JPH0825196B2 - 整列台への補強筋篭の移載方法とその装置 - Google Patents

整列台への補強筋篭の移載方法とその装置

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JPH0825196B2
JPH0825196B2 JP2116625A JP11662590A JPH0825196B2 JP H0825196 B2 JPH0825196 B2 JP H0825196B2 JP 2116625 A JP2116625 A JP 2116625A JP 11662590 A JP11662590 A JP 11662590A JP H0825196 B2 JPH0825196 B2 JP H0825196B2
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reinforcing
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back plate
cage
guide
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健吉 奥山
晋太郎 関
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旭化成工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/50Producing shaped prefabricated articles from the material specially adapted for producing articles of expanded material, e.g. cellular concrete
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B23/00Arrangements specially adapted for the production of shaped articles with elements wholly or partly embedded in the moulding material; Production of reinforced objects
    • B28B23/02Arrangements specially adapted for the production of shaped articles with elements wholly or partly embedded in the moulding material; Production of reinforced objects wherein the elements are reinforcing members

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリート製品、例えばオートクレーブ
養生された軽量気泡コンクリート製品(ALC)の製造に
関し、特にその製造工程において、補強筋籠を整列ガイ
ド棒を林立した整列台に移載する方法とその装置に関す
るものである。
(発明の背景) 本発明は上述のごとく、ALC製造工程における補強筋
籠の整列台への移載方法、及びその装置に関するもので
あるが、ここで本発明の背景となるALCの製造工程を予
め簡単に説明する。
第13図において、(1)は補強筋籠(a)を編成する
筋籠編成ラインを示しており、この筋籠編成ライン
(1)で作られる補強筋籠(a)は第14図に示されるよ
うに、長手方向の主筋(10)と幅方向の副筋(11)を網
目状に溶接したものを2枚重ね、それらをスペーサー
(12)で接続してなるものである。
以下補強筋籠(a)において、一番広い面積を持った側
面を主面(ax)、スペーサー(12)が配設された上下の
側面を上下面(az)、残りの側面を左右面(ay)と呼
ぶ。
スペーサー(12)は孔(13)が設けられていて、上側
