JPH10273027A - 車両の挙動制御装置 - Google Patents
車両の挙動制御装置Info
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Abstract
作量が変化しても、運転者のブレーキ操作意思を反映さ
せながら同時にヨーモーメント制御を実行できる車両の
挙動制御装置を提供する。 【解決手段】 車両の挙動制御装置は、車輪速センサ、
ハンドル角センサ、ヨーレイトセンサ、そしてブレーキ
エア圧センサ等を備えている。制動旋回時、前後の対角
車輪が制御車輪として選択され、これら制御車輪の制動
エア圧はECUにより制御される。ECU内の制御回路
64では、要求ヨーモーメントMdに基づき制御車輪に
対する制動エア圧の増減量dPfが決定され、そして、加
算部72にてブレーキエア圧センサにて検出された非制
御車輪の実制動エア圧Pofに増減量dPfが加算されて、
制御車輪の目標制動エア圧Ptfが決定される。
Description
車輪の制動力を適切に制御することで車両の旋回挙動を
安定化させる車両の挙動制御装置に関する。
動力制御にて行うようにした車両の旋回制御装置は、例
えば特開平8−310360号公報に開示されている。
この旋回制御装置では、車両の旋回時、制御対象車輪と
なる左右の対角車輪の制動力を自動的に増減し、これら
制動力の増減により対角車輪間に制動力差を与えること
で車両に回頭ヨーモーメント又は復元ヨーモーメントを
発生させて、車両のアンダステア傾向又はオーバステア
傾向を有効に打ち消すべく車両のヨーモーメントを制御
している。
御装置では、制御対象車輪におけるホイールブレーキの
制動圧は、車両の旋回挙動に基づき所望の回頭モーメン
ト又は復元モーメントを与えるのに必要なヨーモーメン
ト、つまり、車両の要求ヨーモーメントのみから決定さ
れている。このため、旋回制御中、運転者がより強い制
動を望んでブレーキペダルを踏み増しした場合、非制御
車輪におけるホイールブレーキの制動圧もまた立ち上げ
られ、対角車輪間に所望の制動力差を与えることができ
ない。それ故、公知の旋回制御装置にあっては、ブレー
キペダルの踏み増し時、その時点で旋回制御を解除して
おり、このような状況では車両の旋回制御を機能させる
ことはできない。
たもので、その目的とするところは、運転者のブレーキ
ペダル操作に基づく制動力を発生させながら、旋回時の
車両のヨーモーメント制御も同時に実行できる車両の挙
動制御装置を提供することにある。
め、請求項1の車両の挙動制御装置は、車両の各車輪に
設けられ、制動圧の供給を受けて車輪に制動力を発生さ
せるホイールブレーキと、運転者のブレーキ操作とは独
立して左右の車輪のホイールブレーキ内の制動圧を調整
可能な制動圧調整手段と、車両の走行状態を検出して出
力する走行状態検出手段と、左右の車輪のホイールブレ
ーキ内に作用する実制動圧を検出して出力する実制動圧
検出手段と、走行状態検出手段の出力に基づき左右の車
輪間に付与すべき目標制動力差を設定すると共に左右の
車輪のうち一方の車輪を制御車輪として選択し、左右の
車輪間に目標制動力差を発生させるべく制御車輪の制動
圧力調整手段の作動を目標制動圧に従って制御する制御
手段とを備えている。そして、請求項1の車両の挙動制
御装置の制御手段は、目標制動力差と左右の車輪のうち
他方の非制御車輪の実制動圧とに基づき目標制動圧を決
定するものとなっている。
車両のヨーモーメントを制御するべく左右の車輪間に制
動力差が付与される。この際、制御車輪の制動圧は、検
出された非制御車輪の実制動圧と目標制動力差とに基づ
き制御されるので、運転者によるブレーキ操作量の変化
に伴い非制御車輪の実制動圧が変化しても、その実制動
圧を参照しながら制御車輪の制動圧が制御され、制御車
輪の制動圧にも非制御車輪の制動圧の変化分が反映され
る。
御手段は、制御車輪の実制動圧を目標制動圧に一致させ
るべくフィードバック制御するようになっている。この
場合、制動圧の制御系では、決定された目標制動圧と実
制動圧との偏差が考慮されているので、制御手段からの
指令に対する実制動圧の応答度合いを正確に反映した制
御が行われる。
両の挙動制御装置の実施例を説明する。先ず、図1を参
照すると、実施例の車両挙動制御装置が適用された車両
1におけるブレーキシステムの構成が概略的に示されて
いる。なお、この車両1は、例えば、トラックやバスな
どの大型車両であり、それ故、駆動車輪となる左右の後
輪WRL,WRRはともに並列2輪タイプとなっている。一
方、操舵車輪となる左右の前輪WFL,WFRは通常のタイ
プである。
してハイドロリックブレーキを作動させるエアオーバハ
イドロリックブレーキから構成されている。即ち、各車
輪WFL,WFR,WRL,WRRにそれぞれ設けられたホイー
ルシリンダ2は制動圧、つまり、油圧の供給を受けてホ
イールブレーキ(図示されていない)を作動させるよう
