JP2008162346A - 動力出力装置およびその制御方法並びに車両 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法並びに車両 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関に供給する燃料が少なくなったときに更に燃費を向上させる。
【解決手段】エコスイッチ信号ESWがオンされているときに燃料タンクの燃料残量Qfがもうじきガス欠になる閾値Qref未満に至ったときには(S150)、エコスイッチ信号ESWがオフされているときやエコスイッチ信号ESWがオンされていても燃料残量Qfが閾値Qref以上のときに用いられる通常時の充放電要求パワー設定用マップよりバッテリを充電し難い燃費優先の充放電要求パワー設定用マップを用いて充放電要求パワーPb*を設定し(S160)、これを用いてエンジンや二つのモータを制御する。これにより、バッテリの充放電によるロスを小さくして、燃費の向上を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、動力出力装置およびその制御方法並びに車両に関に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、前輪に動力を出力するための内燃機関および前輪用電動機と、後輪に動力を出力可能な後輪用電動機とを備えるハイブリッド車両において、内燃機関の燃料が尽きたときに後輪用電動機の力行を禁止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車両では、上述のように制御することにより、燃料が欠乏したときに、前輪には制動力、後輪には駆動力というように、トルクの向きが相反して車両が不自然な挙動をしたり、動力伝達系に急激なトルク変動が生じたりすることを防止している。
特開2002−204503号公報
内燃機関に供給する燃料が少なくなったときに上述の車両のように、車両が不自然な挙動をしたり、動力伝達系に急激なトルク変動が生じたりしないように対処することも重要な課題であるが、燃費を更に向上させることにより、燃料切れによる駆動の停止をより遅くすることも重要な課題の一つと考えられる。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに車両は、内燃機関に供給する燃料が少なくなったときに更に燃費を優先するか否かを選択できるようにすることを目的の一つとする。また、本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに車両は、内燃機関に供給する燃料が少なくなったときに更に燃費を向上させることを目的の一つとする。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びに車両は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
前記駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、
前記内燃機関からの動力を用いて発電可能な発電手段と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
前記発電手段および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、
燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチと、
前記内燃機関に供給する燃料の残量を検出する燃料残量検出手段と、
前記燃費優先指示スイッチがオフのとき及び前記燃費優先指示スイッチがオンのときでも前記検出された燃料の残量が所定量以上のときには前記蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて前記蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定し、前記燃費優先指示スイッチがオンのときに前記検出された燃料の残量が前記所定量未満のときには前記蓄電手段の状態と前記第1の関係より前記蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて前記目標充放電電力を設定する目標充放電電力設定手段と、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記設定された目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチがオフのときや燃費優先指示スイッチがオンのときでも内燃機関に供給する燃料の残量が所定量以上のときには蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定すると共に設定した目標充放電電力により蓄電手段が充放電されると共に駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電手段と電動機とを制御し、燃費優先指示スイッチがオンのときに燃料の残量が所定量未満のときには蓄電手段の状態と第1の関係より蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて目標充放電電力を設定すると共に設定した目標充放電電力により蓄電手段が充放電されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電手段と電動機とを制御する。即ち、燃費優先指示スイッチがオンのときに燃料の残量が所定量未満のときには蓄電手段の充電を抑制するのである。このように、蓄電手段の充電を抑制すると、蓄電手段から放電可能な電力量が減少する分だけ動力出力装置の動特性は低下するが、蓄電手段を充放電する電力を小さくした分だけ充放電の損失が小さくなるから、その分だけ燃費の向上を図ることができる。しかも、燃費優先指示スイッチを操作するだけで、若干の動特性の低下を伴っても燃費を優先するか、燃費の更なる向上より良好な動特性を維持するかを選択することができる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記第1の関係は、前記蓄電手段から放電可能な電力量が満充電の際の電力量に対する割合である電力量割合が第1の割合以上のときには前記蓄電手段を放電する電力を前記目標充放電電力とすると共に前記電力量割合が前記第1の割合未満のときには前記蓄電手段を充電する電力を前記目標充放電電力とする関係であり、前記第2の関係は、前記電力量割合が前記第1の割合より小さな第2の割合以上のときには前記蓄電手段を放電する電力を前記目標充放電電力とすると共に前記電力量割合が前記第2の割合未満のときには前記蓄電手段を充電する電力を前記目標充放電電力とする関係である、ものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記制御手段は、前記設定された要求駆動力を前記駆動軸に出力するのに要する駆動要求パワーと前記蓄電手段を前記目標充放電電力により充放電するのに要する充放電パワーとの和に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標出力パワーを設定すると共に前記内燃機関から前記目標出力パワーが効率よく出力される制約に基づいて該内燃機関の目標運転ポイントを設定し、前記内燃機関が設定された目標運転ポイントで運転されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。