(第14図手前側)のスペーサー(12)は第15図に示すよ
うに、やや広い孔(13)になっており、下側8第14図奥
側)のスペーサー(12)は第16図に示すように、やや狭
い孔(13)になっている。
このように籠筋編成ライン(1)で作られた補強筋籠
(a)はコンベア等で籠筋移載装置(2)に搬入され、
整列台(第19図では、整列台に車輪が付けられた整列台
車(14)として示されている。以下、必ずしも車輪は必
須ではないが、判り易くするために、整列台車(14)と
して説明する。)の上の整列ガイド棒間に移載されるよ
うになっている。この第19図に示された整列台車(14)
においては、第18図に示したような整列ガイド棒(1
5″)と下部スペース固定ガイド(15)とを所定の間
隔で林立し、下部の固定用ギア(15′)を有する整列
治具(15)を、図示しない整列治具設定装置により、第
12図の下部に示されているように、台車上に搭載したも
のでもよい。なお、整列台車(14)上の整列ガイド棒
(15″)等の相互間の間隔は、補強筋籠(a)がこの間
隔で平行に並んだ状態に整列されるようになっている
(第19図参照)。
こうして籠筋移載装置(2)において補強筋籠(a)の
移載が終了すると、整列台車(14)は籠筋セット装置
(5)まで移動し、各補強筋籠(a)のスペーサー孔
(13)に吊下げ棒(16)が挿入され、第20図に示すよう
な籠筋ブロック(17)が形成される。籠筋ブロック(1
7)が形成されると整列台車(14)はステーション
(6)まで移動し、待機する。しかして、この整列台車
(14)に積まれた種々の籠筋ブロック(17)から適当な
ものを適宜選択して、第21図のように成形型枠(18)内
に設置し、その後スラリーを成形型枠(18)内に流し込
んでモルタルが大体4倍程度に膨張したらカッターで切
断し、オートクレーブによる養生・硬化後、原料スラリ
ーを成形型枠(18)内に流し込んで、スラリーが半硬化
状態になったらカッターで個々のパネルの大きさに切断
し、オートクレープによる養成・硬化し、その後、必要
ならば端面を切削加工することにより、ALC板材が得ら
れるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 以上のようなALCの製造では、整列治具(15)が並ん
でいる整列台車(14)に対して、補強筋籠(a)を正し
く整列させて移載する工程が不可欠である。しかるに、
補強筋籠(a)は柔軟な構造であるため、かかる工程を
機械的に素早く行うことを可能にした手段は従来何等採
られていない。一方、人間の手作業で行うことは極めて
煩雑であり、ALC板材の生産量が多くなると、例えば一
個の補強筋籠を短時間で整列する必要があるが、このよ
うな高速では処理が出来ないばかりか、能率的でない。
従って、本発明は以上のようなALCの製造工程におい
て、籠筋編成ライン(1)からコンベアで搬送されて来
る補強筋籠(a)を整列治具を搭載した整列台車(14)
のように整列ガイド棒を林立した整列台に対して、順次
整列させて効率よく移載する方法とその装置を得ること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、縦置きの補強筋籠を、その両側主面に背板
と捻れ拘束ガイドを当接してガイドして、整列台の整列
ガイド棒間の真上まで移送し、その際に昇降ハンドで把
持吊下して、整列ガイド棒間整列台上に載置することを
特徴とする整列台への補強筋籠の移載方法を構成した。
また、以上のような移載方法において、コンベア等で横
置き搬入された補強筋籠をフックで係合して縦置きに起
立させるように構成した。
そして、以上のような移載方法に利用できるものとし
て、縦置きの補強筋籠を把持吊下する昇降ハンドと、補
強筋籠の一方の主面に当接してガイドする背板と、補強
筋籠の他方の主面に当接してガイドする捻れ拘束ガイド
と、昇降ハンド、背板および捻れ拘束ガイドを移動させ
るものであって、補強筋籠の下降の際に背板および捻れ