になっている。各ホイールシリンダ2には、油圧管路3
がそれぞれ接続されており、そして、これら油圧管路3
には、空圧を油圧に変換するエアオーバハイドロリック
ブースタ4がそれぞれ接続されている。各エアオーバハ
イドロリックブースタ4からは空圧管路8がそれぞれ延
びており、各空圧管路8はダブルチェックバルブ12の
出口ポートにぞれぞれ接続されている。また、各空圧管
路8には、圧力制御弁10がそれぞれ介挿されている。
方の入口ポートには供給管路13がそれぞれ接続されて
おり、これら供給管路13は、2個のリレーバルブ14
に2本ずつ接続されている。即ち、前輪WFL,WFR側の
2つの供給管路13は一方のリレーバルブ14にそれぞ
れ接続されており、また、後輪WRL,WRR側の2つの供
給管路13は他方のリレーバルブ14にそれぞれ接続さ
れている。更に、各リレーバルブ14からは給気管路2
4がそれぞれ延びており、これら給気管路24は対応し
た空気タンク6にそれぞれ接続されている。つまり、ダ
ブルチェックバルブ12の一方の入口ポートからリレー
バルブ14を介して空気タンク6に至る空圧ラインは前
輪側及び後輪側のそれぞれにて共用されている。なお、
これら空気タンク6にはコンプレッサから空気が供給さ
れるようになっており、また、このコンプレッサはエン
ジンにより駆動される。
は信号圧管路16がそれぞれ接続されており、これら信
号圧管路16は、デュアル型のブレーキバルブ18を介
して対応する空気タンク6に接続されている。それ故、
ブレーキバルブ18から信号圧管路16を介してリレー
バルブ14に至る信号圧ラインもまた、前輪側及び後輪
側のそれぞれにて共用されている。
の入口ポートには、給気管路20がそれぞれ接続されて
おり、これら給気管路20は2個の給気弁22に2本ず
つ接続されている。つまり、前輪側の左右輪に対応する
2つの給気管路20は一方の給気弁22にそれぞれ接続
されており、後輪側の左右輪に対応する2つの給気管路
20は他方の給気弁22にそれぞれ接続されている。つ
まり、各給気管路24はその下流側の部位が分岐され、
対応する側のリレーバルブ14及び給気弁22にそれぞ
れ接続されている。従って、ダブルチェックバルブ12
の他方の入口ポートから給気弁22を介して空気タンク
6に至る給気ラインもまた前輪側及び後輪側のそれぞれ
にて共用されている。
空圧ライン、信号圧ライン及び油圧ラインからサービス
ブレーキ回路が形成されており、そして、給気及び空圧
ライン及び油圧ラインから自動ブレーキ回路が形成され
ている。サービスブレーキ回路では、公知のように、運
転者がブレーキペダル26を踏み込むと、その踏力及び
踏み込み量に応じた信号圧が、各リレーバルブ14の入
力ポートに供給される。リレーバルブ14はその信号圧
により開弁されると同時に、信号圧の大きさに応じて開
度が制御され、これにより空気タンク6から給気管路2
4、供給管路13及び空圧管路8を介してエアオーバハ
イドロリックブースタ4に流体圧、即ち、空圧が供給さ
れる。そして、エアオーバハイドロリックブースタ4に
て空圧が油圧に変換され、ここで立ち上げられた油圧に
よりホイールシリンダ2がホイールブレーキを作動させ
ることで、各車輪WFL,WFR,WFL,WFRに制動力が発
生される。なお、運転者がブレーキペダル26の踏力を
弱めたり、踏み込み量を減らすと、ブレーキバルブ18
を介してリレーバルブ14に供給される信号圧はその分
だけ減少され、ブレーキペダル26の踏み込みを完全に
リリースすると、信号圧の供給は完全に停止される。従
って、このような信号圧の減少又は停止に伴い、リレー
バルブ14を介してエアオーバハイドロリックブースタ
4に供給される空圧も減少又は停止される。
転者のブレーキ操作とは独立して制動力を発生させるこ
とができる。即ち、各給気弁22は2つの電磁弁を内蔵
するバルブユニットからなり、これら2つの電磁弁は、
共に2位置の電磁方向切換弁からなっている。そして、
各電磁弁のソレノイドは電子コントロールユニット、つ
まり、ECU28にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、図1には作図の都合上、ECU28と給気弁22
との結線は1本の信号線だけで示されている。より詳し
くは、各給気弁22は入口ポート、2つの出口ポート及
び排気ポートを有しており、その入口ポートには前述し
た給気管路24が接続されており、また、各給気弁22
の2つの出口ポートには、図1からも明らかなように、
その一方には前後の左側車輪WFL,WRL対応する給気管
路20が、他方には前後の右側車輪WFR,WRRに対応す
る給気管路20がそれぞれ接続されている。なお、前述
した2つの電磁弁は、左右の出口ポートに対して何れか
一方が対応している。各給気弁22は、2つの電磁弁が
共に非作動位置にあるとき、その入口ポートを閉止させ
