JP2861674B2 - メタルラスのセット装置及びそのセット方法 - Google Patents

メタルラスのセット装置及びそのセット方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築物の外壁などに使
用される厚さが50mm以下のALC薄板の製造の際に
補強金物(以下メタルラスという)を型枠内に一度にセ
ットし、その後メタルラスを挾持していたピンを引き抜
くための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来厚さが30〜50mmのALC薄板
を製造する場合、図8に示すように直方体の箱状をした
型枠21の長手方向にメタルラス25を垂直で平行にな
るように、所定間隔で支持部材23に懸吊された各2本
のセットピン22で挾持して固定する。それから原料ス
ラリーを注入して発泡させ、所定時間経過後半可塑性状
態になってから、前記支持部材23を図示してないクレ
ーンで引き上げてセットピン22を抜き取る。次に型枠
21を外して半可塑性体をピアノ線で所定厚さに切断し
てから、オートクレープで高温蒸気養生してALC製品
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法ではメ
タルラス型枠内にセットするのに手数が掛かるばかりで
なく、メタルラスの固定が不十分なため、スラリーが発
泡する際にメタルラスが上方や水平方向に押圧されて移
動し、その位置精度が悪くなる問題があった。
【0004】その対策としては、先に出願した特願平3
−61110号に記載したように、メタルラス25(図
9参照)に3箇所の屈曲部を設け、所定間隔毎に1本の
セットピン22を挿通して固定する方法もある。しかし
この方法ではメタルラスの加工とセットに手数がかかる
問題があった。
【0005】更に、他の方法としては特開昭58−20
8010号公報に示すようにメタルラスのセットとピン
の抜き取りを機械化した装置も提案されている。しかし
この装置は構造が複雑で部材が多く、取扱に手数がかか
るばかりでなく、部材の一部が型枠内に残留するので、
半可塑性体を型枠から取り出した後に切除する部分が多
くなり、手数がかかることや原料の歩留まりが悪くなる
等の問題があった。
【0006】この発明の目的は、前記の問題を解消し、
メタルラスのセットやピンの引き抜き、半可塑性体の加
工に手数がかからず、メタルラスの位置精度も向上する
メタルラスのセット装置及びセット方法を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のセット装置はメ
タルラスの保持機構と底面に溝部を設けた型枠とからな
り、メタルラスの保持機構にはメタルラスを所定間隔で
平行に並列して懸吊する把持手段と、メタルラスを緩く
挾持する挾持手段とを配設し、型枠底面の溝部はメタル
ラスの長手方向に所定間隔で平行に配設し、かつ上方に
開いた傾斜面を設けたものである。
【0008】また、本発明のセット方法は予め所定の間
隔で垂直に並列しているメタルラスを前記したメタルラ
スのセット装置の保持機構で懸吊して一度に型枠に搬送
して、その上縁に懸架し、挾持手段のピンの下端部を型
枠底面の溝部に支承させるようセットしてから、前記保
持機構の把持手段を取り去ってから型枠内に原料スラリ
ーを注入して発泡させ、そして発泡が終了した後、所定
時間経過してから挾持手段を引き上げてピンを抜き取る
ようにしたものである。
【0009】また、他のセット方法としては前記同様に
セットしてから、原料スラリーを注入して発泡させる。
発泡が終了してから前記保持機構の把持手段を取り去
り、所定時間経過してから、挾持手段を引き上げてピン
を抜き取るようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明装置ではメタルラスの保持機構でメタル
ラスを所定間隔で平行に並列して懸吊して一度に型枠に
搬送してセットすることができる。そしてセット後、前
記保持機構の把持手段を取り去り、型枠内に原料スラリ
ーを注入して発泡させるが、その際に2本のピンの上端
部が保持機構の挾持手段に固定され、下端部が型枠底面
の溝部に支承されてメタルラスを緩く挾持しているの
で、メタルラスの水平方向のずれが防止される。更に押
具を付加すればメタルラスの浮上の際に上限位置を決め
るので、メタルラスの位置精度が良くなる。また発泡終
了後所定時間経過してから、押具を取り去り、挾持手段
をそのまま吊り上げれば、ピンを抜き取ることができ
る。
【0011】次に第2の方法では押具を使用しなくても
