JPH10282428A - 実体顕微鏡 - Google Patents

実体顕微鏡

Info

Publication number
JPH10282428A
JPH10282428A JP9105388A JP10538897A JPH10282428A JP H10282428 A JPH10282428 A JP H10282428A JP 9105388 A JP9105388 A JP 9105388A JP 10538897 A JP10538897 A JP 10538897A JP H10282428 A JPH10282428 A JP H10282428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical system
relay
positive
objective lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9105388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3752356B2 (ja
Inventor
Yasushi Namii
泰志 浪井
Toyoji Hanzawa
豊治 榛澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10538897A priority Critical patent/JP3752356B2/ja
Priority to US09/056,906 priority patent/US6327079B1/en
Publication of JPH10282428A publication Critical patent/JPH10282428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3752356B2 publication Critical patent/JP3752356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/18Arrangements with more than one light path, e.g. for comparing two specimens
    • G02B21/20Binocular arrangements
    • G02B21/22Stereoscopic arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏芯光学系における諸収差特に色収差を良
好に補正する。 【解決手段】 実体顕微鏡中の変倍光学系とリレー光
学系中に下記条件(1)を満足する異常分散光学材料を
用いた正レンズを含むようにした。 (1) ΔθgF>0.01 、 ν>50

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズと、少
なくとも一つの結像面を含んでいて対物レンズと同軸の
左右共通の変倍光学系と、変倍光学系の後方に配置され
ていて夫々が開口絞りと結像レンズと接眼レンズを含ん
でいる左右1対の観察光学系とを備えており、左右1対
の開口絞りにより夫々決定される左右の観察光軸が変倍
光学系の光軸とは異なるところを通る実体顕微鏡に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】実体顕微鏡は、物体の拡大された立体的
な情報が得られるために、観察物体への作業を行なう時
に有効である。特に実体顕微鏡は、手術用顕微鏡として
有効に用いられるもので、まず手術用顕微鏡について述
べる。
【0003】手術用顕微鏡は、より難しい手術を可能に
するために、複数の人により同時に自由な方向からの観
察を行ない得るように構成することが望まれている。そ
のために、特開平5−173079号公報に記載されて
いる実体顕微鏡のように左右の目で観察する夫々の像を
形成する光束が一つの変倍光学系を通るようにした手術
用顕微鏡が知られている。
【0004】この公報には、変倍系の後方に設けられた
左右光路用の開口絞りを変倍系の光軸の周りに回転させ
ることにより回転方向を自由に変えられることが開示さ
れている。
【0005】又、この種の実体顕微鏡の他の従来例とし
て、特開平7−140395号公報に記載された光学系
がある。この従来例は、前述の従来例である特開平5−
173079号公報に記載された実体顕微鏡の変倍光学
系の後方に1回結像リレー光学系を設けることによっ
て、諸収差を改善し、コンパクトにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の実体顕微
鏡は、光学系の色収差としてC線とF線の色収差を抑え
たアクロマート設計の光学系である。無偏芯の光学系に
おいては、アクロマート設計でも色が目立たないが、こ
の従来例のように偏芯光学系の場合、色が目立つ欠点が
生ずる。それは偏芯によりNAが大になったのと同等と
なり、又観察光学系はその軸上でも倍率の色収差による
色の横ずれが発生する。倍率の色収差を有する光学系
は、左右観察像の内側と外側(以後夫々内方、外方と呼
ぶ)で像の輪郭に違った色がでる。例えば前記従来例の
場合、像の内方が黄色で外方が紫色になる。このように
色付いた像を、立体視のために融像しようとすると、左
目の内方と右目の外方とを合わせることになり、黄色と
紫色とが重なり、像がちらついているように見え眼性疲
労が増大する。このような像を観察することは、特に長
時間の作業を要する手術用顕微鏡としては不適当であ
る。
【0007】上記の倍率の色収差は、像の外方に紫色が
現われることから、通常のC線とF線の補正による色収
差の補正では不十分であって、C線とF線に加えてg線
の色補正をも行なうアポクロマート並の設計が必要にな
る。つまり2次スペクトルの補正が要求される。
【0008】本発明は、前述のような偏芯変倍光学系を
備えた実体顕微鏡であって、諸収差特に色収差の2次ス
ペクトルを補正した実体顕微鏡を提供するものである。
【0009】又、本発明は操作性を一層向上させて作業
性が良く、長時間作業を行なっても疲労の少ない実体顕
微鏡を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の実体顕微鏡は、
対物レンズと、この対物レンズと同軸の変倍光学系と、
1回リレーの1回結像リレー光学系とからなる1軸光学
系(同一軸上に中心軸が位置するように配置された光学
系)と、このリレー光学系の後方に配置されていて左右
一対の開口絞りと結像レンズと反射部材と、接眼レンズ
とからなる少なくとも左右一対の観察光学系とよりな
り、一対の開口絞りにより決定される観察光学系の光軸
が1軸光学系の光軸と異なる位置を通る光学系で、変倍
レンズとリレーレンズ中に含まれる正レンズのうちに下
記条件(1)を満足する異常分散光学部材よりなるレン
ズを有することを特徴としている。
【0011】 (1) ΔθgF>0.01 、 νd >50 ただし、ΔθgFは部分分散の偏り、νd はd線のアッベ
数である。
【0012】本発明の実体顕微鏡は、図16に示す構成
のもので、この図において1は対物レンズ、2は対物レ
ンズ1と同軸の変倍光学系、3は1回結像リレーを行な
うリレー光学系、4はリレー光学系3の後方に左右一対
配置されている明るさ絞り、5は左右の開口絞りの後方
に夫々配置された左右の結像レンズ、7は左右の接眼レ
ンズで、開口絞り4から接眼レンズ7までで観察光学系
を構成する。尚結像レンズ5と接眼レンズ7との間に反
射部材等が配置されることがある。この図16に示す実
体顕微鏡は、左右一対の開口絞り4によって決定される
少なくとも一つの観察光学系の左右二つの光軸(観察光
軸)AX1 ,AX2 が対物レンズ、変倍光学系および1
回結像リレー光学系よりなる1軸光学系の回転対称軸
(以後対物光軸と称す)AXと異なったところを通る顕
微鏡である。又、前記1回結像リレー光学系3はその光
学系中にリレー系の結像点I1 を有している。又開口絞
り4から接眼レンズ7までの観察光学系は、図示しない
鏡筒内に収納されている。尚、開口絞り4は1回結像リ
レー光学系3との間隔が短い場合には鏡筒内に収納され
るが、1回結像リレー光学系3との間隔が長い場合には
鏡筒の外に配置されることもある。
【0013】ここで、本発明の実体顕微鏡の光学系中に
用いられる異常分散性光学材料の異常分散性について述
べる。
【0014】通常の収差補正は、d線を基準波長として
球面収差などの単色収差を補正する。また、色収差は、
C線とF線との差が小さくなるように補正する。この色
収差の補正の指標として次のように定義されるアッベ数
νd がある。 νd =(nd −1)/(nF −nC ) (A)
【0015】色収差の補正のためには、アッベ数の大き
いガラスを凸レンズに用い、又アッベ数の小さいガラス
を凹レンズに用い、これらアッベ数の差が大きい程色収
差を補正しやすい。
【0016】しかし、上記の収差補正手段では、C線か
らF線までの波長範囲の色しか補正できず、上記波長範
囲からずれた波長の色が発生し上記波長範囲から離れる
程色が発生しやすい。特に屈折率の変化の大きい短波長
側では、色の発生が大であり紫色に見える。これを補正
するためには、紫色のg線に対しての補正が必要であ
る。このg線の補正のための指標として下記式(B)に
て示されるθgFがある。 θgF=(ng −nF )/(nF −nC ) (B)
【0017】光学ガラスにおけるνd とθgFとの関係を
グラフに示すと、通常のガラスは、ほぼ一直線上に並
ぶ。その一例を示すと図22に示す通りである。この通
常のガラスの分布を表わす標準的な直線は次の式Cに示
す通りである。 θ=−0.0162ν+0.6416 (C)
【0018】尚、図22は株式会社オハラのカタログに
記載されたものをそのまま載せたもので、したがって式
(C)もこのカタログに示すものにもとづいて求めた。
【0019】しかし、この直線状に乗っているガラスの
みでは、g線をも含めた2次スペクトルの補正はできな
い。2次スペクトルの補正についての指標として式
(B)からのずれ量を下記式にて示す通りの異常分散の
