JPH10278676A - 可倒部材の角度調整装置 - Google Patents

可倒部材の角度調整装置

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JPH10278676A
JPH10278676A JP9094075A JP9407597A JPH10278676A JP H10278676 A JPH10278676 A JP H10278676A JP 9094075 A JP9094075 A JP 9094075A JP 9407597 A JP9407597 A JP 9407597A JP H10278676 A JPH10278676 A JP H10278676A
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JP
Japan
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mirror
angle
vertical
ultrasonic
adjusting device
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JP9094075A
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English (en)
Inventor
Yoshisuke Iwasaki
善輔 岩▲崎▼
Zenichi Niizawa
善一 新澤
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P & C Kk
Original Assignee
P & C Kk
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可倒部材の角度調整装置を、構造簡単で、部
品点数が少なく、軽量で、コンパクトにする。 【解決手段】 回動自在に支持された可倒部材3を、付
勢部材の押圧力によって圧電素子の振動を一方向の駆動
力に変換し可倒部材3側に伝達する超音波モータ29に
よって回動操作し、角度調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車両の
ミラーのような可倒部材の角度を調整する可倒部材の角
度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「トヨタ チェイサー新型車解説書(ト
ヨタ自動車株式会社サービス部編集、昭和63年8月2
4日発行)」の5−83頁に図11のようなドアミラー
201が記載されている。
【0003】又、「図解・リニアサーボモータとシステ
ム設計(総合電子出版社、昭和61年3月20日発
行)」の130頁に、図12のようなフェンダーミラー
駆動装置203が記載されている。
【0004】図11のドアミラー201は、ステー20
5、軸207、ミラーカバー209、ミラー211、全
体の格納機構213、ミラー211の上下方向角度調整
機構215、ミラー211の左右方向角度調整機構21
7などから構成されている。
【0005】ステー205は車両のドアに固定され、ミ
ラーカバー209はステー205に軸207を介して回
動自在に連結されている。ミラー211、格納機構21
3、角度調整機構215、217はミラーカバー209
に収容されており、ミラー211は球継ぎ手を介してミ
ラーカバー209に旋回自在に支持されている。
【0006】格納機構213は回転電動モータ219と
減速ギヤ機構221などから構成されており、ミラーカ
バー209を軸207の廻りに回動操作し、使用位置と
格納位置とに位置決めする。
【0007】角度調整機構215、217は、それぞ
れ、回転電動モータ223、225と、ウォームギヤな
どを用いた減速ギヤ機構227、229と、ロッド23
1、233と、減速ギヤ機構227、229の回転を受
けてロッド231、233をそれぞれの軸方向に移動さ
せるねじ機構235などから構成されている。各ロッド
231、233は球継ぎ手を介してミラー211に連結
されている。
【0008】回転電動モータ223、225の回転は減
速ギヤ機構227、229で減速され(トルクを増幅さ
れ)、ねじ機構235を介してロッド231、233を
移動操作する。ロッド231が移動するとミラー211
の角度が上下方向に調整され、ロッド233が移動する
とミラー211の角度が左右方向に調整される。
【0009】このように、最適な視界が得られるように
ミラー211の角度調整が行われる。
【0010】又、図12のフェンダーミラー駆動装置2
03は、支柱237に球継ぎ手239を介して旋回自在
に連結されたミラー241と、リニア直流モータ24
3、245と、誘導ベルト247、249と、4個のロ
ーラ251などから構成されている。
【0011】支柱237とリニア直流モータ243、2
45は車両のフェンダーに固定されている。又、各リニ
ア直流モータ243、245は可動子がそれぞれ上下方
向と左右方向に移動する向きに配置されている。各誘導
ベルト247、249はリニア直流モータ243、24
5の可動子にそれぞれ固定されると共に、両端をミラー
241の上下の端部と左右の端部に固定されている。
【0012】リニア直流モータ243が作動すると、誘
導ベルト247が矢印253のように移動してミラー2
41の角度が上下方向に調整され、リニア直流モータ2