拘束ガイドを整列ガイド棒の上まで移動させ、且つ昇降
ハンドを補強筋籠が整列台に載置されるまで下降させる
移動手段とを有することを特徴とする整列台への補強筋
籠の移載装置を構成するとともに、以上のような昇降ハ
ンド、背板、捻れ拘束ガイド、及び移動手段に加えて、
コンベア等で横置き搬入された補強筋籠をフックで係合
して縦置きに起立させる立上装置を具備した移載装置を
構成した。更にまた、背板に補強筋籠に係脱するフック
を設けるようにして補強筋籠の移載装置を構成した。
なお、本発明で使用する背板は、補強筋籠と最初に係
合するものであり、補強筋籠に係脱するフック、特に補
強筋籠の主筋に係脱する複数個のフックを備えているこ
とが好ましい。また、本発明で使用する捻れ拘束ガイド
は、背板に係合された補強筋籠を背板と捻れ拘束ガイド
間で挟みつけて高速で移動しても、補強筋籠がぶれない
ようにするためのものであり、背板に対して90°回転可
能になっていて、補強筋籠を挟み付けたり開放したりで
きるようになっていることが好ましい。
これらの背板や捻れ拘束ガイドは、夫々を複数個づつ
使用して一個の補強筋籠を多数の箇所で挟みつけるよう
に構成すると、益々安定性が良くなるので好ましい。
更に本発明に使用する昇降ハンドは、前述の背板と捻
れ拘束ガイドの中間に存在して、補強筋籠を把持して昇
降させるための装置であり、たとえば補強筋籠の上端の
スペーサを把持出来るように、開閉できるチャックを備
えたものであることが好ましく、特にこの昇降ハンドを
複数個備えて、どのような長さの補強筋籠1個でもその
複数のスペーサ位置で把持して、この昇降ハンドのみで
把持した状態で補強筋籠を安定して下降できるものであ
ることが特に好ましい。
これらの背板、捻れ拘束ガイド及び昇降ハンドは、特
に複数の背板、複数の捻れ拘束ガイド及び複数の昇降ハ
ンドは、移動手段に設置して、この移動手段を補強筋籠
の供給位置(例えば補強筋籠搬入コンベア位置近くの位
置)や補強筋籠を載置すべき整列台上の任意の整列ガイ
ド棒間の上方まで移動可能に構成されている。
なお、補強筋籠の本発明の移載装置へ搬入する装置と
しては、どのような搬入手段を用いてもよいが、一般的
にはコンベアが好ましく、更に補強筋籠をコンベア上に
横置きに寝かせることにより安定よく搬入できる。な
お、寝かせた補強筋籠を背板と捻れガイドとの間でガイ
ドできる状態にする為に、補強筋籠を縦置き即ち90°立
て起こすことが必要となるが、この立上装置を作動させ
る空間がある点で、搬入手段はローラ方式のコンベアで
あることが特に好ましい。そしてローラ方式のコンベア
を使用するときは、補強筋籠の主筋を入れるための多数
の溝を有するローラであると、補強筋籠が曲がらずに供
給てきる。
また、ローラと補強筋籠との相対位置関係は、立て起
こしたときに下端側となる補強筋籠の側を常に一定位置
になるように搬入することが、移載装置を少しでも簡単
な装置とする為に好ましい。
なお、補強筋籠の立上装置は、補強筋籠の主筋に係合
・脱離する複数のフックを備えたプレートが90°回転す
る方式のものがローラ方式のコンベアとの組合せ上で好
適である。
(作用) 以上のような本発明方法及び装置によれば、補強筋籠
は、整列台上の整列ガイド棒間の上方まで捻れ拘束ガイ
ドと背板との間でガイドしながら横方向(水平方向)に
移送されるので、柔軟な構造の補強筋籠でもその姿勢を
保って、高速で横行可能になる。また整列台上の整列ガ
イド棒間の上方まで送られた補強筋籠は、捻れ高速ガイ
ドと背板との間でガイドされたまま整列ガイド棒の上ま
で下降して、その際に昇降ハンドで把持吊下されて、整
列ガイド棒間に載置されるので、多少の捻れがあっても
確実に補強筋籠整列ガイド棒間に挿入される。このよう
に高速処理が可能となり、補強筋籠の挿入間隔を短い間
隔にすることができる。
また、本発明の移載装置においては、捻れ拘束ガイド
は、背板との間で補強筋籠を挟持して補強筋籠の揺れを
防止し、高速移動を可能にする役割を果たし、昇降ハン
ドは整列ガイド棒間に確実に挿入する役割を果たし、更
