JP4077068B2 - 補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法 - Google Patents

補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法に関するもので、例えば軽量気泡コンクリートパネル(以下、「ALCパネル」と言う)を型枠成形するにあたり使用される補強鉄筋支持装置、即ちピン間に補強鉄筋を挟持させた状態で型枠内に補強鉄筋を配列する補強鉄筋支持装置に、補強鉄筋を組み込むための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
ALCパネルは、先ず、図13(a)に示したように、メタルラス(補強鉄筋)Aを補強鉄筋支持装置1に植設されたピン1a,1a間に組み、次いで、該補強鉄筋支持装置1をクレーン等によって型枠2まで搬送し、図13(b)に示したように、該補強鉄筋支持装置1を型枠2にセットし、次いで、その型枠2内にコンクリートのスラリーを流し込み、該スラリーが半硬化状態となったところで、図13(c)に示したように、上記補強鉄筋支持装置1を型枠2から外し、該補強鉄筋支持装置1を引き上げることによりピン1a,1aを半可塑性成形品から抜き、その後、半可塑性成形品を型枠2から脱型し、該半可塑性成形品をピアノ線等によって所定厚さに切断した後、オートクレーブ養生を行うことにより製造される。
【0003】
ここで、上記補強鉄筋支持装置1に植設されたピン1a,1a間に、メタルラスAを組み込むにあたっては、図14に示したように、1枚1枚のメタルラスAを補強鉄筋支持装置1から垂下した状態にあるピン1a,1a間に下方から挿入し、挿入したメタルラスAが脱落しないように手等で保持した状態でピン1a,1a間を狭めてメタルラスAを挟持させ、補強鉄筋支持装置1にメタルラスAを順次組み込んでいく方法、或いは、図15に示したように、補強鉄筋位置決め装置3を使用し、該補強鉄筋位置決め装置3に、図15(a)に示したように予め複数枚のメタルラスAを装填して位置決めをしておき、その後、補強鉄筋支持装置1をクレーン等によって補強鉄筋位置決め装置3の上方に搬送し、該補強鉄筋支持装置1を、図15(c)に示したように上記補強鉄筋位置決め装置3へ降下させことにより、補強鉄筋支持装置1のピン1a,1a間に複数枚のメタルラスAを同時に挿入し、次いで、ピン1a,1a間を狭めて挿入されたメタルラスAを挟持させ、補強鉄筋支持装置1を、図15(d)に示したようにその後クレーン等によって持ち上げることにより、メタルラスAを補強鉄筋位置決め装置3から引き抜き、メタルラスAを補強鉄筋支持装置1に組み込んだ状態とする方法が考えられている。
【0004】
しかし、上記した組込方法の内、先ず1枚1枚のメタルラスAを補強鉄筋支持装置1から垂下した状態にあるピン1a,1a間に重力に逆らって下方から挿入する方法は、非常に重労働であると共に、その挿入したメタルラスAをピン間に挟持させる間においても、メタルラスAが脱落しないように手等で支える必要があり、効率が悪い作業であった。
【0005】
また、補強鉄筋位置決め装置3を使用し、複数枚のメタルラスAを同時に補強鉄筋支持装置1に植設されたピン1a,1a間に挿入する方法にあっては、上記補強鉄筋位置決め装置3によるメタルラスAの位置決め精度、及び該補強鉄筋位置決め装置3への補強鉄筋支持装置1の降下精度が高く要求され、これらの精度が悪い場合には、メタルラスAのピン1a,1a間への挿入がスムーズになされず、メタルラスAの収まりが悪くなると共に、ピン1a,1a間によるメタルラスAの挟持がしっかりと成されず、補強鉄筋位置決め装置3に置き去りとされるメタルラスAが生じる場合があった。
【0006】
本発明は、上述した従来において考えられていた補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法が有する課題に鑑み成されたものであって、その目的は、補強鉄筋を容易に支持装置に植設されたピン間に挿入でき、しかもその挿入した補強鉄筋の収まりがよく、かつピン間からの脱落を心配することなくピン間への補強鉄筋の保持作業が可能な補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法では、補強鉄筋をピン間に挟持させて型枠内に配列するための補強鉄筋支持装置を回動自在に配設した枠体に保持させ、該補強鉄筋支持装置を保持した枠体を回動させて前記補強鉄筋支持装置のピン先端を上方に向け、補強鉄筋支持装置を前記枠体に保持させたまま前記先端が上方を向いたピン間に補強鉄筋を挿入して保持させることとした。
【0008】