45が作動すると、誘導ベルト249が矢印255のよ
うに移動してミラー241の角度が左右方向に調整され
る。
【0013】このように、最適な視界が得られるように
ミラー241の角度調整が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11のドア
ミラー201では、格納機構213と角度調整機構21
5、217に回転電動モータ219、223、225が
用いられており、これらの回転型電磁モータは低速回転
させると発熱が大きく、高速回転時は高トルクが得られ
ないから、減速ギヤ機構221、227、229による
減速が必要であり、更に、回転を直線方向に変換するた
めにねじ機構235が必要である。
【0015】このように、ドアミラー201は構造が複
雑で、部品点数が多く、重量が嵩み、小型化が難しい。
【0016】又、減速ギヤ機構221、227、229
やねじ機構235のギヤ音や作動音によって大きな騒音
が発生し、車両の静粛性が損なわれる。
【0017】又、回転電動モータ219、223、22
5の回転子の慣性や、減速ギヤ機構221、227、2
29とねじ機構235の構成部材の慣性が加わるから、
ミラー角度の微調整が難しい。
【0018】又、電磁モータを用いた図11と図12の
従来例は、ミラーの角度保持機能がないから、ミラーを
所定の角度に保持するためには角度保持機構が必要にな
る。
【0019】又、電磁モータは、大電流によって大きな
発熱を伴う上に、ラジオやCDに電磁ノイズが入る。こ
の電磁ノイズを防止するには防磁カバーが必要である。
【0020】ミラーの角度保持機能とこの防磁カバーと
を用いると、更に、構造が複雑になり、部品点数が増加
し、重量が嵩み、小型化が難しくなる。
【0021】又、ミラーカバー209、ミラー211、
ミラー241に外力が掛かると、各回転電動モータ21
9、223、225の空転やリニア直流モータ243、
245の滑りによってミラーカバー209、ミラー21
1、ミラー241が回動し、外力を吸収する。しかし、
電磁モータではこのような場合可動子が磁界を横切るか
ら、断続的な手応えや騒音が発生して破損したような感
じが与えられ、印象が悪い。
【0022】そこで、この発明は、構造簡単で、部品点
数が少なく、軽量であり、コンパクトな構成で可倒部材
の角度調整をする可倒部材の角度調整装置の提供を目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の可倒部材の角
度調整装置は、回動自在に支持された可倒部材と、超音
波領域の電圧を与えられて共振する圧電素子を付勢部材
によって可倒部材側に押圧することにより、圧電素子の
振動を一方向の駆動力に変換して可倒部材側に伝達する
超音波モータとを備え、この駆動力によって可倒部材を
回動操作し、角度調整することを特徴とする。
【0024】圧電素子を可倒部材側に押圧する付勢部材
の時間的応答性は圧電素子の振動周波数より充分に遅く
されており、従って、圧電素子は付勢部材により振動の
一方向だけ可倒部材側に押圧され、振動の反対方向では
可倒部材側から離れる。
【0025】こうして、圧電素子の振動から一方向の駆
動力が取り出されると共に、付勢部材の押圧力によって
生じた摩擦力により駆動力が可倒部材側に伝達される。
【0026】超音波モータは、電磁モータに較べて、低
速で大きな駆動力が得られると共に、圧電素子の駆動力
を摩擦力によって可倒部材側に直接伝達するから、図1
1の従来例と異なって、減速ギヤ機構221、227、
229や回転を直線方向に変換するねじ機構235が不
要である。
【0027】従って、構造が極めて簡単であり、部品点
数が少なく、軽量で、コンパクトである。
【0028】又、ギヤ機構やねじ機構の騒音から解放さ
れるから、動作が極めて静粛である。
【0029】又、超音波モータは、圧電素子の振幅が極
めて微細であると共に、印加電圧を変えることによって
速度を調整できるから、角度の微調整が容易である。
【0030】又、圧電素子を可倒部材側に押圧する付勢
部材の押圧力によって可倒部材の角度保持機能が得られ
るから、図11と図12の従来例と異なり、角度保持機
構が不要である。
【0031】更に、超音波モータは、電磁モータと異な
って磁力が発生しないから、ラジオやCDに電磁ノイズ
が入らず、従って、防磁カバーも不要である。
【0032】このように、可倒部材の角度保持機能と防
磁カバーの両方が不要であるから、これらを用いること
による構造の複雑化、部品点数の増加、重量化、大型化
などが避けられる。
【0033】又、圧電素子の振動は電圧によって発生し
電流値は僅かであるから、電磁モータを用いた図11と
図12の従来例と異なり、本発明の角度調整装置は発熱
を伴わず、電力ロスが少ない。
【0034】又、可撓部材に外力が加わると、付勢部材
の押圧力が掛かった圧電素子側との間で可倒部材側がス
ムーズに滑って回動し、外力を吸収する。このとき、電
磁モータと異なって断続的な手応えや騒音が発生しない
から、印象が良い。
【0035】請求項2の構成は、請求項1記載の可倒部
材の角度調整装置であって、開口を有するケースに圧電
素子を収容し、この開口において圧電素子と可倒部材側
との間にスペーサを配置し、付勢部材をケースと圧電素
子との間に配置し、ケースの内側に付勢部材の押圧力を
受けるストッパを設けると共に、ケースを介してスペー
サと圧電素子とを可倒部材側に押圧し付勢部材を撓ませ
