JP3150573B2 - 保冷箱 - Google Patents

保冷箱

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JP3150573B2
JP3150573B2 JP16892795A JP16892795A JP3150573B2 JP 3150573 B2 JP3150573 B2 JP 3150573B2 JP 16892795 A JP16892795 A JP 16892795A JP 16892795 A JP16892795 A JP 16892795A JP 3150573 B2 JP3150573 B2 JP 3150573B2
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久之 田中
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/38Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レジャー等に供
される保冷箱に関し、詳細には、冷気漏れ、水漏れ等を
防止するパッキン部材を備えた保冷箱に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー等に供される保冷箱は、冷気漏
れや内部に溜まった水の漏れが生じないように、その蓋
体にはパッキン部材が取り付けられており、例えば、実
開昭56−103479号、実開平5−74275号に
開示されているようなパッキン部材が知られている。
【0003】これら公知のパッキン部材は、箱体の開口
枠等の相手材に対向するように蓋体の裏面に周設されて
おり、蓋体を閉じたときに、相手材に十分に密着される
ように接触面が平面状に構成されている。この場合、相
手材は、パッキン部材が十分に密着するようにその表面
が平面に形成されるか、あるいは平面に沿って凸部を形
成しておき、パッキン部材がこの凸部に食い込んで強く
押圧されて両者の接触面積が増すように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記パッキ
ン部材および相手材を平面状に構成した場合、蓋体を箱
体に十分に押圧した状態にしておかないと両者の間に隙
間が生じやすく、冷気漏れ、水漏れ等が生じやすくな
る。また、相手材に凸部を形成した構成の場合、パッキ
ン部材の凸部への当接位置が次第にクセ付けされて密着
性の悪い部分が生じやすくなり、さらに、このようなク
セ付けされた部分は弾性を失いやすく密着性が低下しや
すくなり、この結果、密着性が低下した部分から、冷気
漏れ、水漏れ等が発生する。この発明は、冷気漏れ、水
漏れ等を防止するパッキン部材を備えた保冷箱を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、蓋体に弾性を有するパッキン部材を取り
付け、このパッキン部材が、箱体の相手材に押圧される
ように前記蓋体を閉じることが可能な保冷箱において、
前記パッキン部材は、前記相手材に当接する当接部と、
この当接部に形成された凹部とを有すると共に、前記蓋
体の裏面の周縁に形成された溝において少なくとも前記
蓋体の溝より下方に前記当接部が突出するように嵌合さ
れており、前記蓋体が閉じて当接部が略平面状の相手材
に当接したときに前記凹部の開口が当接部自体の弾性で
変形閉塞され、この凹部に独立した空間が形成されるこ
とを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、蓋体を箱体に閉じる
と、弾性を有するパッキン部材の凹部によって相手材と
の間で独立した空間が形成される。この空間は、蓋体を
閉じる際に、パッキン部材がそれ自体の弾性によって、
わずかに蓋体が開く方向に動かされ、蓋体が完全に閉じ
られると凹部内の空気が抜けて減圧した状態になる。こ
のため、パッキン部材と相手材との間で密着性が向上
し、箱体内の冷気漏れや水漏れが防止される。
【0007】また、本発明の保冷箱は、蓋体に弾性を有
するパッキン部材を取り付け、このパッキン部材が、箱
体の相手材に押圧されるように前記蓋体を閉じることが
可能に構成されており、前記パッキン部材は、前記蓋体
を閉じたときに前記箱体の相手材との間で密着し減圧状
態となる空間を形成する形状となっていることを特徴と
している。
【0008】このように、パッキン部材は、蓋体を箱体
に閉じたときに、上記したような減圧した状態の空間を
形成するため、蓋体は箱体の相手材に吸着されて密着し
た状態となり、箱体内の冷気漏れや水漏れが防止され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る保
冷箱の一実施の形態を示した全体斜視図である。保冷箱
1は、例えば、釣った魚等を入れる箱体2と、この箱体
に対して蝶番3を介して取り付けられる開閉自在な蓋体
5とを備えている。箱体2の外側面には、通常の止め具
7が設けられており、蓋体5に設けられた係止部材8に
係止されて、蓋体5をある程度の当接力をもって箱体2
に対して閉じた状態にする。蓋体5の裏面には、箱体2
の開口枠の表面部(相手材)2aに対向するように、パ
ッキン部材10が周設されている。
【0010】図2は、図1に示した蓋体5を箱体2に対
して閉じるときの状態を示した断面図である。箱体2お
よび蓋体5の内部には、保冷効果を高めるように断熱材
11が充填されている。蓋体5の裏面の周囲には、箱体
2の相手材2aに対向して溝12が形成されており、溝
12内に前記パッキン部材10が嵌合されている。パッ
キン部材10は、例えば、合成樹脂やゴム等の材料、あ
るいはこれらの材料の発泡でも良く、弾性の他にも伸縮
性、柔軟性を有していることが好ましい。
【0011】溝12に嵌合されるパッキン部材10は、
箱体2の相手材2aに当接する当接部10aと、この当
接部に長手方向に亘って形成される凹部10bとを有し
ており、パッキン部材は、当接部10aが溝12から突
出した状態で溝12に嵌合されている。凹部10bは、
蓋体5を閉じて当接部10aが相手材2aに当接したと
きに凹部の開口が閉塞されて、この凹部によって独立し
た空間を形成するように構成されている。すなわち、パ
ッキン部材10は、蓋体5を閉じたときに、図3に示す
ように、凹部10bを形成する当接部10aが相手材2
aに当接し、そして、それ自体の弾性で僅かに蓋体5が
開く方向に変形して相手材2aとの間で密着し減圧状態
となる空間20を形成する。
【0012】このように、蓋体5を閉じたときに、凹部
10aが減圧状態となる空間を形成することによって、
パッキン部材10と相手材2aとの密着性が向上し、箱
体内の冷気漏れ、水漏れ等が防止される。また、パッキ
ン部材に凹部を形成するだけで良く、相手材2aに凸部
を形成する必要性はなくなる。
【0013】上記したパッキン部材10の形状は、蓋体
5を閉じた際に減圧状態となった空間が形成されれば良
く、その形状については種々変形することが可能であ
る。図2及び図3に示したパッキン部材は、その凹部1
0bの底10cが、蓋体5の溝12の内部に位置するよ
うな形状に構成されているが、例えば、図4に示すよう
に、パッキン部材の凹部の底10cが溝12の外側に位
置するような構成であっても良い。この場合、蓋体5を
閉じると、パッキン部材10は、その弾性力によって押
圧され、凹部の底10cは2点鎖線で示すように溝12
内に移動される。このようにパッキン部材を構成すれ
ば、溝12内に凹部の底が位置して確実に減圧状態とな
った空間を形成することができるため、箱体内の冷気漏
れ等を確実に防止することができる。
【0014】また、図2乃至図4に示されているよう
に、パッキン部材の凹部10bは、その対向する内壁1
0dが、底10cに向かうに従って次第に接近するよう
に傾斜していることが好ましい。凹部10bが開口側に
向けて拡がるように傾斜していることにより、蓋体5を
閉じた際、凹部の内壁10dが相手材2aに徐々に当接
して行くため、凹部内を容易に減圧状態とすることがで
きる。
【0015】以上、本発明の実施の形態に付いて説明し
たが、上記パッキン部材10は、図に示した蓋体5に限
られず、例えば蓋体5に小蓋(図示せず)が取り付けら
れている場合は、その小蓋にも同様な構成で設けても良
い。また、パッキン部材10の凹部の深さは、蓋体5の
重量、止め具7によって蓋を閉じた際の当接力に応じて
好ましい減圧状態の空間が形成されるよう適宜設定する
ことが可能である。さらに、パッキン部材10の蓋体5
への取り付けは、上記した方法だけでなく、例えば、蓋
体5へ押圧して取り付けて接着しても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷箱に
よれば、蓋体に設けられたパッキン部材は、箱体の相手
部材に対して密着すると共にクセ付けされることがない
ため、箱体内の冷気漏れ、水漏れ等を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保冷箱の一実施の形態を示した全
体斜視図。
【図2】図1に示した蓋体を箱体に対して閉じるときの
状態を示した断面図。
【図3】図1に示した蓋体を箱体に対して閉じた状態を
示した断面図。
【図4】図1に示したパッキン部材の別の実施の形態を
示した断面図。
【符号の説明】
1…保冷箱、2…箱体、2a…相手材、5…蓋体、10
…パッキン部材、10a…当接部、10b…凹部、10
c…底、10d…内壁、12…溝、20…減圧状態の空
間。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体に弾性を有するパッキン部材を取り
    付け、このパッキン部材が、箱体の相手材に押圧される
    ように前記蓋体を閉じることが可能な保冷箱において、 前記パッキン部材は、前記相手材に当接する当接部と、
    この当接部に形成された凹部とを有すると共に、前記蓋
    の裏面の周縁に形成された溝において少なくとも前記
    蓋体の溝より下方に前記当接部が突出するように嵌合さ
    れており、前記蓋体が閉じて当接部が略平面状の相手材
    に当接したときに前記凹部の開口が当接部自体の弾性で
    変形閉塞され、この凹部に独立した空間が形成されるこ
    とを特徴とする保冷箱。
  2. 【請求項2】 前記パッキン部材の凹部の底は、前記蓋
    体に形成された溝内に位置していることを特徴とする、
    請求項1に記載の保冷箱。
  3. 【請求項3】 前記パッキン部材の凹部の底は、前記蓋
    体を開いたときに前記溝の外側に位置しており、蓋体を
    閉じて当接部が略平面状の相手材に当接したときに前記
    パッキン部材が押圧されて、前記箱体の相手材との間で
    密着し減圧状態となる空間を形成することを特徴とす
    る、請求項1に記載の保冷箱。
JP16892795A 1995-07-04 1995-07-04 保冷箱 Expired - Lifetime JP3150573B2 (ja)

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