JPH10278856A - スパッツの取付構造 - Google Patents
スパッツの取付構造Info
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- JPH10278856A JPH10278856A JP9231397A JP9231397A JPH10278856A JP H10278856 A JPH10278856 A JP H10278856A JP 9231397 A JP9231397 A JP 9231397A JP 9231397 A JP9231397 A JP 9231397A JP H10278856 A JPH10278856 A JP H10278856A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付部による空気抵抗及び風切り音を低減す
ると共に、スパッツの取付位置の破損を防止する。 【解決手段】 スパッツ10のアンダーカバー18への
取付部16が、車両のアンダーカバー18の下面18A
の延長線Lよりもエンジンルーム内側方向に配設されて
おり、取付部16の下面16Aと、アンダーカバー18
の下面18Bとが略平滑面となっている。また、スパッ
ツ10の係合突起28と取付孔30の係合部30Bとの
係合位置が、アンダーカバー18の最下部18Cより上
方にあり、道路上の縁石、車止め等が直接干渉すること
が少ない。
ると共に、スパッツの取付位置の破損を防止する。 【解決手段】 スパッツ10のアンダーカバー18への
取付部16が、車両のアンダーカバー18の下面18A
の延長線Lよりもエンジンルーム内側方向に配設されて
おり、取付部16の下面16Aと、アンダーカバー18
の下面18Bとが略平滑面となっている。また、スパッ
ツ10の係合突起28と取付孔30の係合部30Bとの
係合位置が、アンダーカバー18の最下部18Cより上
方にあり、道路上の縁石、車止め等が直接干渉すること
が少ない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッツの取付構造
に係り、特に自動車のタイヤハウスの前方下端における
スパッツの取付構造に関する。
に係り、特に自動車のタイヤハウスの前方下端における
スパッツの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のタイヤハウスの前方下端
におけるスパッツの取付構造の一例としては、実開昭6
3−139182号に示される構造が知られている。
におけるスパッツの取付構造の一例としては、実開昭6
3−139182号に示される構造が知られている。
【0003】図11に示される如く、このスパッツの取
付構造では、車両100のタイヤハウス102の前部下
端にスパッツ(遮蔽板)104が下方へ向けて突設され
ており、車両100の下部を通過する空気が、タイヤハ
ウス102に沿って車両100の内方へ流れるのを阻止
することで、空気抵抗を低減するようになっている。
付構造では、車両100のタイヤハウス102の前部下
端にスパッツ(遮蔽板)104が下方へ向けて突設され
ており、車両100の下部を通過する空気が、タイヤハ
ウス102に沿って車両100の内方へ流れるのを阻止
することで、空気抵抗を低減するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスパッツの取付構造では、図12に示される如く、
スパッツ104の上側先端に形成された取付部104A
を、車両100のアンダーカバー106の下面106A
に、ボルト108及びナット110とで固定している。
従って、スパッツ104の取付部104Aが、アンダー
カバー106の下面106Aより下方へ突出するため、
アンダーカバー106の下面106Aに沿って流れる空
気流による空気抵抗及び風切り音が増加する。
うなスパッツの取付構造では、図12に示される如く、
スパッツ104の上側先端に形成された取付部104A
を、車両100のアンダーカバー106の下面106A
に、ボルト108及びナット110とで固定している。
従って、スパッツ104の取付部104Aが、アンダー
カバー106の下面106Aより下方へ突出するため、
アンダーカバー106の下面106Aに沿って流れる空
気流による空気抵抗及び風切り音が増加する。
【0005】また、ボルト108(ボルト108を上方
から止めた場合にはナット110)が、アンダーカバー
106の下面106Aより下方へ突出するため、ボルト
108が道路112上の縁石、車止め等と干渉し易く、
ボルト108が道路112上の縁石、車止め等と干渉し
た際には、スパッツ104の取付部104Aに形成され
たボルト貫通用の孔の周縁部(スパッツ104の取付位
置)に応力が集中し、破損することがある。また、スパ
ッツ104の本体部104Bが道路112上の縁石、車
止め等と干渉した場合にも、スパッツ104の取付位置
に応力が集中し、破損することがある。
から止めた場合にはナット110)が、アンダーカバー
106の下面106Aより下方へ突出するため、ボルト
108が道路112上の縁石、車止め等と干渉し易く、
ボルト108が道路112上の縁石、車止め等と干渉し
た際には、スパッツ104の取付部104Aに形成され
たボルト貫通用の孔の周縁部(スパッツ104の取付位
