JP2523747Y2 - 水バルブの凍結破壊防止装置 - Google Patents

水バルブの凍結破壊防止装置

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JP2523747Y2
JP2523747Y2 JP2587190U JP2587190U JP2523747Y2 JP 2523747 Y2 JP2523747 Y2 JP 2523747Y2 JP 2587190 U JP2587190 U JP 2587190U JP 2587190 U JP2587190 U JP 2587190U JP 2523747 Y2 JP2523747 Y2 JP 2523747Y2
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正敏 和田
田中  秀知
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株式会社ハーマン
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、主に湯沸器に内蔵されている水バルブの凍
結破壊防止装置に関する。
【従来の技術】
従来から、主に台所で使用される小型ガス瞬間湯沸器
については、水バルブの凍結破壊防止装置としては、水
抜き栓を設けたものがあり、水バルブの装置本体(1)
と装置本体の蓋(2)の取付け固定に関しては、凍結破
壊に対する処置が施されてなく、 例えば、従来の湯沸器用水バルブの止水弁カバーを水
バルブ本体に取付ける場合、第3図に示すように、黄銅
製の水バルブ本体(1)内に止水弁ダイヤフラム
(4)、止水弁座(5)、パイロット弁(6)、パイロ
ット弁スプリング(7)、パイロット弁スピンドル
(8)、スピンドルガイド(9)、などを備えた公知の
構成を有する水バルブに止水弁カバー(2)を取付ける
のに、止水弁カバー(2)に穴(10)を設け、前記穴
(10)を通して、止めねじ(11)を水バルブ本体(1)
に形成したねじ穴(12)にねじこんで螺合することによ
り止水弁カバー(2)を水バルブ本体(1)に取付けて
いた。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成によれば、使用者が水抜き操作を忘
れ湯沸器が凍結すると、止水弁カバーに形成された止め
ねじ用の穴付近に応力集中が生じて止水弁カバーに変形
や、止水弁カバーの材質によっては割れが発生するなど
強度上の問題点があり、水バルブの破壊または変形に伴
う水漏れを起こし高額の修理費が発生する。 また、凍結に至らずとも水バルブ内部に高水圧がかか
った場合、止水弁カバーの取付け部分から水漏れが生じ
るなどの機能上の問題点があった。 本考案は、上記の問題点を解決するものであり、止水
弁カバーの変形や割れなどの強度上の問題点を除去し、
かつ高水圧がかかった場合の水漏れなどの機能上の問題
点を解消し、いかなる条件で湯沸器が凍結しても水バル
ブが破壊することがなく、凍結が解ければまた通常通り
湯沸器が使用できるようにするための水バルブの凍結破
壊防止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の水バルブの凍結破
壊防止装置は、 板金製取付け部材に環状の絞り部を設けて前記環状絞り
部内面で、前記装置本体の蓋の少なくとも一部を押圧し
て固定すること を特徴とする。
【作用】
本考案は上記した構成によって、湯沸器の通常使用時
は水バルブ内の圧力より板金製取付け部材の付勢力のほ
うが大きく設定されている。気温が低下し水バルブ内の
水が徐々に凍ってくると体積膨張により水バルブ内の圧
力が上昇する。この圧力が板金製取付け部材の付勢力よ
り大きくなると止水弁カバーが大気側に押されて移動
し、止水弁カバーの肩部を応力集中が生じないように均
一に押圧している板金製取付け部材の環状絞り部が変形
することにより凍結に伴う水バルブ内の圧力上昇を吸収
することができる。
【考案の効果】
従って、応力集中が生じないように均一に止水弁カバ
ーの肩部を押圧し、凍結時には水バルブ内の圧力上昇に
より変形する環状絞り部を板金製取付け部材に設けたこ
とにより、止水弁カバーの変形に伴う水漏れを解消する
とともに、水抜き操作忘れによる凍結時の水バルブの変
形、破壊を未然に防ぎ水漏れなどの問題を解決できると
ともに、部品交換の手間を最小限に押さえることができ
る。
【実施例】
本考案をガス湯沸器に適用した実施例を図に基づいて
説明する。 第1図は、水バルブのパイロット弁付近の部分断面図
であり、第2図(a)(b)は、板金製取付け部材の一
例を示す平面図である。第1図に示すように、黄銅製の
水バルブ本体(1)内には給水路の開閉を行うための止
水弁ダイヤフラム(4)、止水弁座(5)、止水弁ダイ
ヤフラム(4)の開閉操作に必要な力を低減させるため
のパイロット弁(6)、パイロット弁スプリング
(7)、パイロット弁スピンドル(8)、スピンドルガ
イド(9)、等の部材が収納されており、さらに、これ
ら各部材を収納する水バルブ本体(1)の開口部(1a)
は止水カバー(2)によりカバーされており、パイロッ
