JPH10266254A - 深礎作業装置 - Google Patents

深礎作業装置

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JPH10266254A
JPH10266254A JP9480997A JP9480997A JPH10266254A JP H10266254 A JPH10266254 A JP H10266254A JP 9480997 A JP9480997 A JP 9480997A JP 9480997 A JP9480997 A JP 9480997A JP H10266254 A JPH10266254 A JP H10266254A
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JP
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work
arm
deep foundation
attached
working device
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Application number
JP9480997A
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English (en)
Inventor
Nobuo Fujita
信夫 藤田
Hisashi Fukumoto
寿 福本
Toshinori Kawabata
敏則 川端
Kaoru Tanaka
薫 田中
Yasushi Chikaishi
康司 近石
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立坑の坑底で作業する、作業能率の良い深礎
作業装置を提供する。 【解決手段】 油圧ショベル1のブーム2の先端に伸縮
自在なアーム3を取着する。アーム3の先端部に掘削装
置4を有する深礎作業装置10を取着し立坑A内にアー
ム3を挿入する。アーム3を伸長して立坑Aの坑底Bに
深礎作業装置10を所定の力で圧接する。これにより深
礎作業装置10は掘削装置4の大きな作業反力に耐える
ことができ、作業能力を増大して作業効率を向上するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルの伸縮
式アームの先端に取着され、立坑の坑底の掘削等の作業
を行う深礎作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立坑掘削装置として、本出願人が
先に提案した特願平5−264088号や実願平5−4
0745号がある。
【0003】特願平5−264088号に開示のもの
は、掘削機本体を門型クレーン等によって昇降可能に立
坑内に吊り下げ、掘削機本体に設けたグリップアームの
グリッパを立坑の支保工に向けて伸長させグリッパで支
保工をグリップし、掘削反力を支持させる。そしてグリ
ップアームに第1旋回体を旋回可能に、かつ昇降可能に
取着する。また第1旋回体に第2旋回体を偏心回転可能
に取着し、この第2旋回体の下面に揺動式掘削機を取着
する。これにより坑底の凹凸に影響されることなく掘削
を可能としている。
【0004】実願平5−40745号に開示のものは、
油圧ショベルに装着された伸縮式アームの先端に伸縮式
支持パイプを取着し、これを立坑内に立設し、この支持
パイプに旋回機構を回動自在に取着し、この旋回機構に
揺動式掘削機を備え、立坑の坑底の掘削を行うものであ
る。これにより立坑内にガイドレール等の掘削機固定用
の部材を設置することなく、作業時間及びコストを低減
できる。
【0005】また他例としてはクレーン等により油圧シ
ョベルを坑底に吊り降ろし、作業を行わせるものもあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特願平5
−264088号で開示のものは、立坑内に支保工を必
要とすると共に、構造が複雑であり、作業時間が長くか
かり、コストも高いという問題がある。
