JP2575509B2 - 豆腐のパック詰装置 - Google Patents
豆腐のパック詰装置Info
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- JP2575509B2 JP2575509B2 JP1281720A JP28172089A JP2575509B2 JP 2575509 B2 JP2575509 B2 JP 2575509B2 JP 1281720 A JP1281720 A JP 1281720A JP 28172089 A JP28172089 A JP 28172089A JP 2575509 B2 JP2575509 B2 JP 2575509B2
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- gripping mechanism
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Description
この発明は、水槽内の水中で型出豆腐を一丁分の豆腐
に切断してそれぞれパック詰する豆腐のパック詰装置に
関するものである。
に切断してそれぞれパック詰する豆腐のパック詰装置に
関するものである。
従来、豆腐のパック詰方法としては、所定の大きさに
切断した豆腐を水槽中に多数収容しておき、一方の手で
把持した空パックを水中に没入し、このパック内に他方
の手で支えた豆腐を挿入する、手作業方式が主流であ
る。 また、最近は、水槽内の水中で大面積の豆腐を角棒状
豆腐に切り出し、さらに一丁分の豆腐に切断した後、こ
れを受板と押板とによって上下からこれぞれ挾持して所
定の等間隔に分離し、一丁分の豆腐をパック移送コンベ
アに支持した各パックに自動的に入れるようにしたパッ
ク詰装置も提案されている。
切断した豆腐を水槽中に多数収容しておき、一方の手で
把持した空パックを水中に没入し、このパック内に他方
の手で支えた豆腐を挿入する、手作業方式が主流であ
る。 また、最近は、水槽内の水中で大面積の豆腐を角棒状
豆腐に切り出し、さらに一丁分の豆腐に切断した後、こ
れを受板と押板とによって上下からこれぞれ挾持して所
定の等間隔に分離し、一丁分の豆腐をパック移送コンベ
アに支持した各パックに自動的に入れるようにしたパッ
ク詰装置も提案されている。
前述のような従来の手作業によるパック詰方式では、
多くの人手を要し、パック詰コストが上昇すると共に、
作業者への負担が大きく、かつ食品衛生上も問題があっ
た。 また、一丁分に切断した豆腐を受板と押板とによって
上下から挾持してパック詰する装置では、パック移送コ
ンベアに支持したパック上に一丁分の豆腐を位置させて
も、パック上に受板が介在するので、一丁分の豆腐とパ
ックとの間に隙間ができ、この状態で、受板を前方に移
動させ、押板を下降させても、受板によって一丁分の豆
腐が前方に引っ張られる傾向があり、一丁分の豆腐を安
定した姿勢で下降させてパックに入れることが困難であ
り、一丁分の豆腐の角部などが損傷する恐れがあるとい
う問題があった。 この発明は、前述した問題を解決して、大面積の型出
豆腐を一丁分の豆腐に切断してパック詰めすることを自
動的に行い、とくに一丁分の豆腐を安定した姿勢で正確
にパック詰めでき、この際一丁分の豆腐の損傷を防止で
きる、豆腐のパック詰装置を提供することを目的として
いる。
多くの人手を要し、パック詰コストが上昇すると共に、
作業者への負担が大きく、かつ食品衛生上も問題があっ
た。 また、一丁分に切断した豆腐を受板と押板とによって
上下から挾持してパック詰する装置では、パック移送コ
ンベアに支持したパック上に一丁分の豆腐を位置させて
も、パック上に受板が介在するので、一丁分の豆腐とパ
ックとの間に隙間ができ、この状態で、受板を前方に移
動させ、押板を下降させても、受板によって一丁分の豆
腐が前方に引っ張られる傾向があり、一丁分の豆腐を安
定した姿勢で下降させてパックに入れることが困難であ
り、一丁分の豆腐の角部などが損傷する恐れがあるとい
う問題があった。 この発明は、前述した問題を解決して、大面積の型出
豆腐を一丁分の豆腐に切断してパック詰めすることを自
動的に行い、とくに一丁分の豆腐を安定した姿勢で正確
にパック詰めでき、この際一丁分の豆腐の損傷を防止で
きる、豆腐のパック詰装置を提供することを目的として
いる。
請求項1の発明に係る豆腐のパック詰装置は、水槽
と、水槽内の水中に昇降可能に設置されていて型出豆腐
から切り出された角棒状の豆腐を上昇させる昇降台と、
前記水槽上に前記昇降台と水槽のコンベア設置領域との
間で往復動可能に設置された移動架台と、この移動架台
に上下動可能に取り付けた昇降枠体と、この昇降枠体に
水平移動可能に支持され前記昇降枠体により上昇される
角棒状豆腐を一丁分ずつ豆腐に切断すると共に一丁分の
豆腐を前,後側面からそれぞれ挾持する可動,固定挾持
部材を有する複数のカッタ付き豆腐把持機構と、前記各
豆腐把持機構を一丁分の豆腐が把持された状態で所定の
等間隔に分離し伸張する操作手段と、前記水槽のコンベ
ア設置領域に前記各豆腐把持機構の分離伸張方向に走行
可能に設置されパックを一定間隔で搬送するパック移送
コンベアと、前記分離伸張された各豆腐把持機構が前記
パック移送コンベア上に停止した位置で各豆腐把持機構
に対応するパックをパック移送コンベアと共に上昇させ
て前記各豆腐把持機構に把持された一丁分の豆腐を対応
するパック内に挿入するコンベア昇降手段とを備えてな
るものである。
と、水槽内の水中に昇降可能に設置されていて型出豆腐
から切り出された角棒状の豆腐を上昇させる昇降台と、
前記水槽上に前記昇降台と水槽のコンベア設置領域との
間で往復動可能に設置された移動架台と、この移動架台
に上下動可能に取り付けた昇降枠体と、この昇降枠体に
水平移動可能に支持され前記昇降枠体により上昇される
角棒状豆腐を一丁分ずつ豆腐に切断すると共に一丁分の