て給気管路24からの空圧の流入を遮断し、同時に2つ
の出口ポートと排気ポートとの間を連通させ、各給気管
路20内をそれぞれ大気に開放させている。各給気弁2
2の2つの電磁弁がECU28からの作動信号に応じて
それぞれの位置を切換えられると、各給気弁22はその
入口ポートと2つの出口ポートとの間を連通させ、排気
ポートを閉止させる。これにより、空気タンク6から給
気管路24,20及び空圧管路8を介して空圧がエアオ
ーバハイドロリックブースタ4に供給され、サービスブ
レーキ回路と同様にホイールブレーキが作動される。な
お、このときECU28が各給気弁22の2つの電磁弁
のうち、左右何れか一方の車輪に対応する電磁弁のみを
作動させることで、その一方の車輪に対応する給気管路
20のみに空圧を出力することができる。つまり、各給
気弁22からは4輪それぞれに対応するエアオーバハイ
ドロリックブースタ4に対して独立に空圧を供給可能で
ある。従って、自動ブレーキ回路では、運転者のブレー
キ操作とは別に、つまり、ブレーキペダル26を介して
ブレーキバルブ18が作動されなくても、各車輪WFL,
WFR,WRL,WRRに個別に制動力を発生させることがで
きる。
するバルブユニットからなり、その概略的な構成が図2
に示されている。同図に示すように、圧力制御弁10は
入口ポート、出口ポート及び排気ポートの3つのポート
を有している。また、その内部には電磁開閉式の保持弁
10aと、電磁方向切換式の排気弁10bが備えられて
おり、それぞれのソレノイドはECU28に接続されて
いる。なお、図1には作図の都合上、ECU28と圧力
制御弁10との結線もまた1本の信号線だけで示されて
いる。
ソレノイドの非通電時、図2に示すように保持弁10a
が開位置にあり、また、排気弁10bは非作動の位置に
あって、この状態で、圧力制御弁10は、その入口ポー
トと出口ポートとの間を連通させ、空圧管路8を開いて
いる。従って、給気弁22が開かれれば、空気タンク6
からエアオーバハイドロリックブースタ4に向けて空圧
を供給する、つまり、給気することができる。
させれば、圧力制御弁10の入口ポートが閉止されてエ
アオーバハイドロリックブースタ4へのそれ以上の給気
は遮断される。しかしながら、既に供給された空圧はそ
の圧力のままで保持される。そして、ECU28が保持
弁10aに加えて排気弁10bのソレノイドにも通電す
ると、排気弁10bも作動位置に切り換わる。この状態
では、圧力制御弁10の出口ポートと排気ポートとの間
が連通される。これにより、エアオーバハイドロリック
ブースタ4に供給された圧縮空気は、圧力制御弁10の
出口ポートから排気ポートを介して排気、つまり、大気
に放出される。
2を切換作動させてエアオーバハイドロリックブースタ
4に空圧を供給しつつ、圧力制御弁10の切換作動を制
御することで、運転者のブレーキ操作とは別にエアオー
バハイドロリックブースタ4内にて立ち上げられる油
圧、つまり、各ホイールシリンダ2に供給される制動圧
を調整することができる。
り、各ホイールシリンダ2に供給される制動圧の調整作
動は、ECU28により制御することができる。ECU
28はその内部に記憶回路、信号処理回路、演算回路、
判定回路、制御回路及び指示回路等を備えている。この
ECU28による自動ブレーキ回路の作動制御は、車両
1の走行状態、つまり、その運動状態や運転者の運転動
作を総合的に判断して行われるようになっている。それ
故、ECU28には、走行中の車両1の走行状態を検出
するため、各種センサからのセンサ信号が入力されるよ
うになっている。これらのセンサのうち、運動状態を検
出するためのセンサには、各車輪WFL,WFR,WRL,W
RRの回転速度を検出する車輪速センサ30、車体に加わ
る前後加速度を検出する前後加速度センサ32、同じく
横加速度を検出する横加速度センサ34、そして、車体
に働くヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ36等が
ある。また、運転者の運転動作を検出するためのセンサ
には、ブレーキペダル26の踏み込み量、つまり、ペダ
ルストロークを検出するペダルストロークセンサ38
や、ステアリングホイール40の回転角度を検出するハ
ンドル角センサ42等がある。
ロリックブースタ4に供給される空圧、すなわち、制動
エア圧を検出するブレーキエア圧センサ44が設置され
ており、このブレーキエア圧センサ44からのセンサ信
号もまた、ECU28に入力されるようになっている。
その他、燃料噴射量を制御する電子ガバナ46に対し、
直接に指令信号を出力する電子ガバナコントローラ48
もまた、ECU28に電気的に接続されている。
装置は、上述の自動ブレーキ回路と、これを制御するE
CU28及びこれに結線される各種電子機器、そして、
各種のバルブから構成されている。この車両挙動制御装
置は、前述したように旋回中の車両1の挙動を自動的に