置)に応力が集中し、破損することがある。また、スパ
ッツ104の本体部104Bが道路112上の縁石、車
止め等と干渉した場合にも、スパッツ104の取付位置
に応力が集中し、破損することがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、取付部による
空気抵抗及び風切り音を低減できると共に、スパッツの
取付位置の破損を防止できるスパッツの取付構造を得る
ことが目的である。
空気抵抗及び風切り音を低減できると共に、スパッツの
取付位置の破損を防止できるスパッツの取付構造を得る
ことが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車両のタイヤハウス前方下部に設けられ、タイヤハ
ウス内への空気の侵入を抑制する本体部と、該本体部の
上部先端に設けられた車両への取付部と、から成るスパ
ッツの取付構造であって、前記取付部が車両のアンダー
カバー下面かその延長線よりもエンジンルーム内側方向
に配設され、アンダーカバーの最下部より上方の位置で
アンダーカバーに固定されていることを特徴としてい
る。
は、車両のタイヤハウス前方下部に設けられ、タイヤハ
ウス内への空気の侵入を抑制する本体部と、該本体部の
上部先端に設けられた車両への取付部と、から成るスパ
ッツの取付構造であって、前記取付部が車両のアンダー
カバー下面かその延長線よりもエンジンルーム内側方向
に配設され、アンダーカバーの最下部より上方の位置で
アンダーカバーに固定されていることを特徴としてい
る。
【0008】従って、スパッツのアンダーカバーへの取
付部が、車両のアンダーカバー下面かその延長線上より
もエンジンルーム内側方向に配設されているため、アン
ダーカバー下面に沿って流れる空気流が取付部によって
乱されることが少なく、取付部による空気抵抗及び風切
り音を低減できる。また、スパッツのアンダーカバーへ
の取付位置が、アンダーカバーの最下部より上方にある
ため、スパッツのアンダーカバーへの取付位置に道路上
の縁石、車止め等が直接干渉し難いので、スパッツの取
付位置の破損を防止できる。
付部が、車両のアンダーカバー下面かその延長線上より
もエンジンルーム内側方向に配設されているため、アン
ダーカバー下面に沿って流れる空気流が取付部によって
乱されることが少なく、取付部による空気抵抗及び風切
り音を低減できる。また、スパッツのアンダーカバーへ
の取付位置が、アンダーカバーの最下部より上方にある
ため、スパッツのアンダーカバーへの取付位置に道路上
の縁石、車止め等が直接干渉し難いので、スパッツの取
付位置の破損を防止できる。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載のスパッツの取付構造において、前記スパッツの車
幅方向外側端部が、バンパの車幅方向側壁部によって覆
われていることを特徴としている。
記載のスパッツの取付構造において、前記スパッツの車
幅方向外側端部が、バンパの車幅方向側壁部によって覆
われていることを特徴としている。
【0010】従って、スパッツの車幅方向外側への抜け
を、バンパの車幅方向側壁部によって防止できると共
に、見栄えも向上する。
を、バンパの車幅方向側壁部によって防止できると共
に、見栄えも向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のスパッツの取付構造の第
1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0013】図5に示される如く、本実施形態のスパッ
ツ10は、車両のタイヤハウス前方下部、詳しくは、フ
ロントタイヤハウスのフェンダ内側に装着されたフェン
ダライナ12の前方下部に配設されている。
ツ10は、車両のタイヤハウス前方下部、詳しくは、フ
ロントタイヤハウスのフェンダ内側に装着されたフェン
ダライナ12の前方下部に配設されている。
【0014】図1に示される如く、スパッツ10はタイ
ヤハウス内への空気の侵入を抑制する本体部14と、本
体部14の上部先端に設けられた車両への取付部16と
で構成されている。スパッツ10の本体部14は鉛直方
向に延設されており、取付部16は略水平方向に延設さ
れている。車両のアンダーカバー18のフェンダライナ
12の前方下部12Aとの接合部18Aの近傍には、上
方へ凹陥した段部20が形成されており、この段部20
内にスパッツ10の取付部16が配設されている。取付
部16の肉厚Mは、取付部16の下面16Aの位置が、
アンダーカバー18の下面18Bの延長線Lよりもエン
ジンルーム内側方向(上方)となるように設定されてお
り、本第1実施形態では、取付部16の下面16Aと、
アンダーカバー18の下面18Bとが略平滑面となって
いる。
ヤハウス内への空気の侵入を抑制する本体部14と、本
体部14の上部先端に設けられた車両への取付部16と
で構成されている。スパッツ10の本体部14は鉛直方
向に延設されており、取付部16は略水平方向に延設さ
れている。車両のアンダーカバー18のフェンダライナ
12の前方下部12Aとの接合部18Aの近傍には、上
方へ凹陥した段部20が形成されており、この段部20
内にスパッツ10の取付部16が配設されている。取付
部16の肉厚Mは、取付部16の下面16Aの位置が、