同様な効果が得られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面によって説明す
る。図1はメタルラスの保持機構の一部を省略した斜視
図であり、図2は本発明装置を使用してメタルラスを型
枠内にセットした状態を示す平面図である。また図3、
4は夫々図2のA−A面とB−B面の矢視図である。
【0013】本発明の装置はメタルラス5の保持機構と
底面に溝部10を有する型枠1及び押具9とからなり、
メタルラス5の保持機構にはメタルラス5を所定間隔で
平行に並列して懸吊する把持手段と、メタルラス5を緩
く挾持する挾持手段とが配設されている。把持手段とし
ては、図1に示すように長手反対方向に相互に摺動する
ようにした2本の角管状のハンガーホルダー6a、6b
を収納したハンガーブリッジ6に、図6に示すような下
端部にメタルラス5の把持部7a、7bを取着した一対
の把持具7が各ハンガーホルダー6a、6bにメタルラ
ス5のセット間隔で懸吊されている。そしてハンガーブ
リッジ6の両側面の開口部6cから工具を使用してハン
ガーホルダー6a、6bを反対方向に移動させると把持
部7a、7bが閉じてメタルラス5を把持する。またハ
ンガーブリッジ6の両端下部には型枠1に懸架したり、
セット時に吊具を支承するための突起6dが突設されて
おり、更に両上端部には、引き上げる時に吊具を支承す
るための爪6eが配設されている。
【0014】メタルラスの挾持手段は、図1、図5に示
すようにピンブリッジ8に収納されている長手反対方向
に相互に摺動する2本の角管状のピンホルダー8a、8
bに棒状のピン2a、2bがメタルラス5のセット間隔
で懸吊されている。そしてピンブリッジ8の両側面の開
口部8cから工具を使用してピンホルダー8a、8bを
反対方向に、またその端部近辺に固着されているストッ
パー8dがピンブリッジ8の両端部に当接するまで移動
させるとピン2a、2bが所定間隔まで閉じてメタルラ
ス5を緩く挾持する。また押具9は図4に示すように角
柱状のホルダー9aの下端にメタルラス5のセット間隔
で凹部が並設された部材9bが固着されており、更にホ
ルダー9aの両端部下端には止め具9cが配設されてお
り、ピン9dを型枠1に固着されている突起1aに係合
させて固定するようになっている。
【0015】型枠1の底面には、図3に示すように溝1
0が長手方向に所定間隔で平行に配設されており、この
溝10には上方に開いた傾斜面が形成されている。その
ためメタルラス5を挾持した2本のピン2a、2bの下
端部がこの傾斜面に当接して降下したときに所定の間隔
で維持されるようになっている。
【0016】メタルラス5を予め整列しておく整列機構
12は、図7に示すように先端が細くなっており、長さ
はメタルラス5の高さよりも小さい円柱状の多数の柱1
3が基台13a上にメタルラス5のセット間隔で垂直に
立設されている。また、整列機構12の幅方向両端には
型枠1とほぼ同じ高さと間隔の壁面12a、12bが垂
直に配設されている。
【0017】次に本発明装置の動作について説明する。
先ず、整列機構12にメタルラス5を所定間隔で、垂直
で平行に並列しておく。またメタルラス5の保持機構の
ハンガーブリッジ6及びピンブリッジ8は予備の型枠内
に所定の位置に載置し把持具7の把持部7a、7bとピ
ン2のうち夫々一対のピン2a、2bは開いておく。
【0018】そしてこれら保持機構の両下端部を図示し
ていないクレーンの吊具11に懸架し、この保持機構を
前記整列機構12の上方から所定位置に降下させて、図
7の(a)、(b)の鎖線に示すように、ハンガーブリ
ッジ6とピンブリッジ8の両端部を壁面12a、12b
に懸架させて位置決めする。このとき把持部7a、7b
とピン2a、2bはメタルラス5を挾んで相対している
ので、ハンガーホルダー6a、6b及びピンホルダー8
a、8bを夫々反対方向に移動させて把持具7とピン2
を閉じる。この状態で保持機構を吊り上げると、図1に
示すようにメタルラス5を把持して上昇するので型枠1
の上方まで搬送する。それからこの保持機構を降下させ
て型枠1に懸架すると、ピン2の下端部は型枠1の溝1
0に挿入されて上端部とほぼ同じ間隔が維持される。そ
れから把持具7を開くとメタルラス5は落下し溝10に
支承される。そして押具9を止め具9cで型枠1に固定
すればセットは完了する。
【0019】この状態で原料スラリーを注入して発泡さ
せると、メタルラス5はピン2aと2bの間に緩く挾持
されているので、この間で上昇するが、上端部は押具9
で位置決めされているので、メタルラス5は位置精度が
保持される。そして発泡が終了したら押具9の止め具9
cを外して押具9を搬出する。所定時間が経過してから
