JPH10271917A - シートの巻き取り,巻き戻し装置 - Google Patents

シートの巻き取り,巻き戻し装置

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JPH10271917A
JPH10271917A JP9096665A JP9666597A JPH10271917A JP H10271917 A JPH10271917 A JP H10271917A JP 9096665 A JP9096665 A JP 9096665A JP 9666597 A JP9666597 A JP 9666597A JP H10271917 A JPH10271917 A JP H10271917A
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housing
sheet
rewinding
wheel
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シャフトの動きに連通してで回転駆動装置が
移動し、ガイド支柱との間にかじり現象が生じず、操作
性が良く,構造も簡単で,経済性にすぐれたシートの巻
き取り,巻き戻し装置を提供する。 【解決手段】 シート1を展張した温室の側面,妻面,
屋根面又は温室内のカーテン面に対して回転しながら上
下又は水平方向移動自在に配設されシート1の巻き取り
用シャフト2と、このシャフト2の端部に結合したシヤ
フト2の回転駆動装置13と、この回転駆動装置13を
上下又は水平方向に案内するガイド支柱4とを備えたシ
ートの巻き取り,巻き戻し装置において、回転駆動装置
13がハウジング14と、ハウジング14に設けられて
上記シャフト2と結合する回転駆動軸15と、回転駆動
軸15に取り付けられて上記支柱4に上下又は水平方向
移動自在に当接する駆動輪16と、ハウジング14に設
けられて上記駆動輪16と反対側で上記支柱4に上下又
は水平方向移動自在に当接するガイド部材とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、透明又は半透明な
ビニール等のシートを展張した温室たるビニールハウス
において、ビニールハウスの側面,妻面又は屋根面のシ
ートの一部を巻き取り、又は巻き戻すことによりビニー
ルハウス内の換気を行なう換気装置又はビニールハウス
内に水平又はほぼ水平に配設したカーテン面のシートの
一部を巻き取り、又は巻き戻すことによりビニールハウ
ス内の室温調整,遮光を行なうカーテン構造の使用に適
するシートの巻き取り,巻き戻し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアーチ状のパイプを多数起立し、
この各パイプ上に展張したシートをシート定着部材を介
して固定したパイプハウス、ビニールハウスと称する温
室は育成する植物に適応した室温にするる必要があり、
この為に温室の屋根面,側面又は妻面にシートを巻き取
り又は巻き戻して換気を行なう換気装置が設けられてい
る。この換気装置としては、例えば、図21に示すもの
が開発されている。
【0003】即ち、シートを展張したパイプハウスAの
側面に換気装置Bが上下移動自在に配設され、この換気
装置Bはシート1の巻き取り及び巻き戻し用の水平なパ
イプシャフト2と、パイプシャフト2の回転駆動装置3
と、回転駆動装置3を上下方向に案内するる垂直なガイ
ド支柱4とを備えている。
【0004】又、回転駆動装置3はハウジング5と、ハ
ウジング5に取り付けられて上記パイプシャフト2とハ
ンドル6に結合された回転軸と、ハウジング5に縦方向
に形成したガイド孔と、ハウジング5内に於てガイド支
柱4に上下移動自在に当接する上下,左右四つのガイド
ローラ7と、ハウジング5の側部に一体に設けた把手8
とで構成されている。
【0005】上記換気装置Bでは把手8を手で持ちなが
らハンドル6を一方向に回転するとパイプシャフト2が
