JPH10267516A - 冷却貯蔵庫のドアシール構造 - Google Patents

冷却貯蔵庫のドアシール構造

Info

Publication number
JPH10267516A
JPH10267516A JP7814297A JP7814297A JPH10267516A JP H10267516 A JPH10267516 A JP H10267516A JP 7814297 A JP7814297 A JP 7814297A JP 7814297 A JP7814297 A JP 7814297A JP H10267516 A JPH10267516 A JP H10267516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
door
heater
heater plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7814297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3201735B2 (ja
Inventor
Ryoichi Onda
良一 恩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP07814297A priority Critical patent/JP3201735B2/ja
Publication of JPH10267516A publication Critical patent/JPH10267516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3201735B2 publication Critical patent/JP3201735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気室を形成した上でパッキンにヒータの熱
が伝わりやすくする。 【解決手段】 ドア3のフランジ部13の内面には、霜
・露付防止ヒータ16を覆ったヒータプレート17に当
接されるパッキン20が装着される。パッキン20は薄
肉の帯状に形成され、その表面に4本の突条24が形成
される。ヒータプレート17の表面には、パッキン20
の突条24と交互に対応するように3本の突条19が形
成される。ドア8が閉じられると、それぞれの突条1
9,24が相手側に互い違い当接しつつ、パッキン20
がヒータプレート17に対して押し付けられてシールが
取られる。それとともに、隣合う突条19,24の間ご
とに空気室26が形成される。パッキン20が薄肉であ
るから、裏面側にもヒータ16の熱が良く伝わって冷却
されにくく、霜付きや露付きがが防止される。なおか
つ、断熱効果を高めるべく空気室26も形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却貯蔵庫におけ
るドア部分のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のドアシール構造としては、
図9に示すものが一般に知られている。すなわち、冷却
貯蔵庫の本体aの前面に開口された出入口bには、ドア
cが揺動開閉可能に装備され、このドアcの周縁に形成
されたフランジ部dの内面にパッキンeが装着されて、
ドアcが閉じられた場合にパッキンeが出入口bの口縁
に弾性変形しつつ密着されることで、シールが取られる
ようになっている。そして庫内と外気との温度差が大き
いと、パッキンeを通じて庫内の冷熱が伝わり、パッキ
ンeの外気と触れる外面や、パッキンeが当接される面
の付近に霜付きや露付きが生ずるおそれがあるため、当
接面の内側に霜・露付防止用のヒータfが埋設されてい
る。また、パッキンeの内部には複数の空気室gが形成
されて、断熱効果が高められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで従来のパッキン
eでは、上記のように断熱効果を高めるべく空気室gが
設けられているがために、全体としての厚さは厚くなっ
ている。このことは、パッキンeにおけるフランジ部d
に取り付けられる裏面側が、ヒータfから遠くなること
を意味し、ヒータfに近い表面側と違って十分に加熱で
きない。したがって特にパッキンeにおける裏面側の外
面では、依然として霜付きや露付きが解消し得なかっ
た。もっとも、パッキン全体の厚みを薄くすれば上記の
不具合は回避されるのであるが、全体の厚みを薄くした
状態でその内部に空気室を設けることは製造上きわめて
難しいのが実状であった。
【0004】また従来では、パッキンeとそれが当接さ
れる面との間のシール性をより高めることを意図して、
当接面となるヒータプレートhに突条iを設けてそれを
パッキンeの表面に食い込ませるようにしていた。しか
しながら、パッキンeが冷やされて硬化した状態で突条
iが突き当たると、パッキンeに損傷を与えたり、突条
iが密着状に食い込まずに隙間ができて、逆にシール性
を損ねるという問題もあった。本発明は上記のような事