ト弁スピンドル(8)はこの止水弁カバー(2)を貫通
してパイロット弁操作部(図示せず)と連係している。
前記止水弁カバー(2)は、第2図にその平面図を示す
ステンレス製の板金製取付け部材(3)により水バルブ
本体(1)に押圧固定されている。すなわち止水弁カバ
ー(2)の取付けは、止水弁カバー(2)の肩部(2a)
が板金製取付け部材(3)に設けた環状絞り部(3a)内
面で押圧され、板金製取付け部材(3)の周囲に設けら
れた穴(3b)に止めねじ(11)を水バルブ本体(1)に
形成したねじ穴(12)にねじこんで螺合することにより
固定されている。このように、中央部が開口した椀状の
板金製取付け部材(3)が止水弁カバー(2)にかぶさ
るように、強度上の問題の無い止水弁カバー(2)の肩
部周辺部を均一に水バルブ本体(1)に押圧されており
止水弁カバー(2)の一部に応力が集中することがない
ため、割れや変形が生じにくく、かつ水バルブ内の水圧
がある程度高くても止水弁カバー(2)が水バルブ本体
(1)に十分に押圧されていることに加え、水バルブ本
体(1)と接する止水弁カバー(2)の外周部にOリン
グ(13)を装着したことによりその取付け部から水漏れ
が生じるということがない。 次に使用者が、水抜き操作を忘れた凍結時について説
明する。 通常使用時は、水バルブ内の圧力より板金製取付け部
材(3)の付勢力の方が大きく設定されているが、気温
が低下し水バルブ内の水が徐々に凍ってくると体積膨張
により水バルブ内の圧力が上昇する。この圧力が板金製
取付け部材(3)の付勢力より大きくなると止水弁カバ
ー(2)が大気側に押されて移動し止水弁カバー(2)
の肩部(2a)を応力集中が生じないように均一に押圧し
ている、板金製取付け部材(3)の環状絞り部(3a)が
変形する。このことにより凍結に伴う水バルブ内の圧力
上昇を吸収することができる。 凍結の程度により、環状絞り部(3a)の変形度合が復
元できる限界内なら凍結が解ければ、何ら部品交換する
ことなしに通常通り使用可能となる。さらに凍結が進み
環状絞り部(3a)の変形が復元不可能となった場合でも
板金製取付け部材(3)のみの部品交換だけで済み、他
の水バルブ構成部品は何ら支障なく再使用することがで
きる。 上記実施例では止水弁カバー(2)の材質は特に限定
していないが黄銅製スタンプ材でも、ポリアセタール樹
脂などの樹脂成型材であっても適用できる。 また、板金製取付け部材(3)の材料は、必要な強度
を有するものであればよく、鉄板、黄銅製その他種々の
金属材料を用いることが可能である。 また、板金製取付け部材(3)の形状についても上記
の実施例により限定されるものではなく、部分環状ある
いは複数個の部材から構成したものでもよく、止水弁カ
バー(2)の肩部(2a)を押圧する環状絞り部(3a)は
平面に限らず、曲面であってもよく、第2図(b)に示
すスリット(3c)数の増減などその他必要に応じて任意
の形状のものを用いることができる。 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す水バルブの部分断面
図、第2図(a)(b)は本考案にかかる板金製取付け
部材の一例を示す平面図、第3図は従来例を示す水バル
ブの部分断面図である。 (1)……水バルブ本体、(2)……止水弁カバー、
(3)……板金製取付け部材、(3a)……環状絞り部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水の制御装置を内蔵した水バルブの装置本
    体(1)に、装置本体の蓋(2)を板金製取付け部材
    (3)を介して固定する水バルブの凍結破壊防止装置に
    おいて、前記板金製取付け部材(3)に環状の絞り部
    (3a)を設けて、前記環状絞り部(3a)内面で、前記装
    置本体の蓋(2)の少なくとも一部を押圧して固定する
    ことを特徴とする水バルブの凍結破壊防止装置。
JP2587190U 1990-03-13 1990-03-13 水バルブの凍結破壊防止装置 Expired - Fee Related JP2523747Y2 (ja)

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JPH03117174U JPH03117174U (ja) 1991-12-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292131A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Rinnai Corp 電動式水量調節弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292131A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Rinnai Corp 電動式水量調節弁
JP4545627B2 (ja) * 2005-04-14 2010-09-15 リンナイ株式会社 電動式水量調節弁

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