JP2575508B2 - 豆腐移送装置 - Google Patents

豆腐移送装置

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JP2575508B2
JP2575508B2 JP1278634A JP27863489A JP2575508B2 JP 2575508 B2 JP2575508 B2 JP 2575508B2 JP 1278634 A JP1278634 A JP 1278634A JP 27863489 A JP27863489 A JP 27863489A JP 2575508 B2 JP2575508 B2 JP 2575508B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、角棒状豆腐を一丁分に切断してそのまま
パック詰め可能な間隔に分離して移送できる豆腐の切断
移送装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、型出しされた大面積の豆腐を縦,横に切断して
パック詰め可能な大きさの豆腐に形成する場合の豆腐切
断方法としては、特願昭60−37709号、特願昭60−49577
号等で知られている。 この種の豆腐切断方式は、水槽の水中に浸漬される豆
腐収容枠体の下部開口にX軸カッタおよびY軸カッタを
互いに上下にして配設し、このX軸カッタ及びY軸カッ
タをトラバース運動させ、その上方又は下方から豆腐を
加圧機構により押圧することで切断する方式のもの、あ
るいは第8図に示すように型出しされた大面積の豆腐1
を切断台2に載せ、この豆腐1を等間隔に配列した複数
の刃3aを有するカッタ3により角棒状に切断し、その
後、切断した豆腐1を押出機構4により1ピッチずつ矢
印A方向に押し出し、これにより押し出された1本の角
棒状豆腐1aを押出機構5により前記押出機構4の押出方
向と直角な矢印Bの方向に押して切断台6上に押し出し
た後、カッタ7により一丁分の大きさの豆腐1bに切断す
る。そして一丁分の大きさに切断された豆腐1bは整列状
態のまま押出機構8によりパック詰め処理側へ押し出さ
れるようにしたものがある。 しかし、X軸カッタ、Y軸カッタ及び加圧機構を用い
た豆腐切断装置では、豆腐切断の自動化が可能であるも
のの、一丁分に切断された豆腐は水槽の水中にランダム
に放出されるため、豆腐のパック詰めに際しては手作業
が主流となる。 また、第8図に示す従来方式にあっては、豆腐の切断
及び移送工程は全て水槽の水中で行われるのが一般であ
るが、その各工程手段は平面上に配置されるため、これ
ら手段の設置スペースが大きくなり、装置が大形化す
る。特に、一丁分に切断された豆腐をパック詰め位置へ
移送する時、その移送方向を案内するガイドはあるもの
の、豆腐には水による浮力が作用しているため、移送豆
腐の姿勢が安定しない。その結果、豆腐のパック詰め位
置及び姿勢が変化したままの状態でパック詰めされる
と、豆腐の角部などがパックと衝合して豆腐が欠けたり
崩れたりすることがある。 そこで、特開昭62−130656号公報に示すように、水槽
の後方に設置した基台に設けた縦切刃で大型の豆腐を切
断して角棒状とした後、横切刃で一丁分の豆腐に切断
し、これらの豆腐を押板と受板とによって上下から挟ん
で必要な間隔に分離して前方に移送し、パック詰めす
る、豆腐の切断移送装置が提案された。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記切断移送装置は、前記基台が水槽の後方
に設置してあり、前記押板、受板などを有する分配部が
水槽の前方に大きく突出し、前後方向寸法が長くなり、
装置の設置スペースが大きくなる。 また、一丁分の豆腐を押板と受板とによって上下から
挟んでいるため、これらの両方をシリンダによって動作
させる必要があり、前記分配部で一丁分の豆腐を分離さ
せるために多数のシリンダを用いることになり、構成が
複雑になる。 しかも、一丁分の豆腐を押板と受板とによって上下か
ら挟んでおり、受板を前方に移動させると共に押板で下
方に押して一丁分の豆腐をパック詰めしているため、こ
れらの動作が不確実になりやすいという問題点がある。 この発明は、前述した問題点を解決して、シリンダな
どの部品数が少なく、構成が簡単であると共に、装置の