さらに、本発明の動力出力装置において、前記発電手段は、前記駆動軸に接続されると共に該駆動軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記駆動軸と前記出力軸とに動力を入出力する手段であるものとすることもできる。この場合、前記発電手段は、前記駆動軸と前記出力軸と回転軸との3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、前記駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、前記内燃機関からの動力を用いて発電可能な発電手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電手段および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチと、前記内燃機関に供給する燃料の残量を検出する燃料残量検出手段と、前記燃費優先指示スイッチがオフのとき及び前記燃費優先指示スイッチがオンのときでも前記検出された燃料の残量が所定量以上のときには前記蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて前記蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定し、前記燃費優先指示スイッチがオンのときに前記検出された燃料の残量が前記所定量未満のときには前記蓄電手段の状態と前記第1の関係より前記蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて前記目標充放電電力を設定する目標充放電電力設定手段と、前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記設定された目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する制御手段と、を備える動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載するから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、蓄電手段から放電可能な電力量が減少する分だけ動力出力装置の動特性は低下するものの蓄電手段を充放電する電力を小さくした分だけ充放電の損失が小さくなるから、その分だけ燃費の向上を図ることができる効果や、燃費優先指示スイッチを操作するだけで、若干の動特性の低下を伴っても燃費を優先するか、燃費の更なる向上より良好な動特性を維持するかを選択することができる効果、などと同様な効果を奏することができる。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、前記内燃機関からの動力を用いて発電可能な発電手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電手段および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチと、を備える動力出力装置の制御方法であって、
前記燃費優先指示スイッチがオフのとき及び前記燃費優先指示スイッチがオンのときでも前記内燃機関に供給する燃料の残量が所定量以上のときには前記蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて前記蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定すると共に該設定した目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御し、前記燃費優先指示スイッチがオンのときに前記燃料の残量が前記所定量未満のときには前記蓄電手段の状態と前記第1の関係より前記蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて前記目標充放電電力を設定すると共に該設定した目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の動力出力装置の制御方法では、燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチがオフのときや燃費優先指示スイッチがオンのときでも内燃機関に供給する燃料の残量が所定量以上のときには蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定すると共に設定した目標充放電電力により蓄電手段が充放電されると共に駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電手段と電動機とを制御し、燃費優先指示スイッチがオンのときに燃料の残量が所定量未満のときには蓄電手段の状態と第1の関係より蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて目標充放電電力を設定すると共に設定した目標充放電電力により蓄電手段が充放電されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電手段と電動機とを制御する。即ち、燃費優先指示スイッチがオンのときに燃料の残量が所定量未満のときには蓄電手段の充電を抑制するのである。このように、蓄電手段の充電を抑制すると、蓄電手段から放電可能な電力量が減少する分だけ動力出力装置の動特性は低下するが、蓄電手段を充放電する電力を小さくした分だけ充放電の損失が小さくなるから、その分だけ燃費の向上を図ることができる。しかも、燃費優先指示スイッチを操作するだけで、若干の動特性の低下を伴っても燃費を優先するか、燃費の更なる向上より良好な動特性を維持するかを選択することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、燃料タンク21からのガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も計算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、温度センサ51により検出されたバッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいてバッテリ50を充放電してもよい許容最大充放電電力としての入出力制限Win,Woutも演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,燃費優先を指示するエコスイッチ89からのエコスイッチ信号ESW,燃料タンク21に取り付けられて燃料タンク21における燃料の残量を検出する燃料残量センサ21aからの燃料残量Qfなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にエコスイッチ89のオンオフ状態と燃料タンク21の燃料残量Qfが少なくなったときの動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,燃料残量センサ21aからの燃料残量Qf,バッテリ50の残容量(SOC),入出力制限Win,Woutやエコスイッチ信号ESWなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。また、バッテリ50の残容量(SOC)や入出力制限Win,Woutは、充放電電流の積算値に基づいて演算された残容量(SOC)やこの残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいて演算されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータと入力すると、入力したエコスイッチ信号ESWを調べ(ステップS110)、エコスイッチ信号ESWがオフのときには、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクRe*とからなる目標運転ポイントを設定するために用いる実行用動作ラインとして通常時の動作ラインを設定すると共に(ステップS120)、入力したバッテリ50の残容量(SOC)と通常時の充放電要求パワー設定用マップとを用いてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*を設定する(ステップS130)。通常時の動作ラインの一例を図3に、通常時の充放電要求パワー設定用マップの一例を図4に示す。通常時の動作ラインは、実施例では、図3に示すように、振動や異音が生じる低回転高トルクの領域を除いてエンジン22を効率よく運転することができる運転ポイントを連続させたものとして設定されている。なお、エンジン22の目標運転ポイントの設定については後述する。通常時の充放電要求パワー設定用マップは、実施例では、バッテリ50の残容量(SOC)が閾値S1(例えば、60%など)より大きいときに放電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定し、残容量(SOC)が閾値S1より小さいときに充電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定するものとして設定されている。
