JPH06337351A - 実体顕微鏡 - Google Patents

実体顕微鏡

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JPH06337351A
JPH06337351A JP5149755A JP14975593A JPH06337351A JP H06337351 A JPH06337351 A JP H06337351A JP 5149755 A JP5149755 A JP 5149755A JP 14975593 A JP14975593 A JP 14975593A JP H06337351 A JPH06337351 A JP H06337351A
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JP
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lens group
optical system
lens
optical axis
reflection member
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JP5149755A
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Toyoji Hanzawa
豊治 榛澤
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、変倍光学系として左右の
観察光学系の瞳を含む一つのレンズ系を採用し、小型で
良好な光学性能を有する実体顕微鏡を提供するものであ
る。 【構成】 本発明の実体顕微鏡は、対物光学系とこれ
に共通の光軸の変倍光学系と接眼光学系とを備え、変倍
光学系が物体側から、正の第1レンズ群と負の第2レン
ズ群と正の第3レンズ群とよりなり、第1レンズ群と第
3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行なう実体
顕微鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍光学系を備えた実
体顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実体顕微鏡を用いれば、微細な部分を3
次元的に把握できるので、研究,検査,手術などの幅広
い分野で実体顕微鏡が用いられている。最近、これら分
野における技術が高度化し、2人が自由な方向から作業
したり、長時間観察するため楽な姿勢で観察できるよう
な実体顕微鏡の要望が強くなっている。そのため、特開
平4−156412号公報に記載されたような実体顕微
鏡が開発された。それは図14に示すような構成で、対
物レンズ13と同軸のアフォーカル変倍光学系14を配
置し、その後方に一対以上の接眼光学系15を配置し、
接眼光学系全体を対物光学系13の光軸と平行な軸のま
わりに回転させるようにしたものである。しかし、この
実体顕微鏡は、接眼光学系の左右観察用の瞳を含むよう
に、アフォーカルズーム光学系の射出瞳を大きくする必
要がある。この条件を満たすために、例えば、通常の実
体顕微鏡に使われている2本のアフォーカルズーム光学
系の片方を相似拡大してこれを実現しようとすると、瞳
の大きさを2倍以上大きくする必要があるため、全長が
元のズーム光学系の2倍以上に長くなる。そのために、
作業を行なう物体の位置(光学系の物体面)と作業を行
なうものが接眼レンズをのぞく眼の位置(アイポイン
ト)とが離れ、物体面付近での作業が行ないにくくな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、変倍光学系
として左右の観察光学系の瞳を含む1本のレンズ系を採
用しつつ、小型で良好な光学性能を持つ実体顕微鏡を提
供することにある。
【0004】本発明の他の目的は、特にアイポイント位
置が低く、かつ鏡体のバランスが良く支持しやすい実体
顕微鏡を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実体顕微鏡は、
対物光学系と、この対物光学系と共通の光軸を有する変
倍光学系と、この変倍光学系の射出側に配置された接眼
光学系とを備え、前記の変倍光学系が物体側から順に、
正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第
