JPS5880063A

JPS5880063A - 大型型枠の水平移動装置

Info

Publication number: JPS5880063A
Application number: JP17648881A
Authority: JP
Inventors: 廣瀬　泰孝; 松瀬　昭雄
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd
Priority date: 1981-11-05
Filing date: 1981-11-05
Publication date: 1983-05-14
Also published as: JPH0135980B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、例えばタイル壁面を有する壁を施工する際に
用いる大型型枠の水平移動装置に関するものである。

従来、ＳＲＣ造の構造物の壁面にタイルを打ち込む工法
として、内面にタイルを先付けした大型型枠をクレーン
で吊り、対向的に型枠を固定した後に型枠間にコンクリ
ートを打設する工法がある。

しかしながらこの工法において、枠組み作業に手数を要
する上、タイルの打込み精度が低いという問題があった
。また、壁部のコンクリート養生後の脱型は、タイル壁
面と型枠との間にバール等を挾んで型枠をこじる作業を
行なうので、タイルの剥落の危険があった。

本発叫の目的は、精確に作業性よく型枠の枠組みが行な
え、かつ型枠の脱型を円滑にして、例えばタイルの剥落
の生じない大型型枠の水平移動装置を提供することにあ
る。

以下本発明の実施例をタイル打込み工法に用いた例につ
い・て説明する。第１図において、先に施工した下階の
壁部Ｗの壁面にタイルト・・が打ち込んでアシ、壁部内
に埋め込んであるアンカーポルト２，２の先端部が孔あ
きタイルｌａ、１ｍを貫通し壁面よシ突出している。ア
ンカーボルトは壁面に対し左右一対づつ設けであるが、
図では一側方のみを示しである。

この壁部の壁面には、板枠３を介してＬ字状の架台４が
、アンカーボルト２，２の先端部にボルト５，５を螺入
することによシ片持ちしである。

架台４は、補強枠６で補強しである。架台４上には、第
１．２図に示すようにボルトからなる脚部７をもって、
溝形鋼で構成したレール台８が水平状態に取シ付けであ
る。レール台８のレベルは、脚部７の下部に取シ付けで
あるナツト９．９ａ・・・の回転によシ調整することが
できる。レール台８には全長に亘って断面山形状のレー
ル１０が布設しである。このレールの両端には、レール
台８の側板を兼ねたストッパ８ａ、８ｂが設けである。

このレール１０上に車輪１１を有する台車１２がタイル
壁面に対して前後（第１図左右）に水平移動自在である
。台車１２上の左側には保持枠１３溝１３ｍが切シ”込
んである。この取付は溝にはボルト１４が敗シ付けであ
る。取付は溝１３ａの両側には釘孔１３ｂ、１３ｂが穿
設しである。台車１２と図示してない他側方の台車の各
上面には、上階に施工する壁部全体を覆う大きさの大型
型枠１５が跨がって垂直に乗架している。図では、この
型枠は下端部のみ示している。この型枠１５はパネルを
支持部材１６．１６ａで支持することにより形成し、下
端部は保持枠１３にボルト１４およびナツト１７で取シ
付けられ、さらに釘孔１３ｂ。

１３ｂを通して支持部材に打ち付けた釘（図示せず。）
で固定されている。

型枠１５の内面には、たとえばスチロール板製の支持ベ
ース１８が適宜手段によシ取シ付けてあり、この支持ベ
ースの内面に、多数整列して形成した凹部１８ｍにタイ
ル１がその裏面よシ突出した状態で嵌め込んである。第
１図において、１９は、型枠１５．支持ベース１８およ
び孔あきタイル１ｂを貫通して設けているセパレータの
挿通孔でおって、この挿通孔は型枠の全面適所に複数段
けである。また型枠１５の上端部の左右には、第３図に
示すようにポル）５Ｂ、５ａが取シ付けてあり、各ボル
トは支持ベース１８を貫通し、孔あきタイルｌｃ、ｌｃ
の裏面に突出し、突出端にアンカーボルト２　ｍ　＋　
２８が取外し可能に取り付けである。

また第１．４ｊ５図に示すように、レール１０の両側に
は、ポル）２０．２０が立設してあり、このボルトは台
車１２を支持置市するための押え手段たる押え枠２１を
位置決めするものである。

