JPH1028302A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両

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JPH1028302A
JPH1028302A JP18089696A JP18089696A JPH1028302A JP H1028302 A JPH1028302 A JP H1028302A JP 18089696 A JP18089696 A JP 18089696A JP 18089696 A JP18089696 A JP 18089696A JP H1028302 A JPH1028302 A JP H1028302A
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祐志 畑
Tsuyoshi Mikami
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    • B60W20/50Control strategies for responding to system failures, e.g. for fault diagnosis, failsafe operation or limp mode
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    • B60W2510/24Energy storage means
    • B60W2510/242Energy storage means for electrical energy
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60W2530/00Input parameters relating to vehicle conditions or values, not covered by groups B60W2510/00 or B60W2520/00
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンおよび電動モータを動力源として備
えているハイブリッド車両において、それ等のエネルギ
ー源が無くなって走行不能になることを未然に防止す
る。 【解決手段】 ガソリン残量Gおよびバッテリ残量Eを
それぞれ検出するとともに、バッテリ残量Eをガソリン
残量GEに換算しガソリン残量Gに加算し、その総ガソ
リン残量GI(=G+GE)をインジケータに表示す
る。また、走行可能距離に大きく影響するガソリン残量
Gが少なくなった場合には、走行距離が長くなるように
エンジンおよび電動モータの作動モードを強制的に変更
するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイブリッド車両に
係り、特に、エンジンや電動モータのエネルギー源が無
くなって走行不能になることを未然に防止する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料の燃焼エネルギーによって作動する
エンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを
車両走行時の動力源として備えているハイブリッド車両
が、例えば特開平7−67208号公報等に記載されて
いる。このようなハイブリッド車両においては、例えば
運転状態に応じてエンジンと電動モータとを使い分けて
走行することにより、所定の走行性能を維持しつつ燃料
消費量や排出ガス量を低減できる。具体的には、エンジ
ンのみを動力源として走行するエンジン走行モード、電
動モータのみを動力源として走行するモータ走行モー
ド、エンジンおよび電動モータの両方を動力源として走
行するエンジン+モータ走行モードなど、エンジンおよ
び電動モータの作動状態が異なる複数の走行モードを備
えており、車速(または動力源回転数)およびアクセル
操作量などの運転状態をパラメータとする動力源マップ
等の予め定められたモード切換条件に従って自動的に切
り換えられるようになっているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のハイブリッド車両においては、一方のエネルギー
源が無くなると、それを使う一方の動力源が作動不能に
なるため、他方の動力源が作動可能であっても、その一
方の動力源で走行する一部の運転領域で走行不能とな
り、他方のエネルギー源が残っていても走行できなくな
る可能性があった。また、エンジンのエネルギー源とし
てガソリン等が存在する一方、電動モータのエネルギー
源としてバッテリ等が存在するが、それ等の残量が別々
に表示されるだけでは、残りのエネルギー源で走行可能
な距離などを正確に把握することが難しかった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、エンジンおよび電動
モータを動力源として備えているハイブリッド車両にお
いて、それ等のエネルギー源が無くなって走行可能な距
離が短くなることを未然に防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、燃料の燃焼エネルギーで作動するエ
ンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車
両走行時の動力源として備えているハイブリッド車両に
おいて、(a) 前記エンジンおよび前記電動モータの総エ
ネルギー源残量あるいはエンジンのエネルギー源残量が
予め定められた所定値以下になったか否かを判断する残
量判断手段と、(b) その残量判断手段によって前記総エ
ネルギー源残量あるいはエンジンのエネルギー源残量が
所定値以下になったと判断された場合には、前記エンジ
ンおよび前記電動モータの作動状態を走行距離が長くな
る走行距離増モードに切り換えるモード切換手段とを有
することを特徴とする。
【0006】第2発明は、燃料の燃焼エネルギーで作動
するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータ
とを車両走行時の動力源として備えているハイブリッド
車両において、(a) 前記エンジンおよび前記電動モータ
の総エネルギー源残量あるいはエンジンのエネルギー源
残量が予め定められた所定値以下になったか否かを判断
する残量判断手段と、(b) その残量判断手段によって前
記総エネルギー源残量あるいはエンジンのエネルギー源
残量が所定値以下になったと判断された場合には、前記
エンジンおよび前記電動モータの作動状態を走行距離が
長くなる走行距離増モードに切り換えるようにインジケ
ートするインジケート手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】第3発明は、燃料の燃焼エネルギーで作動
するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータ
とを車両走行時の動力源として備えているハイブリッド
車両において、前記エンジンのエネルギー源残量と前記
電動モータのエネルギー源残量とを合計した総エネルギ
ー源残量を統一した指標で表示する総エネルギー源残量
表示手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】第1発明のハイブリッド車両において
は、総エネルギー源残量或いはエンジンのエネルギー源
残量が所定値以下になると、エンジンおよび電動モータ
の作動状態が走行距離増モードに切り換えられるため、
エネルギー源残量が少なくなったことが運転者によって
容易に認識されるとともに、残りのエネルギー源での走
行距離が長くなるため、目的地やエネルギー源の補給地
等まで走行できる可能性が高くなる。例えば、一方のエ
