JPH09254132A - 型枠成形における補強鉄筋の支持装置 - Google Patents

型枠成形における補強鉄筋の支持装置

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JPH09254132A
JPH09254132A JP9004496A JP9004496A JPH09254132A JP H09254132 A JPH09254132 A JP H09254132A JP 9004496 A JP9004496 A JP 9004496A JP 9004496 A JP9004496 A JP 9004496A JP H09254132 A JPH09254132 A JP H09254132A
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JP
Japan
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pin
reinforcing bar
pins
moving member
fixed
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JP9004496A
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English (en)
Inventor
Takeshi Murataka
威司 村高
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NIPPON ITON KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON ITON KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作力が小さくて済み、かつ製作が容易な補
強鉄筋の支持装置を提供すること。 【解決手段】 型枠の側壁上面に載置固定する枠体と、
該枠体の相対向する枠間に差し渡して配設する長尺の架
台と、該架台に挿通支持させた複数本の固定ピンと、該
固定ピンにリンクを介して該固定ピンと平行にそれぞれ
支持させた回動ピンと、上記回動ピン間に当接させて差
し渡して配設した移動部材と、該移動部材の駆動手段
と、上記回動ピンを回動させた状態で該回動ピンをそこ
にロックするロック手段とを備え、該駆動手段によって
上記移動部材を移動させ、該移動部材によって上記回動
ピンを回動させ、上記ロック手段で上記回動ピンをロッ
クして、上記回動ピンと固定ピンとの間に補強鉄筋を保
持させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ートパネル(以下これを「ALCパネル」という。)等
のパネルの型枠成形における補強鉄筋の支持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ALCパネルは、型枠によって複数枚分
が一度に成形され、半硬化状態で脱型した後ピアノ線等
によって複数枚に切断される。このALCパネルの型枠
成形に際しては、型枠内に上記複数枚分毎に必要枚数の
補強鉄筋が配置される。
【0003】従来の補強鉄筋の支持装置としては、型枠
の相対向する側壁上に差し渡して載置する固定架台と該
架台に添設させた移動架台とを備え、それらの架台にピ
ンをそれぞれ挿通支持させ、移動架台を移動させること
によって該移動架台のピンと固定架台のピンとの間で補
強鉄筋を挟持させるもの(実公昭57ー13223
号),ブロックに2本のピンの端部を固定するととも
に、該ブロックの中心に軸を配設し、この軸を架台に回
転自在に支持させ、ハンドルによって該軸を回転させて
ピン間で補強鉄筋を挟持させるもの(特開平6ー297
441号)等が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
支持装置では、ピンを移動架台に保持させるため、頑丈
な移動架台が必要であり、該移動架台を作動させるのに
相当な力を必要とした。また、後者の支持装置では、各
軸のハンドルを操作しなければならず、しかも軸とピン
との位置関係に製作上の誤差が生じると、軸間が精度良
く架台に取り付けられても、鉄筋の支持位置が所定位置
からずれてしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、操作力が小さく
て済み、かつ製作が容易な補強鉄筋の支持装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】請求項1の発明では、
型枠の側壁上面に載置固定する枠体と、該枠体の相対向
する枠間に差し渡して配設する長尺の架台と、該架台に
挿通支持させた複数本の固定ピンと、該固定ピンにリン
クを介して該固定ピンと平行にそれぞれ支持させた回動
ピンと、上記回動ピン間に当接させて差し渡して配設し
た移動部材と、該移動部材の駆動手段と、上記回動ピン
を回動させた状態で該回動ピンをそこにロックするロッ
ク手段とを備え、該駆動手段によって上記移動部材を移
動させ、該移動部材によって上記回動ピンを回動させ、
上記ロック手段で上記回動ピンをロックして、上記回動
ピンと固定ピンとの間に補強鉄筋を保持させるようにし
ている。
