JPH10286818A - 補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法及び補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強鉄筋を容易に支持装置に植設されたピン
間に挿入でき、しかもその挿入した補強鉄筋の収まりが
良く、かつピン間からの脱落を心配することなく補強鉄
筋の保持作業が可能な補強鉄筋の組込方法、及び該組込
方法を実現できる補強鉄筋の組込装置を提供すること。 【解決手段】 補強鉄筋支持装置１０への補強鉄筋Ａの
組み込みを、該補強鉄筋支持装置１０に植設されたピン
１３，１５の先端が上方へ向けられた状態で行う補強鉄
筋の組込方法、及び補強鉄筋支持装置１０を収容保持す
る枠体２１を、基台２２に回動自在に配設した補強鉄筋
の組込装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、補強鉄筋が内装さ
れたコンクリートブロック、例えば軽量気泡コンクリー
トパネル（以下、「ＡＬＣパネル」と言う）を型枠成形
するにあたり、型枠内に補強鉄筋を配列する複数本のピ
ンが植設された補強鉄筋支持装置に補強鉄筋を組み込む
方法、及び該組込方法を実施する補強鉄筋の組込装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】ＡＬＣパネルは、例えば、
以下のようにして型枠成形される。先ず、図１１の
（ａ）に示したように、メタルラス（補強鉄筋）Ａを補
強鉄筋支持装置１に植設されたピン１ａ，１ａ間に組み
込んだ状態とする。次いで、該補強鉄筋支持装置１をク
レーン等によって型枠２まで搬送し、図１１の（ｂ）に
示したように、該補強鉄筋支持装置１を型枠２にセット
することによりメタルラスＡを型枠２内に配列する。

【０００３】次いで、その型枠２内にコンクリートのス
ラリーを流し込み、該スラリーが半硬化状態となったと
ころで、図１１の（ｃ）に示したように、上記補強鉄筋
支持装置１を型枠２から外し、該補強鉄筋支持装置１を
引き上げることによりピン１ａ，１ａを半可塑性成形品
から抜く。その後、半可塑性成形品を型枠２から脱型
し、該半可塑性成形品をピアノ線等によって所定厚さに
切断した後、オートクレーブ養生を行うことによりＡＬ
Ｃパネルが製造される。

【０００４】ここで、上記補強鉄筋支持装置１に植設さ
れたピン１ａ，１ａ間に、メタルラスＡを組み込むにあ
たっては、図１２に示したように、１枚１枚のメタルラ
スＡを補強鉄筋支持装置１から垂下した状態にあるピン
１ａ，１ａ間に下方から挿入し、挿入したメタルラスＡ
が脱落しないように手等で保持した状態でピン１ａ，１
ａ間を狭めてメタルラスＡを挟持させ、補強鉄筋支持装
置１にメタルラスＡを順次組み込んでいく方法、或い
は、図１３に示したように、補強鉄筋位置決め装置３を
使用し、該補強鉄筋位置決め装置３に、図１３の（ａ）
に示したように予め複数枚のメタルラスＡを装填して位
置決めをしておき、その後、補強鉄筋支持装置１をクレ
ーン等によって補強鉄筋位置決め装置３の上方に搬送
し、該補強鉄筋支持装置１を、図１３の（ｃ）に示した
ように上記補強鉄筋位置決め装置３へ降下させことによ
り、補強鉄筋支持装置１のピン１ａ，１ａ間に複数枚の
メタルラスＡを同時に挿入し、次いで、ピン１ａ，１ａ
間を狭めて挿入されたメタルラスＡを挟持させ、補強鉄
筋支持装置１を、図１３の（ｄ）に示したようにその後
クレーン等によって持ち上げることにより、メタルラス
Ａを補強鉄筋位置決め装置３から引き抜き、メタルラス
Ａを補強鉄筋支持装置１に組み込んだ状態とする方法が
考えられている。