るねじ機構を設け、ねじ機構によって付勢部材を撓ませ
ることにより付勢部材の押圧力をスペーサと圧電素子と
に掛けることを特徴とし、請求項1の構成と同等の効果
を得る。
【0036】これに加えて、圧電素子を収容するケース
に付勢部材の押圧力を受けるストッパを設け、更に、ね
じ機構でこのストッパを解除するように構成したことに
よって、超音波モータを単体で扱うことが容易になっ
た。
【0037】又、ねじ機構によって付勢部材の撓みを自
在に調整できるから、超音波モータを常に最適な状態で
作動させることができる。
【0038】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の可倒部材の角度調整装置であって、可倒部材が、
上下方向と左右方向の各回動軸を介して車体側に支持さ
れたミラーであり、第1の超音波モータによってミラー
の角度を上下方向に調整し、第2の超音波モータによっ
てミラーの角度を左右方向に調整することを特徴とし、
請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0039】この構成は、本発明を車両のミラー角度調
整装置に用いたものであり、減速ギヤ機構、ミラー角度
保持機能、防磁カバーなどを用いないことによる、構造
の簡素化、部品点数の低減、軽量化、コンパクト化、更
に、騒音源を持たない静粛性などは、ミラー角度調整装
置のような車載装置にとって特に有利である。
【0040】又、ミラー角度を微調整できるから、常に
最適な視界が得られる。
【0041】又、超音波モータを用いたことによる電力
効率の向上は、バッテリーの消耗を軽減し、エンジン燃
費を向上させる。
【0042】請求項4の発明は、請求項3の可倒部材の
角度調整装置であって、上下方向の回動軸と左右方向の
回動軸との交点に配置されミラーを車体側に連結する第
1の球継ぎ手と、上下方向の回動軸上に配置された第2
の球継ぎ手を介してミラーに連結された上下方向調整用
操作ロッドと、左右方向の回動軸上に配置された第3の
球継ぎ手を介してミラーに連結された左右方向調整用操
作ロッドとを備え、第1の超音波モータが、上下方向回
動自在に支持され、上下方向調整用操作ロッドをリニア
に駆動してミラーの上下方向角度を調整する超音波リニ
アモータであり、第2の超音波モータが、左右方向回動
自在に支持され、左右方向調整用操作ロッドをリニアに
駆動してミラーの左右方向角度を調整する超音波リニア
モータであることを特徴とし、請求項3の構成と同等の
効果を得る。
【0043】請求項5の発明は、請求項3の可倒部材の
角度調整装置であって、上下方向の回動軸と左右方向の
回動軸との交点に配置されミラーを車体側に連結する第
1の球継ぎ手と、上下方向の回動軸上に配置された第2
の球継ぎ手を介してミラーに連結された上下方向調整用
操作ロッドと、左右方向の回動軸上に配置された第3の
球継ぎ手を介してミラーに連結された左右方向調整用操
作ロッドとを備え、第1の超音波モータが、ミラーを収
容するハウジングに固定され、上下方向調整用操作ロッ
ドをリニアに駆動してミラーの上下方向角度を調整する
超音波リニアモータであり、第2の超音波モータが、ミ
ラーを収容するハウジングに固定され、左右方向調整用
操作ロッドをリニアに駆動してミラーの左右方向角度を
調整する超音波リニアモータであることを特徴とする。
【0044】したがって、請求項3の構成と同等の効果
を得ると共に、第1と第2の超音波モータが共にハウジ
ングに固定されるので各モータが回動自在に支持される
構成よりも部品点数が少なくて済み、より簡単な構成に
なり、コスト的に有利となる。
【0045】請求項6の発明は、請求項3又は請求項4
記載の可倒部材の角度調整装置であって、ミラーが、車
体のドアに支持されたドアミラーであることを特徴と
し、請求項3又は請求項4の構成と同等の効果を得る。
【0046】又、動作が静粛であることは、車室に近い
ドアミラーに用いられた場合、特に有利である。
【0047】請求項7の発明は、請求項3又は請求項4
記載の可倒部材の角度調整装置であって、ミラーが、車
体のフェンダに支持されたフェンダミラーであることを
特徴とし、請求項3又は請求項4の構成と同等の効果を
得る。
【0048】請求項8の発明は、請求項3又は請求項4
記載の可倒部材の角度調整装置であって、ミラーが、車
室内部に支持されたインサイドミラーであることを特徴
とし、請求項3又は請求項4の構成と同等の効果を得
る。
【0049】又、動作が静粛であることは、車室内部に
配置されたインサイドミラーに用いられた場合、特に有
利である。
【0050】請求項9の発明は、請求項1又は請求項2
記載の可倒部材の角度調整装置であって、可倒部材が、
一方向の回動軸を介して使用位置と格納位置とに回動操
作される車両用のミラーであることを特徴とする。
【0051】この構成は、本発明を車両の電動格納ミラ
ーに用いたものであり、請求項1又は請求項2の構成と
同様に、構造が簡単で、部品点数が少なく、軽量で、コ
ンパクトであり、更に、動作が静粛な本発明の特徴は、
電動格納ミラーのような車載装置に用られた場合特に有
利である。
【0052】請求項10の発明は、請求項1又は請求項
2記載の可倒部材の角度調整装置であって、可倒部材
が、一方向の回動軸を介して車室内部に支持されたサン
バイザであることを特徴とし、請求項1又は請求項2の
構成と同等の効果を得る。