安定化させるものであり、そのために実際には、圧力制
御弁10及び給気弁22の切換作動をそれぞれ制御する
ことで、各ホイールシリンダ2に供給される制動圧を制
御し、結果として各車輪WFL,WFR,WRL,WRRに発生
する制動力をそれぞれについて制御するようにしてい
る。
御概念が示されている。この制御機能の概要は、先ず、
各種センサ(ブロック50)からのセンサ信号をフィル
タ52にてフィルタ処理した後、それらセンサ信号を演
算回路54〜60に読み込み、各演算回路で演算処理を
それぞれ実行する。そして、これら演算結果及びセンサ
信号に基づき、ヨーモーメント制御回路64は自動ブレ
ーキのための目標制御量をそれぞれ決定する。指令回路
68では、これら目標制御量に基づき最終的な指令信号
が形成され、そして、その指令信号が制御対象70に向
けて出力される。ここで、直接の制御対象となるのは、
上述のように圧力制御弁10及び給気弁22であり、ま
た、その結果出力されるのは、エアオーバハイドロリッ
クブースタ4に供給される制動エア圧である。なお、そ
の出力結果たる制動エア圧は、ブレーキエア圧センサ4
4にて各輪毎に検出され、上述のフィルタ処理を経て制
御系にフィードバックされる。また、以上の制御系の基
本制御周期は、8msとしている。
知の技術であるので、ここでは、ヨーモーメント制御に
ついて簡単に説明する。ヨーモーメント制御とは、旋回
時に、例えば前後の対角車輪(右旋回時においては左前
輪WFLと右後輪WRR、左旋回時においては右前輪WFLと
左後輪WRL)の制動力を増減させて左右の車輪間に制動
力差を付与することで、車両に旋回方向への回頭ヨーモ
ーメント又は旋回逆方向への復元ヨーモーメントを発生
させ、これにより、車両の実際のヨー運動を、目標とす
るヨー運動に一致させようとする姿勢制御技術である。
なお、制御対象車輪は、前後の対角車輪に限られず左前
輪WFL又は右前輪WFRであってもよいし、左後輪WRL又
は右後輪WRRであってもよい。つまり、左右の車輪間に
制動力差が付与されることで、ヨーモーメント制御が可
能である。
は、上述の自動ブレーキ回路を制御することにより実現
可能であることがわかる。以下、図3のブロック図につ
いて詳細に説明する。先ず、演算回路56では、車両1
の運動状態が計算により求められる。即ち、ここでは、
各車輪の車輪速VW、前後加速度GX、横加速度GY及び
ヨーレイトγ等から車体速V、各車輪のスリップ率S及
び重心スリップ角速度dβ等の各種変数が算出される。
サ38の検出値により得られたハンドル角Thから、ハ
ンドル角速度VThが算出される。次に、演算回路58で
は、車両の目標ヨーレイトが計算される。ここでは、先
ず車体速Vとハンドル角Thが読み込まれる。そして、
線形2輪モデルから導かれる式から、車体速Vと、ハン
ドル角Thから求めた前輪の操舵角δとに基づき、目標
ヨーレイトγtが求められる。
(1)から算出される。 γt =(V/(1+A・V2)・(δ/L)) …(1) ここに、 A:スタビリティファクタ L:ホイールベース(m) 一方、演算回路60では、目標ヨーレイトγtと実際の
ヨーレイトγとの偏差から、車両1に付与すべき要求ヨ
ーモーメントMdが求められる。そして、演算回路60
では、ヨーレイト偏差とヨーモーメント制御の開始条件
を決定する基準値、つまり、閾値との比較により、ヨー
モーメント制御を実行する必要があるか否かを判断す
る。なお、このときのヨーレイト偏差の正負によって要
求ヨーモーメントMdの正負が決定され、要求ヨーモー
メントMdが正の値となれば、車両がアンダステア傾向
にあるということができ、また、要求ヨーモーメントM
dが負の値となれば、オーバステア傾向にあるといえ
る。従って、上述の閾値も正負方向にそれぞれ設定され
ている。
る処理について詳細に説明する。先ず、ヨーモーメント
制御回路64では、自動ブレーキによるヨーモーメント
制御を実行するための対象車輪、つまり、制御車輪が選
択される。具体的には、車両の旋回方向及び上述のステ
ア傾向に基づき各車輪の制御モードが決定される。表1
を参照すると、車両の旋回方向及びそのときのステア傾
向と、各車輪の制御モードとの関係が示されている。
アンダステア又はオーバステアのいずれの傾向にあるか
に関わらず、旋回方向でみて外側前輪及び内側後輪が制
御車輪として選択される。従って、前後輪とも、左右何
れか一方の車輪がそれぞれ選択される。なお、車両1が
左右いずれの方向へ旋回しているかの判別は、例えば右
旋回のときの車両のヨーレイトを正として、検出した実
ヨーレイトγの正負により行うこともできるし、また、
ハンドル角センサ42からのセンサ信号に基づき行うこ
ともできる。
いう、増圧制御又は減圧制御は、その制御車輪の制動
圧、つまり、対応するエアオーバハイドロリックブース
タ4に供給される制動エア圧が増圧側又は減圧側に制御
