JP2020000203A - フィルム開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、ビニールハウスの開口部を長期間閉じた状態あるいは開いた状態にしていたとしてもリミットスイッチが固着しないフィルム開閉装置の提供を目的とする。【解決手段】前記課題を解決するための手段は、ビニールハウスHに設けられた開口部Oを開閉可能なフィルム2を開閉方向へ移動する駆動源Mと、リミットスイッチ7,8と、フィルム2が停止位置に移動するとリミットスイッチ7,8を押圧する押圧部9,10とを備え、リミットスイッチ7,8が押圧されると前記駆動源を停止し、駆動源Mが停止された後に駆動源Mでフィルム2を反対方向へ移動させてリミットスイッチ7,8から押圧部9,10を離間させることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

この発明は、フィルム開閉装置に関する。
従来のフィルム開閉装置としては、例えば、ビニールハウスの側面、妻面、屋根面に設けられた開口部をフィルムで開閉することで、ビニールハウス内の換気をしてビニールハウス内の温度調整を行う換気装置がある。
詳細には、フィルム開閉装置は、フィルムが巻き付けられた軸部と、当該軸部を回転駆動可能なモータを有する駆動装置と、ビニールハウスに沿うように起立するとともに駆動装置が軸方向に移動自在に取り付けられるガイド支柱とを備える。そして、駆動装置は、ガイド支柱を挟み込むように設けられた駆動輪と従動輪を有しており、モータを駆動すると、軸部を回転駆動させるとともに駆動輪が駆動して駆動装置がガイド支柱に沿って移動する。これにより、フィルム開閉装置は、モータを駆動することで、フィルムを軸部で巻取ったり又は軸部とともに送り出したりして、開口部を開閉でき、ビニールハウス内を換気できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のフィルム開閉装置では、押されるとモータの駆動を停止させるリミットスイッチが駆動装置に設けられるとともに、ガイド支柱にリミットスイッチと対向するストッパを設けており、フィルムが所定量巻取り又は送り出されたときにリミットスイッチがストッパに押されてモータを停止させ、駆動装置を自動的に停止させる。
特開平10−271917号公報
従来のフィルム開閉装置にあっては、リミットスイッチがストッパに押されると直ちにモータを停止させるので、ビニールハウスの開口部を長期間閉じた状態あるいは開いた状態にしておくと、リミットスイッチがストッパに押された状態で長期間屋外に放置される。すると、稀にリミットスイッチが押圧された状態で固着してしまい、駆動装置が動かなくなってしまう場合があった。
そこで、本発明では、ビニールハウスの開口部を長期間閉じた状態あるいは開いた状態にしていたとしてもリミットスイッチの押圧された状態での固着を防止するフィルム開閉装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段は、ビニールハウスに設けられた開口部を開閉可能なフィルムを開閉方向へ移動する駆動源と、リミットスイッチと、前記フィルムが停止位置に移動すると前記リミットスイッチを押圧する押圧部とを備え、前記リミットスイッチが押圧されると前記駆動源を停止し、前記駆動源が停止された後に前記駆動源で前記フィルムを反対方向へ移動させて前記リミットスイッチから前記押圧部を離間させることを特徴とする。
また、前記フィルムを反対方向へ移動させる前記駆動源の駆動は、前記押圧部が前記リミットスイッチから離間したときに停止するようにしてもよい。この構成によると、フィルムを反対方向へ移動させる駆動源の駆動が最小限になるため、フィルムが反対方向に移動したことによって換気に与える影響を最小限にできる。
また、前記リミットスイッチが押圧されると前記フィルムを反対方向へ駆動させ始めるにしてもよい。この構成によると、開口部の開閉の完了までに要する時間を短縮できる。
本発明のフィルム開閉装置によれば、ビニールハウスの開口部を長期間閉じた状態あるいは開いた状態にしていたとしてもリミットスイッチの固着を防止できる。