続いて、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共に設定した要求トルクTr*と充放電要求パワーPb*とに基づいてとエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定する(ステップS170)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものから充放電要求パワーPb*を減じると共にこれにロスLossを加えて計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
そして、設定した要求パワーPe*と設定した実行用動作ラインとに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS180)。目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、図3に例示する通常時の動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点として求めることができる。
次に、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS190)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図6に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
こうしてモータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS200)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS210)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値としてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS220)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図6の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS230)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ステップS110でエコスイッチ信号ESWがオンと判定されたときには、燃費優先の動作ラインを実行用動作ラインとして設定する(ステップS140)。図7に燃費優先の動作ラインの一例を示す。燃費優先の動作ラインは、実施例では、振動や異音が生じる低回転高トルクの領域でもエンジン22を効率よく運転することができる運転ポイントを連続させたものとして設定されている。したがって、燃費優先の動作ラインは、低回転高トルクの領域以外は図3の通常時の動作ラインに一致する。このように、燃費優先の動作ラインは、振動や異音が生じるものの通常時の動作ラインよりエンジン22を効率よく運転することができるものとなる。こうした燃費優先の動作ラインを用いてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*を設定することにより、通常時の動作ラインを用いる場合に比して、燃費の向上を図ることができる。
こうして燃費優先の動作ラインを実行用動作ラインとして設定すると、燃料タンク21の燃料残量Qfが閾値Qref以上であるか否かを判定し(ステップS150)、燃料残量Qfが閾値Qref以上のときには、バッテリ50の残容量(SOC)と図4に例示した通常時の充放電要求パワー設定用マップとを用いて充放電要求パワーPb*を設定し(ステップS130)、通常時の充放電要求パワー設定用マップを用いて設定された充放電要求パワーPb*と燃費優先の動作ラインとを用いて要求トルクTr*やエンジン要求パワーPe*を設定すると共にエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*やモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信する処理(ステップS170〜S230)を実行して、本ルーチンを終了する。ここで、閾値Qrefは、もうじきガス欠となる値として設定されるものであり、燃料タンク21の全容量の10%や5%、或いは、10リットルなどの値を用いることができる。
一方、燃料タンク21の燃料残量Qfが閾値Qref未満のときには、バッテリ50の残容量(SOC)と燃費優先の充放電要求パワー設定用マップとを用いて充放電要求パワーPb*を設定し(ステップS160)、この燃費優先の充放電要求パワー設定用マップを用いて設定された充放電要求パワーPb*と燃費優先の動作ラインとを用いて要求トルクTr*やエンジン要求パワーPe*を設定すると共にエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*やモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信する処理(ステップS170〜S230)を実行して、本ルーチンを終了する。燃費優先の充放電要求パワー設定用マップの一例を図8に示す。図示するように、燃費優先の充放電要求パワー設定用マップは、バッテリ50の残容量(SOC)が通常時の充放電要求パワー設定用マップにおける閾値S1より小さな閾値S2(例えば、40%など)より大きいときに放電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定し、残容量(SOC)が閾値S2より小さいときに充電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定するものとして設定されている。この燃費優先の充放電要求パワー設定用マップは、通常時の充放電要求パワー設定用マップに比して、バッテリ50を充電し難いものと考えることができる。このように、バッテリ50を充電し難くすることにより、バッテリ50の充放電によるロスを小さくして、燃費の向上を図ることができるのである。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エコスイッチ信号ESWがオンされているときに燃料タンク21の燃料残量Qfがもうじきガス欠になる閾値Qref未満に至ったときには、エコスイッチ信号ESWがオフされているときやエコスイッチ信号ESWがオンされていても燃料残量Qfが閾値Qref以上のときに用いられる通常時の充放電要求パワー設定用マップよりバッテリ50を充電し難い燃費優先の充放電要求パワー設定用マップを用いて充放電要求パワーPb*を設定し、これを用いてエンジン22やモータMG1,MG2を制御するから、通常時の充放電要求パワー設定用マップを用いて充放電要求パワーPb*を設定して制御する場合に比して、バッテリ50の充放電によるロスを小さくして、燃費の向上を図ることができる。