同時に同一方向に回転してシート1を巻き取るため、パ
イプハウスAの側面に換気用の開口Cが形成され、逆方
向にハンドル6を回動するとシート1が巻き戻されて上
記の開口Cをシート1がふさぐことになる。
【0006】上記のシート1の巻き取り又は巻き戻し操
作ではパイプシャフト2が回転しながら上下動するた
め、このパイプシャフト2の動きに沿って把手8を介し
てハウジング5を上下方向に連動させ、このハウジング
5の上下方向の動きはガイドローラ7を介してガイド支
柱4に案内される。
【0007】ハウジング5内にはブレーキ機構,ストッ
パー機構が設けられているため、パイプシャフト2は任
意の位置で停止でき、開口Cの大きさを自由に調節でき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の換気装置Bは機
能上特に問題がある分けではないが、ときどき次のよう
な不具合があ発生する場合がある。即ち、ハンドル6を
手動回動してパイプシャフト2を巻き取るとパイプシャ
フト2が上昇するため、動きに追従してしかもハウジン
グ5の重量に抗して把手8を介してハウジング5等の回
転駆動装置Bを引き上げていかなければならず、その操
作が非常に面倒である。又、パイプシャフト2がある位
置までシート1を巻きながら上昇すると、点線で示すよ
うに、このパイプシャフト2の基端側が弯曲する現象が
生じ、しかもハウジング5は自己の重みで落下しょうと
するため、ハウジング5が矢印Pで示すようにガイドロ
ーラ7が無い方向に揺動して傾斜する。この為ハウジン
グ5とガイド支柱4との間にかじり現象が生じ、もしく
はそれ以上ハウジング5が上昇できなくなり、ひどい場
合には逆に下降させることもできなくなる場合もある。
又、このような不具合により特にパイプシャフト2を機
械的に自動化して駆動する場合に対応できない不具合も
ある。そこで、パイプシャフト2の上下動とハウジング
5の上下動とをほぼ1対1にして連動して上記のような
かじり現象を防止させる手段も工夫されているが構造が
複雑であったり、操作性が悪く実用性に乏しいものであ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は、シートの巻き取
り用シャフトの上下方向又は水平方向の動きに連動して
ほぼ1対1で回転駆動装置も上下方向又は水平方向に移
動でき、回転駆動装置とガイド支柱との間にかじり現象
が生じず、操作性が良く、構造も簡単で、経済性にすぐ
れた換気装置又はカーテン構造の使用に適するシートの
巻き取り,巻き戻し装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、シートを展張した温室の側面,妻
面,屋根面又は温室内のカーテン面に対して回転しなが
ら上下又は水平方向移動自在に配設されたシートの巻き
取り用シャフトと、このシャフトの端部に結合したシャ
フトの回転駆動装置と、この回転駆動装置を上下方向に
案内するガイド支柱とを備えたシートの巻き取り,巻き
戻し装置において、回転駆動装置がハウジングと、ハウ
ジングに設けられて上記シャフトと結合する回転駆動軸
と、回転駆動軸に取り付けられて上記支柱に上下方向又
は水平方向移動自在に当接する駆動輪と、ハウジングに
設けられて上記駆動輪と反対側で上記支柱に上下又は水
平方向移動自在に当接するガイド部材とで構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】この場合、ガイド部材が従動輪又はハウジ
ング自体に形成したガイド面で構成されているのが好ま
しい。
【0012】同じく、一つの駆動輪に対して一つ又は複
数の従動輪が配設されているのが好ましい。
【0013】同じく、上下二つの駆動輪に対して一つ又
は複数の従動輪が配設されていてもよい。
【0014】同じく、駆動輪又は従動輪又はこれら両方
が支柱方向に弾性的に付勢されているのが好ましい。
【0015】同じく、駆動輪と駆動軸がハウジングに水
平方向に二つ配設され、各駆動軸にシートの巻き取り用
