JPH10280237A - スピンドルトップを備えているリング精紡機およびこのスピンドルトップを備えているリング精紡機の運転方法 - Google Patents

スピンドルトップを備えているリング精紡機およびこのスピンドルトップを備えているリング精紡機の運転方法

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JPH10280237A
JPH10280237A JP10053861A JP5386198A JPH10280237A JP H10280237 A JPH10280237 A JP H10280237A JP 10053861 A JP10053861 A JP 10053861A JP 5386198 A JP5386198 A JP 5386198A JP H10280237 A JPH10280237 A JP H10280237A
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yarn
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breakage
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JP10053861A
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Friedrich Dinkelmann
フリードリツヒ・デインケルマン
Andreas Dr Olbrich
アンドレアス・オルブリツヒ
Angelika Stoll
アンゲリカ・シユトル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
Zinser Textilmaschinen GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/04Guides for slivers, rovings, or yarns; Smoothing dies
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/14Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements
    • D01H13/16Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material

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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルトップを備えているスピンドルお
よびドラフト機構のフロントローラ対とスピンドルトッ
プとの間にスレッドガイドを備えているリング精紡機お
よびその運転方法を提供すること 【解決手段】 スレッドガイド10が共通の担持装置1
5に設けられており、この担持装置が昇降装置19によ
り上方に移動可能であり、昇降装置19にこれを制御す
る制御装置23が設けられているリング精紡機。このリ
ング精紡機の運転方法において、少なくとも二つの糸切
れ率を検出すること、それぞれ二つの検出された糸切れ
率を互いに比較すること、および間隔の変更を互いに比
較された二つの糸切れ率間の差の正負に依存して精紡工
程が改善される機能正しく行うこと

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルトップ
を備えているスピンドルおよびドラフト機構のフロント
ローラ対とスピンドルトップとの間にスレッドガイドを
備えており、この場合スレッドガイドがスピンドルトッ
プに対するその間隔変更のために上方に移動可能である
リング精紡機およびこのリング精紡機の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の意味でのスピンドルトップと
は、例えばフランス特許第1 002510号公報に一
実施例が示されているいわゆるスピンドルキャップ(Spi
nnfinger) を意味し、またドイツ連邦共和国特許第21
12 035号公報に開示のいわゆる精紡フインガー
を意味する。本発明により提案された方法と装置は両様
式のスピンドルトップにあって有利に使用することが可
能である。
【0003】このような様式のスピンドルトップによっ
て、リング精紡機にあって精紡作業の間、スピンドルの
軸線の延長部内に存在しているスレッドガイドと精紡リ
ング上を回転するロータ間に形成される糸バルーンは、
糸がスピンドルトップの周囲に巻付くことにより抑制さ