【0007】実願平5−40745号で開示のものは、
伸縮アーム及び伸縮パイプを立坑内に立設し、これに旋
回機構及び揺動式作業機を装着して掘削作業を行う。こ
のため坑底掘削時に発生する横方向の力によって伸縮ア
ーム及び伸縮パイプに曲げ力を加えることとなる。従っ
て大きな掘削力を発生させることが困難であり、作業能
率が低くなるという問題がある。
【0008】また他例のように油圧ショベルで作業する
ときは、立坑の大きさの関係から吊り降ろす油圧ショベ
ルはミニショベルとせざるを得ない。そのため掘削力が
小さく、作業能率が低いという問題がある。
【0009】本発明は上記の従来技術の問題点に鑑み、
大きな作業能力で能率的に作業を行え、作業時間が短
く、構造簡単でコストが安く、しかも汎用性の高い深礎
作業装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本発明に係る深礎作業装置の第
1発明は、油圧ショベル1に伸縮式のアーム3を備え、
立坑の坑底の作業を行う作業車両において、アーム3の
先端部に自在継手11を介して揺動自在に取着された支
持部材12と、この支持部材12に上端部を旋回自在に
取着された作業機台13と、坑底に接地可能とされ作業
機台13を旋回自在に有する接地部材16と、作業機台
13に取着された作業機4とを備えた構成としている。
第1発明によれば、油圧ショベルによって接地部材を立
坑の坑底に所定の力で押しつけることができ、作業時に
発生する反力が大きくてもこれを支えることができる。
従って大きな作業能力により作業能率を向上できる。ま
たアームと支持部材との連結部に自在継手を用いている
ため、接地部材は坑底が傾斜していてもこれに対して均
等に接地し、安定した状態で作業できる。従って支保工
の必要はなく、作業時間も短く、構造簡単でコストも安
い。
【0011】第2発明は、油圧ショベル1に伸縮式のア
ーム3を備え、立坑の坑底の作業を行う作業車両におい
て、アーム3の先端部に自在継手11を介して揺動自在
に取着された接地部材16と、この接地部材16の上方
に旋回自在に取着された作業機台13と、この作業機台
13に取着された作業機4とを備えた構成としている。
第2発明によれば、油圧ショベルによって接地部材を立
坑の坑底に所定の力で押しつけることができ、作業時の
大きな反力を支えることができる。従って大きな作業能
力により作業能率を向上できる。またアームと接地部材
との連結部に自在継手を用いているため、接地部材は坑
底が傾斜していても、これに対して均等に接地し、安定
した状態で作業できる。従って支保工の必要はなく、作
業時間も短く、構造簡単でコストも安い。
【0012】第3発明は、上記第1発明において、作業
機台13を旋回させる旋回手段20と、支持部材12の
下方に取着された、作業機4に作動油を供給する配管3
0,31用のスイベルジョイント32とを備えた構成と
している。第3発明によれば、油圧駆動式の作業機をア
ームの外周に旋回させることが可能であり、任意の方向
の作業ができ、能率的である。
【0013】第4発明は、上記第2発明において、作業
機台13を旋回させる旋回手段20と、アーム3の先端
部に取着された、作業機4に作動油を供給する配管3
0,31用のスイベルジョイント32とを備えた構成と
している。第4発明によれば、油圧駆動式の作業機をア
ームの外周に旋回させることが可能であり、任意の方向
の作業ができ、能率的である。
【0014】第5発明は、上記第1発明において、アー
ム3と支持部材12との間に、深礎作業装置10を吊り
上げたときに発生するアーム3と支持部材12との相互
変位を防止する変位防止手段40を備えた構成としてい
る。第5発明によれば、アームにより深礎作業装置を吊
り上げたときに発生するアームに対する支持部材のふら
つきを防止でき、安全性を向上できる。
【0015】第6発明は、上記第2発明において、アー
ム3と接地部材16との間に、深礎作業装置10を吊り
上げたときに発生するアーム3と接地部材16との相互
変位を防止する変位防止手段50を備えた構成としてい
る。第6発明によれば、アームにより深礎作業装置を吊