設置スペースを小さくでき、しかも、一丁分に切断した
豆腐をパック詰めする動作が確実にできるようにした豆
腐の切断移送装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る豆腐の切断移送装置は、水槽の
水中に昇降可能に設置し角棒状豆腐を支持して上昇させ
る昇降台と、昇降台の前側に設置した案内台と、水槽上
に設置した支持枠上部に前後方向への水平移動可能に設
けた移動架台と、移動架台に上下動可能に支持した昇降
枠体と、昇降枠体の下端部に水平に横架した前,後ガイ
ドロッドの長手方向に沿って複数の豆腐把持機構が配置
してある切断分離機構とを備え、この切断分離機構が、
一端の豆腐把持機構の支持ブロックを前,後ガイドロッ
ドに固定し、他の豆腐把持機構の支持ブロックを前,後
ガイドロッドの長手方向にスライド可能に保持し、各支
持ブロックを一定長さの連結ロッドによって伸縮可能に
連結し、他端の豆腐把持機構の支持ブロックに前記昇降
枠体に設けた伸縮操作用のシリンダのピストンロッドを
連結し、各支持ブロックに一丁分の豆腐を前,後側面か
ら開放可能にそれぞれ挾持する可動,固定挾持部材を設
け、角棒状豆腐を一丁分に等分するカッタをスライド可
能な支持ブロックの一端部に昇降可能にそれぞれ保持さ
せてなるものである。
【作用】
請求項1の発明に係る豆腐の切断移送装置は、水槽上
に設置した支持枠上部に移動架台を設け、移動架台に支
持させた昇降枠体に、複数の豆腐把持機構の支持ブロッ
ク、これらにそれぞれ設けた可動,固定挾持部材、角棒
状豆腐の等分用のカッタなどを具備した切断分離機構が
設けてあり、前記支持ブロック、可動,固定挾持部材お
よびカッタが前後方向に移動し、とくに一端の支持ブロ
ックを前記昇降枠体に横架した前,後ガイドロッドに固
定し、他のブロックを前,後ガイドロッドにスライド可
能に保持し、各支持ブロックを連結ロッドによって連結
したことで、一端以外の支持ブロックを左右方向に移動
させて、可動,固定挾持部材によってそれぞれ前,後側
面が挟んだ一丁分の豆腐を離間させる機構の前後寸法を
短くでき、装置の設置スペースを小さくできる。 また、各支持ブロックに設けた可動,固定挾持部材に
よって一丁分の豆腐を前,後側面から挾持、開放するよ
うにしたので、可動挾持部材のみをそれぞれシリンダに
よって動作させればよく、さらに一端の支持ブロックを
前,後ガイドロッドに固定し、他の支持ブロックを前,
後ガイドロッドの長手方向にスライド可能に保持し、各
支持ブロックを連結ロッドによって伸縮可能に連結し、
他端の支持ブロックにピストンロッドを連結した1つの
シリンダの動作によって、支持ブロックを接離できるの
で、シリンダなどの部品数を少なくでき、構成を簡単に
できる。 そして、可動挾持部材の開放動作で、重力によって一
丁分の豆腐を下降させることで、これらを確実にパック
詰めできる。
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図〜第7図は、この発明の一実施例を示すもの
で、第1図は全体の縦断側面図、第2図は豆腐切断部の
正面図、第3図は全体の概略平面図である。 同図において、水槽10は豆腐の型出領域10a、型出し
された豆腐11を移送するパレット設置領域10b、型出し
された豆腐11を一丁分の豆腐11bに切断する切断領域10
c、及びパック12を定間隔で移送するコンベア設置領域1
0dをそれぞれ備えている。 水槽10のパレット設置領域10bには、第3図および第
4図に示すように長手方向に沿って一対の無端チェーン
13a,13bが配置され、この無端チェーン13a,13bは駆動ス
プロケット14a,14bと従動スプロケット15a,15bの間に巻
掛けられている。駆動スプロケット14a,14bには水槽1
外に設置した駆動装置(図示せず)から回転が伝達され
る。また、無端チェーン13a,13b間にはその長手方向に
沿って複数個の豆腐搬送用パレット16が等間隔に連結さ
れ、チェーン13a,13bの走行に伴って水槽10の水中をエ
ンドレスに搬送されるようになっている。17は豆腐切断
領域10cと対向する位置で水平に保持するためのガイド
レール、18a,18bはパレッド16の反転位置においてパレ
ット16をガイドレール17側へ、及び水槽10の底辺側へ誘
