JP4912610B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、光学顕微鏡に関し、特に、像の目視観察のための観察光路と、像を記録するための撮像光路とを備える顕微鏡に関するものである。
従来、顕微鏡は目視による観察が主用途であったため、その光学的な仕様は目視観察のために適切な範囲内に設定されていた(例えば、非特許文献1参照。)。
この非特許文献1によれば、顕微鏡の総合有効倍率の範囲を示す式として下記の式が紹介されている。
400NA<M<1000NA
ここで、NA:開口数、M:総合倍率である。
上記の範囲は目視観察において適切な分解能が得られる範囲を示しており、個々の用途によってはこれを外れるものもあるが、ほぼこの範囲内に収まる製品が一般的である。
「生物顕微鏡の基礎 八鹿寛ニ著 培風館 昭和48年6月20日初版発行 3.対物レンズ」
しかしながら、近年の顕微鏡は目視による観察のみでは無く、撮像光学系としての位置付けも強くなり、撮像のための光学系には、従来から知られていた有効倍率や無効倍率の考え方が必ずしも当てはまらないケースがある。例えば、上記の条件式から外れ、M<200NAとなるような場合には、眼の分解能に対して光学系の分解能が上回り、顕微鏡の解像力が十分に活かされないことになる。
撮像光学系では、総合有効倍率を一定とした場合に、像の明るさが開口数の自乗に比例するので、相当に明るい像が得られることとなり、露光時間が短縮される。これは微小な生き物のような動き回り、短時間の内に露光を終了せねばならない試料を撮影する上では特に大きなメリットとなり得る。
一方、上記総合有効倍率の範囲を超えて低い倍率を設定した場合には、眼の分解能が光学系の分解能を下回り顕微鏡の解像力が十分に活かされないばかりでなく、比較的厚みのある試料を顕微鏡で観察した際に眼が振れると像がユラユラ揺れて見辛くなる不都合もある。
観察者により捉え方に違いはあるが、不安定な見え方であり、長時間にわたる観察においては、場合により船酔いの様な状態を引き起こすこともある。したがって、像の目視のための光学系は、非特許文献1に示されている総合有効倍率の範囲に収まる仕様であることがより望ましい。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、撮像光学系においては明るい像を得て露光時間を短縮することができ、目視による観察光学系においては像の揺れを防止して安定した観察を可能とする顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、対物レンズにより集光した像を記録するための撮像光路と、該撮像光路から分岐された像を目視で観察するための観察光路とを備え、観察光路は、前記対物レンズの瞳をリレーするリレー光学系と、該リレー光学系によりリレーされた前記対物レンズの瞳共役位置近傍に配置され、その開口数を撮像光路の開口数より小さく絞り込むことが可能な開口絞りと、該開口絞りより前段に配置され、光路を左右両眼に導かれる2つの光路に分割する光路分割部材とを備え、記号Mを対物レンズから観察光路までの総合有効倍率、記号NAを対物レンズの入射開口数として、M<200NAを満たす顕微鏡を提供する。
本発明によれば、対物レンズにより集光した像が撮像光路を通過して記録される一方、撮像光路から分岐された観察光路を通過して目視により観察される。この場合に、観察光路に設けられた開口絞りの作動により、観察光路の開口数が撮像光路の開口数よりも小さく絞り込まれるので、開口絞りにより絞られた像を眼の瞳に入射させることが可能となり、厚みのある試料の観察時に眼が振れても像が揺れたり、観察方向が変化したりする不都合の発生を防止しつつ目視観察を行うことができる。その一方で、撮像光学系においては、観察光学系における開口数を越える十分に大きな開口数で像を記録することができ、明るく、かつ分解能の高い画像を取得することができる。
この場合において、M<200NAを満たすことにより、撮像光学系においては十分に明るくかつ分解能の高い画像を取得できる。その一方、観察光学系においては、開口絞りで開口数を制限することができる、像の揺れを発生させることなく安定した観察を行うことが可能となる。