【０００５】しかし、上記した組込方法の内、先ず１枚
１枚のメタルラスＡを補強鉄筋支持装置１から垂下した
状態にあるピン１ａ，１ａ間に重力に逆らって下方から
挿入する方法は、非常に重労働であると共に、その挿入
したメタルラスＡをピン間に挟持させる間においても、
メタルラスＡが脱落しないように手等で支える必要があ
り、効率が悪い作業であった。また、補強鉄筋位置決め
装置３を使用し、複数枚のメタルラスＡを同時に補強鉄
筋支持装置１に植設されたピン１ａ，１ａ間に挿入する
方法にあっては、上記補強鉄筋位置決め装置３によるメ
タルラスＡの位置決め精度、及び該補強鉄筋位置決め装
置３への補強鉄筋支持装置１の降下精度が高く要求さ
れ、これらの精度が悪い場合には、メタルラスＡのピン
１ａ，１ａ間への挿入がスムーズになされず、メタルラ
スＡの収まりが悪くなると共に、ピン１ａ，１ａ間によ
るメタルラスＡの挟持がしっかりと成されず、補強鉄筋
位置決め装置３に置き去りとされるメタルラスＡが生じ
る場合があった。

【０００６】本発明は、上述した従来において考えられ
ていた補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法が有す
る課題に鑑み成されたものであって、その目的は、補強
鉄筋を容易に支持装置に植設されたピン間に挿入でき、
しかもその挿入した補強鉄筋の収まりが良く、かつピン
間からの脱落を心配することなくピン間への補強鉄筋の
保持作業が可能な補強鉄筋の組込方法、及び該組込方法
を実現できる補強鉄筋の組込装置を提供することにあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組み
込みを、該補強鉄筋支持装置に植設されたピンの先端が
上方へ向けられた状態で行う補強鉄筋の組込方法とし
た。また、本発明は、補強鉄筋支持装置を収容保持する
枠体を、基台に回動自在に配設した補強鉄筋の組込装置
とした。

【０００８】上記した本発明にかかる補強鉄筋の組込方
法によれば、補強鉄筋支持装置に植設されたピンの先端
が上方へ向けられた状態で補強鉄筋の組み込みが成され
るため、補強鉄筋はその自重によって補強鉄筋支持装置
に植設されたピン間に挿入することができ、補強鉄筋の
挿入作業が容易となると共に、その補強鉄筋の挿入が収
まり良く成されることとなる。またピン間に挿入された
補強鉄筋は、先端が上方へ向けられた状態にあるピン、
或いは補強鉄筋支持装置の本体部分等によって支えら
れ、脱落することがないため、ピン間への補強鉄筋の保
持作業が容易に行えることとなる。また、上記した本発
明にかかる補強鉄筋の組込装置によれば、補強鉄筋支持
装置を収容保持する枠体が基台に回動自在に配設されて
いるため、枠体を回動させることにより補強鉄筋支持装
置に植設されたピン先端を上方へ向けることができ、上
記補強鉄筋の組込方法を容易に実現できる装置となる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、上記した本発明にかかる補
強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法及び補強鉄筋支
持装置への補強鉄筋の組込装置の実施の形態を説明す
る。

【００１０】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強
鉄筋の組込方法は、上記したように補強鉄筋支持装置へ
の補強鉄筋の組み込みが、該補強鉄筋支持装置に植設さ
れたピンの先端が上方へ向けられた状態で行われる。こ
こで、上記本発明にかかる方法により補強鉄筋を組み込
まれる補強鉄筋支持装置は、補強鉄筋を型枠内に配列す
る複数本のピンが植設された補強鉄筋支持装置であれば
良く、その植設されたピンが全て固定式ピン或いは回動
式ピンでも、また固定式ピンと移動式ピンとを並植した
装置であっても良い。また、上記補強鉄筋支持装置への
補強鉄筋の組み込み作業としては、少なくとも補強鉄筋
支持装置のピン間への補強鉄筋の挿入作業と、該挿入さ
れた補強鉄筋のピン間への保持作業が含まれる。さら
に、上記ピンの先端が上方へ向けられた状態とは、ピン
の先端が真上に向けられた状態のみならず、ピンの先端
が斜め上方に向けられた状態、さらには停止状態のみな
らず、ピンの先端が上方へ向けられた状態で回動（移
動）している状態をも含む。