偏りΔθgFとして定義する。 ΔθgF=θgF−θ
【0020】上記式にて示すΔθgFの絶対値が大きい程
2次スペクトルの補正を行ないやすく、本発明において
は、異常分散性光学材料による色収差の補正が効果的に
行なわれるように前記条件(1)にて示すようにΔθgF
>0.01とした。又ΔθgFの値が前記条件(1)を満
足する光学材料は、アッベ数νd の値の大きい材料であ
るために異常分散性光学材料は、凸レンズに用いるのが
効果的であり、又νd が条件(1)を満足することが望
ましい。つまりνd >50であることが望ましい。
【0021】もし条件(1)を満足しないと異常分散性
光学材料を用いたことによる効果があまり得られない。
【0022】また本発明の実体顕微鏡において、特に良
好な補正をするためには、条件(1)の代りに下記条件
(1−1)を満足すれば、色収差を一層良好に補正でき
るので望ましい。 (1−1) ΔθgF>0.025 、 νd >75
【0023】前述の通りの本発明の実体顕微鏡におい
て、変倍光学系は、偏芯変倍光学系であるので変倍を行
なうことにより観察光軸が変化する。特に、変倍光学系
中の物体側の正の焦点距離を持つレンズ群において観察
光軸が変化する。
【0024】図16に示す実体顕微鏡において、変倍光
学系により最低倍率から最高倍率へ変化させた時、観察
光軸はAXmin からAXmax に変化する。この場合、変
倍光学系の最も物体側のレンズ群(第1群)における光
軸の変化が特に大きい。
【0025】このように本発明の実体顕微鏡は、変倍を
行なうことによって観察光軸が変化するために諸収差の
補正を行ないにくく、特に色収差は、低倍の時と高倍の
時の発生量が変化し収差補正が困難である。
【0026】本発明の実体顕微鏡において、変倍光学系
の第1群(最も物体側のレンズ群)の凸レンズに異常分
散ガラスを採用すれば低倍から高倍への変化による色収
差の変化を少なくすることが可能になる。又、低倍側で
は変倍光学系の正の焦点距離を持つレンズ群のうち最も
像側に位置するレンズ群が第1群よりに位置しこの最も
像側の正の群における光線高が高くなる。そのために低
倍側では、第1群のみでは色収差を十分良好に補正でき
ないことがある。その場合、正のレンズ群のうちの最も
像側のレンズ群に異常分散ガラスを採用することにより
色収差の補正が可能になる。
【0027】又、変倍光学系とリレー光学系との間に分
割素子を設け光路中に撮影系を配置しない場合(変倍光
学系とリレー光学系の間に他の光学系等が存在しない場
合)は、変倍光学系とリレー光学系の結像点までの光学
系で収差補正をすればよい。したがって、この場合はリ
レー光学系の結像点よりも後方のレンズ系中に異常分散
光学部材を配置すれば色収差を良好に補正できる。
【0028】また、変倍光学系とリレー光学系との間に
光路分割素子等を配置して光束を分割する場合、変倍光
学系、リレー光学系各々で収差を補正しなければならな
い。この場合、リレー光学系をリレー結像点の前後に分
け、そのうちの焦点距離の長い方のレンズ群中の凸レン
ズに異常分散ガラスを用いれば色収差を良好に補正する
ことが可能になる。又、リレー光学系がリレー結像点の
前後で焦点距離が等しい場合は、リレー光学系中の焦点
距離の短い凸レンズに異常分散ガラスを用いればよい。
【0029】又、リレー光学系に異常分散ガラスを用い
たレンズを1枚のみ採用する場合は、リレー系結像点の
前と後の光学系全体で色収差が補正されるようにしてあ
るため結像点での色収差が残る。この結像点に指標や他
の画像を入れると色収差が目立つ。これをさけるために
は、リレー系結像点前後に異常分散ガラスを用いて結像
点での色収差を補正することが望ましい。
【0030】次に本発明の実体顕微鏡の変倍光学系の構
成について述べる。
【0031】この変倍光学系は、入射する光線と出射す
る光線をアフォーカルにしており、これにより同焦移動
や反射面による誤差による像のずれが小さいようにして
いる。この変倍光学系として、物体側から順に、正の焦
点距離の第1群と負の焦点距離の第2群と、正の焦点距
離の第3群との3群構成が考えられる。
【0032】又変倍光学系をこのような3群構成とした
場合、各レンズ群を次のような構成にすることが望まし
い。つまり第1群は、物体側より順に、物体側に凸面を
向けたメニスカス形状のレンズ成分と正のレンズ成分と
にて構成し、第2群は物体側から順に、負のレンズ成分
とメニスカスレンズ成分とにて構成し、第3群は物体側
から順に、像側に凸面を向けたメニスカスレンズ成分と
正のレンズ成分とにて構成することが望ましい。
【0033】このように、第1群を物体側から順に正の
レンズ成分とメニスカスレンズ成分とせずに、メニスカ
スレンズ成分と正のレンズ成分とすれば、第1群の主点
位置と第2群の主点位置とが離れるのをさけることがで
きる。第1群と第2群の主点位置が離れると、両群のパ
ワーが強くなり、諸収差の補正が困難になる。又第1群
のメニスカスレンズ成分を凸面が物体側を向くようにす
ることにより、変倍による倍率の色収差の変動を少なく
することが可能である。
【0034】又本発明においては、変倍光学系の最も物
体側の正のレンズ群(第1群)と最も像側の正のレンズ
群(第3群)とに夫々異常分散性の光学材料を用いたレ
ンズを設けることにより、2次スペクトルが目立たない
ようになし得る。
【0035】又前記の第1群が次の条件(2)を満足す
ることが望ましい。
【0036】 (2) 0.65<fV1/LV <1.45 ただし、LV は変倍光学系の最大長、fV1は変倍光学系
の第1群の焦点距離である。
【0037】条件(2)の上限の1.45を超えると変
倍光学系の全長が長くなり、又対物レンズや変倍光学系
第1群が大型になり観察光学系が物体から離れ物体の直
視がしにくくなる。下限の0.65を越えると変倍光学
系の各レンズ群のパワーが強くなり収差補正が困難にな
る。
【0038】又、変倍光学系が下記条件(3)、(4)
を満足することが望ましい。
【0039】(3) fp1/fV1<1 (4) fp3/fV3<1 ただし、fV1、fV3は夫々変倍光学系の第1群および第
3群の焦点距離、fp1,fp3は夫々第1群および第3群
中の異常分散ガラスを用いたレンズの焦点距離である。
【0040】条件(3)、(4)を満足しないと、異常
分散ガラスの異常分散性による色収差の補正効果が得ら
れず色収差が残存する。
【0041】又、本発明の実体顕微鏡において、変倍光
学系の変倍比を大にするためには、変倍光学系を次に示
すように4群構成にすることが望ましい。即ち物体側か
ら順に、正の第1群と、負の第2群と、正の第3群と、
負の第4群とにて構成することが望ましい。又、第1群
は、物体側から順に、正のレンズ成分と正のレンズ成分
にて構成し、第2群は、物体側から順に、負のレンズ成
分と負のレンズ成分にて構成し、第3群は、物体側から
順に、正のレンズ成分と正のレンズ成分とにて構成し、
第4群は、負のレンズ成分にて構成することが望まし
い。
【0042】以上のように変倍光学系を構成することに
より、変倍比を大にししかも諸収差を良好に補正し得
る。
【0043】又、この4群構成の変倍光学系において
は、下記条件(2−1)を満足するようにすることが望
ましい。この条件(2−1)を満足しないと、3群構成
の変倍光学系において述べたのと同じ理由から望ましく
ない。 (2−1) 0.34<fV1/LV<1.4
【0044】この4群構成の変倍光学系における正のレ
ンズ群中の最も像側のレンズ群は、第3群である。した
がって第1群中と第3群中に夫々条件(1)又は条件
(1−1)を満足する異常分散性光学材料よりなる凸レ
ンズを配置することが望ましい。
【0045】本発明の実体顕微鏡の対物レンズは、最も
簡単な構成として一つの正のレンズ成分よりなる正のレ
ンズ群のみにて構成することが考えられる。この場合正
のレンズ成分としては、例えば負レンズと正レンズを接
合した接合レンズ成分にて構成することが好ましい。
【0046】又顕微鏡対物レンズには、対物レンズを交
換することなしに、対物レンズを構成するレンズ群を移
動させて作動距離を変化させるものがある。このような
タイプの対物レンズは、対物レンズの焦点距離よりも対
物レンズ先端から物体までの距離が長い方が、同じ倍率
で長い作動距離になし得るため、様々な装置に使用でき
好ましい。このような対物レンズとして、レトロフォー
カスタイプのレンズ系が好ましい。
【0047】本発明の実体顕微鏡の対物レンズの他の構
成は、物体側から順に、正の屈折力の第1群と、負の屈
折力の第2群とより構成されたレトロフォーカスタイプ
のレンズ系である。このタイプの対物レンズは、第1群
の凸レンズの焦点距離が短くなり、収差補正が困難にな
る。本発明においては、前記のように対物レンズの第1
群を正レンズと負レンズとを接合した接合レンズ成分に
て構成した。又この接合レンズを二つ用いることにより
レンズのパワーを分散すれば収差を一層良好に補正する
ことが可能になる。又二つの接合レンズの向きを逆にす
ることにより、一方の接合レンズにて色収差を発生させ
もう一方の接合レンズにて補正することにより良好に補
正できる。
【0048】又、対物レンズの合成焦点距離fO と負の
第2群の合成焦点距離fO2とが下記条件(5)を満足す
ることが望ましい。 (5) 0.17<−fO2/fO <0.64
【0049】条件(5)の上限の0.64を越えると、
負の第2群のパワーが強くなり収差を良好に補正するこ
とが困難になる。又条件(5)の下限の0.17を下回
ると対物レンズの全長が長くなる。
【0050】又対物レンズの正レンズに異常分散ガラス
を用いることが好ましい。又、この異常分散ガラスを用
いた正レンズの焦点距離をfOp、対物レンズの第1群の
焦点距離をfO1とすると、下記条件(6)を満足するこ
とが好ましい。 (6) fOp/fO1<2.3
【0051】この条件(6)を満足しないと異常分散性
の効果を発揮できず、倍率の色収差が残存し像の輪郭に
色が残る。
【0052】上記対物レンズにおいて用いられる第1群
の接合レンズの正レンズに異常分散ガラスを用いる場
合、この異常分散ガラスのレンズと他のレンズとの接合