ネルギー源が無くなった場合には、他方のエネルギー源
で作動する他方の動力源を用いて走行するモードに切り
換えることにより、その他方のエネルギー源を有効に使
って走行することが可能になる。
【0009】第2発明では、インジケート手段により走
行距離増モードに切り換えるようにインジケートされる
ため、例えば目的地やエネルギー源の補給地までの距離
が短い場合など、走行距離増モードとする必要がない場
合は通常モードを選択できるなど、走行条件などに応じ
てより適切な走行モードで走行できる。
【0010】第3発明では、エンジンのエネルギー源残
量と電動モータのエネルギー源残量とを合計した総エネ
ルギー源残量が統一した指標で表示されるため、その残
りのエネルギー源で走行可能な距離等の把握が容易にな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】ここで、本発明は、例えばクラッ
チにより動力伝達を接続、遮断することによって動力源
を切り換える切換タイプや、遊星歯車装置などの合成、
分配機構によってエンジンおよび電動モータの出力を合
成したり分配したりするミックスタイプなど、エンジン
と電動モータとを車両走行時の動力源として備えている
種々のタイプのハイブリッド車両に適用され得る。電動
モータを駆動輪毎に配設することも可能である。
【0012】また、エンジンおよび電動モータの作動状
態が異なる複数の走行モードを備えており、車速(また
は動力源回転数)およびアクセル操作量などの運転状態
をパラメータとする動力源マップ等の予め定められたモ
ード切換条件に従って自動的に切り換えられるようにな
っていることが望ましい。
【0013】また、残量判断手段は、基本的には総エネ
ルギー源残量で判断することが望ましく、エンジンのエ
ネルギー源残量と電動モータのエネルギー源残量は、第
3発明のように統一した指標で把握することが望まし
い。
【0014】走行距離増モードは、一般には山道等の高
負荷走行では電動モータでは走行不能となる場合がある
ためエンジンを用いて走行するように設定することが望
ましく、平坦路等の低負荷走行では電動モータを用いて
走行するように設定することが望ましいなど、走行条件
やエンジンの出力特性、電動モータの出力特性等によっ
て種々異なる。GPS等のナビゲーションシステムを利
用して道路情報を取り込めば、最小燃費走行を行うよう
に動力源を自動的に逐次切り換えて走行することができ
るが、複数の走行モードを設定しておいて運転者が走行
条件等に応じて選択できるようにしておくことも可能で
ある。また、例えばエンジンおよび電動モータの何れか
一方のエネルギー源残量が0となった場合には、他方の
動力源のみを使って走行するモードが設定されるように
することもできる。
【0015】第3発明の総エネルギー源残量表示手段
は、例えば電動モータのエネルギー源残量をエンジンの
エネルギー源残量に換算し、l(リットル)等の体積を
単位として表示するように構成されるが、単位エネルギ
ー源当たりの走行距離の移動平均などから、残りのエネ
ルギー源で走行可能な距離を求めて、km等の走行距離
を単位として表示することも可能である。また、単に体
積や距離等の単位を統一するだけでなく、車速をパラメ
ータとして例えば「・・・km/hで走行すると・・・
km走行できます。」などのように表示することも可能
である。
【0016】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイ
ブリッド車両のハイブリッド駆動装置10の骨子図であ
る。このハイブリッド駆動装置10はFR(フロントエ
ンジン・リヤドライブ)車両用のもので、燃料の燃焼エ
ネルギーで作動するエンジン(本実施例ではガソリンエ
ンジン)12と、電気エネルギーで作動する電動モータ
および発電機として機能するモータジェネレータ14
と、シングルピニオン型の遊星歯車装置16と、自動変
速機18とを車両の前後方向に沿って備えており、出力
軸19から図示しないプロペラシャフトや差動装置など
を介して左右の駆動輪(後輪)へ動力を伝達する。遊星
歯車装置16は機械的に力を合成分配する合成分配機構
で、モータジェネレータ14と共に電気式トルコン24
を構成しており、そのリングギヤ16rは第1クラッチ
CE1 を介してエンジン12に連結され、サンギヤ16
sはモータジェネレータ14のロータ軸14rに連結さ
れ、キャリア16cは自動変速機18のインプットシャ
フト26に連結されている。また、サンギヤ16sおよ
びキャリア16cは第2クラッチCE2 によって連結さ
れるようになっている。なお、エンジン12の出力は、
回転変動やトルク変動を抑制するためのフライホイール
28およびスプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ
装置30を介して第1クラッチCE1 に伝達される。第
1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 は、何れも
油圧アクチュエータによって係合、解放される摩擦式の
多板クラッチである。
【0017】自動変速機18は、前置式オーバードライ
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。具
体的には、副変速機20はシングルピニオン型の遊星歯
車装置32と、油圧アクチュエータによって摩擦係合さ
せられる油圧式のクラッチC0 、ブレーキB0 と、一方
向クラッチF0 とを備えて構成されている。主変速機2
2は、3組のシングルピニオン型の遊星歯車装置34、
36、38と、油圧アクチュエータによって摩擦係合さ
せられる油圧式のクラッチC1 , C2 、ブレーキB1
2 ,B3 ,B4 と、一方向クラッチF 1 ,F2 とを備
えて構成されている。そして、図2に示されているソレ
ノイドバルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧
回路44が切り換えられたり、シフト操作手段としての
シフトレバー40に機械的に連結されたマニュアルシフ
トバルブによって油圧回路44が機械的に切り換えられ
たりすることにより、係合手段であるクラッチC0 ,C
1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B4がそ
れぞれ係合、解放制御され、図3に示されているように
ニュートラル(N)と前進5段(1st〜5th)、後
進1段(Rev)の各変速段が成立させられる。なお、
上記自動変速機18や前記電気式トルコン24は、中心
線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線
の下半分が省略されている。
【0018】図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッ
チの欄の「○」は係合、「●」はシフトレバー40がエ
ンジンブレーキレンジ、すなわち「3」、「2」、また
は「L」レンジ、或いは「DM(ダイレクトモード)」
レンジへ操作された場合に係合、そして、空欄は非係合
を表している。その場合に、ニュートラルN、後進変速
段Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバ
ー40に機械的に連結されたマニュアルシフトバルブに
よって油圧回路44が機械的に切り換えられることによ
って成立させられ、シフトレバー40がD(前進)レン
ジへ操作された場合の1st〜5thの相互間の変速や
DMレンジでのエンジンブレーキの有無はソレノイドバ
ルブSL1〜SL4によって電気的に制御される。ま
た、前進変速段の変速比は1st(第1変速段)から5
th(第5変速段)となるに従って段階的に小さくな
り、4thの変速比i4 =1(直結)である。図3に示
されている変速比は一例である。
【0019】シフトレバー40は、図8に示すように
