JPH10281320A - 水栓の凍結破壊防止装置 - Google Patents

水栓の凍結破壊防止装置

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JPH10281320A
JPH10281320A JP10663397A JP10663397A JPH10281320A JP H10281320 A JPH10281320 A JP H10281320A JP 10663397 A JP10663397 A JP 10663397A JP 10663397 A JP10663397 A JP 10663397A JP H10281320 A JPH10281320 A JP H10281320A
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JP
Japan
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faucet
lid
flat plate
annular flat
fixing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10663397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kuriyama
辰夫 栗山
Shinya Nakajima
真也 中島
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを低減する。 【解決手段】 通常使用時には、水栓蓋11は固定板1
6により水栓本体10側に押圧されて固定されている。
ここで、気温の低下により水栓内の水が凍結してくる
と、体積膨張により水栓内の圧力が上昇し、この圧力が
固定板16の押圧力より大きくなると、水栓蓋11が大
気側に押されて摺動する。このとき、水栓蓋11の外周
部11bは固定板16に接触せず、固定板16は肩部1
1aの変位に応じて変形して水栓内の圧力を吸収する。
その後凍結が解けると、固定板16が復元して再び水栓
蓋11を水栓本体10側に押圧固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に湯沸器に内蔵
されている水栓の凍結破壊防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、主に湯沸器に設けられる水栓
の凍結破壊防止装置として、例えば実用新案登録第25
23747号には、環状の絞り部を設けた板金製取付け
部材により環状絞り部の内面で水栓の水栓蓋を押圧して
固定し、凍結時には環状絞り部が変形することにより水
栓内の圧力上昇を吸収するといった構成のものが開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな板金製取付け部材を製造するには、環状絞り部を成
形するための高価な絞り型が必要となり、製造コストが
高くなってしまうといった問題があった。本発明の水栓
の凍結破壊防止装置は上記課題を解決し、製造コストを
低減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の水栓の凍結破壊防止装置は、水の制
御装置を内蔵した水栓の装置本体と、上記装置本体の開
口部に設けられる水栓蓋と、外周部分が上記装置本体に
固定され、内周部分で上記水栓蓋を該装置本体側に押圧
して固定する環状の押え金具とを備えた水栓の凍結破壊
防止装置において、上記押え金具の上記装置本体への固
定面と上記水栓蓋の押圧面とを同一平面上に配設し、板
金打抜加工した環状平板を該押え金具として用いて該水
栓蓋を固定すると共に、該水栓蓋の該環状平板による押
圧部分より外側に、該水栓蓋と該環状平板とを非接触と
するための空間を設けたことを要旨とする。
【0005】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
の水栓の凍結破壊防止装置は、請求項1記載の水栓の凍
結破壊防止装置において、上記環状平板の上記装置本体
への固定は複数箇所のビス止めとし、各複数のビス止め
箇所に臨んで該環状平板の内周部分に切り欠き部をそれ
ぞれ形成したことを要旨とする。
【0006】上記課題を解決する本発明の請求項3記載
の水栓の凍結破壊防止装置は、請求項1又は2記載の水
栓の凍結破壊防止装置において、上記環状平板の内縁部
をバーリング加工したことを要旨とする。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
水栓の凍結破壊防止装置は、通常使用時には、水栓蓋は