面の曲率が緩いと異常分散の効果が十分に得られない。
反対にこの接合面の曲率が強いと非点収差が発生し補正
が困難になる。これを補正するためには対物レンズの第
1群のレンズを1枚増やすことが好ましい。つまりこの
第1群を、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニ
スカス形状のレンズ成分(正の接合レンズ成分)と、両
凸形状のレンズ成分(正の接合レンズ成分)と、両凹形
状のレンズ成分(負の接合レンズ成分)にて構成するこ
とが好ましい。また二つの正の接合レンズ成分の向きを
反対に向けることにより、一方の接合レンズにより色収
差を発生させ他の接合レンズにてこれを補正すれば他の
収差を良好に保ったまま色収差を良好に補正できる。
【0053】又、対物レンズの第1群の焦点距離を
O1、異常分散ガラスを用いたレンズの接合面の曲率半
径をrOCとする時、下記条件(7)を満足することが望
ましい。 (7) rOC/fO1<0.7
【0054】この条件(7)を満足しないと、異常分散
性の効果が十分に得られず、2次スペクトルの補正が困
難になる。
【0055】本発明の実体顕微鏡の対物レンズは、第1
群と第2群との偏芯や、第1群の像側のレンズ偏芯によ
る像劣化が目立ちやすい。そのために対物レンズを2群
構成にした場合、第1群と第2群の像側のレンズを偏芯
調整が可能な構成にすることが望ましい。
【0056】本発明の光学系は、偏芯系であるため色収
差の補正についての色収差係数を一般の収差補正係数に
ては表わすことができない。しかし、対物レンズから1
回結像リレー光学系までは偏芯系でないため、この対物
レンズから1回結像リレー光学系までの光学系の光軸上
に結像レンズを配置して収差係数を表わすことが出来
る。
【0057】この対物レンズから1回結像リレー光学系
に結像レンズを配置した光学系のC線とF線との差の軸
外収差係数をPLCとし、又d線とF線との軸外収差係
数をSLCとした時、これら収差係数が下記条件
(8)、(9)を満足することが望ましい。
【0058】 (8) −0.05<PLC<0.05 (9) −0.05<SLC<0.05 ただし、結像レンズは、焦点距離が210mmで視野数が
21で、明るさ絞りの径が10mmとした時の値で、補正
係数PLC、SLCは、次の式にて定義される。 PLC=2μhM1{(nF1−nC1)−nR1/nR2(nF2
−nC2)} SLC=2μhM1{(nF1−nd1)−nR1/nR2(nF2
−nd2)} μ=−1/(2nR22
【0059】又アフォーカル時のμの値は下記の通りで
ある。 μ=−1/(2nR2M2
【0060】ただし、nR1,nR2は夫々基準波長の入射
側および射出側の媒質の屈折率、nF1,nF2は夫々F線
の入射側および射出側の媒質の屈折率、nC1,nC2は夫
々C線の入射側および射出側の媒質の屈折率、nd1,n
d2は夫々d線の入射側および射出側の媒質の屈折率、h
M1,hM2は夫々マージナル光線の入射側および射出側光
線高、U2 はマージナル光線の射出角である。前記の条
件(8)、(9)を満足しないと、いずれも像の輪郭に
発生する輪郭の色が目立ってくる。例えば、両目で見た
内側に黄色、外側に青色がでる。これを両眼視すると、
2つの色が重なってチラつく。
【0061】本発明の実体顕微鏡は、前述のように観察
光軸が対物光軸に対して偏芯しており、そのために軸上
でも倍率の色収差が発生する。したがって倍率の色収差
係数が小さいことが本発明の光学系において色収差を補
正する上で重要である。
【0062】又異常分散ガラスは、普通のガラスに比べ
て膨張係数の差が大である。そのために後に示す実施例
のように、異常分散ガラスを用いたレンズと普通のガラ
スを用いたレンズとを接合した場合、極低温時にレンズ
が剥れることがある。これをさけるためには、両レンズ
を接着しないで極僅かの空間をあけて配置することが望
ましい。
【0063】本発明の実体顕微鏡は、手術用顕微鏡とし
て好適なものである。そのために、次に述べるように、
光学系全体を手術用に適した構成にした。
【0064】手術用顕微鏡は、手術に必要な作動距離を
確保した上で手術を行なう光学系のアイポイントを物体
面に近くする必要がある。
【0065】又手術用の顕微鏡は、手術を行なう術者が
いる側とは反対の側や、側方は、多少大きくなっても手
術への影響は少ない。そのために、顕微鏡の手術の影響
の少ない方向に突出部を設けその内部に変倍光学系を配
置し、反射部材を用いて物体からの光束を変倍光学系に
導き、鏡体の入射光束の近くから光束を射出させるよう
にすることが好ましい。このように構成することによっ
て物体面と観察者の目の位置(アイポイント)との距離
を短くすることができる。しかし、光学系を対物レンズ
と、変倍光学系と、結像レンズとにて構成する場合、反
射部材を変倍光学系内に用いないと上述のような構成に
はなし得ない。しかし、反射部材を変倍光学系内に配置
した場合、反射部材の偏芯誤差が観察光学系の収差に影
響を及ぼし、又変倍光学系中に反射部材を配置するため
のスペースを確保しなければならず、収差補正が困難に
なり好ましくない。
【0066】本発明では、これらの問題を変倍光学系の
後ろに1回結像のアフォーカルリレー光学系を配置する
ことにより解決した。
【0067】又、本発明の実体顕微鏡において反射部材
を設けて物体面とアイポイントを近づけるためには、反
射面を4面以上設ける必要がる。例えば図17に示すよ
うにリレー光学系3の内部で光束を4回反射するように
すれば、物体面とアイポイントとの距離が短くなる。つ
まり図17に示すようにリレー光学系3の物体側のレン
ズと鏡筒側のレンズとの間に反射面M1 、M2 、M3
4 を設けた構成である。しかし、対物レンズに入射す
る光軸とリレー光学系から射出する光軸が一直線上にな
いため、変倍光学系が一対になっている普通の実体顕微
鏡と操作感が異なり、顕微鏡を使用する者にとって好ま
しくない。これをさけるためには、物体面が1回結像リ
レー光学系の射出光軸の延長線上に乗るようにすればよ
い。ここで、対物光学系の入射光軸と1回結像リレー光
学系の射出光軸とのなす角αが10°以内ならば操作上
問題ない。また、対物レンズの作動距離(WD)が最大
の点(WDmax )と最小の点(WDmin )との間で可変
であれば、対物レンズへの入射光軸とリレー光学系の射
出光軸との交点(WDc )は、WDmax とWDmin の中
間であればよい。ただし、特定の作動距離での使用頻度
が高い場合には、WDc をその特定の作動距離に設定す
ることが好ましい。このことは、反射回数を更に多くし
た光学系では小型化にも役立つ。
【0068】又、反射回数を増やした光学系として例え
ば、図18に示すような反射面M11〜M18を有する8回
反射の光学系が考えられる。この図18に示す光学系で
は、対物レンズ1と変倍光学系2との間、変倍光学系2
とリレー光学系3との間の各レンズ間をアフォーカル光
束にし、このアフォーカル光束の部分に反射部材を配置
することによって間隔の違いによる焦点距離の変化をお
さえることができる。又、リレー光学系3は、光路長が
長い方が収差補正上好ましいので、図18の光学系では
内部に反射面を3面(M16、M17、M18)設けてリレー
光学系3の光路長を長くしている。
【0069】又、1回結像リレー光学系射出後に図16
に示すように少なくとも二つの開口絞り4を結像レンズ
5により夫々に結像し、必要に応じて反射部材を用いて
像を回転させ、夫々の接眼レンズ7によって像を拡大し
て左右の目で立体的に観察するようになっている。この
図18では結像レンズ、接眼レンズ等を収納している鏡
筒は示していないが、この鏡筒をリレー光学系を射出す
る対物光軸(1軸光学系の回転対称軸)を回転軸として
回転し、又は、鏡筒の観察像がけられない範囲で結像リ
レー系の対物光軸に対し直角な方向に移動させても正常
な立体像が得られる。これにより、リレー光学系3を射
出後光束を分割して方向を変えることにより自由な方向
から複数の観察が可能である。つまり、顕微鏡を主とし
て操作する主観察者と、主観察者以外の複数の副観察者
とが夫々自由な方向から観察することが可能になる。
【0070】次に、上記のように主観察者と複数の副観
察者とが同時に自由な方向から観察することを可能にす
る分割ユニット(主観察側・副観察側分割部)について
説明する。
【0071】図19は分割ユニットの一例を示す図で、
2人観察用分割ユニットを示す。この図に示すようにリ
レー光学系3を射出後分割プリズム9に入射し面9aに
て透過光と反射光に分割される。ここで透過側は、顕微
鏡を主に操作する主観察者の側である主観察側又反射側
は主観察者以外の観察者である副観察者の側である副観
察側に夫々向かう。このように分割プリズム9を透過し
た光は、4回反射ダハプリズム10を通して像を180
°回転させ、これにより主観察側の鏡筒14は左右別々
の変倍光学系を持つ普通の実体顕微鏡に使われる鏡筒と
共通化できる。一方、分割プリズム9を反射した光束
は、分割プリズム9内で反射した後に水平方向に対して
45°方向に射出して平行四辺形プリズム11に入射す
る。平行四辺形プリズム11に入射した光束はその内部
で2回反射した後に水平方向に対して45°方向に射出
する。この平行四辺形プリズム11は、主観察者と副観
察者の2人の観察者間の距離を離して両者がぶつかり合
わないようにするためのものである。その後平行四辺形
プリズム11を射出した光は、3回反射のダハプリズム
12に入射し、その内部で反射した後に水平方向に射出
する。このように光軸が水平になったところでイメージ
ローテータプリズム13に入射し、イメージローテータ
プリズム13内で3回反射した後に光軸を変えずにこの
イメージローテータプリズム13を射出する。
【0072】この場合、主観察側と副観察側でリレー光
学系3から開口絞りまでの間隔が異なる。両者の間隔を
近づけるためには、主観察側では鏡筒14内の結像レン
ズの像側に開口絞りを設け、又副観察側では、イメージ
ローテータの入射側に開口絞りを設置することにより対
応できる。
【0073】主観察側は、操作部に対して動かないほう
が望ましいため、4回反射ダハプリズム10を固定する