本実施の形態に係るフィルム開閉装置のビニールハウスへの使用状態の一例を示す図である。 本実施の形態に係るフィルム開閉装置の開側リミットスイッチと開側押圧部の一例を示す図であって、(a)から(c)は、開側押圧部の動作の過程を示す。 本実施の形態に係るフィルム開閉装置の閉側リミットスイッチと閉側押圧部の一例を示す図であって、(a)から(c)は、閉側押圧部の動作の過程を示す。 本実施の形態に係るフィルム開閉装置における駆動機の電気回路の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら本実施の形態について説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は同じ部品を示す。
本実施の形態に係るフィルム開閉装置1は、ビニールハウスHに設けられた開口部Oを開閉可能なフィルム2を開閉方向へ移動する駆動源としてのモータMと、リミットスイッチ7,8と、フィルム2が停止位置に移動するとリミットスイッチ7,8を押圧する押圧部9,10と、モータMの回転方向や回転時間を制御する制御装置Cとを備える。そして、リミットスイッチ7,8は、押圧されるとモータMを停止し、制御装置Cは、モータMが停止された後にモータMでフィルム2を反対方向へ移動させてリミットスイッチ7,8から押圧部9,10を離間させるようにモータMを制御する。
さらに、フィルム開閉装置1は、図1に示すように、ビニールハウスHに吊設されるフィルム2が巻きつけられる軸部3と、軸部3の一端に連結され軸部3を回転駆動可能なモータMを有する駆動装置4と、ビニールハウスHに沿って起立するとともに駆動装置4が軸方向に沿って移動可能に取り付けられたガイド軸5とを備える。また、図示しないが、駆動装置4は、ガイド軸5を挟持する駆動輪と従動輪を有しており、駆動輪はモータMの駆動に連動して回転して、駆動装置4をガイド軸5に沿って移動させることができる。
そして、モータMを開方向に回転させると、軸部3がフィルム2を巻取りながら上側に移動して開口部Oを開き、モータMを閉方向に回転させると、軸部3がフィルム2を送り出しながら下側に移動して開口部Oを閉じる。
以下、詳細に説明すると、ビニールハウスHは、複数のアーチ状パイプ(図示せず)を並べて構成される骨組(図示せず)と、この骨組に展張されるビニールシートSとを備えて略蒲鉾型に形成される。
そして、このビニールハウスHの側面には、長手方向に沿って開口部Oが形成されており、本実施の形態に係るフィルム開閉装置1は、前述のように、フィルム2を巻取り又は送り出しして開口部Oを開閉する。なお、開口部Oには図示しないネットが展張されており、通気性を確保しつつ、害虫や害鳥が温室内に侵入することを防止している。
また、本実施の形態に係るフィルム開閉装置1におけるフィルム2は、雨や風のビニールハウスH内への侵入を阻止することが可能なビニールシート等とされている。ビニールハウスHにおける開口部Oの図1中上側には、長手方向に沿ってシート定着フレーム6が設けられている。
そして、フィルム2は、シート定着フレーム6を介して図1中上端がビニールハウスHに固定され、自由端となる下端に、長手方向に沿って軸部3が取り付けられている。
さらに、フィルム2の幅と長さの寸法は、開口部Oを塞ぐのに充分な寸法とされており、フィルム2は、軸部3に巻取られていくと開口部Oを徐々に開き、軸部3から送り出されると開口部Oを徐々に閉じる。
軸部3は、本実施の形態において、中空のパイプからなり、フィルム2の長手方向長さ(図1中左右幅)よりも長く設定されているとともに、軸部3の駆動装置4側の一端(図1中左端)がビニールハウスHの妻面よりビニールハウスの長手方向へはみ出すように配置されている。
また、ガイド軸5は、本実施の形態において、中空のパイプからなり、軸部3の端部に交差して地面上に起立している。
なお、本例では、軸部3がフィルム2の下端に取り付けられているが、軸部3をフィルム2の上端に取り付けて、軸部3を回転させてフィルム2の巻取り及び送り出しをするようにしてもよい。
つづいて、フィルム開閉装置1について詳細に説明する。フィルム開閉装置1の駆動装置4は、前述したように制御装置CによってモータMの回転方向や回転時間が制御されており、制御装置Cが駆動装置4を駆動してフィルム2を任意の位置まで巻取り又は送り出しして、開口部Oの開口量を調整できる。
なお、本実施の形態に係る制御装置Cは、ビニールハウスH内に設置され、図示しないコードを介して駆動装置4に接続されている。ただし、制御装置Cの設置場所は、ビニールハウスH内に限られず、ビニールハウスH外に設置されてもよい。
