JPH10266486A - 採光窓付き屋根の構造及び採光窓付き屋根パネル - Google Patents

採光窓付き屋根の構造及び採光窓付き屋根パネル

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JPH10266486A
JPH10266486A JP9073011A JP7301197A JPH10266486A JP H10266486 A JPH10266486 A JP H10266486A JP 9073011 A JP9073011 A JP 9073011A JP 7301197 A JP7301197 A JP 7301197A JP H10266486 A JPH10266486 A JP H10266486A
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JP
Japan
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roofing
plate
draining
grooved
roof
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JP9073011A
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Norihisa Tanimoto
典久 谷本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップライトの周囲における雨仕舞いを簡単
な構成で確実に行う。 【解決手段】 屋根下地板1に設けた開口部2に下地枠
3を設ける。屋根下地板1の上面及び下地枠3の外側面
にルーフィング4を敷設する。水切り板4をルーフィン
グ4に載設して立ち上がり筒部5を下地枠3に被嵌す
る。下地枠3にトップライト10の外枠部10aを被嵌
する。ルーフィング4に載設した溝付き上水切り板11
の下端部を上接続部6に接続する。ルーフィング4に載
設した溝付き下水切り板12の上端部を下接続部7に接
続する。ルーフィング4上及びトップライト10を除く
水切り板8上に屋根材13を敷設する。溝付き上溝切り
板11、水切り板8、溝付き下溝切り板12上に屋根材
13の側端部を位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採光窓付き屋根及
び採光窓付き屋根パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から屋根に採光窓を形成するには、
まず、図9(a)に示すように、屋根下地板1に開口部
2を形成し、この開口部2の上面側周囲に図9(b)の
ように木枠よりなる下地枠3を配置して固定し、次に、
図9(c)のように、屋根下地板1の上面及び下地枠3
の外側面にわたってルーフィング4を敷設し、次に、図
9(d)のように、下地枠3の外側面及び下地枠3の周
囲のルーフィング4上に防水シート30を敷設し、次
に、図9(e)に示すように、水下側の屋根材13を葺
設し、次に、図9(f)に示すように、水切り板31を
敷設し、次に、図9(g)に示すようにトップライト1
0の外枠部10aを下地枠3に被嵌し、その後、水切り
板31の上部側にさらに上防水シート32を敷設し、次
に、トップライト10の外枠部10aの周囲に屋根材1
3を葺設することで、屋根に採光窓を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例にあって
は、トップライト10の周囲の水切り板31の端縁から
下方に水が漏れるおそれがあるので、この下に防水シー
ト30を配置する必要があり、更に、雨水が上方から流
れてトップライト10の上端部に当たると、この部分で
水が下方に浸入しやすく、このため、この部分において
は、更に、別途上防水シート32を敷設する必要があ
る。このように、従来にあっては、防水シート30、上
防水シート32が必要であるので、施工が面倒であり、
また、防水シート30、上防水シート32を施工すると
言えどもトップライト10周辺の防水が十分であるとは
言えなかった。また、従来にあっては、トップライト1
0の周辺において屋根材13の側端部から雨水が浸入し
やすかった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、トップライトの周囲における雨仕
舞いを簡単な構成で確実に行うことができ、また、トッ
プライトの周囲における屋根板の側端部からの水の浸入
に対しても確実に排水することができる採光窓付き屋根
の構造及び採光窓付き屋根パネルを提供することを課題