豆腐を前,後側面からそれぞれ挾持する可動,固定挾持
部材を有する複数のカッタ付き豆腐把持機構と、前記各
豆腐把持機構を一丁分の豆腐が把持された状態で所定の
等間隔に分離し伸張する操作手段と、前記水槽のコンベ
ア設置領域に前記各豆腐把持機構の分離伸張方向に走行
可能に設置されパックを一定間隔で搬送するパック移送
コンベアと、前記分離伸張された各豆腐把持機構が前記
パック移送コンベア上に停止した位置で各豆腐把持機構
に対応するパックをパック移送コンベアと共に上昇させ
て前記各豆腐把持機構に把持された一丁分の豆腐を対応
するパック内に挿入するコンベア昇降手段とを備えてな
るものである。
【作用】 昇降台の真上に位置している収縮状態の各豆腐把持機
構に対し昇降台の上昇により、水槽中の型出豆腐から切
り出された角棒状豆腐が下方から押し込まれると、角棒
状豆腐はカッタにより一丁分ずつ豆腐に切断され、可
動,固定挾持部材により前,後側面から個別に把持され
る。その後、移動架台の動作により、一丁分の豆腐を把
持した各豆腐把持機構はパック移送コンベア上に水没状
態で移送されると共にパック移送コンベア上に支持され
たパックの配列間隔に対応して操作手段により分離伸張
され、コンベア昇降手段によりパック移送コンベアがパ
ックごと上昇されるにつれ各豆腐把持機構の可動挾持部
材が前方に移動して開放することで、各切断豆腐が対応
するパック内に挿入されることになり、型出豆腐を一丁
分の豆腐に切断してパック詰することが自動的にでき
る。 そして、パック移送コンベア上に、このコンベアに支
持した各パックと、各豆腐把持機構に把持した一丁分の
豆腐とを対応させて、豆腐把持機構の前進を停止させた
状態で、昇降手段によって各パックをパック移送コンベ
アと共に上昇させることで、各豆腐把持機構に把持した
一丁分の豆腐の下部が対応するパックにそれぞれ挿入さ
れ、この状態で、各豆腐把持機構の可動挾持部材を前進
させて一丁分の豆腐を開放し、これらの豆腐の重力によ
って一丁分の豆腐がパック内に安定した姿勢で入り、こ
れによって一丁分の豆腐を角部などが損傷することな
く、正確にパック詰できる。
構に対し昇降台の上昇により、水槽中の型出豆腐から切
り出された角棒状豆腐が下方から押し込まれると、角棒
状豆腐はカッタにより一丁分ずつ豆腐に切断され、可
動,固定挾持部材により前,後側面から個別に把持され
る。その後、移動架台の動作により、一丁分の豆腐を把
持した各豆腐把持機構はパック移送コンベア上に水没状
態で移送されると共にパック移送コンベア上に支持され
たパックの配列間隔に対応して操作手段により分離伸張
され、コンベア昇降手段によりパック移送コンベアがパ
ックごと上昇されるにつれ各豆腐把持機構の可動挾持部
材が前方に移動して開放することで、各切断豆腐が対応
するパック内に挿入されることになり、型出豆腐を一丁
分の豆腐に切断してパック詰することが自動的にでき
る。 そして、パック移送コンベア上に、このコンベアに支
持した各パックと、各豆腐把持機構に把持した一丁分の
豆腐とを対応させて、豆腐把持機構の前進を停止させた
状態で、昇降手段によって各パックをパック移送コンベ
アと共に上昇させることで、各豆腐把持機構に把持した
一丁分の豆腐の下部が対応するパックにそれぞれ挿入さ
れ、この状態で、各豆腐把持機構の可動挾持部材を前進
させて一丁分の豆腐を開放し、これらの豆腐の重力によ
って一丁分の豆腐がパック内に安定した姿勢で入り、こ
れによって一丁分の豆腐を角部などが損傷することな
く、正確にパック詰できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図〜第7図は、この発明の一実施例を示すもの
で、第1図は全体の縦断側面図、第2図は豆腐切断部の
正面図、第3図は全体の概略平面図である。 同図において、水槽10は豆腐の型出領域10a、型出し
された豆腐11を移送するパレット設置領域10b、型出し
された豆腐11を一丁分の豆腐11bに切断する切断領域10
c、及びパック12を定間隔で移送するコンベア設置領域1
0dをそれぞれ備えている。 水槽10のパレット設置領域10bには、第3図および第
4図に示すように長手方向に沿って一対の無端チェーン
13a,13bが配置され、この無端チェーン13a,13bは駆動ス
プロケット14a,14bと従動スプロケット15a,15b間に巻掛
けられている。駆動スプロケット14a,14bには水槽10外
に設置した駆動装置(図示せず)から回転が伝達され
る。また、無端チェーン13a,13b間にはその長手方向に
沿って複数個の豆腐搬送用パレット16が等間隔に連結さ
れ、チェーン13a,13bの走行に伴って水槽10内を水没状
態でエンドレスに搬送されるようになっている。17は豆
腐切断領域10cと対向する位置で水平に保持するための
ガイドレール、18a,18bはパレッド16の反転位置におい
てパレット16をガイドレール17側へ、及び水槽10の底部
側へ誘導するための誘導板である。 19は豆腐切断領域10cと対向する位置に搬送されたパ
レット16上の型出豆腐11を豆腐切断領域10c側へ一定間
隔ずつ間欠的に押し込む押込装置で、パレット16の移送
方向と直角して水槽10上に配設したガイドバー19aと、
このガイドバー19aにその長手方向にスライド可能に取
り付けた可動体19bと、この可動体19bに支持部材19cを
介して取り付けた型出豆腐押し板19bとからなり、可動
体19bは図示しない駆動装置によってガイドバー19aに沿
い進退出来るようになっている。 豆腐切断領域10cには、押込装置19によりパレット16
上から押し出される型出豆腐11を押出方向に案内する案
内板20が形成されている。案内板20の前端側には、これ
より押し出される型出豆腐11を角棒状に切断するカッタ
21が配置されており、このカッタ21は空気圧シリンダ22
によって案内板20の前端面を直角に横切る方向に往復動
されるようになっている。空気圧シリンダ22は、第3図