この発明の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法によれば、補強鉄筋支持装置を回動自在に配設した枠体に保持させ、該補強鉄筋支持装置を保持した枠体を回動させて前記補強鉄筋支持装置のピン先端を上方に向け、補強鉄筋支持装置を前記枠体に保持させたまま前記先端が上方を向いたピン間に補強鉄筋を挿入して保持させるので、上記補強鉄筋の組込が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法は、補強鉄筋を型枠内に配列する複数本のピンが植設された補強鉄筋支持装置であればよく、その植設されたピンが全て固定式ピン或いは回動式ピンでも、また固定式ピンと移動式ピンとを並植した装置であってもよい。また、上記補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組み込み作業としては、少なくとも補強鉄筋支持装置のピン間への補強鉄筋の挿入作業と、該挿入された補強鉄筋のピン間への保持作業が含まれる。さらに、上記ピンの先端が上方へ向けられた状態とは、ピンの先端が真上に向けられた状態のみならず、ピンの先端が斜め上方に向けられた状態、さらには停止状態のみならず、ピンの先端が上方へ向けられた状態で回動(移動)している状態をも含む。
【0010】
また、上記ピンの先端が上方へ向けられた状態で行われる補強鉄筋の挿入作業は、一枚一枚の補強鉄筋を人手にてピン間に挿入してもよく、また複数枚の補強鉄筋をクレーン等によって吊り上げ、一度にピン間に落とし込む状態で挿入してもよい。さらには、補強鉄筋支持装置を徐々に回動させ、ピン先端の位置を変更することにより同一位置において連続的に補強鉄筋をピン間へ1枚づつ挿入する方法を採用してもよい。また、挿入された補強鉄筋のピン間への保持作業は、ピンの移動或いは回動によってピン間を狭め補強鉄筋をピンによって挟持させることにより行ってもよく、また前記ピンによる挟持に加えて、或いはピンによる挟持を行うことなく、別途の補強鉄筋保持具を使用して行ってもよい。
【0011】
また、本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法は、上記したように補強鉄筋支持装置を回動自在に配設した枠体に保持させる。ここで、補強鉄筋支持装置を保持する枠体としては、補強鉄筋支持装置の全体を収容する直方体形状に組み立てられた枠体でも、またピンが植設された補強鉄筋支持装置の本体部分のみを載置し得る長方形状に組み立てられた枠体でもよい。いずれにしても該枠体は、補強鉄筋支持装置を保持できる堅牢な構造で、しかも保持した補強鉄筋支持装置に植設されたピン間にその先端側から補強鉄筋を挿入できるように開放した構造であればよい。
【0012】
また、上記枠体を基台に回動自在に配設する構成としては、例えば枠体の両端に回転軸を突設し、該回転軸を基台に立設した支持部材により支える構成としてもよいが、補強鉄筋支持装置が大型の装置であり、しかも重量があることを考慮すると、基台に設けられたローラー上に載置されたリング間に上記枠体を差し渡して固定した構成とすることが好ましい。また、上記装置による補強鉄筋支持装置の回動は、人手によって行ってもよいが、やはり上記と同様の理由により駆動モーター等の回転力を利用したものとすることが好ましい。
【0013】
補強鉄筋支持装置に保持されたピンの自由端の位置は多少ばらつきがある。そこで、上記枠体におけるピン先端に対向する位置ガイドプレートを回動自在に配設し、該ガイドプレートを回動させて前記ピン間を押し開くようにすれば、補強鉄筋装填作業がより容易になる。また、枠体に移動枠体を移動可能に配設するとともに、該移動枠体にガイドプレートを配設し、ピン間に補強鉄筋を装填した後に移動枠体を退避させるようにすれば、その後の保持作業が容易になる。
【0014】
【実施例】
図1は、本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法を実現する装置の一例を示した斜視図である。同図において10は補強鉄筋支持装置を示し、20は補強鉄筋組込装置20を示している。
【0015】
補強鉄筋支持装置10は、メタルラス(補強鉄筋)AをALCパネルを成形する型枠(図示せず)内に配列させる装置であって、図2に示したように、型枠の両側壁上面に差し渡して載置固定される支持装置本体11と、該本体11の相対向する枠11a,11a間に差し渡して配設された複数の固定フレーム12と、該固定フレーム12に沿って摺動可能に配設された移動フレーム13とを備えている。これら固定フレーム12と移動フレーム13には、その長手方向に下方へ向けて等間隔に複数の固定側ピン14と移動側ピン15とがそれぞれ植設されている。そして、固定フレーム12と移動フレーム13とを1組として、複数組が支持装置本体11に載置固定され、固定側ピン14と移動側ピン15との間にメタルラスAを挿入し、記移動フレーム13を移動させることにより移動側ピン15と固定側ピン14との間でメタルラスAを挟持する。
【0016】
補強鉄筋組込装置20は、上記補強鉄筋支持装置10を収容保持する装置であって、図1に示したように、直方体形状に組まれた枠体21を備えている。この枠体21は、両端部にリング22,22を備えており、それらのリング22は、基台23に設けられたローラ24上に載置されている。そして、ローラ24は図示しないモータにより回転され、枠体21が該枠体21に保持された上記補強鉄筋支持装置10と共に回動される。
【0017】
さらに枠体21には、図3に示したように、移動枠体25が枠体21の長手方向に沿って移動自在に配設されている。枠体21の枠21aには、その長手方向にレール26が設置され、枠21bの長手方向にもレール27が設置されている。一方、移動枠体25の枠25aには2個を一組とする車輪28がその長手方向に複数組配設され、それらの車輪28,28は枠21aのレール26を挟み込んでいる。また移動枠体25の枠25bには上記車輪28に対応する位置に複数個のローラ29が配設され、それらのローラ29は枠体21の枠21cに当接されている。さらに、移動枠体25は枠体21の枠21bまで延設され、その枠25cには2個を一組とする車輪30,30がその長手方向に複数組配設され、それらの車輪30,30が枠21bのレール27を挟み込むようにして係合されている。