ことが望ましい。ただし顕微鏡本体を傾けて使用する場
合、つまり水平方向に対し傾いている物体を観察する場
合に対応し得るようにするためには、4回反射ダハプリ
ズム10を射出した後の光軸を回転軸(第2回転軸)と
して鏡筒を回転し(21)得るようにした第2の回転部
を構成することが好ましい。ただし、回転する範囲は、
左右の接眼位置が水平になる位置から±30°にしてダ
ハプリズム10を小型化し、主観察者のアイポイントと
物体面までの距離を近づけると操作性の良い顕微鏡にな
る。
【0074】また、副観察側は主観察側に対して向かい
合う方向と、右側と、左側に位置し得るように移動し得
ることが望ましい。そのために、プリズム9と平行四辺
形プリズム11と、3回反射ダハプリズム12とイメー
ジローテータ13と鏡筒15とを一体にしてリレー光学
系3の射出光軸を回転軸にして回転(20)させるよう
にして第1の回転部を構成すれば主観察側に対する副観
察側の位置を変え得る。この副観察側の回転に対して主
観察側は動かないようにしてある。ここで顕微鏡本体を
水平にして主観察側を使用した場合、つまり垂直方向を
向いた物体を主観察側で観察する場合、副観察側は図1
9に示す状態で主観察側に対して右側もしくは左側にあ
るとき、左右の目の位置が上下になり観察を行なうこと
は困難である。例えば図19において、図面右側にあり
上下方向(垂直方向)を向いた物体を観察するために顕
微鏡本体(顕微鏡全体)を反時計方向に回し本体が水平
方向を向くようにすると副観察側は上方になり観筒15
が上方に移動する。この位置で副観察側のユニットを前
記第1の回転部によりその回転軸のまわりに90°回転
させると鏡筒15は図面で手前又はその反対側に位置す
る。この場合、鏡筒の双眼の左右接眼鏡は上下(垂直)
を向き観察しにくい状態になる。
【0075】このような場合、平行四辺形プリズム11
の射出光軸を回転軸にして3回反射ダハプリズム12、
イメージローテータ13、鏡筒15を回転(22)させ
る第3の回転部とすればよい。これにより、本体を水平
にしても副観察側での観察が行ないやすい状態になし得
る。この場合、射出光軸と回転軸(鏡筒15の中心軸)
とが一致しない時には、観察像が回転する。しかしこの
部分はアフォーカル光束であるので角度を合わせるだけ
でよい。そのため前記回転軸が球面上にあるように動く
(1点を中心に動く)と調整を行ないやすい。
【0076】又、微妙な角度に本体を傾けた場合、副観
察者は首を傾けた状態にて観察し続けなければならない
ため疲れるので水平にし得るような機構が望まれる。と
くに物体面を直接観察することが多い場合、観察像と直
接見る像の向きが一致していれば違和感がないので望ま
しい。そのためイメージローテータ13を用いればよ
い。つまり、イメージローテータ13と鏡筒15とは3
回反射ダハプリズム12の射出光軸を回転軸とした第4
の回転部を構成し、この第4の回転部をローテータ13
の回転角θに対し鏡筒15の回転角2θの割合で回転さ
せればよい。つまり図19において、第4の回転部の回
転軸のまわりにイメージローテータ13と鏡筒15とを
前記の割合で回転23および24を行なう。このように
することにより、直接見た像と顕微鏡による観察像の向
きは一致させることができ、左右の目の高さを一致する
ように調節できる。この調整も、鏡筒の回転角を限定す
ることにより3回反射ダハプリズム12、イメージロー
テータ13を小型にできる。
【0077】以上のように、イメージローテータ13を
挿入することによって操作が楽になるが、イメージロー
テータ13と副観察側の鏡筒15の回転角の制御が難し
い。そのために高精度な加工が必要になり高価になる。
尚この機構は、直接像を見ることの少ない場合必要な
い。このように使い勝手を限定してより簡単で安価な構
成にした副観察側の光学系の一例(分割ユニットの他の
例)を示したのが図20である。この光学系は、3回反
射のダハプリズムの代りに3回反射のダハプリズムのダ
ハ面をなくした構成の2回反射プリズム16を用いたも
のである。
【0078】この図20に示す分割ユニットは、副観察
側の第2の回転軸による回転部までは、つまり分割プリ
ズムの平行四辺形プリズム17までの構成は図19に示
す分割ユニットと同じであるが、3回反射ダハプリズム
12をダハ面をなくして2回反射プリズム16に、その
後方のイメージローテータ13の代りに左右の光束を入
れ替えるための反射面を左右の光路にそれぞれ二つ合計
四つの反射面を設けた反射部17を設けた点で異なって
いる。又この図20に示す構成の光学系は、像が倒立像
になるため、鏡筒18は倒立鏡筒が用いられる。図21
はこの反射部17を斜視図として示したものである。こ
の図21に1点鎖線にて示す光軸は、倒立鏡筒で決まる
左右の開口の中心と像面の中心を通る軸である。倒立鏡
筒18を左右入れ替え反射部13なしで取り付けると前
後が逆に見える逆立体になるので、これをさけるために
左右入れ替え反射部17を設けてある。この光学系は、
2回反射プリズム16を射出後の結像リレー系の延長し
た光軸を回転軸として左右入れ替え反射部17と倒立鏡
筒18とを一体に回転(25)することにより観察する
方向を自由に選べる光学系になし得る。
【0079】なお、実体顕微鏡に使用される鏡筒で、楽
な姿勢で観察を可能にするために、傾斜角を変え得るよ
うにしたものがある。又、このように傾斜角を変え得る
ようにした鏡筒のうちイメージローテータを備えたもの
がある。このような鏡筒ではこの鏡筒内のイメージロー
テータを90°回転させることにより、正立鏡筒14を
倒立鏡筒18に切り換えて使用することができる。これ
により、主観察側の鏡筒、副観察側の鏡筒というように
2種類の異なる鏡筒を作らなくて済む。
【0080】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態特に一軸光学
系の実施例について述べる。
【0081】本発明の実体顕微鏡の一軸光学系(対物レ
ンズ、変倍光学系、1回結像リレー光学系よりなる光学
系)の各実施例は、下記の通りである。 実施例1 f=210 ,FN=21,a=10,D=21,100 <LR <200 r1 =194.6440 d1 =5.0000 n1 =1.85026 ν1 =32.29 r2 =117.9840 d2 =6.0000 n2 =1.47069 ν2 =67.39 r3 =-219.0650 d3 =3.0000 r4 =∞ d4 =45.0000 n3 =1.73348 ν3 =51.70 r5 =∞ d5 =1.5000 r6 =∞ d6 =23.5000 n4 =1.56883 ν4 =56.33 r7 =∞ d7 =0.5000 r8 =∞ d8 =47.0000 n5 =1.73348 ν5 =51.70 r9 =∞ d9 =3.0000 r10=147.1920 d10=7.4000 n6 =1.49700 ν6 =81.61 r11=-78.2270 d11=4.8000 n7 =1.67790 ν7 =50.72 r12=548.9690 d12=1.1000 r13=193.1230 d13=7.4000 n8 =1.51633 ν8 =64.15 r14=-162.3200 d14=D1 (可変) r15=-111.9960 d15=2.7000 n9 =1.67790 ν9 =55.33 r16=37.2480 d16=6.2000 r17=-34.9040 d17=4.0000 n10=1.63930 ν10=44.87 r18=52.4420 d18=7.0000 n11=1.85026 ν11=32.29 r19=-77.6050 d19=D2 (可変) r20=-105.9010 d20=6.5000 n12=1.51633 ν12=64.15 r21=-76.9470 d21=0.9000 r22=188.9930 d22=4.6000 n13=1.71736 ν13=29.51 r23=89.8590 d23=7.4000 n14=1.49700 ν14=81.61 r24=-103.7990 d24=D3 (可変) r25=∞ d25=48.0000 n15=1.51633 ν15=64.15 r26=∞ d26=0.5000 r27=∞ d27=53.0000 n16=1.56883 ν16=56.36 r28=∞ d28=8.0000 r29=162.8011 d29=7.5000 n17=1.48749 ν17=70.23 r30=-142.3810 d30=3.2000 r31=84.4122 d31=10.5000 n18=1.49700 ν18=81.61 r32=-220.5105 d32=5.7000 n19=1.71850 ν19=33.52 r33=170.8332 d33=30.5000 r34=-148.6360 d34=4.8000 n20=1.78800 ν20=47.37 r35=229.3174 d35=6.5000 n21=1.71736 ν21=29.51 r36=-336.6975 d36=255.8000 r37=∞ d37=44.0000 n22=1.56883 ν22=56.33 r38=∞ d38=1.5000 r39=180.8305 d39=4.5000 n23=1.72000 ν23=41.98 r40=77.0619 d40=9.5000 n24=1.49700 ν24=81.61 r41=-113.0882 d41=141.7000 r42=36.5300 d42=1.9000 n25=1.60342 ν25=38.03 r43=∞ d43=5.1000 r44=75.2450 d44=2.4000 n26=1.51633 ν26=64.14 r45=-30.3850 d45=1.6000 n27=1.58144 ν27=40.75 r46=30.3850 低倍率 中間倍率 高倍率 物点距離 301.0457 301.0457 301.0457 D1 5.31488 69.84908 102.11889 D2 42.72956 30.28495 5.38988 D3 65.95555 13.86596 6.49123 fV1=178.8 ,LV =170 ,fV1/LV =1.05 fp1=103.9 ,fV1=178.8 ,fp1/fV1=0.58 fp3=98.2 ,fV3=164.6 ,fp3/fV3=0.6