シャフトがそれぞれ結合されていてもよい。
【0016】同じく、駆動軸が手動ハンドル又は電動モ
ータで回転駆動されるとするのが好ましい。
【0017】上記手段は、温室の換気装置又はカーテン
構造として利用されるとするのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図にも
とづいて説明する。
【0019】図1乃至図9は換気装置として利用された
本発明の一実施の形態を示す。この換気装置B1は図1
に示すように、シート1を展張した温室Aの側面,妻面
又は屋根面に対して回転しながら上下移動自在に配設さ
れたシートの巻き取り用シャフト2と、このシャフト2
の端部に結合したシャフト2の回転駆動装置13と、こ
の回転駆動装置13を上下方向に案内するガイド支柱4
とを備えている。
【0020】回転駆動装置13はハウジング14と、ハ
ウジング14に設けられて上記シャフト2と結合する回
転駆動軸15と、回転駆動軸15に取り付けられて上記
支柱4に上下移動自在に当接する駆動輪16と、ハウジ
ング14に設けられて上記駆動輪16と反対側で上記支
柱4に上下移動自在に当接するガイド部材たる上下二つ
の従動輪17,17とで構成されている。
【0021】以下、回転駆動装置13の構造と作用を詳
しく述べる。
【0022】ハウジング14の中空部14a内には電動
モータ18で駆動される駆動ギャ19と、この駆動ギャ
19と噛合する従動ギャ20が回転自在に配設され、従
動ギャ20を支持する駆動軸15の外端はジョイント3
0を介してパイプシャフト2に連結されている。駆動軸
15のハウジング14の側面に近接した位置に駆動輪1
6が一体に結合されている。ジョイント30は両側に駆
動軸15とパイプシャフト2を挿入したソケット21
と、ソケット21の外部から挿入された止め具たるボル
ト22とで構成されているが、図示のものに限定される
ものではない。
【0023】ハウジング14の外端にはコ字状のブラケ
ット23が設けられ、このブラケット23内には上記駆
動輪16と対向して従動輪17が回転自在に配設され、
この従動輪17はブラケット23とハウジング14に架
設された軸24に回転自在に支持されている。
【0024】駆動輪16と従動輪17とはガイド支柱4
の外周面に回転自在に当接し、駆動輪16を電動モータ
18で一方向に回転駆動するとこの駆動輪16はガイド
支柱4に沿って回転しながら上下動し、この動きに伴な
って従動輪17もガイド支柱4に沿って上下動し、この
時駆動軸15に結合されたパイプジャフト2もシート1
を巻き取り又は巻き戻しながら上下動する。
【0025】駆動輪16と、この駆動輪16と反対側の
従動輪17は一つづつ設けてもよいが、図1乃至図9の
実施の形態では、駆動輪16が一つ、従動輪17が上下
に二つ設けたものを使用している。
【0026】即ち、ハウジング14の駆動軸15に一つ
の駆動輪16が設けられ、この駆動輪16と反対側にお
いて、ブラケット23に対して上下二つの従動輪17,
17が設けられ、ガイド支柱4に対して三点で駆動輪1
6と従動輪17,17が当接している。
【0027】ハウジング14の上下には電動モータ18
をオン・オフする二つのリミットスイッチ25,26が
設けられ、他方ガイド支柱4には上記リミットスイッチ
25,26に対向するストッパ27,28が設けられ、
回転駆動装置B1が上下動してそれぞれリミットスイッ
チ25,26が、これらのストッパ27,28に当った
時電動モータ18が停止し、この位置で回転駆動装置B
1が停止するようになっている。いいかえれば、上下二
つのストッパ27,28の範囲でパイプシャフト2がシ
ート1を巻き取り又は巻き戻し、換気用の開口Cの大き
さを規制している。
【0028】但し、開口Cの大きさを始動的に規制しな
い場合にはこれらのリミットスイッチ25,26、スト
ッパ27,28は設ける必要がない。
【0029】更に、駆動源としては電動モータ18に代
えて図21に示すような手動によるハンドル6を使用し