「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニ
ュートラル)」、「D(ドライブ)」、「DM(ダイレ
クトモード)」、「4」、「3」、「2」、「L」の計
9つの操作レンジへ操作することが可能で、このうち図
の上下方向(車両前後方向)に位置する6つの操作位置
に対応してマニュアルシフトバルブは移動させられ、そ
の6つの操作位置はシフトポジションセンサ46によっ
て検知される。「DM」レンジは、前記5つの前進変速
段(エンジンブレーキ作動)を手動で切換操作できるレ
ンジで、「DM」レンジへ操作されたことはダイレクト
モードスイッチ41(図2参照)によって検出されるよ
うになっている。「DM」レンジでは、前後方向(図の
上下方向)へシフトレバー40を操作することが可能
で、「DM」レンジでのそのシフトレバー40の前後操
作が+スイッチ42および−スイッチ43によって検出
されるとともに、自動変速機18は+スイッチ42の操
作回数に応じてアップシフトされ、−スイッチ43の操
作回数に応じてダウンシフトされる。
【0020】油圧回路44は図4に示す回路を備えてい
る。図4において符号70は1−2シフトバルブを示
し、符号71は2−3シフトバルブを示し、符号72は
3−4シフトバルブを示している。これらのシフトバル
ブ70、71、72の各ポートの各変速段での連通状態
は、それぞれのシフトバルブ70、71、72の下側に
示している通りである。なお、その数字は各変速段を示
す。
【0021】2−3シフトバルブ71のポートのうち第
1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通する
ブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を
介して接続されている。この油路にはオリフィス76が
介装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB
3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。この
ダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧P
Lが急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝
作用を行うものである。
【0022】符号78はB−3コントロールバルブであ
って、第3ブレーキB3 の係合圧を制御するようになっ
ている。すなわち、このB−3コントロールバルブ78
は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介装
したスプリング81とを備えており、スプール79によ
って開閉される入力ポート82に油路75が接続され、
またこの入力ポート82に選択的に連通させられる出力
ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。さら
にこの出力ポート83は、スプール79の先端側に形成
したフィードバックポート84に接続されている。一
方、上記スプリング81を配置した箇所に開口するポー
ト85には、2−3シフトバルブ71のポートのうち第
3変速段以上の変速段でDレンジ圧(ライン圧PL)を
出力するポート86が油路87を介して連通させられて
いる。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポ
ート88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続さ
れ、信号圧PSLU が作用させられるようになっている。
したがって、B−3コントロールバルブ78は、スプリ
ング81の弾性力とポート85に供給される油圧とによ
って調圧レベルが設定され、且つ制御ポート88に供給
される信号圧PSLU が高いほどスプリング81による弾
性力が大きくなるように構成されている。
【0023】図4における符号89は、2−3タイミン
グバルブであって、この2−3タイミングバルブ89
は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成したス
プール90と第1のプランジャ91とこれらの間に配置
したスプリング92とスプール90を挟んで第1のプラ
ンジャ91とは反対側に配置された第2のプランジャ9
3とを有している。2−3タイミングバルブ89の中間
部のポート94に油路95が接続され、また、この油路
95は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速
段以上の変速段でブレーキポート74に連通させられる
ポート96に接続されている。油路95は途中で分岐し
て、前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポー
ト97にオリフィスを介して接続されており、上記ポー
ト94に選択的に連通させられるポート98は油路99
を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されてい
る。そして、第1のプランジャ91の端部に開口してい
るポートにリニアソレノイドバルブSLUが接続され、
また第2のプランジャ93の端部に開口するポートに第
2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続されている。
【0024】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。また、この油路87から
分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧す
る場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス1
04が介装され、この油路103は以下に説明するオリ
フィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0025】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より
図での上側に形成したポート109は、ドレインポート
に選択的に連通させられるポートであって、このポート
109には、油路110を介して前記B−3コントロー
ルバルブ78のポート111が接続されている。尚、こ
のポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出
力ポート83に選択的に連通させられるポートである。
【0026】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続
されている。このポート114は、第3変速段以下の変
速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、
また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブ
SL4の信号圧を出力するポートである。さらに、この
オリフィスコントロールバルブ105には、前記油路9
5から分岐した油路115が接続されており、この油路
115を選択的にドレインポートに連通させるようにな
っている。
【0027】なお、前記2−3シフトバルブ71におい
て第2変速段以下の変速段でDレンジ圧を出力するポー
ト116が、前記2−3タイミングバルブ89のうちス
プリング92を配置した箇所に開口するポート117に
油路118を介して接続されている。また、3−4シフ
トバルブ72のうち第3変速段以下の変速段で前記油路
87に連通させられるポート119が油路120を介し
てソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