れるか、或いは少なくとも著しく低減される。この結
果、リング精紡機のドラフト機構のフロントローラ対の
出口における、糸が撚りにより未だ完全に固定されてお
らず、特に糸が糸切れの危険に曝される、いわゆるドラ
フト機構と精紡位置間の三角形状の領域内での幾何学的
な糸張力域(ドイツ連邦共和国専門誌 Verfasser:Wern
er klein (ウエルナー・クライン著) 『Spinngeometrie
und ihre Bedeutung ( 精紡の幾何学的な態様とその意
味) 』,1993年3月発行参照)内において糸張力が
著しく低減され、従って糸切れ率が決定的に低下させる
か、或いはスピンドルの可能な回転数を著しく高めるこ
とが可能である。
【0004】糸のスピンドルトップへのこの巻付きとリ
ングロータへの巻付きとにより、糸の走行は三つの帯域
内で、即ち −ドラフト機構のフロントローラ対とスピンドルトップ
間の以下に精紡帯域と称する領域内で、 −スピンドルトップとリングロータ間の以下にバルーニ
ング帯域と称する領域内でそして −リングロータとコップ形成間の以下に巻体形成帯域と
称する領域内で、糸張力の増大とともに行なわれる。
【0005】バルーニング帯域における糸張力は糸がス
ピンドルトップへ巻付くので精紡帯域におけるよりもま
すます高くなり、巻体形成帯域にあっては糸がリングロ
ータに巻付くのでバルーニング帯域よりも高くなるとは
自明のことである。本発明によりスピンドルトップへの
糸の巻付きのみが影響し、糸のリングロータへの巻付け
は影響しないので、以下においてはバルーニング帯域と
巻体形成帯域はまとめてバルーニング/巻体形成帯域と
し取扱いかつそのように称する。
【0006】スレッドガイドとスピンドルトップ間の間
隔を変えることは公知である(フランス特許第1 00
2 510号公報参照)。この公報には、スレッドガイ
ドの位置が自動的にスピンドル上でのボビンの形成に従
って調節されることが述べられている。しかし、どのよ
うなやり方で、そしてどのような目的でこの調節を行う
のか、また行なはなければならないかについては明らか
にされていない。
【0007】スレッドガイドとスピンドルトップ間の間
隔を調節するための、他の提案されている装置(イタリ
ヤ特許第1 213 035号公報参照)にあっては、
糸張力を一様に維持するために、この間隔の変更が行な
われる。公知技術(ドイツ連邦共和国公開特許第25
43 581号公報第6頁第2節参照)には既に、スレ
ッドガイドとスピンドルトップ間の間隔のこの変更によ
り、糸がスピンドルトップに巻回する巻数が変えられる
ことが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】こう言ったことから本
発明の根底をなす課題は、上記公知の構成によって巻体
形成帯域内では主としてロータの曳引により更に強くな
る糸張力と、そして精紡リング上に生じかつバルーニン
グ帯域においては回転する糸バルーンの空気抵抗により
更に強くなる糸張力の精紡帯域内への伝播とを低減する
ことが可能であるのみならず、精紡帯域内での糸張力と
巻付き力の、巻付き帯域における糸張力と巻付き力に対
する比率もまた変えることが可能であると言う認識の下
に、冒頭に記載した様式のリング精紡機およびその運転
方法を改善することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よるリング精紡機にあって、スレッドガイドが共通の担
持装置に設けられており、この担持装置が昇降装置によ
り上方に移動可能であること、および昇降装置に制御装
置が所属しており、この制御装置が糸切れ率或いは糸切
れ数に応じて昇降装置を制御して、スレッドガイドとス
ピンドルトップ間の間隔が精紡工程が改善されるように
機能正しく変えられるように構成されていることによっ
て解決される。
【0010】この方法を実施するのに適しているリング
精紡機の場合は、すべてのスピンドルのスレッドガイド
は共通の担持装置に設けられており、この担持装置によ
りスピンドルトップに対するその間隔がここで問題とな
る間隔領域内で任意に調節可能であり、この担持装置は
この目的のため駆動装置並びにこの駆動装置を制御する
ための制御装置とを備えている。この制御装置には検出
された糸切れの数が与えられ、次いでこの制御装置はこ
の糸切れ数から−相応する時間を経て−糸切れ率を算出
するか、或いは既に検出されている糸切れ率がこの制御
装置に与えられる。
【0011】糸切れが既に述べたように作業員により、
特に糸切れの排除が終了する度毎に、計数キー(Zaehlts
ter)により制御装置に告知される。しかも特に、このリ
ング精紡機は糸切れを自動的に検知するための装置を備