環状平板の装置本体への固定面と同一平面上で環状平板
により装置本体側に押圧されて固定されている。ここ
で、気温の低下により水栓内の水が凍結してくると、体
積膨張により水栓内の圧力が上昇し、この圧力が環状平
板の押圧力より大きくなると、水栓蓋が大気側に押され
環状平板を変形させて移動するため、水栓内の圧力を吸
収することができる。その後凍結が解けると、環状平板
が復元して再び水栓蓋を装置本体側に押圧固定する。こ
のように凍結時に水栓蓋が大気側に移動することで、そ
の変位に応じて環状平板が変形するが、水栓蓋の変位量
が同じであっても環状平板の水栓蓋との接触部分が水栓
本体への固定部分から遠いほど環状平板自身の変形を小
さくできる。そのため、水栓蓋の環状平板との接触部分
の外側に環状平板と非接触となる空間を設けることで、
凍結時に水栓蓋が移動した際に、環状平板の水栓蓋との
接触部分を水栓本体への固定部分から遠い位置に維持し
て、水栓蓋の変位量に対する環状平板の変形を小さくす
ることができ、凍結が解けた時に環状平板を復元しやす
くすることができる。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
水栓の凍結破壊防止装置は、環状平板を装置本体に複数
箇所でビス止め固定する。そして、各複数のビス止め箇
所に臨んで環状平板の内周部分に切り欠き部をそれぞれ
形成する。そのため、凍結時の水栓蓋の変位に対して内
周部が変形しやすく、水栓蓋の変位量を大きくすること
ができる。また、切り欠き部を各ビス止め箇所に臨んで
それぞれ設けることで、押圧箇所をビス止め箇所から遠
ざけることができるため、水栓蓋の変位に対する環状平
板の変形度合いを小さくすることができる。
【0009】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
水栓の凍結破壊防止装置は、環状平板の内縁部をバーリ
ング加工することで、環状平板を変形しにくくして板厚
を薄くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の水栓の凍結破
壊防止装置の好適な実施例について説明する。図1は、
本発明の一実施例としての水栓の凍結破壊防止装置を表
わす断面図である。この水栓の凍結破壊防止装置は、水
栓本体10の開口部に設けられ水栓本体10と共に水室
を形成する樹脂製の水栓蓋11と、外縁を水栓本体10
と水栓蓋11とに挟持されるダイヤフラム12と、水栓
蓋11にガイドされて摺動するスピンドル13と、スピ
ンドル13の先端に設けられるパイロット弁14と、パ
イロット弁14を閉弁方向に付勢するバネ15と、水栓
蓋11を水栓本体10側に押圧固定する固定板16とを
備える。
【0011】水栓蓋11の外周部にはOリング17を装
着し、水栓蓋11が摺動しても水漏れしない構造として
いる。
【0012】固定板16は、図2に示すように、板金を
環状に打ち抜いたもので、中央孔16aがバーリング加
工され、端部には水栓本体10にビス止めするための複
数のビス孔16bが形成される。固定板16による押圧
力は、通常使用時での高い水圧に対しても水栓蓋11が
摺動しない程度の大きさにする必要があるためある程度
の板厚が要求されるが、中央孔16aをバーリング加工
することで板を変形しにくくして板厚を薄くすることが
できる。この固定板16を水栓蓋11の上部から水栓本
体10にビス18で固定し、その固定面と同一平面上で
中央孔16aの内縁部により水栓蓋11の樹脂成型によ
る応力集中の大きい肩部11aを均一に押圧する。この
とき、水栓蓋11の外周部11bは肩部11aより低く
なった形状のため固定板16と接触しない。
【0013】通常使用時には、水栓蓋11は固定板16
により水栓本体10側に押圧されて固定されている。こ
こで、気温の低下により水栓内の水が凍結してくると、
体積膨張により水栓内の圧力が上昇し、この圧力が固定
板16の押圧力より大きくなると、水栓蓋11が大気側
(図1上方向)に押されて摺動する。このとき、水栓蓋
11の外周部11bは固定板16に接触せず、固定板1
6は肩部11aの変位に応じて変形して水栓内の圧力を
吸収する。その後凍結が解けると、固定板16が復元し
て再び水栓蓋11を水栓本体10側に押圧固定する。
【0014】以上説明したように、本実施例の水栓の凍
結破壊防止装置によれば、水栓の凍結破壊防止のための
水栓蓋11の固定に板金を環状に打ち抜いた固定板16
を用いることで、複雑な加工が必要がないため製造コス
トを低減することができる。また、水栓蓋11の外周部
11bと固定板16とを非接触として、凍結時に水栓蓋
11が摺動しても固定板16の肩部11aとの接触を維
持させることで、水栓蓋11の変位量に対して固定板1