に示すように豆腐切断領域10cの水槽10外に設置される
もので、水槽10を水密に貫通するピストンロッド22aの
先端にはカッタ21の下端部がピストンロッド22aの長手
方向に傾動可能に枢着されている。そして、第5図に示
すようにカッタ21が実線で示す前端部に達した時、スト
ッパ23に衝合して矢印A方向へ傾倒し、またカッタ21が
2点鎖線で示す後退端に達した時、ストッパ24に衝合し
て矢印B方向へ傾倒し、これによりカッタ21の往復動作
で案内板20の前端から押し出される型出豆腐11を順次角
棒状に切断するようになっている。 案内板20の前端側には、角棒状に切断された豆腐11a
を分離して水平に持ち上げる昇降台25が配置されてい
る。この昇降台25は水槽10の下面に設置した空気圧シリ
ンダ26のピストンロッド26aに固定され、空気圧シリン
ダ26の進退動作で案内板20のレベルから角棒状豆腐11a
の厚さ寸法より僅かに小さい距離だけ昇降されるように
なっている。 27は角棒状に切断された豆腐11aを一丁分の豆腐11bに
切断し、パック配列間隔に分離する切断分離機構で、そ
の詳細な構成を第1図及び第2図について説明する。 切断分離機構27は、昇降台25により上昇されてくる角
棒状豆腐11a複数等分、例えば5等分に切断するカッタ2
81〜284と、このカッタ281〜284により切断された一丁
分の各豆腐11bを前,後側面から把持する豆腐把持機構2
91〜295とを備え、これら豆腐把持機構291〜295は支持
ブロック291a〜295aと、この支持ブロック291a〜295a上
に設置した豆腐把持用の空気圧シリンダ291b〜295bと、
この空気圧シリンダ291b〜295bにより動作される可動挾
持部材291c〜295cと、この可動挾持部材291c〜295cに対
向して支持ブロック291a〜295aに反対側に固着した固定
挾持部材291d〜295d(固定挾持部材291d〜295dは図示さ
れていないが、固定挾持部材291dと同様な配置関係にな
っている)とから構成されている。 また、カッタ281〜284は各豆腐把持機構291〜295の間
にそれぞれ配置されるもので、豆腐把持機構292〜295の
支持ブロック292a〜295aにガイド部材301〜304により上
下動可能に支持され、さらに豆腐把持用空気圧シリンダ
292b〜295b上に取り付けたカッタ操作用空気圧シリンダ
311〜314によって上下方向に動作できるようになってい
る。 このようにした豆腐把持機構の内、左端の豆腐把持機
構291は、昇降枠体35の下端部に水平にかつ平行に横架
した前,後一対のガイドロッド32,33に固定され、他の
豆腐把持機構292〜295の支持ブロック292a〜295aは前,
後ガイドロッド32,33にその長手方向に沿ってスライド
可能に支持されており、そして相隣接する各支持ブロッ
ク291a〜295a間は一定長さの連結ロッド341〜344によっ
て伸縮可能に連結されている。また、右端の支持ブロッ
ク295aは、後述する昇降枠体35に取り付けた伸縮操作用
の空気圧シリンダ36のピストンロッド36aに連結されて
いる。空気圧シリンダ36は豆腐把持機構291〜295を互い
に接触する角棒状豆腐切断状態と、パック12の配列ピッ
チに相当する状態に伸縮させるものである。 前記各豆腐把持機構を支持するガイドロッド32,33の
両端は昇降枠体35の下端部に横架固定されており、ま
た、昇降枠体35は移動架台37から垂下した左右のガイド
部材38,38に上下動可能に支持されている。移動台37上
には昇降用の空気圧シリンダ39が設置され、下方へ突き
出したピストンロッド39aは昇降枠体35に連結されてい
る。 移動架台37は水槽10の縁部上に立設した支持枠40の上
部に水平に敷設したレール41上に走行可能に載置され、
図示しないチェーン機構、その他の走行手段により第1
図の矢印X1,X2に示す前,後方向に走行できるようにな
っている。 水槽10の豆腐切断領域において、豆腐昇降台25の後段
には、第1図及び第3図に示すように昇降台25の上昇端
レベルに一致する案内部材42が配置されている。この案
内部材42は豆腐切断分離機構27で切断分離される豆腐11
bをコンベア設置領域10d方向へ案内するもので、その底
面には各カッタ281〜284の先端部が没入する複数のスリ
ット43が形成され、この各スリット43に対応カッタ281
〜284の先端部が没入されるまでカッタ281〜284を下降
させることにより、角棒状豆腐11bを一丁分に完全に切
断するようになっている。 第1図および第3図において、44はコンベア設置領域
10dを水槽10の長手方向に走行するパック移送コンベア
で、このコンベア44上にはパック供給位置45に設置され
る図示省略のパック供給装置からパック12が1個ずつ供
給されるようになっている。また、豆腐切断領域10cと
対向するコンベア設置領域10d内には、可動のコンベア
ガイド46が配置されており、このコンベアガイド46は、
支持部材47を介してコンベア昇降用空気圧シリンダ48の
ピストンロッド48aに連結されている。なお、Lは水槽1
0内の水面レベルを示す。 次に動作について説明する。 先ず水槽10内の豆腐型出領域10aにおいて、図示しな
い型箱から水中に取り出された型出豆腐11はガイドレー
ル17上にある空のパレット16内に収容され、間欠駆動さ
れるチェーン13a,13bの走行によりガイドレール17上を
豆腐押込装置へ移送される。パレット16が案内板20の挿
入口と対向する豆腐押込位置に達すると、パレット16の
移動が停止し、押込装置19が動作を開始する。 押込装置19が動作すると可動体19bが第1図の矢印C
に示す前方に移動され、同時に豆腐押し板19dも同一方
向に移動してパレット16上の型出豆腐11を案内板20上へ
押し込む。これにより型出豆腐11の先端部側が昇降台25
上に達し、その先端面が案内部材42の垂直壁42a(第1