アンダーカバー18の下面18Bの延長線Lよりもエン
ジンルーム内側方向(上方)となるように設定されてお
り、本第1実施形態では、取付部16の下面16Aと、
アンダーカバー18の下面18Bとが略平滑面となって
いる。
【0015】また、スパッツ10の取付部16には、本
体部14の根元部の前後となる部位に、断面U字状の溝
部22、24が形成されており、スパッツ10の取付部
16の上面16には、断面形状がT字状の係合突起28
が形成されている。
体部14の根元部の前後となる部位に、断面U字状の溝
部22、24が形成されており、スパッツ10の取付部
16の上面16には、断面形状がT字状の係合突起28
が形成されている。
【0016】図3に示される如く、スパッツ10の係合
突起28は、平面視で長円状とされており、所定の間隔
で複数個形成されている。一方、アンダーカバー18の
段部20には、スパッツ10の係合突起28と対向する
位置に取付孔30が穿設されている。これらの取付孔3
0は、係合突起28が通過可能な広幅とされた挿入部3
0Aと、この挿入部30Aから略車幅方向内側へ延びる
狭幅とされた係合部30Bとからなっている。
突起28は、平面視で長円状とされており、所定の間隔
で複数個形成されている。一方、アンダーカバー18の
段部20には、スパッツ10の係合突起28と対向する
位置に取付孔30が穿設されている。これらの取付孔3
0は、係合突起28が通過可能な広幅とされた挿入部3
0Aと、この挿入部30Aから略車幅方向内側へ延びる
狭幅とされた係合部30Bとからなっている。
【0017】従って、組付時には取付孔30の挿入部3
0Aに、スパッツ10の係合突起28を車両下方(図3
の矢印A方向)から通し、次に、車幅内側方向(図3の
矢印B方向)へスライドすることによって、取付孔30
の係合部30Bにスパッツ10の係合突起28が係合
し、図2に示される係合状態になる。このため、図1に
示される如く、スパッツ10のアンダーカバー18への
取付位置、即ち、スパッツ10の取付部16とアンダー
カバー18の取付孔30との係合位置が、アンダーカバ
ー18の最下部18Cより上方となっている。
0Aに、スパッツ10の係合突起28を車両下方(図3
の矢印A方向)から通し、次に、車幅内側方向(図3の
矢印B方向)へスライドすることによって、取付孔30
の係合部30Bにスパッツ10の係合突起28が係合
し、図2に示される係合状態になる。このため、図1に
示される如く、スパッツ10のアンダーカバー18への
取付位置、即ち、スパッツ10の取付部16とアンダー
カバー18の取付孔30との係合位置が、アンダーカバ
ー18の最下部18Cより上方となっている。
【0018】図4に示される如く、この係合状態でバン
パ40を組付けると、スパッツ10の取付部16の車幅
方向外側端部16Bが、バンパ40の車幅方向側壁部4
0Aに当接又は近接するようになっている。このため、
バンパ40によって、スパッツ10の車幅外方(図4の
矢印C方向)への移動を防止し、スパッツ10の外れを
防止している。
パ40を組付けると、スパッツ10の取付部16の車幅
方向外側端部16Bが、バンパ40の車幅方向側壁部4
0Aに当接又は近接するようになっている。このため、
バンパ40によって、スパッツ10の車幅外方(図4の
矢印C方向)への移動を防止し、スパッツ10の外れを
防止している。
【0019】次に本第1実施形態の作用を説明する。本
第1実施形態のスパッツの取付構造では、図1に示され
る如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取付部
16が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの延長
線Lよりもエンジンルーム内側方向に配設されており、
且つ取付部16の下面16Aと、アンダーカバー18の
下面18Bとが略平滑面となっているため、アンダーカ
バー18の下面18Aに沿って流れる空気流が取付部1
6によって乱されることが少なく、取付部16による空
気抵抗及び風切り音を低減できる。
第1実施形態のスパッツの取付構造では、図1に示され
る如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取付部
16が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの延長
線Lよりもエンジンルーム内側方向に配設されており、
且つ取付部16の下面16Aと、アンダーカバー18の
下面18Bとが略平滑面となっているため、アンダーカ
バー18の下面18Aに沿って流れる空気流が取付部1
6によって乱されることが少なく、取付部16による空
気抵抗及び風切り音を低減できる。
【0020】また、本第1実施形態のスパッツの取付構
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、係合突起28と取付孔30の係合部30Bと
の係合位置が、アンダーカバー18の最下部18Cより
上方にあるため、係合突起28と取付孔30の係合部3
0Bとの係合位置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉
し難いので、スパッツ10の取付位置の破損を防止でき