6の変形度合いを小さくして凍結が解けた時に復元しや
すくすることができるため、凍結後に修理しなければな
らないといった不具合を少なくすることができる。更
に、固定板16により樹脂製の水栓蓋11の応力集中の
大きい部分である肩部11aを均一に押圧することで、
水栓蓋11にかかる負担を少なくすることができるため
水栓蓋11の破損を防ぐことができ、また水栓蓋11の
肉厚を薄くしてコストを低減することができる。加え
て、固定板16の中央孔16aをバーリング加工するこ
とで固定板16を変形しにくくすることができるため、
板厚を薄くしてコストを低減することができる。
【0015】尚、固定板の形状は本実施例により限定さ
れるものではなく、例えば中央孔16aをバーリング加
工しない構成であってもよく、また内周部分にスリット
を形成してもよい。例えば図3に示すように、固定板1
6の各ビス孔16bに臨んだ内周部分に切り欠き16c
をそれぞれ形成することによりビス孔16bの中間位置
に爪片16dを形成し、爪片16dにより水栓蓋11を
押圧する構成であってもよい。このように内周部分に切
り欠きを設けることで、固定板16を変形しやすくして
水栓蓋11の変位量を大きくすることができる。また爪
片16dをビス孔16bの中間位置に形成することで、
水栓蓋11の変位に対する固定板16の変形度合いを小
さくすることができ、更に同一形状の爪片16dを同様
の位置関係で形成しているため、それぞれの爪片16d
の押圧力や変形度合いを均等にすることができる。
【0016】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水栓の凍結破壊防止装置によれば、水栓蓋を押圧
固定するために板金打抜加工した環状平板を用いること
で、複雑な加工が必要ないため製造コストを低減するこ
とができる。また、水栓蓋の環状平板に押圧される部分
の外側に環状平板と非接触となる空間を設け、凍結時に
水栓蓋が移動した際の環状平板の変形を小さくして凍結
が解けた時に復元しやすくすることができるため、凍結
後に修理しなければならないといった不具合を少なくす
ることができる。
【0018】更に、本発明の請求項2記載の水栓の凍結
破壊防止装置によれば、水栓蓋の変位量を大きくするこ
とができるため、凍結時の水栓内の圧力の吸収量を大き
くすることができる。また、水栓蓋の変位に対する環状
平板の変形度合いを小さくできるため、水栓内の圧力を
有効に吸収させることができ、また変形後の環状平板を
復元しやすくすることができる。
【0019】更に、本発明の請求項3記載の水栓の凍結
破壊防止装置によれば、環状平板の内縁部をバーリング
加工することで板厚を薄くすることができるため、コス
トを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての水栓の凍結破壊防止装置を表
わす断面図である。
【図2】固定板の平面図である。
【図3】別例としての固定板の平面図である。
【符号の説明】
10…水栓本体、 11…水栓蓋、 16…固定板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の制御装置を内蔵した水栓の装置本体
    と、 上記装置本体の開口部に設けられる水栓蓋と、 外周部分が上記装置本体に固定され、内周部分で上記水
    栓蓋を該装置本体側に押圧して固定する環状の押え金具
    とを備えた水栓の凍結破壊防止装置において、 上記押え金具の上記装置本体への固定面と上記水栓蓋の
    押圧面とを同一平面上に配設し、板金打抜加工した環状
    平板を該押え金具として用いて該水栓蓋を固定すると共
    に、該水栓蓋の該環状平板による押圧部分より外側に、
    該水栓蓋と該環状平板とを非接触とするための空間を設
    けたことを特徴とする水栓の凍結破壊防止装置。
  2. 【請求項2】 上記環状平板の上記装置本体への固定は
    複数箇所のビス止めとし、各複数のビス止め箇所に臨ん
    で該環状平板の内周部分に切り欠き部をそれぞれ形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の水栓の凍結破壊防止
    装置。
  3. 【請求項3】 上記環状平板の内縁部をバーリング加工
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の水栓の凍結
    破壊防止装置。
JP10663397A 1997-04-08 1997-04-08 水栓の凍結破壊防止装置 Pending JPH10281320A (ja)

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