また、上記発明においては、前記観察光路に、対物レンズの瞳をリレーするリレー光学系を備え、前記開口絞りが、前記リレー光学系によりリレーされた対物レンズの瞳共役位置近傍に配置されていることが好ましい。
このように構成することで、正立プリズム等を必要とせずに、リレー光学系を介して正立像を目視観察することができる。比較的低い倍率(30倍以下程度)で資料を観察しながら操作を行うような操作用顕微鏡では、特に正立像であることが重要である。この場合に、対物レンズの瞳共役位置近傍に配置された開口絞りによって、像のケラレを生ずることなく開口数を絞り込むことができる。その結果、明るさにムラのない像を目視観察することが可能となる。
また、上記発明においては、前記光路分割部材により分割された2つの光路の各瞳共役位置近傍に、それぞれ前記開口絞りが互いに観察光路に対して偏心して配置されていることとしてもよい。
このように構成することで、光路分割部材により、観察光路が2つに分割される。したがって、分割された2つの観察光路それぞれを介した像を左右両眼で観察することが可能となる。この場合に、2つの瞳共役位置に配置した開口絞りを偏心させて配置することにより、左右両眼により観察される像に視差を生じさせて、立体観察することが可能となる。
また、上記発明においては、前記光路分割部材が、ミラーとプリズムにより構成されていることとしてもよい。
本発明によれば、撮像光路と観察光路の開口数をそれぞれ適切に設定することが可能となり、従来に無い幅広い用途に適した顕微鏡を提供できる。すなわち、撮像光路の開口数と倍率を観察光路とは関係なく設定し、迅速な露光時間で像を捉えることが可能となる。微小な生き物など、例えば、線虫類や魚類の胚などの試料を生かしたままの状態でも、被写体をブレずに捉えられ、特に、十分な明るさを得難い極低倍率域での蛍光観察などで有効である。
また、観察光路に配置された開口絞りの作動により、明視野観察など明るさが十分な観察状態においては、開口絞りを閉じることにより、像の揺れが少なく観察しやすい状態を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る顕微鏡1について、図1〜図8を参照して説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1は、図1に示されるように、試料A側から順に、試料Aからの光を集光する対物光学系2と、像の倍率を変更可能な変倍光学系3と、変倍光学系3を通過した光を結像させる結像レンズ4と、結像レンズ4後に配置され光路を分割する第1の光路分割部材5と、該第1の光路分割部材5によって分岐された撮像光路6と、観察光路7とを備えている。また、変倍光学系3と結像レンズ4との間には、照明光Lを入射させるフィルタセット8が配置されている。なお、図1においては、フィルタセット8に入射する照明のための光学系は省略している。
前記対物光学系2は、光軸方向に配列された複数のレンズを備え、例えば、焦点距離90mm、最大レンズ径50mm程度のものが用いられている。作動距離は65mmあり、試料を観察しながら操作を行うために十分な距離を確保している。
前記変倍光学系4は、光軸方向に配列された複数のレンズのいくつかを光軸方向に移動させることで、例えば、0.31倍〜3.1倍まで倍率を変化させることができるようになっている。なお、変倍光学系はアフォーカル光学系であり、その倍率は入射光束径/射出光束径で表されるものである。
前記結像レンズ4は、例えば、焦点距離180mmである。
フィルタセット8は、例えば、励起用フィルタ9と、ダイクロイックミラー10と、バリアフィルタ11を備えている。光源から入射される照明光Lを励起用フィルタ9に入射させることで、励起光を通過させ、ダイクロイックミラー10によって試料A側に向けて反射させる一方、試料Aから戻る蛍光Fをダイクロイックミラー10に透過させて結像レンズ4に向かわせるようになっている。また、ダイクロイックミラー10の後段に配置したバリアフィルタ11によって、ダイクロイックミラー10を透過した一部の励起光が結像レンズ4以降に入射されるのを防止できるようになっている。