ピンブリッジ8を引き上げて元の位置に搬送する。この
時ピン2はメタルラスを緩く挾持しているだけなので、
ピンホルダー8a、8bを開く必要はなくピン2だけを
引き抜くことができる。
【0020】また、押具9の代わりにピン2の所定高さ
位置に、メタルラス5が浮上し過ぎないようその上端位
置を規制する突起などを設けてもよい。
【0021】更に第2の方法では上述のようにメタルラ
ス5をセットしてから、原料スラリーを注入し、発泡が
終了してからハンガーブリッジ6の把持具7を開いて引
き上げ、その後所定時間経過してからピンブリッジ8を
引き上げれば押具9は必要ない。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明装置
はメタルラスの保持機構でメタルラスを所定間隔で平行
に並列して懸吊し、一度に型枠に搬送してセットするこ
とができる。そしてセット後型枠内に原料スラリーを注
入して発泡させるが、その際に一対の2本のピンの上端
部が保持機構の挾持手段に固定され、下端部が型枠底面
の溝部に支承されてメタルラスを緩く挾持しているの
で、メタルラスの水平方向のずれが防止される。また原
料スラリー注入前に把持具を引き上げる場合には、押具
等を使用するが、発泡終了後に把持具を引き上げる場合
には、メタルラスの浮上の際に上限位置を決めるので、
押具等は不要でメタルラスの位置精度が良くなる。更に
発泡終了後所定時間経過してから、押具を取り去り挾持
手段をそのまま吊り上げれば、ピンを抜き取ることがで
きる。従ってメタルラスのセットとピンの抜き取りが効
率よく、手数をかけずに行うことができ、メタルラスの
位置精度が向上する等顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一部を省略した斜視図である。
【図2】本発明の装置を使用してメタルラスを型枠内に
セットした状態を示す平面図である。
【図3】図2のA−A断面矢視図である。
【図4】図2のB−B断面矢視図である。
【図5】ピンの挾持手段を示す斜視図である。
【図6】把持具の斜視図である。
【図7】整列機構を示す図で、(a)は平面図、(b)
は(a)のA−A断面矢視図、(c)は(a)のB−B
断面矢視図である。
【図8】従来のセット方法の説明図である。
【図9】従来の他のセット方法の説明図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 ピン 5 メタルラス 6 ハンガーブリッジ 7 把持具 7a 把持部 7b 把持部 8 ピンブリッジ 9 押具 10 溝 11 吊具 12 整列機構 13 柱 23 支持部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠内の所定位置にメタルラスをセット
    し、原料スラリーを注入後にメタルラスを挾持していた
    ピンを引き抜く装置であって、メタルラスの保持機構と
    底面に溝部を有する型枠からなり、メタルラスの保持機
    構にはメタルラスを所定間隔で平行に並列して相対する
    複数の把持具で懸吊する手段とメタルラスを相対する複
    数のピンで緩く挾持する挾持手段とが配設され、型枠底
    面の溝部はメタルラスの長手方向に所定間隔で平行に配
    設されており、かつ上方に開いた傾斜面を有することを
    特徴とするメタルラスのセット装置。
  2. 【請求項2】 予め所定の間隔で垂直に並列しているメ
    タルラスを請求項1記載のメタルラスのセット装置の保
    持機構で懸吊し、一度に型枠に搬送して上縁に懸架し、
    挾持手段のピンの下端部を型枠底面の溝部に支承させる
    ようにセットしてから、前記保持機構の把持手段を取り
    去り、型枠内に原料スラリーを注入して発泡させ、次に
    発泡終了後所定時間が経過してから、挾持手段を引き上
    げてピンを抜き取ることを特徴とするメタルラスのセッ
    ト方法。
  3. 【請求項3】 予め所定の間隔で垂直に並列しているメ
    タルラスを請求項1記載のメタルラスのセット装置の保
    持機構で懸吊して一度に型枠に搬送して上縁に懸架し、
    挾持手段のピンの下端部を型枠底面の溝部に支承させる
    ようにセットしてから、型枠内に原料スラリーを注入し
    て発泡させ、次に、発泡終了後、前記保持機構の把持手
    段を取り去り、所定時間経過した後、挾持手段を引き上
    げてピンを抜き取ることを特徴とするメタルラスのセッ
    ト方法。
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