したがって、エコスイッチ89を操作するだけで燃料残量Qfが少なくなったときに更に燃費を優先するか否かを選択できるようにすることができる。しかも、エコスイッチ信号ESWがオンされているときには、燃費優先の動作ラインを実行用動作ラインとして用いてエンジン22やモータMG1,MG2を制御するから、通常時の動作ラインを用いて制御する場合に比して、振動や異音が生じるものの燃費を向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、燃費優先の充放電要求パワー設定用マップとして、バッテリ50の残容量(SOC)が通常時の充放電要求パワー設定用マップにおける閾値S1より小さな閾値S2より大きいときに放電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定し、残容量(SOC)が閾値S2より小さいときに充電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定するものとしたが、燃費優先の充放電要求パワー設定用マップは、通常時の充放電要求パワー設定用マップよりバッテリ50を充電し難いものであればよいから、バッテリ50の残容量(SOC)が通常時の充放電要求パワー設定用マップと同様に閾値S1より大きいときに放電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定し、残容量(SOC)が閾値S1より小さいときに通常時の充放電要求パワー設定用マップにより設定される充電用の電力より小さな充電用の電力に相当するパワーを充放電要求パワーPb*として設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図9における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22と、動力分配統合機構30と、二つのモータMG1,MG2と、二つのモータMG1,MG2と電力のやりとりを行なうバッテリ50とにより構成するものとしたが、図11の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にクラッチCを介して接続されると共に駆動輪63a,63bに接続された変速機330と、変速機330の入力軸に動力を出力する発電可能なモータMGと、モータMG2と電力をやりとりするバッテリ50とにより構成するものとしてもよい。この場合、モータMGが発電手段と電動機とを兼ねるものとなる。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される動力出力装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた動力出力装置の形態としても構わない。さらに、こうした動力出力装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、動力分配統合機構30とモータMG1とが「発電手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、エコスイッチ89が「燃費優先指示スイッチ」に相当し、燃料残量センサ21aが「燃料残量検出手段」に相当し、エコスイッチ信号ESWがオフのときやエコスイッチ信号ESWがオンのときでも燃料残量Qfが閾値Qref以上のときにはバッテリ50の残容量(SOC)と通常時の充放電要求パワー設定用マップとに基づいて充放電要求パワーPb*を設定し、エコスイッチ信号ESWがオンされているときに燃料タンク21の燃料残量Qfが閾値Qref未満のときにはバッテリ50の残容量(SOC)と通常時の充放電要求パワー設定用マップよりバッテリ50を充電し難い燃費優先の充放電要求パワー設定用マップとに基づいて充放電要求パワーPb*を設定する図2の駆動制御ルーチンのS110,S130,S150,S160の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「目標充放電電力設定手段」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定する図2の駆動制御ルーチンのS170の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求駆動力設定手段」に相当し、要求トルクTr*と充放電要求パワーPb*を用いてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信する図2の駆動制御ルーチンのS170〜S230の処理を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信してエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*を受信してモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「制御手段」に相当する。また、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当する。なお、対ロータ電動機230やモータMGも「発電手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素を燃料として動力を出力する内燃機関など、如何なる内燃機関としてもよい。「発電手段」としては、動力分配統合機構30とモータMG1とからなるものや対ロータ電動機230或いはモータMGに限定されるものではなく、内燃機関からの動力を用いて発電可能なものであればいかなるものであっても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池などのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど発電手段や電動機と電力のやり取りが可能であれば、如何なるものとしても構わない。「燃費優先指示スイッチ」としては、エコスイッチ89に限定されるものではなく、燃費優先を指示するものであれば、如何なるスイッチであっても構わない。「燃料残量検出手段」としては、燃料残量センサ21aに限定されるものではなく、内燃機関に供給する燃料の残量を検出することができるものであれば、如何なる手法により検出するものであっても構わない。「目標充放電電力設定手段」としては、エコスイッチ信号ESWがオフのときやエコスイッチ信号ESWがオンのときでも燃料残量Qfが閾値Qref以上のときにはバッテリ50の残容量(SOC)と通常時の充放電要求パワー設定用マップとに基づいて充放電要求パワーPb*を設定し、エコスイッチ信号ESWがオンされているときに燃料タンク21の燃料残量Qfが閾値Qref未満のときにはバッテリ50の残容量(SOC)と通常時の充放電要求パワー設定用マップよりバッテリ50を充電し難い燃費優先の充放電要求パワー設定用マップとに基づいて充放電要求パワーPb*を設定するものに限定されるものではなく、燃費優先指示スイッチがオフのときや燃費優先指示スイッチがオンのときでも燃料の残量が所定量以上のときには蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定し、燃費優先指示スイッチがオンのときに燃料の残量が所定量未満のときには蓄電手段の状態と第1の関係より蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて目標充放電電力を設定するものであれば、いかなるものとしても構わない。