戻って、駆動装置4は、押圧されるとモータMの開方向(巻取り方向)の駆動を停止する開側リミットスイッチ7と、押圧されるとモータMの閉方向(送り出し方向)の駆動を停止する閉側リミットスイッチ8と、フィルム2が停止位置である上限位置まで巻取られると開側リミットスイッチ7を押圧する開側押圧部9と、フィルム2が停止位置である下限位置まで送り出されると閉側リミットスイッチ8を押圧する閉側押圧部10とを備える。
具体的には、本実施の形態に係る開側押圧部9は、それぞれ図2(a)に示すように、モータMに減速機(図示せず)を介して接続されモータMの駆動に連動して回転する回転体11Aと、回転体11Aの外周から径方向に突出する突起12Aとを有する。
開側リミットスイッチ7は、開側押圧部9に並べて配置されており、内部にスイッチ回路を構成する電子部品が収容されたケース13Aと、ケース13Aの開側押圧部9側の面から回転体11A側に向けて傾斜して延び弾性を有するレバー14Aと、レバー14Aの正面側先端に設けられ開側押圧部9側に向けて膨らむ当接部15Aと、ケース13Aからレバー14Aの背面側に向けて突出するボタン16Aとを備える。
この際、開側押圧部9は、モータMの駆動によりフィルム2が上限側の停止位置まで移動したときに、回転体11Aが回転して突起12Aが丁度開側リミットスイッチ7のボタン16Aを押す位置にくるように設定されている。
つまり、フィルム2が上限側の停止位置に近づくにつれて回転体11Aが図2中右回転をして突起12Aが開側リミットスイッチ7に近接して行き、フィルム2が上限側の停止位置まで移動すると、図2(b)に示すように、突起12Aが開側リミットスイッチ7の当接部15Aに当接しレバー14Aを押圧して、ボタン16Aが押されるため、モータMの駆動が停止する。
他方、閉側押圧部10と閉側リミットスイッチ8は、図3(a)に示すように、開側押圧部9と開側リミットスイッチ7を左右反転するように配置されて、上述した開側押圧部9と開側リミットスイッチ7と同様の構成を備えている。
そして、モータMの駆動によりフィルム2が下限側の停止位置に近づくにつれて回転体11Bが図3中左回転をして突起12Bが閉側リミットスイッチ8に近接して行き、フィルム2が下限側の停止位置まで移動すると、図3(b)に示すように、突起12Bが閉側リミットスイッチ8の当接部15Bに当接しレバー14Bを押圧して、ケース13Bから突出するボタン16Bが押されるため、モータMの駆動が停止する。
また、詳しくは後述するが、リミットスイッチ7,8は、駆動装置4の電気回路20に組み込まれている。この電気回路20は、開側リミットスイッチ7が押圧されるとモータMを開側に駆動させる回路との通電が遮断されて、モータMの駆動が停止する。反対に、閉側リミットスイッチ8が押圧されるとモータMを閉側に駆動させる回路との通電が遮断されて、モータMの駆動が停止する。さらに、この電気回路20は、開側リミットスイッチ7が押圧されてもモータMを閉側に駆動させる回路は遮断されず、反対に閉側リミットスイッチ8が押圧されてもモータMを開側に駆動させる回路は遮断されないようになっている。
なお、本実施の形態に係るリミットスイッチ7,8と押圧部9,10の構成は、一例であって、上記構成には限定されない。例えば、開側リミットスイッチ7と閉側リミットスイッチ8を回転体の軸方向又は径方向に沿うように直列に配置して、モータMが開方向に駆動すると回転体が一方方向に回転して突部で開側リミットスイッチ7を押圧し、モータMが閉方向に駆動すると回転体が他方方向に回転して突部で閉側リミットスイッチ8を押圧するようにしてもよい。このようにすると、一つの押圧部で開側リミットスイッチ7と閉側リミットスイッチ8を押圧できるため、部品点数を削減できる。
あるいは、ガイド軸5の軸方向上下にガイド軸5から径方向に張り出すストッパを設け、駆動装置4に上記ストッパに対向し押されるとモータMの駆動が停止するリミットスイッチを設けるようにしてもよい。
つづいて、本実施の形態に係るフィルム開閉装置1によって開口部Oを開閉操作する際における制御装置Cによる駆動装置4の制御について説明する。
まず、開口部Oを閉鎖させる場合には、制御装置Cは、フィルム2が上限側の停止位置にあっても下限側の停止位置まで移動可能な時間以上に設定された所定時間、モータMを閉方向に駆動させる。このようにすると、フィルム2がどの位置にあっても確実に下限側の停止位置まで移動させられるため、図3(b)に示すように、閉側押圧部10によって閉側リミットスイッチ8が押圧され、モータMの駆動が停止するので、開口部Oが確実に閉鎖される。
