JPH10283532A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各コラム毎の売上げデータを調査して、商品
の売れゆきを容易に調査することができる自動販売機を
提供する。 【解決手段】 自動販売機１０内部に設けられた操作ボ
ックス３４のＬＣＤ表示器４４に、売上げデータに基づ
くワースト商品またはベスト商品のコラム番号を順番に
表示するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近の
タバコ等の自動販売機は、販売する商品の種類が多くな
ってきているが、自動販売機に設けられるコラムの数に
は制限がある。そのため、自動販売機の管理者は、多数
ある商品の中から、自動販売機で販売するのに適した商
品を選択して、各コラムに収納して販売する必要があ
る。

【０００３】しかしながら、商品の種類が多いと、この
選択を誤って、あまり売れない商品をコラムに収納して
売上げが落ちるということがある。

【０００４】そのため、管理者は今までの経験や、自動
販売機に記憶されている各コラムの売上げ管理から売上
げ金額または売上げ個数を調査して、これら売上げ金額
や売上げ個数が少ないものを抽出して、その商品を次か
らはコラムに収納しないようにする必要がある。

【０００５】ところが、最近の自動販売機においては、
コラムの数も増えてきており、このような売上げデータ
の調査は非常に面倒なものとなる。

【０００６】一方、売れる商品については複数のコラム
に収納して、より売上げを増す必要があるが、どの商品
が一番の売上げかどうかを調査するにも、上記と同様に
売上げデータを調査する必要があり時間がかかる。

【０００７】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、容易
に各コラム毎の売上げデータを調査して、商品の売れゆ
きを調査することができる自動販売機を提供するもので
ある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機は、
商品を収納する複数のコラムを有し、前記各コラム毎に
コラム番号が設定された自動販売機において、前記各コ
ラム毎の売上げデータを記憶する記憶手段と、前記各コ
ラム毎の売上げデータを前記記憶手段から呼出して、前
記売上げデータに基づいて前記各コラム番号を一定の基
準によって並べる判断手段と、前記判断手段に並べた前
記コラム番号を表示する表示手段とよりなるものであ
る。

【０００９】この自動販売機においては、判断手段が売
上げデータに基づいて各コラム番号を一定の基準によっ
て並べ換える。例えば、売上げデータで値の低いものか
ら、すなわち、ワースト商品から順番に並べ変えること
ができる。そして、この並べ変えられたコラム番号を表
示手段によって表示することにより、容易に各コラムの
売上げデータを自動販売機の管理者は知ることができ
る。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例であるタ
バコの自動販売機１０について、図１〜図４に基づいて
説明する。

【００１１】図１は、本実施例の自動販売機１０の正面
図である。この自動販売機１０の正面には、販売するタ
バコのサンプル１２が並べられる陳列棚１４が設けら
れ、各サンプル１２の下部には商品選択ボタン１６が設
けられている。この商品選択ボタン１６の内部には、販
売可能ランプ１８が収納されている。

【００１２】陳列棚１４の右側には、デジタル式の金額
表示器２０、硬貨投入口２２、紙幣投入口２４及び返却
レバー２６が設けられている。陳列棚１４の下方には商
品取出口２８が設けられている。

【００１３】図２は、自動販売機１０のブロック図であ
る。

【００１４】自動販売機１０の制御を成す制御部３２
は、電源部３２、管理者が操作する操作ボックス３４、
ビルバリ３６、コインメック３８、返却レバー２６、金
額表示器２０が接続されている。また、各サンプル１２
毎に設けられたｎ個の選択ボタン１６と販売可能ランプ
１８が設けられている。

【００１５】一方、自動販売機１０の内部には、ｎ個の
コラムが設けられ、各コラム毎に商品の搬送装置４０及
びコラムの商品の売切れ状態を検出する売切れ検出装置
４２が設けられている。そして、これら搬送装置４０、
売切れ検出装置４２が制御部３０に接続されている。

【００１６】なお、制御部３０が、各コラム毎の売上げ
個数を知るのは、各コラム毎に設けられた商品の搬送装
置４０が何回動いたかで判断し、売上げ金額は、この搬
送装置４０の動作回数と、各コラム毎に設定されている
金額を積算したものを売上げ金額とする。そして、制御
部３０は、その内部に設けられているメモリーに、各コ
ラム毎の売上げ個数や売上げ金額を記憶しておく。