前記第1の光路分割部材5は、例えば、図1に示す例では、結像レンズ4から出射された光を反射する2枚のミラー5a,5bを備えている。一方のミラー5aは、結像レンズ4からの光路に対して挿脱可能に設けられている。これにより、ミラー5aを光路上に挿入したときには、結像レンズ4からの蛍光Fを反射して、観察光路に指向させることができるようになっている。また、ミラー5aを光路上から抜き出したときには、結像レンズ4からの蛍光Fをそのまま撮像光路6に指向させることができるようになっている。
前記撮像光路6には、前記結像レンズ4の焦点位置に、例えば、CCDカメラ等の撮像装置の撮像面12が配置されている。第1の光路分割部材5の作動により、ミラー5aが光路上から抜き出されることで、結像レンズ4を通過した蛍光Fをそのまま撮像面12に導くことができるようになっている。
前記観察光路7は、結像レンズ4により集光され、第1の光路分割部材5によって反射された後に結像した像をリレーして再結像させるリレー光学系と13、リレー光学系13の途中位置に配置され、観察光路7を2つに分岐する第2の光路分割部材14と、リレー光学系13によってリレーされた対物レンズ2の瞳共役位置Bに配置される開口絞り15と、接眼レンズ16とを備えている。
前記リレー光学系13は、2つの結像位置C,Dの中間に形成される瞳共役位置Bを挟んで配置された2つのレンズ群G1,G2を備えている。
また、前記第2の光路分割部材14は、図2に示されるように、例えば、複数のプリズム14a〜14dとミラー14eとにより構成されている。第2の光路分割部材14は、前記リレー光学系13によりリレーされた瞳共役位置Bとレンズ群G1との間に配置されている。したがって、該第2の光路分割部材14の後段に配される観察光学系7、すなわち、開口絞り15、第2レンズ群G2および接眼レンズ16が、両眼用に左右それぞれ2個ずつ備えられている。リレー光学系13の倍率は、例えば、1倍、接眼レンズ16の倍率は、例えば、10倍である。図1中、符号17,18,19は観察光路7を形成するためのミラーおよびプリズムである。
前記開口絞り15は、例えば、図3に示されるように、左右両眼用の一対の開口15L,15Rを有するプレート15aにより構成されている。符号15bはプレート15aを抜き差しする際に操作する把持部である。
開口15L,15Rとしては、種々の形状のものが使用される。例えば、図4(a)光束を絞ることなく開放するもの、同図(b)所定の開口数となるまで絞り込むもの、同図(c)絞り込むとともに偏心させたもの、同図(d)開口形状を変えることで偏心させたもの等を使用することができる。図中、破線は開口絞り前の光束径である。したがって、プレート15aを抜き差しすることで、絞り方を変更することができるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1を用いて試料Aを撮像するには、第1の光路分割部材5を構成するミラー5aを光路上から離脱させておき、照明光路から照明光Lを入射させる。フィルタセット8に照明光が入射されると、励起フィルタ9によって励起光とされた後に、ダイクロイックミラー10によって反射され、変倍光学系3および対物光学系2を介して試料Aに照射される。試料Aにおいて蛍光物質が励起されることにより発生した蛍光Fは、対物光学系2によって集められ、変倍光学系3、ダイクロックミラー10、バリアフィルタ11を介して結像レンズ4に入射され、そのまま撮像光路6に入射されて、開口数を絞り込まれることなく、撮像面12に結像させられる。
したがって、対物レンズ2の入射開口数を大きく確保しておけば、例えば、顕微鏡1の総合観察倍率をM、対物レンズ2の入射開口数をNAとして、M<200NAの関係を満たすような場合には、蛍光を大きな開口数のまま撮像面12に入射させることができ、明るい蛍光画像を取得することができる。その結果、迅速な露光時間で像をとらえることができ、微小な生き物など、例えば、線虫類や魚類の胚などの試料が生きたままの状態でも、試料をブレずにとらえることができる。特に、十分な明るさを得難い極低倍率域での蛍光観察などで有効である。