導するための誘導板である。 19は豆腐切断領域10cと対向する位置に搬送されたパ
レット16上の型出し豆腐11を豆腐切断領域10c側へ一定
間隔ずつ間欠的に押し込む押込装置で、パレット16の移
送方向と直角にして水槽1上に設置したガイドバー19a
と、このガイドバー19aにその長手方向にスライド可能
に取り付けた可動体19bと、この可動体19bに支持部材19
cを介して取り付けた型出豆腐押し板19bとからなり、可
動体19bは図示しない駆動装置によってガイドバー19aに
沿い進退出来るようになっている。 豆腐切断領域10cには、押込装置19によりパレット16
上から押し出される型出豆腐11を押出方向に案内する案
内板20が設けられている。案内板20の前端側には、これ
より押し出される型出豆腐11を角棒状に切断するカッタ
21が配置されており、このカッタ21は空気圧シリンダ22
によって案内板20の前端面を直角に横切る方向に往復動
されるようになっている。空気圧シリンダ22は、第3図
に示すように豆腐切断領域10cの水槽10外に設置される
もので、水槽10を水密に貫通するピストンロッド22aの
先端にはカッタ21の下端部がピストンロッド22aの長手
方向に傾動可能に枢着されている。そして、第5図に示
すようにカッタ21が実線で示す前進端に達した時、スト
ッパ23に衝合して矢印A方向へ傾倒し、またカッタ21が
2点鎖線で示す後退端に達した時、ストッパ24に衝合し
て矢印B方向へ傾倒し、これによってカッタ21の往復動
作で案内板20の前端から押し出される型出豆腐11を順次
角棒状に切断するようになっている。 案内板20の前端側には、角棒状に切断された豆腐11a
を分離して水平に持ち上げる昇降台25が配置されてい
る。この昇降台25は水槽10の下面に設置した空気圧シリ
ンダ26のピストンロッド26aに固定され、空気圧シリン
ダ26の進退動作で案内板20のレベルから角棒状豆腐11a
の厚さ寸法より僅かに小さい距離だけ昇降されるように
なっている。 27は角棒状に切断された豆腐11aを一丁分の豆腐11bに
切断し、パック配列間隔に分離する切断分離機構で、そ
の詳細な構成を第1図および第2図について説明する。 切断分離機構27は、昇降台25により上昇されてくる角
棒状豆腐11aを複数等分、例えば、5等分に切断するカ
ッタ281〜284と、このカッタ281〜284により切断された
一丁分の各豆腐11bを前,後側面から挟持する豆腐把持
機構291〜295とを備え、これら豆腐把持機構291〜295
支持ブロック291a〜295aと、支持ブロック291a〜295a
に設置した豆腐把持用の空気圧シリンダ291b〜295bと、
この空気圧シリンダ291b〜295bにより動作される可動挾
持部材291c〜295cと、この可動挾持部材291c〜295cに対
向して、これと反対側の支持ブロック291a〜295aに固着
した固定挟持部材291d〜295d(固定挟持部材292d〜295d
は図示されていないが、固定挟持部材291dと同様な配置
関係になっている)とから構成されている。 また、カッタ281〜284は各豆腐把持機構291〜295の間
にそれぞれ配置されるもので、豆腐把持機構292〜295
支持ブロック292a〜295aにガイド部材301〜304により上
下動可能に支持され、さらに豆腐把持用空気圧シリンダ
292b〜295b上に取り付けたカッタ操作用空気圧シリンダ
311〜344によって上下方向に動作できるようになってい
る。 このようにした豆腐把持機構の内、左端の豆腐把持機
構291は昇降枠体35の下端部に水平にかつ平行に横架し
た前後一対のガイドロッド32,33に固定され、他の豆腐
把持機構292〜295の支持ブロック292a〜295aは前,後ガ
イドロッド32,33にその長手方向に沿ってスライド可能
に支持されており、そして、相隣接する各支持ブロック
291a〜295a間は一定長さの連結ロッド311〜344によって
伸縮可能に連結されている。また、右端の支持ブロック
295dは、後述する昇降枠体35に取り付けた伸縮操作用の
空気圧シリンダ36のピストンロッド36aに連結されてい
る。空気圧シリンダ36は豆腐把持機構291〜295を互いに
接触する角棒状豆腐切断状態と、搬送用パックの配列ピ