されることを意味している。このように制御車輪の一方
について制動エア圧が増圧され、他方について減圧され
ることで、車両全体として左右の車輪間に制動力差が付
与される結果、車両のアンダステア傾向又はオーバステ
ア傾向を有効に打ち消す回頭ヨーモーメント又は復元ヨ
ーモーメントが発生する。このようにヨーモーメント制
御では、車両に必要な回頭又は復元ヨーモーメント、つ
まり、要求ヨーモーメントMdを発生させるべく左右の
車輪間に制動力差が付与され、そして、各制御車輪の制
動圧は、この制動力差を発生させるべく制御される。以
下には、ヨーモーメント制御回路64における目標制動
力差の設定及び制動圧の制御について説明する。
処理を経て得られた出力値である要求ヨーモーメントM
dに基づき、左右の車輪間に付与すべき目標制動力差が
設定される。いま、制動旋回中、つまり、運転者がブレ
ーキペダルを踏みながら旋回走行しているとき、各制御
車輪における制動力の変化をdFとすると、このdFと車
両に発生するヨーモーメントMとの関係は、タイヤの横
力の変化を無視すると次式(2)で表される。
ついて解けば、1つの制御車輪あたりの制動力変化量d
Fを得ることができる。そして、求めたdFの値を2倍
すれば、左右の車輪間での目標制動力差を得ることがで
きる。なお、上式(2)は、制御車輪が左右の対角車輪
の組み合わせである場合に適用可能である。
は、ホイールシリンダ2に供給される制動圧の変化に依
存する。この実施例では、ホイールシリンダ2に供給さ
れる制動圧は、前述したように制動エア圧により制御さ
れるので、以下、制動圧の制御系では制動エア圧を実際
の制御の対象として扱う。ここで、制動力の変化量dF
を制動エア圧の変化量dP(前輪:dPf、後輪:dPr)
で表せば、式(2)は、 dPf・Bf・Tf/2=Md/2 …(3.1) dPr・Br・Tr/2=Md/2 …(3.2) としても表すことができる。なお、 B:ブレーキ係数(前輪:Bf、後輪Br)〔kgf/kgf/cm
2〕 T:トレッド(前輪:Tf、後輪:Tr) 〔m〕 である。前輪と後輪で式が区別されているのは、車両1
(トラックやバス等)では、フロントとリヤでブレーキ
係数及びトレッドが異なるからである。また、前後輪の
ブレーキ係数Bf,Brの値は、制動エア圧の単位圧力変
化あたり、実際に前輪又は後輪に生じる制動力の変化量
として設定されている。
れぞれdPについて解くと、下式 dPf =Md/(Bf・Tf) …(4.1) dPr =Md/(Br・Tr) …(4.2) をそれぞれ得ることができる。よって、上式(4.
1),(4.2)から制動エア圧の変化量dPf,dPrを
それぞれ求めれば、制御車輪に対する制動圧制御量、つ
まり、制動エア圧の増減量を求めることができる。
dPrの符号は、一方が正(+)であり、他方が負(−)
である。つまり、上記の表1からも明らかなように、2
つの制御車輪のうち、一方の制御モードが増圧モードな
ら、必ず他方の制御モードは減圧モードである。また、
このとき制御車輪が増圧モードならば、その制御車輪に
対する制動エア圧の増減量(dPf又はdPr)の符号は正
となり、減圧モードなら負となる。
54〜60での諸計算処理を経た後、ヨーモーメント制
御回路64にて制動エア圧の増減量dPf,dPrがそれぞ
れ決定される。そして、これら制動エア圧の増減量dP
f,dPrは、最終的に指令回路68にて各給気弁22及
び圧力制御弁10への作動指令信号に変換され、対応す
る給気弁22及び圧力制御弁10に向けて出力される。
形成処理がより詳細に示されている。なお、指令回路6
8は各制御車輪毎にそれぞれの指令信号を形成すること
ができ、以下には一方の制御車輪、例えば、右旋回時の
外側前輪である左前輪WFLに関する信号形成処理手順に
ついて説明するものとする。いま、車両1が右方向に制
動旋回走行しているとき、非制御車輪、即ち、右前輪W
FRの制動エア圧は、運転者の意思により制御されてい
る。すなわち、図4に示すように、運転者の制動意思に
基づきブレーキペダル26が踏み込まれ、ブレーキバル
ブ18からその踏力及び踏み込み量に応じた信号圧が出
力される。そして、この信号圧に基づきリレーバルブ1
4から出力される空圧が実際の制動エア圧となる。ま
た、図4に示すように、このときの右前輪の実制動エア
圧Pofは、ブレーキエア圧センサ44により検出され、
左前輪の制動エア圧制御系に向けてフィードされる。
て、右前輪の制御系からフィードされた実制動エア圧P
ofに、ヨーモーメント制御回路64から出力された左前
輪WFLの制動エア圧の増減量dPfが加算される。この結
果、左前輪の目標制動エア圧Ptfが決定される。なお、
加算部72における加算処理において、制動エア圧の増
減量dPfの符号が正ならば、目標制動エア圧Ptf=Pof
+dPfが与えられ、一方、増減量dPrの符号が負なら
ば、Ptf=Pof−dPfが与えられる。
