JPH10266837A - 自動車用バルブ内蔵排気マフラ - Google Patents

自動車用バルブ内蔵排気マフラ

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JPH10266837A
JPH10266837A JP9072890A JP7289097A JPH10266837A JP H10266837 A JPH10266837 A JP H10266837A JP 9072890 A JP9072890 A JP 9072890A JP 7289097 A JP7289097 A JP 7289097A JP H10266837 A JPH10266837 A JP H10266837A
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/16Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts
    • F01N1/166Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts for changing gas flow path through the silencer or for adjusting the dimensions of a chamber or a pipe

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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでありながら、高応答のバルブ開閉
動作による消音モード切り替えとバルブ全閉域でのバタ
ツキ音や振動の発生防止を達成する自動車用バルブ内蔵
排気マフラを提供することこと。 【解決手段】 排気圧感応バルブAを、バルブ本体1が
支持される回転中心Oから互いに直角な4方向のうち3
方向が短径で1方向が長径の変形楕円状の断面形状に設
定されたバルブ軸3と、バルブ全閉領域はバルブ軸3の
短径より少し広い幅で軸ストロークのみを許容するスト
ローク部4aとし、バルブ全開領域はバルブ軸3の長径
より少し広い幅で軸回転を全開角度まで許容する回転部
4bとするバルブ軸受け穴4と、バルブ全閉からのスト
ローク領域ではバルブ軸3に強い付勢力を与え、バルブ
が開き出して全開角度となる回転領域ではバルブ軸3に
弱い付勢力を与えるバルブスプリング5と、を備えたバ
ルブとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気流量の増減に
伴って変動する排気圧により開閉動作する排気圧感応バ
ルブが2つの室を連通するマフラ内のチューブに設けら
れた自動車用バルブ内蔵排気マフラの技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、排気圧感応バルブを有する自動車
用バルブ内蔵排気マフラとしては、例えば、図6に示す
マフラが知られている(特開平2−81911号公報の
第1図〜第3図,特開平5−202729号公報,特開
平5−98930号公報等を参照)。
【0003】この排気マフラは、図6に示すように、排
気圧感応バルブが閉の時には、第1室と第2室が拡張室
で、第3室がレゾネータ室となり、バルブが開き始める
と次第にレゾネータ室が拡張室に移行するように構成さ
れている。
【0004】また、排気圧感応バルブは、バルブ軸にバ
ルブ閉方向に付勢するコイル状スプリングが設けられ、
スプリング付勢力に打ち勝つだけの排気圧による力が作
用することによりバルブが開く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車用バルブ内蔵排気マフラにあっては、バネ軸
を中心とする回転動作でのみバルブ開閉が行なわれるも
のであるため、バルブ全閉位置からバルブ全開位置まで
のあらゆるバルブ開度位置をとってもバネ力は一定であ
り、下記の問題を有する。
【0006】(1) あらゆるバルブ開度位置でバネ力が一
定であるため、例えば、加速走行時で排気圧が上昇する
時、排気圧がバルブを開く圧力レベルに達すると、その
後、排気圧の上昇に従って徐々にバルブが開くというよ
うにバルブ開閉応答が悪い。
【0007】この結果、ある排気圧でエンジン出力を向
上させようとする場合、その排気圧に達するかなり前の
排気圧レベルでバルブの開きが開始するようにバネ力を
設定しなければならず、バルブ閉による低排気圧域での