に背板が補強筋籠に係脱するフックを有する場合には、
昇降ハンドと協同して補強筋籠を把持するようになって
いく。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
なお、この実施例においては、整列台が補強筋籠の整
列治具とこれを搭載する整列台車とより構成されてい
る。また、整列治具は補強筋籠の整列ガイド棒を第18図
にしめすように、所定の間隔で林立してなのものであっ
て、下部に固定用のギア(15′)を有する整列治具
(15)を、図示しない整列治具設定装置により、第12図
の下部に示されているように、整列台車上にラック係合
せしめて搭載するようになっている。
即ち、整列治具(15)を搭載した整列台車(14)が本実
施例に示されている。
また、補強筋籠がコンベアで寝かせて(横置きに)搬入
された場合には、捻れ拘束ガイドと背板に受渡しする前
に、高速で姿勢を保ちながら立て起こす(縦置きの)た
めに、第5図に示すように、補強筋籠の主筋をフックで
把持して90°回転させる立上装置も付属される。
第1図は本発明にかかる移載装置(A)の正面図であ
り、(B)は補強筋籠(a)を横に寝かせた状態で移載
装置前方に供給するコンベア、(19)(19′)はコンベ
ア上で補強筋籠(a)を停止させるストッパーであっ
て、ストッパー(19)は短い籠筋用のストッパー、スト
ッパー(19′)は長い籠筋用のストッパーである。(2
0)は横に寝ている状態で送られてきた補強筋籠(a)
を垂直にする立ち上げ装置、(21)は立ち上げ装置(2
0)で垂直にした補強筋籠(a)を懸吊する背板、(2
2)は該背板(21)との間に補強筋籠(a)を挟持する
捻れ拘束ガイド、(23)は背板(21)と捻れ拘束ガイド
(22)の間に挟持された補強筋籠(a)のスペーサー
(12)を把持して昇降する昇降ハンド、(24)は昇降ハ
ンド(23)を昇降させる昇降機構である。背板(21)、
捻れ拘束ガイド(22)、及び昇降ハンド(23)は横に並
んで複数設けられている。(25)は背板(21)、捻れ拘
束ガイド(22)、昇降ハンド(23)、及び昇降機構(2
4)を一体的に前後移動させる走行台車、(26)は走行
台車(25)を上方に載置しているフレームである。な
お、コンベア(B)の後方には整列治具(15)を載置し
た整列台車(14)が待機している(第12図参照)。
コンベア(B)は多数のマグネットローラー(30)を
備えたものであって、第2図に示されるように各ローラ
ー(30)はスプロケット(31)及び無端チェーン(32)
により同期して回転するようになっている。最も右側の
ローラー(30′)には第3図に示すように、下方に配設
したモーター(33)の動力が無端チェーン(34)を介し
て伝達されており、従って、モーター(33)を稼動させ
ると、各ローラー(30)が同じ方向に同じ回転数で回転
して補強筋籠(a)を第1図右方向に搬送するようにな
っている。第3図に示されるように、ローラー(30)に
は多数の溝(35)が形成されており、該溝(35)にはコ
ンベア(B)で搬送される補強筋籠(a)の主筋(10)
が丁度嵌入するようになっている。なお、補強筋籠
(a)の大きさには様々のものがあり、補強筋籠(a)
の幅は一定でないが、何れにしても最も上側の主筋(1
0′)がローラー(30)の最も右側の溝(35)に嵌入し
た状態で搬送されるようになっている。
ストッパー(19)の手前には補強筋籠(a)の幅を検
知するセンサー(40)が配設されている。第4図に示す
ように、センサー(40)には多数の近接スイッチ(41)
が横に並べて配設されており、これら近傍スイッチ(4
1)のうち何れのスイッチが検知したかによって補強筋
籠(a)の幅を知るようになっている。その他、ストッ
パー(19)(19′)は(42)に沿って左右に移動可能で
あり、短い筋籠用のストッパー(19)にはシリンダー
(43)によってコンベア下方に引っ込めることができる
ようになっている。
次に、立ち上げ装置(20)は第5A図に示すようにコン