る。
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、係合突起28と取付孔30の係合部30Bと
の係合位置が、アンダーカバー18の最下部18Cより
上方にあるため、係合突起28と取付孔30の係合部3
0Bとの係合位置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉
し難いので、スパッツ10の取付位置の破損を防止でき
る。
【0021】また、スパッツ10の本体部14に道路上
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、係合突起28
と、取付孔30の係合部30Bとの接触面全体に応力が
作用するため、応力の集中を緩和することができ、スパ
ッツ10の取付位置の破損を防止できる。
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、係合突起28
と、取付孔30の係合部30Bとの接触面全体に応力が
作用するため、応力の集中を緩和することができ、スパ
ッツ10の取付位置の破損を防止できる。
【0022】また、本第1実施形態のスパッツの取付構
造では、スパッツ10の取付部16に形成した溝部2
2、24によって、本体部14が取付部16に対して車
両前後方向に屈曲し易くなっているため、この構造によ
っても、スパッツ10の本体部14に道路上の縁石、車
止め等が干渉した際のスパッツ10の取付位置への応力
の集中を緩和することができ、スパッツ10の取付位置
の破損を防止できる。
造では、スパッツ10の取付部16に形成した溝部2
2、24によって、本体部14が取付部16に対して車
両前後方向に屈曲し易くなっているため、この構造によ
っても、スパッツ10の本体部14に道路上の縁石、車
止め等が干渉した際のスパッツ10の取付位置への応力
の集中を緩和することができ、スパッツ10の取付位置
の破損を防止できる。
【0023】また、本第1実施形態のスパッツの取付構
造では、スパッツ10の車幅方向外側(図4の矢印C方
向)への抜けを、バンパ40の車幅方向側壁部40Aに
よって防止できる。このため、他の固定部材が必要な
く、組付作業性も向上する。また、見栄えも向上する。
造では、スパッツ10の車幅方向外側(図4の矢印C方
向)への抜けを、バンパ40の車幅方向側壁部40Aに
よって防止できる。このため、他の固定部材が必要な
く、組付作業性も向上する。また、見栄えも向上する。
【0024】なお、本第1実施形態のスパッツの取付構
造では、アンダーカバー18に段部20を形成し、この
段部20内にスパッツ10の取付部16が配設したが、
段部20に代えて、図6に示される如く、スパッツ10
の取付部16の前方側となるアンダーカバー18の下面
18Bの部位に空気抵抗低減部材44を配設し、この空
気抵抗低減部材44により、アンダーカバー18の下面
18Aに沿って流れる空気流が取付部16によって乱さ
れることが少ない構造としても良い。
造では、アンダーカバー18に段部20を形成し、この
段部20内にスパッツ10の取付部16が配設したが、
段部20に代えて、図6に示される如く、スパッツ10
の取付部16の前方側となるアンダーカバー18の下面
18Bの部位に空気抵抗低減部材44を配設し、この空
気抵抗低減部材44により、アンダーカバー18の下面
18Aに沿って流れる空気流が取付部16によって乱さ
れることが少ない構造としても良い。
【0025】次に、本発明のスパッツの取付構造の第2
実施形態を図7及び図8に従って説明する。
実施形態を図7及び図8に従って説明する。
【0026】図7に示される如く、本第2実施形態のス
パッツの取付構造では、フェンダライナ12の前方下部
が上下方向に延びる複数のスリット48で分割されてお
り、下方に延びる直線状の把持部50と、下部が車両前
方にクランク状に屈曲した把持部52が交互に形成され
ている。
パッツの取付構造では、フェンダライナ12の前方下部
が上下方向に延びる複数のスリット48で分割されてお
り、下方に延びる直線状の把持部50と、下部が車両前
方にクランク状に屈曲した把持部52が交互に形成され
ている。
【0027】図8に示される如く、これらの把持部50
と把持部52との間には、下方へ開口部を向けて断面J
字状に屈曲されたスパッツ10の取付部54が把持され
ており、スパッツ10の取付部54の断面J字状内側に
は、アンダーカバー18に形成されたフランジ18Dが
挟持されている。
と把持部52との間には、下方へ開口部を向けて断面J
字状に屈曲されたスパッツ10の取付部54が把持され
ており、スパッツ10の取付部54の断面J字状内側に
は、アンダーカバー18に形成されたフランジ18Dが
挟持されている。
【0028】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態のスパッツの取付構造では、図8に示さ
れる如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取付
部54が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの延
長線Lよりもエンジンルーム内側方向(上方)に配設さ
れているため、アンダーカバー18の下面18Aに沿っ