り上げたときに発生するアームに対する接地部材のふら
つきを防止でき、安全性を向上できる。
【0016】第7発明は、上記第1又は第2発明におい
て、接地部材16の接地部18は、平面視でほぼH形で
ある構成としている。第7発明によれば、油圧ショベル
と同様に広い接地面積を確保でき、軟弱な坑底でも安定
して接地可能であり、作業性が良い。
【0017】第8発明は、上記第1又は第2発明におい
て、接地部材16の接地部18は、平面視でほぼ半円形
である構成としている。第8発明によれば、足元まで掘
削可能であり、作業性が良い。
【0018】第9発明は、油圧ショベル1に伸縮式のア
ーム3を備え、立坑の坑底の作業を行う作業車両におい
て、アーム3の先端部に自在継手11を介して取着され
た接地部材16と、この接地部材16に昇降可能に取着
された作業台85とを備えた構成としている。第9発明
によれば、作業台にブレーカ、ドリル、吹きつけ装置等
を搭載し、各種の作業を行うことができ、汎用性を向上
させることができる。また接地部材を坑底に所定の力で
圧接することにより大きな力で作業することが可能とな
り、作業効率を向上できる。
【0019】第10発明は、上記第9発明において、作
業台85を昇降させる昇降手段88を備えた構成として
いる。第10発明によれば、作業台を任意の高さに昇降
させることができ、作業性を向上できる。
【0020】第11発明は、上記第9発明において、作
業台85に作業機プレート89を旋回自在に搭載し、こ
の作業機プレート89を旋回させる旋回手段20を備え
た構成としている。第11発明によれば、円周の任意の
方向に向かって作業でき、作業性を向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照し詳述する。
【0022】図1は深礎作業装置の作業状態を示す全体
図である。地上に設置された作業機本体である油圧ショ
ベル1に起伏自在に取着されたブーム2の先端には、伸
縮自在なアーム3が取着されている。アーム3は立坑A
内に挿入されており、このアーム3の先端部に深礎作業
装置10が取着されている。深礎作業装置10には掘削
装置4が取着されている。掘削装置4はブレーカ等の他
の作業機でも良い。掘削作業時にはアーム3を伸長して
深礎作業装置10を立坑Aの坑底Bに圧接する。これに
より大きな作業反力を支持でき、従って大きな掘削力で
能率的に作業できる。例えば自重25トン級の油圧ショ
ベル1を使用すれば、深礎作業装置10には上方から1
0トン程度の力を加えることができる。従って坑底で深
礎作業装置10及び掘削装置4の自重に加え、前記油圧
ショベル1からの10トン程度の力に基づく大形機並の
掘削作業を行える。一般に坑底で作業可能なミニショベ
ルの大きさは自重1〜2トン級であるから、これに比べ
ると、大幅な作業能力が得られることが分かる。これは
掘削作業に限らず、ブレーカ等を用いた各種の作業に対
しても同様の効果を発揮する。
【0023】図2は深礎作業装置の第1実施形態10の
側面一部断面図である。アーム3の先端には自在継手1
1を介して支持部材12が揺動自在に取着され、支持部
材12の外周には作業機台13の上端部が第1ころがり
軸受14を介して旋回自在に取着されている。作業機台
13の下端部には第2ころがり軸受15を介して接地部
材16の上部に固設された円筒部材17が旋回自在に取
着され、また作業機台13には掘削装置4が取着されて
いる。円筒部材17の下面には接地部18が取着されて
いる。円筒部材17の上部には内歯歯車21が固設され
ており、第1作業機台13に取着された旋回モータ22
の駆動ピニオン23と噛合して旋回手段20を構成して
いる。支持部材12の下方には掘削装置4を作動する作
動油の油圧配管30、31を接続する油圧スイベルジョ
イント32が取着されている。油圧配管30は地上の油
圧装置(図示せず)と接続しており、油圧配管31は掘
削装置4と接続している。支持部材12の上面には2本
の油圧シリンダ41、42が90°の間隔で配設され、
アーム3と支持部材12とを連結している。また支持部
材12と作業機台13との間にはブレーキ装置43が設
