JP3032590B2 - パネルの離型装置 - Google Patents

パネルの離型装置

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JP3032590B2
JP3032590B2 JP3031924A JP3192491A JP3032590B2 JP 3032590 B2 JP3032590 B2 JP 3032590B2 JP 3031924 A JP3031924 A JP 3031924A JP 3192491 A JP3192491 A JP 3192491A JP 3032590 B2 JP3032590 B2 JP 3032590B2
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龍二 三宅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型枠内で成形され、
縦方向に少なくとも2本以上のリップ溝形鋼が開放部分
を外側に向けて埋設されたパネルを前記した型枠内から
離型することに使用されるパネルの離型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、外壁パネル等のパネルは、例え
ば、図6に示すように、パネル本体Hに、縦方向に少な
くとも2本以上のリップ溝形鋼(縁片付きの溝型鋼)
K,Kが開放部分を外側に向けて埋設されたものであ
る。
【0003】このパネルPは、型枠内で成形されるもの
であって、型枠内に前記した少なくとも2本以上のリッ
プ溝形鋼K,Kが開放部分を外側に向けて配された状態
で、コンクリート等を流しこんで固まらせた後に、この
型枠内より離型される。
【0004】従来は、型枠内で成形されたパネルPのリ
ップ溝形鋼Kにワイヤーの端部を係止して、このワイヤ
ーをクレーンに掛け渡して、このクレーンによってワイ
ヤーを引き上げることによって、パネルPを型枠内から
離型していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、クレーンを使って型枠内よりパネルPを離型する従
来の方法においては、クレーンを設置するための広い場
所を必要とするといった問題があった。
【0006】また、クレーンで型枠を引き上げて離型し
たときの状態が、ワイヤーの端部にパネルがぶら下がっ
た状態であるので、このパネルが左右前後に揺れ動いて
パネルが落下する虞があり、危険な作業を伴うといった
問題があった。
【0007】更に、パネルがぶら下がった状態で揺れ動
くと、パネルが破損したり、傷がついたりする虞があっ
た。
【0008】この発明の課題は、上記従来の問題を解決
することにある。すなわち、型枠内からパネルを離型す
るときに広い場所を必要としない。また、比較的簡単な
構造である。パネルを型枠内から離型したときに、この
パネルを安定した状態に固定することができる。このこ
とにより、危険な作業を伴うことがなく、且つパネルが
破損したり、傷がついたりする虞がないパネルの離型装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、型枠内で成形され、縦方向に少なくと
も2本以上のリップ溝形鋼が開放部分を外側に向けて埋
設されたパネルを前記した型枠内から離型することに使
用されるパネルの離型装置であって、前記型枠内で成形
されたパネルのリップ溝形鋼内に挿入されて係止される
係止手段を有する支持部と、この支持部を前後左右に移
動させて位置を調整する位置調整手段と、前記支持部を
引上げて型枠内からパネルを上方に向けて離型させる引
上げ手段とが備えられているものとした。
【0010】
【作用】この発明に係るパネルの離型装置で、パネルを
型枠内より離型させるには、次に説明するように行う。
【0011】まず、支持部の係止手段をパネルのリップ
溝形鋼に対して対向した位置に配するために、位置調整
手段で支持部を前後左右に移動させて、位置を調整す
る。
【0012】この状態で、型枠内で成形されたパネルの
リップ溝形鋼に離型装置における支持部の係止手段を挿
入して係止させる。
【0013】次に、引上げ手段によって、支持部を上方
に向けて移動させてパネルを引上げ、型枠内よりこのパ
ネルを離型させる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係るパネルの離型装置の実
施例について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1、図2、図3はこの発明に係るパネル
の離型装置の一実施例を示すものであって、図1は係止
手段をパネルのリップ溝形鋼に係止する前の斜視図、図
2は係止手段をパネルのリップ溝形鋼に挿入して係止し
た状態の斜視図、図3はパネルを型枠内から離型した状
態の斜視図、図4は係止手段を備えた支持部と位置調整
手段とを示す要部の拡大斜視図、図5は支持部の係止手
段をパネルのリップ溝型鋼に挿入して係止した状態を示
す要部の縦断面図、図6はパネルの斜視図である。
【0016】この発明に係るパネルの離型装置1は、型
枠C内で成形され、縦方向に少なくとも2本以上のリッ
プ溝形鋼K,Kが開放部分を外側に向けて埋設(パネル
Pが型枠C内に在るときはこの開放部分が上に向いてい
る。)されたパネルPを前記した型枠C内から離型する
ことに使用されるものである。
【0017】そして、型枠C内で成形されたパネルPの
リップ溝形鋼K,K内に挿入されて係止される係止手段
2を有する支持部3と、この支持部3を前後左右に移動
させて位置を調整する位置調整手段4と、支持部3を引
上げて型枠C内からパネルPを上方に向けて離型させる
引上げ手段5とが備えられているものである。
【0018】型枠Cにコンクリートを打設してパネルP
が成形される。この型枠Cは生産ラインのベッドBの上
に載せられて、固定されている。
【0019】離型装置1は、ベッドBの移動方向の両側
に配置された基材6,6と、これらの基材6,6の両端
部に立設された支柱7と、各支柱7の上端間に掛け渡さ
れた横架材8と、前後の横架材8,8間に掛け渡された
支持材9とからなる装置本体10が備えられている。
【0020】尚、図中符号17は、基材6,6の4箇所
に設けられ、ベッドBを固定するための固定具である。
【0021】基材6,6とその上方に位置する横架材
8,8との間には、両端近傍箇所にガイドポスト11が