て流れる空気流が取付部54によって乱されることが少
なく、取付部54による空気抵抗及び風切り音を低減で
きる。
本第2実施形態のスパッツの取付構造では、図8に示さ
れる如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取付
部54が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの延
長線Lよりもエンジンルーム内側方向(上方)に配設さ
れているため、アンダーカバー18の下面18Aに沿っ
て流れる空気流が取付部54によって乱されることが少
なく、取付部54による空気抵抗及び風切り音を低減で
きる。
【0029】また、本第2実施形態のスパッツの取付構
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、スパッツ10の取付部54によるアンダーカ
バー18のフランジ18Dの挟持位置が、アンダーカバ
ー18の最下部18Cより上方にあるため、この取付位
置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉することが少な
いので、スパッツ10の取付位置の破損を防止できる。
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、スパッツ10の取付部54によるアンダーカ
バー18のフランジ18Dの挟持位置が、アンダーカバ
ー18の最下部18Cより上方にあるため、この取付位
置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉することが少な
いので、スパッツ10の取付位置の破損を防止できる。
【0030】また、スパッツ10の本体部14に道路上
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、スパッツ10の
取付部54とアンダーカバー18のフランジ18Dとの
接触面全体に応力が作用するため、応力の集中を緩和す
ることができ、スパッツ10の取付位置の破損を防止で
きる。
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、スパッツ10の
取付部54とアンダーカバー18のフランジ18Dとの
接触面全体に応力が作用するため、応力の集中を緩和す
ることができ、スパッツ10の取付位置の破損を防止で
きる。
【0031】次に、本発明のスパッツの取付構造の第3
実施形態を図9及び図10に従って説明する。
実施形態を図9及び図10に従って説明する。
【0032】図9に示される如く、本第3実施形態のス
パッツの取付構造では、アンダーカバー18のフランジ
18Dの前方に、略車幅方向に延びるスリット60が形
成されており、このスリット60内をスパッツ10の本
体部14の上部が貫通している。
パッツの取付構造では、アンダーカバー18のフランジ
18Dの前方に、略車幅方向に延びるスリット60が形
成されており、このスリット60内をスパッツ10の本
体部14の上部が貫通している。
【0033】図10に示される如く、スパッツ10の取
付部62の後端部には、上方向けて断面逆U字状の係合
部62Aが形成されており、この係合部62Aが、アン
ダーカバー18に形成されたフランジ18Dに係合して
いる。
付部62の後端部には、上方向けて断面逆U字状の係合
部62Aが形成されており、この係合部62Aが、アン
ダーカバー18に形成されたフランジ18Dに係合して
いる。
【0034】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態のスパッツの取付構造では、図10に示
される如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取
付部62が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの
延長線Lよりもエンジンルーム内側方向(上方)に配設
されているため、アンダーカバー18の下面18Aに沿
って流れる空気流が、取付部62によって乱されること
が少なく、取付部62による空気抵抗及び風切り音を低
減できる。
本第3実施形態のスパッツの取付構造では、図10に示
される如く、スパッツ10のアンダーカバー18への取
付部62が、車両のアンダーカバー18の下面18Aの
延長線Lよりもエンジンルーム内側方向(上方)に配設
されているため、アンダーカバー18の下面18Aに沿
って流れる空気流が、取付部62によって乱されること
が少なく、取付部62による空気抵抗及び風切り音を低
減できる。
【0035】また、本第3実施形態のスパッツの取付構
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、スパッツ10の係合部62Aによるアンダー
カバー18の上フランジ18Dの係合位置が、アンダー
カバー18の最下部18Cより上方にあるため、この取
付位置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉することが
少ないので、スパッツ10の取付位置の破損を防止でき
る。
造では、スパッツ10のアンダーカバー18への取付位
置、即ち、スパッツ10の係合部62Aによるアンダー
カバー18の上フランジ18Dの係合位置が、アンダー
カバー18の最下部18Cより上方にあるため、この取
付位置に道路上の縁石、車止め等が直接干渉することが
少ないので、スパッツ10の取付位置の破損を防止でき
る。
【0036】また、スパッツ10の本体部14に道路上
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、スパッツ10の
本体部14の上部とアンダーカバー18のスリット60
との接触面全体に応力が作用するため、スパッツ10の
取付位置への応力の集中を緩和することができ、スパッ
ツ10の取付位置の破損を防止できる。
の縁石、車止め等が干渉した場合にも、スパッツ10の
本体部14の上部とアンダーカバー18のスリット60
との接触面全体に応力が作用するため、スパッツ10の
取付位置への応力の集中を緩和することができ、スパッ
ツ10の取付位置の破損を防止できる。
【0037】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車両のタイヤ
ハウス前方下部に設けられ、タイヤハウス内への空気の
侵入を抑制する本体部と、本体部の上部先端に設けられ
た車両への取付部と、から成るスパッツの取付構造であ
って、取付部が車両のアンダーカバー下面かその延長線
よりもエンジンルーム内側方向に配設され、アンダーカ
バーの最下部より上方の位置でアンダーカバーに固定さ
れているため、取付部による空気抵抗及び風切り音を低
減できると共に、スパッツの取付位置の破損を防止でき
るという優れた効果を有する。
ハウス前方下部に設けられ、タイヤハウス内への空気の
侵入を抑制する本体部と、本体部の上部先端に設けられ
た車両への取付部と、から成るスパッツの取付構造であ
って、取付部が車両のアンダーカバー下面かその延長線
よりもエンジンルーム内側方向に配設され、アンダーカ
バーの最下部より上方の位置でアンダーカバーに固定さ
れているため、取付部による空気抵抗及び風切り音を低
減できると共に、スパッツの取付位置の破損を防止でき
るという優れた効果を有する。
【0039】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載のスパッツの取付構造において、スパッツの車幅方
向外側端部が、バンパの車幅方向側壁部によって覆われ
ているため、請求項1記載の効果に加えて、スパッツの
抜けを防止することができると共に、見栄えを向上でき
るという優れた効果を有する。
記載のスパッツの取付構造において、スパッツの車幅方
向外側端部が、バンパの車幅方向側壁部によって覆われ
ているため、請求項1記載の効果に加えて、スパッツの
抜けを防止することができると共に、見栄えを向上でき
るという優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施形態に係るスパッツの取付構
造を示す側断面図である。
造を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るスパッツの取付構
造を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
造を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るスパッツの取付構
造の要部を示す車両斜め後方内側から見た分解斜視図で
ある。
造の要部を示す車両斜め後方内側から見た分解斜視図で
ある。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るスパッツの取付構
造の要部を示す車両斜め後方から見た概略斜視図であ
る。
造の要部を示す車両斜め後方から見た概略斜視図であ
る。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係るスパッツ
の取付構造を示す側断面図である。
の取付構造を示す側断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るスパッツの取付構
造を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
造を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るスパッツの取付構
造を示す側断面図である。
造を示す側断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るスパッツの取付構
造を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
造を示す車両斜め前方内側から見た一部を断面とした斜
視図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るスパッツの取付
構造を示す側断面図である。
構造を示す側断面図である。
【図11】従来の実施形態に係るスパッツの取付構造を
示す車両斜め後方外側から見た斜視図である。
示す車両斜め後方外側から見た斜視図である。
【図12】従来の実施形態に係るスパッツの取付構造を
示す概略側断面図である。
示す概略側断面図である。
10 スパッツ 12 フェンダライナ 14 スパッツの本体部 16 スパッツの取付部 18 アンダーカバー 20 アンダーカバーの段部 28 係合突起 30 取付孔 40 バンパ 50 フェンダライナの把持部 52 フェンダライナの把持部 54 スパッツの取付部 60 スリット 62 スパッツの取付部
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のタイヤハウス前方下部に設けら
れ、タイヤハウス内への空気の侵入を抑制する本体部
と、該本体部の上部先端に設けられた車両への取付部
と、から成るスパッツの取付構造であって、 前記取付部が車両のアンダーカバー下面かその延長線よ
りもエンジンルーム内側方向に配設され、アンダーカバ
ーの最下部より上方の位置でアンダーカバーに固定され
ていることを特徴とするスパッツの取付構造。 - 【請求項2】 前記スパッツの車幅方向外側端部が、バ
ンパの車幅方向側壁部によって覆われていることを特徴
とする請求項1記載のスパッツの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9231397A JPH10278856A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | スパッツの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9231397A JPH10278856A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | スパッツの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10278856A true JPH10278856A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14050920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9231397A Pending JPH10278856A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | スパッツの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10278856A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007055522A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Denso Corp | 車両のフロント下部構造 |
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WO2010090240A1 (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | 本田技研工業株式会社 | タイヤ昇温装置 |
JP2010269730A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車両用スパッツ及び車両用スパッツの取付構造 |
JP2012081772A (ja) * | 2010-10-06 | 2012-04-26 | Honda Motor Co Ltd | ディフューザ装置 |
JP2013091476A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Nifco Inc | スパッツ及びスパッツ取付構造 |
CN104395184A (zh) * | 2012-09-28 | 2015-03-04 | 丰田自动车株式会社 | 具有抑制前轮前方的风流动的机轮减阻罩的车辆前部结构 |
WO2015034022A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | 本田技研工業株式会社 | 車体側部構造 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9231397A patent/JPH10278856A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9365249B2 (en) | 2012-09-28 | 2016-06-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle front part structure with spats to restrain wind flow in front of the front wheel |
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US9809261B2 (en) | 2013-09-04 | 2017-11-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body lateral structure |
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