てもよい。
【0030】次に、使用状態の作動について述べる。
【0031】図1に示すように、電動モータ18を作動
して、例えば、駆動軸15、駆動輪16を時計方向に回
動すると、駆動輪16と一体にパイプシャフト2が同一
方向に回動してシート1を巻き上げる。この際、駆動輪
16はパイプシャフト2の外面に喰い付こうとする力が
働き、しかも従動輪17との間の挾持力とフリクション
も発生するから、これらの喰い付き力と,挾持力と,フ
リクションとによって回転しながらガイド支柱4に沿っ
て上方に自走し、同じ従動輪17,17もガイド支柱4
に沿って上方に自走し、これによりハウジング14、パ
イプシャフト2も自動的に上方に移動する。パイプシャ
フト2はシート1を巻き取りながら上方に移動するた
め、シート1が巻き取られ分のスペースが開口Cとなっ
て換気が行ななわれる。任意の位置で電動モータ18の
駆動を中止するが、又はリミットスイッチ25がストッ
パ27に当ると、その位置で回動駆動装置B1は停止
し、開口Cを開いた状態で維持できる。
【0032】逆に開口Cを閉じる場合には、上記と逆に
電動モータ18を逆転させ、駆動軸15と駆動輪16を
反時計方向に回動すると、駆動輪16と従動輪16は回
動しながらガイド支柱4に沿って下降し、同時パイプシ
ャフト2がシート1を巻き戻しながら下降し、パイプシ
ャフト2が下降した分開口Cが閉じる。
【0033】上記の作動中、駆動輪16はガイド支柱4
を上下方向に自走し、しかもこの駆動輪16と連動して
ほぼ1対1の割合でパイプシャフト2も上下動するた
め、駆動輪16とパイプシャフト2は常に水平もしくは
ほぼ水平状態が維持され、ハウジング14は図1、図2
に示す矢印Pには揺動せず、従ってガイド支柱4に対す
る駆動輪16と従動輪17,17のかじり現象が発生せ
ず、回転駆動装置B1全体がスムースに上下動する。
【0034】更に、電動モータ18に代えて図21に示
す従来のハンドル6を使用して手動で回転駆動する場合
においても、ハウジング14は駆動輪16によって自動
的に上下方向に移動するため、駆動輪16に追従して手
動でハウジング14を上下方向に移動させる必要がな
く、操作性が向上する。
【0035】次に、駆動輪16と従動輪17,17の作
動について図5乃至図7にもとづいて説明する。
【0036】静止状態又はハウジング14が水平状態を
保っている場合には、図5に示すように、駆動輪16と
二つの従動輪17,17はガイドパイプ4に対して三点
位置で当接している。他方、図6に示すように、駆動輪
16を反時計方向に回動してシート1を巻き戻す下降作
動の時、ハウジング14が矢印R1の方向に若干揺動す
る場合があるが、この場合は駆動輪16と上方の従動輪
17がガイドパイプ4に当接して二点で支持されながら
下降し、しかも上方の従動輪17はスムースに時計方向
に回動するため、ハウジング14はかじり現象を生じる
ことなくスムースに下降する。同様に図7に示すよう
に、駆動輪16を時計方向に回動してシート1を巻き上
げる上昇作動においては、ハウジング14が矢印R2で
示す方向に若干揺動する場合があるが、この場合には駆
動輪16と下方の従動輪17がカイド支柱4に対して二
点で当り、従動輪17が反時計方向に回動するため、ハ
ウジング14はかじり現象を生じることなくスムースに
上昇する。
【0037】図8は換気装置B1をビニールハウスAの
側面に配設した状態を示す。この場合にはビニールハウ
スAの開口Cに対応する位置にガイド支柱4を起立し、
このガイド支柱4にハウジング14を上下移動自在に取
り付け、開口Cの巾分だけでパイプシャフト2を上下方
向に回動させながら移動するものである。
【0038】駆動輪16を回動するため、ハンドル6を
使用しているが、図1のように電動モータ18を利用し
てもよい。
【0039】同じく、図9は換気装置B1をビニールハ
ウスAの側面から屋根面に亘って配設した状態を示す。
この場合にはビニールハウスAの妻面側にアーチ形の骨