2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群とよりな
り、第1レンズ群と第3レンズ群とを光軸に沿って移動
させることにより変倍を行なうようにしたものである。
【0006】実体顕微鏡の光学系を小型化しようとする
と、変倍光学系の各レンズ群の屈折力が強くなる。変倍
光学系を前記のように正,負,正のパワーを有する三つ
のレンズ群にて構成した場合、各レンズ群の屈折力を強
くすると第2レンズ群の負の屈折力が特に強くなるため
に、このレンズ群の傾きや偏芯により像位置のずれが発
生し目立ちやすい。レンズ群の傾きや偏芯は、移動する
レンズにおいて特に起こりやすい。本発明では、前記の
ように第2レンズ群を固定し、第1レンズ群と第3レン
ズ群を移動するようにして、第2レンズ群の移動による
悪影響を軽減した。また、移動するレンズ群でレンズの
傾きや偏芯を抑えようとすると非常に精度の高いレンズ
保持機構や移動機構が必要になるが、本発明では屈折力
の強い第2レンズ群を固定しているのでレンズ保持機構
や移動機構を簡素化できる利点も有している。
【0007】又、第2レンズ群に対して固定された関係
にある反射部材を二つ設け、これらにより変倍光学系の
光路を折り曲げることにより物体から観察位置までの距
離を短くすることが出来、アイポイントを低くすること
が出来る。
【0008】
【実施例】次に本発明の実体顕微鏡の実施例を示す。実
体顕微鏡は、作業に必要な作動距離を確保した上で、作
業を行なう光学系の物体面とアイポイント面を近くする
必要がある。しかし、作業者の顕微鏡に対して反対側
(以後、後方と呼ぶ)や側方等は大になっていても作業
に対する影響は少ない。そのため、本発明の実体顕微鏡
は、作業に影響のない方向に突出部を設けて、その内部
に変倍光学系を配置し得るようにした。そのために、変
倍光学系内で光を2回反射させるようにして光軸を曲
げ、これによって入射光軸と射出光軸とを合わせるよう
に反射部材を配置し、変倍光学系の長さにより物体面と
アイポイントとの距離が短くなるようにした。
【0009】図1は、上述の構成の本発明の実施例を示
すもので、物体よりの光を半透過反射部材1により折り
曲げて側方または後方に向かうようにした。この半透過
反射部材1により曲げられた位置に対物レンズ2が配置
され、この対物レンズ2により物体よりの光束をアフォ
ーカル光束にする。この対物レンズ2の後方には、アフ
ォーカル変倍光学系3が配置されており、このアフォー
カル変倍光学系3には第2の反射部材4と第3の反射部
材5の二つの反射部材が配置されている。つまりこの第
2の反射部材4により光束は上方に曲げられ更に第3の
反射部材5により元の方向に光束を戻すように構成され
ている。更に変倍光学系3を射出後に第4の反射部材6
により図示しない物体から半透過反射部材1に到る光軸
の延長線上に反射される。この第4の反射部材6により
曲げられた後に立体的に観察するための二つの瞳7R,
7Lを設定する接眼光学系7が取付けられている。この
接眼光学系7は、結像レンズと、正立プリズムまたは偶
数回結像するリレーレンズなどの正立像にするための手
段と、像を拡大する接眼レンズとを含んでいる。この図
1には接眼光学系7は瞳位置(7L,7R)のみ示して
ある。また、四つの反射部材により正立プリズムを形成
した場合、接眼光学系には、左右の瞳を入れ換える光学
系が必要である。さらに、光源9からの光を集光レンズ
8および反射プリズム10,11によって半透過反射部
材1の上方に導き、半透過反射鏡1を介して対物レンズ
の光軸と同軸に照明光を入射するように設定してある。
【0010】この実施例は、上記の通りの構成であっ
て、実体顕微鏡のアフォーカル変倍光学系を折曲げるこ
とによって小型にしたものである。次に上記のアフォー
カル変倍光学系について説明する。
【0011】側方や後方のように顕微鏡使用者の作業に
支障をきたすことのない方向に光学系を配置しても、鏡
体の重量の増加により、顕微鏡全体が大型化したり、鏡
体の支持体の操作部から距離が離れることにより操作性
が悪くなるなどの問題が生ずる。この問題をさけるため
には、側方や後方への突出量を抑える必要がある。その
ためにアフォーカル変倍光学系3の全長が短くて、半透
過反射部材1と第2の反射部材4との間の光軸方向(矢
印bの方向でb光軸方向と呼ぶ)と第3の反射部材5と
第4の反射部材6との間の光軸方向(矢印dの方向でd
光軸方向と呼ぶ)長さが同程度であることが好ましい。
【0012】以上のことからアフォーカル変倍光学系
