2.6(m、2H)、2.1(m、2H) 融点 234℃ [α]20 D =−30.6(c=0.1、5MHCI) 以上のデータは、ビュレタン・オブ・ケミカル・ソサエ
テイー・オブ・ジャパン(Bull.Chem.So
c.Jpn.)、55巻、918頁(1982年)の方
法を用いて合成した(R)−p−メトキシ−ホモフェニ
ルアラニンと完全に一致した。
え、これに163mgの(αS、1S)−N−(1−フ
ェネチル)−γ−オキソ−p−メトキシ−ホモフェニル
アラニンを加えて溶解し、この混合液に40mgの10
%パラジウムカーボンを加え、攪拌しながら50℃、5
気圧で水素添加を行った。反応後触媒を吸引ろ過し、溶
媒を留去した後、エタノール−水から再結晶することに
より、白色立方体状結晶として84mgの(S)−p−
メトキシ−ホモフェニルアラニンを得た。収率80%。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(D2 O、HClform、δ) 7.1(d、
J=7.3、2H)、6.8(d、J=7.3、2
H)、3.9(t、J=6.8、1H)、3.7(s、
3H)、2.6(m、2H)、2.1(m、2H) 融点 234℃ [α]20 D =+30.8(c=0.1、5MHCl)
カル・ソサエテイー・オブ・ジャパン(Bull.Ch
em.Soc.Jpn.)、55巻、918頁(198
2年)の方法を用いて合成した(S)−p−メトキシ−
ホモフェニルアラニンと完全に一致した。
え、これに298mgの(αS、1S)−N−(1−フ
ェネチル)−γ−オキソ−ホモフェニルアラニンを加え
て溶解し、この混合液に30mgの10%パラジウムカ
ーボンを加え、攪拌しながら20℃、5気圧で水素添加
を行った。反応後触媒を吸引ろ過し、溶媒を留去した
後、エタノール−水から再結晶することにより、白色針
状結晶として125mgの(S)−ホモフェニルアラニ
ンを得た。収率70%。
(n−ブタノール:酢酸:水=4:1:1) NMR(D2 O、HClform、δ) 7.2(m、
5H)、3.9(t、J=6.8、1H)、2.6
(m、2H)、2.1(m、2H) 旋光度は、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミスト
リー(J.Org.Chem.)、55巻、5567頁
(1990年)に記載されている方法によりメチルエス
テルに変換した後、測定した。 [α]20 D =+44.5(c=1.0、1MHCl)
オロジカル・ケミストリー(J.Biol.Che
m.)、122巻、348号(1937〜1938頁)
記載の方法で製造した(S)−ホモフェニルアラニンと
完全に一致した。
ニン誘導体は、上述の通りであるので、経済的に優れか
つ効率的な製造方法により、上記光学活性ホモフェニル
アラニン誘導体(IV)を得ることができる。
Claims (23)
- 【請求項1】 下記一般式(I); 【化1】 (式中、X1 及びX2 は、同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、炭素数7〜10のアラルキル基、水酸基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数1〜4のアルキルメルカ
プト基又はニトロ基を表す。Rは、フェニル基、置換フ
ェニル基又はナフチル基を表す。)で表されることを特
徴とするγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体。 - 【請求項2】 X1 が、p−メトキシ基であり、X
2 が、水素原子である請求項1記載のγ−オキソ−ホモ
フェニルアラニン誘導体。 - 【請求項3】 X1 が、水素原子であり、X2 が、水素
原子である請求項1記載のγ−オキソ−ホモフェニルア
ラニン誘導体。 - 【請求項4】 Rが、フェニル基である請求項1、2又
は3記載のγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体。 - 【請求項5】 立体配置が、(αR、1R)である請求
項1、2、3又は4記載のγ−オキソ−ホモフェニルア
ラニン誘導体。 - 【請求項6】 立体配置が、(αS、1S)である請求
項1、2、3又は4記載のγ−オキソ−ホモフェニルア
ラニン誘導体。 - 【請求項7】 立体配置が(αR、1R)であるγ−オ
キソ−ホモフェニルアラニン誘導体と立体配置が(α
S、1R)であるγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘
導体との混合物である請求項1、2、3又は4記載のγ
−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体。 - 【請求項8】 立体配置が(αS、1S)であるγ−オ
キソ−ホモフェニルアラニン誘導体と立体配置が(α
R、1S)であるγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘
導体との混合物である請求項1、2、3又は4記載のγ