組に沿ってアーチ状のガイド支柱4を起立し、このアー
チ状のガイド支柱4に沿ってハウジング14とパイプシ
ャフト2を移動させ、側面側から屋根側に沿ってシート
1を巻き取り又は巻き戻すようにしたものである。駆動
源はハンドル6による手動でもよく、電動モータ18を
利用してもよい。
【0040】図10は、本発明の他の実施の形態に係
り、これは駆動輪16,16を二つ設け、従動輪17を
一つ配設することによりガイド支柱4に三点支持したも
のである。この場合には従動輪17は常にガイド支柱4
に当接し、駆動輪16,16は両方又はどちらか一方が
必ずガイド支柱4に当接するからハウジング14が水平
もしくは矢印R3で示すようにどちらかに揺動してもか
じり現象を生じることなくスムースにハウジング14を
上下方向に移走できる。
【0041】図11は本発明の他の実施の形態に係り、
これは駆動輪16を一つ設け、ガイド部材としてハウジ
ング14の内周をガイド面31として利用している。こ
の場合は駆動輪16を回転自在にガイド支柱4に当接
し、又ガイド面31をガイド支柱4に移動自在に摺接さ
せている。この場合にも駆動輪16はガイド支柱4を自
走し、パイプシャフト2と連動して上下動するからハウ
ジング14にかじり現象は生じない。又、仮に矢印R4
の方向にハウジング14が揺動しても、ガイド面31の
上下端にテーパ面31aを形成することで、やはり上下
動の際、かじり現象の発生が防止される。
【0042】図12は本発明の他の実施の形態に係り、
これは駆動輪16が一つ設けられ、同じく従動輪17が
一つ設けられたものであり、ガイド支柱4に対して二点
支持している。この場合にも駆動輪16がガイド支柱4
を自走し、パイプシャフト2と連動して上下動するか
ら、ハウジング14のかじり現象は防止できる。
【0043】図13は本発明の他の実施の形態に係り、
これは二つの駆動輪16,16に対して反対側に二つの
従動輪17,17を配設し、ガイド支柱4を四点支持し
たものである。作用,効果は、上記の図1の場合と同じ
である。
【0044】同じく、図14は本発明の他の実施の形態
に係り、駆動軸15に設けたギャで上下二つの駆動輪1
6,16を回転駆動し、反対側に二つの従動輪17,1
7を設け、ガイド支柱4を四点支持したものである。こ
の場合、シート1を巻き取るパイプシヤフト2は駆動軸
15もしくは駆動輪16,16の一方の軸に一体に結合
する。その他の作用,効果は、上記図1の場合と同じで
ある。
【0045】図15,図16,図17はそれぞれ本発明
の他の実施の形態に係り、これらは駆動輪16又は従動
輪17にスプリング14を設けてガイド支柱4に対する
支持を強くし、又、ハウジング14が矢印R4方向に揺
動した時の逃げを図るようにしたものである。
【0046】即ち、図15の場合は、従動輪17の軸2
4にスプリングS1を水平に取り付け、このスプリング
S1で従動輪17をガイド支柱4方向に付勢している。
この場合には、スプリングS1によってガイド支柱4に
対する駆動輪16,16と従動輪17との挾持力を強化
し、逆にハウジング14が矢印R4方向に揺動した時従
動輪17がスプリングS1に抗して若干後退でき、これ
によりかじり現象を生じることなく、スムースにハウジ
ング14を上下方向に移送できる。同じく、図16の場
合は従動輪17をラケット33を介して揺動自在に配設
し、スプリングS2で斜め方向からガイド支柱4方向に
付勢したものである。
【0047】更に、図17は二つの従動輪17,17を
揺動自在なブラケット34を介して連動させると共に、
このブラケット34にスプリングS2,S2を取り付け
て各従動輪17,17もガイド支柱4方向に付勢したも
のである。作用,効果は上記の場合と同じである。
【0048】図18,図19は本発明の他の実施の形態
を示す。これは連棟式パイプハウスたるビニールハウス
Aの谷部に換気装置B1を配設した例を示すものであ
る。
【0049】ビニールハウスAの谷部A1の両側に開口
C,Cが形成されており、各開口C,Cに対応するシー
ト1を巻き取り又は巻き戻して室内の換気を行なう。谷
部A1に対向する位置にガイド支柱4を起立し、このガ
イド支柱4に駆動輪16と従動輪17とを介してハウジ
ング14を上下動自在に自走させる。ハウジング14に
は水平方向に二つの駆動輪16,16に対向して二つの
従動輪17,17を設け、ハウジング14の中央を貫通
するガイド支柱4を両サイドから上記二つの駆動輪1
6,16と、二つの従動輪17,17とで教示し、更
に、各駆動輪16,16の駆動軸15,15には、図1
の場合と同じようにユニバーサルジョイント35,35
を介してパイプシャフト2が連結されている。
【0050】駆動輪16,16は電動モータ18とギャ
機構を介して連動して反対方向に回転駆動され、パイプ
シャフト2,2をそれぞれ反対方向に同時に回転するこ
とにより各開口Cに対応するシート1を巻き取り又は巻
き戻す。ガイド支柱4に対して各駆動輪16,16が回
転自在に当接して自走し、各駆動輪16,16と連動し
てパイプシャフト2も上下動するから、ハウジング14
は水平状態のまま上下動でき、かじり現象の発生を防止
できる。その他の作用,効果は、図1の場合と同じであ
る。
【0051】図20は本発明の他の実施の形態に係り、
これはビニールハウスA内のカーテン面のカーテン構造
Xに利用した状態を示す。これはカーテン面に配設した
ガイド支柱4に対して上記と同じ回転駆動装置Bを水平
方向又はほぼ水平方向移動自在に配設してシートを巻き
取り又は巻き戻すことにより温室内の温度調整,遮光等
を行なうようにしている。作用は上記の各実施の形態と
同じである。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0053】各請求項の発明によれば、駆動輪と従動
輪がガイド支柱に回転自在に当接しているから、駆動輪
の回転に伴なって当該駆動輪がガイド支柱を上下方向又
は水平に自走し、しかもこの駆動輪の自走に連動してハ
ウジングと駆動軸と従動輪とパイプシャフトが同時に且
つ同一スピードで同一方向に自動的に移動するため回転
駆動装置を手動で上下動操作する必要がなく、シートの
巻き取り,巻き戻しの操作性が向上、特に自動化した場
合の信頼性が高くなる。
【0054】同じく、パイプシャフトの上下又は水平
方向の動きに連動してハウジングもほぼ同一ピッチで上
下又は水平方向に移動するため、ハウジングの傾きによ
るガイド支柱に対するかじり現象が防止され、これによ
りハウジングがスムースに上下動できる。
【0055】同じく、ハウジングが移動するとき、こ
のハウジングが駆動ローラ側又は従動ローラ側に揺動し
ても駆動輪と従動輪が回転しているため、これらの駆動
輪と従動輪との間ではかじり現象が発生せず、ハウジン
グがスムースに移動する。
【0056】同じく、パイプシャフトとハウジングと
を連動させる手段は駆動輪のみで良く、他の手段を必要
としないから構造が簡単で加工性,組付性,経済性にす
ぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシートの巻き取
り,巻き戻し装置をビニールハウスの側面に配設換気装
置に利用した状態の一部切欠き斜視図である。
【図2】図1の回転駆動装置の分解斜視図である。
【図3】図1の回転駆動装置の一部切欠き正面図であ
る。
【図4】図1の回転駆動装置の一部横断拡大平面図であ
る。
【図5】ハウジングが水平状態である時の駆動輪と従動
輪の位置を示す略示断面図である。
【図6】ハウジングの下降時における駆動輪と従動輪の
位置を示す略示断面図である。
【図7】ハウジングの上昇時における駆動輪と従動輪の
位置を示す略示断面図である。
【図8】ビニールハウスの側面部に配設した換気装置に
利用した状態の略示斜視図である。
【図9】ビニールハウスの側面と屋根面に沿って配設換
気装置に利用した状態の略示斜視図である。
【図10】駆動輪を二つ、従動輪を一つ設けた状態の他
の実施の形態に係る略示断面図である。
【図11】駆動輪を一つ設け、ガイド部材としてハウジ