次に、本実施形態に係る顕微鏡1を用いて試料を目視観察するには、第1の光路分割部材5を構成するミラー5aを光路上に挿入配置させておき、照明光路から照明光Lを入射させる。
試料Aにおいて発生し上記と同様の経路を辿って、結像レンズ4により集光された蛍光Fは、第1の光路分岐部材5のミラー5a,5bによって反射され、観察光路7に入射される。
観察光路7に入射された蛍光Fは、リレー光学系13の第1のレンズ群G1を通過し、第2の光路分割部材14によって左右2つの光路に分岐された後、開口絞り15によって絞り込まれ、第2のレンズ群G2を通過し接眼レンズ16に入射させられる。この間、蛍光Fはリレー光学系13によって、2カ所の結像位置C,Dにおいて像を結像する。これにより、接眼レンズ16を介した目視観察においては正立像が得られ、顕微鏡1で観察しながらの試料A操作を容易にすることができる。
この場合において、本実施形態によれば、観察光路7中に設けた開口絞り15によって、撮像光路6の開口数よりも十分に小さい開口数まで絞り込むことができる。
観察光路7の開口数が、撮像光路6の比較的大きな開口数と同等である場合、以下の不都合が生ずる。
すなわち、図5および図6に示されるように、光学系の射出瞳に対して、眼Eの瞳が比較的小さい場合には、眼Eの瞳が実質的な開口絞りとなる(図5(a)中、斜線部の光束のみが眼Eの瞳に入射される。)。このため、観察光路7に対して眼Eの位置が振れることにより顕微鏡1は偏心光学系となり、主光線の角度が様々に変化する。
図5は、眼Eの瞳位置が光軸上に配置されている場合であり、図6は、眼Eの瞳位置が光軸に交差する方向に振れた場合をそれぞれ示している。図5(b)および図6(b)はそれぞれ、目視観察される試料Aの像を示している。これらの図5および図6から明らかなように、眼Eが振れると様々な方位から試料Aを眺めることとなり、像がユラユラ揺れて不安定に見える現象が生じる。また、厚みのある試料Aを観察する場合には、眼Eの瞳の位置によっては、図6(b)に示されるように、試料Aの形態が異なって見えてしまう不都合もある。
これに対して、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、観察光路7に挿入した開口絞り15によって、開口数を必要十分な倍率が得られる大きさまで絞り込むことができる。必要十分な倍率が得られる開口数の大きさとしては、個人差、明るさによる眼Eの瞳の大きさ変化にもよるが、200NA<M<1000NAを満足する範囲であることが好ましく、さらに好ましくは、400NA<Mを満足する範囲である。
このように設定することで、図7に示されるように、眼Eの瞳が開口絞り15として機能することが回避され、像の揺れが少なく観察しやすい状態を達成することができる。
また、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、観察光路7に挿入される開口絞り15が、リレー光学系13によってリレーされた対物レンズ2のほぼ瞳共役位置Bに配置されているので、開口絞り15を絞りこんだ際に生じる視野のカゲリなどを最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、第2の光路分割部材14によって、左右両眼Eのそれぞれに対して瞳共役位置Bを形成し、各瞳共役位置B近傍に開口絞り15を配置しているので、偏心した開口15L,15R形状の開口絞り15を挿入することにより、図8に示されるように、左右両眼Eに導かれる光束に適当な視差を与えることができる。これにより、厚みのある試料Aを観察する場合には、試料Aの立体的な観察が可能となり、顕微鏡1で観察しながらの試料A操作をより容易にすることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、撮像光路6と観察光路7の開口数をそれぞれ適切に設定することが可能となり、従来に無い幅広い用途に適した顕微鏡1を提供することができる。
なお、本実施形態においては、変倍光学系3を配置した例を示したが、これに代えて、変倍光学系3を省略してもよい。また、第1の光路分割手段5を結像レンズ4の後段に配置したが、これに代えて、結像レンズ4の前段に配置し、分割後の各光路に結像レンズ4を配置してもよい。