図参照)に当接する段階となると、可動体19bの移動が
停止する。その後、空気圧シリンダ22が進出動作するこ
とにより、第5図の2点鎖線に示す状態のカッタ21が型
出豆腐11を角棒状に切断する。そして、カッタ21が進出
端に達した時、ストッパ23に係合して第5図の実線に示
す状態に反転される。 型出豆腐11がカッタ21の往動作で角棒状に切断される
と、空気圧シリンダ26が進出動作して昇降台25を案内部
材42と一致するレベルまで上昇させる。これに伴い、昇
降台25上の角棒状豆腐11aは、収縮状態におかれている
各豆腐把持機構291〜295の可動挾持部材291c〜295cと固
定挾持部材291d〜295dとの間に下方から押し込まれるた
め、角棒状豆腐11aは各豆腐把持機構291〜295間の各カ
ッタ281〜284により切断される。この時、各カッタ281
〜284は上昇端に位置しているため、第6図(a)に示
すように各カッタ281〜284の下端縁は昇降台25の表面か
ら僅かに離れており、従って角棒状豆腐11aは完全に切
断されない。なお、カッタ281〜284が第6図(a)に示
すように角棒状豆腐11aの途中まで切り込まれることに
より、角棒状豆腐11aが豆腐把持機構291〜295の配列方
向に移動するのを防止する。 昇降台24が上昇端に達すると、豆腐把持用空気圧シリ
ンダ291d〜295dが退入動作し、これにより切断途中の角
棒状豆腐11aを可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材2
91d〜295dとにより両側から挾持する。そして、移動架
台37が第1図の矢印X1に示す前方に移動を開始する。す
ると、豆腐切断分離機構27も同一方向に移動し、切断途
中の角棒状豆腐11aを昇降台25から案内部材42上に移行
させる。これにより、角棒状豆腐11aがスリット43の真
上まで移動されると、移動架台34の矢印X1方向の移動が
一旦停止する。その後、空気圧シリンダ311〜314を進出
動作させることにより、カッタ281〜284を、その先端縁
が対応スリット43内に差し込まれるまで下降させる(第
6図(b)参照)。これにより、角棒状豆腐11aは一丁
分の豆腐11bに完全に切断されることになる。一丁分の
豆腐に切断された後は、空気圧シリンダ311〜314を直ち
に退入動作させてカッタ281〜284を第6図(a)に示す
位置まで上昇させる。その後、再び移動架台37を矢印X1
方向へ移動し、一丁分の豆腐11bを挾持した各豆腐把持
機構291〜295を案内部材42外へ移動する。その後、移動
架台37を停止した状態または矢印X1方向へ移動させなが
ら伸縮操作用の空気圧シリンダ36を進出動作させること
により、連結ロッド341〜344でいもづる式に連結された
豆腐把持機構291〜295をガイドロッド32,33に沿って第
2図の矢印D方向に移動させる。これにより、各豆腐把
持機構291〜295で把持された豆腐11bは第3図に示すよ
うにコンベア44で移送されるパック12の移送ピッチに一
致する間隔に分離されることになる。この時、一丁分に
切断された各豆腐11bは、第7図に示すように対応する
可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材291d〜295dによ
り前側面と後側面とから挾持されていると共に、伸張方
向に移動される豆腐11bの側面はカッタ281〜284によっ
て支持されているため、水中移動時に豆腐11bの姿勢が
変化したり、落下したりすることがない。 第3図に示すように、パック12の移送ピッチ間隔に広
げられた豆腐11bがコンベア44の真上にくると、移動架
台37が停止し、次いでコンベア昇降用空気圧シリンダ48
が退入動作する。すると、コンベアガイド46が第1図の
矢印E方向に上昇し、パック12をコンベア44ごと同一方
向に上昇させて、一丁分の豆腐11bの可動,固定挾持部
材291c〜295c、291d〜295d下縁から突出した下部が対応
するパック12にそれぞれ挿入される。そして、各豆腐把
持機構291〜295の空気圧シリンダ291d〜295dを進出動作
させて、可動挾持部材291c〜295cを前進させ、一丁分の
豆腐11bに対する把持を開放すると共に、昇降用空気圧
シリンダ39を退入動作させて昇降枠体38を含む切断分離
機構27をコンベアガイド46の上昇動作に合わせて上昇さ
せる。これにより開放された各豆腐11bは重力によって
上昇する対応のパック12内に自動的に挿入されることに
なる。この時の豆腐11bのパック挿入動作は水面に近い
水中で行われる。 パック12への一丁分の豆腐11bの挿入が終了すると、
コンベア44は第3図の矢印F方向に一定量走行し、空の
パック12を豆腐切断領域10cに移動させ、次のパック詰
めに待機する。 また、切断豆腐11bを開放した各豆腐把持機構292〜29
5は空気圧シリンダ36の退入動作で第2図に示す収縮状
態に戻された後、移動架台37第1図の矢印X2方向に後端
まで移動することにより、切断分離機構27全体を昇降台
25の上方に位置させる。そして、空気圧シリンダ39を進
出動作させることにより、切断分離機構27を所定の位置
まで下降させ、次の豆腐切断動作に待機する。 なお、昇降台25は切断分離機構27が角棒状豆腐11aを
案内部材42上に移動した時点で元の位置に下降してお
り、これにより押込装置19が再び矢印C方向に所定量移
動し、型出豆腐11を昇降台25上に押し込む。そして、豆
腐切断用空気圧シリンダ22を後退動作させることによ
り、第5図の実線に示す状態にあるカッタ21で型出豆腐
11を角棒状に切断し、次の豆腐切断分離動作に待機す
る。 以下、同様にして上述した動作を繰り返すことによ
り、型出豆腐11を一丁分の豆腐11bに自動的に切断して
自動的にかつ連続してパック詰することができる。 上述のような本実施例にあっては、型出豆腐11から切
り出された角棒状豆腐11aを昇降台25の上昇動作で下方