【0082】 実施例2 f=210 ,FN=21,a=10,D=21,100 <LR <200 r1 =292.3170 d1 =6.2533 n1 =1.68893 ν1 =31.07 r2 =122.3359 d2 =13.5000 n2 =1.49700 ν2 =81.54 r3 =-135.1012 d3 =0.2000 r4 =152.4242 d4 =12.7680 n3 =1.58913 ν3 =61.14 r5 =-89.5452 d5 =6.2797 n4 =1.72342 ν4 =37.95 r6 =-258.5163 d6 =D1 (可変) r7 =-198.8512 d7 =5.0000 n5 =1.63930 ν5 =44.88 r8 =44.8992 d8 =5.0000 n6 =1.78472 ν6 =25.68 r9 =91.4004 d9 =D2 (可変) r10=∞ d10=45.0000 n7 =1.73348 ν7 =51.70 r11=∞ d11=1.5000 r12=∞ d12=23.5000 n8 =1.56883 ν8 =56.33 r13=∞ d13=0.5000 r14=∞ d14=47.0000 n9 =1.73348 ν9 =51.70 r15=∞ d15=3.0000 r16=147.1920 d16=7.4000 n10=1.49700 ν10=81.61 r17=-78.2270 d17=4.8000 n11=1.67790 ν11=50.72 r18=548.9690 d18=1.1000 r19=193.1230 d19=7.4000 n12=1.51633 ν12=64.15 r20=-162.3200 d20=D3 (可変) r21=-111.9960 d21=2.7000 n13=1.67790 ν13=55.33 r22=37.2480 d22=6.2000 r23=-34.9040 d23=4.0000 n14=1.63930 ν14=44.87 r24=52.4420 d24=7.0000 n15=1.85026 ν15=32.29 r25=-77.6050 d25=D4 (可変) r26=-105.9010 d26=6.5000 n16=1.51633 ν16=64.15 r27=-76.9470 d27=0.9000 r28=188.9930 d28=4.6000 n17=1.71736 ν17=29.51 r29=89.8590 d29=7.4000 n18=1.49700 ν18=81.61 r30=-103.7990 d30=D5 (可変) r31=∞ d31=48.0000 n19=1.51633 ν19=64.15 r32=∞ d32=0.5000 r33=∞ d33=11.5000 n20=1.56883 ν20=56.36 r34=∞ d34=53.0000 n21=1.56883 ν21=56.36 r35=∞ d35=8.3598 r36=161.2030 d36=7.5000 n22=1.48749 ν22=70.23 r37=-161.2030 d37=3.2000 r38=85.2950 d38=10.5000 n23=1.49700 ν23=81.61 r39=-270.1540 d39=5.7000 n24=1.71850 ν24=33.52 r40=196.5430 d40=30.5000 r41=-215.4780 d41=4.8000 n25=1.78800 ν25=47.37 r42=273.9820 d42=6.5000 n26=1.71736 ν26=29.51 r43=∞ d43=255.4402 r44=∞ d44=44.0000 n27=1.56883 ν27=56.33 r45=∞ d45=1.5000 r46=173.9160 d46=4.5000 n28=1.72000 ν28=41.98 r47=75.9240 d47=9.5000 n29=1.49700 ν29=81.61 r48=-116.6930 d48=135.5000 低倍率 物点距離 335.24726 385.31739 465.67794 D1 22.10000 13.97368 5.50104 D2 8.75222 16.87854 25.35118 D3 5.31488 5.31488 5.31488 D4 42.72956 42.72956 42.72956 D5 65.95555 65.95555 65.95555 中間倍率 物点距離 335.24726 385.31739 465.67794 D1 22.10000 13.97368 5.50104 D2 8.75222 16.87854 25.35118 D3 69.84908 69.84908 69.84908 D4 30.28495 30.28495 30.28495 D5 13.86596 13.86596 13.86596 高倍率 物点距離 335.24726 385.31739 465.67794 D1 22.10000 13.97368 5.50104 D2 8.75222 16.87854 25.35118 D3 102.11889 102.11889 102.11889 D4 5.38988 5.38988 5.38988 D5 6.49123 6.49123 6.49123 fV1=178.8 ,LV =170 ,fV1/LV =1.05 fp1=103.9 ,fV1=178.8 ,fp1/fV1=0.58 fp3=98.2 ,fV3=164.6 ,fp3/fV3=0.6 fO2=-116 ,fO =264 〜404 (可変),−fO2/fO =0.287 〜0.439 fOp=131 ,fO1=107 ,fOp/fO1=1.22
【0083】 実施例3 f=210 ,FN=21,a=10,D=21,100 <LR <200 r1 =89.4060 d1 =12.2000 n1 =1.58313 ν1 =59.38 r2 =-643.1940 d2 =7.3000 n2 =1.57501 ν2 =41.50 r3 =83.6390 d3 =7.0000 r4 =207.8170 d4 =6.4000 n3 =1.54814 ν3 =45.79 r5 =59.5930 d5 =14.6000 n4 =1.49700 ν4 =81.61 r6 =-190.4070 d6 =0.2000 r7 =148.2540 d7 =7.1000 n5 =1.58913 ν5 =61.18 r8 =-476.9890 d8 =D1 (可変) r9 =-198.7730 d9 =5.0000 n6 =1.63930 ν6 =44.88 r10=47.5730 d10=5.0000 n7 =1.78472 ν7 =25.68 r11=98.5510 d11=D2 (可変) r12=∞ d12=45.0000 n8 =1.73348 ν8 =51.70 r13=∞ d13=1.5000 r14=∞ d14=23.5000 n9 =1.56883 ν9 =56.33 r15=∞ d15=0.5000 r16=∞ d16=47.0000 n10=1.73348 ν10=51.70 r17=∞ d17=3.0000 r18=147.1920 d18=7.4000 n11=1.49700 ν11=81.61 r19=-78.2270 d19=4.8000 n12=1.67790 ν12=50.72 r20=548.9690 d20=1.1000 r21=193.1230 d21=7.4000 n13=1.51633 ν13=64.15 r22=-162.3200 d22=D3 (可変) r23=-111.9960 d23=2.7000 n14=1.67790 ν14=55.33 r24=37.2480 d24=6.2000 r25=-34.9040 d25=4.0000 n15=1.63930 ν15=44.87 r26=52.4420 d26=7.0000 n16=1.85026 ν16=32.29 r27=-77.6050 d27=D4 (可変) r28=-105.9010 d28=6.5000 n17=1.51633 ν17=64.15 r29=-76.9470 d29=0.9000 r30=188.9930 d30=4.6000 n18=1.71736 ν18=29.51 r31=89.8590 d31=7.4000 n19=1.49700 ν19=81.61 r32=-103.7990 d32=D5 (可変) r33=∞ d33=48.0000 n20=1.51633 ν20=64.15 r34=∞ d34=0.5000 r35=∞ d35=11.5000 n21=1.56883 ν21=56.36 r36=∞ d36=53.0000 n22=1.56883 ν22=56.36 r37=∞ d37=8.3598 r38=161.2030 d38=7.5000 n23=1.48749 ν23=70.23 r39=-161.2030 d39=3.2000 r40=85.2950 d40=10.5000 n24=1.49700 ν24=81.61 r41=-270.1540 d41=5.7000 n25=1.71850 ν25=33.52 r42=196.5430 d42=30.5000 r43=-215.4780 d43=4.8000 n26=1.78800 ν26=47.37 r44=273.9820 d44=6.5000 n27=1.71736 ν27=29.51 r45=∞ d45=255.4402 r46=∞ d46=44.0000 n28=1.56883 ν28=56.33 r47=∞ d47=1.5000 r48=173.9160 d48=4.5000 n29=1.72000 ν29=41.98 r49=75.9240 d49=9.5000 n30=1.49700 ν30=81.61 r50=-116.6930 d50=135.5000 低倍率 物点距離 335.62073 384.21956 465.55108 D1 23.36387 14.67845 5.15591 D2 