【0018】
さらに、移動枠体25において、枠25b,25c間に差し渡すようにして配設される枠25d,25dには、図4に示したように、複数本の軸31が回動自在に支持されている。この軸31の位置および本数は、上記固定フレーム12の固定側ピン14に対応している。そして、それらの軸31にはその略全長にわたってガイドプレート32が設置されている。また、各軸31の端部には、レバー33の一端がそれぞれ固設され、それらのレバー33の他端はリンクロッド34によって互いに連結されている。また、移動枠体25には流体圧シリンダ35が設置されており、該流体圧シリンダ35のシリンダロッドがリンクロッド34の端部に連結されている。
【0019】
このように構成されたガイドプレート32は、補強鉄筋支持装置10を補強鉄筋組込装置20に装着する際には、図4に示したように、各レバー33が一方に回動され、ガイドプレート32は、固定側ピン14と干渉しない状態に位置される。また、補強鉄筋支持装置10が補強鉄筋組込装置20に装着されると、シリンダ35を作動させて各レバー33を反対方向へ回動させ、ガイドプレート32の先端を固定側ピン14の自由端と移動側ピン15の自由端との間に進入させ、図5に示したように、その先端部を固定側ピン14に接触させ、さらに固定側ピン14を移動側ピン15から離れる方向へ押し拡げる。
【0020】
上記補強鉄筋組込装置20に、上記補強鉄筋支持装置10を取り付けるにあたっては、図6に示したように、補強鉄筋支持装置10をクレーン等によって吊り上げ、上記組込装置20の上方まで搬送した後、該補強鉄筋支持装置10に植設された上記固定側ピン14及び移動側ピン15を組込装置20の上記枠体21内に落とし込み、補強鉄筋支持装置10の本体11を組込装置20の枠体21の上面に載置した後、組込装置20の枠体21に取り付けられたクランプ装置36により補強鉄筋支持装置10の本体11を固定することにより、図7に示した状態に補強鉄筋支持装置10を組込装置20に取り付ける。
【0021】
補強鉄筋組込装置20に取付けられた上記補強鉄筋支持装置10は、図8に示したように、ローラ24が図示しないモータにより回転することにより、該補強鉄筋支持装置10に植設された固定側ピン14及び移動側ピン15の先端が斜め上方を向く状態まで回動させられる。その間、流体圧シリンダ35を作動させて、ガイドプレート32を図4の状態から図5の状態、即ちガイドプレート32の先端をピン14,15間に進入させる。
【0022】
この状態で、メタルラスAが上記補強鉄筋支持装置10に組み込まれる。補強鉄筋支持装置10へのメタルラスAの組み込み作業は、図9に示したように、先端が斜め上方を向いた状態にある固定側ピン14と移動側ピン15との間にガイドプレート32によってメタルラスAを案内させて挿入する。そして、全ての固定側ピン14と移動側ピン15との間にメタルラスAを装填させた後に、移動側ピン15を固定側ピン14に近接させることによりピン14,15間でメタルラスAを挟持させる。
【0023】
次いで、流体圧シリンダ35を作動して、ガイドプレート32を元の状態に戻し、さらに移動枠体25を移動させて、図10に示したように、ガイドプレート32をピン14,15の先端から退避させる。そして、近接させたピン14,15間が広がらないように、図11に示したように、ピン14,15の先端にピン固定具16を嵌め込み、該ピン固定具16を図示しない連結具によって補強鉄筋支持装置10の本体11に連結する。
【0024】
上記補強鉄筋支持装置10へのメタルラスAの組み込み作業が終了したならば、補強鉄筋組込装置20のローラ24を再び回転させ、補強鉄筋支持装置10を、該補強鉄筋支持装置10に植設された上記固定側ピン14及び移動側ピン15の先端が真下を向く状態まで回動させ、その後、組込装置20のクランプ装置36を解除し、図12に示したように、メタルラスAが組み込まれた状態にある補強鉄筋支持装置10をクレーン等により吊り上げ、その後は従来と同様に、ALCパネルを成形する型枠に上記補強鉄筋支持装置10をセットし、メタルラスAを型枠内に配列した状態とする。
【0025】
なお、上記実施例では、ガイドプレート32を備えた移動枠体25を枠体21の長手方向に沿って移動自在に配設している。これは、ピン14,15間にメタルラスAを装填させた後のピン14,15の先端に固定具16を係合させる作業を容易にするため、および補強鉄筋組込装置20の長手方向に複数の補強鉄筋支持装置10を組み込んだ場合に1台の移動枠体25で対応可能とするためである。したがって、ピン14,15の先端に固定具16を係合させる作業を行う必要が無い場合,固定具16の係合作業を他の場所で行う場合、または補強鉄筋組込装置20の長手方向に複数の補強鉄筋支持装置10を組み込まない場合には、ガイドプレート32を移動させる必要はないので、ガイドプレート32を枠体21に直接設置してもよい。
【0026】