【0028】符号121は第2ブレーキB2 用のアキュ
ームレータを示し、その背圧室にはリニアソレノイドバ
ルブSLNが出力する信号圧PSLN に応じて調圧された
アキュームレータコントロール圧Pacが供給されるよう
になっている。2→3変速時に前記2−3シフトバルブ
71が切り換えられると、第2ブレーキB2 には油路8
7を介してDレンジ圧(ライン圧PL)が供給される
が、このライン圧PLによってアキュムレータ121の
ピストン121pが上昇を開始する。このピストン12
1pが上昇している間は、ブレーキB2 に供給される油
圧(係合圧)PB2は、スプリング121sの下向きの付
勢力およびピストン121pを下向きに付勢する上記ア
キュムレータコントロール圧Pacと釣り合う略一定、厳
密にはスプリング121sの圧縮変形に伴って漸増させ
られ、ピストン121pが上昇端に達するとライン圧P
Lまで上昇させられる。すなわち、ピストン121pが
移動する変速過渡時の係合圧PB2は、アキュムレータコ
ントロール圧Pacによって定まるのである。
【0029】アキュムレータコントロール圧Pacは、第
3変速段成立時に係合制御される上記第2ブレーキB2
用のアキュムレータ121の他、図示は省略するが第1
変速段成立時に係合制御されるクラッチC1 用のアキュ
ムレータ、第4変速段成立時に係合制御されるクラッチ
2 用のアキュムレータ、第5変速段成立時に係合制御
されるブレーキB0 用のアキュムレータにも供給され、
それ等の係合・解放時の過渡油圧が制御される。
【0030】図4の符号122はC−0エキゾーストバ
ルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキ
ュームレータを示している。C−0エキゾーストバルブ
122は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジ
ンブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させる
ように動作するものである。
【0031】このような油圧回路44によれば、第2変
速段から第3変速段への変速、すなわち第3ブレーキB
3 を解放すると共に第2ブレーキB2 を係合する所謂ク
ラッチツウクラッチ変速において、入力軸26の入力ト
ルクなどに基づいて第3ブレーキB3 の解放過渡油圧や
第2ブレーキB2 の係合過渡油圧を制御することによ
り、変速ショックを好適に軽減することができる。その
他の変速についても、リニアソレノイドバルブSLNの
デューティ制御によってアキュムレータコントロール圧
acを調圧することにより、クラッチC1 、C2 やブレ
ーキB0 の過渡油圧が制御される。
【0032】ハイブリッド駆動装置10は、図2に示さ
れるようにハイブリッド制御用コントローラ50及び自
動変速制御用コントローラ52を備えている。これらの
コントローラ50、52は、CPUやRAM、ROM等
を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、アク
セル操作量センサ62、車速センサ63、インプットシ
ャフト回転数センサ64からそれぞれアクセル操作量θ
AC、車速V(自動変速機18の出力軸19の回転数NO
に対応)、自動変速機18の入力軸26の回転数NI
表す信号が供給される他、エンジントルクTE やモータ
トルクTM 、エンジン回転数NE 、モータ回転数NM
蓄電装置58の蓄電量SOC、ブレーキのON、OF
F、シフトレバー40の操作レンジなどに関する情報
が、種々の検出手段などから供給されるようになってお
り、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行
う。アクセル操作量θACは、アクセルペダルなど運転者
により出力要求量に応じて操作されるアクセル操作手段
48の操作量である。なお、エンジントルクTE はスロ
ットル弁開度や燃料噴射量などから求められ、モータト
ルクTM はモータ電流などから求められ、蓄電量SOC
はモータジェネレータ14がジェネレータとして機能す
る充電時のモータ電流や充電効率などから求められる。
【0033】前記エンジン12は、ハイブリッド制御用
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、アクセル操
作量θAC等の運転状態に応じて出力が制御される。モー
タジェネレータ14は、図5に示すようにM/G制御器
(インバータ)56を介してバッテリー等の蓄電装置5
8に接続されており、ハイブリッド制御用コントローラ
50により、その蓄電装置58から電気エネルギーが供
給されて所定のトルクで回転駆動される回転駆動状態
と、回生制動(モータジェネレータ14自体の電気的な
制動トルク)によりジェネレータとして機能して蓄電装
置58に電気エネルギーを充電する充電状態と、ロータ
軸14rが自由回転することを許容する無負荷状態とに
切り換えられる。また、前記第1クラッチCE1 及び第
2クラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ
50により電磁弁等を介して油圧回路44が切り換えら
れることにより、係合或いは解放状態が切り換えられ
る。自動変速機18は、自動変速制御用コントローラ5
2によって前記ソレノイドバルブSL1〜SL4、リニ
アソレノイドバルブSLU、SLT、SLNの励磁状態
が制御され、油圧回路44が切り換えられたり油圧制御
が行われたりすることにより、運転状態(例えばアクセ
ル操作量θACおよび車速Vなど)に応じて予め設定され
た変速パターンに従って変速段が自動的に切り換えられ
る。
【0034】上記ハイブリッド制御用コントローラ50
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図6に示すフローチ
ャートに従って図7に示す9つの走行モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。
【0035】図6において、ステップS1ではエンジン
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否か等によって判断し、始動要求があればステップS
2でモード9を選択する。モード9は、図7から明らか
なように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2ク
ラッチCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ1
4により遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転
駆動すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行
ってエンジン12を始動する。このモード9は、車両停
止時には前記自動変速機18をニュートラルにして行わ
れ、モード1のように第1クラッチCE1 を解放したモ
ータジェネレータ14のみを動力源とする走行時には、
第1クラッチCE1 を係合すると共に走行に必要な要求
出力以上の出力でモータジェネレータ14を作動させ、
その要求出力以上の余裕出力でエンジン12を回転駆動
することによって行われる。また、車両走行時であって
も、一時的に自動変速機18をニュートラルにしてモー
ド9を実行することも可能である。
【0036】ステップS1の判断が否定された場合、す
なわちエンジン始動要求がない場合には、ステップS3
を実行することにより、制動力の要求があるか否かを、
例えばブレーキがONか否か、シフトレバー40の操作
レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ或いはD