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の採光窓付き屋根は、屋根下地板1に設けた開
口部2の上面側周囲に下地枠3を上方に向けて突出形成
し、屋根下地板1の上面及び下地枠3の少なくとも外側
面にわたってルーフィング4を敷設し、中央開口16の
周縁部より上方に立ち上がり筒部5を突設した水切り板
8の上下端部に上接続部6と下接続部7とを設け、上記
水切り板8の外周端部の上接続部6と下接続部7とを除
く部分に水返し片9を設け、該水切り板8をルーフィン
グ4の上に載設すると共に水切り板8の立ち上がり筒部
5を下地枠3に被嵌し、外周部に立ち上がり筒部5が被
嵌された下地枠3にトップライト10の外枠部10aを
被嵌し、ルーフィング4上に溝付き上水切り板11を載
設すると共に溝付き上水切り板11の下端部を上接続部
6に接続し、ルーフィング4上に溝付き下水切り板12
を載設すると共に溝付き下水切り板12の上端部を下接
続部7に接続し、ルーフィング4上及びトップライト1
0を除く水切り板8上に屋根材13を敷設し、溝付き上
水切り板11、水切り板8、溝付き下水切り板12上に
屋根材13の側端部を位置させて成ることを特徴とする
ものである。このような構成とすることで、トップライ
ト10の周辺部分から浸入した水は、水切り板8の上に
流れるが、水切り板8に設けた立ち上がり筒部5と水返
し片9とによりそれ以上の水の浸入を阻止し、水切り板
8に浸入した水は下接続部7に接続した溝付き下水切り
板12を通じて下方に排水されるものである。また、溝
付き上水切り板11、水切り板8、溝付き下水切り板1
2上に屋根材13の側端部を位置させていることで、屋
根材13の側端部から浸入した雨水は確実に溝付き上水
切り板11、水切り板8、溝付き下水切り板12上で受
けられて、溝付き上水切り板11、水切り板8、溝付き
下水切り板12の順に排水されるものである。
【0006】また、本発明の採光窓付き屋根パネルの構
造は、屋根パネル枠14の上面部の屋根下地板1に設け
た開口部2の上面側周囲に下地枠3を上方に向けて突出
形成し、屋根下地板1の上面及び下地枠3の少なくとも
外側面にわたってルーフィング4を敷設し、中央開口1
6の周縁部より上方に立ち上がり筒部5を突設した水切
り板8の上下端部に上接続部6と下接続部7とを設け、
上記水切り板8の外周端部の上接続部6と下接続部7と
を除く部分に水返し片9を設け、該水切り板をルーフィ
ング4の上に載設すると共に水切り板8の立ち上がり筒
部5を下地枠3に被嵌し、外周部に立ち上がり筒部5が
被嵌された下地枠3にトップライト10の外枠部10a
を被嵌し、ルーフィング4上に溝付き上水切り板11を
載設すると共に溝付き上水切り板11の下端部を上接続
部6に接続し、ルーフィング4上に溝付き下水切り板1
2を載設すると共に溝付き下水切り板12の上端部を下
接続部7に接続し、ルーフィング4上及びトップライト
10を除く水切り板8上に屋根材13を敷設し、溝付き
上水切り板11、水切り板8、溝付き下水切り板12上
に屋根材13の側端部を位置させて成ることを特徴とす
るものである。このような構成とすることで、このよう
な構成とすることで、屋根パネル15にトップライト1
0よりなる採光窓を形成しても、該トップライト10の
周辺部分から浸入した水は、水切り板8の上に流れる
が、水切り板8に設けた立ち上がり筒部5と水返し片9
とによりそれ以上の水の浸入を阻止し、水切り板8に浸
入した水は下接続部7に接続した溝付き下水切り板12
を通じて下方に排水されるものであって、トップライト
10の周囲から水の浸入がない屋根パネル15を提供で
きることになる。また、溝付き上水切り板11、水切り
板8、溝付き下水切り板12上に屋根材13の側端部を
位置させていることで、屋根材13の側端部から浸入し
た雨水は確実に溝付き上水切り板11、水切り板8、溝
付き下水切り板12上で受けられて、溝付き上水切り板
11、水切り板8、溝付き下水切り板12の順に排水さ
れるものであって、トップライト10を設けた屋根パネ
ル15全体がおける水の浸入のない構造にできることに
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。添付図面には屋根パネル15
に採光窓を構成するトップライト10を設けた例が示し
てある。屋根パネル15に採光窓を形成するには次の順
序により行われる。まず、屋根パネル枠14の上面部に
は屋根下地板1を固着して屋根パネル15の主体を構成
するのであるが、この屋根下地板1には図2に示すよう
に開口部2を形成するものである。次に、この開口部2
の上面側周囲には図3に示すように木枠よりなる下地枠
3を載設固着する。次に、図4に示すように屋根下地板
1の上面及び下地枠3の少なくとも外側面にわたってル