と左前輪の実際の制動エア圧Pとの間の偏差Perが計算
される。このとき、制御車輪、即ち、左前輪の実制動エ
ア圧Pもまた、右前輪の実制動エア圧Pofと同様、ブレ
ーキエア圧センサ44の検出値から得ることができる。
なお、これらセンサ信号には、いずれも前述したフィル
タ52でのフィルタ処理、つまり、ローパスフィルタ7
6によるフィルタ処理が施されている。
とで、ブレーキエア圧センサ44の信号中に含まれるノ
イズや、実制動エア圧Pの微少変動等に対する過敏な応
答が避けられる。従って、この不感帯78の領域内での
偏差Perの僅かな変動は無視される。なお、不感帯78
の閾値は、例えば正負方向にそれぞれ0.1kgf/c
m2に設定されている。
て、左前輪に対応する給気弁22内の電磁弁の作動を制
御する切り換え信号を出力する。これにより、図1中、
左前輪WFLに対応するエアオーバハイドロリックブース
タ4に接続される給気管路20が開かれ、この給気管路
20及び空圧管路8内に空気タンク6の空圧が出力され
る。
エア圧Pをそれぞれ変数とした2変数マップ80から圧
縮空気の給気モード、排気モード及び保持モード毎の時
間、つまり、圧力制御弁10のソレノイドに通電するパ
ルス幅を求める。なお、2変数マップ80は予め準備さ
れ、図示しない記憶回路に記憶されている。ここで、圧
力制御弁10は1ms単位で駆動可能であって、そのパ
ルス幅は例えば20ms周期毎に設定される。従って、
指令回路68からは、図5に示すような矩形パルスの制
御信号Spが圧力制御弁10に出力される。
号Spが出力されると、これらの信号に基づき、左前輪
に対応する給気弁22及び圧力制御弁10がそれぞれ作
動される。その結果、上述のように左前輪に対応するエ
アオーバハイドロリックブースタ4に向けて圧縮空気、
すなわち、制動エア圧が供給される。このときの制動エ
ア圧は、ブレーキエア圧センサ44により検出され、ロ
ーパスフィルタ76を経た後、実制動エア圧Pとして前
述の減算部74及び2変数マップ80にフィードバック
される。このように制御車輪の制動エア圧の制御系に
は、出力フィードバックループが形成されている。ま
た、この制御系では、上述したように非制御車輪の制御
系からセンシングされた実制動エア圧がフィードされる
構成となっているので、常に目標制動エア圧Ptfの値に
非制御車輪の実制動エア圧Pofの値がリファレンス値と
して反映されるようになっている。なお、指令回路68
では、後輪の制御車輪(右後輪WRR)についても同様の
信号形成処理が行われる。
圧縮空気の給気、保持及び排気モードについて説明すれ
ば、これら制御モードの選択は、各給気弁22及び圧力
制御弁10の切換作動により行われる。つまり、これら
弁の作動を切り換えることで、エアオーバハイドロリッ
クブースタ4に対する圧縮空気の給気又は排気を行った
り、そのときの制動エア圧を保持することができる。ま
た、これら制御モードの切換をフィードバック制御する
ことで、実際の制動エア圧を細かく制御することができ
る。
前輪に対応する各弁の作動状態との関係が示されてい
る。なお、表1中のON又はOFFは、その弁のソレノ
イドに対する通電又は非通電を表している。表2に示す
ように、非制御、つまり、左前輪が非制御車輪である場
合、何れの弁の作動状態もOFFである。この場合に
は、運転者によるブレーキ操作、つまり、サービスブレ
ーキによる制動のみが行われる。
て左前輪が制御車輪として選択されると、給気弁22内
の左前輪に対応した一方の電磁弁がON、つまり、作動
位置に切り換えられる。そして、車両挙動制御装置の作
動中、保持弁10a及び排気弁10bは、各制御モード
に応じてON又はOFFに切り換えられる。より詳細に
は、先ず制動エア圧の給気モードでは、1周期(20m
s)において、その開始から前述の2変数マップ80に
て求められた給気時間だけ、保持弁10a及び排気弁1
0bは共にOFFに維持され、この後、その周期中の残
りの時間は保持モードに切り換えられ、保持弁10aの
みがONとなり、排気弁10bはOFFに維持される。
従って、給気モードにて、エアオーバハイドロリックブ
ースタ4に前述した空気タンク6からの圧縮空気が給気
され、エアオーバハイドロリックブースタ4内の制動エ
ア圧が上昇する。
2変数マップ80にて求められた排気時間だけ、保持弁
10a及び排気弁10bは共にONとなり、そして、そ
の周期の残りの時間は同様に保持モードに切り換えられ
る。従って、この排気モードでは、エアオーバハイドロ
リックブースタ4内の圧縮空気が排気され、その制動エ
ア圧が下がる。
について説明したが、ECU28は他方の制御車輪に関
しても上述の処理を実行することで、各制御車輪の実制
動エア圧Pを目標制動エア圧Ptfに一致させるべく制御
している。ここで、図6〜図9を参照すると、上述した
制御処理が実行される結果、実際に各制御車輪の制動エ
ア圧が増減される様子と、そのときの車両1の旋回挙動