から収縮状態にある各豆腐把持機構291〜295の可動挾持
部材291c〜295cと固定挾持部材291d〜295d間に押し込む
ことで一丁分の豆腐11bに切断して挾持し、さらにカッ
タ281〜284を動作させることで完全に切断した後、空気
圧シリンダ36により各豆腐把持機構291〜295を切断豆腐
挾持状態のままパック配列間隔に自動的に伸張分離して
パック移送コンベア44に支持したパック12上へ移送する
から、人手を要することなく安定した姿勢で正確に一丁
分の豆腐11bをパック12内へ自動挿入することができ、
従来のような豆腐破損の問題を解決し得るほか、豆腐の
パック詰の自動化を容易に実現できる。 また、上記実施例では、一丁分への豆腐切断を2工程
で行う場合について述べたが、角棒状豆腐11aを昇降台2
5で豆腐把持機構へ下方から押し込む時に一度で切断す
る方式としてもよい。
で、第1図は全体の縦断側面図、第2図は豆腐切断部の
正面図、第3図は全体の概略平面図である。 同図において、水槽10は豆腐の型出領域10a、型出し
された豆腐11を移送するパレット設置領域10b、型出し
された豆腐11を一丁分の豆腐11bに切断する切断領域10
c、及びパック12を定間隔で移送するコンベア設置領域1
0dをそれぞれ備えている。 水槽10のパレット設置領域10bには、第3図および第
4図に示すように長手方向に沿って一対の無端チェーン
13a,13bが配置され、この無端チェーン13a,13bは駆動ス
プロケット14a,14bと従動スプロケット15a,15b間に巻掛
けられている。駆動スプロケット14a,14bには水槽10外
に設置した駆動装置(図示せず)から回転が伝達され
る。また、無端チェーン13a,13b間にはその長手方向に
沿って複数個の豆腐搬送用パレット16が等間隔に連結さ
れ、チェーン13a,13bの走行に伴って水槽10内を水没状
態でエンドレスに搬送されるようになっている。17は豆
腐切断領域10cと対向する位置で水平に保持するための
ガイドレール、18a,18bはパレッド16の反転位置におい
てパレット16をガイドレール17側へ、及び水槽10の底部
側へ誘導するための誘導板である。 19は豆腐切断領域10cと対向する位置に搬送されたパ
レット16上の型出豆腐11を豆腐切断領域10c側へ一定間
隔ずつ間欠的に押し込む押込装置で、パレット16の移送
方向と直角して水槽10上に配設したガイドバー19aと、
このガイドバー19aにその長手方向にスライド可能に取
り付けた可動体19bと、この可動体19bに支持部材19cを
介して取り付けた型出豆腐押し板19bとからなり、可動
体19bは図示しない駆動装置によってガイドバー19aに沿
い進退出来るようになっている。 豆腐切断領域10cには、押込装置19によりパレット16
上から押し出される型出豆腐11を押出方向に案内する案
内板20が形成されている。案内板20の前端側には、これ
より押し出される型出豆腐11を角棒状に切断するカッタ
21が配置されており、このカッタ21は空気圧シリンダ22
によって案内板20の前端面を直角に横切る方向に往復動
されるようになっている。空気圧シリンダ22は、第3図
に示すように豆腐切断領域10cの水槽10外に設置される
もので、水槽10を水密に貫通するピストンロッド22aの
先端にはカッタ21の下端部がピストンロッド22aの長手
方向に傾動可能に枢着されている。そして、第5図に示
すようにカッタ21が実線で示す前端部に達した時、スト
ッパ23に衝合して矢印A方向へ傾倒し、またカッタ21が
2点鎖線で示す後退端に達した時、ストッパ24に衝合し
て矢印B方向へ傾倒し、これによりカッタ21の往復動作
で案内板20の前端から押し出される型出豆腐11を順次角
棒状に切断するようになっている。 案内板20の前端側には、角棒状に切断された豆腐11a
を分離して水平に持ち上げる昇降台25が配置されてい
る。この昇降台25は水槽10の下面に設置した空気圧シリ
ンダ26のピストンロッド26aに固定され、空気圧シリン
ダ26の進退動作で案内板20のレベルから角棒状豆腐11a
の厚さ寸法より僅かに小さい距離だけ昇降されるように
なっている。 27は角棒状に切断された豆腐11aを一丁分の豆腐11bに
切断し、パック配列間隔に分離する切断分離機構で、そ
の詳細な構成を第1図及び第2図について説明する。 切断分離機構27は、昇降台25により上昇されてくる角
棒状豆腐11a複数等分、例えば5等分に切断するカッタ2
81〜284と、このカッタ281〜284により切断された一丁
分の各豆腐11bを前,後側面から把持する豆腐把持機構2
91〜295とを備え、これら豆腐把持機構291〜295は支持
ブロック291a〜295aと、この支持ブロック291a〜295a上
に設置した豆腐把持用の空気圧シリンダ291b〜295bと、
この空気圧シリンダ291b〜295bにより動作される可動挾
持部材291c〜295cと、この可動挾持部材291c〜295cに対
向して支持ブロック291a〜295aに反対側に固着した固定
挾持部材291d〜295d(固定挾持部材291d〜295dは図示さ
れていないが、固定挾持部材291dと同様な配置関係にな
っている)とから構成されている。 また、カッタ281〜284は各豆腐把持機構291〜295の間
にそれぞれ配置されるもので、豆腐把持機構292〜295の
支持ブロック292a〜295aにガイド部材301〜304により上
下動可能に支持され、さらに豆腐把持用空気圧シリンダ
292b〜295b上に取り付けたカッタ操作用空気圧シリンダ
311〜314によって上下方向に動作できるようになってい
る。 このようにした豆腐把持機構の内、左端の豆腐把持機
構291は、昇降枠体35の下端部に水平にかつ平行に横架
した前,後一対のガイドロッド32,33に固定され、他の
豆腐把持機構292〜295の支持ブロック292a〜295aは前,
後ガイドロッド32,33にその長手方向に沿ってスライド