Mレンジで、且つアクセル操作量θACが0か否か、或い
は単にアクセル操作量θACが0か否か、等によって判断
する。この判断が肯定された場合にはステップS4を実
行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電量SO
Cが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判断し、
SOC≧BであればステップS5でモード8を選択し、
SOC<BであればステップS6でモード6を選択す
る。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギーを
充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装置5
8の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の値が
設定される。
【0037】上記ステップS5で選択されるモード8
は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転やポンプ作用による制動力、すなわちエン
ジンブレーキが車両に作用させられ、運転者によるブレ
ーキ操作が軽減されて運転操作が容易になる。また、モ
ータジェネレータ14は無負荷状態とされ、自由回転さ
せられるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大とな
って充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0038】ステップS6で選択されるモード6は、図
7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。また、第1クラッ
チCE1 が解放されてエンジン12が遮断されているた
め、そのエンジン12の回転抵抗によるエネルギー損失
がないとともに、蓄電量SOCが最大蓄電量Bより少な
い場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOC
が過大となって充放電効率等の性能を損なうことがな
い。
【0039】ステップS3の判断が否定された場合、す
なわち制動力の要求がない場合にはステップS7を実行
し、エンジン発進が要求されているか否かを、例えばモ
ード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停
止時か否か、すなわち車速V≒0か否か等によって判断
する。この判断が肯定された場合には、ステップS8に
おいてアクセルがONか否か、すなわちアクセル操作量
θACが略零の所定値より大きいか否かを判断し、アクセ
ルONの場合にはステップS9でモード5を選択し、ア
クセルがONでなければステップS10でモード7を選
択する。
【0040】上記ステップS9で選択されるモード5
は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14
の回生制動トルクを制御することにより、車両を発進さ
せるものである。具体的に説明すると、遊星歯車装置1
6のギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星
歯車装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:
(1+ρE ):ρE となるため、例えばギヤ比ρEを一
般的な値である0.5程度とすると、エンジントルクT
E の半分のトルクをモータジェネレータ14が分担する
ことにより、エンジントルクTE の約1.5倍のトルク
がキャリア16cから出力される。すなわち、モータジ
ェネレータ14のトルクの(1+ρE )/ρE 倍の高ト
ルク発進を行うことができるのである。また、モータ電
流を遮断してモータジェネレータ14を無負荷状態とす
れば、ロータ軸14rが逆回転させられるだけでキャリ
ア16cからの出力は0となり、車両停止状態となる。
すなわち、この場合の遊星歯車装置16は発進クラッチ
およびトルク増幅装置として機能するのであり、モータ
トルク(回生制動トルク)TM を0から徐々に増大させ
て反力を大きくすることにより、エンジントルクTE
(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑らかに発進させ
ることができるのである。
【0041】ここで、本実施例では、エンジン12の最
大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレー
タ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型
で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、
装置が小型で且つ安価に構成される。また、本実施例で
はモータトルクTM の増大に対応して、スロットル弁開
度や燃料噴射量を増大させてエンジン12の出力を大き
くするようになっており、反力の増大に伴うエンジン回
転数NE の低下に起因するエンジンストール等を防止し
ている。
【0042】ステップS10で選択されるモード7は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18のインプッ
トシャフト26に対する出力が零となる。これにより、
モード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両
停止時に一々エンジン12を停止させる必要がないとと
もに、前記モード5のエンジン発進が実質的に可能とな
る。
【0043】ステップS7の判断が否定された場合、す
なわちエンジン発進の要求がない場合にはステップS1
1を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1判定値
P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走行抵抗
を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作量θAC
やその変化速度、車速V(出力回転数NO )、自動変速
機18の変速段などに基づいて、予め定められたデータ
マップや演算式などにより算出される。また、第1判定
値P1はエンジン12のみを動力源として走行する中負
荷領域とモータジェネレータ14のみを動力源として走
行する低負荷領域の境界値であり、エンジン12による
充電時を含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量
や燃料消費量などができるだけ少なくなるように実験等
によって定められている。
【0044】ステップS11の判断が肯定された場合、
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最
低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであればス
テップS13でモード1を選択する一方、SOC<Aで
あればステップS14でモード3を選択する。最低蓄電
量Aはモータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に蓄電装置58から電気エネルギーを取り出すこと
が許容される最低の蓄電量であり、蓄電装置58の充放
電効率などに基づいて例えば70%程度の値が設定され
る。
【0045】上記モード1は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を走行させる。この場合も、第1クラッチCE1
解放されてエンジン12が遮断されるため、前記モード