【0007】請求項2の発明では、上記回動ピンをスプ
リングによって固定ピンから離反する方向に付勢すると
ともに、上記駆動手段としてカムを備え、該カムによっ
て上記移動部材を移動させるようにしている。
【0008】請求項3の発明では、上記ロック手段とし
て上記カムに平面部を形成し、該平面部を上記移動部材
に当接させて上記移動部材をロックするようにしてい
る。
【0009】請求項4の発明では、上記固定ピンおよび
回動ピンにおける上記補強鉄筋との当接部を粗面にして
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の型枠成形における補強鉄
筋の支持装置では、複数本の回動ピンを駆動手段によっ
て同時に回動させるために、移動部材を回動ピンに当接
させて差し渡されている。したがって、移動部材は、架
台に移動可能に支持させた長尺の柱状部材を採用し、該
部材を単に回動ピンに当接させてもよく、また櫛状に形
成してそれらの歯間に回動ピンをそれぞれ収容させるよ
うにしてもよく、さらにはプレートに回動ピンの数に対
応する孔を穿設し、それらの孔に回動ピンを収容させる
ようにしてもよい。
【0011】
【実施例】本発明の補強鉄筋の支持装置1は、型枠2の
側壁上面に載置固定する枠体10と、該枠体10に差し
渡して配置される装置主体20と、ピン固定具40とを
有している。
【0012】上記枠体10は、型枠2の側壁の上面に倣
った形状に形成され、適宜な手段によって型枠Aに固定
される。
【0013】上記装置主体20は、長尺の架台21を有
している。この架台21は、その両端部下面に上記枠体
10に嵌合する切り欠き21aを備えている。この架台
21には、略全長にわたって補強鉄筋Aの支持位置に対
応した位置に孔21bが穿設されている。そして、それ
らの孔21bには、図3に示したように、スリーブ22
が嵌入固定され、該スリーブ22には固定ピン23が挿
入されて、回動自在に支持されている。
【0014】また、図2に示したように、架台21に
は、幅方向他端部に沿って複数箇所に長孔21cが形成
されている。そして、それらの長孔21cには5本の回
動ピン24が各々配置されており、各回動ピン24はリ
ンク板25によって固定ピン23に各々連結支持されて
いる。
【0015】そして、上記固定ピン23および回動ピン
24の下方、即ち支持しようとする補強鉄筋Aとの接触
部には、ローレット等による粗面23a,24aが形成
されている。回動ピン24の上部には、各回動ピン24
を連結するプレート26が配設されている。そして、こ
のプレート26は、図2に示したように、架台21に植
設したスプリング受け27との間に張設したスプリング
28によって一方に付勢されている。
【0016】また、架台21には、各回動ピン24に当
接させて移動部材29が配設されている。また、図3に
示したように、架台21には軸受21dが突設され、該
軸受21dには軸30を介してカム31が配設されてい
る。このカム31は、図4,5に示したように、2つの
平面部31a,31bを有している。このカム31には
レバー32が固設されている。
【0017】上記ピン固定具40は、図1に示したよう
に、上記架台21の幅と略同じ幅で、上記枠体10の幅
よりも僅かに短い長さのフレーム41を有している。こ
のフレーム41には、スペーサ42が幅方向に差し渡し
て支持されている。そして、スペーサ42によって上記
回動ピン24に対応した数の間隙が形成さている。この
スペーサ42は、図1の(a)に示したように、芯棒4
2aに樹脂またはゴムによって形成されたカラー42b
を嵌合させたもので、カラー42bの厚みを変えること
によって、スペーサ42間の間隙を変えることができ
る。
【0018】以下に、上記補強鉄筋の支持装置の作用を
ALCパネルの型枠成形手順と共に説明する。
【0019】図6の(a)に示したように、メタルラス
(補強鉄筋)Aをラス保持治具3の爪3a間に差し込
む。このようにして、メタルラスAは、所定位置に位置
決めされる。
【0020】次いで、図6の(b)に示したように、予
め適宜間隔で架台10に配設した支持装置1をクレーン
等によってラス保持治具3上に搬送し、図6の(c)に
示したように、該ラス保持治具3へ降下させる。この状
態では、メタルラスAは固定ピン23と回動ピン24と
の間に位置している。そして、レバー32を操作してカ
ム31を回動させると、該カム31によって移動部材2
9が架台21の内方に移動され、図4の状態にある回動
ピン24が移動部材29によって図5の位置に回動され
る。したがって、メタルラスAは、固定ピン23と回動
ピン24とによって挟持される。
【0021】次いで、図6の(d)に示したように、ク
レーン等によって装置主体20が持ち上げられる。その
際、メタルラスAは、ピン23,24によって挟持さ
れ、装置主体20と共に持ち上げられる。
【0022】次いで、図7に示したように、ピン23,
24の下端にピン固定具40を嵌め込み、該ピン固定具
40をロッド4等によって架台21に連結する。
【0023】次いで、図8に示したように、この装置主
体20はクレーン等によって型枠2まで搬送され、該型
枠2内に装着される。
【0024】次いで、型枠2内にコンクリートが流し込
まれる。そして、コンクリートが半硬化状態になると脱
型され、ピン固定具40が装置主体20から外され、ピ
ン固定具40が半硬化成形品から剥がされる。また、装
置主体20は、ピン23,24を半硬化成形品から抜い
て半硬化成形品から取り外される。その後、半硬化成形
品は、ピアノ線等によって設定厚さに切断され、オート
クレーブ養生がなされる。
【0025】
【発明の効果】上記したように、請求項1に記載した型
枠成形における補強鉄筋の支持装置によれば、回動ピン
の重量を固定ピンで支えている。したがって、鉄筋を支
持する際には、回動ピンを回動させる力のみを回動ピン
に作用させればよいので、小さな力で回動ピンを作動さ
せることができる。
【0026】また、請求項2に記載した補強鉄筋の支持
装置によれば、カムを操作させるだけで回動ピンの作
動,復帰が行なえるので、操作性が極めてよい。
【0027】また、請求項3に記載した補強鉄筋の支持
装置によれば、カムを操作させるだけで回動ピンのロッ
クが行なえるので、さらに操作性がよくなる。
【0028】また、請求項4に記載した補強鉄筋の支持
装置によれば、補強鉄筋を確実にピンに保持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠成形における補強鉄筋の支持
装置の一実施例を示した斜視図である。
【図2】図1に示した補強鉄筋の支持装置の要部を拡大
して示した斜視図である。
【図3】図1に示した補強鉄筋の支持装置における回動
ピンの支持構造と該回動ピンの駆動手段を示した部分断
面図である。
【図4】図1に示した支持装置における回動ピンの非作
動状態を示した平面図である。
【図5】図1に示した支持装置における回動ピンの作動
状態を示した平面図である。
【図6】本発明に係る型枠成形における補強鉄筋の支持
装置を使用してALCパネルを型枠成形する手順を示し
たもので、補強鉄筋を保持するまでを示した概念図であ
る。
【図7】本発明に係る型枠成形における補強鉄筋の支持
装置を使用してALCパネルを型枠成形する手順を示し
たもので、ピンに固定具を取り付けた状態を示した概念
図である。
【図8】本発明に係る型枠成形における補強鉄筋の支持
装置を使用してALCパネルを型枠成形する手順を示し
たもので、補強鉄筋を型枠内に収容した状態を示した概
念図である。
【符号の説明】
1 支持装置 2 型枠 10 枠体 20 装置主体 21 架台 23 固定ピン 24 回動ピン 25 リンク板 26 プレート 28 スプリング 29 移動部材 31 カム 31b 平面部 32 レバー 40 ピン固定具 41 フレーム 42 スペーサ A 補強鉄筋(メタルラス)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の側壁上面に載置固定する枠体と、
    該枠体の相対向する枠間に差し渡して配設する長尺の架
    台と、該架台に挿通支持させた複数本の固定ピンと、該
    固定ピンにリンクを介して該固定ピンと平行にそれぞれ
    支持させた回動ピンと、上記回動ピン間に当接させて差
    し渡して配設した移動部材と、該移動部材の駆動手段
    と、上記回動ピンを回動させた状態で該回動ピンをそこ
    にロックするロック手段とを備え、該駆動手段によって
    上記移動部材を移動させ、該移動部材によって上記回動
    ピンを回動させ、上記ロック手段で上記回動ピンをロッ
    クして、上記回動ピンと固定ピンとの間に補強鉄筋を保
    持させるようにしたことを特徴とする型枠成形における
    補強鉄筋の支持装置。
  2. 【請求項2】 上記回動ピンをスプリングによって固定
    ピンから離反する方向に付勢するとともに、上記駆動手
    段としてカムを備え、該カムによって上記移動部材を移
    動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    型枠成形における補強鉄筋の支持装置。
  3. 【請求項3】 上記ロック手段として上記カムに平面部
    を形成し、該平面部を上記移動部材に当接させて上記移
    動部材をロックするようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載の型枠成形における補強鉄筋の支持装置。
  4. 【請求項4】 上記固定ピンおよび回動ピンにおける上
    記補強鉄筋との当接部を粗面にしたことを特徴とする請
    求項1,2または3のいずれかに記載の型枠成形におけ
    る補強鉄筋の支持装置。
JP9004496A 1996-03-19 1996-03-19 型枠成形における補強鉄筋の支持装置 Pending JPH09254132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504865A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 クセラ・バウシュトッフェ・ゲー・エム・ベー・ハー 補強された多孔コンクリート躯体または気泡コンクリート躯体を製造するための方法およびそのための補強構造体ならびにこの種の方法に使用するための補強材保持フレーム
CN109441106A (zh) * 2018-11-01 2019-03-08 筑梦高科建筑有限公司 模壳翻转设备及其施工方法

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