可能に支持されており、そして相隣接する各支持ブロッ
ク291a〜295a間は一定長さの連結ロッド341〜344によっ
て伸縮可能に連結されている。また、右端の支持ブロッ
ク295aは、後述する昇降枠体35に取り付けた伸縮操作用
の空気圧シリンダ36のピストンロッド36aに連結されて
いる。空気圧シリンダ36は豆腐把持機構291〜295を互い
に接触する角棒状豆腐切断状態と、パック12の配列ピッ
チに相当する状態に伸縮させるものである。 前記各豆腐把持機構を支持するガイドロッド32,33の
両端は昇降枠体35の下端部に横架固定されており、ま
た、昇降枠体35は移動架台37から垂下した左右のガイド
部材38,38に上下動可能に支持されている。移動台37上
には昇降用の空気圧シリンダ39が設置され、下方へ突き
出したピストンロッド39aは昇降枠体35に連結されてい
る。 移動架台37は水槽10の縁部上に立設した支持枠40の上
部に水平に敷設したレール41上に走行可能に載置され、
図示しないチェーン機構、その他の走行手段により第1
図の矢印X1,X2に示す前,後方向に走行できるようにな
っている。 水槽10の豆腐切断領域において、豆腐昇降台25の後段
には、第1図及び第3図に示すように昇降台25の上昇端
レベルに一致する案内部材42が配置されている。この案
内部材42は豆腐切断分離機構27で切断分離される豆腐11
bをコンベア設置領域10d方向へ案内するもので、その底
面には各カッタ281〜284の先端部が没入する複数のスリ
ット43が形成され、この各スリット43に対応カッタ281
〜284の先端部が没入されるまでカッタ281〜284を下降
させることにより、角棒状豆腐11bを一丁分に完全に切
断するようになっている。 第1図および第3図において、44はコンベア設置領域
10dを水槽10の長手方向に走行するパック移送コンベア
で、このコンベア44上にはパック供給位置45に設置され
る図示省略のパック供給装置からパック12が1個ずつ供
給されるようになっている。また、豆腐切断領域10cと
対向するコンベア設置領域10d内には、可動のコンベア
ガイド46が配置されており、このコンベアガイド46は、
支持部材47を介してコンベア昇降用空気圧シリンダ48の
ピストンロッド48aに連結されている。なお、Lは水槽1
0内の水面レベルを示す。 次に動作について説明する。 先ず水槽10内の豆腐型出領域10aにおいて、図示しな
い型箱から水中に取り出された型出豆腐11はガイドレー
ル17上にある空のパレット16内に収容され、間欠駆動さ
れるチェーン13a,13bの走行によりガイドレール17上を
豆腐押込装置へ移送される。パレット16が案内板20の挿
入口と対向する豆腐押込位置に達すると、パレット16の
移動が停止し、押込装置19が動作を開始する。 押込装置19が動作すると可動体19bが第1図の矢印C
に示す前方に移動され、同時に豆腐押し板19dも同一方
向に移動してパレット16上の型出豆腐11を案内板20上へ
押し込む。これにより型出豆腐11の先端部側が昇降台25
上に達し、その先端面が案内部材42の垂直壁42a(第1
図参照)に当接する段階となると、可動体19bの移動が
停止する。その後、空気圧シリンダ22が進出動作するこ
とにより、第5図の2点鎖線に示す状態のカッタ21が型
出豆腐11を角棒状に切断する。そして、カッタ21が進出
端に達した時、ストッパ23に係合して第5図の実線に示
す状態に反転される。 型出豆腐11がカッタ21の往動作で角棒状に切断される
と、空気圧シリンダ26が進出動作して昇降台25を案内部
材42と一致するレベルまで上昇させる。これに伴い、昇
降台25上の角棒状豆腐11aは、収縮状態におかれている
各豆腐把持機構291〜295の可動挾持部材291c〜295cと固
定挾持部材291d〜295dとの間に下方から押し込まれるた
め、角棒状豆腐11aは各豆腐把持機構291〜295間の各カ
ッタ281〜284により切断される。この時、各カッタ281
〜284は上昇端に位置しているため、第6図(a)に示
すように各カッタ281〜284の下端縁は昇降台25の表面か
ら僅かに離れており、従って角棒状豆腐11aは完全に切
断されない。なお、カッタ281〜284が第6図(a)に示
すように角棒状豆腐11aの途中まで切り込まれることに
より、角棒状豆腐11aが豆腐把持機構291〜295の配列方
向に移動するのを防止する。 昇降台24が上昇端に達すると、豆腐把持用空気圧シリ
ンダ291d〜295dが退入動作し、これにより切断途中の角
棒状豆腐11aを可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材2
91d〜295dとにより両側から挾持する。そして、移動架
台37が第1図の矢印X1に示す前方に移動を開始する。す
ると、豆腐切断分離機構27も同一方向に移動し、切断途
中の角棒状豆腐11aを昇降台25から案内部材42上に移行
させる。これにより、角棒状豆腐11aがスリット43の真
上まで移動されると、移動架台34の矢印X1方向の移動が
一旦停止する。その後、空気圧シリンダ311〜314を進出
動作させることにより、カッタ281〜284を、その先端縁
が対応スリット43内に差し込まれるまで下降させる(第
6図(b)参照)。これにより、角棒状豆腐11aは一丁
分の豆腐11bに完全に切断されることになる。一丁分の
豆腐に切断された後は、空気圧シリンダ311〜314を直ち
に退入動作させてカッタ281〜284を第6図(a)に示す
位置まで上昇させる。その後、再び移動架台37を矢印X1
方向へ移動し、一丁分の豆腐11bを挾持した各豆腐把持
機構291〜295を案内部材42外へ移動する。その後、移動
架台37を停止した状態または矢印X1方向へ移動させなが
ら伸縮操作用の空気圧シリンダ36を進出動作させること
により、連結ロッド341〜344でいもづる式に連結された