6と同様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適
当に変速制御することにより効率の良いモータ駆動制御
が可能である。また、このモード1は、要求出力Pdが
第1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の
蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できる
とともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A
より低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0046】ステップS14で選択されるモード3は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
【0047】ステップS11の判断が否定された場合、
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より大きい場合
には、ステップS15において、要求出力Pdが第1判
定値P1より大きく第2判定値P2より小さいか否か、
すなわちP1<Pd<P2か否かを判断する。第2判定
値P2は、エンジン12のみを動力源として走行する中
負荷領域とエンジン12およびモータジェネレータ14
の両方を動力源として走行する高負荷領域の境界値であ
り、エンジン12による充電時を含めたエネルギー効率
を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができるだけ
少なくなるように実験等によって予め定められている。
そして、P1<Pd<P2であればステップS16でS
OC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはステッ
プS17でモード2を選択し、SOC<Aの場合には前
記ステップS14でモード3を選択する。また、Pd≧
P2であればステップS18でSOC≧Aか否かを判断
し、SOC≧Aの場合にはステップS19でモード4を
選択し、SOC<Aの場合にはステップS17でモード
2を選択する。
【0048】上記モード2は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。また、モード4は、第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回転駆動する
もので、エンジン12およびモータジェネレータ14の
両方を動力源として車両を高出力走行させる。このモー
ド4は、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負荷領
域で実行されるが、エンジン12およびモータジェネレ
ータ14を併用しているため、エンジン12およびモー
タジェネレータ14の何れか一方のみを動力源として走
行する場合に比較してエネルギー効率が著しく損なわれ
ることがなく、燃費や排出ガスを低減できる。また、蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより低
下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0049】上記モード1〜4の運転条件についてまと
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。また、SOC<Aの場合に
は、要求出力Pdが第2判定値P2より小さい中低負荷
領域でステップS14のモード3を実行することにより
蓄電装置58を充電するが、要求出力Pdが第2判定値
P2以上の高負荷領域ではステップS17でモード2が
選択され、充電を行うことなくエンジン12により高出
力走行が行われる。
【0050】ステップS17のモード2は、P1<Pd
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。また、高
負荷領域では、モータジェネレータ14およびエンジン
12を併用して走行するモード4が望ましいが、蓄電装
置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより小さい場合に
は、上記モード2によるエンジン12のみを動力源とす
る運転が行われることにより、蓄電装置58の蓄電量S
OCが最低蓄電量Aよりも少なくなって充放電効率等の
性能を損なうことが回避される。
【0051】ハイブリッド制御用コントローラ50には
また、図5に示すようにインジケータ制御コンピュータ
66が接続されている。インジケータ制御コンピュータ
66はCPUやRAM、ROM等を備えており、ハイブ
リッド制御用コントローラ50から供給される蓄電量S
OCに関する情報、およびフューエルセンダ68から供
給されるガソリン残量Gに関する情報に基づいて、例え
ば図9に示すフローチャートに従って信号処理を行うこ
とにより、エンジン12のエネルギー源残量であるガソ
リン残量Gおよびモータジェネレータ14のエネルギー
源残量であるバッテリ残量Eを合わせた総エネルギー源
残量を、統一した指標でインジケータ67に表示する。
フューエルセンダ68は、例えばガソリンタンク内に配
置されて音波等でガソリン残量Gを検出するものであ
り、インジケータ67は、例えばインストルメントパネ
ル等に配置される。図9の各ステップに従って信号処理
を行うインジケータ制御コンピュータ66およびインジ
ケータ67を含んで請求項3の総エネルギー源残量表示
手段が構成されている。
【0052】図9のステップSA1−1では各種の信号
の読込み処理などを行い、ステップSA1−2ではフュ
ーエルセンダ68からの信号に基づいてガソリン残量G
を例えばリットルを単位として検出する。ステップSA
1−3では、蓄電量SOCからモータジェネレータ14
を動力源として走行可能なバッテリ残量Eを検出し、ス
テップSA1−4では、そのバッテリ残量Eを予め定め
られたデータマップや演算式などに従ってガソリン残量
GE(単位リットル)に換算する。これは、蓄電装置5
8やモータジェネレータ14、エンジン12のエネルギ
ー変換効率などを考慮して、例えばバッテリ残量Eで走
行可能な距離と同じ距離をエンジン12を動力源として
走行する場合に必要なガソリン量に換算するなどして行
われる。そして、ステップSA1−5で、それ等のガソ
リン残量GとGEとを加算することにより総ガソリン残
量GI(単位リットル)を求め、ステップSA1−6で
その総ガソリン残量GIを総エネルギー源残量としてイ
ンジケータ67に表示する。
【0053】このように、本実施例のハイブリッド車両
は、エンジン12のエネルギー源残量であるガソリン残
量Gと、モータジェネレータ14のエネルギー源残量で
あるバッテリ残量Eとを、統一した指標すなわち単位
(リットル)で合計し、そのガソリン残量GIをインジ
ケータ67に表示するようになっているため、残りのエ
ネルギー源で走行可能な距離等の把握が容易になる。
【0054】なお、上例ではバッテリ残量Eをガソリン
残量GEに換算し、総ガソリン残量GIを総エネルギー
源残量として表示するようになっていたが、例えば図1
0に示すように総走行可能距離M(単位kmなど)を総
エネルギー源残量として表示するようにすることもでき
る。すなわち、ステップSA2−3でガソリン残量Gを
走行可能距離MGに換算するとともに、ステップSA2
−5でバッテリ残量Eを走行可能距離MEに換算し、ス
テップSA2−6でそれ等を合計して総走行可能距離M
(=MG+ME)を求め、ステップSA2−7でその総
走行可能距離Mをインジケータ67に表示するのであ
る。走行可能距離MG、MEは走行条件によって異なる
が、例えば現在の走行状態(例えば数十分程度等の移動
平均など)を継続した場合の走行可能距離として求めた
り、車速をパラメータとして求めたりすれば良い。車速