【0053】又、動作が静粛であることは、車室内部に
支持されたサンバイザに用いられた場合、特に有利であ
る。
【0054】請求項11の発明は、請求項1又は請求項
2記載の可倒部材の角度調整装置であって、可倒部材
が、パワーシートのシートバック、あるいは、シートの
ヘッドレストであることを特徴とし、請求項1又は請求
項2の構成と同等の効果を得る。
【0055】この構成は、本発明を車両のパワーシート
やヘッドレストの角度調整装置に用いたものであり、請
求項1又は請求項2の構成と同様に、動作が静粛な本発
明の特徴は乗員に近いシートや、特に、乗員の耳に最も
近いヘッドレストに用いられた場合特に有利である。
又、超音波モータによって大きな駆動力が得られる本発
明は乗員の体重が掛かるパワーシートの角度調整に適し
ている。
【0056】又、請求項9、10,11の構成のよう
に、可倒部材(電動格納ミラー、サンバイザ、パワーシ
ート、ヘッドレスト)を一方向の軸廻りに回動操作する
一軸式の角度調整装置では、回転型の超音波モータを用
いれば、更に、構造簡単、軽量、コンパクトに構成でき
る。
【0057】
【発明の実施の形態】
[第1実施の形態]図1乃至図8によって本発明の第1
実施形態を説明する。この実施形態は可倒部材としての
ドアミラーの角度を調整する装置であり、請求項1、
2、3、4、6の特徴を備えている。以下、符号のない
部材等は図示されていない。
【0058】図1乃至図3のように、ドアミラーの角度
調整装置1(可撓部材の角度調整装置)は、ミラー3
(ドアミラー)、ミラーボデー5、球継ぎ手(第1の球
継ぎ手)7、ホルダー9、ミラー3の上下方向角度調整
機構11、ミラー3の左右方向角度調整機構13、ミラ
ーカバー、角度調整装置1の格納機構などから構成され
ている。
【0059】ホルダー9は、ベース部材14、15、1
7とブラケット19、21から構成されている。ベース
部材14、15は車両のドア側に回動自在に支持されて
いる。又、ベース部材17はボルト23、23によって
ベース部材15に固定されており、各ブラケット19、
21はボルトによってベース部材17に固定されてい
る。
【0060】ミラーカバーはホルダー9に固定されてお
り、ミラー3、球継ぎ手7、角度調整機構11、13、
格納機構などを収容している。
【0061】格納機構は、開閉用モータ25によって回
転中心27廻りにホルダー9を図2の矢印28のように
回動させ、角度調整装置1を使用位置と格納位置とに回
動操作し、回動させた箇所に位置決めする。
【0062】ミラー3はミラーボデー5に固定されてお
り、図2と図3に2点鎖線で描いたように、ミラーボデ
ー5は球継ぎ手7を介してブラケット19に旋回自在に
支持されている。
【0063】角度調整機構11、13は、それぞれ、超
音波リニアモータ29、ステー31、軸受け33、支持
部材35、37、ブラケット39、操作ロッド41、操
作ロッド41の摺動レール43などから構成されてい
る。
【0064】図4と図5のように、支持部材35はボル
ト45、45によって支持部材37に固定されており、
超音波リニアモータ29は4本のボルト47によってブ
ラケット39に固定されている。又、ブラケット39に
は長穴49、49が設けられており、ブラケット39は
これらの長穴49を通るボルト51によって支持部材3
7に固定されている。
【0065】摺動レール43は、基部材53と、その両
端にボルト55、55で固定されたゲート部材57とか
らなり、基部材53は支持部材37に直角に固定されて
いる。各ゲート部材57には操作ロッド41が摺動自在
に係合するゲート59が設けられている。
【0066】図3のように、上下方向角度調整機構11
のステー31はブラケット19に固定されており、軸受
け33を介して支持部材37(上下方向角度調整機構1
1)を回動自在に支持している。又、図2のように、左
右方向角度調整機構13のステー31はブラケット21
に固定されており、軸受け33を介して支持部材37
(上下方向角度調整機構13)を回動自在に支持してい
る。
【0067】図1のように、操作ロッド41のミラー3
側先端にはねじ穴61が設けられており、図2と図3の
ように、このねじ穴61にはボルト63が螺着され、ナ
ット65で位置決めされている。このボルト63とミラ
ーボデー5との間には球継ぎ手67が設けられている。
【0068】図1のように、上下方向角度調整機構11
の球継ぎ手(第2の球継ぎ手)67は、ミラー3の球継
ぎ手7の中心を通る鉛直線69(上下方向の回動軸)上
に配置されており、水平方向角度調整機構13の球継ぎ
手(第3の球継ぎ手)67は、ミラー3の球継ぎ手7の
中心を通る水平線71(左右方向の回動軸)上に配置さ
れている。
【0069】従って、ミラー3は水平線71を中心にし
て上下に回動し、鉛直線69を中心にして左右に回動す
る。
【0070】上下方向角度調整機構11と水平方向角度
調整機構13の各操作ロッド41は水平方向に配置され
ており、第1と第2の超音波リニアモータ29,29に
よって、図4に描いたように、往復方向に移動操作され
る。
【0071】図3のように、上下方向角度調整機構11
の操作ロッド41が移動操作されると、先端の球継ぎ手
67を介してミラー3は矢印73のように上下方向に角
度調整され、図2のように、左右方向角度調整機構13
の操作ロッド41が移動操作されると、先端の球継ぎ手
67を介してミラー3は矢印75のように左右方向に角
度調整される。