−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体。 - 【請求項9】 下記一般式(II); 【化2】 (式中、X1 及びX2 は、同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、炭素数7〜10のアラルキル基、水酸基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数1〜4のアルキルメルカ
プト基又はニトロ基を表す。)で表されるβ−ベンゾイ
ルアクリル酸誘導体と、下記一般式(III); 【化3】 (式中、Rは、フェニル基、置換フェニル基又はナフチ
ル基を表す。)で表される1−アリールエチルアミン誘
導体とを反応させることを特徴とする下記一般式
(I); 【化4】 (式中、X1 、X2 及びRは、前記と同じ。)で表され
るγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体の製造方
法。 - 【請求項10】 X1 がp−メトキシ基であり、X2 が
水素原子であるβ−ベンゾイルアクリル酸誘導体を用い
る請求項9記載のγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘
導体の製造方法。 - 【請求項11】 X1 が水素原子であり、X2 が水素原
子であるβ−ベンゾイルアクリル酸誘導体を用いる請求
項9記載のγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体の
製造方法。 - 【請求項12】 1−アリールエチルアミン誘導体が、
1−フェネチルアミンである請求項9、10又は11記
載のγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体の製造方
法。 - 【請求項13】 1−フェネチルアミンが、(S)体又
は(R)体である請求項12記載のγ−オキソ−ホモフ
ェニルアラニン誘導体の製造方法。 - 【請求項14】 反応溶媒が、アルコール系溶媒である
請求項9、10、11、12又は13記載のγ−オキソ
−ホモフェニルアラニン誘導体の製造方法。 - 【請求項15】 下記一般式(I); 【化5】 (式中、X1 及びX2 は、同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、炭素数7〜10のアラルキル基、水酸基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数1〜4のアルキルメルカ
プト基又はニトロ基を表す。Rは、フェニル基、置換フ
ェニル基又はナフチル基を表す。)で表されるγ−オキ
ソ−ホモフェニルアラニン誘導体を還元反応に供するこ
とを特徴とする下記一般式(IV); 【化6】 (式中、X1 及びX2 は、前記と同じ。)で表されるホ
モフェニルアラニン誘導体の製造方法。 - 【請求項16】 立体配置が(αR、1R)であるγ−
オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体を使用し、α位の
立体配置が(R)であるホモフェニルアラニン誘導体を
製造する請求項15記載のホモフェニルアラニン誘導体
の製造方法。 - 【請求項17】 立体配置が(αS、1S)であるγ−
オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体を使用し、α位の
立体配置が(S)であるホモフェニルアラニン誘導体を
製造する請求項15記載のホモフェニルアラニン誘導体
の製造方法。 - 【請求項18】 還元反応が、金属触媒の存在下で行う
ものである請求項15、16又は17記載のホモフェニ
ルアラニン誘導体の製造方法。 - 【請求項19】 還元剤として水素を用いる請求項1
5、16、17又は18記載のホモフェニルアラニン誘
導体の製造方法。 - 【請求項20】 還元剤としてギ酸塩を用いる請求項1
5、16、17又は18記載のホモフェニルアラニン誘
導体の製造方法。 - 【請求項21】 金属触媒が、パラジウム触媒である請
求項18、19又は20記載のホモフェニルアラニン誘
導体の製造方法。 - 【請求項22】 還元反応を、鉱酸を含むアルコール系
溶媒中で行うものである請求項15、16、17、1
8、19又は20記載のホモフェニルアラニン誘導体の
製造方法。 - 【請求項23】 下記一般式(II); 【化7】 (式中、X1 及びX2 は、同一又は異なって、水素原
子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、炭素数7〜10のアラルキル基、水酸基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数1〜4のアルキルメルカ
プト基又はニトロ基を表す。)で表されるβ−ベンゾイ
ルアクリル酸誘導体と、下記一般式(III); 【化8】 (式中、Rは、フェニル基、置換フェニル基又はナフチ
ル基を表す。)で表される1−アリールエチルアミン誘
導体とを反応させてなる下記一般式(I); 【化9】 (式中、X1 、X2 及びRは、前記と同じ。)で表され
るγ−オキソ−ホモフェニルアラニン誘導体を還元反応
に供することを特徴とする下記一般式(IV); 【化10】 (式中、X1 及びX2 は、前記と同じ)で表されるホモ
フェニルアラニン誘導体の製造方法。
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