このボルト２Ｑ　、２０に取り付けたナツト２２゜２２
により、レール台８上に載置した押え枠２１は固定可能
である。この押え枠には、押えボルト２３が水平方向に
移動可能に取り付けてあり、先端の押え部２４で型枠１
５を壁面側に抑圧可能でおる。支持ポルト２３のナツト
２５の締付けにより、このボルトを押え枠２１に固定で
きる。

次に作用について説明する。まず、第１図に示すように
下階に施工した壁部Ｗに打ち込んであるアンカーボルト
２，２にポル）５．５を螺入することにより架台４を壁
面に固定する。同様にして他側方の架台も固定する。つ
いで２台の台車１２（片側の台車のみ図示）上に型枠１
５を立設して、型枠の下部をボルト１４およびナツト１
７で保持枠１３に保持し、さらに釘を保持枠から支持部
材１６ａＫ打ち付けて固定する。そして脚部７・・・の
ナツト９を回してレール台８０レベルを調整する。

そして台車１２を前進させて第４図に示す位置に停止さ
せて、押え枠２１をボルト２０およびナツト２２でレー
ル台８に固定する。そしてボルト２３で、型枠１５の外
面を押えて、型枠の通りを修正し、型枠の仮建込みを終
える。その後、押え枠２１をレール台８から外し、台車
１２を後退させて、型枠１５を第１図の位置まで水平移
動させる。そこで、型枠１５の内面に打込みタイルト・
・を取シ付ける。そして再び台車１２を、前進させて、
型枠１５を第４図に示す位置に戻し、押え枠２１で押え
て、型枠の通りを調整する。その後、型枠１５の外面に
横バタ材２６．２６を当てて、フオームタイ２７にて対
向する型枠（図示せず。）を緊結する。その後、型枠１
５間にコンクリートを打ち込んで壁部Ｗ、を形成する。

コンクリート養生後、フオームタイ２７による固定を解
き、そして押え枠２１による支持を解放し、台車１２と
共に型枠工５を後退させる。こうすれば、支持ベース１
８からタイルト・・が離脱し、壁部Ｗｌの壁面にタイル
が打ち込まれる。この型枠１５を後退する前に、型枠上
部に取シ付けであるポル）５ｇ、５ａを壁部Ｗ、に埋め
込まれたアンカーボルト２ｍ、２ａから外しておく。

なお、本発明に係る装置は、必ずしもタイル打込み工法
に用いるものに限定されない。

以上のように本発明によれば、型枠を壁部に対して前後
に水平移動できるようにしたことによシ、型枠の枠組み
を精確に作業性よく行なうことができる。また型枠の脱
型も容易で、壁面へのタイル打ち込みの型枠に用いた場
合脱型時の剥落も生じない上、装置の取り付けや操作お
よび各階への転用が容易で安全性も高い等の効果がある
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は型枠の
後退時における装置の一部切欠正面図、第２図は第１図
ＩＩ−ＩＩ線断面図であって型枠を省略している図、第
３図はアンカーボルトの取付は状態を示す断面図、第４
図は型枠を前進した枠組状態を示す部分断面正面図、第
５図は第４図Ｖ−Ｖ線断面図であって、台車および型枠
を省略していｚ図である。１・・・タイル、ｌａ、Ｉｂ、Ｉｃ・・・孔あきタイル
、２．２ａ・・・アンカーボルト、４・・・架台、１ｏ
・・・レール、１１・・・車輪、１２・・・台車、１３
・・・保持枠、１４・・・ボルト、１５・・・大型型枠
、１８・・・支持ベース、２０・・・ボルト、２１・・
・押え枠、２２・・・ナツト、２３・・・ボルト、Ｗ、
Ｗ、・・・壁部。以上第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　壁面よシ突出しているアンカーボルトに支持
し、上面にレールを有する少なくとも左右一対の架台と
、上記レール上を、壁面に対して前後方向に移動自在であ
り、型枠保持手段を設けている台車と、この台車上に跨
がって垂直に台車に支持されている大型型枠と、この型枠の内面に取外し可能に取り付けているアンカー
ボルトと、上記台車を壁面側に押える押え手段とを具備していることを特徴とする大型型枠の水平移動装
置。（２、特許請求の範囲第１項において、レールのレベル
を調整可能であることを特徴とする大型型枠の水平移動
装置。