【００１１】また、上記ピンの先端が上方へ向けられた
状態で行われる補強鉄筋の挿入作業は、一枚一枚の補強
鉄筋を人手にてピン間に挿入しても良く、また複数枚の
補強鉄筋をクレーン等によって吊り上げ、一度にピン間
に落とし込む状態で挿入しても良い。さらには、補強鉄
筋支持装置を徐々に回動させ、ピン先端の位置を変更す
ることにより同一位置において連続的に補強鉄筋をピン
間へ１枚づつ挿入する方法を採用しても良い。また、挿
入された補強鉄筋のピン間への保持作業は、ピンの移動
或いは回動によってピン間を狭めて挿入された補強鉄筋
をピンによって挟持させることにより行っても良く、ま
た前記ピンによる挟持に加えて、或いはピンによる挟持
を行うことなく、別途の補強鉄筋保持具を使用して行っ
ても良い。

【００１２】また、本発明にかかる補強鉄筋支持装置へ
の補強鉄筋の組込装置は、上記したように補強鉄筋支持
装置を収容保持する枠体が基台に回動自在に配設された
装置である。ここで、補強鉄筋支持装置を収容保持する
枠体としては、補強鉄筋支持装置の全体を収容する直方
体形状に組み立てられた枠体でも、またピンが植設され
た補強鉄筋支持装置の本体部分のみを載置し得る長方形
状に組み立てられた枠体でも良い。いずれにしても該枠
体は、補強鉄筋支持装置を保持できる堅牢な構造で、し
かも保持した補強鉄筋支持装置に植設されたピン間にそ
の先端側から補強鉄筋を挿入できるように開放した構造
であれば良い。

【００１３】また、上記枠体を基台に回動自在に配設す
る構成としては、例えば枠体の両端に回転軸を突設し、
該回転軸を基台に立設した支持部材により支える構成と
しても良いが、補強鉄筋支持装置が大型の装置であり、
しかも重量があることを考慮すると、基台に設けられた
ローラー上に載置されたリング間に上記枠体を差し渡し
て固定した構成とすることが安全性の点から好ましい。
また、上記装置による補強鉄筋支持装置の回動は、人手
によって行っても良いが、やはり上記と同様の理由によ
り駆動モーター等の回転力を利用したものとすることが
好ましい。

【００１４】

【実施例】以下、上述した本発明の実施例を、図面に基
づいて詳細に説明する。

【００１５】先ず図１は、本発明にかかる補強鉄筋支持
装置への補強鉄筋の組込方法、及び該組込方法を実施す
る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込装置の一実施例
を示した斜視図である。同図において１０は、本発明に
かかる補強鉄筋の組込装置２０によって回動させられた
状態にある補強鉄筋支持装置である。

【００１６】上記補強鉄筋支持装置１０は、図２に示し
たように、ＡＬＣパネルを成形する型枠（図示せず）の
両側壁上面に差し渡して載置固定される支持装置本体１
１と、該本体１１の相対向する枠間に差し渡して配設さ
れた複数の固定フレーム１２と、該固定フレーム１２に
その長手方向に下方へ向けて等間隔に植設された複数の
固定側ピン１３と、前記固定フレーム１２に沿って摺動
可能に配設された移動フレーム１４と、該移動フレーム
１４にその長手方向に下方へ向けて等間隔に植設された
複数の移動側ピン１５とを備え、上記固定側ピン１３と
移動側ピン１５との間に挿入されたメタルラス（補強鉄
筋）Ａを、上記移動フレーム１４を移動させることによ
り移動側ピン１５と固定側ピン１３との間で挟持し、メ
タルラスＡを型枠内に配列する装置である。

【００１７】上記補強鉄筋支持装置１０を回動させる本
発明にかかる補強鉄筋の組込装置２０は、図１等に示さ
れているように、上記補強鉄筋支持装置１０を収容保持
する直方体形状に組まれた枠体２１を、基台２２に設け
られたローラー２３上に載置されたリング２４，２４間
に差し渡して固定した構造の装置で、上記ローラー２３
が図示しないモーターにより回転し、枠体２１に保持さ
れた上記補強鉄筋支持装置１０を、該補強鉄筋支持装置
１０に植設された上記固定側ピン１３及び移動側ピン１
５の先端が斜め上方を向く状態まで回動させる。