ーフィング4を敷設する。次に、図7に示すような水切
り板8を屋根下地板1上に載設固着する。
【0008】すなわち、水切り板8を金属板により図
5、図6に示すように形成してあり、水切り板8の中央
部には下地枠3の外径と同じ大きさの中央開口16を設
けてあり、この中央開口16の周縁部から上方に立ち上
がり筒部5を突設してあり、更に、水切り板8の上下端
部に上接続部6と下接続部7とを設けると共に、水切り
板8の外周端部の上接続部6と下接続部7とを除く部分
に水返し片9を設けて構成してある。ここで下接続部7
は後述の溝付き下水切り板12と同じ断面形状の角波状
断面をした嵌め込み溝部17となっている。なお、上接
続部7は水返し片9を切欠したものであるが、この上接
続部6も下接続部7と同様に角波状断面をした嵌め込み
溝部17としてもよい。水返し片9は上方に突出させて
あり、水返し片9の上端には載置片9aが設けてある。
このような構成の水切り板8を図7に示すように、ルー
フィング4の上に載設すると共に水切り板8の立ち上が
り筒部5を下地枠3に被嵌するのである。
【0009】上記のようにして水切り板8を取付けた
後、外周部に水切り板8の立ち上がり筒部5が被嵌され
た下地枠3にトップライト10の外枠部10aを被嵌し
てトップライト10を取付ける。その後、ルーフィング
4上に溝付き上水切り板11を載設すると共に溝付き上
水切り板11の下端部を上接続部6に接続し、更に、ル
ーフィング4上に溝付き下水切り板12を載設すると共
に溝付き下水切り板12の上端部を下接続部7に接続す
る。ここで、溝付き上水切り板11、溝付き下水切り板
12はいずれも金属板を角波状に折り曲げて構成したも
ので、複数の溝条18が形成してある。そして、溝付き
上水切り板11が上接続部6に嵌め込まれてシーリング
材によりシールして接続され、また、溝付き下水切り板
12の複数の溝条18の上端部が水切り板8の下接続部
7の嵌め込み溝部17に嵌め込まれてシーリング材によ
りシールされて接続されるものである。
【0010】溝付き上水切り板11や溝付き下水切り板
12をルーフィング4上に載設するに当たっては、図7
のように、流し桟20をルーフィング4上に載設固着し
て、該流し桟20上に溝付き上水切り板11や溝付き下
水切り板12の両側の上横片19を載設固着するもので
ある。そして、上記溝付き上水切り板11や溝付き下水
切り板12の取付けの際に、同時に、屋根下地板1に載
設したルーフィング4の下端縁部には軒先水切り板21
を載設して固着し、また、屋根下地板1に載設したルー
フィング4の一方の側端部に側部流し桟23を載設して
固着し、更に屋根下地板1に載設したルーフィング4の
他方の側端部に側部水切り板24を載設して固着するも
のである。溝付き上水切り板11の上端部、側部流し桟
23の上端部、側部水切り板24の上端部はそれぞれ屋
根下地板1の上端部と同じ位置であり、溝付き下水切り
板12の下端部、側部流し桟23の下端部、側部水切り
板24の下端部はそれぞれ軒先水切り板21の上部に位
置している。
【0011】上記のようにして溝付き上水切り板11、
溝付き下水切り板12、側部流し桟23、側部水切り板
24を取付ける際に接続部等にシーリング剤でシール処
理をし、その後、図1に示すように、ルーフィング4上
及びトップライト10を除く水切り板8上に屋根材13
を敷設するものである。ここで、屋根材13は左右2列
敷設されるものであり、左右の屋根材13の側端部がそ
れぞれ溝付き上水切り板11、水切り板8、溝付き下水
切り板12上に位置するようになっている。ここで、左
右の屋根材13の側部流し桟23側に載設する方の屋根
材13の外側方向の側端部は外方に向けて屋根下地枠1
4よりも少し突出させて突出部25としてあり、また、
他方の側部水切り板24に載置する方の屋根材13は外
側方向の側端部が側部水切り板24の左右方向の略半分
に載置してあって側部水切り板24の左右方向の他の略
半分が図1のように露出しているものである。
【0012】しかして、上記のような構成のトップライ
ト10よりなる採光窓を形成した屋根パネル15は、現
場に搬送されて現場においてクレーン等で吊り下げられ
て施工されるものであり、隣合う屋根パネル15同士は
図8に示すように屋根パネル15の側部水切り板24の
他の略半分に隣りの屋根パネル15に設けた屋根材13
の突出部25を重ねるようにして施工するものであり、
これにより、隣合う屋根パネル15間から挿入した雨水
は、側部水切り板24に受けられて、この側部水切り板
24を流れて軒先水切り板21から排出されるものであ
る。
【0013】そして、トップライト10の周辺部分から
浸入した水は、水切り板8により受けられ、水切り板8