消音効果が犠牲となってしまう。逆に、消音効果を重視
した設定にするとエンジン出力向上効果が犠牲となって
しまう。
【0008】(2) バルブ全閉状態からバルブが開き始め
る排気圧レベルで排気圧が変動するような場合、バルブ
の開閉が繰り返され、バルブ本体と座面とが繰り返し衝
突することによるバタツキ音や振動が発生する。
【0009】これらの問題を解決するために、モータ等
をアクチュエータを用い、エンジン回転数や排気圧を検
出し、検出値が設定しきい値となった時にアクチュエー
タ駆動によりバルブを開閉制御する装置も提案されてい
るが(例えば、特開平2−81911号公報の第4図,
第5図)、アクチュエータ等の電子制御系を追加しなけ
ればならないことでシステムが大変高価となってしま
う。
【0010】本発明の課題とするところは、低コストで
ありながら、高応答のバルブ開閉動作による消音モード
切り替えとバルブ全閉域でのバタツキ音や振動の発生防
止を達成する自動車用バルブ内蔵排気マフラを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題を解決する請求項1記載の発明
は、排気流量の増減に伴って変動する排気圧により開閉
動作する排気圧感応バルブが2つの室を連通するマフラ
内のチューブに設けられた自動車用バルブ内蔵排気マフ
ラにおいて、前記排気圧感応バルブを、バルブ本体が支
持される回転中心から互いに直角な4方向のうち3方向
が短径で1方向が長径のカム状あるいは楕円状の断面形
状に設定されたバルブ軸と、バルブ全閉領域は軸の短径
より少し広い幅で軸ストロークのみを許容するストロー
ク部とし、バルブ全開領域は軸の長径より少し広い幅で
軸回転を全開角度まで許容する回転部とするバルブ軸受
けと、バルブ全閉からのストローク領域ではバルブ軸に
強い付勢力を与え、バルブが開き出して全開角度となる
回転領域ではバルブ軸に弱い付勢力を与えるバルブスプ
リングと、を備えたバルブとしたことを特徴とする。
【0012】(解決手段2)上記課題を解決する請求項
2記載の発明は、請求項1記載の自動車用バルブ内蔵排
気マフラにおいて、前記排気圧感応バルブをユニットと
して構成する構成要素としてバルブ軸受けを固定すると
共にバルブスプリングの一端を支持する支持プレートを
加え、支持プレートをバルブ座面が形成されたベースプ
レートに固定したことを特徴とする。
【0013】(解決手段3)上記課題を解決する請求項
3記載の発明は、請求項2記載の自動車用バルブ内蔵排
気マフラにおいて、前記ベースプレートを、マフラ内を
複数の室に仕切るバッフルプレートとしたことを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)まず、構成を説明する。
【0015】実施の形態1は請求項1,2,3記載の発
明に対応する。
【0016】図1は実施の形態1の自動車用バルブ内蔵
排気マフラの排気圧感応バルブを示す要部断面図、図2
は実施の形態1の自動車用バルブ内蔵排気マフラの排気
圧感応バルブを示す要部斜視図、図3は実施の形態1の
自動車用バルブ内蔵排気マフラを示す全体断面図であ
る。
【0017】図3において、Aは排気圧感応バルブ、1
0はマフラ側板、11は前端板、12は後端板、13は
第1バッフルプレート、14は第2バッフルプレート、
15は排気入力チューブ、16は第1チューブ、17は
第2チューブ、18は第3チューブ、19は排気出力チ
ューブ、20は第1室、21は第2室、22は第3室で
ある。
【0018】前記排気圧感応バルブAは、排気流量の増
減に伴って変動する排気圧により開閉動作するバルブ
で、第1室20と第3室22を連通するマフラ内の第3
チューブ18の端部に設けられている。
【0019】前記排気入力チューブ15は、エンジンか
らの排気チューブに接続され、排気ガスを第2室21へ
導入する。
【0020】前記第1チューブ16は、第2バッフルプ
レート14に設けられ、一端が第2室21に開口し、他
端が第3室22に開口している。
【0021】前記第2チューブ17は、第1バッフルプ
レート13に設けられ、一端が第1室20に開口し、他
端が第2室21に開口している。
【0022】前記第3チューブ18は、第1バッフルプ
レート13と第2バッフルプレート14に設けられ、一
端部には排気圧感応バルブAが設けられ、他端部は第3
室22に開口していて、排気圧感応バルブAが開くと第
1室20と第3室22とを連通する。
【0023】前記排気出力チューブ19は、第1バッフ
ルプレート13と第2バッフルプレート14に設けら