は、3群にて構成し、各レンズ群の焦点距離が次の条件
を満足することが望ましい。
【0013】f1 >0,f2 <0,f3 >0 ただし、f1 ,f2 ,f3 はそれぞれ第1レンズ群3
1,第2レンズ群32,第3レンズ群33の焦点距離で
ある。
【0014】このアフォーカル変倍光学系において、第
2レンズ群32に反射面を2面含めて固定し、第1レン
ズ群31と第3レンズ群33とを移動させて変倍と合焦
を行なうようにして、変倍光学系の全長を短くし、前記
のb光軸方向とd光軸方向の長さを同程度にしている。
また第1レンズ群31と第3レンズ群33を前記の条件
のように正のパワーにし、これによって第2レンズ群3
2での光束径が小になるようにした。したがって、重量
の増加につながりやすいプリズムやミラーを用いる第2
の反射部材4や第3の反射部材5を小型に出来、軽量化
が可能になる。又前記のb光軸方向とd光軸方向の光束
の最大径は、第1レンズ群31,第3レンズ群33によ
り決まり、第2レンズ群32の光束径が大にならないた
め第2の反射部材4,第3の反射部材5との光軸方向
(矢印c方向でc光軸方向と呼ぶ)の距離は第1レンズ
群と第3レンズとがぶつからない範囲で適宜小さくで
き、そのためアイポイントが物体から離れない。
【0015】次にアフォーカル変倍光学系の数値例を示
す。 数値例1 r1 =入射面 d1 =D12 =-4.652311 d2 =0.0245725 n1 =1.816 ν1 =46.6 r3 =-0.576651 d3 =0.0020833 r4 =0.2327148 d4 =0.0447313 n2 =1.72916 ν2 =54.7 r5 =2.1363732 d5 =0.0208333 n3 =1.84666 ν3 =23.8 r6 =0.3998642 d6 =D27 =-0.277245 d7 =0.0104166 n4 =1.816 ν4 =46.6 r8 =0.0976381 d8 =0.0177492 r9 =∞ d9 =0.4166666 n5 =1.79952 ν5 =42.2 r10=∞ d10=0.0310086 r11=-0.117758 d11=0.0125 n6 =1.6727 ν6 =32.1 r12=-0.114610 d12=D313=2.9463112 d13=0.0166666 n7 =1.726 ν7 =53.5 r14=0.3866137 d14=0.0257859 n8 =1.497 ν8 =81.6 r15=-0.306833 d15=D416=射出面 倍率 0.233 × 0.466 × 0.933 × D1 0.1462802 0.0487575 0 D2 0.025 0.1225228 0.1712802 D3 0.2057053 0.1454683 0.025 D4 0 0.060237 0.1807053 β=0.233 ×〜0.933 × AD=0.0458,A=0.05,AP=0 ,fOC=0.7 ,IH=0.025 HH=0.1228,f1 =0.37695 ,f2 =-0.1085 ,f3 =0.78063 f20=-0.08739,f21=-2.4542
【0016】 数値例2 r1 =入射面 d1 =D12 =0.3276198 d2 =0.0518114 n1 =1.48749 ν1 =70.2 r3 =-1.325918 d3 =0.0020833 r4 =0.1886252 d4 =0.0507693 n2 =1.48749 ν2 =70.2 r5 =1.2281153 d5 =0.0208333 n3 =1.84666 ν3 =23.8 r6 =0.4929500 d6 =D27 =6.0661219 d7 =0.0104166 n4 =1.72916 ν4 =54.7 r8 =0.0887555 d8 =0.0265080 r9 =-0.110686 d9 =0.0125 n5 =1.72916 ν5 =54.7 r10=∞ d10=0.4166666 n6 =1.51633 ν6 =64.1 r11=∞ d11=0.0138975 n7 =1.48749 ν7 =70.2 r12=-0.540701 d12=D313=2.3268724 d13=0.0166666 n8 =1.52944 ν8 =51.7 r14=0.3370325 d14=0.024471 n9 =1.497 ν9 =81.6 r15=-0.491383 d15=D416=射出面 倍率 0.233 × 0.466 × 0.933 × D1 0.0917445 0.0305801 0 D2 0.025 0.0861645 0.1167446 D3 0.2366314 0.1660853 0.025 D4 0 0.0705461 0.2116315 β=0.233 ×〜0.933 × AD=0.0458,A=0.05,AP=0 ,fOC=0.7 ,IH=0.025 f1 =0.30991 ,f2 =-0.09289,f3 =0.87854 ,f20=-0.12362 f21=-0.25281