【００１８】上記本発明にかかる補強鉄筋の組込装置２
０に、上記補強鉄筋支持装置１０を取り付けるにあたっ
ては、図３に示したように、補強鉄筋支持装置１０をク
レーン等によって吊り上げ、上記組込装置２０の上方ま
で搬送した後、該補強鉄筋支持装置１０に植設された上
記固定側ピン１３及び移動側ピン１５を組込装置２０の
上記枠体２１内に落とし込む状態で降下させ、補強鉄筋
支持装置１０の本体１１を組込装置２０の枠体２１の上
面に載置した後、組込装置２０の枠体２１に取り付けら
れたクランプ装置２５により補強鉄筋支持装置１０の本
体１１を固定することにより、図４或いは図５に示した
状態に補強鉄筋支持装置１０を組込装置２０に取り付け
る。なお、上記補強鉄筋支持装置１０への固定側ピン１
３及び移動側ピン１５の取付け（植設）は、補強鉄筋支
持装置１０の本体１１を上記した方法により組込装置２
０に固定した後、その組込装置２０に固定された状態に
ある補強鉄筋支持装置１０の本体１１に固定側ピン１
３、或いは移動側ピン１５が植設された上記固定フレー
ム１２及び移動フレーム１４を固定することによって行
っても良い。

【００１９】補強鉄筋の組込装置２０に取付けられた上
記補強鉄筋支持装置１０は、図６に示したように、ロー
ラー２３が図示しないモーターにより回転することによ
り、該補強鉄筋支持装置１０に植設された上記固定側ピ
ン１３及び移動側ピン１５の先端が斜め上方を向く状態
まで回動させられる。

【００２０】この状態で、メタルラスＡが上記補強鉄筋
支持装置１０に組み込まれる。補強鉄筋支持装置１０へ
のメタルラスＡの組み込み作業は、図１或いは図７に示
したように、先端が斜め上方を向いた状態にある固定側
ピン１３と移動側ピン１５との間にメタルラスＡを挿入
する作業と、ピン１３，１５間に挿入された前記メタル
ラスＡを、図８に示したように、移動側ピン１５を固定
側ピン１３に近接させることによりピン１３，１５間で
挟持させる作業と、近接させたピン１３，１５間が広が
らないように、図９に示したように、ピン１３，１５の
先端にピン固定具１６を嵌め込み、該ピン固定具１６を
連結具１７によって補強鉄筋支持装置１０の本体１１に
連結する作業とにより行われる。

【００２１】上記補強鉄筋支持装置１０へのメタルラス
Ａの組み込み作業が終了したならば、組込装置２０のロ
ーラー２３を再び回転させ、補強鉄筋支持装置１０を、
該補強鉄筋支持装置１０に植設された上記固定側ピン１
３及び移動側ピン１５の先端が真下を向く状態まで回動
させ、その後、組込装置２０のクランプ装置２５を解除
し、図１０に示したように、メタルラスＡが組み込まれ
た状態にある補強鉄筋支持装置１０をクレーン等により
吊り上げ、その後は従来と同様に、ＡＬＣパネルを成形
する型枠に上記補強鉄筋支持装置１０をセットし、メタ
ルラスＡを型枠内に配列した状態とする。

【００２２】以上、本発明にかかる補強鉄筋支持装置へ
の補強鉄筋の組込方法、及び該組込方法を実施する補強
鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込装置の実施例を説明し
たが、本発明は既述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形
及び変更が可能であることは当然である。

【００２３】

【発明の効果】以上、説明した本発明にかかる補強鉄筋
の組込方法によれば、補強鉄筋支持装置に植設されたピ
ンの先端が上方へ向けられた状態で補強鉄筋の組み込み
が成されるため、補強鉄筋はその自重によって補強鉄筋
支持装置に植設されたピン間に挿入することができ、補
強鉄筋の挿入作業が容易となると共に、その補強鉄筋の
挿入が収まり良く成されることとなる。またピン間に挿
入された補強鉄筋は、先端が上方へ向けられた状態にあ
るピン、或いは補強鉄筋支持装置の本体部分等によって
支えられ、脱落することがないため、ピン間への補強鉄
筋の保持作業が容易に行えることとなる。また、上記し
た本発明にかかる補強鉄筋の組込装置によれば、補強鉄
筋支持装置を収容保持する枠体が基台に回動自在に配設
されているため、枠体を回動させることにより補強鉄筋
支持装置に植設されたピン先端を上方へ向けることがで
き、上記補強鉄筋の組込方法を容易に実現できる装置と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強鉄筋
の組込方法、及び該組込方法を実施する補強鉄筋支持装
置への補強鉄筋の組込装置の一実施例を示した斜視図で
ある。