ベア(B)の側方に装着されたものであって、(50)は
立ち上げプレート、(51)は装置フレーム(52)から延
設したブラケット(53)に軸架した回動軸、(54)は回
動軸(51)に固着したクランクアーム、(55)はコンベ
アフレーム(52)に支持されたシリンダーであって、シ
リンダーロッド(56)先端はクランクアーム(54)下端
に枢着されている。第5B図に示すように、立ち上げプレ
ート(50)にはフック(57)及びフック(58)が軸(5
9)及び軸(60)によって枢着されている。なお、フッ
ク(58)は複数個設けられていて、各フック(58)が連
結部材(61)によって連結されて4節リンクのような格
好になっており、各フック(58)は同期して回動するよ
うになっている。フック(57)の下方にはプレート(5
0)から延設したブラケット(62)に取り付けたシリン
ダー(63)が装着されており、そのシリンダーロッド
(64)先端はフック(57)に枢着されている。同様に、
フック(58)の下方にもブラケット(65)によってシリ
ンダー(66)が装着されており、そのシリンダーロッド
(67)先端はフック(58)のなかの最も左側のもの(5
8′)から下方に延設したアーム(68)に枢着されてい
る。
しかして、コンベア(B)によって横に寝ている状態
で搬入されてきた補強筋籠(a)がストッパー(19)に
当接して停止すると、シリンダー(63)(66)が稼動し
て、フック(57)とフック(58)がそれぞれ第5B図反時
計方向と時計方向に回動し、フック(57)が補強筋籠
(a)の最も上側の主筋(10′)に、フック(58)はそ
の他の主筋(10)に、それぞれ係合するようになってい
る。
なお、立ち上げプレート(50)にはフック(58)が多数
設けられているので、補強筋籠(a)の幅の変化に対応
できるようになっている。こうして、立ち上げプレート
(50)上に対する補強筋籠(a)の把持が終了すると、
その後、装置フレーム(52)に装着されているシリンダ
ー(55)が稼動して回動軸(51)を回動せしめ、立ち上
げプレート(50)を第5A図時計方向に回動させて補強筋
籠(a)を縦置きに起立させるようになっている。
以上のようにして縦置きに起立させられた補強筋籠
(a)は移載装置の背板(21)の前面に供給されるよう
になっている。
立ち上げプレート(50)と同様に、第9、10A図に示
すように、背板(21)にもフック(70)(71)が軸(7
2)及び軸(73)によって枢着されている。フック(7
1)は複数個あり、各フック(71)は連結部材(74)に
よって連結され、同期して回動するようになっている。
フック(70)の背部にはブラケット(75)を介してシリ
ンダー(76)が装着されていて、シリンダーロッド(7
7)先端がフック(70)に枢着されている。同様に、フ
ック(71)の背部にもブラケット(78)によってシリン
ダー(79)が装着されていて、そのシリンダーロッド
(80)先端はフック(71)のうち最も上方のもの(7
1′)に延設したアーム(82)に枢着されている。しか
して、先に第5A図で説明したように、立ち上げ装置(2
0)によって補強筋籠(a)が背板(21)の前面に供給
されると、シリンダー(76)(79)が稼動し、フック
(70)とフック(71)がそれぞれ第9図時計方向と反時
計方向に回動して、フック(70)が補強筋籠(a)の最
も上側の主筋(10′)に、フック(71)はその他の主筋
(10)に、それぞれ係合して、補強筋籠(a)を把持す
るようになっている。こうして補強筋籠(a)の受取が
終了すると、立ち上げプレート(50)のシリンダー(6
3)(66)が収縮して補強筋籠(a)からフック(57)
(58)が離され、その後、装置フレーム(52)に装着し
たシリンダー(55)が収縮して、立ち上げプレート(5
0)を元の水平位置に戻すようになっている。なお、立
ち上げプレート(50)と同様に、背板(21)にも多数の
フック(71)が設けられており、補強筋籠(a)の幅の
変化に対応できるようになっている。