また、上記所定時間は、フィルム2を上限側の停止位置から下限側の停止位置まで移動可能な時間tに、任意に設定される追加時間aを足した時間であるから、追加時間aの分だけモータMを駆動させる時間に余裕があるため、仮にフィルム2の巻損じ、フィルム2の熱膨張や収縮があったとしても開口部Oを確実に閉鎖できる。
ただし、上記所定時間は、少なくともフィルム2を上限側の停止位置から下限側の停止位置まで移動可能な時間tに設定されていれば開口部Oを閉鎖するには足りる。
さらに、制御装置Cは、所定時間の経過後に、少なくとも閉側押圧部10が閉側リミットスイッチ8から離間するまでの時間、モータMを開方向に駆動させて停止させる。このようにすると、図3(c)に示すように、回転体11Bが図中右回転し、閉側押圧部10の突起12Bと閉側リミットスイッチ8が離間するため、閉側押圧部10と閉側リミットスイッチ8を離間させた状態で、開口部Oが閉鎖される。
このとき、モータMは、換気に影響を与えない程度にしか開方向に駆動していないため、換気にはほとんど影響を与えない。また、例えば、フィルム2の下限側の停止位置を開口部Oの下端よりも少し下側になるように設定しておけば、上記のように、開口部Oを閉鎖した後に、モータMを開方向に少し駆動しても、開口部Oの閉鎖状態を維持でき、換気に与える影響をなしにできる。
他方、開口部Oを全開させる場合には、制御装置Cは、フィルム2が下限側の停止位置にあっても上限側の停止位置まで移動可能な時間以上に設定された所定時間、モータMを開方向に駆動させる。このようにすると、フィルム2がどの位置にあっても確実に上限側の停止位置まで移動させられるため、図2(b)に示すように、開側押圧部9によって開側リミットスイッチ7が押圧され、モータMの駆動が停止するので、開口部Oが確実に全開状態になる。
また、上記所定時間は、フィルム2を下限側の停止位置から上限側の停止位置まで移動可能な時間tに、任意に設定される追加時間aを足した時間であるから、追加時間aの分だけモータMを駆動させる時間に余裕があるため、仮にフィルム2の巻損じ、フィルム2の熱膨張や収縮があったとしても開口部Oを確実に全開状態にできる。
ただし、上記所定時間は、少なくともフィルム2を下限側の停止位置から上限側の停止位置まで移動可能な時間tに設定されていれば開口部Oを全開状態にするには足りる。
さらに、制御装置Cは、所定時間の経過後に、少なくとも開側押圧部9が開側リミットスイッチ7から離間するまでの時間、モータMを閉方向に駆動させて停止させる。このようにすると、図2(c)に示すように、回転体11Aが図中左回転し、開側押圧部9の突起12Aと開側リミットスイッチ7が離間するため、開側押圧部9と開側リミットスイッチ7を離間させた状態で、開口部Oが開かれた状態になる。
ここで、本実施の形態に係るフィルム開閉装置1における駆動装置4の電気回路20を図4の記載に基づいて説明する。この電気回路20は、図4に示すように、制御装置Cに設けられた電源(図示せず)とモータMを接続するループ状のループライン21を備えている。ループライン21は、モータMの図中左側に接続される開側ライン21aと、モータMの図中右側に接続される閉側ライン21bを有している。モータMは、直流モータであって、本例では、電源の+側をモータMの端子xに接続し、電源の−側をモータMの端子yに接続するとモータMは正回転して軸部3がフィルム2を巻取って開口部Oを開き、電源の+側をモータMの端子yに接続し、電源の−側をモータMの端子xに接続するとモータMは逆回転して軸部3がフィルム2を送り出して開口部Oを閉じる。
そして、図示しない電源は、電源の極性を切換可能な回路(例えば、ブリッジ回路など)を介して、ループライン21に接続されており、電源の極性を切り換えることで、モータMの駆動方向を切り換えできるようになっている。
また、ループライン21の電源側とモータMの間には、電源側から端子xに向けて流れる電流の流れのみを許容する開側整流器22と、電源側から端子yに向けて流れる電流の流れのみを許容する閉側整流器23が直列に並べて設けられている。