【図２】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強鉄筋
の組込方法、及び該組込方法を実施する補強鉄筋支持装
置への補強鉄筋の組込装置に使用できる補強鉄筋支持装
置の一例を示した斜視図である。

【図３】本発明にかかる補強鉄筋の組込装置に補強鉄筋
支持装置を取り付ける状態の一例を示した側面図であ
る。

【図４】本発明にかかる補強鉄筋の組込装置に補強鉄筋
支持装置を取り付けた状態の一例を示した側面図であ
る。

【図５】本発明にかかる補強鉄筋の組込装置に補強鉄筋
支持装置を取り付けた状態の一例を示した左半分の正面
図である。

【図６】本発明にかかる補強鉄筋の組込装置により補強
鉄筋支持装置を回動させる状態の一例を示した側面図で
ある。

【図７】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強鉄筋
の組込方法の一例を示したもので、補強鉄筋のピン間へ
の挿入作業を示した側面図である。

【図８】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強鉄筋
の組込方法の一例を示したもので、ピン間に挿入された
補強鉄筋の保持作業を示した側面図である。

【図９】本発明にかかる補強鉄筋支持装置への補強鉄筋
の組込方法の一例を示したもので、ピン間に挿入された
補強鉄筋の保持作業を示した側面図である。

【図１０】補強鉄筋が組み込まれた補強鉄筋支持装置を
型枠へ搬送する状態の一例を示した側面図である。

【図１１】補強鉄筋支持装置を使用してＡＬＣパネルを
型枠成形する手順を示した概念図である。

【図１２】従来の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込
方法の一例を示した概念図である。

【図１３】従来の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込
方法の他の例を示した概念図である。

【符号の説明】

１０ 補強鉄筋支持装置 １１ 支持装置本体 １２ 固定フレーム １３ 固定側ピン １４ 移動フレーム １５ 移動側ピン １６ ピン固定具 １７ 連結具 ２０ 補強鉄筋の組込装置 ２１ 枠体 ２２ 基台 ２３ ローラー ２４ リング ２５ クランプ装置 Ａ メタルラス（補強鉄筋）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数本のピンが植設された補強鉄筋支持
   装置のピン間に補強鉄筋を組み込み、該補強鉄筋支持装
   置を型枠にセットして補強鉄筋を型枠内に配列し、該型
   枠内にスラリーを流し込んで補強鉄筋が内装されたコン
   クリートブロックを型枠成形するにあたり、上記補強鉄
   筋支持装置への補強鉄筋の組み込みが、該補強鉄筋支持
   装置に植設されたピンの先端が上方へ向けられた状態で
   行われることを特徴とする補強鉄筋支持装置への補強鉄
   筋の組込方法。
2. 【請求項２】 上記補強鉄筋支持装置に植設されたピン
   の先端が上方へ向けられた状態で行われる補強鉄筋の組
   み込み作業が、補強鉄筋支持装置のピン間への補強鉄筋
   の挿入作業と、該挿入された補強鉄筋のピン間への保持
   作業であることを特徴とする請求項１記載の補強鉄筋支
   持装置への補強鉄筋の組込方法。
3. 【請求項３】 補強鉄筋を型枠内に配列する複数本のピ
   ンが植設された補強鉄筋支持装置を収容保持する枠体
   が、基台に回動自在に配設されていることを特徴とする
   補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込装置。
4. 【請求項４】 上記補強鉄筋支持装置を収容保持する枠
   体を基台に回動自在に配設する構成が、基台に設けられ
   たローラー上に載置されたリング間に上記枠体を差し渡
   して固定した構成であることを特徴とする請求項３記載
   の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込装置。