に流れた雨水は水切り板8に設けた立ち上がり筒部5と
水返し片9とによりそれ以上の水の浸入が阻止され、下
接続部7に接続した溝付き下水切り板12を流れて軒先
水切り板21から排出されるものである。また、屋根材
13の側端部から浸入する水は溝付き上水切り板11又
は水切り板8又は溝付き下水切り板12に流れ込み、溝
付き上水切り板11に浸入した雨水は、溝付き上水切り
板11→水切り板8→溝付き下水切り板12の順に流れ
て軒先水切り板21から排出され、水切り板8に浸入し
た雨水はすでに述べたように水切り板8→溝付き下水切
り板12の順に流れて軒先水切り板21から排出され、
溝付き下水切り板12に浸入した雨水は、溝付き下水切
り板12を流れて軒先水切り板21から排出されるもの
である。
【0014】なお、上記した実施形態においては、屋根
パネル15にトップライト10よりなる採光窓を形成し
た例を示したが、本発明においては、上記の実施形態の
みに限定されるものではなく、現場において垂木や母屋
等で小屋組をし、この小屋組に屋根下地板1を敷設した
ものにおいて、該屋根下地1に開口部2を設け、この開
口部2に上記屋根パネル15にトップライト10よりな
る採光窓を形成する場合と同様にして、下地枠3を上方
に向けて突出形成し、その後、屋根下地板1の上面及び
下地枠3の少なくとも外側面にわたってルーフィング4
を敷設し、次に、前述と同様の構成の水切り板8をルー
フィング4の上に載設すると共に水切り板8の立ち上が
り筒部5を下地枠3に被嵌し、次に、外周部に立ち上が
り筒部5が被嵌された下地枠3にトップライト10の外
枠部10aを被嵌し、次に、ルーフィング4上に溝付き
上水切り板11を載設すると共に溝付き上水切り板11
の下端部を上接続部6に接続し、ルーフィング4上に溝
付き下水切り板12を載設すると共に溝付き下水切り板
12の上端部を下接続部7に接続し、次に、ルーフィン
グ4上及びトップライト10を除く水切り板8上に屋根
材13を敷設し、溝付き上水切り板11、水切り板8、
溝付き下水切り板12上に屋根材13の側端部を位置さ
せることで、現場施工の屋根にトップライト10よりな
る採光窓を形成するものであってもよいものである。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、中央開口の周縁部より上方に立ち上
がり筒部を突設した水切り板の上下端部に上接続部と下
接続部とを設け、上記水切り板の外周端部の上接続部と
下接続部とを除く部分に水返し片を設け、該水切り板を
ルーフィングの上に載設すると共に水切り板の立ち上が
り筒部を下地枠に被嵌し、外周部に立ち上がり筒部が被
嵌された下地枠にトップライトの外枠部を被嵌し、ルー
フィング上に溝付き上水切り板を載設すると共に溝付き
上水切り板の下端部を上接続部に接続し、ルーフィング
上に溝付き下水切り板を載設すると共に溝付き下水切り
板の上端部を下接続部に接続し、ルーフィング上及びト
ップライトを除く水切り板上に屋根材を敷設してあるの
で、トップライトの周辺部分から浸入した水は、水切り
板の上に流れるが、水切り板に設けた立ち上がり筒部と
水返し片とによりそれ以上の水の浸入を阻止し、水切り
板に浸入した水は下接続部に接続した溝付き下水切り板
を通じて下方に排水できて、トップライト周囲の水仕舞
いが良好に行えるものであり、また、溝付き上水切り
板、水切り板、溝付き下水切り板上に屋根材の端部を位
置させてあるので、屋根材の側端部から浸入した雨水は
確実に溝付き上水切り板、水切り板、溝付き下水切り板
上で受けられて、溝付き上水切り板、水切り板、溝付き
下水切り板の順に排水できるものであり、この結果、ト
ップライトの周囲及び屋根材の端部から浸入し雨水をス
ムーズに排水できるものである。
【0016】また、請求項2記載の発明にあっては、上
述のように、屋根パネル枠の上面部の屋根下地板に設け
た開口部の上面側周囲に下地枠を上方に向けて突出形成
し、屋根下地板の上面及び下地枠の少なくとも外側面に
わたってルーフィングを敷設し、中央開口の周縁部より
上方に立ち上がり筒部を突設した水切り板の上下端部に
上接続部と下接続部とを設け、上記水切り板の外周端部
の上接続部と下接続部とを除く部分に水返し片を設け、
該水切り板をルーフィングの上に載設すると共に水切り
板の立ち上がり筒部を下地枠に被嵌し、外周部に立ち上
がり筒部が被嵌された下地枠にトップライトの外枠部を
被嵌し、ルーフィング上に溝付き上水切り板を載設する
と共に溝付き上水切り板の下端部を上接続部に接続し、
ルーフィング上に溝付き下水切り板を載設すると共に溝
付き下水切り板の上端部を下接続部に接続し、ルーフィ
ング上及びトップライトを除く水切り板上に屋根材を敷
設してあるので、トップライトよりなる採光窓を有する