けられており、両者により変位防止手段40を構成して
いる。ブレーキ装置43は旋回手段20と同様に内歯歯
車とモータ、ピニオンとの組合せでもよい。
【0024】次に作動について説明する。深礎作業時に
は前述のようにアーム3を伸長して接地部材16の接地
部18を坑底Bに当接させ、アーム3により接地部18
を坑底Bに所定の力で圧接する。この状態では変位防止
手段40の油圧シリンダ41,42は浮き状態にあり、
ブレーキ装置43も非制動状態にある。アーム3と支持
部材12とは自在継手11によって連結されているた
め、接地部18は坑底Bが傾斜していても確実に接地
し、安定する。次に圧油を油圧配管30から油圧スイベ
ルジョイント32を介して油圧配管31に供給し、作業
機4を作動させる。また必要に応じて旋回手段20の旋
回モータ22を作動させることにより駆動ピニオン23
は接地部材16に固設した内歯歯車21に噛合して公転
し、作業機台13を旋回できる。従って全方位の掘削作
業を行える。
【0025】アーム3を短縮して深礎作業装置10を吊
り上げるときは、油圧シリンダ41、42をロック状態
にすると共に、ブレーキ装置43を制動状態とする。こ
れによりアーム3に対する支持部材12の位置及び支持
部材12に対する作業機台13の位置が固定され、ふら
つきや旋回流れが防止され、安定した状態で吊り上げ作
業を行える。
【0026】図3に深礎作業装置の第2実施形態10a
の側面一部断面図である。アーム3の先端部にはボール
継手35が固設され、これに接地部材16が枢着されて
いる。接地部材16は円筒部材17及び接地部18で構
成され、円筒部材17の上部には第1ころがり軸受14
を介して作業機台13が旋回自在に取着されている。作
業機台13には掘削装置4が取着されている。作業機台
13の下部には内歯歯車21が固設され、円筒部材17
に取着された旋回モータ22の駆動ピニオン23と噛合
して旋回手段20を構成している。アーム3の先端部に
は油圧スイベルジョイント32が配設され、地上の油圧
装置(図示せず)と掘削装置4とを接続する油圧配管3
0、31を接続している。アーム3の先端部にはフラン
ジ51が設けられ、円筒部材17の内面にはフランジ5
2が設けられている。フランジ51及びフランジ52は
上下方向で同じ位置である。フランジ51、52の上下
には一対のプレート53、53が配設され、複数個の締
め付け用油圧シリンダ54によってフランジ51,52
を締め付けてアーム3と接地部材16との間のガタツキ
を防止する変位防止手段50を構成している。
【0027】次に作動について説明する。作業時にはア
ーム3で接地部材16を所定の力で坑底Bに圧接する。
アーム3と接地部材16とはボール継手35で連結され
ているため、坑底Bが傾斜していても接地部18は確実
に接地し、安定する。次に圧油を油圧配管30から油圧
スイベルジョイント33を介して油圧配管31に供給
し、掘削装置4を作動させる。作業機台13の旋回は旋
回モータ22を駆動することにより行う。深礎作業機1
0aを引き上げるときは、締め付け用油圧シリンダ54
によってアーム3のフランジ51と、接地部材16のフ
ランジ52とを締め付け、これによってアーム3と接地
部材16との間のガタツキを防止し、安全に作業できる
ようにする。
【0028】図4は、図3に示した深礎作業装置の第2
実施形態10aの、アーム3と接地部材16との連結を
自在継手11によって行ったものである。他の部分の構
成及び作動は第2実施形態のものと同一なので説明は省
略する。
【0029】図5は深礎作業装置の第3実施形態10b
を示す側面図である。油圧ショベル60の上部旋回体6
1の旋回サークル62の中心線上には柱状ブラケット6
3が固設してある。アーム3の先端部にはボール継手3
5を介して柱状ブラケット63の上端部を枢着し、接地
部材である下部走行体64を坑底Bに所定の力で圧接す
る。これにより油圧ショベル60の自重が増加したこと
になり、大きな掘削力で作業でき、作業能率が向上す
る。
【0030】図6は、図5に示した深礎作業装置の第3
実施形態10bのアーム3と柱状ブラケット63との継