【0017】 数値例3 r1 =入射面 d1 =D12 =0.6809665 d2 =0.0426548 n1 =1.497 ν1 =81.6 r3 =-0.882233 d3 =0.0021388 r4 =0.3389510 d4 =0.0391005 n2 =1.497 ν2 =81.6 r5 =3.2549111 d5 =0.0213885 n3 =1.84666 ν3 =23.8 r6 =1.4762306 d6 =D27 =-0.345746 d7 =0.0106942 n4 =1.72916 ν4 =54.7 r8 =∞ d8 =0.1711083 n5 =1.79952 ν5 =42.2 r9 =∞ d9 =0.0174379 n6 =1.72916 ν6 =54.7 r10=0.0756823 d10=0.0253391 r11=-0.061868 d11=0.0161268 n7 =1.51633 ν7 =64.1 r12=∞ d12=0.1711083 n8 =1.79952 ν8 =42.2 r13=∞ d13=0.0338747 n9 =1.497 ν9 =81.6 r14=-0.134899 d14=D315=0.9874227 d15=0.0171108 n10=1.51633 ν10=64.1 r16=0.2575234 d16=0.0264841 n11=1.497 ν11=81.6 r17=-0.741712 d17=D418=射出面 倍率 0.233 × 0.466 × 0.933 × D1 0.1577962 0.0526249 0 D2 0.0256662 0.1308376 0.1834625 D3 0.2219699 0.1565487 0.0256662 D4 0 0.0654311 0.1963036 β=0.233 ×〜0.933 × AD=0.047 ,A=0.051 ,AP=0 ,fOC=0.718 ,IH=0.026 f1 =0.43293 ,f2 =-0.11738,f3 =0.90164 ,f20=-0.0714 f21=-1.39856 上記の数値例は、変倍系の最大長で規格化した値であ
る。データー中r1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半
径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間
隔、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν
2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。又ADは変倍光
学系の光軸に対する左右の接眼光学系の光軸の偏心量、
Aは接眼光学系の開口絞りの径、APは接眼光学系の開
口絞りと変倍光学系の最終面との光軸方向の距離、IH
は接眼光学系の光軸からの最大像高、HHは第2レンズ
群の主点間隔、f20,f21はそれぞれ第2レンズ群の物
体側のレンズおよび像側のレンズの焦点距離である。
【0018】図1の光学系は、光学系中に反射部材を挿
入することによりレンズの間隔が広くなると、レンズの
パワーが小さくなり、同じ倍率を得るためにはb光軸方
向の長さを長くしなければならない。このb光軸方向の
長さを長くすると突出量が大きくなるためバランスが悪
くなり、鏡体を支えるのが難しくなる。これをさけるた
めに第2レンズ群を構成するレンズを反射部材の前後に
配置してこのレンズと反射部材とを一つのレンズ群とみ
なし、主点間隔を広げて反射部材の厚さを薄いものと同
等にする。これによって小型化できると共に光学系の収
差を補正しやすくなる。
【0019】数値例1は、図2に示す通りの構成で、
(A)は倍率0.233、(B)は倍率0.466、
(C)は倍率0.933の時である。また、図中Oは物
体側、Iは像側である。
【0020】この数値例1の変倍系は、第2レンズ群の
物体側のレンズ32Oと像側のレンズ32Iの間隔の空
気換算長が0.2795であるのに対し主点間隔が0.