「要求駆動力設定手段」としては、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定するものに限定されるものではなく、アクセル開度Accだけに基づいて要求トルクTr*を設定するものなど、駆動軸に要求される要求駆動力を設定するものであれば、いかなるものとしても構わない。「制御手段」としては、充放電要求パワーPb*によりバッテリ50が充電されると共に要求トルクTr*に基づくトルクが駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22やモータMG1,MG2を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなるものに限定されるものではなく、単一の電子制御ユニットによりエンジン22やモータMG1,MG2を制御するなど、目標充放電電力により蓄電手段が充放電されると共に要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と発電手段と電動機とを制御するものであればいかなるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出力装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 通常時の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 通常時の充放電要求パワー設定用マップの一例を示す説明図である。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 燃費優先の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 燃費優先の充放電要求パワー設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、21 燃料タンク、21a 燃料残量センサ、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 エコスイッチ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、330 変速機、MG,MG1,MG2 モータ、C クラッチ。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    前記駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、
    前記内燃機関からの動力を用いて発電可能な発電手段と、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
    前記発電手段および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、
    燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチと、
    前記内燃機関に供給する燃料の残量を検出する燃料残量検出手段と、
    前記燃費優先指示スイッチがオフのとき及び前記燃費優先指示スイッチがオンのときでも前記検出された燃料の残量が所定量以上のときには前記蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて前記蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定し、前記燃費優先指示スイッチがオンのときに前記検出された燃料の残量が前記所定量未満のときには前記蓄電手段の状態と前記第1の関係より前記蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて前記目標充放電電力を設定する目標充放電電力設定手段と、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記設定された目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記設定された要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 請求項1記載の動力出力装置であって、
    前記第1の関係は、前記蓄電手段から放電可能な電力量が満充電の際の電力量に対する割合である電力量割合が第1の割合以上のときには前記蓄電手段を放電する電力を前記目標充放電電力とすると共に前記電力量割合が前記第1の割合未満のときには前記蓄電手段を充電する電力を前記目標充放電電力とする関係であり、
    前記第2の関係は、前記電力量割合が前記第1の割合より小さな第2の割合以上のときには前記蓄電手段を放電する電力を前記目標充放電電力とすると共に前記電力量割合が前記第2の割合未満のときには前記蓄電手段を充電する電力を前記目標充放電電力とする関係である、
    動力出力装置。
  3. 前記制御手段は、前記設定された要求駆動力を前記駆動軸に出力するのに要する駆動要求パワーと前記蓄電手段を前記目標充放電電力により充放電するのに要する充放電パワーとの和に基づいて前記内燃機関から出力すべき目標出力パワーを設定すると共に前記内燃機関から前記目標出力パワーが効率よく出力される制約に基づいて該内燃機関の目標運転ポイントを設定し、前記内燃機関が設定された目標運転ポイントで運転されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する手段である請求項1または2記載の動力出力装置。
  4. 前記発電手段は、前記駆動軸に接続されると共に該駆動軸とは独立に回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記駆動軸と前記出力軸とに動力を入出力する手段である請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装置。
  5. 前記発電手段は、前記駆動軸と前記出力軸と回転軸との3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な発電機と、を備える手段である請求項4記載の動力出力装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  7. 駆動軸に動力を出力可能な内燃機関と、前記内燃機関からの動力を用いて発電可能な発電手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電手段および前記電動機と電力のやり取りが可能な蓄電手段と、燃費優先を指示する燃費優先指示スイッチと、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    前記燃費優先指示スイッチがオフのとき及び前記燃費優先指示スイッチがオンのときでも前記内燃機関に供給する燃料の残量が所定量以上のときには前記蓄電手段の状態と第1の関係とに基づいて前記蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定すると共に該設定した目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御し、前記燃費優先指示スイッチがオンのときに前記燃料の残量が前記所定量未満のときには前記蓄電手段の状態と前記第1の関係より前記蓄電手段が充電されにくい関係である第2の関係とに基づいて前記目標充放電電力を設定すると共に該設定した目標充放電電力により前記蓄電手段が充放電されると共に前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電手段と前記電動機とを制御する、
    ことを特徴とする動力出力装置の制御方法。
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