立設されている。
【0022】これらのガイドポスト11には、それぞれ
筒体12が上下移動自由に配されている。
【0023】そして、これらの筒体12に枠材13の角
部が取着されている。この枠材13には、前後方向に向
けて4つの渡材14が掛け渡されている。これらの渡材
14の下面所定箇所に、前記した位置調整手段4が取付
けられている。
【0024】位置調整手段4は、図4に示す構造となっ
ている。すなわち、渡材14,14の下面間に掛け渡さ
れて、これらの渡材14,14に取着された2本の基部
材41,41と、これらの基部材41,41間に掛け渡
されて取付けられた2本の前後ガイド棒状材42,42
と、これらの前後ガイド棒状材42,42に前後移動自
由に配された4つの前後移動体43と、これらの前後移
動体43に左右方向に掛け渡されて取付けられた2本の
左右ガイド棒状体44,44と、これらの左右ガイド棒
状体44,44に左右移動自由に掛け渡された二つの左
右移動体45,45と、これらの左右移動体45,45
間に掛け渡されて取着された板状体46とからなるもの
である。
【0025】そして、この位置調整手段4の板状体46
に、前記した支持部3が取着されている。
【0026】この支持部3は筒体からなり、位置調整手
段4の板状体46の中央位置にこの板状体46を貫通し
て縦向きに取付けられている。
【0027】この支持部3には、前記した係止手段2が
設けられている。この係止手段2は、筒体からなる支持
部3に貫通して配入された軸材21と、この軸材21の
下端に設けられた細板材からなる係止部22と、軸材2
1の上端に設けられたハンドル部23とから構成されて
いる。
【0028】そして、このハンドル部23を回すことに
よって、軸材21が回転されて係止部22が回わされ
る。ハンドル部23は、輪状に形成したものであっても
よい。
【0029】この係止手段2の係止部22を型枠C内で
成形されたパネルPのリップ溝形鋼Kの開放部分から挿
入した後に、ハンドル部23を回して係止部22を回す
と、図5に示すように、この係止部22が、パネルPの
リップ溝形鋼Kに係止されるようにしている。
【0030】また、前記した引上げ手段5は、油圧シリ
ンダで構成されており、シリンダ本体51が装置本体1
0における支持材9の中央部下面に取着される一方、ロ
ッド52の下端が中央二列の渡材14,14の上面間に
取着された取付け板53に取着されている。
【0031】そして、この油圧シリンダからなる引上げ
手段5を駆動することによって、渡材14と枠材13と
が上下移動される。
【0032】これらの各部材は、枠材13の各角部が取
着された筒体12によって、ガイドポスト11に沿って
ガイドされて上下移動される。
【0033】そして、渡材14,14の上下移動によっ
て、これらの渡材14,14に位置調整手段4を介して
取付けられた支持部3が上下移動されるようになってい
る。
【0034】この発明に係るパネルの離型装置1で、パ
ネルPを型枠C内より離型させるには、次に説明するよ
うに行う。
【0035】まず、支持部3の係止手段2をパネルPの
リップ溝形鋼Kに対して対向した位置に配するために、
位置調整手段4で支持部3を前後左右に移動させて、位
置を調整する(図1参照)。
【0036】この状態で、型枠C内で成形されたパネル
Pのリップ溝形鋼Kに離型装置1における支持部3の係
止手段2を挿入して係止させる(図2参照)。
【0037】次に、引上げ手段5によって、支持部3を
上方に向けて移動させてパネルPを引上げ、型枠C内よ
りこのパネルPを離型させる(図3参照)。
【0038】このようにして離型されたパネルPは、フ
ォークリフトの爪部等で受けられて、所定の保管場所に
移動される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、型枠内からパネルを離型するときにクレーン等を用
いないので、広い場所を必要としない。
【0040】また、比較的簡単な構造である。更に、パ
ネルを型枠内から離型したときに、このパネルを安定し
た状態に固定することができる。
【0041】このことにより、危険な作業を伴うことが
なく、且つパネルが破損したり、傷がついたりする虞が
ない。
【0042】加えて、連続してパネルの離型作業を行う
ことができるので、パネルの大量生産に適している等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパネルの離型装置の一実施例を
示すものであって、係止手段をパネルのリップ溝形鋼に
係止する前の斜視図である。
【図2】その係止手段をパネルのリップ溝形鋼に挿入し
て係止した状態の斜視図である。
【図3】そのパネルを型枠内から離型した状態の斜視図
である。
【図4】その係止手段を備えた支持部と位置調整手段と
を示す要部の拡大斜視図である。
【図5】その支持部の係止手段をパネルのリップ溝型鋼
に挿入して係止した状態を示す要部の縦断面図である。
【図6】そのパネルの斜視図である。
【符号の説明】
C 型枠 K リップ溝形鋼 P パネル 1 離型装置 2 係止手段 3 支持部 4 位置調整手段 5 引上げ手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠内で成形され、縦方向に少なくとも
    2本以上のリップ溝形鋼が開放部分を外側に向けて埋設
    されたパネルを前記した型枠内から離型することに使用
    されるパネルの離型装置であって、前記型枠内で成形さ
    れたパネルのリップ溝形鋼内に挿入されて係止される係
    止手段を有する支持部と、この支持部を前後左右に移動
    させて位置を調整する位置調整手段と、前記支持部を引
    上げて型枠内からパネルを上方に向けて離型させる引上
    げ手段とが備えられていることを特徴とするパネルの離
    型装置。
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CN105973658B (zh) * 2016-03-17 2018-09-18 安徽理工大学 一种用于圆板法测喷射混凝土弯曲韧性试验时取试样的装置
CN107214836B (zh) * 2017-06-23 2019-04-19 长安大学 一种便携式混凝土脱模器

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