【0072】又、図2と図3に描いたように、このとき
のミラー3の傾斜によって各球継ぎ手67(操作ロッド
41)は横方向に移動するが、各角度調整機構11、1
3は、この移動に伴って軸受け33を中心にそれぞれ矢
印77、79のように回動する。
【0073】図6乃至図8は超音波リニアモータ29の
構成を示している。
【0074】超音波リニアモータ29のケース81に
は、短辺83、85と長辺87、89とを持った板状の
圧電セラミック91(圧電素子)が2枚重ねて収容され
ている。ケース81には圧電セラミック91の一方の短
辺83側に開口93が設けられており、この開口93の
短辺83上には操作ロッド41と接触するセラミックス
ペーサ95(スペーサ)が固定されている。
【0075】この圧電セラミック91の一面には、矩形
の電極97、99、101、103がメッキされてお
り、裏面には略全面を覆う電極がメッキされている。対
角位置の電極97、103はリード線105によって接
続され、対角位置の電極99、101はリード線107
によって接続されている。
【0076】図6のように、圧電セラミック91の一方
の長辺89とケース81との間にはばね負荷式支持体1
09、109が配置され、圧電セラミック91の他方の
長辺87をケース81に押圧している。長辺87が押圧
されたケース81は固定支持体111、111をなして
いる。ばね負荷式支持体109及び固定支持体111と
圧電セラミック91は摺動可能である。
【0077】又、圧電セラミック91の短辺85とケー
ス81との間にはばね負荷式支持体113(付勢部材)
が配置されており、セラミックスペーサ95を介して圧
電セラミック91を操作ロッド41に押圧している。
又、ばね負荷式支持体113によって短辺83が押圧さ
れたケース81は圧電セラミック91のストッパ115
をなしている。超音波リニアモータ29が単体の状態で
は、このストッパ115が働いており、セラミックスペ
ーサ95は操作ロッド41と接触しない。
【0078】ばね負荷式支持体109、113には、硬
度を所定値(例えば、ショア硬さA60)に調整した円
筒形のシリコンゴムが用いられている。
【0079】図3のように、角度調整機構11、13の
支持部材35にはねじ穴117、117が設けられてお
り、図4と図5のように、これらのねじ穴117にはボ
ルト119が螺着され、ナット121で位置決めされて
いる。ねじ穴117とボルト119とナット121とに
よりねじ機構123が構成されている。
【0080】ブラケット39のボルト51を緩めた状態
でボルト119を廻すと、ブラケット39と共に超音波
リニアモータ29が移動する。超音波リニアモータ29
を操作ロッド41側に移動させ、セラミックスペーサ9
5を操作ロッド41に押圧すると、図6のストッパ11
5が外れ、ばね負荷式支持体113により圧電セラミッ
ク91がセラミックスペーサ95を介して操作ロッド4
1に押圧される。
【0081】ボルト119によってこの押圧力を最適値
に調整した後、ボルト51を締めて超音波リニアモータ
29を位置決めする。
【0082】圧電セラミック91の励起は、共振点付近
の周波数(例えば、40KHz)の交流電圧やパルス電
圧で行われる。又、ばね負荷式支持体113の時間的応
答性は圧電セラミック91の共振振動数より充分に遅く
してある。
【0083】図7に斜線で示したように、電極99、1
01に正のパルスを加え、電極97、103に負のパル
スを加えると、圧電セラミック91は各振動で長辺87
が長辺89より長くなるように変形し、セラミックスペ
ーサ95は矢印125の方向に楕円運動する。
【0084】上記のように、ばね負荷式支持体113の
時間的応答性は圧電セラミック91の共振振動数より充
分に遅いから、セラミックスペーサ95はばね負荷式支
持体113によって振動の一方向だけ操作ロッド41に
押圧され、振動の反対方向では操作ロッド41から離れ
る。
【0085】こうして、圧電セラミック91の振動が一
方向の駆動力127に変換されると共に、ばね負荷式支
持体113の押圧力によって生じた摩擦力により駆動力
127が操作ロッド41に伝達され、操作ロッド41を
移動操作する。
【0086】又、図8に斜線で示したように、電極9
7、103に正のパルスを加え、電極99、101に負
のパルスを加えると、圧電セラミック91は各振動で長
辺89が長辺87より長くなるように変形し、セラミッ
クスペーサ95は矢印129の方向に楕円運動し、圧電
セラミック91の振動が反対方向の駆動力131に変換
され、駆動力131によって操作ロッド41が反対方向
に移動操作される。
【0087】角度調整機構11、13の各操作ロッド4
1をこのように移動操作すると、ミラー3は図2と図3
の矢印73、75のように上下方向と左右方向に角度調
整される。
【0088】角度を調整する際の操作ロッド41の速度
は圧電セラミック91の印加電圧を調整すれば調整でき
る。又、圧電セラミック91の振幅は微細であり、超音
波リニアモータ29の分解能は極めて大きいから、ミラ
ー3の角度は精密に調整することができる。
【0089】又、ミラー3の角度を急速に変えたい場合
は圧電セラミック91を高周波の高電圧で励起し、ミラ
ー3角度を微調整したい場合は低電圧で励起すればよ
い。
【0090】又、ミラー3に外力が加わると、ばね負荷
式支持体113の押圧力が掛かったセラミックスペーサ
95と操作ロッド41とがスムーズに滑り、ミラー3が
回動して外力を吸収する。
【0091】こうして、ドアミラーの角度調整装置1が
構成されている。
【0092】超音波リニアモータ29は、電磁モータに
較べて、低速で大きな駆動力が得られると共に、圧電セ
ラミック91の駆動力が摩擦力によって操作ロッド41
に直接伝達されるから、図11の従来例と異なって、減
速ギヤ機構221、227、229や回転を直線方向に
変換するねじ機構235が不要である。
【0093】従って、ドアミラーの角度調整装置1は、
構造が極めて簡単で、部品点数が少なく、軽量で、コン
パクトである。
【0094】又、ギヤ機構やねじ機構の騒音から解放さ
れるから動作が極めて静粛であり、この静粛性は、車室
に近いドアミラーの場合特に有利である。
【0095】又、超音波リニアモータ29を用いたこと
によって、上記のように、ミラー角度の微調整が容易で
あり、ミラー角度の精密な調整によって常に最適な視界
が得られる。
【0096】又、圧電セラミック91を操作ロッド41
に押圧するばね負荷式支持体113の押圧力によってミ
ラー3の角度保持機能が得られるから、従来例と異な
り、角度保持機構が不要である。
【0097】更に、超音波リニアモータ29は磁力が発
生しないからラジオやCDに電磁ノイズが入らず、従っ
て、防磁カバーも不要である。
【0098】このように、角度保持機能と防磁カバーの
両方が不要であるから、これらを用いることによる構造
の複雑化、部品点数の増加、重量化、大型化などが避け
られる。
【0099】又、圧電セラミック91の振動は電圧によ
って発生し電流値は僅かであるから、電磁モータを用い
た従来例と異なって、発熱を伴わず、電力ロスが少な
い。
【0100】こうしてバッテリーの消耗が軽減し、エン
ジン燃費が向上する。
【0101】又、ミラー3が回動して外力を吸収する場
合も、電磁モータのような断続的な手応えや騒音が発生
しないから、印象が良い。
【0102】又、圧電セラミック91の収容ケース81
にばね負荷式支持体113の押圧力を受けるストッパ1
15を設け、ねじ機構123でこのストッパ115を解
除するように構成したことにより、超音波リニアモータ
29を単体で扱うことが容易になった。
【0103】又、ねじ機構123によってばね負荷式支
持体113の撓みを調整できるから、超音波リニアモー
タ29を常に最適な状態で作動させることができる。
【0104】[第2実施形態]図9、図10によって本
発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は超音波モ
ータの支持構造が上記第1実施形態と相違し、その他の
構成は同様である。したがって、相違点を説明し、重複
する説明は省略する。
【0105】図9、図10に示すように、ドアミラーの
角度調整装置151(可撓部材の角度調整装置)のミラ
ー3はハウジング153に収容されている。ミラー3の
角度調整用の超音波リニアモータ29,29はハウジン
グ153の内壁から内方へ延出しているブラケット15
3a、153bに後述する状態でボルト155によりそ
れぞれ固定されている。
【0106】すなわち、ハウジング153のボス部15
3cへのボルト119のねじ込み量を調整して、上下方
向角度調整用の超音波リニアモータ29の駆動部である
セラミックスペーサ91を所定の押圧力で操作ロッド4
1に押圧し、ナット157によりロックされた状態で上
記のボルト155により固定される。
【0107】左右方向角度調整用の超音波リニアモータ
29も同様にハウジング153のボス部153dへのボ
ルト119のねじ込み量を調整して上記のボルト155
により固定される。
【0108】このような構成により、各角度調整用の操
作ロッド41が各超音波リニアモータ29により駆動さ
れてミラー3に対して進退することによりミラー3の取
付角度が調整される。このとき、各操作ロッド41先端
の球継手67は各回動軸69,71の周りに円弧軌跡を
描くことにより各操作ロッド41に倒れが生じるが摺動
レール43との間の隙間およびセラミックスペーサ91
との当接部のスリップにより吸収される。
【0109】こうして、本実施形態によれば、各超音波
リニアモータ29がハウジング153に固定される構成
であるので、上記第1実施形態の各超音波リニアモータ
29が回動自在に支持される構成よりも部品点数が少な
く、より簡単な構成になり、コスト的に有利となる。
【0110】
【発明の効果】請求項1の可倒部材の角度調整装置は、
低速で大きな駆動力が得られる超音波モータを用いたこ
とにより、電磁モータを用いた従来例と異なって、減速
ギヤ機構や回転を直線方向に変換するねじ機構が不要で
あるから、構造が極めて簡単であり、部品点数が少な
く、軽量で、コンパクトである。
【0111】又、ギヤ機構やねじ機構の騒音から解放さ
れ、動作が極めて静粛である。
【0112】又、超音波モータを用いたから、角度の微
調整が容易である。
【0113】又、付勢部材によって可倒部材の角度保持
機能が得られるから、従来例と異なり、角度保持機構が
不要である。
【0114】又、超音波モータは、電磁モータと異なっ
て磁力が発生しないから、ラジオやCDに電磁ノイズが
入らず、防磁カバーも不要である。
【0115】このように、可倒部材の角度保持機能と防
磁カバーの両方が不要であるから、これらを用いること
による構造の複雑化、部品点数の増加、重量化、大型化
などが避けられる。
【0116】又、圧電素子の励磁に必要な電流値は僅か
であるから、発熱を伴わず、電力ロスが少ない。
【0117】又、可撓部材に外力が加わっても可倒部材
がスムーズに回動して外力を吸収し、電磁モータのよう
な断続的な手応えや騒音が発生しないから、印象が良
い。
【0118】請求項2の構成は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、圧電素子のケースに付勢部材のス
トッパを設け、ねじ機構でこのストッパを解除するよう
に構成したから、超音波モータ単体の扱いが容易であ
る。
【0119】又、ねじ機構によって付勢部材の撓みを自
在に調整できるから、超音波モータを常に最適な状態で
作動させることができる。
【0120】請求項3の発明は、本発明を車両のミラー
角度調整装置に用いたものであり、請求項1又は請求項
2の構成と同等の効果を得ると共に、減速ギヤ機構、ミ
ラーの角度保持機能、防磁カバーなどを用いないことに
よる、構造の簡素化、部品点数の低減、軽量化、コンパ
クト化、更に、騒音源を持たない静粛な動作などは車載
装置にとって特に有利である。又、ミラー角度の微調整
が可能であるから、常に最適な視界が得られる。
【0121】又、超音波モータを用いたことによる電力
効率の向上は、バッテリーの消耗を軽減し、エンジン燃
費を向上させる。
【0122】請求項4の発明も、本発明を車両のミラー
角度調整装置に用いたものであり、請求項3の構成と同
等の効果を得る。
【0123】請求項5の発明は、請求項3の構成と同等
の効果を得ると共に、第1と第2の超音波モータが共に
ハウジングに固定されるので各モータが回動自在に支持
される構成よりも部品点数が少なくて済み、より簡単な
構成になり、コスト的に有利となる。
【0124】請求項6の発明は、本発明をドアミラーの
角度調整装置に用いたものであり、請求項3又は請求項
4の構成と同等の効果を得ると共に、動作が静粛である
ことは、車室に近いドアミラーに用いた場合特に有利で
ある。
【0125】請求項7の発明は、本発明をフェンダミラ
ーの角度調整装置に用いたものであり、請求項3又は請
求項4の構成と同等の効果を得る。
【0126】請求項8の発明は、本発明をインサイドミ
ラーの角度調整装置に用いたものであり、請求項3又は
請求項4の構成と同等の効果を得ると共に、動作が静粛
であることは、車室内部に配置されたインサイドミラー
に用いた場合特に有利である。
【0127】請求項9の発明は、本発明を車両の電動格
納ミラーに用いたものであり、請求項1又は請求項2の
構成と同等の効果を得ると共に、構造が簡単で、部品点
数が少なく、軽量で、コンパクトであり、更に、動作が
静粛な本発明の特徴は車載装置に用いた場合特に有利で
ある。
【0128】請求項10の発明は、本発明をサンバイザ
の角度調整装置に用いたものであり、請求項1又は請求
項2の構成と同等の効果を得ると共に、動作が静粛であ
ることは、車室内部に配置されたサンバイザに用いた場
合特に有利である。
【0129】請求項11の発明は、本発明を車両のパワ
ーシートやヘッドレストの角度調整装置に用いたもので
あり、請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る
と共に、動作が静粛な本発明の特徴は乗員に近いシート
や、特に、乗員の耳に最も近いヘッドレストに用いられ
た場合特に有利である。又、超音波モータによって大き
な駆動力が得られる本発明は乗員の体重が掛かるパワー
シートの角度調整に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の実施形態の平面図である。
【図3】図1の実施形態の側面図である。
【図4】図1の実施形態に用いられた上下方向及び左右
方向の各角度調整機構を示す正面図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】図1の実施形態に用いられた超音波リニアモー
タの構成図である。
【図7】図6の超音波リニアモータの動作を説明するた
めの図面である。
【図8】図6の超音波リニアモータの動作を説明するた
めの図面である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の平面図である。
【図11】第1の従来例を示す斜視図である。
【図12】第2の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,151 ドアミラーの角度調整装置(可撓部材の角
度調整装置) 3 ミラー(ドアミラー) 7 球継ぎ手(第1の球継ぎ手) 29 超音波リニアモータ 41 操作ロッド 67 球継ぎ手(第2と第3の球継ぎ手) 69 鉛直線(上下方向の回動軸) 71 水平線(左右方向の回動軸) 81 圧電セラミックのケース 91 圧電セラミック(圧電素子) 93 ケースの開口 95 セラミックスペーサ(スペーサ) 113 ばね負荷式支持体(付勢部材) 115 ストッパ 123 ねじ機構 153 ハウジング 153a,153b ブラケット 153c,153d ボス部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在に支持された可倒部材と、超音
    波領域の電圧を与えられて共振する圧電素子を付勢部材
    によって可倒部材側に押圧することにより、圧電素子の
    振動を一方向の駆動力に変換して可倒部材側に伝達する
    超音波モータとを備え、この駆動力によって可倒部材を