ッチに相当する状態に伸縮させるものである。 前記各豆腐把持機構を支持するガイドロッド32,33の
両端は昇降枠体35の下端部に横架固定されており、ま
た、昇降枠体35は移動架台37から垂下した左右のガイド
部材38,38に上下動可能に支持されている。移動架台37
上には昇降用の空気圧シリンダ39が設置され、下方へ突
き出したピストンロッド39aは昇降枠体35に連結されて
いる。 移動架台37は水槽10の縁部上に立設した支持枠40の上
部に水平に敷設したレール41上に走行可能に載置され、
図示しないチェーン機構、この他の走行手段により第1
図の矢印X1,X2に示す前後方向に走行できるようになっ
ている。 水槽10の豆腐切断領域において、豆腐昇降台25の後段
には、第1図および第3図に示すように昇降台25の上昇
端レベルに一致する案内部材42が配置されている。この
案内部材42は豆腐切断分離機構27で切断分離される豆腐
11bをコンベア設置領域10d方向へ案内するもので、その
底面には各カッタ281〜284の先端部が没入する複数のス
リット43が形成され、この各スリット43に対応カッタ28
1〜284の先端部が没入されるまでカッタ281〜284を下降
させることにより、角棒状豆腐11bを一丁分に完全に切
断するようになっている。 第1図および第3図において、44はコンベア設置領域
10dを水槽10の長手方向に走行するパック移送コンベア
で、このコンベア44上にはパック供給位置45に設置され
る図示省略のパック供給装置からパック12が1個ずつ供
給されるようになっている。また、豆腐切断領域10cと
対向するコンベア設置領域10d内には、可動のコンベア
ガイド46が配置されており、このコンベアガイド46は、
支持部材47を介してコンベア昇降用空気圧シリンダ48の
ピストンロッド48aに連結されている。なお、Lは水槽1
0内の水面レベルを示す。 次に動作について説明する。 先ず水槽10内の豆腐型出領域10において、図示しない
型箱から水中に取出された型出豆腐11は、ガイドレール
17上にある空のパレット16内に収容され、間欠駆動され
るチェーン13a,13bの走行によりガイドレール17上豆腐
押込装置へ移送される。パレット16が案内板20の挿入口
と対向する豆腐押込位置に達すると、パレット16の移動
が停止し、押込装置19が動作を開始する。 押込装置19が動作すると、可動体19bが第1図の矢印
Cに示す前方に移動され、同時に豆腐押し板19dも同一
方向に移動してパレット16上の型出豆腐11を案内板20上
へ押し込む。これにより型出豆腐11の先端部側が昇降台
25上に達し、その先端面が案内部材42の垂直壁42a(第
1図参照)に当接する段階になると、可動体19bの移動
が停止する。その後、空気圧シリンダ22が進出動作する
ことにより、第5図の2点鎖線に示す状態のカッタ21が
型出豆腐11を角棒状に切断する。そして、カッタ21が進
出端に達した時、ストッパ23に係合して第5図の実線に
示す状態に反転される。 型出豆腐11がカッタ21の往動作で角棒状に切断される
と、空気圧シリンダ26が進出動作して昇降台25を案内部
材42の上面と一致するレベルまで上昇させる。これに伴
い、昇降台25上の角棒状豆腐11aは、伸縮状態におかれ
ている各豆腐把持機構291〜295の可動挾持部材291c〜29
5cと固定挾持部材291d〜295dとの間に下方から押し込ま
れるため、角棒状豆腐11aは各豆腐把持機構291〜295
の各カッタ281〜284により切断される。この時、各カッ
タ281〜284は上昇端に位置しているため、第6図(a)
に示すように各カッタ281〜284の下端部は昇降台25の表
面から僅かに離れており、従って角棒状豆腐11aは完全
に切断されない。なお、カッタ281〜284が第6図(a)
に示すように角棒状豆腐11aの途中まで切り込まれるこ
とにより、角棒状豆腐11aが豆腐把持機構291〜295の配
列方向に移動するのを防止する。 昇降台25が上昇端に達すると、豆腐把持用空気圧シリ
ンダ291b〜295bが退入動作し、これにより切断途中の角
棒状豆腐11aを可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材2
91d〜295dとにより前後両側面から挾持する。そして、
移動架台37が第1図の矢印X1に示す前方に移動を開始す