豆腐把持機構291〜295をガイドロッド32,33に沿って第
2図の矢印D方向に移動させる。これにより、各豆腐把
持機構291〜295で把持された豆腐11bは第3図に示すよ
うにコンベア44で移送されるパック12の移送ピッチに一
致する間隔に分離されることになる。この時、一丁分に
切断された各豆腐11bは、第7図に示すように対応する
可動挾持部材291c〜295cと固定挾持部材291d〜295dによ
り前側面と後側面とから挾持されていると共に、伸張方
向に移動される豆腐11bの側面はカッタ281〜284によっ
て支持されているため、水中移動時に豆腐11bの姿勢が
変化したり、落下したりすることがない。 第3図に示すように、パック12の移送ピッチ間隔に広
げられた豆腐11bがコンベア44の真上にくると、移動架
台37が停止し、次いでコンベア昇降用空気圧シリンダ48
が退入動作する。すると、コンベアガイド46が第1図の
矢印E方向に上昇し、パック12をコンベア44ごと同一方
向に上昇させて、一丁分の豆腐11bの可動,固定挾持部
材291c〜295c、291d〜295d下縁から突出した下部が対応
するパック12にそれぞれ挿入される。そして、各豆腐把
持機構291〜295の空気圧シリンダ291d〜295dを進出動作
させて、可動挾持部材291c〜295cを前進させ、一丁分の
豆腐11bに対する把持を開放すると共に、昇降用空気圧
シリンダ39を退入動作させて昇降枠体38を含む切断分離
機構27をコンベアガイド46の上昇動作に合わせて上昇さ
せる。これにより開放された各豆腐11bは重力によって
上昇する対応のパック12内に自動的に挿入されることに
なる。この時の豆腐11bのパック挿入動作は水面に近い
水中で行われる。 パック12への一丁分の豆腐11bの挿入が終了すると、
コンベア44は第3図の矢印F方向に一定量走行し、空の
パック12を豆腐切断領域10cに移動させ、次のパック詰
めに待機する。 また、切断豆腐11bを開放した各豆腐把持機構292〜29
5は空気圧シリンダ36の退入動作で第2図に示す収縮状
態に戻された後、移動架台37第1図の矢印X2方向に後端
まで移動することにより、切断分離機構27全体を昇降台
25の上方に位置させる。そして、空気圧シリンダ39を進
出動作させることにより、切断分離機構27を所定の位置
まで下降させ、次の豆腐切断動作に待機する。 なお、昇降台25は切断分離機構27が角棒状豆腐11aを
案内部材42上に移動した時点で元の位置に下降してお
り、これにより押込装置19が再び矢印C方向に所定量移
動し、型出豆腐11を昇降台25上に押し込む。そして、豆
腐切断用空気圧シリンダ22を後退動作させることによ
り、第5図の実線に示す状態にあるカッタ21で型出豆腐
11を角棒状に切断し、次の豆腐切断分離動作に待機す
る。 以下、同様にして上述した動作を繰り返すことによ
り、型出豆腐11を一丁分の豆腐11bに自動的に切断して
自動的にかつ連続してパック詰することができる。 上述のような本実施例にあっては、型出豆腐11から切
り出された角棒状豆腐11aを昇降台25の上昇動作で下方
から収縮状態にある各豆腐把持機構291〜295の可動挾持
部材291c〜295cと固定挾持部材291d〜295d間に押し込む
ことで一丁分の豆腐11bに切断して挾持し、さらにカッ
タ281〜284を動作させることで完全に切断した後、空気
圧シリンダ36により各豆腐把持機構291〜295を切断豆腐
挾持状態のままパック配列間隔に自動的に伸張分離して
パック移送コンベア44に支持したパック12上へ移送する
から、人手を要することなく安定した姿勢で正確に一丁
分の豆腐11bをパック12内へ自動挿入することができ、
従来のような豆腐破損の問題を解決し得るほか、豆腐の
パック詰の自動化を容易に実現できる。 また、上記実施例では、一丁分への豆腐切断を2工程
で行う場合について述べたが、角棒状豆腐11aを昇降台2
5で豆腐把持機構へ下方から押し込む時に一度で切断す
る方式としてもよい。
以上説明したように、請求項1の発明に係る豆腐のパ
ック詰装置は、大面積の型出豆腐を一丁分の豆腐に切断
してパック詰することが自動的にでき、とくに一丁分の
豆腐を前,後側面から開放可能にそれぞれ挾持する可
動,固定挾持部材を有する複数の豆腐把持機構と、パッ
クを一定間隔で搬送するパック移送コンベアを前記パッ
クと共に上昇させるコンベア昇降手段とを備えているこ
とで、次の効果が得られる。 すなわち、複数のパックを支持したパック移送コンベ
ア上に、複数の豆腐把持機構に把持した一丁分の豆腐を
それぞれ対応させ、昇降手段によって各パックをパック
移送コンベアと共に上昇させることで、一丁分の豆腐の
下部が対応するパックにそれぞれ挿入され、この状態で
各豆腐把持部材の可動挾持部材を前進させて一丁分の豆
腐を開放し、これらの豆腐の重力によって一丁分の豆腐
がパック内に安定した姿勢で入り、これによって一丁分
の豆腐を角部などが損傷することなく、正確にパック詰
できる。
ック詰装置は、大面積の型出豆腐を一丁分の豆腐に切断
してパック詰することが自動的にでき、とくに一丁分の
豆腐を前,後側面から開放可能にそれぞれ挾持する可
動,固定挾持部材を有する複数の豆腐把持機構と、パッ
クを一定間隔で搬送するパック移送コンベアを前記パッ
クと共に上昇させるコンベア昇降手段とを備えているこ
とで、次の効果が得られる。 すなわち、複数のパックを支持したパック移送コンベ
ア上に、複数の豆腐把持機構に把持した一丁分の豆腐を
それぞれ対応させ、昇降手段によって各パックをパック
移送コンベアと共に上昇させることで、一丁分の豆腐の
下部が対応するパックにそれぞれ挿入され、この状態で
各豆腐把持部材の可動挾持部材を前進させて一丁分の豆
腐を開放し、これらの豆腐の重力によって一丁分の豆腐
がパック内に安定した姿勢で入り、これによって一丁分
の豆腐を角部などが損傷することなく、正確にパック詰
できる。