情に基づいて完成されたものであって、その目的は、断
熱効果を高めるべく空気室を形成した上で、パッキンに
ヒータの熱が伝わりやすくするところにある。また他の
目的は、食い込み用の突部を有効に機能させるところに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明に係る冷却貯蔵庫のド
アシール構造は、貯蔵庫本体に開口された出入口にはド
アが開閉可能に装着され、このドアの周縁に装着された
パッキンを前記出入口の口縁に当接することでシールす
るとともに、前記パッキンが当接される面の内側にヒー
タを設けたものにおいて、前記パッキンが、前記装着面
からの突出寸法が小さいものに形成されるとともに、前
記パッキンの表面とこのパッキンが当接される面とに
は、交互に対応するようにして突部が設けられ、パッキ
ンが当接された場合に両突部の間に空気室が構成される
構造としたところに特徴を有する。
【0006】また請求項2の発明に係る冷却貯蔵庫のド
アシール構造は、貯蔵庫本体に開口された出入口にはド
アが開閉可能に装着され、このドアの周縁に装着された
パッキンを前記出入口の口縁に当接することでシール
し、かつ前記パッキンが当接される面に食い込み用の突
部を設けたものにおいて、前記パッキンの表面には、前
記食い込み突部の先端を嵌めて逃がす逃がし凹部が設け
られているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>パッキンは出入口の口縁に対して、
それぞれの突部を互い違いに当接しつつ押し付けられ、
両突起の間に空気室が形成される。パッキンは、装着面
からの突出寸法が小さく形成されていて、ヒータからの
熱で突出部分全体が良く加熱できるので、パッキンが冷
却されることが極力抑えられて、霜付きや露付きが生じ
ることを防止できる。しかも、両突部間に空気室が形成
されることで断熱効果も有効に得られる。また、パッキ
ンの製造上も簡単に対応できる。 <請求項2の発明>パッキンが当接された際、食い込み
突部の先端が逃がし凹部に嵌まって逃がされつつ押し付
けられる。パッキンが硬化しているような場合にも損傷
を与えることがなく、またシール性も確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>まず、請求項1の発明を具体化した第
1実施形態を図1及び図2によって説明する。図1にお
いて、符号1は断熱箱体からなる冷凍庫本体であって、
前面に出入口2を開口した矩形箱形に形成されている。
詳細には、前面に開口した外箱3内に、同じく前面に開
口した内箱4を間隔を開けて収容するとともに、両箱
3,4の開口縁の間を出入口2を形成すべくフレーム5
で塞いで、両箱3,4の間に発泡ウレタン樹脂等の断熱
材6を充填して形成されている。この冷凍庫本体1の出
入口2には、ドア8が揺動開閉可能に取り付けられてい
る。このドア8は断熱性であって、内パネル9と外パネ
ル10との間に、同じく発泡ウレタン樹脂等の断熱材6
を充填して形成されており、全体としては、厚肉の本体
部12の外面側の周縁に、フランジ部13を全周にわた
って設けた形状となっている。
【0009】さて、冷凍庫本体1の出入口2とドア8と
の間には、パッキン20が介装されるようになってい
る。図2に詳細に示すように、上記したフレーム5にお
ける出入口2の前面側の口縁を構成する面には、収納溝
15が形成され、その中に霜・露付防止ヒータ16が収
納されており、収納溝15の開口にはヒータプレート1
7が被せられている。ヒータプレート17の裏面におけ
る両側には一対の係止片18が突設され、その係止片1
8を収納溝15の開口縁に弾性的に係止することで抜け
止め状態で取り付けられている。このヒータプレート1
7の表面がパッキン20が当接される面となり、この表
面には、上記の係止片18を設けた位置の表側に対応す
る位置と、その中間位置において、都合3本の突条19
が形成されている。一方、ドア8側では、フランジ部1
3の内面における上記のヒータプレート17と対応する
位置に、パッキン20を装着するための係止溝22が形
成されている。
【0010】パッキン20は上記のヒータプレート17
と略同幅で、薄肉の帯状に形成されている。このパッキ
ン20の裏面における幅方向の中央位置には、上記の係
止溝22に差し込まれて係止される係止部23が突設さ
れている。また、パッキン20の表面には、両側縁と、
上記のヒータプレート17の3本の突条19のそれぞれ
の間に対応する位置において、都合4本の突条24が形
成されている。したがって、このパッキン20とヒータ
プレート17の突条24,19は幅方向に交互に対応す
ることとなる。
【0011】第1実施形態は以上のような構造であっ
て、続いてその作用を説明する。パッキン20は、ドア
8のフランジ部13の内面(装着面)において、係止部
23を係止溝22内に差し込んで係止されることで装着
される。係る状態からドア8が閉じられると、パッキン
20側の突条24がヒータプレート17の表面に、また