えている。精紡帯域内における或いはバルーニング/巻
体形成帯域内で糸切れが生じた後の糸切れの個別の検出
のために、これを自動的に行うどのような装置も知られ
ていないので、本発明による他の構成により、種類の異
なる二つの糸切れを作業員が個別に告知するための計数
キーがリング精紡機に設けられている。この場合、二つ
の種類の糸切れのために個別の計数キーが使用される
か、或いはおよび二つの個別のキー機能を備えている計
数キーを使用することができる。
【0012】更に、本発明による上記のリング精紡機の
運転方法にあって上記の課題は、少なくとも二つの糸切
れ率を検出し、その都度二つの検出された糸切れ率を互
いに比較し、スレッドガイドとスピンドルトップ間の間
隔の変更を二つの互いに比較される糸切れ率間の差の正
負に依存して機能正しく、即ち精紡工程が改善されるよ
うに行うことによって解決される。
【0013】第一のやり方にあっては、糸切れ率は相前
後してかつ繰返し検出され、その際糸切れ率を検出して
いる間その都度スレッドガイドとスピンドルトップ間の
間隔が変えられ、かつ糸切れ率間の差の正負に依存した
間隔の変更が機能正しく、即ち糸切れ率が低減されるよ
うに行なわれる。この場合目的は糸切れ率の最小値化に
ある。方法の各々の工程段階にあって、その都度糸切れ
率の低減のみが達せられるので、この最小値化は調節工
程に類似しているが、事情によっては何度も繰返さなけ
ればならない“漸進操作”によってのみ達せられる。
【0014】第二のやり方にあっては、ドラフト機構の
フロントローラ対とスピンドルトップ間の精紡帯域内で
生じる糸切れとスピンドルトップと糸の巻付き点間のバ
ルーニング/巻体形成帯域内で糸巻体上に生じる糸切れ
の糸切れ率が同時にかつ繰返し検出され、間隔の変更が
これらの糸切れ率間の差の正負に依存して機能正しく、
即ち糸切れ率が近似されるように行なわれる。
【0015】この場合目的は、まずもって二つの帯域内
での糸切れ数と糸切れ率間の近似を達することである。
二つの帯域内での糸切れ率が逆方向でかつ超比例的に経
過するので、これら二つの帯域内の糸切れ率が等しい場
合、全糸切れ率の最小値が得られ、従ってこの場合も糸
切れ率の最小値化が目的であると言い得る。検出された
第一の糸切れ率は、糸切れ率を低減するために、スレッ
ドガイドとスピンドルトップ間の間隔をどのようになる
ように変えなければならないかと言うことに関しての情
報は与えない。従って、本発明の他の構成にあっては、
生じる糸切れをその生じた場所に従って、即ち精紡帯域
或いはバルーニング/巻体形成帯域において別個に検出
し、評価して別個の糸切れ率とすることが提案されてい
る。その際例えばバルーニング/巻体形成帯域内での糸
切れ率が精紡帯域内での糸切れ率を統計的に確実に凌駕
している場合、糸張力の挙動がバルーニング/巻体形成
帯域内での糸張力を不都合なものとするようにずれてし
まい、従って糸張力が機能正しく変えられなければなら
ないことが、上記の構成から推論することができる。こ
れにより、スレッドガイドとスピンドルトップ間の間隔
の調節のための機能正しい方向を認知するための、盲目
的に触れることによって行なわれる第一の試みを行なわ
なくて済む。
【0016】精紡帯域内で生じるもしくはバルーニング
/巻体形成帯域内で生じる糸切れの判別は、バルーニン
グ/巻体形成帯域内で生じる糸切れの場合引裂かれた残
糸がスピンドルトップにと残留すると言う特徴により行
われる。これは作業員による糸切れ排除の際に認知さ
れ、この情報は有意義に評価利用される。糸切れ率の検
出、標準値との比較および間隔の変更或いはこれらの部
分機能の一つ或いは多数は、もちろん作業員により“手
により” 行われる。しかし、これらの部分機能の少な
くとも一つ、特にすべての部分機能が自動的に行われる
のが有利である。
【0017】作業員が糸切れの種類に応じて判断を行わ
なければならない場合、少なくとも糸切れ率の比較とス
レッドガイドとスピンドルトップ間の間隔の変更を自動
的に行うことが可能である。リング精紡機の作業の際、
一般に許容糸切れ率が定められている。スピンドルの回
転数は、如何なる場合にあってもこの許容糸切れ率を超
過してはならず、しかも可能な限り高い生産を得るため
に少なくともこの許容糸切れ率がほぼ達せられるように
調節される。ここで上記した方法により、糸切れ率を許
容値以下の値に低減することができるようにしようとす
る場合、本発明による他の提案により、スピンドルの回
転数は特に自動的に許容糸切れ率に近似するように適合
される。これに対してスピンドルの回転数が更に許容糸
切れ率を超過した場合は、もちろんスピンドルの回転数
を相応して低減しなければならない。
【0018】以下に図面に図示した発明の実施の態様に