れ、一端部は第1室20に開口し、他端部は外気に開口
している。
【0024】前記排気圧感応バルブAが閉状態の時は、
第1室20及び第2室21が拡張室であり、第3室22
がレゾネータ室である。そして、排気圧感応バルブAが
開き始めると次第に第3室22がレゾネータ室から拡張
室へと移行する。
【0025】図1及び図2において、Aは排気圧感応バ
ルブ、1はバルブ本体、2はバルブ開閉腕、3はバルブ
軸、4はバルブ軸受け穴(バルブ軸受け)、5はバルブ
スプリング、6は支持プレート、7は衝突緩衝材、13
は第1バッフルプレート(ベースプレート)、18は第
3チューブである。
【0026】前記バルブ本体1は、皿形状であって、テ
ーパ面によるバルブ座面1aが形成されている。尚、こ
のバルブ座面1aは、バルブ閉状態で第1バッフルプレ
ート13に形成されたバルブ座面13aに設けられた衝
突緩衝材7に当接させることで、閉鎖密封性の確保とメ
タル接触による打音防止を図っている。
【0027】前記バルブ軸3は、バルブ本体1がバルブ
開閉腕2を介して支持される軸で、回転中心Oから互い
に直角な4方向のうち3方向が短径で1方向が長径の変
形楕円状の断面形状に設定されている。
【0028】前記バルブ軸受け穴4は、支持プレート6
に形成され、バルブ全閉領域はバルブ軸3の短径より少
し広い幅で軸ストロークのみを許容するストローク部4
aとし、バルブ全開領域はバルブ軸3の長径より少し広
い幅で軸回転を全開角度まで許容する回転部4bとする
軸受け穴である。
【0029】前記バルブスプリング5は、一端が支持プ
レート6に固定され、他端がバルブ軸3の上面に圧接さ
れる板バネで、バルブ全閉からのストローク領域ではバ
ルブ軸3に強い付勢力を与え、バルブが開き出して全開
角度となる回転領域ではバルブ軸3に弱い付勢力を与え
る。
【0030】前記支持プレート6は、排気圧感応バルブ
Aをユニットとして構成する場合に構成要素として加え
られたもので、バルブ軸受け穴4を形成すると共にバル
ブスプリング5の一端を支持する。この支持プレート6
は、バルブ座面13aが形成された第1バッフルプレー
ト13に固定される。すなわち、第1バッフルプレート
13を支持プレート6を固定するベースプレートとして
兼用している。
【0031】次に、作用を説明する。
【0032】[バルブ開閉作用]バルブ全閉時には、図
4(イ) に示すように、バルブ軸受け穴4のストローク部
4aにバルブ軸3が嵌合している状態でバルブ軸3に対
しバルブスプリング5により図面下方向に強い付勢力が
与えられるため、ストローク部4aにバルブ軸3が密着
嵌合する。
【0033】よって、バルブ全閉時に第3チューブ18
から低圧レベルで変動する排気圧がバルブ本体1に作用
しても排気圧の変動に伴ってバルブ本体1がバタツクよ
うなことも小刻みに振動することもない。
【0034】バルブ全閉状態からのバルブが開いてゆく
領域では、図4(ロ) に示すように、バルブ軸3に強い付
勢力が与えられているため、この付勢力に抗してバルブ
軸3がストローク部4aに沿って図面上方に直線移動す
るストローク運動となる。
【0035】よって、排気圧の上昇に伴ってバルブ全閉
状態からのバルブが開いてゆく領域では、バルブ本体1
の緩やかなストローク移動によりバルブが開き始める。
【0036】バルブが開き出して全開角度となる領域で
は、図4(ハ) に示すように、バルブ軸3がストローク部
4aから回転部4bへと移行し、バルブ本体1に加わる
排気圧による力によって回転中心Oをほぼ軸心位置とす
る回転運動となる。この時、バルブスプリング5はバル
ブ軸3の短径に沿ってほとんど変位することなく接触す
ることになるため、バルブ軸3に付与される付勢力(変
位量に比例)は弱いものとなる。
【0037】よって、排気圧の上昇に伴ってストローク
運動が終了すると、その後、小さな排気圧の上昇により
一気にバルブ全開まで開くことができる。
【0038】また、全開位置では、バルブ軸3はバルブ
スプリング5による回転規制を受けるため、全開状態が
保持される。
【0039】一方、バルブ全開からバルブ全閉までの作
用は、逆に、排気圧によりバルブ本体1に加わる力が低
下すると、回転運動により一気に全閉近くまで閉じ、そ
の後、直線運動をしてバルブ全閉へと戻る。
【0040】[バルブ開特性]図5は排気圧の変化に対
するバルブ開度の変化を表す本発明のバルブ開特性(実
線)と従来のバルブ開特性(点線)との対比特性を示
す。
【0041】本発明の場合、まず、排気圧がP1 に上昇
するまではバルブ閉が維持され、排気圧がP1 となると