る。すると、豆腐切断分離機構27も同一方向に移動し、
切断途中の角棒状豆腐11aを昇降台25から案内部材42上
に移行させる。これにより、角棒状豆腐11aがスリット4
3の真上まで移動されると、移動架台37の矢印X1方向の
移動が一旦停止する。その後、空気圧シリンダ311〜344
を進出動作させることにより、カッタ281〜284を、その
先端縁が対応のスリット43内に差し込まれるまで下降さ
せる(第6図b参照)。これにより角棒状豆腐11aは一
丁分の豆腐11bに完全に切断されることになる。一丁分
の豆腐に切断された後は、空気圧シリンダ311〜344を直
ちに退入動作させてカッタ281〜284を第6図(a)に示
す位置まで上昇させる。その後、再び移動架台37を矢印
X1方向へ移動し、一丁分の豆腐11bを挾持した各豆腐把
持機構291〜295を案内部材42外へ移動する。その後、移
動架台37を停止した状態又は矢印X1方向へ移動させなが
ら、伸縮操作用の空気圧シリンダ36を進出動作させるこ
とにより、連結ロッド341〜344でいもづる式に連結され
た豆腐把持機構292〜295をガイドロッド32,33に沿って
第2図の矢印D方向に移動させる。これにより、各豆腐
把持機構291〜295で把持された豆腐11bは第3図に示す
ようにコンベア44で移送されるパック12の移送ピッチに
一致する間隔に分離されることになる。この時、一丁分
に切断された各豆腐11bは、第7図に示すように対応す
る可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材291d〜295d
より前側面と後側面とから挾持されていると共に、伸長
方向に移動されると豆腐11bの側面はカッタ281〜284
よって支持されているため、水中移動時に豆腐11bの姿
勢が変化したり、落下したりすることがない。 第3図に示すようにパック12の移送ピッチ間隔に広げ
られた豆腐11bがコンベア44の真上にくると、移動架台3
7が停止し、次いでコンベア昇降用空気圧シリンダ48が
退入動作する。すると、コンベアガイド46が第1図の矢
印E方向に上昇し、パック12をコンベア44ごと同一方向
に上昇させる。そして、各豆腐把持機構291〜295の空気
圧シリンダ291b〜295bを進出動作させて豆腐11bに対す
る把持を開放すると共に、昇降用空気圧シリンダ39を退
入動作させて昇降枠体38を含む切断分離機構27をコンベ
アガイド46の上昇動作に合わせて上昇させる。これによ
り開放された各豆腐11bは上昇する対応のパック12内に
自動的に挿入されることになる。この時の豆腐11bのパ
ック挿入動作は水面に近い水中で行われる。 パック12への豆腐11bの挿入が終了すると、コンベア4
4は第3図の矢印F方向に一定量走行し、空のパック12
を豆腐切断領域10cに移動させ、次のパック詰めに待機
する。 また、切断豆腐11bを開放した各豆腐把持機構292〜29
5は空気圧シリンダ36の退入動作で第2図に示す収縮状
態に戻された後、移動架台37が第1図の矢印X2方向に後
端まで移動することにより、切断分離機構27全体を昇降
台25の上方に位置させる。そして、空気圧シリンダ39を
進出動作させることにより、切断分離機構27を所定の位
置まで下降させ、次の豆腐切断動作に待機する。 なお、昇降台25は切断分離機構27が各棒状豆腐11aを
案内部材42上に移動した時点で元の位置に下降してお
り、これにより押込装置19が再び矢印C方向に所定量移
動し、型出豆腐11を昇降台25上に押し込む。そして、豆
腐切断用空気圧シリンダ22を後退動作させることによ
り、第5図の実線に示す状態にあるカッタ21で型出豆腐
11を角棒状に切断し、次の豆腐切断分離動作に待機す
る。 以下、同様にして上述した動作を繰り返すことによ
り、型出豆腐11を一丁分の豆腐11bに自動的に切断して
自動的にかつ連続してパック詰めすることができる。 特に、本実施例においては、一丁分に切断されるそれ
ぞれの豆腐11bは豆腐把持機構291〜295によって保持し
た状態で水槽内の水中を移動されるから、パック詰めの
完全自動化を容易にする。 なお、この発明の豆腐切断装置において、型出豆腐11
を角棒状に切断する切断装置は、上記実施例のものに限
らず、例えば予め角棒状に切断した豆腐11aを昇降台25