1228であり、43%短縮されている。この短縮率が
35%以上でないと十分コンパクトになし得たとは云え
ないが、上記のようにこの実施例では十分コンパクトに
なっている。また主点を移動させるためには、第2レン
ズ群の像側のレンズ32Iが物体側に凹面を向けたメニ
スカスレンズで焦点距離の絶対値が1以上のほとんどパ
ワーのないレンズであることが好ましい。この数値例1
のように第2レンズ群の二つのレンズの間隔が大きくな
ると像面湾曲を補正することがむずかしくなる。この数
値例1の倍率が0.233×,0.466×,0.93
3×の時の収差状況は、図5,図6,図7に示す通りで
ある。
【0021】数値例2は、図3に示す通りの構成で、変
倍系の第2レンズ群を物体側の負レンズ32Oをプリズ
ムの前後にレンズを接合した像側の厚いレンズ32Iと
により構成した。これにより、プリズム部を長い一つの
レンズにしたので、第2レンズ群の二つのレンズの間隔
を狭くした。これにより数値例1では、第2レンズ群の
像側のレンズ32Iがパワーのないメニスカスレンズで
あるが、数値例2では反射面を2面内部に入れて面間隔
が広くなり、これによって負のパワーが強くなり、像面
湾曲を小さくすることが出来た。この数値例2の倍率が
0.233×,0.466×,0.933×の時の収差
状況は、図8,図9,図10に示す通りである。
【0022】数値例3は、図4に示す構成で、反射面を
第2レンズ群の二つのレンズ群32O,32Iに分けて
配置した。これにより、図3に示す数値例2と同様の効
果が得られる。さらに、第1レンズ群と第2レンズ群の
正レンズに異常分散ガラスを用いて、軸外色収差と軸上
色収差を良好に補正している。この数値例3の変倍系の
倍率が0.233×,0.466×,0.933×の時
の収差状況は図11,図12,図13に示す通りであ
る。
【0023】前記数値例の収差曲線図は、いずれも軸上
収差図と非点収差図で、これらは左右接眼光学系の光軸
の中心とアフォーカル光学系の光軸とを一致させた場合
の値である。それらのうち軸上収差状況は左右光軸を含
む面内での値で横収差であり、縦軸は開口比を示す。ま
た非点収差図は、接眼光学系の左右光軸を含む面とこれ
に垂直方向の2種類であり図面にはそれぞれ左右方向,
垂直方向と記載してある。これら収差図は、焦点距離f
OCの結像レンズを有する接眼光学系を取付けた時のその
像面での値である。この非点収差は、縦収差で表わされ
ており光軸と像点を結ぶ平面内での光が最小になる点を
破線で示し、これに垂直な方向の最も像点を実線で示し
てある。
【0024】
【発明の効果】本発明の実体顕微鏡は、小型で良好な光
学性能を有し、又アイポイントを低くし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図
【図2】本発明の実体顕微鏡における変倍系の数値例1
の断面図
【図3】本発明の実体顕微鏡における変倍系の数値例2
の断面図
【図4】本発明の実体顕微鏡における変倍系の数値例3
の断面図
【図5】数値例1の倍率0.233×の時の収差図
【図6】数値例1の倍率0.466×の時の収差図
【図7】数値例1の倍率0.933×の時の収差図
【図8】数値例2の倍率0.233×の時の収差図
【図9】数値例2の倍率0.466×の時の収差図
【図10】数値例2の倍率0.933×の時の収差図
【図11】数値例3の倍率0.233×の時の収差図
【図12】数値例3の倍率0.466×の時の収差図
【図13】数値例3の倍率0.933×の時の収差図
【図14】従来の実体顕微鏡の構成を示す図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物光学系と、前記対物光学系と共通の光
    軸を有する変倍光学系と、前記変倍光学系の射出側に配
    置された接眼光学系とを備え、前記変倍光学系が物体側
    から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折
    力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ
    群とよりなり、前記第1レンズ群と第3レンズ群とを光
    軸に沿って移動させることにより変倍を行なう実体顕微
    鏡。
  2. 【請求項2】前記第2レンズ群に対して固定した位置関
    係に配置された二つの反射部材を設けて前記第1レンズ
    群から前記第3レンズ群に至る光路を屈曲させるように
    したことを特徴とした請求項1の実体顕微鏡。
  3. 【請求項3】前記第1レンズ群の入射側および前記第3
    レンズ群の射出側にそれぞれ反射部材を設けたことを特
    徴とする請求項2の実体顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11258516A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Olympus Optical Co Ltd 複数人で観察可能な実体顕微鏡
US6327079B1 (en) 1997-04-09 2001-12-04 Olympus Optical Co., Ltd. Stereoscopic microscope
JP2009512887A (ja) * 2005-10-20 2009-03-26 カール ツァイス サージカル ゲーエムベーハー 顕微鏡システム

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