ヒータプレート17側の突条19がパッキン20の表面
に当接しつつ、パッキン20がヒータプレート17に対
して押し付けられ、これにより出入口2とドア8の間の
シールが取られる。ここで、パッキン20とヒータプレ
ート17の隣合う突条24,19の間ごとに、都合6個
の空気室26が形成される。
【0012】この第1実施形態のシール構造によれば、
まずパッキン20が薄肉に形成されていて、庫内冷気と
接触する内側の面の面積が小さく抑えられていること
で、パッキン20そのものが冷却されにくい。また、パ
ッキン20の裏面側でも霜・露付防止ヒータ16に近く
なるため、パッキン20全体にヒータ16の熱が良く伝
わって冷却されにくい。そのため、パッキン20の外気
と触れる外側の側面等に霜付きや露付きが生じることが
防止される。また、パッキン20とヒータプレート17
の突条24,19との間に空気室26が形成されること
で、断熱効果を高めることに寄与し得る。しかも、空気
室26を形成するに当たり、パッキン20については突
条24を形成すればよいのであるから、製造上も簡単に
対応し得る。
【0013】<第2実施形態>次に、請求項2の発明を
具体化した第2実施形態を図3及び図4によって説明す
る。冷凍庫本体1とドア8の基本的な構造は、第1実施
形態とほぼ同様であり、適宜に同一符号を付すことで重
複した説明は省略する。まず出入口2側では、パッキン
30が当接される前面側の口縁に霜・露付防止ヒータ3
1が埋め込まれており、ヒータプレート32で押さえら
れている。そのヒータプレート32の表面には、幅方向
の中心を挟んだ両側に、2本の食い込み突条33が形成
されている。一方、ドア8側では、フランジ部13の内
面における上記のヒータプレート32と対応する位置
に、パッキン30を取り付けるための係止溝35が形成
されている。
【0014】パッキン30は、図4に示すように略長円
形断面に形成されており、その内部には仕切壁37を挟
んで2つの空気室38が幅方向に形成されている。この
パッキン30の裏面における幅方向の中央位置には、上
記の係止溝35に差し込まれて係止される係止部39が
突設されている。またパッキン30の表面には、仕切壁
37を挟んだ両側に、上記したヒータプレート32の食
い込み突条33を嵌めて逃がす2本の逃がし溝40が形
成されている。ここで食い込み突条33の先端部分の所
定範囲が、逃がし溝40の底面に密着して嵌まるように
なっている。
【0015】続いて第2実施形態の作用を説明する。パ
ッキン30は、ドア8のフランジ部13の内面におい
て、係止部39を係止溝35内に差し込んで係止される
ことで装着される。係る状態でドア8が閉じられると、
ヒータプレート32の食い込み突条33がパッキン30
の対応する逃がし溝40に嵌まって逃がされつつ、パッ
キン30がヒータプレート32の表面に押し付けられ
る。各食い込み突条33の先端部分の所定範囲が逃がし
溝40の底面に密着するとともに、食い込み突条33は
仕切壁37から離間した部分を押し込んでいて、仕切壁
37はパッキン30の表面における逃がし溝40の形成
されていない平面部分を支持するように機能するから、
パッキン30の表面の平面部が広範囲にわたってヒータ
プレート32の表面に密着される。
【0016】この第2実施形態によれば、逃がし溝40
を設けたことで食い込み突条33の食い込み深さが少な
くなるから、パッキン30が硬化しているような場合に
も損傷を与えることを防止でき、耐久性を向上させるこ
とができる。また、食い込み突条33の先端部分が逃が
し溝40の底面に広い範囲で密着し、しかも仕切壁37
が両食い込み突条33が押し付けられる位置の間にある
ため、パッキン30の平面部を支えるように機能して、
その平面部をヒータプレート32の表面に密着させるこ
とができ、もって全体としてシール面積が大きく取られ
て、シール性を向上させることができる。さらに、食い
込み突条33の押し付けられる部分はそれぞれパッキン
30の各空気室38の表面に相当するから、空気室38
がクッションとして機能して過大な押付力を緩衝し、こ
れも耐久性の向上に寄与することができる。
【0017】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態を図5ないし図7によって説明する。この第3実施
形態は、請求項1と請求項2の発明を併せて具体化した
ものである。この第3実施形態では、冷凍庫本体1の出
入口2側において、前記の第1実施形態と同様に、フレ
ーム5における出入口2の前面側の口縁を構成する面に
収納溝15が形成され、その中に霜・露付防止ヒータ1
6が収納されており、収納溝15の開口にはヒータプレ
ート17が被せられている。ヒータプレート17の裏面
における両側には一対の係止片18が突設され、その係
止片18を収納溝15の開口縁に弾性的に係止すること
で抜け止め状態で取り付けられている。このヒータプレ
ート17の表面には、上記の係止片18を設けた位置の
表側に対応する位置と、その中間位置において、都合3
本の突条19が形成されている。またフレーム5の角の
部分は、面取りされたような傾斜面45に形成されてい