しかして、以上のような背板(21)は第6、7図に示
すように、走行台車(25)の下方に配設さた横梁(85)
に複数個(実施例のものは8個)垂設されており、後述
するように捻れ拘束ガイド(22)との間で補強筋籠
(a)を挟持して走行台車(25)の稼動で前後移動する
ようになっている。
なお、第10B図に示すごとく、この背板(21)と走行台
車(25)との間にガイドレール(83)を横設し、シリン
ダー(84)で背板(21)を進退可能に構成すると、立ち
上げプレート(50)で供給される補強筋籠(a)の厚さ
の変化にも対応できることとなり、装置の汎用性が向上
する。
次に、背板(21)の前方に配設されている捻れ拘束ガ
イド(22)を説明する。第7図に示すように、捻れ拘束
ガイド(22)はL字アーム(86)を介して回動軸(87)
に固定されている。なお、本実施例のものは横梁(85)
に垂設された複数の背板(21)のそれぞれに対して捻れ
拘束ガイド(22)は一本ずつ設けられている。(88)は
回動軸(87)に固着されたクランクアーム、(89)、
(90)はクランクアーム(88)を回動せしめるピストン
とピストンロッドである。ピストン(89)はブラケット
(91)によって走行台車(25)に取り付けられている。
従って、ピストン(89)を稼動して回動軸(87)を回動
せしめると、いままで水平であった捻れ拘束ガイド(2
2)が第7図反時計方向に回動して垂直になり、背板(2
1)の前面に把持された補強筋籠(a)の主面(ax)を
背板(21)との間で押さえるようになっている。
次に、昇降ハンド(23)について説明する。第6、7
図に示すように、背板(21)と捻れ拘束ガイド(22)の
間の上方において、昇降フレーム(93)下面に昇降ハン
ド(23)が配設されている。昇降ハンド(23)は第9、
10図に示すようにエアーチェック(94)とその爪(95)
からなるものであり、第11図に示すように補強筋籠
(a)の上側のスペーサー(12)を爪(95)の間で掴ん
で補強筋籠(a)を懸吊するようになっている。なお、
実施例のものは各背板(21)及び捻れ拘束ガイド(22)
に対して一つづつ昇降ハンド(23)が設けられている。
そして、これら複数の昇降ハンド(23)のうち少なくと
も2カ所以上の昇降ハンド(23)によって補強筋籠
(a)を懸吊するようになっている。以上のような昇降
ハンド(23)は昇降機構(24)によって昇降自在になっ
ている。即ち、昇降ハンド(23)が取り付けられている
昇降フレーム(93)の上面には左右のガイドロッド(9
6)(97)と、これらガイドロッド(96)(97)のほぼ
中間に位置するボールネジ(98)が突設されており、こ
れらガイドロッド(96)(97)とボールネジ(98)の上
端には部材(99)が横架されている。ガイドロッド(9
6)(97)は左右のガイド(100)(101)内を摺動する
ようになっている。ボールネジ(98)はハウジング(10
2)内を貫通し、該ハウジング(102)内にあるボールナ
ット(103)と噛合している。ハウジング(102)内のボ
ールナット(103)にはサーボモーター(104)の回転が
タイミングプーリー(105)、タイミングベルト(10
6)、タイミングプーリー(107)を介して伝達されるよ
うになっている。しかして、背板(21)と捻れ拘束ガイ
ド(22)の間に挟持した補強筋籠(a)を上面(az)方
向から昇降ハンド(23)で懸吊し、サーボモーター(10
4)によって補強筋籠(a)を下降させるようになって
いる。
次に、以上のような背板(21)、捻れ拘束ガイド(2
2)、昇降ハンド(23)、及び昇降機構(24)は走行台
車(25)に対して一体的に支持されており、走行台車
(25)の走行にともなってフレーム(25)上を前後に移
動するようになっている。第8図において、(110)は
走行台車フレームであり、(111)(112)は左右に2つ
ずつ装着された従動車輪である。左側の車輪(111)に
は横ずれ防止用の鍔部(113)が形成されている。(11