が示されている。
す目標ヨー運動方向に対して、破線の矢印で示すように
車両1の実際のヨー運動が行き過ぎとなっており、この
状態はオーバステアである。この場合、旋回方向でみて
外側前輪及び内側後輪、即ち、左前輪WFL及び右後輪W
RRが制御車輪として選択されている。このとき非制御車
輪となる右前輪WFR及び左後輪WRLには、運転者による
ブレーキペダルの踏み込みに応じて出力される制動エア
圧(前輪:Pof、後輪:Por)により制動力Ff,Frが
それぞれ発生している。
より制動エア圧が目標制動エア圧(Pof+dPf)に制御
される結果、右前輪に等しい制動力Ffに制動力の変化
分dFがプラスされた制動力が発生する。また、右後輪
WRRでは、目標制動エア圧(Por−dPr)により、左後
輪に等しい制動力Frから変化分dFがマイナスされた制
動力が発生する。従って、車両1全体として左右の車輪
間に発生する制動力差(2・dF)により、車両1には
オーバステアを打ち消すような復元ヨーモーメントが発
生する。なお、このときの制動力差の大きさは、上述の
目標制動力差に等しく、また、復元ヨーモーメントの大
きさは要求ヨーモーメントMdに等しい。
されている。この場合、左前輪WFLでは、目標制動エア
圧(Pof−dPf)により、右前輪に等しい制動力Ffか
ら変化分dFがマイナスされた制動力が発生する。ま
た、右後輪WRRでは、目標制動エア圧(Por+dPr)に
より、左後輪に等しい制動力Frに変化分dFがプラスさ
れた制動力が発生する。従って、この場合、上述の復元
ヨーモーメントとは逆方向に、車両1の旋回を助けるよ
うな回頭ヨーモーメントが発生することになる。
転者がブレーキペダルを踏み増ししたときの状態がそれ
ぞれ示されている。先ず、図8に示す状態は、図6の状
態から、更にブレーキペダルが踏み増しされた状態であ
る。この場合、右前輪WFR及び左後輪WRLでは、ブレー
キペダルが踏み増しされて増圧された制動エア圧(前
輪:Pof'、後輪:Por')により、発生する制動力もそ
れぞれFf',Fr'に増加されている。
された右前輪の実制動エア圧Pof'がフィードされた目
標制動エア圧(Pof'+dPf)に制御される。従って、
左前輪の制動力は、右前輪に等しい制動力Ff'に変化分
dFがプラスされた大きさとなる。また、右後輪WRRの
制動力も同様に、目標制動エア圧(Por'−dPr)によ
り、左後輪に等しい制動力Fr'から変化分dFがマイナ
スされた大きさとなる。しかしながら、左右の車輪間で
の制動力差は、目標制動力差(2・dF)のままで維持
される。
ペダルが踏み増しされた状態が示されており、この場合
も、右前輪WFR及び左後輪WRLには、増圧された制動エ
ア圧(前輪:Pof'、後輪:Por')により、発生する制
動力もそれぞれFf',Fr'に増加されている。また、左
前輪WFLの制動力は、目標制動エア圧(Pof'−dPf)
により、右前輪に等しい制動力Ff'から変化分dFがマ
イナスされた大きさとなり、右後輪WRRの制動力は、目
標制動エア圧(Por'+dPr)により、左後輪に等しい
制動力Fr'に変化分dFがプラスされた大きさとなる。
ただし、この場合も左右の車輪間での制動力差は、目標
制動力差(2・dF)のまま維持される。
ペダル踏み増し時だけでなく、ブレーキペダルが踏み戻
された場合にも、減圧された非制御車輪の実制動エア圧
が、制御車輪の目標制動エア圧にそれぞれ反映されるこ
とはいうまでもない。このように、制御途中の運転者に
よるブレーキペダルの踏み増し又は踏み戻しに関わら
ず、常に左右の車輪間で一定の制動力差が維持されるの
は、まさに上述の指令回路68における加算処理によっ
て可能となる。すなわち、非制御車輪の実制動エア圧
(Pof,Por)と、各制御車輪に対する制動エア圧の増
減量(+dPf,−dPr又は−dPf,+dPr)とが前述し
た加算部72(図4参照)にて加算されることで、これ
ら各増減量分の制動エア圧差がフロント及びリヤの左右
の車輪間にそれぞれ与えられる。
御装置によれば、制御車輪の制動エア圧制御系におい
て、非制御車輪の実制動エア圧を参照しながら目標制動
エア圧を設定するので、運転者によるブレーキ操作量の
変化に関わらず、常に左右の車輪間に目標制動力差を付
与できる。従って、制動旋回時、たとえ運転者がブレー
キペダルを踏み増し又は踏み戻ししても、ヨーモーメン
ト制御則に基づく適切な要求ヨーモーメントを発生させ
ることができ、その際、車両全体の制動力には運転者の
望む制動力が反映される。また、制御車輪を前後輪で一
方ずつ選択し、これらを対角車輪に配置することで、1
つの車輪に対する制動力の増減量が小さくても、大きな
ヨーモーメントを得ることができる。
でフィードバック制御を行い、制御のための適当な制動
力が発生しているかどうかを常に監視しているので、制
御系の信頼性を向上させることができる。また、制動エ