11.33957 20.02155 29.54409 D3 5.31488 5.31488 5.31488 D4 42.72956 42.72956 42.72956 D5 65.95555 65.95555 65.95555 中間倍率 物点距離 335.62073 384.21956 465.55108 D1 23.36387 14.67845 5.15591 D2 11.33957 20.02155 29.54409 D3 69.84908 69.84908 69.84908 D4 30.28495 30.28495 30.28495 D5 13.86596 13.86596 13.86596 高倍率 物点距離 335.62073 384.21956 465.55108 D1 23.36387 14.67845 5.15591 D2 11.33957 20.02155 29.54409 D3 102.11889 102.11889 102.11889 D4 5.38988 5.38988 5.38988 D5 6.49123 6.49123 6.49123 fV1=178.8 ,LV =170 ,fV1/LV =1.05 fp1=103.9 ,fV1=178.8 ,fp1/fV1=0.58 fp3=98.2 ,fV3=164.6 ,fp3/fV3=0.6 fO2=-122 ,fO =264 〜404 (可変),−fO2/fO =0.302 〜0.46 fOP=93 ,fO1=114 ,fOP/fO1=0.82 rOC=59.6 ,fO1=114 ,rOC/fO1=0.52
【0084】 実施例4 f=210 ,FN=21,a=10,D=21,100 <LR <200 r1 =194.6440 d1 =5.0000 n1 =1.85026 ν1 =32.29 r2 =117.9840 d2 =6.0000 n2 =1.47069 ν2 =67.39 r3 =-219.0650 d3 =3.0000 r4 =159.0800 d4 =7.0000 n3 =1.49700 ν3 =81.61 r5 =-159.0800 d5 =5.2500 n4 =1.72151 ν4 =29.23 r6 =-482.8075 d6 =0.7500 r7 =260.4675 d7 =5.2500 n5 =1.51633 ν5 =64.15 r8 =∞ d8 =D1 (可変) r9 =-296.4600 d9 =4.6250 n6 =1.67790 ν6 =55.33 r10=29.9050 d10=9.1250 n7 =1.71736 ν7 =29.51 r11=90.6600 d11=8.7172 r12=-163.6825 d12=4.5000 n8 =1.67790 ν8 =55.33 r13=163.6825 d13=D2 (可変) r14=257.8950 d14=4.2500 n9 =1.72151 ν9 =29.23 r15=98.1900 d15=5.7500 n10=1.49700 ν10=81.61 r16=-263.4825 d16=0.6250 r17=189.0150 d17=5.2500 n11=1.51633 ν11=64.15 r18=-189.0150 d18=D3 (可変) r19=-294.9600 d19=4.3750 n12=1.67790 ν12=55.33 r20=82.1375 d20=4.5000 n13=1.68893 ν13=31.07 r21=237.5275 d21=92.5000 r22=5699.5094 d22=7.5000 n14=1.51633 ν14=64.15 r23=-231.3876 d23=3.2000 r24=347.7917 d24=10.5000 n15=1.49700 ν15=81.61 r25=-132.4523 d25=5.7000 n16=1.71850 ν16=33.52 r26=-306.9332 d26=411.5000 r27=∞ d27=45.0000 n17=1.56883 ν17=56.33 r28=∞ d28=1.0000 r29=297.4236 d29=4.5000 n18=1.72000 ν18=41.98 r30=99.6391 d30=9.5000 n19=1.49700 ν19=81.61 r31=-118.1992 d31=183.2000 低倍率 中間倍率 高倍率 物点距離 301.0457 301.0457 301.0457 D1 28.03822 72.53694 87.70848 D2 207.22522 112.38700 55.77501 D3 18.44432 68.78382 110.22427 fV1=195 ,LV =325 ,fV1/LV =0.6 ただしr1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。又fは1軸光学系の焦点
距離、FNは視野数、aは開口絞りの径、Dは左右結像
レンズの光軸間隔、LR はリレー光学系の最も像側の面
から開口絞りまでの距離である。
【0085】実施例1は、図1、図2に示す通りの構成
であって、図1が倍率が0.31倍、図2が1.25倍
の時の状態を示す。
【0086】この実施例は、対物レンズが負のメニスカ
スレンズと正レンズとからなるレンズ成分よりなり変倍
光学系が、正の第1群と負の第2群と正の第3群の3群
ズームレンズを構成し、そのうちの第1群が正レンズと
負レンズとからなるメニスカス形状のレンズ成分と単レ
ンズの正のレンズ成分とよりなり、第2群が単レンズの
負のレンズ成分と負レンズと正レンズとからなりメニス
カス形状のレンズ成分とよりなり、第3群が単レンズの
メニスカスレンズ成分と負のメニスカスレンズと正レン
ズとからなる正のレンズ成分とよりなる。又、1回結像
リレー光学系は、単レンズの正のレンズ成分と正レンズ
と負レンズとからなり全体としてメニスカス形状の正の
レンズ成分と、負レンズと正レンズとからなり全体とし
てメニスカス形状の負のレンズ成分と、結像点の後に配
置された負のメニスカスレンズと正レンズとからなる正
のレンズ成分とよりなる。尚図2に示すOは対物レン
ズ、Vは変倍光学系、R eは1回結像リレー光学系であ
る。
【0087】この実施例1は、変倍光学系の第1群と第
3群とに、又リレー光学系の結像点の前後とに夫々1枚
ずつ凸レンズに異常分散光学ガラスを用いている。つま
り、変倍光学系第1群の最も物体側の両凸レンズ(r10
〜r11)、同第3群の最も像側の両凸レンズ(r23〜r
24)、リレー光学系の第2番目のレンズ成分の物体側の
両凸レンズ(r31〜r32)、同光学系の最も像側の凸レ
ンズ(r40〜r41)が異常分散光学ガラスである。
【0088】この実施例1の光学系は、上記各レンズに
異常分散光学ガラスを用いることにより、1軸光学系特
に変倍光学系が偏芯光学系であるにも拘らず、図14、
図15の収差図のように諸収差が良好に補正され、特に
色収差の2次スペクトルが良好に補正されている。これ
ら収差図のうち、図14は倍率が0.31倍の時、図1
5は倍率が1.25倍の時の図13に示す結像レンズを
設けての収差図である。又、(A)は偏芯方向の球面収
差、(B)は偏芯方向に対し90°の方向の球面収差、
(C)は非点収差、(D)は歪曲収差、(E)は倍率の
色収差であり、これら収差のうち球面収差は開口比1.
0、又非点収差、歪曲収差、倍率の色収差は、像高が1
0.50である。
【0089】尚この実施例1のデータ中r42〜r46が1
回結像リレー光学系の後方に配置される結像レンズに関
するもので、図13に示す構成のレンズ系である。又デ
ータ中のd41が1回結像リレー光学系の最終面から結像
レンズの第1面までの距離である。
【0090】実施例2は、図3乃至図6に示す構成であ
る。これら図のうち図3は倍率が0.36倍、図4は倍
率が0.23倍、図5は倍率が1.4倍、図6は倍率が
0.9倍の時の状態を示してある。この実施例は、作動
距離可変の対物レンズを用いた例である。
【0091】この実施例2は、対物レンズが負のメニス
カスレンズと両凸レンズとからなる正のレンズ成分と、
両凸レンズと負のメニスカスレンズとからなる正のレン
ズ成分とよりなる正の屈折力の第1群と、両凹レンズと
正のメニスカスレンズとからなる負のレンズ成分よりな
る負の屈折力の第2群より構成されたレトロフォーカス
タイプのレンズ系である。又、変倍光学系が正の第1群
と、負の第2群と、正の第3群よりなり、正の第1群は
正レンズと両凹レンズとからなる正のレンズ成分と両凸
単レンズの正のレンズ成分とよりなり、第2群は両凹単
レンズの負のレンズ成分と両凹レンズと両凸レンズとか
らなり全体としてメニスカス形状のレンズ成分とよりな
り、第3群は正のメニスカス単レンズの正のレンズ成分
と負のメニスカスレンズと両凸レンズとからなる正のレ
ンズ成分とよりなる。又、1回結像リレー光学系は、結
像点より物体側が両凸単レンズの正のレンズ成分と両凸
レンズと両凹レンズとからなる正のメニスカス形状のレ
ンズ成分と両凹レンズと平凸レンズとからなるレンズ成
分とよりなり結像点より後方に負のメニスカスレンズと
両凸レンズからなるる正のレンズ成分よりなる。
【0092】この実施例2は、実施例1とは異なり作動
距離可変の対物レンズを用いた実施例である。この実施
例は、対物レンズの凸のレンズ群、変倍光学系の第1群
と第3群、1回結像リレー光学系の結像点の前後の夫々
一つの凸レンズに異常分散光学ガラスが用いられてい
る。つまり対物レンズの最も物体側の正のレンズ成分の
両凸レンズ(r2 〜r3 )と、変倍光学系の第1群の正
のレンズ成分の両凸レンズ(r16〜r17)と、変倍光学
系の第3群の正のレンズ成分の両凸レンズ(r29
30)と、1回結像リレー光学系の結像点より前の正の
レンズ成分と後の正のレンズ成分中の両凸レンズ(r38
〜r39およびr47〜r48)が異常分散ガラスより形成さ
れている。
【0093】以上のように実施例2の光学系は、1軸光
学系が偏芯系であり又作動距離が可変であるが諸収差が
良好に補正され、特に2次スペクトルが良好に補正され
ている。
【0094】実施例3は、図7、図8、図9、図10に
示す通りで、夫々倍率が0.36倍、0.23倍、1.