上に押し込む方式であっても良い。
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係る豆腐の切
断移送装置は、水槽上に設置した支持枠上部に移動架台
を設け、移動架台に支持させた昇降枠体に、複数の豆腐
把持機構の支持ブロック、これらにそれぞれ設けた可
動,固定挾持部材、角棒状豆腐の等分用のカッタなどを
具備した切断分離機構が設けてあり、前記支持ブロッ
ク、可動,固定挾持部材およびカッタが前後方向に移動
し、とくに一端の支持ブロックを前記昇降枠体に横架し
た前,後ガイドロッドに固定し、他の支持ブロックを
前,後ガイドロッドにスライド可能に保持し、各支持ブ
ロックを連結ロッドによって連結したことで一端以外の
支持ブロックを左右方向に移動させて、可動,固定挾持
部材によってそれぞれ前,後側面が挟んだ一丁分の豆腐
を離間させる機構の前後方向寸法を短くでき、装置の設
置スペースを小さくできる。 また、各支持ブロックに設けた可動,固定挾持部材に
よって一丁分の豆腐を前,後側面から挾持、開放するよ
うにしたので、可動挾持部材のみをそれぞれシリンダに
よって動作させればよく、さらに一端の支持ブロックを
前,後ガイドロッドに固定し、他の支持ブロックを前,
後ガイドロッドの長手方向にスライド可能に保持し、各
支持ブロックを連結ロッドによって伸縮可能に連結し、
他端の支持ブロックにピストンロッドを連結した1つの
シリンダの動作によって、支持ブロックを接離できるの
で、シリンダなどの部品数を少なくでき、構成を簡単に
できる。 そして、可動挾持部材の開放動作のみで、重力によっ
て一丁分の豆腐を下降させることで、これらを確実にパ
ック詰めできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る豆腐の切断移送装置
を備えた豆腐パック詰め装置の全体を示す断面図、第2
図は豆腐の切断移送装置の正面図、第3図は豆腐パック
詰め装置の概略を示す平面図、第4図は第3図における
型出豆腐搬送部の断面図、第5図は型出豆腐を角棒状に
切断するカッタ機構の説明図、第6図(a),(b)は
角棒状豆腐を一丁分の豆腐に切断する動作説明図、第7
図は切断豆腐の把持,分離状態を示す説明図、第8図は
従来の豆腐切断方式の説明図である。 10……水槽、11……型出豆腐、11a……角棒状豆腐、11b
……一丁分の豆腐、12……パック、25昇降台、26……空
気圧シリンダ、27……豆腐切断分離機構、281〜284……
カッタ、291〜295……豆腐把持機構、291c〜295c……可
動挾持部材、291d〜295d……固定挾持部材、311〜314
…カッタ操作用の空気圧シリンダ、32,33……ガイドロ
ッド、35……昇降枠体、37……移動架台、40……支持
枠、43……案内台、44……パック移送コンベア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽の水中に昇降可能に設置し角棒状豆腐
    を支持して上昇させる昇降台と、昇降台の前側に設置し
    た案内台と、水槽上に設置した支持枠上部に前後方向へ
    の水平移動可能に設けた移動架台と、移動架台に上下動
    可能に支持した昇降枠体と、昇降枠体の下端部に水平に
    横架した前,後ガイドロッドの長手方向に沿って複数の
    豆腐把持機構が配置してある切断分離機構とを備え、こ
    の切断分離機構が、一端の豆腐把持機構の支持ブロック
    を前,後ガイドロッドに固定し、他の豆腐把持機構の支
    持ブロックを前,後ガイドロッドの長手方向にスライド
    可能に保持し、各支持ブロックを一定長さの連結ロッド
    によって伸縮可能に連結し、他端の豆腐把持機構の支持
    ブロックに前記昇降枠体に設けた伸縮操作用のシリンダ
    のピストンロッドを連結し、各支持ブロックに一丁分の
    豆腐を前,後側面から開放可能にそれぞれ挾持する可
    動,固定挾持部材を設け、角棒状豆腐を一丁分に等分す
    るカッタをスライド可能な支持ブロックの一端部に昇降
    可能にそれぞれ保持させてなることを特徴とする豆腐の
    切断移送装置。
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