ア圧のフィードバック制御により、エアオーバハイドロ
リックブレーキのエア系統における応答遅れを解消する
ことができるため、トラックやバスなどブレーキ系統に
空圧を使用する車両にとって非常に好適である。
のではない。例えば、制動圧を検出する位置は、空圧管
路8上における制動エア圧に限られず、油圧管路3にお
ける油圧を検出するものであっても良い。この場合、指
令回路68における圧力フィードバック系では、油圧を
空圧に変換し直す比例ゲインが必要となる。また、ブレ
ーキエア圧センサ44の他に、リレーバルブ14からの
出力エア圧又はブレーキバルブ18の信号圧をそれぞれ
検出する圧力センサを設け、これら圧力センサ及びブレ
ーキエア圧センサ44から実制動圧検出手段を構成する
こともできる。そして、これら圧力センサにて検出され
たリレーバルブ14からの出力エア圧又はブレーキバル
ブ18の信号圧から求めた制動エア圧を非制御車輪の制
動エア圧として参照するようにしてもよい。なお、ブレ
ーキバルブ18の信号圧を検出する場合は、信号圧に対
するリレーバルブ14からの出力エア圧の特性に対応し
た比例ゲインが必要となる。
オーバハイドロリックブレーキに限られず、フルエアブ
レーキでも良い。この場合、エアオーバハイドロリック
ブースタ4から先の油圧ラインは全て空圧ラインに置き
換えられ、ホイールブレーキはブレーキチャンバにより
駆動される。なお、ヨーモーメント制御における制御車
輪は、前後の対角車輪に限られず、上述したように前輪
又は後輪で左右何れか一方のみであってもよい。この場
合、要求ヨーモーメントを発生させるための制動エア圧
増減量は、dP=2・Md/(B・T)により与えられ
る。
の後1軸タイプの車両に限られず、例えば後2軸タイプ
の車両であっても適用可能である。この場合、左右の後
輪WRL,WRRのホイールシリンダ2に接続される油圧管
路3をそれぞれ分岐させて、この分岐した油圧管路を左
右の後後輪のホイールシリンダに接続すれば、上述した
実施例の制動力制御が同様に可能となる。ただし、後輪
の制動力が大きくなる分、制動エア圧の増減量を決定す
る際、上述の式(4.1),(4.2)の後輪ブレーキ
係数Brの値が適正に設定される必要がある。
挙動制御装置によれば、制動旋回時、運転者の制動意思
を反映させた制動力を得ながら、且つ、車両のヨーモー
メント制御を継続して実行することができる。従って、
運転者によるブレーキ操作の変化にかかわらず、車両の
旋回挙動を終始安定化させることができ、しかも、高度
な制動安全性を保証することができる。
制御指令に対する制動圧の立ち上がり遅れを補償して、
信頼性の高いヨーモーメント制御の実効を図ることがで
きる。また、各車輪から検出された実制動エア圧の出力
は、制御車輪では制動圧のフィードバック制御に用いら
れ、非制御車輪では制御車輪の目標制動圧設定に用いら
れるため、実制動エア圧の検出出力を効率よく活用する
ことができる。従って、制御車輪の選択の組み合わせを
変更しても、制御系の出力信号の配給先を変更するだけ
でよく、制御車輪の選択の自由度が大きい点で有利であ
る。
図である。
ロック図である。
及びフィードバックループを示すブロック線図である。
図である。
御装置の作動と車両1の旋回挙動を示す図である。
御装置の作動と車両1の旋回挙動を示す図である。
両挙動制御装置の作動と車両1の旋回挙動を示す図であ
る。
両挙動制御装置の作動と車両1の旋回挙動を示す図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の各車輪に設けられ、制動圧の供給
を受けて車輪に制動力を発生させるホイールブレーキ
と、 運転者のブレーキ操作とは独立して左右の車輪のホイー
ルブレーキ内の制動圧を調整可能な制動圧調整手段と、 車両の走行状態を検出して出力する走行状態検出手段
と、 前記左右の車輪のホイールブレーキ内に作用する実制動
圧を検出して出力する実制動圧検出手段と、 前記走行状態検出手段の出力に基づき前記左右の車輪間
に付与すべき目標制動力差を設定すると共に前記左右の
車輪のうち一方の車輪を制御車輪として選択し、前記左
右の車輪間に前記目標制動力差を発生させるべく前記制
御車輪の制動圧力調整手段の作動を目標制動圧に従って
制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記目標制動力差と前記左右の車輪の
うち他方の非制御車輪の前記実制動圧とに基づき前記目
標制動圧を決定することを特徴とする車両の挙動制御装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記制御車輪の前記実
制動圧を前記目標制動圧に一致させるべくフィードバッ
ク制御することを特徴とする請求項1に記載の車両の挙
動制御装置。
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