4倍、0.9倍の時の状態を示す。この実施例3は、対
物レンズの正のレンズ成分中の凸レンズ(r5 〜r6
に、又変倍光学系の第1群と第3群の凸レンズ(r18
19およびr31〜r32)に、又1回結像リレー光学系の
結像点前後の凸レンズ(r40〜r41およびr49〜r50
に異常分散性の光学ガラスを用いている。
【0095】この実施例3は、対物レンズの最も物体側
にメニスカス形状のレンズ成分を加えることにより非点
収差、倍率の色収差を補正した光学系である。
【0096】実施例4は、図11、図12に示す構成
で、夫々倍率が0.3倍、1.7倍の時の状態を示す図
である。この実施例は、変倍光学系の変倍比を高くする
ために4群構成にしたことを特徴とする。つまり実施例
4は、負レンズと正レンズとからなる正のレンズ成分よ
りなる対物レンズと、正レンズと負レンズとからなる正
のレンズ成分と正の単レンズ成分とからなる正の第1群
と、負レンズと正レンズとからなる負のレンズ成分と負
の単レンズ成分とからなる負の第2群と、負のメニスカ
スレンズと正レンズとからなる正のレンズ成分と正の単
レンズ成分とよりなる正の第3群と、負レンズと正のメ
ニスカスレンズとからなる負のレンズ成分よりなる負の
第4群にて構成された変倍光学系と、結像点より前の正
の単レンズ成分と正レンズと負のメニスカスレンズとか
らなる正のレンズ成分と結像点より後ろの負のメニスカ
スレンズと正レンズとからなる正のレンズ成分とにて構
成されたリレー光学系とよりなる。
【0097】この実施例4は、変倍光学系の第1群と第
3群中の凸レンズ(r4 〜r5 およびr15〜r16)に、
1回結像リレー光学系の結像点の前後の凸レンズ(r24
〜r25およびr30〜r31)に異常分散性の光学ガラスを
用いている。
【0098】この実施例は、前述のように変倍光学系を
4群構成にして変倍比を高くすると共に異常分散性光学
ガラスを凸レンズに用いて2次スペクトルを補正したも
のである。
【0099】前記各実施例の色収差係数PLC、SLC
は下記の通りである。 実施例1 WD 倍率 PLC SLC 300 0.31 -0.027 -0.016 300 0.63 0.002 0.001 300 1.25 0.034 0.025 実施例2 WD 倍率 PLC SLC 250 0.36 -0.006 -0.001 300 0.3 -0.016 -0.007 380 0.23 -0.027 -0.013 250 0.72 0.025 0.019 300 0.6 0.012 0.011 380 0.47 -0.002 0.002 250 1.44 0.049 0.035 300 1.19 0.046 0.033 380 0.93 0.042 0.031 実施例3 WD 倍率 PLC SLC 250 0.36 -0.016 -0.009 300 0.3 -0.025 -0.014 380 0.23 -0.035 -0.020 250 0.71 0.011 0.008 300 0.6 0.001 0.000 380 0.47 -0.014 -0.007 250 1.43 0.049 0.035 300 1.19 0.047 0.034 380 0.94 0.044 0.032 実施例4 WD 倍率 PLC SLC 300 0.3 -0.024 -0.015 300 0.89 -0.005 -0.006 300 1.68 -0.007 -0.006 これら実施例のうち、実施例2、3、4も1回結像リレ
ー光学系の後方に例えば図13に示す結像レンズが配置
される。データ中実施例2のd48、実施例3のd50、実
施例4のd31は、いずれも1回結像リレー光学系の最終
面から結像レンズの最も前の面までの距離である。
【0100】特許請求の範囲に記載する実体顕微鏡のほ
かに下記の各項に記載する実体顕微鏡も本発明の目的を
達成し得る。
【0101】(1)特許請求の範囲の請求項1又は2に
記載する実体顕微鏡で、条件(1)の代りに下記条件
(1−1)を満足するようにしたことを特徴とする実体
顕微鏡。 (1−1) ΔθgF>0.025 、 νd >75
【0102】(2)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3あるいは前記の(1)の項に記載する実体顕微鏡で、
前記変倍光学系の正の焦点距離のレンズ群のうち最も物
体側のレンズ群および最も像側のレンズ群のうちの少な
くとも一つのレンズ群中に異常分散光学部材を用いたこ
とを特徴とする実体顕微鏡。
【0103】(3)前記の(2)の項に記載する実体顕
微鏡で、前記変倍光学系が、物体側から順に、正の屈折
力の第1群と負の屈折力の第2群と正の屈折力の第3群
とからなり、前記第1群が、物体側から順に、物体側に
凸面を向けたメニスカスレンズ成分と正のレンズ成分に
て構成されていることを特徴とする実体顕微鏡。
【0104】(4)前記の(3)の項に記載する実体顕
微鏡で、前記変倍光学系の第2群が、物体側から順に、
負のレンズ成分とメニスカスレンズ成分とからなり、前
記第3群が、物体側から順に、メニスカスレンズ成分と
正のレンズ成分とにて構成されていることを特徴とする
実体顕微鏡。
【0105】(5)前記の(2)の項に記載する実体顕
微鏡で、前記変倍光学系が、物体側から順に、正の焦点
距離を持つ第1群と負の焦点距離を持つ第2群と正の焦
点距離を持つ第3群と負の焦点距離を持つ第4群とから
なり、第1群が物体側より順に、正のレンズ成分と正の
レンズ成分とよりなり、第2群が物体側から順に、負の
レンズ成分と負のレンズ成分とよりなり、第3群が物体
側より順に、正のレンズ成分と正のレンズ成分よりな
り、第4群が負のレンズ成分よりなることを特徴とする
実体顕微鏡。
【0106】(6)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3あるいは前記の(1)又は(2)に記載する実体顕微
鏡で、1回結像リレー光学系の結像点の前後に少なくと
も一つの異常分散性光学材料よりなる凸レンズを有する
ことを特徴とする実体顕微鏡。
【0107】(7)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3に記載する実体顕微鏡で、対物レンズが物体側から順
に、正の焦点距離を持つ第1群と負の焦点距離を持つ第
2群よりなり、作動距離が可変であることを特徴とする
実体顕微鏡。
【0108】(8)前記の(7)の項に記載する実体顕
微鏡で、前記対物レンズの第1群が負レンズと正レンズ
とからなる正のレンズ成分と正レンズと負レンズとから
なる正レンズ成分とにて構成されていることを特徴とす
る実体顕微鏡。
【0109】(9)前記の(7)の項に記載する実体顕
微鏡で、対物レンズの第1群が物体側に凸面を向けたメ
ニスカスレンズ成分と正レンズと負レンズとからなる正
のレンズ成分と正のレンズ成分とからなることを特徴と
する実体顕微鏡。
【0110】(10)特許請求の範囲の請求項1又は2
の実体顕微鏡で、前記結像レンズの像面上での色収差係
数が下記条件(8)、(9)を満足することを特徴とす
る実体顕微鏡。 (8) −0.05<PLC<0.05 (9) −0.05<SLC<0.05 ただしPLC、SLCは夫々F線とC線およびd線とF
線との差の軸外色収差係数である。
【0111】(11)特許請求の範囲の請求項2に記載
する実体顕微鏡で、対物レンズの第1群の最も物体側の
レンズ群が、正レンズと負レンズとよりなるレンズ成分
を二つ有し、二つのレンズ成分が互いに逆向きに配置さ
れたことを特徴とする実体顕微鏡。
【0112】(12)特許請求の範囲の請求項2に記載
する実体顕微鏡で、対物レンズの最も物体側のレンズ群
が物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカスレ
ンズ成分と両凸レンズ成分と両凹レンズ成分とにて構成
されていることを特徴とする実体顕微鏡。
【0113】(13)特許請求の範囲の請求項3に記載
する実体顕微鏡で、光学系が主観察側と少なくとも一つ
の副観察側との光路に分割されイメージローテーターが
副観察側の光路中に配置されていることを特徴とする実
体顕微鏡。
【0114】
【発明の効果】本発明の実体顕微鏡は、偏芯変倍光学系
であるにも拘らず、諸収差が良好に補正され特に色収差
の2次スペクトルが良好に補正されている。又観察向を
調整が可能でしかも楽な姿勢での観察が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実体顕微鏡の実施例1の倍率0.31
の時の断面図
【図2】本発明の実体顕微鏡の実施例1の倍率1.25
の時の断面図
【図3】本発明の実体顕微鏡の実施例2の倍率0.36
の時の断面図
【図4】本発明の実体顕微鏡の実施例2の倍率0.23
の時の断面図
【図5】本発明の実体顕微鏡の実施例2の倍率1.4の
時の断面図
【図6】本発明の実体顕微鏡の実施例2の倍率0.9の
時の断面図
【図7】本発明の実体顕微鏡の実施例3の倍率0.36
の時の断面図
【図8】本発明の実体顕微鏡の実施例3の倍率0.23
の時の断面図
【図9】本発明の実体顕微鏡の実施例3の倍率1.4の
時の断面図
【図10】本発明の実体顕微鏡の実施例3の倍率0.9
の時の断面図
【図11】本発明の実体顕微鏡の実施例4の倍率0.3
の時の断面図
【図12】本発明の実体顕微鏡の実施例4の倍率1.7
の時の断面図
【図13】前記各実施例の1回リレー光学系の後に置か
れる結像レンズの断面図
【図14】前記実施例1の倍率0.31の時の収差曲線
【図15】前記実施例1の倍率1.25の時の収差曲線
【図16】本発明の実体顕微鏡の概略図
【図17】4回反射面を用いた本発明の実体顕微鏡の構
成を示す図
【図18】8回反射面を用いた本発明の実体顕微鏡の構
成を示す図
【図19】イメージローテータを用いた主副分割部の構
成図
【図20】イメージローテータを用いない主副分割部の
構成図
【図21】図20に示す構成の実体顕微鏡の左右光束入
れ替え部材の斜視図
【図22】θgF−νd

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズと、前記対物レンズと同軸の変
    倍光学系と、1回結像リレー光学系とを同軸に配置され
    た1軸光学系と、前記リレー光学系の後方に配置された
    左右一対の開口絞りと、結像レンズと反射部材と接眼レ
    ンズからなる少なくとも一対の観察光学とを備え、前記
    1対の開口絞りにより決定される観察光学系の1対の軸
    である観察光軸が前記1軸光学系の光軸と異なったとこ
    ろを通る実体顕微鏡で、前記変倍光学系と前記リレー光
    学系中に下記条件(1)を満足する異常分散光学材料を
    用いた正レンズを有することを特徴とする実体顕微鏡。 (1) ΔθgF>0.01 、 νd >50 ただし、ΔθgFは下記式にて与えられる値である。 ΔθgF=θgF−θ ここでθgF,θはF線,C線,g線の屈折率を夫々n
    F ,nC ,ng 又アッベ数をνとする時、下記式
    (B)、(C)にて与えられる。 θgF=(ng −nF )/(nF −nC ) (B) θ=−0.00162ν+0.6416 (C)
  2. 【請求項2】前記対物レンズが正の焦点距離を有する第
    1群と負の焦点距離を有する第2群とよりなり、前記第
    1群と第2群の間隔を変化させて作動距離を変化させる
    実体顕微鏡で、次の条件(5),(6)を満足すること
    を特徴とする請求項1の実体顕微鏡。 (5) 0.17<−fO2/fO <0.64 (6) fp /fO1<2.3 ただし fO は対物レンズの焦点距離、fO1、fO2は夫
    々対物レンズの第1群および第2群の焦点距離、fp
    異常分散材料を用いた正レンズの焦点距離である。
  3. 【請求項3】対物レンズと、前記対物レンズの後方に該
    対物レンズと同軸に配置された変倍光学系および1回結
    像リレー光学系とよりなる1軸光学系と、前記1回結像
    リレー光学系の後方に配置された左右一対の開口絞りと
    結像レンズ系と反射部材と接眼レンズとよりなる少なく
    とも1対の観察光学系とにて構成され、前記1対の開口
    絞りにより決定される観察軸が前記1軸光学系の光軸と
    は異なるところを通る実体顕微鏡において、前記1回結
    像リレー光学系よりも後方で鏡筒よりも前に少なくとも
    一つのイメージローテータが配置され、前記イメージロ
    ーテータと該イメージローテータより後の光学系とを
    1:2の割合で回転させることを特徴とする実体顕微
    鏡。