る。一方、ドア8側では、フランジ部13の内面におけ
る上記のヒータプレート17と対応する位置に、パッキ
ン50の嵌合溝46が形成されており、この嵌合溝46
の底面の中央部に幅狭の係止溝47が形成されている。
【0018】パッキン50は、図7に示すように、大き
く分けて、ヒータプレート17の表面に当接されるプレ
ート当接部51と、傾斜面45に当接される傾斜面当接
部52とからなっている。プレート当接部51は、嵌合
溝46の深さよりも少し大きい厚さを持った断面略長方
形状に形成され、その内部には、仕切壁53を介して3
つの空気室54が幅方向に並んで形成されている。この
プレート当接部51の表面側には、幅方向の両側縁と、
両仕切壁53を設けた位置において、都合4本の突条5
5が形成されている。したがって、プレート当接部51
とヒータプレート17の突条55,19は幅方向に交互
に対応することとなる。また、上記したプレート当接部
51の表面における突条55の間の位置には、ヒータプ
レート17側の突条19の先端を嵌めて逃がす逃がし溝
56が形成されている。プレート当接部51の裏面の中
央部には、係止溝47内に差し込まれて係止される係止
部58が突設されている。
【0019】一方の傾斜面当接部52は、上記のプレー
ト当接部51の表面側の一端部と連結されて一体的に形
成され、ドア8の本体部12とフランジ部13の間の隅
部に収まるような形状となっている。この傾斜面当接部
52は、プレート当接部51に比べて薄い肉厚で形成さ
れて変形しやすくなっており、内部には3つの空気室5
9が形成されている。また、傾斜面当接部52には適宜
にリップ60が突設されている。
【0020】第3実施形態の作用は以下のようである。
パッキン50は、ドア8のフランジ部13の内面(装着
面)において、係止部58を係止溝47内に差し込みつ
つプレート当接部51が嵌合溝46内に押し込まれて装
着される。傾斜面当接部52は、ドア8の本体部12と
フランジ部13の間の隅部に収まる。係る状態からドア
8が閉じられると、図6に示すように、ヒータプレート
17側の突条19がプレート当接部51の逃がし溝56
に嵌まり、またプレート当接部51側の突条55がヒー
タプレート17の表面に当接しつつ、プレート当接部5
1がヒータプレート17に押し付けられる。一方、傾斜
面当接部52は薄肉で変形しやすくなっており、かつ出
入口2の角部が傾斜面45となっているから、傾斜面当
接部52は傾斜面45に良く倣って密着する。これによ
りパッキン50は、出入口2における角の傾斜面45か
ら、その傾斜面45の外側に位置するヒータプレート1
7にわたる広範囲においてシールが取られることにな
る。
【0021】この第3実施形態のシール構造によれば、
霜付きや露付きの生じやすいパッキン50のプレート当
接部51において、大半がドア8のフランジ部13内に
嵌められて装着面から突出している部分は僅かであり、
しかもその突出部分は霜・露付防止ヒータ16から近い
ところにあるため、プレート当接部51が冷却されにく
い。したがって、プレート当接部51の外気と触れる外
側の側面等に霜付きや露付きが生じることが防止され
る。また、ヒータプレート17の突条19は、プレート
当接部51の表面に食い込むように作用するが、逃がし
溝56が設けられていることで食い込み深さが抑えら
れ、パッキン50が硬化しているような場合にも損傷を
与えることを防止できる。また、ヒータプレート17側
の突条19の間隔が狭いために、プレート当接部51の
表面がヒータプレート17の表面に密着し辛くなるが、
ヒータプレート17の突条19の間に位置するようにし
てプレート当接部51にも突条55が設けられていて、
これがヒータプレート17の表面に押し付けられるた
め、プレート当接部51とヒータプレート17との間は
確実にシールが取られる。それに加え、プレート当接部
51とヒータプレート17の突条55,19の間にさら
に空気室62が形成されることで、断熱効果がより高め
られる。
【0022】<第4実施形態>図8は本発明の第4実施
形態を示す。この第4実施形態は、上記第3実施形態の
変形例とも言うべきものである。第4実施形態のパッキ
ン70は、第3実施形態と同様のプレート当接部51の
前面の一端側に、先端が二股に分かれたヒレ状の傾斜面
当接部71が延出して形成されている。一方、ドア8に
おける内パネル9の隅の部分には、クッション72が接
着により固定されている。このクッション72は非吸水
処理が施され、吸水による弾性力の低下が生じないよう
に考慮されている。その他の構造については第3実施形
態と同様であって、同一機能を有する部位については同
一符号を付すことで、重複した説明は省略する。
【0023】第4実施形態の作用は以下のようである。
パッキン70は、係止部58を係止溝47内に差し込み
つつプレート当接部51が嵌合溝46内に押し込まれて
装着される。ドア8が閉じられると、ヒータプレート1
7側の突条19がプレート当接部51の逃がし溝56に
嵌まり、またプレート当接部51側の突条55がヒータ
プレート17の表面に当接しつつ、プレート当接部51
がヒータプレート17に押し付けられる。一方、傾斜面
当接部71は、その基端側がクッション72で弾性的に
押圧されつつ、傾斜面45に良く倣って密着する。ま
た、傾斜面当接部71の二股の先端が、内パネル9に密
着する。これによりパッキン70は、出入口2における
角の傾斜面45から、その傾斜面45の外側に位置する
ヒータプレート17にわたる広範囲においてシールが取
られる。また、クッション72と傾斜面当接部71との
間に空気室73が形成されて、断熱性にも優れたものと
なる。上記第3実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、上記実施形態に例示した冷凍庫に限ら
ず、冷却貯蔵庫全般のドアシール構造に同様に適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のドアシール構造を示
す断面図である。
【図2】 その拡大断面図である。
【図3】 第2実施形態に係るドアシール構造を示す断
面図である。
【図4】 そのパッキンの断面図である。
【図5】 第3実施形態に係るドアシール構造を示す断
面図である。
【図6】 その拡大断面図である。
【図7】 そのパッキンの断面図である。
【図8】 第4実施形態に係るドアシール構造を示す断
面図である。
【図9】 従来例のドアシール構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…冷凍庫本体 2…出入口 5…フレーム 8…ドア
13…フランジ部16…霜・露付防止ヒータ 17…
ヒータプレート 19…突条 20…パッキン 22…
係止溝 23…係止部 24…突条 26…空気室 3
0…パッキン32…ヒータプレート 33…突条 35
…係止溝 38…空気室 39…係止部 40…逃がし
溝 50…パッキン 51…プレート当接部 54…空
気室55…突条 56…逃がし溝 62…空気室 70
…パッキン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫本体に開口された出入口にはドア
    が開閉可能に装着され、このドアの周縁に装着されたパ
    ッキンを前記出入口の口縁に当接することでシールする
    とともに、前記パッキンが当接される面の内側にヒータ
    を設けたものにおいて、 前記パッキンが、前記装着面からの突出寸法が小さいも
    のに形成されるとともに、前記パッキンの表面とこのパ
    ッキンが当接される面とには、交互に対応するようにし
    て突部が設けられ、パッキンが当接された場合に両突部
    の間に空気室が構成される構造としたことを特徴とする
    冷却貯蔵庫のドアシール構造。
  2. 【請求項2】 貯蔵庫本体に開口された出入口にはドア
    が開閉可能に装着され、このドアの周縁に装着されたパ
    ッキンを前記出入口の口縁に当接することでシールし、
    かつ前記パッキンが当接される面に食い込み用の突部を
    設けたものにおいて、 前記パッキンの表面には、前記食い込み突部の先端を嵌
    めて逃がす逃がし凹部が設けられていることを特徴とす
    る冷却貯蔵庫のドアシール構造。
JP07814297A 1997-03-28 1997-03-28 冷却貯蔵庫のドアシール構造 Expired - Fee Related JP3201735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07814297A JP3201735B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 冷却貯蔵庫のドアシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07814297A JP3201735B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 冷却貯蔵庫のドアシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10267516A true JPH10267516A (ja) 1998-10-09
JP3201735B2 JP3201735B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=13653640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07814297A Expired - Fee Related JP3201735B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 冷却貯蔵庫のドアシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3201735B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100564472B1 (ko) * 2003-11-18 2006-03-29 엘지전자 주식회사 냉장고 가스켓 구조
JP2010085063A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Toshiba Corp 冷蔵庫
CN101839604A (zh) * 2010-05-19 2010-09-22 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱
CN102252490A (zh) * 2011-08-04 2011-11-23 杭州银都餐饮设备有限公司 冰箱的内胆接口
CN103206828A (zh) * 2013-04-11 2013-07-17 银都餐饮设备股份有限公司 节能高效的冰箱用ω型箱体接口
WO2014111530A1 (de) * 2013-01-18 2014-07-24 Blanco Professional Gmbh + Co Kg Behälter zum kühlen und/oder kühlhalten eines kühlguts
WO2024116640A1 (ja) * 2022-11-28 2024-06-06 Phcホールディングス株式会社 パッキン及び冷凍装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107024051A (zh) * 2017-03-20 2017-08-08 合肥华凌股份有限公司 冷柜

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100564472B1 (ko) * 2003-11-18 2006-03-29 엘지전자 주식회사 냉장고 가스켓 구조
JP2010085063A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Toshiba Corp 冷蔵庫
CN101839604A (zh) * 2010-05-19 2010-09-22 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱
CN102252490A (zh) * 2011-08-04 2011-11-23 杭州银都餐饮设备有限公司 冰箱的内胆接口
WO2014111530A1 (de) * 2013-01-18 2014-07-24 Blanco Professional Gmbh + Co Kg Behälter zum kühlen und/oder kühlhalten eines kühlguts
CN103206828A (zh) * 2013-04-11 2013-07-17 银都餐饮设备股份有限公司 节能高效的冰箱用ω型箱体接口
WO2024116640A1 (ja) * 2022-11-28 2024-06-06 Phcホールディングス株式会社 パッキン及び冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3201735B2 (ja) 2001-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6195942B1 (en) Refrigerator door
JP3201735B2 (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JP3301343B2 (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JP3398326B2 (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JP2000055534A (ja) 冷蔵庫等の扉装置
JP2543439Y2 (ja) 化粧枠
JPH09101081A (ja) 断熱箱体
JP2001280833A (ja) 貯蔵庫
JP3030231B2 (ja) 断熱扉
JPS5843754Y2 (ja) 冷蔵庫等の恒温装置
JP3150573B2 (ja) 保冷箱
JPH11166787A (ja) 冷蔵庫
US20210348827A1 (en) Refrigerator and beam for refrigerator
JP2005090845A (ja) 冷蔵庫
JPH051980U (ja) 冷蔵庫
JP3626828B2 (ja) 冷蔵庫
JP2877246B2 (ja) 冷蔵庫の扉
JP2001141353A (ja) 断熱扉
JP3071709B2 (ja) プレハブ構造の冷蔵庫用箱体
JPH10318656A (ja) 冷蔵庫
JPH0438228Y2 (ja)
JPH0645826Y2 (ja) 貯蔵庫の断熱扉
JPH10170140A (ja) 断熱扉
JP2001304750A (ja) 冷蔵庫等の庫口構造
JPH0330790Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees