JP3038959U - 回転式幅ハギ機 - Google Patents

回転式幅ハギ機

Info

Publication number
JP3038959U
JP3038959U JP1996013607U JP1360796U JP3038959U JP 3038959 U JP3038959 U JP 3038959U JP 1996013607 U JP1996013607 U JP 1996013607U JP 1360796 U JP1360796 U JP 1360796U JP 3038959 U JP3038959 U JP 3038959U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
stopper
rotating body
placing
placing part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996013607U
Other languages
English (en)
Inventor
俊二 小林
Original Assignee
小林機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小林機械工業株式会社 filed Critical 小林機械工業株式会社
Priority to JP1996013607U priority Critical patent/JP3038959U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3038959U publication Critical patent/JP3038959U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】板状に接着した木材に曲がりや歪みが発生した
り、はみ出した接着剤によって木材が回転体に貼り付い
てしまうことがあった。 【解決手段】木材載置部11が閉じる方向へ動作する
際、最もストッパ15側に位置する木材Mはストッパ1
5に当接して、木材Mが支持される。木材載置部11が
完全に閉じられると、ストッパ15はストッパ収容部3
5に収容され、ストッパ15は加圧支持部33より下側
に位置する。従って、木材Mは加圧支持部33上に設置
された状態となる。加圧支持部33に設置され木材M
は、加圧部材49が突出する方向へ動作しても静止して
いるので、板状に接着した木材Mに曲がりや歪みが発生
するのを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接着剤が塗布された複数の木材を加圧して接着させる回転式幅ハギ 機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来例にかかる回転式幅ハギ機100を示す。 ベース101には、略角柱状の回転体103が回転自在に備えられ、この回転 体の4つの面にはそれぞれ木材載置部105が開閉自在に取り付けられている。 木材載置部105にはストッパ106が設けられている。木材載置部105は、 複数の載置部材が間隔をあけて配置されて構成されている。 回転体103には、複数の加圧シリンダ107が備えられ、これら複数の加圧 シリンダ107には加圧部材109が、それぞれ出入動作自在に備えられている 。加圧部材109は回転体103の軸方向(長手方向)へ配置されている。 回転体103には加圧支持部111が設けられ、この加圧支持部111は加圧 部材109に対向している。
【0003】 この回転式幅ハギ機機100では、1つの木材載置部105を木材が搬入され るポジションで止めて開き、接着剤が塗布された木材Mを載置して、木材載置部 105を閉じる。木材載置部105を閉じていく際、木材Mはストッパ106に 当接して支持される。 木材載置部105が閉じられると、加圧シリンダ107内の油圧によって複数 の加圧部材109が、それぞれ突出する方向へ動作して木材Mを持ち上げて、加 圧支持部111に押し付ける。即ち、木材Mは加圧部材109と加圧支持部11 1とによって挟持されて加圧され、板状に接着される。
【0004】 そして回転体103が回転され、木材Mが載置されていない空の木材載置部1 05を木材が搬入されるポジションで止める。木材載置部105が開けられ、接 着剤が塗布された複数の木材Mを載置する。かかる動作を繰り返して、木材Mの 接着が連続的に行なわれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
複数の加圧部材109の突出速度は同じではなく、接着剤が塗布された木材M は傾いたり、撓んだりしながら加圧部材109によって持ち上げられ、加圧支持 部111に押し付けられる。木材Mに塗布された接着剤は、凝固速度が比較的早 いため、塗布してから加圧部材109と加圧支持部111とによって挟持されて 加圧される前に凝固し始める。このため接着剤が塗布された木材Mを傾けたり、 撓ませたりすると、板状に接着した木材Mに曲がりや歪みが発生してしまい、不 良品となってしまうことが度々あった。
【0006】 また、木材Mに塗布した接着剤がはみ出して、木材Mが回転体103に貼り付 いてしまい、木材Mを回転体103から外すのに手間がかかってしまう場合があ る。 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、板状に接着した木 材に曲がりや歪みが発生するのを防止でき、しかもはみ出した接着剤によって木 材が回転体に貼り付いてしまっても、木材を回転体から自動的に引き剥がすこと ができる回転式幅ハギ機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ベースと、前記ベースに回転自在に備えられ回転駆動され る回転体と、前記回転体に対し木材を載置できる開いた姿勢と木材を載置する部 分が前記回転体に対向する閉じた姿勢とに開閉動作する木材載置部と、前記木材 載置部を開閉動作させる木材載置部開閉手段と、前記木材載置部に設けられ、木 材載置部に木材を載置して閉じる際に最も下側の木材に当接し、前記木材載置部 に載置された木材を支持するストッパと、前記回転体の軸方向へ複数配置され木 材載置部を閉じた状態で前記ストッパに対向する側から木材を加圧する加圧部材 と、前記加圧部材に対向して設けられ前記加圧部材とともに木材を挟持する加圧 支持部とから成る回転式幅ハギ機において、前記木材載置部を閉じた状態で前記 ストッパが、前記加圧支持部の上面より下側に位置する状態に収容するストッパ 収容部が設けられていることを特徴とする回転式幅ハギ機である。
【0008】 請求項2の考案は、請求項1に記載の回転式幅ハギ機において、木材載置部支 持手段は、木材載置部が開く際、ストッパが木材を持ち上げる方向へ動作するよ うに木材載置部を支持するものであることを特徴とする回転式幅ハギ機である。
【0009】
【実施の形態】
本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機1を図1から図6によって説明す る。 符号3はベースを示し、このべース3には一対の軸受5が互いに対向して取り 付けられている。この2つの軸受5には支持軸7の両端が支持されている。支持 軸7には回転体9が取り付けられ、回転体9はベース3に対して回転自在に設け られている。回転体9は回転駆動でき、所望の位置で停止できる。 回転体9の4面には、木材Mを保持して加圧する機構が、それぞれ設けられて いる。
【0011】 回転体9に設けられた木材Mを保持して加圧する機構について説明する。 符号11は木材載置部を示し、この木材載置部11は複数の載置部材13が所 定の間隔をあけて配置されて構成されている。載置部材13は間隔をあけ木材M と交差する方向に備えられている。載置部材13の基端部にはストッパ15が形 成され、このストッパ15は、木材載置部11の木材Mが載置される部分より突 出して設けられている。
【0012】 符号17は保持フレームを示し、この保持フレーム17には軸19が固定され ている。載置部材13は軸19に所定の角度で揺動できるように取り付けられて いる。 軸19には開閉レバー21の先端部が回動自在に取り付けられ、この開閉レバ ー21の基端部は回転体9に固定された軸23に回動自在に支持されている。 軸23は、ストッパ15の先端部15aから回転体9の側面に対し平行な延長 線Aより回転体9から離れた方向に位置している。
【0013】 符号25は油圧シリンダを示し、この油圧シリンダ25は回転体9に固定され ている。油圧シリンダ25にはピストンロッド27が備えられ、このピストンロ ッド27の先端部は軸19に回動自在に取り付けられている。 木材載置部開閉手段は、油圧シリンダ25、ピストンロッド27及び開閉レバ ー21によって構成されている。 また、回転体9には、複数の加圧シリンダ29が固定され、この加圧シリンダ 29は、回転体9の軸方向(長手方向)に配置されている。加圧シリンダ29に は、加圧部材31がそれぞれ備えられている。加圧部材31を備えた加圧シリン ダ29は、図3に示すように木材Mが搬入されるポジションで、上側となる位置 に備えられている。
【0014】 回転体9には、加圧支持部33が設けられ、この加圧支持部33は加圧部材3 1に対向する位置に配置されている。この加圧支持部33には、凹状のストッパ 収容部35が設けられている。
【0015】 回転幅ハギ機1の動作を説明する。 回転体9を回転させ、木材Mを搬入するポジションに空の木材載置部11がく るように停止させ、木材載置部11を略水平になる状態に開く。この状態では、 図3に示すように載置部材13のストッパ15は、加圧支持部33のストッパ収 容部35から離れている。 そして、接着剤が塗布された複数の木材Mを木材載置部11に載置する。木材 載置部11を閉じると、木材Mは木材載置部11と回転体9により挾持される。 なお、載置部材13は揺動できるので、木材Mの厚さ寸法が変わっても、対応 することが可能である。
【0016】 木材載置部11が閉じる方向へ動作する際、最もストッパ15側に位置する木 材Mはストッパ15に当接して、木材載置部11に載置された木材Mが支持され る。木材載置部11が完全に閉じられると、図3、図4、図5に示すようにスト ッパ15はストッパ収容部35に収容され、ストッパ15は加圧支持部33より 下側に位置する。従って、木材Mは加圧支持部33上に設置された状態となる。
【0017】 次に複数の加圧シリンダ29が作動し、突出する方向に加圧部材31が動作し て、木材Mに当接し、さらに加圧部材31と加圧支持部33とによって木材Mが 挟持された状態となり加圧される。 そして、接着剤が硬化するまで木材Mを加圧部材31によって加圧したままの 状態とし、木材Mを板状に接着する。 このように、木材Mは加圧支持部33に設置され、加圧部材31が突出する方 向へ動作しても静止しているので、板状に接着した木材Mに曲がりや歪みが発生 するのを防止することができる。
【0018】 接着した木材Mを排出する場合には、既に加圧され接着剤が硬化している木材 Mが搭載された木材載置部11を木材Mを排出するポジションで停止させる。そ して加圧シリンダ29を作動させ、加圧部材31を木材Mから離れる方向に動作 させて、加圧部材31による木材Mの加圧を解除する。さらに油圧シリンダ25 を作動させて、ピストンロッド27を突出させ、木材載置部11を開く。 木材載置部11を開く際、載置部材13は図3、図5において仮想線で示すよ うに木材Mを持ち上げる方向へ動作する。従って、木材Mがはみ出した接着剤に よって回転体9に貼り付いていても、引き剥がされることになる。 木材載置部11を略水平になるように開いてから、板状に接着された木材Mを 木材載置部11から搬出する。 このようにして回転式幅ハギ機1では木材Mの接着が、連続的に行なわれる。
【0019】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、回転式幅ハギ機1では木材載置部11を4つ備えているが、1つ以上 備えてあればよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案の回転式幅ハギ機によれば、板状に接着した木材に曲がり や歪みが発生するのを防止できるようになる。 また、はみ出した接着剤によって木材が回転体に貼り付いてしまっても、木材 を回転体から自動的に引き剥がすことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機の
斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機の
側面図である。
【図3】本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機の
部分正面図である。
【図4】本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機の
動作時における載置部材のストッパと加圧支持部のスト
ッパ収容部との関係を説明するための図である。
【図5】本考案の実施の形態にかかる回転式幅ハギ機の
動作時における載置部材のストッパと加圧支持部のスト
ッパ収容部との関係を説明するための図である。
【図6】従来例にかかる回転式幅ハギ機の部分正面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転式幅ハギ機 3 ベース 5 軸受 7 支持軸 9 回転体 11 木材載置部 13 載置部材 15 ストッパ 15a 先端部 17 保持フレーム 19 軸 21 開閉レバー 23 軸 25 油圧シリンダ 27 ピストンロッド 29 加圧シリンダ 31 加圧部材 33 加圧支持部 35 ストッパ収容部 M 木材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、前記ベースに回転自在に備えら
    れ回転駆動される回転体と、前記回転体に対し木材を載
    置できる開いた姿勢と木材を載置する部分が前記回転体
    に対向する閉じた姿勢とに開閉動作する木材載置部と、
    前記木材載置部を開閉動作させる木材載置部開閉手段
    と、前記木材載置部に設けられ、木材載置部に木材を載
    置して閉じる際に最も下側の木材に当接し、前記木材載
    置部に載置された木材を支持するストッパと、前記回転
    体の軸方向へ複数配置され木材載置部を閉じた状態で前
    記ストッパに対向する側から木材を加圧する加圧部材
    と、前記加圧部材に対向して設けられ前記加圧部材とと
    もに木材を挟持する加圧支持部とから成る回転式幅ハギ
    機において、前記木材載置部を閉じた状態で前記ストッ
    パが、前記加圧支持部の上面より下側に位置する状態に
    収容するストッパ収容部が設けられていることを特徴と
    する回転式幅ハギ機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回転式幅ハギ機におい
    て、木材載置部支持手段は、木材載置部が開く際、スト
    ッパが木材を持ち上げる方向へ動作するように木材載置
    部を支持するものであることを特徴とする回転式幅ハギ
    機。
JP1996013607U 1996-12-24 1996-12-24 回転式幅ハギ機 Expired - Lifetime JP3038959U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996013607U JP3038959U (ja) 1996-12-24 1996-12-24 回転式幅ハギ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996013607U JP3038959U (ja) 1996-12-24 1996-12-24 回転式幅ハギ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3038959U true JP3038959U (ja) 1997-06-30

Family

ID=43173613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996013607U Expired - Lifetime JP3038959U (ja) 1996-12-24 1996-12-24 回転式幅ハギ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3038959U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0095954B1 (fr) Dispositif de fixation d'une plaque sur un cylindre
FR2718674A1 (fr) Dispositif d'échange de clichés de machines rotatives à imprimer.
BE558663A (fr) Procédé et dispositif pour la fabrication de boîtes d'emballage
EP1568424B1 (fr) Presse pour le maintien et le pressage d'une pièce
JP3038959U (ja) 回転式幅ハギ機
US4834442A (en) Lifting clamp
CN207154589U (zh) 一种冲压模具托料装置
JPH0327698Y2 (ja)
CN212070299U (zh) 一种液压锻造设备
CN210618624U (zh) 发包机出袋辊筒开合装置
FR2869829A1 (fr) Dispositif pour effectuer un changement de plaque sur un cylindre porte-plaques d'une machine d'impression
FR2468466A1 (fr) Dispositif pour la diminution du temps d'immobilisation lors d'un arret de machine a imprimer
FR2553031A1 (fr) Mecanisme et appareil de pliage de plaques, notamment de cliches d'impression
CN216913027U (zh) 一种用于激光机床回转体零件加工的压紧装置
JPS59169776A (ja) 面パレツト装入装置
CN219052893U (zh) 一种用于铸造机铸造平台用多功能夹具
CN213326635U (zh) 一种液压马达旋转结构
CN115057349B (zh) 一种集装箱移动装置
JPS5853144Y2 (ja) プレス機械のダイクランパ装置
JP3799440B2 (ja) 粉体計量切り出し装置
JPH0312477Y2 (ja)
JPS60207735A (ja) ワ−ク掴み装置
JPS5932451Y2 (ja) 成型機の型締装置
FR2589320A1 (fr) Appareil pour le marquage des fromages, en particulier le marquage consistant au timbrage d'informations telles qu'appellations d'origine, marques du fabricant et autres informations similaires
JPS6119188Y2 (ja)