4)は左右のフレーム(110)間に軸架された回転軸であ
り、その両端にはフレーム(26)上面に形成されたラッ
ク(115)(116)に噛合するピニオンギヤ(117)(11
8)が装着されている。回転軸(114)のほぼ中央部には
タイミングプーリー(120)が取り付けられており、該
プーリー(120)にはサーボモーター(121)の回転が減
速器(122)、タイミングプーリー(123)、及びタイミ
ングベルト(124)を介して伝達されている。
しかして、以上のように背板(21)、捻れ拘束ガイド
(22)、昇降ハンド(23)、及び走行台車(25)によっ
て構成された本実施例の移載装置(A)の動きを第12図
を基にして順に説明すると以下のようになっている。
先ず、コンベア(B)によって横に寝た状態の補強筋
籠(a)が移載装置(A)前方に搬入される。
補強筋籠(a)が搬入されると、シリンダー(63)
(66)が稼動して、フック(57)及びフック(58)で補
強筋籠(a)を立ち上げプレート(50)上に保持する。
その後、シリンダー(55)が稼動して立ち上げプレー
ト(50)を時計方向に回動させ、補強筋籠(a)を縦置
きに起立させて移載装置の背板(21)の前面に持って行
く。
補強筋籠(a)が背板(21)の前面に供給されると、
今度は背板(21)のシリンダー(76)(79)が稼動し、
フック(70)とフック(71)で補強筋籠(a)を把持す
る。なお、補強筋籠(a)を背板(21)側で保持した
ら、立ち上げプレート(50)は補強筋籠(a)を離し、
元の水平位置に戻る。
次に、シリンダー(89)が稼動して捻れ拘束ガイド
(22)が反時計方向に回動し、背板(21)の前面に把持
された補強筋籠(a)の主面(ax)を背面(21)との間
で押さえる。
こうして、背板(21)と捻れ拘束ガイド(22)との間
でしっかりと補強筋籠(a)の主面(ax)を保持した
ら、サーボモーター(121)が稼動して走行台車(25)
が第12図右方向に走行移動し、補強筋籠(a)を整列台
車(14)に載置した整列治具(15)の真上に持って行
く。
こうして、補強筋籠(a)の所望の位置に(整列治具
(15)の隙間(15′)真上の位置に)移送させたら、昇
降ハンド(23)で補強筋籠(a)の上面(az)側からス
ペーサー(12)を掴み、掴んだら背板(21)のフック
(70)(71)を補強筋籠(a)から外す。
その後、昇降機構(24)のサーボモーター(104)を
稼動させて昇降ハンド(23)を下降し、下降位置で昇降
ハンド(23)がスペーサー(12)を離し、補強筋籠
(a)を整列治具(15)の隙間(15′)に装填する。な
お、昇降ハンド(23)の下降量はコンベア(B)に配設
したセンサー(40)で検知した補強筋籠(a)の幅に合
わせて下ろし過ぎないように制御される。昇降ハンド
(23)はスペーサー(12)を離した後、元の高さまで上
昇する。
こうして、整列台車(14)への移載が終了したら、サ
ーボモーター(121)がさっきと逆に回転して走行台車
(25)を第12図左方向に走行移動させ、背板(21)をコ
ンベア(B)近傍位置に戻す。しかして、コンベア
(B)によって次の補強筋籠(a)が搬入されて来る
と、以下同様の工程がなされ、整列台車(14)に連続的
に補強筋籠(a)が移載される。
(発明の効果) 本発明の移載方法も装置において、補強筋籠は、整列
台上の整列ガイド棒間の上方まで捻れ拘束ガイドと背板
との間でガイドしながら横方向(水平方向)に移送され
るので、柔軟な構造の補強筋籠でもその姿勢を保って、
高速で、横行可能になる。また、整列ガイド棒間の上方
まで送られた補強筋籠が、捻れ拘束ガイドと背板との間
でガイドしたまま整列ガイド棒の上まで補強筋籠を下降
させて、最後の補強筋籠の下降を昇降ハンドのみで把持
して整列ガイド棒間に載置されるので、多少の捻れがあ
っても、確実にガイド棒間に挿入できる。このようにし
て、高速処理が可能となり、補強筋籠の挿入間隔を極め
て短い間隔にすることができる。このように、本発明に
よれば、補強筋籠を高速で所定の間隔で並べることが可