第1図はこの発明の一実施例に係る豆腐切断装置を備え
た豆腐パック詰装置の全体を示す断面図、第2図は豆腐
切断装置の正面図、第3図は豆腐パック詰装置を概略を
示す平面図、第4図は第3図における型出豆腐搬送部の
断面図、第5図は型出豆腐を角棒状に切断するカッタ機
構の説明図、第6図(a),(b)は角棒状豆腐を一丁
分の豆腐に切断する動作説明図、第7図は切断豆腐の把
持,分離状態を示す説明図である。 10……水槽、11……型出豆腐、11a……角棒状豆腐、11b
……一丁分の豆腐、12……パック、25……昇降台、26…
…空気圧シリンダ、27……豆腐切断分離機構、281〜284
……カッタ、291〜295……豆腐把持機構、291c〜295c…
…可動挾持部材、291d〜295d……固定挾持部材、311〜3
14……カッタ操作用空気圧シリンダ、32,33……ガイド
ロッド、35……昇降枠体、37……移動架台、44……パッ
ク移送コンベア、48……コンベア昇降用空気圧シリン
ダ。
た豆腐パック詰装置の全体を示す断面図、第2図は豆腐
切断装置の正面図、第3図は豆腐パック詰装置を概略を
示す平面図、第4図は第3図における型出豆腐搬送部の
断面図、第5図は型出豆腐を角棒状に切断するカッタ機
構の説明図、第6図(a),(b)は角棒状豆腐を一丁
分の豆腐に切断する動作説明図、第7図は切断豆腐の把
持,分離状態を示す説明図である。 10……水槽、11……型出豆腐、11a……角棒状豆腐、11b
……一丁分の豆腐、12……パック、25……昇降台、26…
…空気圧シリンダ、27……豆腐切断分離機構、281〜284
……カッタ、291〜295……豆腐把持機構、291c〜295c…
…可動挾持部材、291d〜295d……固定挾持部材、311〜3
14……カッタ操作用空気圧シリンダ、32,33……ガイド
ロッド、35……昇降枠体、37……移動架台、44……パッ
ク移送コンベア、48……コンベア昇降用空気圧シリン
ダ。
Claims (1)
- 【請求項1】水槽と、水槽内の水中に昇降可能に設置さ
れていて型出豆腐から切り出された角棒状豆腐を上昇さ
せる昇降台と、前記水槽上に前記昇降台と水槽のコンベ
ア設置領域との間で往復動可能に設置された移動架台
と、この移動架台に上下動可能に取り付けた昇降枠体
と、この昇降枠体に水平移動可能に支持され前記昇降台
により上昇される各棒状豆腐を一丁分ずつ豆腐に切断す
ると共に一丁分の豆腐を前,後側面から開放可能にそれ
ぞれ挾持する可動,固定挾持部材を有する複数のカッタ
付き豆腐把持機構と、各豆腐把持機構を一丁分の豆腐が
把持された状態で所定の等間隔に分離し伸張する操作手
段と、前記水槽のコンベア設置領域に前記各豆腐把持機
構の分離伸張方向に走行可能に設置されパックを一定間
隔で搬送するパック移送コンベアと、分離伸張された各
豆腐把持機構が前記パック移送コンベア上に停止した位
置で各豆腐把持機構に対応するパックをパック移送コン
ベアと共に上昇させて各豆腐把持機構に把持された一丁
分の豆腐を対応するパック内に挿入するコンベア昇降手
段とを備えたことを特徴とする豆腐のパック詰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1281720A JP2575509B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 豆腐のパック詰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1281720A JP2575509B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 豆腐のパック詰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03143366A JPH03143366A (ja) | 1991-06-18 |
JP2575509B2 true JP2575509B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17643045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1281720A Expired - Lifetime JP2575509B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 豆腐のパック詰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575509B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06217728A (ja) * | 1993-01-26 | 1994-08-09 | Toofuaa:Kk | 絹ごし厚揚げ生地の製造装置 |
CN103507991B (zh) * | 2012-06-29 | 2017-06-09 | 株式会社高井制作所 | 豆腐的包装装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661233B2 (ja) * | 1985-09-30 | 1994-08-17 | 新栄機工株式会社 | 豆腐の切断及びパツク詰め装置 |
JPH0661234B2 (ja) * | 1989-10-27 | 1994-08-17 | 正文 ▲ます▼岡 | 豆腐切断装置 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1281720A patent/JP2575509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03143366A (ja) | 1991-06-18 |
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