また、上記実施例では、ガイドプレート32を備えた移動枠体25を枠体21の長手方向に沿って移動自在に配設しているが、移動枠体25をヒンジ等によって枠体21に対して開閉自在に設置して、固定具16をピン14,15の先端に係合する際に、移動枠体25を開閉させるようにしてもよい。
【0027】
以上、本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法の実施例を説明したが、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明した本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法によれば、補強鉄筋支持装置を回動自在に配設した枠体に保持させ、該補強鉄筋支持装置を保持した枠体を回動させて前記補強鉄筋支持装置のピン先端を上方に向け、補強鉄筋支持装置を前記枠体に保持させたまま前記先端が上方を向いたピン間に補強鉄筋を挿入して保持させるので、補強鉄筋の組み込み作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込装置の一実施例を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込装置に使用する補強鉄筋支持装置の一例を示した斜視図である。
【図3】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込装置の設置構造を示した側面図である。
【図4】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込装置の要部を示した斜視図であり、その一作動状態を示している。
【図5】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込装置の要部を示した斜視図であり、その他の作動状態を示している。
【図6】本発明に係る補強鉄筋組込装置に補強鉄筋支持装置を取り付ける状態の一例を示した側面図である。
【図7】本発明に係る補強鉄筋組込装置に補強鉄筋支持装置を取り付けた状態の一例を示した側面図である。
【図8】本発明に係る補強鉄筋組込装置により補強鉄筋支持装置を回動させる状態の一例を示した側面図である。
【図9】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法の一例を示したもので、補強鉄筋のピン間への挿入作業を示した側面図である。
【図10】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法の一例を示したもので、ピン間に挿入された補強鉄筋の保持作業を示した側面図である。
【図11】本発明に係る補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法の一例を示したもので、ピン間に挿入された補強鉄筋の保持作業を示した側面図である。
【図12】補強鉄筋が組み込まれた補強鉄筋支持装置を型枠へ搬送する状態の一例を示した側面図である。
【図13】補強鉄筋支持装置を使用してALCパネルを型枠成形する手順を示した概念図である。
【図14】従来の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法の一例を示した概念図である。
【図15】従来の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋の組込方法の他の例を示した概念図である。
【符号の説明】
10 補強鉄筋支持装置
11 支持装置本体
12 固定フレーム
13 移動フレーム
14 固定側ピン
15 移動側ピン
16 ピン固定具
20 補強鉄筋組込装置
21 枠体
22 リング
23 基台
24 ローラ
25 移動枠体
26,27 レール
28 車輪
29 ローラ
30 車輪
31 軸
32 ガイドプレート
33 レバー
34 リンクロッド
35 流体圧シリンダ
36 クランプ装置
A 補強鉄筋(メタルラス)

Claims (3)

  1. 補強鉄筋をピン間に挟持させて型枠内に配列するための補強鉄筋支持装置を回動自在に配設した枠体に保持させ、該補強鉄筋支持装置を保持した枠体を回動させて前記補強鉄筋支持装置のピン先端を上方に向け、補強鉄筋支持装置を前記枠体に保持させたまま前記先端が上方を向いたピン間に補強鉄筋を挿入して保持させることを特徴とする補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法
  2. 前記枠体における前記ピン先端に対向する位置にガイドプレートを回動自在に配設し、該ガイドプレートを回動させて前記ピン間を押し開いた状態で前記補強鉄筋の挿入を行うことを特徴とする請求項1に記載の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法
  3. 前記枠体に移動枠体を移動可能に配設するとともに、該移動枠体に前記ガイドプレートを配設し、前記ピン間に補強鉄筋を装填した後に前記移動枠体を退避させて前記補強鉄筋の保持を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の補強鉄筋支持装置への補強鉄筋組込方法
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