【００１７】図３は、操作ボックス３４の正面図であ
る。

【００１８】この操作ボックス３４の上部にはＬＣＤ表
示器４４とこの操作ボックス３４を操作するための複数
のキー４６が設けられている。

【００１９】上記構成の自動販売機１０において、管理
者がこの自動販売機１０において販売された商品の売上
げデータを調査する場合について図４のフローチャート
に基づいて説明する。

【００２０】ステップ１において、操作ボックス３４に
おける商品の解析キーをＯＮ状態にし、ステップ２に進
む。

【００２１】ステップ２において、売上げ金額でデータ
をとるか、売上げ個数でデータを取るかを選択して、操
作ボックス３４にある売上げ金額キーか売上げ個数キー
のどちらかを選択する。そしてステップ３に進む。

【００２２】ステップ３において、売上げの上位を占め
る商品（以下、ベスト商品という）か、売上げが低い商
品（以下、ワースト商品という）のどちらを選択するか
を操作ボックス３４におけるベストキーかワーストキー
かで選択する。そして、ステップ４に進む。

【００２３】ステップ４において、ベスト商品またはワ
ースト商品の何位までを表示するかを、操作ボックス３
４のテンキーから入力する。例えば，ワースト商品ｗｏ
位まで表示するとする。そして、ステップ５に進む。

【００２４】ステップ５において、操作ボックス３４の
ＬＣＤ表示器４４に、ワースト商品を収納したコラムに
対応するコラム番号を順番に表示する。例えば、図３に
おいては、コラム番号が１１、１３、１、３、５の順番
で売上げワースト５となっている。そして、ステップ６
に進む。

【００２５】ステップ６においては、自動販売機１０の
前面にある選択ボタン１６に収納されている販売可能ラ
ンプ１８のうち、ステップ５で表示したワースト商品に
対応する選択ボタン１６の販売可能ランプ１８を点灯さ
せる。そして、ステップ７に進む。

【００２６】ステップ６における販売可能ランプ１８の
点灯だけではその対象のコラムが何位かが不明であるた
め、管理者が対象コラムの選択ボタン１６をＯＮ状態に
する。ＯＮ状態にしなければステップ９に進み、ＯＮ状
態にすればステップ８に進む。

【００２７】ステップ８において、選択ボタン１６がＯ
Ｎ状態になった対象コラムの順位、例えば、４位の場合
には、「４」を金額表示器２０に表示し、ステップ７に
戻る。

【００２８】ステップ９において、操作ボックス３４に
おける終了キーを押して終了し、終了しなければステッ
プ７に戻る。

【００２９】上記構成の自動販売機１０においては、ベ
スト商品もしくはワースト商品のコラム番号をＬＣＤ表
示器４４に表示するため、管理者は容易に売上げデータ
の内容を把握することができる。

【００３０】また、それに加えてベスト商品またはワー
スト商品に対応する販売可能ランプ１８を点灯させ、そ
れに対応する選択ボタン１６を押せば金額表示器２０に
その商品が何位であるかを表示することができるため、
自動販売機１０の正面においても容易に売上げデータの
内容を把握することができる。

【００３１】

【発明の効果】以上により本発明の自動販売機である
と、売上げデータに基づいて容易にベスト商品またはワ
ースト商品のコラム番号を知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す自動販売機の正面図で
ある。

【図２】同じくブロック図である。

【図３】操作ボックスの正面図である。

【図４】売上げデータを調査するときのフローチャート
である。

【符号の説明】

１０ 自動販売機 １６ 選択ボタン １８ 販売可能ランプ ２０ 金額表示器 ３０ 制御部 ３４ 操作ボックス ４４ ＬＣＤ表示器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品を収納する複数のコラムを有し、前記
   各コラム毎にコラム番号が設定された自動販売機におい
   て、 前記各コラム毎の売上げデータを記憶する記憶手段と、 前記各コラム毎の売上げデータを前記記憶手段から呼出
   して、前記売上げデータに基づいて前記各コラム番号を
   一定の基準によって並べる判断手段と、 前記判断手段に並べた前記コラム番号を表示する表示手
   段とよりなることを特徴とする自動販売機。