スローク運動が開始され、排気圧がP2 になるとストロ
ーク運動が終了して回転運動が始まる。そして、排気圧
がP2 からP3 まで少し上昇するだけでバルブ全開とな
る。つまり、バルブ全閉から全開までのバルブ開応答時
間はT1となる。
【0042】これに対し、バルブ軸にコイル状スプリン
グが設けられた従来の場合、まず、排気圧がP0 (<P
1 )となった時点でバルブが開き始め、その後、排気圧
の上昇に伴って徐々にバルブ開度が大きくなり、排気圧
がP4 (>P3 )となった時点でバルブ全開となる。つ
まり、バルブ全閉から全開までのバルブ開応答時間はT
2(>T1)となる。
【0043】すなわち、本願発明は、従来のバルブに比
較してバルブ開応答時間を大幅に短縮することができ、
高応答のバルブ開閉動作を得ることができる。
【0044】この結果、高応答のバルブ開閉動作による
オン・オフ的な消音モード切り替えにより、低排気圧域
での消音効果と高排気圧域でのエンジン出力向上効果と
を両立する最適設定が可能となる。
【0045】次に、効果を説明する。
【0046】(1)排気圧感応バルブAを、バルブ本体
1が支持される回転中心Oから互いに直角な4方向のう
ち3方向が短径で1方向が長径の変形楕円状の断面形状
に設定されたバルブ軸3と、バルブ全閉領域はバルブ軸
3の短径より少し広い幅で軸ストロークのみを許容する
ストローク部4aとし、バルブ全開領域はバルブ軸3の
長径より少し広い幅で軸回転を全開角度まで許容する回
転部4bとするバルブ軸受け穴4と、バルブ全閉からの
ストローク領域ではバルブ軸3に強い付勢力を与え、バ
ルブが開き出して全開角度となる回転領域ではバルブ軸
3に弱い付勢力を与えるバルブスプリング5と、を備え
たバルブとしたとしたため、電子制御システムに比べて
低コストでありながら、高応答のバルブ開閉動作による
消音モード切り替えとバルブ全閉域でのバタツキ音や振
動の発生防止を達成する自動車用バルブ内蔵排気マフラ
を提供することができる。
【0047】(2)排気圧感応バルブAのユニットとし
て構成する構成要素としてバルブ軸受け穴4を形成する
と共にバルブスプリング5の一端を支持する支持プレー
ト6を加え、支持プレート6をバルブ座面13aが形成
された第1バッフルプレート13に固定したため、車種
や適用エンジン機種が変わった場合、消音特性チューニ
ング上で敏感に変更する第3チューブ18のチューブ径
によらずバルブユニットを広く共用化できる。
【0048】(3)支持プレート6を固定するベースプ
レートを、マフラ内を第1室20と第2室21に仕切る
第1バッフルプレート13としたことをとしたため、支
持プレート6を固定するベースプレートを別体で設ける
場合に比べ、排気マフラの重量増を抑えることができ
る。
【0049】(他の実施の形態)実施の形態1では、バ
ルブ軸の断面形状が変形楕円形状のものを示したが、軸
受けに対応するカム形状としても良い。
【0050】実施の形態1では、バルブ軸受けとして支
持プレートに形成したバルブ軸受け穴の例を示したが、
バルブ軸受け溝等であっても良く、また、支持プレート
とは別体に形成し、支持プレートに固定する例としても
良い。
【0051】実施の形態1では、バルブスプリングとし
て板バネによる例を示したが、バルブ全閉からのストロ
ーク領域ではバルブ軸に強い付勢力を与え、バルブが開
き出して全開角度となる回転領域ではバルブ軸に弱い付
勢力を与えるスプリングであれば板バネに限られること
はない。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、排気流
量の増減に伴って変動する排気圧により開閉動作する排
気圧感応バルブが2つの室を連通するマフラ内のチュー
ブに設けられた自動車用バルブ内蔵排気マフラにおい
て、排気圧感応バルブを、バルブ本体が支持される回転
中心から互いに直角な4方向のうち3方向が短径で1方
向が長径のカム状あるいは楕円状の断面形状に設定され
たバルブ軸と、バルブ全閉領域は軸の短径より少し広い
幅で軸ストロークのみを許容するストローク部とし、バ
ルブ全開領域は軸の長径より少し広い幅で軸回転を全開
角度まで許容する回転部とするバルブ軸受けと、バルブ
全閉からのストローク領域ではバルブ軸に強い付勢力を
与え、バルブが開き出して全開角度となる回転領域では
バルブ軸に弱い付勢力を与えるバルブスプリングと、を
備えたバルブとしたため、低コストでありながら、高応
答のバルブ開閉動作による消音モード切り替えとバルブ
全閉域でのバタツキ音や振動の発生防止を達成する自動