をパラメータとして求めた場合は、インジケータ67に
もその車速を表示することが望ましい。
【0055】一方、前記ハイブリッド制御用コントロー
ラ50にはまた、燃費モード切換スイッチ65(図2参
照)から走行距離増モードに切り換えるための信号が供
給されるようになっており、前記図6のモード切換制御
に優先して図11に示すフローチャートに従って走行モ
ードを切り換えるようになっている。燃費モード切換ス
イッチ65は選択操作手段に相当するもので、ガソリン
残量Gが所定値αより少なくなった場合に選択操作可能
(アクティブ)となり、ナビゲーションシステム等のエ
レクトロマルチビジョンに表示されるとともに、タッチ
センサによって選択信号を出力する。また、この燃費モ
ード切換スイッチ65によって選択できる走行距離増モ
ードとしては、エンジン12のみを動力源として走行す
るエンジン走行モード(図7のモード2)、モータジェ
ネレータ14のみを動力源として走行するモータ走行モ
ード(図7のモード1)、およびGPS等のナビゲーシ
ョンシステムを利用して道路情報を取り込み、走行負荷
に応じて最小燃費走行を行うように動力源を自動的に逐
次切り換えるオートモードが設定されており、運転者に
よって任意に選択できる。ハイブリッド制御用コントロ
ーラ50による一連の信号処理のうち図11のステップ
SD3を実行する部分は残量判断手段に相当し、ステッ
プSD8およびSD9を実行する部分はモード切換手段
に相当する。
【0056】図11において、ステップSD1では各種
の信号の読込み処理などを行い、ステップSD2では、
総エネルギー源残量としてフューエルセンダ68からの
信号に基づいてガソリン残量Gを検出する。総エネルギ
ー源残量としては、前記図9、図10のようにバッテリ
残量Eを加算する必要がある。
【0057】ステップSD3では、ガソリン残量Gが所
定値α以上か否かを判断し、G≧αであればステップS
D12でフラグFを「0」として一連の処理を終了する
が、G<αの場合はステップSD4以下を実行する。所
定値αは、最寄りのエネルギー源補給地(ガソリンスタ
ンド等)まで走行することが難しくなる量で、例えば5
〜10(リットル)程度等に設定される。ステップSD
4ではフラグFが「1」か否かを判断し、F=1の場合
はステップSD8以下を実行するが、最初の実行時には
F=0であるためステップSD5以下を実行する。ステ
ップSD5では、ガソリン残量Gが少なくなったことを
ウォーニングランプの点灯等によって表示し、ステップ
SD6では、ナビゲーションシステム等のエレクトロマ
ルチビジョンに燃費モード切換スイッチ65を表示す
る。また、ステップSD7でフラグFを「1」とし、こ
れにより次回のサイクルではステップSD4の判断がY
ESとなってステップSD8以下が実行される。なお、
上記燃費モード切換スイッチ65はインストルメントパ
ネル等に外付けされても良いが、通常は選択操作不能状
態(ノットアクティブ)にしておくことが望ましい。上
記ステップSD6は、請求項2のインジケート手段に相
当する。
【0058】ステップSD8では、燃費モード切換スイ
ッチ65によって3つの走行距離増モードのうちの何れ
かが選択操作されたか否かを判断し、選択操作された場
合には、ステップSD9でその選択された走行距離増モ
ードに強制的に切り換える。走行距離増モードとしてモ
ータジェネレータ14のみを動力源として走行するモー
タ走行モード(図7のモード1)が選択された場合は、
蓄電量SOCが前記最低蓄電量A以下になった場合な
ど、必要に応じてエンジン12により蓄電装置58を充
電することになる。ステップSD10では、前記ステッ
プSD5で行われたガソリン残量Gが少なくなった旨の
表示を中止し、ステップSD11では、燃費モード切換
スイッチ65を選択操作不能状態に戻す。なお、ガソリ
ン残量Gが少なくなった旨の表示は、G≧αとなるまで
継続するようにしても良いし、燃費モード切換スイッチ
65は、途中で走行距離増モードを変更できるようにG
≧αとなるまで選択操作可能状態を継続するようにして
も良い。
【0059】このように、ガソリン残量Gが所定値αよ
り少なくなると、ウォーニングランプの点灯等によって
その旨が表示されるため、エネルギー源残量が少なくな
ったことが運転者によって容易に認識されるとともに、
燃費モード切換スイッチ65の選択操作で走行距離増モ
ードに切り換えられると、残りのエネルギー源での走行
距離が長くなるため、目的地やエネルギー源の補給地等
まで走行できる可能性が高くなる。
【0060】また、本実施例ではインジケート手段とし
てのステップSD6で燃費モード切換スイッチ65がア
クティブとされ、運転者の意思で走行距離増モードが選
択された場合に、走行距離増モードに切り換えるように
なっているため、例えば目的地やエネルギー源の補給地
までの距離が短い場合など、走行距離増モードとする必
要がない場合は図6で選択される通常モードで走行でき
るなど、走行条件などに応じてより適切な走行モードで
走行できる。
【0061】特に、本実施例では、燃費モード切換スイ
ッチ65によって選択できる走行距離増モードとして、
エンジン走行モード、モータ走行モード、およびオート
モードの3つのモードが設定されているため、走行条件
等に応じて一層適切な走行モードを選択できる利点があ
る。なお、図13、図14、図15の充電中止や充電削
減モード、充電増大モードを走行距離増モードとして設
定しておくことも可能である。
【0062】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
12は、上記図11のフローチャートの替わりに実行さ
れるもので、ステップSB3を実行する部分は残量判断
手段に相当し、ステップSB5を実行する部分はモード
切換手段に相当する。
【0063】ステップSB1では各種の信号の読込み処
理などを行い、ステップSB2ではフューエルセンダ6
8からの信号に基づいてガソリン残量Gを検出する。ス
テップSB3では、ガソリン残量Gが略0か否かを判断
し、G≒0の場合にはステップSB4で蓄電量SOCが
所定値C以上か否かを判断する。所定値Cは、前記最低
蓄電量Aよりも十分に小さい略0の値であり、SOC≧
CであればステップSB5以下を実行するが、SOC<
Cの場合は、ステップSB8でエネルギー源がエンプテ
ィであることをインストルメントパネル等に表示すると
ともに、ステップSB9でエンジン12およびモータジ
ェネレータ14を共に作動停止する。
【0064】ステップSB5では、モータジェネレータ
14のみを動力源として走行するモータ走行モード(図
7のモード1)に強制的に切り換える。ガソリン残量G
が略0であるため、エンジン12を動力源として走行す
ることは不可能であり、前記図6の判断ではエンジン走
行モード(モード2)となる運転領域でもモータジェネ
レータ14を動力源として走行するのであり、この場合
のモータ走行モードは走行距離増モードに相当する。ま
た、ステップSB6ではガソリンがエンプティであるこ
とをインストルメントパネル等に表示し、ステップSB
7ではモータ走行モードである旨をインストルメントパ
ネル等に表示する。
【0065】この実施例では、ガソリンが無くなった場
合に、総ての運転領域でモータジェネレータ14のみを
動力源として走行するため、図6におけるエンジン走行
モードの運転領域で走行不能になる恐れがないととも
に、蓄電量SOCが略0の所定値Cになるまで走行でき
るため、目的地やエネルギー源の補給地等まで走行でき
る可能性が高くなる。
【0066】図13は、ガソリン残量Gが少なくなった
場合、すなわちG<αとなった場合(ステップSC1−
3がNO)に、ステップSC1−4でエンジン12によ
る蓄電装置58の充電(モード3)を中止し、残りのガ
ソリンを総てエンジン12を動力源とする車両の走行に
使用することにより、エンジン12による走行距離を延
ばすようにしたもので、前記図6においてモード3が選
択されるステップS14でモード2が実行される。すな
わち、この実施例はモータジェネレータ14よりもエン
ジン12の方が最大出力が大きく、モータジェネレータ
14では走行不能の場合でもエンジン12で走行できる
場合があるため、エンジン12による走行距離をできる
だけ延ばすようにしたのであり、負荷が大きい山道等の
走行条件下で特に効果的である。ステップSC1−3を
実行する部分は残量判断手段に相当し、ステップSC1
−4を実行する部分はモード切換手段に相当し、エンジ
ン12による蓄電装置58の充電を中止することが走行
距離増モードに相当する。なお、ステップSC1−5で
は、充電走行が中止された走行距離増モードであること
がインストルメントパネル等に表示される。
【0067】図14のステップSC2−1〜SC2−
3、SC2−5は、それぞれ図13のステップSC1−
1〜SC1−3、SC1−5と同じであるが、ステップ
SC2−4では、図6における最低蓄電量Aを低下させ
て充電モード(モード3)を削減する。すなわち、図1
3のステップSC1−4ではエンジン12による蓄電装
置58の充電が完全に中止されるが、この場合は、充電
を行う蓄電量SOCのレベル(最低蓄電量A)を例えば
20%等まで引き下げることにより、実質的に充電機会
を少なくして、残りのガソリンができるだけエンジン1
2による走行に使われるようにしたのである。ステップ
SC2−4を実行する部分はモード切換手段に相当し、
最低蓄電量Aを引き下げて図6の各ステップを実行する
充電削減モードは走行距離増モードに相当する。
【0068】図15のステップSC3−1〜SC3−
3、SC3−5は、それぞれ図13のステップSC1−
1〜SC1−3、SC1−5と同じであるが、ステップ
SC3−4では、図6における最低蓄電量Aを引き上げ
て充電モード(モード3)を増大する。すなわち、この
実施例は低負荷ではモータジェネレータ14を動力源と
するモータ走行の方がエンジン走行よりも走行距離が長
くなる場合で、残りのガソリンをできるだけ蓄電装置5
8の充電に使って蓄電量SOCを多くするのであり、負
荷が小さい平坦路等の走行条件下で特に効果的である。
ステップSC3−4を実行する部分はモード切換手段に
相当し、最低蓄電量Aを引き上げて図6の各ステップを
実行する充電増大モードは走行距離増モードに相当す
る。
【0069】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0070】例えば、前記実施例では後進1段および前
進5段の変速段を有する自動変速機18が用いられてい
たが、図16に示すように前記副変速機20を省略して
主変速機22のみから成る自動変速機60を採用し、図
17に示すように前進4段および後進1段で変速制御を
行うようにすることもできる。
【0071】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハイブリッド車両のハ
イブリッド駆動装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動装置が備えている制御
系統を説明する図である。
【図3】図1の自動変速機の各変速段を成立させる係合
要素の作動を説明する図である。
【図4】図1の自動変速機が備えている油圧回路の一部
を示す図である。
【図5】図2のハイブリッド制御用コントローラと電気
式トルコン等との接続関係を説明する図である。
【図6】図1のハイブリッド駆動装置の基本的な作動を
説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける各モード1〜9
の作動状態を説明する図である。
【図8】シフトレバーの操作パターンの一例を示す図で
ある。
【図9】請求項3に記載の発明の一実施例を説明するフ
ローチャートである。
【図10】図9のフローチャートに替えて用いられるフ
ローチャートの一例を示す図である。
【図11】請求項2に記載の発明の一実施例を説明する
フローチャートである。
【図12】請求項1に記載の発明の一実施例を説明する
フローチャートである。
【図13】請求項1に記載の発明の別の実施例を説明す
るフローチャートである。
【図14】請求項1に記載の発明の更に別の実施例を説
明するフローチャートである。
【図15】請求項1に記載の発明の更に別の実施例を説
明するフローチャートである。
【図16】本発明が好適に適用されるハイブリッド車両
のハイブリッド駆動装置の別の例を説明する骨子図であ
る。
【図17】図16の自動変速機の各変速段を成立させる
係合要素の作動を説明する図である。
【符号の説明】
12:エンジン 14:モータジェネレータ(電動モータ) 50:ハイブリッド制御用コントローラ 66:インジケータ制御コンピュータ(総エネルギー源
残量表示手段) 67:インジケータ(総エネルギー源残量表示手段) ステップSB3、SC1−3、SC2−3、SC3−
3、SD3:残量判断手段 ステップSB5、SC1−4、SC2−4、SC3−
4、SD8、SD9:モード切換手段 ステップSD6:インジケート手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 祐志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三上 強 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の燃焼エネルギーで作動するエンジ
    ンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走
    行時の動力源として備えているハイブリッド車両におい
    て、 前記エンジンおよび前記電動モータの総エネルギー源残
    量あるいは該エンジンのエネルギー源残量が予め定めら
    れた所定値以下になったか否かを判断する残量判断手段
    と、 該残量判断手段によって前記総エネルギー源残量あるい
    は前記エンジンのエネルギー源残量が所定値以下になっ
    たと判断された場合には、前記エンジンおよび前記電動
    モータの作動状態を走行距離が長くなる走行距離増モー
    ドに切り換えるモード切換手段とを有することを特徴と
    するハイブリッド車両。
  2. 【請求項2】 燃料の燃焼エネルギーで作動するエンジ
    ンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走
    行時の動力源として備えているハイブリッド車両におい
    て、 前記エンジンおよび前記電動モータの総エネルギー源残
    量あるいは該エンジンのエネルギー源残量が予め定めら
    れた所定値以下になったか否かを判断する残量判断手段
    と、 該残量判断手段によって前記総エネルギー源残量あるい
    は前記エンジンのエネルギー源残量が所定値以下になっ
    たと判断された場合には、前記エンジンおよび前記電動
    モータの作動状態を走行距離が長くなる走行距離増モー
    ドに切り換えるようにインジケートするインジケート手
    段とを有することを特徴とするハイブリッド車両。
  3. 【請求項3】 燃料の燃焼エネルギーで作動するエンジ
    ンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走
    行時の動力源として備えているハイブリッド車両におい
    て、 前記エンジンのエネルギー源残量と前記電動モータのエ
    ネルギー源残量とを合計した総エネルギー源残量を統一
    した指標で表示する総エネルギー源残量表示手段を有す
    ることを特徴とするハイブリッド車両。
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