つき本発明を詳細に説明する。
【0019】
【発明の実施の態様】図面には、通常の構造様式のリン
グ精紡機に関する本発明を理解するのに必要な個々の作
業位置の部分のみが図示されているに過ぎない。リング
精紡機が機械の両側面で多数のこのような作業位置を備
えている。これらの部分は、フロントローラ対2を備え
たドラフト機構1、スピンドル4の上方部分3−その先
端には精紡フインガの様式のスピンドルトップ5が設け
られている−、バルーンコントロールリング6およびロ
ータ上を回転する精紡リング7である。スピンドル4の
上方部分3はチューブ8を担持しており、このチューブ
上にコップの巻体9が形成される。
【0020】通常のように作業位置はスレッドガイド1
0をも備えている。このスレッドガイドはヒンジ部材1
2により跳ね返り可能なスレッドガイドフラップ13に
取付けられているスレッドガイドアイ11を備えてい
る。このヒンジ部材12は軸受部分14に固定されてお
り、この軸受部分はリング精紡機の作業位置の列に沿っ
て延在している担持装置15上に取付けられている。本
発明は公知の他の構造様式のスレッドガイドでも行うこ
とができることはもちろんであり、図示した上記の発明
の実施の態様に限定されない。
【0021】ドラフト機構1のフロントローラ対2とス
ピンドルトップ5間の糸16の走行の領域は精紡帯域1
7と、スピンドルトップ5と巻体9上の巻体形成点間の
領域はバルーニング/巻体形成帯域18と称される。担
持装置15は、その全長にわたって分散されて設けられ
ている多数の昇降装置19を備えている。これらの昇降
装置は図示した発明の実施の態様にあってはラツク20
として形成されており、これらのラツクにサーボモータ
21により駆動されるそれぞれ一つのピニオン22が係
合する。もちろん、この担持装置15が任意の他の様式
の昇降装置によっても昇降可能である。
【0022】サーボモータ21は制御装置23の作用を
受ける。この制御装置は特に計算機を備えている。この
計算機は、これに告知された糸切れから糸切れ率を算出
し、これを記憶し、これを次に検出された糸切れ率と比
較し、それぞれこの比較の結果に応じて機能正しい調節
信号をサーボモータ21に与え、これらのサーボモータ
を糸切れ率が低減されるようにその動力の調節の下に働
かせるのに適している。
【0023】糸切れの数の実際値、即ちその時に生じて
いる糸切れの数は、作業員が糸切れの排除の後、リング
精紡機の作業位置に沿って設けられている手により操作
可能な、かつ制御装置と結合されている多数の計数キー
24の一つをその都度操作することにより、作業員によ
り制御装置23に告知される。計数キー24の一つが操
作された際、その都度一つの計数パルスが導線25を介
して制御装置23内の計数機に与えられ、この計数パル
スはこの計数機を一計数進み分だけ更に送る。
【0024】しかし、生じた糸切れは、自動的な糸切れ
検知装置により、詳しく図示していない様式でも制御装
置23に与えられることが可能である。公知のこのよう
な装置は例えば常に作業位置に沿って常に往復動案内さ
れるセンサから成り、このセンサは生じた糸切れを関知
し、検出装置に、この発明の実施の形態の場合例えば直
接制御装置23に与える。自動的な糸継ぎ装置を使用し
た際は、これらの糸継ぎ装置には、糸切れの排除ために
その作動開始を自動的に制御装置23に告知する装置が
同様に詳しく図示していない様式で設けられている。
【0025】リング精紡機を始動させる以前に、スレッ
ドガイド10はスピンドルトップに対する推測上正しい
例えば6mmの距離に調節される。リング精紡機が始動
された後は、制御装置23はそれに告知された糸切れを
十分な時間をかけて総計し、この総和から1000スピ
ンドル時間当たり例えば58の糸切れ率を形成する。次
いでスレッドガイド10は制御装置23により或る変位
区間だけ、例えば1mmだけ上方に移動され、この位置
でスレッドガイドはあらためて糸切れ率を検出する。
【0026】この第二の糸切れ率が第一の糸切れ率より
も小さい場合、スレッドガイドの位置は未だ最適な状態
になく、従って調節は正しい方向で行なわれる。調節は
もう一度この方向で、糸切れ率の改善がもはやみられな
くなるまで、行なわれる。これで最小値が達せられる。
これらのに対して次に検出された糸切れ率が先行して検
出された糸切れ率よりも悪い場合、調節が誤った方向で
行なわれたことであり、他の方向へと移動を行なわれな
ければならない。
【0027】既に述べたように、第一の調節は下方へと
“盲目的”に行なわれる。即ち、この場合所望の最小値
がこの調節方向で探し当てることが可能であるかどうか
は知られていない。これを回避するために、そして直ち
に“正しい”調節方向で調節を行い得るように、図2に
示したように二つの異なる種類の糸切れ率のための別個
の計数キー24,24′が設けられるか、或いは図3に
示したように計数キー24″が設けられ、これらの計数
キーにより例えば高い押し抵抗により判別可能な深さで
の段階的な鍵打により精紡帯域でのおよびバルーニング
/巻体形成帯域での糸切れに関する二つの判別可能な計
数信号が得られる。
【0028】この構成は、どの調節方向で最小値が求め
られ得るかの情報を確約し、この情報の検出を促進す
る。糸切れ率の検出された最小値が現在の糸切れ率より
も小さい場合は、リング精紡機のスピンドル回転数は増
大され、従って現在の糸切れ率が達せられるまで生産が
増大される。その際リング精紡機のこの作業時点におい
て最適な糸切れ率が達せられる。この場合と反対に、ス
ピンドル回転数は低減されなければならない。
【0029】この工程を自動的に行い得るようにするた
めに、制御装置23は基準糸切れ率を記憶するように構
成され、この制御装置はこの基準糸切れ率を糸切れ率の
達せられた最小値と比較し、差がある場合は引かれた信
号導線26を介してスピンドルを駆動させ、スピンドル
回転数の機能正しい変更を誘起させる。この工程を自動
的に行い得るようにするため、制御装置23の計算機は
ルーチンを備えており、このルーチンにより制御装置は
糸切れ数或いは糸切れ率のこのルーチンに予め与えられ
ている基準値とこの計算機に与えられる実際値とから基
準値に対する差を検知し、これに従ってスピンドル回転
数を変えることにより糸切れ数或いは糸切れ率の差の基
準値への近似が達せられる。
【0030】
【発明の効果】本発明によるリング精紡機およびその運
転方法により、従来のリング精紡機およびその運転方法
のもつ欠点、即ち各々の精紡領域における糸の走行挙動
の不一様性による糸張力の不都合な変動、この糸張力の
不都合な変動による糸のスピンドルトップへの巻付きの
不良な態様およびそれによる異常なバルーンの発生等が
排除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピンドルの領域内におけるリング精紡機の断
面図である。
【図2】他の発明の実施の形態による図1の詳細図であ
る。
【図3】他の発明の実施の形態による図1の詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 ドラフト機構 2 フロントローラ対 4 スピンドル 5 スピンドルトップ 6 バルーンコントロールリング 7 精紡リング 8 チユーブ 9 巻体 10 スレッドガイド 11 スレッドガイドアイ 12 ヒンジ部 13 スレッドガイドフラップ 14 支承部材 15 担持装置 16 糸 17 精紡帯域 18 巻体形成帯域 19 昇降装置 20 ラツク 21 サーボモータ 22 ピニオン 23 制御装置 24 計数キー 24′計数キー 24″ 計数キー 25 導線 26 信号導線
フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス・オルブリツヒ ドイツ連邦共和国、73230 キルヒハイム /テツク、メツツゲルストラーセ、7 (72)発明者 アンゲリカ・シユトル ドイツ連邦共和国、73257 ケンゲン、ビ ルケンヴエーク、15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 スピンドルトップを備えているスピン
    ドルおよびドラフト機構のフロントローラ対とスピンド
    ルトップとの間にスレッドガイドを備えており、この場
    合スレッドガイドがスピンドルトップに対するその間隔
    変更のために上方に移動可能であるリング精紡機におい
    て、スレッドガイド(10)が共通の担持装置(15)
    に設けられており、この担持装置が昇降装置(19)に
    より上方に移動可能であること、および昇降装置に制御
    装置(23)が所属しており、この制御装置が糸切れ率
    或いは糸切れ数に応じて昇降装置を制御して、スレッド
    ガイドとスピンドルトップ(5)間の間隔が精紡工程が
    改善されるように機能正しく変えられるように構成され
    ていることを特徴とするリング精紡機。
  2. 【請求項02】 制御装置(23)が糸切れを自動的に
    検知するための装置と結合されていることを特徴とする
    請求項1に記載のリング精紡機。
  3. 【請求項03】 制御装置(23)が手により操作可能
    な計数キー(24)と結合されており、この計数キーに
    より作業員が糸切れが生じたことをこの制御装置に告知
    することが可能であるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のリング精紡機。
  4. 【請求項04】 制御装置(23)が精紡帯域(17)
    内の糸切れに関する手により操作可能な計数キー(2
    4)と、そして糸バルーン/巻体形成帯域(18)内の
    糸切れに関する手により操作可能な計数キー(24)と
    結合されており、これらの計数キーにより作業員が両帯
    域内で糸切れが生じたことをこの制御装置に告知するこ
    とが可能であるように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のリング精紡機。
  5. 【請求項05】 制御装置(23)が糸切れ率の実際値
    と糸切れ率の基準値とを比較し、かつリング精紡機のス
    ピンドルの回転数を実際値が基準値に近似されるように
    変えるための装置を備えていることを特徴とする請求項
    1に記載のリング精紡機。
  6. 【請求項06】 スピンドルトップを備えているスピン
    ドルおよびドラフト機構のフロントローラ対とスピンド
    ルトップとの間にスレッドガイドを備えており、この場
    合スレッドガイドがスピンドルトップに対するその間隔
    変更のために上方に移動可能であるリング精紡機を運転
    するための方法において、少なくとも二つの糸切れ率を
    検出すること、それぞれ二つの検出された糸切れ率を互
    いに比較すること、および間隔の変更を互いに比較され
    る二つの糸切れ率間の差の正負に依存して精紡工程が改
    善されるように機能正しく行うことを特徴とするリング
    精紡機の運転方法。
  7. 【請求項07】 順次繰返し糸切れ率を検出し、その際
    糸切れ率を検出している間にその都度、スレッドガイド
    とスピンドルトップ間の間隔を変えること、および二つ
    の互いに比較される糸切れ率間の差の正負に依存しての
    間隔の変更を糸切れ率が低減するように機能正しく行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のリング精紡機の運転
    方法。
  8. 【請求項08】 ドラフト機構のフロントローラ対とス
    ピンドルトップとの間の精紡帯域に生じる糸切れと、ス
    ピンドルトップと糸の巻回点間の糸バルーン/巻体形成
    帯域内で巻体に生じる糸切れの糸切れ率とを同時にかつ
    繰返し検出すること、およびこれらの糸切れ率間の差の
    正負に依存しての間隔の変更を両糸切れ率が近似するよ
    うに機能正しく行うことを特徴とする請求項6に記載の
    リング精紡機の運転方法。
  9. 【請求項09】 或る時間区分内で精紡帯域および糸バ
    ルーン/巻体形成帯域内で生じる多数の糸切れを、作業
    員により、精紡帯域もしくは糸バルーン/巻体形成帯域
    内のこれらの糸切れ発生に応じて別個に検出すること、
    同じ時間区分内で生じる糸切れの両方の数もしくはそれ
    から算出される糸切れ率を互いに比較すること、および
    両糸切れ数もしくは糸切れ率の一つが他方のもを凌駕し
    ている際、スレッドガイドとスピンドルトップ間の間隔
    を糸切れ数もしくは糸切れ率が近似するように変えるこ
    とを特徴とする請求項8に記載のリング精紡機の運転方
    法。
  10. 【請求項10】 糸切れの検出および/またはこの糸切
    れの糸切れ率への変換および/または糸切れ率間の比較
    および/またはスレッドガイドとスピンドルトップ間の
    間隔の変更を自動的に行うことを特徴とする請求項6か
    ら9までのいずれか一つに記載のリング精紡機の運転方
    法。
  11. 【請求項11】 両糸切れの数の比較および/またはス
    レッドガイドとスピンドルトップ間の間隔の変更を自動
    的に行うことを特徴とする請求項6から9までのいずれ
    か一つに記載のリング精紡機の運転方法。
  12. 【請求項12】 糸切れ率の最小値が達せられるた後、
    糸切れ率を許容限界値と比較し、この限界値との差があ
    る場合スピンドル回転数をこの限界値が達せられるまで
    変えることを特徴とする請求項6に記載のリング精紡機
    の運転方法。
JP10053861A 1997-03-13 1998-03-05 スピンドルトップを備えているリング精紡機およびこのスピンドルトップを備えているリング精紡機の運転方法 Withdrawn JPH10280237A (ja)

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