車用バルブ内蔵排気マフラを提供することことができ
る。
【0053】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動車用バルブ内蔵排気マフラにおいて、排気圧
感応バルブをユニットとして構成する構成要素としてバ
ルブ軸受けを固定すると共にバルブスプリングの一端を
支持する支持プレートを加え、支持プレートをバルブ座
面が形成されたベースプレートに固定したため、請求項
1記載の発明の効果に加え、車種や適用エンジン機種が
変わった場合、消音特性チューニング上で敏感に変更す
るチューブ径によらずバルブユニットを広く共用化でき
る。
【0054】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の自動車用バルブ内蔵排気マフラにおいて、ベース
プレートを、マフラ内を複数の室に仕切るバッフルプレ
ートとしたため、請求項2記載の発明の効果に加え、支
持プレートを固定するベースプレートを別体で設ける場
合に比べ、排気マフラの重量増を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動車用バルブ内蔵排気マフラ
の排気圧感応バルブを示す要部断面図である。
【図2】実施の形態1の自動車用バルブ内蔵排気マフラ
の排気圧感応バルブを示す要部斜視図である。
【図3】実施の形態1の自動車用バルブ内蔵排気マフラ
を示す全体断面図である。
【図4】実施の形態1の排気圧感応バルブによるバルブ
開閉作用説明図である。
【図5】排気圧の変化に対するバルブ開度の変化を表す
本発明のバルブ開特性(実線)と従来のバルブ開特性
(点線)との対比特性を示す図である。
【図6】従来の自動車用バルブ内蔵排気マフラを示す全
体断面図である。
【符号の説明】
A 排気圧感応バルブ 1 バルブ本体 2 バルブ開閉腕 3 バルブ軸 4 バルブ軸受け穴(バルブ軸受け) 5 バルブスプリング 6 支持プレート 7 衝突緩衝材 13 第1バッフルプレート(ベースプレート) 18 第3チューブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16K 5/02 F16K 5/02 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気流量の増減に伴って変動する排気圧
    により開閉動作する排気圧感応バルブ(A)が2つの室
    を連通するマフラ内のチューブ(18)に設けられた自
    動車用バルブ内蔵排気マフラにおいて、 前記排気圧感応バルブ(A)を、 バルブ本体(1)が支持される回転中心から互いに直角
    な4方向のうち3方向が短径で1方向が長径のカム状あ
    るいは楕円状の断面形状に設定されたバルブ軸(3)
    と、 バルブ全閉領域は軸の短径より少し広い幅で軸ストロー
    クのみを許容するストローク部(4a)とし、バルブ全
    開領域は軸の長径より少し広い幅で軸回転を全開角度ま
    で許容する回転部(4b)とするバルブ軸受け(4)
    と、 バルブ全閉からのストローク領域ではバルブ軸(3)に
    強い付勢力を与え、バルブが開き出して全開角度となる
    回転領域ではバルブ軸(3)に弱い付勢力を与えるバル
    ブスプリング(5)と、 を備えたバルブとしたことを特徴とする自動車用バルブ
    内蔵排気マフラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用バルブ内蔵排気
    マフラにおいて、 前記排気圧感応バルブ(A)をユニットとして構成する
    構成要素としてバルブ軸受け(4)を固定すると共にバ
    ルブスプリング(5)の一端を支持する支持プレート
    (6)を加え、支持プレート(6)をバルブ座面が形成
    されたベースプレートに固定したことを特徴とする自動
    車用バルブ内蔵排気マフラ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車用バルブ内蔵排気
    マフラにおいて、 前記ベースプレートを、マフラ(A)内を複数の室(2
    0),(21)に仕切るバッフルプレート(13)とし
    たことを特徴とする自動車用バルブ内蔵排気マフラ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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