さらに、ループライン21の電源側と開側整流器22の間とモータMと閉側整流器23の間は、バイパスライン24により接続されている。そして、バイパスライン24には、開側整流器22に対して並列に設けられる常閉形の閉側リミットスイッチ8と、閉側整流器23に対して並列に設けられる常閉形の開側リミットスイッチ7が直列に並べて設けられている。加えて、バイパスライン24の閉側リミットスイッチ8と開側リミットスイッチ7の間と、ループライン21の開側整流器22と閉側整流器23の間は、中間ライン25によって接続されている。
また、コンデンサ26と抵抗器27を直列に接続したスナバ回路SCが、開側リミットスイッチ7と閉側リミットスイッチ8に対して平行に設けられており、リミットスイッチ7,8を切り換えたときに生じるサージ電圧を吸収し電気回路20を保護するようになっている。
この電気回路20によると、モータMを閉方向に駆動する場合には、電源の+側を閉側ライン21bに接続して、電源の−側を開側ライン21aに接続する。すると、電流は、モータM、閉側整流器23、中間ライン25、閉側リミットスイッチ8へ向けて流れるので、モータMは逆回転して開口部Oは閉じられる。
そして、フィルム2が軸部3によって送り出されて下限側の停止位置まで移動すると、閉側押圧部10によって押圧されて閉側リミットスイッチ8が押圧された状態となり、中間ライン25から開側ライン21aに向けて流れる回路が遮断される。そのため、モータMに電流が供給されなくなって、モータMの駆動が停止する。
この際、電流が、開側ライン21a、開側整流器22、中間ライン25、開側リミットスイッチ7、モータMへ向けて流れるルートは遮断されていない。そのため、モータMの駆動を停止させた後に、閉側リミットスイッチ8から閉側押圧部10を離間させるようにモータMを正回転させることができる。
反対に、モータMを開方向に駆動する場合には、電源の+側を開側ライン21aに接続して、電源の−側を閉側ライン21bに接続する。すると、電流は、開側整流器22、中間ライン25、開側リミットスイッチ7、モータMへ向けて流れるので、モータMは正回転して開口部Oが開かれる。
そして、フィルム2が軸部3によって巻取られて上限側の停止位置まで移動すると、開側押圧部9によって押圧されて開側リミットスイッチ7が押圧された状態となり、電源の+側とモータMのx端子の接続が遮断される。そのため、モータMに電流が供給されなくなって、モータMの駆動が停止する。
この際、電流が、閉側ライン21b、モータM、閉側整流器23、中間ライン25、閉側リミットスイッチ8へ向けて流れるルートは遮断されていない。そのため、モータMの駆動を停止させた後に、開側リミットスイッチ7から開側押圧部9を離間させるようにモータMを逆回転させることができる。
なお、図2に示すフィルム開閉装置1における駆動装置4の電気回路20は、一例であって、上記回路には特に限定されない。本例では、リミットスイッチ7,8が押圧されるとモータMへの通電が遮断されて、モータMの駆動が停止するようにされているため、リミットスイッチ7,8が電気回路20内に組み込まれているが、リミットスイッチ7,8が押圧されるとリミットスイッチ7,8が押されたことによる信号を受信し、制御装置Cが電流の供給を停止してモータMの駆動を停止する制御をすれば、電気回路20内にリミットスイッチ7,8を組み込まなくてもよい。この場合には、リミットスイッチ7,8は常閉形と常開形のどちらのものであってもよい。
前述したように、本実施の形態に係るフィルム開閉装置1は、開口部Oを開閉可能なフィルム2を開閉方向へ移動する駆動源としてのモータMとリミットスイッチ7,8と、フィルム2が停止位置に移動するとリミットスイッチ7,8を押圧する押圧部9,10とを備え、リミットスイッチ7,8が押圧されるとモータMを停止し、モータMが停止された後にモータMでフィルムを反対方向へ移動させてリミットスイッチ7,8から押圧部9,10を離間させている。
この構成によると、押圧部9,10とリミットスイッチ7,8が常に離間した状態になるため、フィルム開閉装置1が長期間使用されなかったとしても、リミットスイッチ7,8が固着しない。また、本発明は、リミットスイッチ7,8が押圧されてモータMが停止した後にモータMを反対方向に駆動させる制御をするだけでよく、従来のフィルム開閉装置から構造を変更する必要がないため、従来のフィルム開閉装置をそのまま利用できコストがほとんどかからない。