また、ミラー5aを挿脱する形式の第1の光路分割手段5を例示したが、これに代えて、ハーフミラーによって構成してもよい。また、ミラー5a,5b,17,18の角度を変えることにより、接眼レンズ16の角度を変更することとしてもよい。
さらに、本実施形態においては、蛍光観察用の顕微鏡1を例示したが、これに限定されるものではなく、可視光を入射させ反射光または透過光を観察する方式の顕微鏡1に適用することもできる。この場合、フィルタセット8はハーフミラーに置き換えればよい。
また、本実施形態に係る顕微鏡1においては、第2の光路分割部材14をリレー光学系13によりリレーされる瞳共役位置Bの直前に配置したが、これに限定されるものではなく、立体観察を可能とするためには、瞳共役位置Bよりも前段側のいずれの位置でもよく、また、立体観察をしない場合には、接眼レンズ16までの任意の位置に配置することとしてもよい。第2の光路分割部材14を設けることなく、単一の接眼レンズ16を有する顕微鏡1に適用することにしてもよい。
また、開口絞り15としては、左右両眼E用の一対の開口15L,15Rを有するプレート15aを抜き差しすることにより変更可能なものを例示したが、これに代えて、開口径を変化させる形式のものや、同一プレート15a中に複数対の開口15L.15Rを有し、その位置を変更することで切り替える形式のものを採用してもよい。
また、本実施形態の顕微鏡1では、観察光路7内に設けた開口絞り15を開放して光束を制限しないこともできる。このようにすることで、特に、暗い像の観察を容易にすることができる。観察像が暗い場合には、眼Eの瞳孔は観察像が明るい場合より開いており、眼Eが振れても像がユラユラ揺れて見える現象は起こり難い。さらに、眼Eにより大きな光束を取り込めるので、たとえ像を分解できない程大きな開口数であったとしても、S/Nの差として像をとらえ易くなる。特に、総合有効倍率が20倍を下回るような極低倍率域での蛍光観察など、観察範囲が広く十分な明るさが得難い場合において有効である。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡をレンズ配列によって示す全体構成図である。 図1の顕微鏡の観察光路に配置される光路分割部材の一例を示す図である。 図1の顕微鏡の観察光路に配置される開口絞りの一例を示す図である。 図3の開口絞りの開口形状を示す図である。 図1の顕微鏡の観察光路に開口絞りを設けない場合を説明する説明図である。 図5において眼の位置が振れた場合を説明する説明図である。 図1の顕微鏡の観察光路に開口絞りを設けた場合を説明する説明図である。 図1の顕微鏡において開口絞りを偏心させた場合を説明する説明図である。
符号の説明
B 瞳共役位置
1 顕微鏡
2 対物レンズ
6 撮像光路
7 観察光路
13 リレー光学系
14 第2の光路分割部材(光路分割部材)
15 開口絞り

Claims (3)

  1. 対物レンズにより集光した像を記録するための撮像光路と、
    該撮像光路から分岐された像を目視で観察するための観察光路とを備え、
    観察光路は、前記対物レンズの瞳をリレーするリレー光学系と、
    該リレー光学系によりリレーされた前記対物レンズの瞳共役位置近傍に配置され、その開口数を撮像光路の開口数より小さく絞り込むことが可能な開口絞りと、
    該開口絞りより前段に配置され、光路を左右両眼に導かれる2つの光路に分割する光路分割部材とを備え、
    下記条件式を満たす顕微鏡。
    M<200NA
    ここで、記号Mは対物レンズから観察光路までの総合有効倍率、記号NAは対物レンズの入射開口数を示している。
  2. 前記光路分割部材により分割された2つの光路の各瞳共役位置近傍に、それぞれ前記開口絞りが互いに観察光路に対して偏心して配置されている請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記光路分割部材が、ミラーとプリズムにより構成されている請求項1または請求項2に記載の顕微鏡。
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