JP10538897A 1997-04-09 1997-04-09 実体顕微鏡 Expired - Fee Related JP3752356B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10538897A JP3752356B2 (ja) 1997-04-09 1997-04-09 実体顕微鏡
US09/056,906 US6327079B1 (en) 1997-04-09 1998-04-08 Stereoscopic microscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10538897A JP3752356B2 (ja) 1997-04-09 1997-04-09 実体顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10282428A true JPH10282428A (ja) 1998-10-23
JP3752356B2 JP3752356B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=14406277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10538897A Expired - Fee Related JP3752356B2 (ja) 1997-04-09 1997-04-09 実体顕微鏡

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6327079B1 (ja)
JP (1) JP3752356B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7453631B2 (en) 2004-12-02 2008-11-18 Olympus Corporation Three-dimensional medical imaging apparatus
JP2008542825A (ja) * 2005-05-23 2008-11-27 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 改良された横収差性能を有する広帯域対物レンズ
JP2009512887A (ja) * 2005-10-20 2009-03-26 カール ツァイス サージカル ゲーエムベーハー 顕微鏡システム
JP2009286673A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Ohara Inc 光学ガラス、プリフォーム、及び光学素子
JP4517422B2 (ja) * 1999-11-24 2010-08-04 株式会社ニコン アフォーカルズームレンズ及び該レンズを備える顕微鏡
JP2011521445A (ja) * 2008-05-09 2011-07-21 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー フーリエ光学系を含む照明系
JP2013047837A (ja) * 2012-10-25 2013-03-07 Olympus Medical Systems Corp 立体撮影光学系

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632172B1 (en) 2000-11-17 2003-10-14 Olympus Optical Co., Ltd. Endoscope apparatus
WO2001050947A1 (en) * 2000-01-14 2001-07-19 Intuitive Surgical, Inc. Endoscope
JP3944050B2 (ja) * 2001-11-05 2007-07-11 オリンパス株式会社 手術用顕微鏡
DE10243852B4 (de) * 2002-09-20 2006-01-26 Carl Zeiss Mikroskopiesystem und Mikroskopieverfahren
DE10255967A1 (de) * 2002-11-29 2004-06-09 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Vorrichtung zur Ausspiegelung eines stereoskopischen Beobachtungsstrahlengangs
DE10325575B4 (de) * 2003-06-05 2006-04-13 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Mikroskop
JP4912610B2 (ja) * 2005-04-25 2012-04-11 オリンパス株式会社 顕微鏡
US7511684B2 (en) * 2006-07-31 2009-03-31 Motorola, Inc. Image alignment method for binocular eyewear displays
JP4895836B2 (ja) * 2007-01-25 2012-03-14 オリンパス株式会社 顕微鏡鏡筒
JP5192892B2 (ja) * 2008-04-23 2013-05-08 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 立体撮影光学系
WO2016051969A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 ソニー株式会社 医療用立体顕微鏡光学系及び医療用観察装置
CN105688320B (zh) * 2016-04-13 2022-10-18 中国计量大学 一种基于科勒照明的钟摆投影助眠装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778574B2 (ja) * 1986-06-05 1995-08-23 オリンパス光学工業株式会社 実体顕微鏡用可変傾斜角双眼鏡筒
JP2958096B2 (ja) 1990-10-19 1999-10-06 オリンパス光学工業株式会社 実体顕微鏡
JP3093017B2 (ja) 1991-12-26 2000-10-03 オリンパス光学工業株式会社 実体顕微鏡
JPH06337351A (ja) 1993-05-31 1994-12-06 Olympus Optical Co Ltd 実体顕微鏡
JP3313163B2 (ja) * 1992-12-10 2002-08-12 オリンパス光学工業株式会社 顕微鏡対物レンズ
US5394267A (en) * 1993-06-29 1995-02-28 Olympus Optical Co., Ltd. Stereomicroscope
US5701196A (en) * 1993-11-05 1997-12-23 Olympus Optical Co., Ltd Stereomicroscope
JP3689124B2 (ja) 1993-11-18 2005-08-31 オリンパス株式会社 実体顕微鏡
CH689903A5 (de) 1994-12-23 2000-01-14 Zeiss Carl Fa Zoom-System für mindestens zwei stereoskopische Beobachtungs- oder Dokumentationsstrahlengänge.

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4517422B2 (ja) * 1999-11-24 2010-08-04 株式会社ニコン アフォーカルズームレンズ及び該レンズを備える顕微鏡
US7453631B2 (en) 2004-12-02 2008-11-18 Olympus Corporation Three-dimensional medical imaging apparatus
US7768701B2 (en) 2004-12-02 2010-08-03 Olympus Corporation Three-dimensional medical imaging apparatus
JP2008542825A (ja) * 2005-05-23 2008-11-27 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 改良された横収差性能を有する広帯域対物レンズ
JP2009512887A (ja) * 2005-10-20 2009-03-26 カール ツァイス サージカル ゲーエムベーハー 顕微鏡システム
US8804236B2 (en) 2005-10-20 2014-08-12 Carl Ziess Meditec Ag Microscopy system
JP2011521445A (ja) * 2008-05-09 2011-07-21 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー フーリエ光学系を含む照明系
JP2009286673A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Ohara Inc 光学ガラス、プリフォーム、及び光学素子
JP2013047837A (ja) * 2012-10-25 2013-03-07 Olympus Medical Systems Corp 立体撮影光学系

Also Published As

Publication number Publication date
US6327079B1 (en) 2001-12-04
JP3752356B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10895720B2 (en) Imaging optical system, microscope apparatus including the imaging optical system, and stereoscopic microscope apparatus
JP3752356B2 (ja) 実体顕微鏡
EP0660155B1 (en) Image display apparatus
US6304374B1 (en) Stereomicroscope
US20030184859A1 (en) Auxiliary binocular device for astronomical telescope
US6271971B1 (en) Microscope objective, and single objective type binocular stereomicroscope system cross
JP3689124B2 (ja) 実体顕微鏡
CN115657283B (zh) 手术显微镜连续变倍系统及手术显微镜
JP3245472B2 (ja) 頭部装着式表示装置
US7085045B2 (en) Stereoscopic microscope
JPH1195117A (ja) 双眼実体顕微鏡用高倍対物光学系
JP2000105339A (ja) 実体顕微鏡の対物光学系
JPH08286115A (ja) 無限遠補正対物レンズを有する顕微鏡
JP3340686B2 (ja) 接眼変倍光学系
JP4585638B2 (ja) 防振機能を有した対物レンズおよびそれを用いた双眼鏡
US5625488A (en) Telecentric relay lens system
JP2001147378A (ja) 平行系実体顕微鏡用対物レンズ系
JPH0458006B2 (ja)
US4753523A (en) Low magnification projection objective lens
WO2015125480A1 (ja) 変倍光学系
JP3816610B2 (ja) プリズム光学系
KR100236646B1 (ko) 초소형 아포컬 줌 광학계
JP3093017B2 (ja) 実体顕微鏡
SU1645925A1 (ru) Оптическа система бинокул рного прибора дл наблюдени ОПАЛАР-БЛ
JP2002139669A (ja) 結像光学系

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081216

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees