JPH0593863A - 小型の実像式変倍フアインダー - Google Patents

小型の実像式変倍フアインダー

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JPH0593863A
JPH0593863A JP3087288A JP8728891A JPH0593863A JP H0593863 A JPH0593863 A JP H0593863A JP 3087288 A JP3087288 A JP 3087288A JP 8728891 A JP8728891 A JP 8728891A JP H0593863 A JPH0593863 A JP H0593863A
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JP
Japan
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lens group
finder
positive
lens
group
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3087288A
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English (en)
Inventor
Satoru Ishizaka
哲 石坂
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラに組込んだときの全長が短く小型であ
るにもかかわらず、見え味がよく構成が簡素で、低コス
トで製作も容易な実像式変倍ファインダーを得る。 【構成】 物体側より順に、正の第1レンズ群、変倍の
ために相互に移動する負の第2レンズ群と正または負の
第3レンズ群、および正の第4レンズ群からなる対物レ
ンズ部と、正の屈折力を有する接眼レンズ部からなり、
かつ −1.5<fw/f123w<0.5 ただし、 fw :対物レンズ部の短焦点端での焦点距離 f123w:対物レンズ部の第1群から第3群までの短焦点
端での合成焦点距離の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍部の全長が短くレ
ンズシャッターカメラに好適な小型の実像式変倍ファイ
ンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズシャッターカメラのファイ
ンダーとしては、コストの点で有利なため、虚像ファイ
ンダーを用いるのが一般的であり、ズームレンズを搭載
したカメラの場合も、当初は虚像式の変倍ファインダー
が用いられていた。しかし、虚像式のファインダーでは
入射瞳位置が後方になるため、前玉径がどうしても大き
くなってしまい、また視野の明るさ及び視野枠の鮮明さ
でも実像式に劣るため、近年、特に変倍ファインダーと
しては実像式がよく用いられるようになった。ところ
で、実像式ファインダーは対物レンズと接眼レンズを必
要とするため、正立プリズムを用いたとしても、ファイ
ンダー全長(対物レンズ最前面から接眼レンズ最後面ま
での距離)はかなり大きなものとなる。従来はズームカ
メラのボディサイズが単焦点カメラに比べてかなり大き
かったために、ズームレンズを搭載したカメラに用いる
場合は、ファインダーの長さは特に問題とはならなかっ
た。しかし、単焦点カメラの薄型化とともに、ズームカ
メラでも薄型のものが求められるようになると、ファイ
ンダーの長さがカメラの薄型化を妨げる一因となってし
まう。
【0003】ファインダー全長は、光軸を反射面により
折り曲げて短くすることができるため、このファインダ
ー光学系の中、第1反射面より前方の長さを短くすれば
よい。通常、反射面は可動部分の後方に置かれるため、
これは対物レンズ部の第1面から可動部までの距離を短
くすることに相当する。特開平1−309020号公報
記載のファインダーでは、負・正の2群ズームを対物レ
ンズ部に用いて可動部の短いファインダーを得ている
が、このような2群構成では広角端と望遠端での歪曲収
差が補正しきれず、それぞれたる型・糸巻き型の収差が
目立ってしまう。また第1レンズ群を移動させると、構
造的にファインダー内にゴミが入りやすくなり、望まし
くない。
【0004】第1群を固定群として比較的全長の短い対
物レンズ部を得た例として、特開平2−173713号
公報記載のファインダーがある。しかしこの場合、対物
レンズ部の第4群は、正か負の弱い屈折力しか持ってい
ないため、対物レンズ部の正の屈折力の多くを第3群以
前で担わなければならない。このため、第3群以前の各
群は大きな屈折力を持つようになり、色収差補正のため
に各群を2枚のレンズで構成する必要があり、全体とし
てコスト高の構成になっている。また、貼り合わせレン
ズに非球面を用いるなど、製作の困難な構成を強いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カメラに組
込んだときの全長が短く小型であるにもかかわらず、見
え味がよく低コストで製作も容易な実像式変倍ファイン
ダーを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
本発明のファインダーは、物体側より順に正の第1レン
ズ群、負の第2レンズ群、正または負の第3レンズ群、
正の第4レンズ群から成る対物レンズ部と、正の屈折力
を有する接眼レンズ部を有し、前記対物レンズ部の少な
くとも第2群と第3群が移動することにより変倍を行
い、かつ以下の条件を満足するものとされている。 −1.5<fw/f123w<0.5 ただし、 fw :対物レンズ部の短焦点端での焦点距離 f123w:対物レンズ部の第1群から第3群までの短焦点
端での合成焦点距離
【0007】
【作用】第1レンズ群に正の屈折力を持たせることによ
り、広角端での負の歪曲収差を小さく抑えることができ
る。変倍は第2レンズ群と第3レンズ群の移動により行
い、どちらかのレンズ群の移動を非線型とすれば、視度
合わせのために第1レンズ群を動かす必要もない。本発
明のファインダーにおいては、変倍は主として第2レン
ズ群の移動により行われる。第3レンズ群は主として像
面補正の機能を有するため、その屈折力は第2レンズ群
にくらべて弱く、正・負どちらの屈折力を有していても
よい。
【0008】式は対物レンズ部の変倍部分、すなわち
第1レンズ群から第3レンズ群までの合成焦点距離に関
するものである。この条件の下限を越えて第1レンズ群
から第3レンズ群の負の屈折力が強くなると、その分、
第4レンズ群の正の屈折力も強くなり、第4レンズ群で
の単色収差・色収差発生を抑えるために多くのレンズを
用いる必要が生じ、コスト高となる。また上限を越えて
第1レンズ群から第3レンズ群の正の屈折力が強くなる
と、変倍レンズ群の負の屈折力も大きくなり、変倍によ
る収差変動が大きくなる。
【0009】本発明を用いれば、対物レンズの第1レン
ズ群から第3レンズ群は各々1枚ずつのレンズで構成す
ることができ、コストの点で有利であるだけでなく、レ
ンズ面数の減少に伴って面反射よる光量損失も小さくな
り、明るい視野を得ることが容易となる。また、第1、
2レンズ群に軸外で曲率がゆるくなるような非球面を用
いれば、歪曲の補正がより容易になる。さらに第4レン
ズ群にも軸外で曲率がゆるくなるような非球面を用いれ
ば、球面収差の補正に有効である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。表中の記号
は、rは屈折面の近軸曲率半径、dは屈折面の軸上面間
隔、nd はレンズ材料の屈折率、νd はそのアッベ数を
示す。表中、*は非球面を示し、その形状は面の頂点を
原点として、光軸方向をX軸とした直交座標系におい
て、頂点曲率をc、円錐係数をK、非球面係数をA4
6として下記の数式1で表わされる。
【0011】
【数1】
【0012】実施例1 面番号 r d nd νd 1* 20.037 2.70 1.492 57.0 2 −37.276 d2 3 −58.129 1.50 1.492 57.0 4* 6.6830 d4 5 −140.95 1.80 1.492 57.0 6* −18.145 d6 7 137.16 2.50 1.492 57.0 8* −8.4900 0.50 9 20.650 16.86 1.492 57.0 10 −30.000 1.70 11 ∞ 22.00 1.492 57.0 12 −22.000 1.50 13 26.351 2.00 1.583 30.0 14 13.437 2.50 15 17.047 3.00 1.492 57.0 16 −23.937 18 17(瞳) ∞ 非球面係数 第1面 K = −2.9508 A4 = −0.15963×10-46 = −0.24484×10-6 第4面 K = −0.37755 A4 = −0.64590×10-56 = 0 第6面 K =−12.280 A4 = 0.37953×10-46 = 0 第8面 K = −0.29609 A4 = −0.14131×10-46 = 0 ファインダー倍率 0.40〜0.77 最大入射角 28°〜14° fw/f123w 0.03
【0013】実施例2 面番号 r d nd νd 1* 14.343 3.50 1.492 57.0 2 −40.619 d2 3 −24.543 1.50 1.492 57.0 4* 4.0688 d4 5* −15.587 1.50 1.492 57.0 6 −26.507 d6 7 19.729 2.50 1.492 57.0 8* −7.5087 8.00 9 25.000 17.00 1.492 57.0 10 50.000 1.70 11 ∞ 22.00 1.492 57.0 12 −22.000 1.50 13 26.351 2.00 1.583 30.0 14 13.437 2.50 15 17.047 3.00 1.492 57.0 16 −23.937 18 17(瞳) ∞ 非球面係数 第1面 K =−1.0986 A4 =−0.95898×10-66 =−0.51039×10-6 第4面 K =−0.55887 A4 =−0.10995×10-46 = 0.41826×10-7 第5面 K = 4.9100 A4 = 0.17226×10-46 = 0 第8面 K =−1.1365 A4 =−0.84582×10-56 = 0.12002×10-5 ファインダー倍率 0.40〜0.77 最大入射角 28°〜14° fw/f123w −0.84
【0014】
【発明の効果】本発明のファインダーは、図面および各
実施例に見るように、小型で、構成が簡素で低コストで
あるにもかかわらず、見え味のよいファインダーを得る
ことができた。尚、本実施例では、正立系としてプリズ
ムを用いることを前提としているが、正立系としてリレ
ーレンズを用いたとしても、変倍系の後に反射面を配置
することにより同様の効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のファインダーの第1実施例の断面図
【図2】 本発明のファインダーの第1実施例の広角端
の収差図、収差図中、非点収差における実線、点線はそ
れぞれサジタル像面、メリディオナル像面を、横収差に
おける実線、点線はそれぞれd線、g線を表している。
【図3】 本発明のファインダーの第1実施例の中間位
置の収差図
【図4】 本発明のファインダーの第1実施例の望遠端
の収差図
【図5】 本発明のファインダーの第2実施例の断面図
【図6】 本発明のファインダーの第2実施例の広角端
の収差図
【図7】 本発明のファインダーの第2実施例の中間位
置の収差図
【図8】 本発明のファインダーの第2実施例の望遠端
の収差図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の第1レンズ群、負
    の第2レンズ群、正または負の第3レンズ群、正の第4
    レンズ群から成る対物レンズ部と、正の屈折力を有する
    接眼レンズ部を有し、前記対物レンズ部の少なくとも第
    2群と第3群が移動することにより変倍を行い、かつ以
    下の条件を満足することを特徴とする小型の実像式変倍
    ファインダー −1.5<fw/f123w<0.5 ただし、 fw :対物レンズ部の短焦点端での焦点距離 f123w:対物レンズ部の第1群から第3群までの短焦点
    端での合成焦点距離
JP3087288A 1991-03-28 1991-03-28 小型の実像式変倍フアインダー Withdrawn JPH0593863A (ja)

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JP3087288A JPH0593863A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 小型の実像式変倍フアインダー

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JPH0593863A true JPH0593863A (ja) 1993-04-16

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ID=13910616

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JP3087288A Withdrawn JPH0593863A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 小型の実像式変倍フアインダー

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JP (1) JPH0593863A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771119A (en) * 1995-12-28 1998-06-23 Samsung Aerospace Industries, Ltd. Real-image variable magnification viewfinder
US6560036B2 (en) 2000-05-22 2003-05-06 Olympus Optical Co., Ltd. Real image type view finder
US7050239B2 (en) 2000-09-26 2006-05-23 Olympus Corporation Real image mode variable magnification finder

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US6560036B2 (en) 2000-05-22 2003-05-06 Olympus Optical Co., Ltd. Real image type view finder
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Effective date: 19980514