屋根パネルを構成できるのはもちろん、屋根パネルにト
ップライトよりなる採光窓を形成しても、トップライト
の周辺部分から浸入した水は、水切り板の上に流れ、水
切り板に設けた立ち上がり筒部と水返し片とによりそれ
以上の水の浸入が阻止されて下接続部に接続した溝付き
下水切り板を通じて下方に排水できるものであり、ま
た、溝付き上水切り板、水切り板、溝付き下水切り板上
に屋根材の端部を位置させてあるので、屋根材の側端部
から浸入した雨水は確実に溝付き上水切り板、水切り
板、溝付き下水切り板上で受けられて、溝付き上水切り
板、水切り板、溝付き下水切り板の順に排水できるもの
であり、この結果、トップライトの周囲及び屋根材の端
部から浸入し雨水をスムーズに排水できる採光窓付き屋
根パネルを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の採光窓の形成順序を示す説明図である。
【図3】同上の採光窓の形成順序を示す説明図である。
【図4】同上の採光窓の形成順序を示す説明図である。
【図5】同上に用いる水切り板の斜視図である。
【図6】同上の水切り板の平面図である。
【図7】同上の採光窓の形成順序を示す説明図である。
【図8】同上の屋根パネル同士を横方向に接続した部分
の断面図である。
【図9】(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)
(h)は従来例の採光窓の形成順序を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根下地板 2 開口部 3 下地枠 4 ルーフィング 5 立ち上がり筒部 6 上接続部 7 下接続部 8 水切り板 9 水返し片 10 トップライト 10a 外枠部 11 溝付き上水切り板 12 溝付き下水切り板 13 屋根材 14 屋根パネル枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根下地板に設けた開口部の上面側周囲
    に下地枠を上方に向けて突出形成し、屋根下地板の上面
    及び下地枠の少なくとも外側面にわたってルーフィング
    を敷設し、中央開口の周縁部より上方に立ち上がり筒部
    を突設した水切り板の上下端部に上接続部と下接続部と
    を設け、上記水切り板の外周端部の上接続部と下接続部
    とを除く部分に水返し片を設け、該水切り板をルーフィ
    ングの上に載設すると共に水切り板の立ち上がり筒部を
    下地枠に被嵌し、外周部に立ち上がり筒部が被嵌された
    下地枠にトップライトの外枠部を被嵌し、ルーフィング
    上に溝付き上水切り板を載設すると共に溝付き上水切り
    板の下端部を上接続部に接続し、ルーフィング上に溝付
    き下水切り板を載設すると共に溝付き下水切り板の上端
    部を下接続部に接続し、ルーフィング上及びトップライ
    トを除く水切り板上に屋根材を敷設し、溝付き上水切り
    板、水切り板、溝付き下水切り板上に屋根材の側端部を
    位置させて成ることを特徴とする採光窓付き屋根の構
    造。
  2. 【請求項2】 屋根パネル枠の上面部の屋根下地板に設
    けた開口部の上面側周囲に下地枠を上方に向けて突出形
    成し、屋根下地板の上面及び下地枠の少なくとも外側面
    にわたってルーフィングを敷設し、中央開口の周縁部よ
    り上方に立ち上がり筒部を突設した水切り板の上下端部
    に上接続部と下接続部とを設け、上記水切り板の外周端
    部の上接続部と下接続部とを除く部分に水返し片を設
    け、該水切り板をルーフィングの上に載設すると共に水
    切り板の立ち上がり筒部を下地枠に被嵌し、外周部に立
    ち上がり筒部が被嵌された下地枠にトップライトの外枠
    部を被嵌し、ルーフィング上に溝付き上水切り板を載設
    すると共に溝付き上水切り板の下端部を上接続部に接続
    し、ルーフィング上に溝付き下水切り板を載設すると共
    に溝付き下水切り板の上端部を下接続部に接続し、ルー
    フィング上及びトップライトを除く水切り板上に屋根材
    を敷設し、溝付き上水切り板、水切り板、溝付き下水切
    り板上に屋根材の側端部を位置させて成ることを特徴と
    する採光窓付き屋根パネル。
JP9073011A 1997-03-26 1997-03-26 採光窓付き屋根の構造及び採光窓付き屋根パネル Withdrawn JPH10266486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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