    回動操作し、角度調整することを特徴とする可倒部材の
    角度調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、開口を有
    するケースに圧電素子を収容し、この開口において圧電
    素子と可倒部材側との間にスペーサを配置し、付勢部材
    をケースと圧電素子との間に配置し、ケースの内側に付
    勢部材の押圧力を受けるストッパを設けると共に、ケー
    スを介してスペーサと圧電素子とを可倒部材側に押圧し
    付勢部材を撓ませるねじ機構を設け、ねじ機構によって
    付勢部材を撓ませることにより付勢部材の押圧力をスペ
    ーサと圧電素子とに掛けることを特徴とする可倒部材の
    角度調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、可倒部材が、上下方向と左右方向の各回動軸を介し
    て車体側に支持されたミラーであり、第1の超音波モー
    タによってミラーの角度を上下方向に調整し、第2の超
    音波モータによってミラーの角度を左右方向に調整する
    ことを特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、上下方向
    の回動軸と左右方向の回動軸との交点に配置されミラー
    を車体側に連結する第1の球継ぎ手と、上下方向の回動
    軸上に配置された第2の球継ぎ手を介してミラーに連結
    された上下方向調整用操作ロッドと、左右方向の回動軸
    上に配置された第3の球継ぎ手を介してミラーに連結さ
    れた左右方向調整用操作ロッドとを備え、第1の超音波
    モータが、上下方向回動自在に支持され、上下方向調整
    用操作ロッドをリニアに駆動してミラーの上下方向角度
    を調整する超音波リニアモータであり、第2の超音波モ
    ータが、左右方向回動自在に支持され、左右方向調整用
    操作ロッドをリニアに駆動してミラーの左右方向角度を
    調整する超音波リニアモータであることを特徴とする可
    倒部材の角度調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の発明であって、上下方向
    の回動軸と左右方向の回動軸との交点に配置されミラー
    を車体側に連結する第1の球継ぎ手と、上下方向の回動
    軸上に配置された第2の球継ぎ手を介してミラーに連結
    された上下方向調整用操作ロッドと、左右方向の回動軸
    上に配置された第3の球継ぎ手を介してミラーに連結さ
    れた左右方向調整用操作ロッドとを備え、第1の超音波
    モータが、ミラーを収容するハウジングに固定され、上
    下方向調整用操作ロッドをリニアに駆動してミラーの上
    下方向角度を調整する超音波リニアモータであり、第2
    の超音波モータが、ミラーを収容するハウジングに固定
    され、左右方向調整用操作ロッドをリニアに駆動してミ
    ラーの左右方向角度を調整する超音波リニアモータであ
    ることを特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4記載の発明であっ
    て、ミラーが、車体のドアに支持されたドアミラーであ
    ることを特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項3又は請求項4記載の発明であっ
    て、ミラーが、車体のフェンダに支持されたフェンダミ
    ラーであることを特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  8. 【請求項8】 請求項3又は請求項4記載の発明であっ
    て、ミラーが、車室内部に支持されたインサイドミラー
    であることを特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、可倒部材が、一方向の回動軸を介して使用位置と格
    納位置とに回動操作される車両用のミラーであることを
    特徴とする可倒部材の角度調整装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は請求項2記載の発明であ
    って、可倒部材が、一方向の回動軸を介して車室内部に
    支持されたサンバイザであることを特徴とする可倒部材
    の角度調整装置。
  11. 【請求項11】 請求項1又は請求項2記載の発明であ
    って、可倒部材が、パワーシートのシートバック、ある
    いは、シートのヘッドレストであることを特徴とする可
    倒部材の角度調整装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217569A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Taiheiyo Cement Corp ケースユニットおよびケースユニットによる超音波モータの設置方法
CN112525993A (zh) * 2020-11-27 2021-03-19 河北科技师范学院 一种便携式土木工程用超声波检测设备

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