ングにガイド面を設けた他の実施の形態に係る略示断面
図である。
【図12】駆動輪と従動輪とを一つ一つ設けた他の実施
の形態に係る略示断面図である。
【図13】駆動輪を四つ、従動輪を四つ設けた他の実施
の形態に係る略示断面図である。
【図14】駆動輪を四つ、従動輪を四つ設け、駆動輪を
ギャで駆動する他の実施の形態に係る略示断面図であ
る。
【図15】駆動輪を2つ設け、一つの従動輪にスプリン
グを取り付けた他の実施の形態に係る略示断面図であ
る。
【図16】同じく、駆動輪を二つ設け、一つの従動輪に
斜め方向からスプリングを取り付けた他の実施の形態に
係る略示断面図である。
【図17】二つの駆動輪を連動させ、各駆動輪にスプリ
ングを取り付けた他の実施の形態に係る略示断面図であ
る。
【図18】連棟パイプハウスの谷部に設けた換気装置に
利用した状態の他の実施の形態に係る略示斜視図であ
る。
【図19】図18の正面図である。
【図20】温室内に配設したカーテン構造に利用した状
態の略示正面図である
【図21】従来の換気装置の略示斜視図である。
【符号の説明】
1 シート 2 シャフト 4 ガイド支柱 13 回転駆動装置 14 ハウジング 15 回転駆動軸 16 駆動輪 17 従動輪 31 ガイド面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを展張した温室の側面,妻面,屋
    根面又は温室内のカーテン面に対して回転しながら上下
    又は水平方向移動自在に配設されたシートの巻き取り用
    シャフトと、このシャフトの端部に結合したシャフトの
    回転駆動装置と、この回転駆動装置を上下又は水平方向
    に案内するガイド支柱とを備えたシートの巻き取り,巻
    き戻し装置において、回転駆動装置がハウジングと、ハ
    ウジングに設けられて上記シャフトと結合する回転駆動
    軸と、回転駆動軸に取り付けられて上記支柱に上下又は
    水平方向移動自在に当接する駆動輪と、ハウジングに設
    けられて上記駆動輪と反対側で上記支柱に上下又は水平
    方向移動自在に当接するガイド部材とで構成されている
    ことを特徴とするシートの巻き取り,巻き戻し装置。
  2. 【請求項2】 ガイド部材が従動輪又はハウジング自体
    に形成したガイド面で構成されている請求項1のシート
    の巻き取り,巻き戻し装置。
  3. 【請求項3】 一つの駆動輪に対して一つ又は複数の従
    動輪が配設されている請求項1又は2のシートの巻き取
    り,巻き戻し装置。
  4. 【請求項4】 上下二つの駆動輪に対して一つ又は複数
    の従動輪が配設されている請求項1又は2のシートの巻
    き取り,巻き戻し装置。
  5. 【請求項5】 駆動輪又は従動輪又はこれら両方が支柱
    方向に弾性的に付勢されている請求項1,2,3,又は
    4のシートの巻き取り,巻き戻し装置。
  6. 【請求項6】 駆動輪と駆動軸がハウジングに水平方向
    に二つ配設され、各駆動軸にシートの巻き取り用シャフ
    トがそれぞれ結合されている請求項1,2,3,4又は
    5のシートの巻き取り,巻き戻し装置。
  7. 【請求項7】 駆動軸が手動ハンドル又は電動モータで
    回転駆動される請求項1,2,3,4,5又は6のシー
    トの巻き取り,巻き戻し装置。
  8. 【請求項8】 温室の換気装置又はカーテン構造として
    利用される請求項1,2,3,4,5,6又は7のシー
    トの巻き取り,巻き戻し装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045053A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Seiwa:Kk 温室用のフィルム保護部材
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