能になるという優れた特徴を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる移載装置の正面図、第2図はコ
ンベアの平面図、第3図はコンベアの駆動系を説明する
ための第1図X−X線矢視図、第4図はセンサーの拡大
図、第5A図は立ち上げ装置を説明するための第2図Y−
Y線矢視図、第5B図は立ち上げプレートに装着されたフ
ックの説明図、第6図は本発明にかかる移載装置要部の
正面図、第7図は第6図Z−Z線矢視図、第8図は移載
装置要部の平面図、第9、10A図は背板に装着されたフ
ックの説明図と正面図、第10B図は進退可能に構成した
背板の側面図、第11図は昇降ハンドの斜面図、第12図は
移載装置の右側面図、第13図はALC製造工程を示すフロ
ーチャート、第14図は補強筋籠の斜面図、第15、16図は
スペーサーの平面図、第17図は整列台車の正面図、第18
図は整列治具の正面図、第19図は整列治具に補強筋籠を
保持した状態の整列台車の側面図、第20図は籠筋ブロッ
クの斜視図、第21図は成形型枠の斜面図である。 A…移載装置、B…コンベア、a…補強筋籠、14…整列
台車、15…整列治具、21…背板、22…捻れ拘束ガイド、
23…昇降ハンド、25…走行台車をそれぞれ表す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦置きの補強筋籠を、その両側主面に背板
    と捻れ拘束ガイドを当接してガイドして、整列台の整列
    ガイド棒間の真上まで移送し、その際に昇降ハンドで把
    持吊下して、整列ガイド棒間整列台上に載置することを
    特徴とする整列台への補強筋籠の移載方法。
  2. 【請求項2】コンベア等で横置き搬入された補強筋籠を
    フックで係合して、縦置きに起立させ、この縦置きの補
    強筋籠を、その両側主面に背板と捻れ拘束ガイドを当接
    してガイドして整列台の整列ガイド棒間の真上まで移送
    し、その際に昇降ハンドで把持吊下して整列棒間整列台
    上に載置することを特徴とする整列台への補強筋籠の移
    載方法。
  3. 【請求項3】縦置きの補強筋籠を把持吊下する昇降ハン
    ドと、補強筋籠の一方の主面に当接してガイドする背板
    と、補強筋籠の他方の主面に当接してガイドする捻れ拘
    束ガイドと、昇降ハンド、背板および捻れ拘束ガイドを
    移動させるものであって、補強筋籠の下降の際に背板お
    よび捻れ拘束ガイドを整列ガイド棒の上まで移動させ、
    且つ昇降ハンドを補強筋籠が整列台に載置されるまで下
    降させる移動手段とを有することを特徴とする整列台へ
    の補強筋籠の移載装置。
  4. 【請求項4】背板が補強筋籠に係脱するフックを備えた
    ものである請求項(3)記載の補強筋籠の移載装置。
  5. 【請求項5】コンベア等で横置き搬入された補強筋籠を
    フックで係合して縦置きに起立させる立上装置と、縦置
    きの補強筋籠を把持吊下する昇降ハンドと、補強筋籠の
    一方の主面に当接してガイドする背板と、補強筋籠の他
    方の主面に当接してガイドする捻れ拘束ガイドと、昇降
    ハンド、背板および捻れ拘束ガイドを移動させるもので
    あって、補強筋籠の下降の際に背板および捻れ拘束ガイ
    ドを整列ガイド棒の上まで移動させ、且つ昇降ハンドを
    補強筋籠が整列台に載置されるまで下降させる移動手段
    とを有することを特徴とする整列台への補強筋籠の移載
    装置。
  6. 【請求項6】背板が補強筋籠に係脱するフックを備えた
    ものである請求項(5)記載の補強筋籠の移載装置。
JP2116625A 1990-05-02 1990-05-02 整列台への補強筋篭の移載方法とその装置 Expired - Lifetime JPH0825196B2 (ja)

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