なお、本実施の形態においては、フィルム2を上限側の停止位置まで移動させる場合と、下限側の停止位置まで移動させる場合の両方の場合において、リミットスイッチ7,8から押圧部9,10が離間するようにしているが、どちらか一方の場合だけであってもよい。ただし、気温の低い冬場や、ビニールハウスH内で作物を育てていない場合など、ビニールハウスHの開口部Oを長期間閉じたままにする場合が多いので、閉側リミットスイッチ8は固着しやすい。そのため、フィルム2を下限側の停止位置まで移動させる場合に、リミットスイッチ8から押圧部10が離間するようにしておくと特に効果的である。
また、フィルム2を反対方向へ移動させるモータMの駆動が、押圧部9,10がリミットスイッチ7,8から離間したときに停止するようにしてもよい。この構成によると、フィルム2を反対方向へ移動させるモータMの駆動が最小限になるため、フィルム2が反対方向に移動したことによる換気に与える影響を最小限にできる。ただし、換気に影響がない程度であれば、押圧部9,10がリミットスイッチ7,8から離間してすぐにモータMの駆動を停止させるようにしなくてもよい。
また、本実施の形態においては、フィルム2がどの位置にあっても必ず停止位置まで移動できる時間以上に設定された所定時間モータMを駆動させ、所定時間経過後にモータMを反対方向に駆動させることで、フィルム2を停止位置から反対方向に移動させているが、リミットスイッチ7,8が押圧されるとフィルム2を反対方向へ駆動させ始めるようにしてもよい。
この構成によると、所定時間経過後にモータMを反対方向に駆動させる場合に比べて、所定時間の経過を待つことなく、リミットスイッチ7,8が押されてすぐにフィルム2を反対方向へ移動させられるため、開口部Oの開閉の完了までに要する時間を短縮できる。
具体的には、リミットスイッチ7,8が押圧されるとリミットスイッチ7,8が押されたことによる信号を受信し、制御装置Cが電流の供給を停止してモータMの駆動を停止させるとともにフィルム2を反対方向へ駆動させる制御をする方法や、または、リミットスイッチ7,8が押圧されたことによりモータMに流れる電流が遮断されたことをセンシングする電流センサを設け、この電流センサが電流の遮断をセンシングすると制御装置Cがフィルム2を反対方向へ駆動させ始める制御が考えられる。
また、本実施の形態においては、駆動源としてモータMを利用しているが、フィルムを開閉方向へ移動させるものであれば、駆動源は特に限定されない。
また、本実施の形態では、フィルム開閉装置1は、ビニールハウスHの側面に設けられた開口部Oを開閉しているが、フィルム開閉装置1は、ビニールハウスHの妻面や屋根面に設けられた開口部を開閉するものであってもよい。
また、本実施の形態では、フィルム開閉装置1は、ビニールハウスHの内外を連通する開口部を開閉するフィルムを開閉方向に移動することでビニールハウスH内の換気を行う換気装置に利用されているが、ビニールハウスHの屋根面の内側に平行に設けられる複数の梁間に形成される開口部を開閉するフィルムの開閉装置に利用されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱なく改造、変形及び変更ができるのは当然である。
1・・・フィルム開閉装置、2・・・フィルム、7・・・開側リミットスイッチ、8・・・閉側リミットスイッチ、9・・・開側押圧部、10・・・閉側押圧部、H・・・ビニールハウス、M・・・モータ(駆動源)、O・・・開口部

Claims (3)

  1. ビニールハウスに設けられた開口部を開閉可能なフィルムを開閉方向へ移動する駆動源と、
    リミットスイッチと、
    前記フィルムが停止位置に移動すると前記リミットスイッチを押圧する押圧部とを備え、
    前記リミットスイッチが押圧されると前記駆動源を停止し、前記駆動源が停止された後に前記駆動源で前記フィルムを反対方向へ移動させて前記リミットスイッチから前記押圧部を離間させる
    ことを特徴とするフィルム開閉装置。
  2. 前記フィルムを反対方向へ移動させる前記駆動源の駆動は、前記押圧部が前記リミットスイッチから離間したときに停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム開閉装置。
  3. 前記リミットスイッチが押圧されると前記フィルムを反対方向へ駆動させ始める
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム開閉装置。
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