手部分の他の実施形態を示す。即ちアーム3と支持部材
12とを自在継手11で連結し、支持部材12と柱状ブ
ラケット63の上端部とを第1ころがり軸受14を介し
て旋回自在に連結したものである。
【0031】図7は、深礎作業装置の第4実施形態10
cを示す側面一部断面図である。油圧ショベル60の下
部走行体64の旋回サークル62の中心線上に箱状ブラ
ケット65を設け、屈曲させたアーム3の先端部とボー
ル継手35により連結している。作業時には下部走行体
64を所定の力で坑底Bに圧接する。このとき旋回サー
クル62にアーム3の押し付け力が加わらないため、旋
回サークル62に加わる負荷が小さくなる。
【0032】図8は、深礎作業装置の第5実施形態10
dを示す斜視図である。アーム3の先端には自在継手1
1を介して旋回装置70が取着されている。旋回装置7
0にはケージ71が旋回自在に吊着されている。ケージ
71は複数の支柱72と、底板である接地部材73と、
開口部74を除いた周囲を被覆する金網75とから構成
され、内部に油圧ショベル60の上部旋回体61を内設
している。掘削作業時にはアーム3によりケージ71を
所定の力で坑底Bに圧接し、開口部74から掘削装置4
により作業を行う。このため、オペレータは上部からの
落下物から遮蔽され、安全に作業できる。
【0033】図9は、深礎作業装置の第6実施形態10
eを示す側面一部断面図である。アーム3の先端部には
ボール継手35を介して接地部材16が枢着されてい
る。第1リンク80と第2リンク81との中央部はピン
82により回動自在に連結されている。第1リンク80
の下端部は接地部材16の上面にピン83により連結さ
れ、第2リンク81の下端部は接地部材16の上面に設
けられた長孔84に摺動可能に係合している。また第1
リンク80の上端部は作業台85の下面にピン86によ
り連結され、第2リンク81の上端部は作業台85の下
面に設けられた長孔87に摺動自在に係合している。第
1リンク80の下端部と第2リンク81の上端部とは昇
降手段である油圧シリンダ88により連結されている。
作業台85の上面には作業プレート89が回転自在に搭
載されており、作業台85の中央部に設けられた内歯歯
車21と、作業プレート89に取着された旋回モータ2
2の駆動ピニオン23とは噛合している。作業プレート
89にはドリル装置、吹き付け装置、型枠取付装置等、
各種の作業機を搭載可能となっている。
【0034】次に作動について説明する。作業時はアー
ム3により接地部材16を坑底Bに圧接する。次に油圧
シリンダ88を伸縮して作業台85を昇降させ、所定の
高さにして作業を行う。作業方位を変更する場合には、
旋回モータ22を駆動して作業プレート89を旋回さ
せ、所定の位置で作業する。そのとき接地部材16の接
地部18を坑底Bに圧接するため、大きな作業反力に耐
えることができ、作業能率を向上できる。
【0035】以下、上記深礎作業装置10の接地部材1
6の各種形態を順次説明する。図10は第1実施形態を
示す斜視図である。接地部材として油圧ショベルの下部
走行体64をアーム3の先端部に回動自在に取着したも
のである。但しこの場合、走行機能は不要である。この
場合、接地部18は平面視でH型を構成している。
【0036】図11は第2実施形態を示す斜視図であ
る。接地部18を2枚の接地板19により平面視でH形
に構成したものである。接地板19は第1実施形態であ
り、平板である。
【0037】図12は第3実施形態を示す斜視図であ
る。接地板19をハ字形状に配置したものであり、開い
た側C部での掘削作業がやり易いという利点がある。
【0038】図13は接地板19の第2実施形態を示す
斜視図であり、接地板19を波板状にしたものである。
図14は接地板19の第3実施形態を示す斜視図であ
り、接地板19にくさび19aを設けたものである。い
ずれも滑りを止めの効果を奏する。
【0039】図15は接地部材16の第4実施形態を示
す斜視図である。アーム3の先端部に回動自在に取着し
た支持部材12の下面に取着した3本の脚19bの先端
に、接地板19を取着した3脚形状の構成であり、坑底
Bに凹凸があっても安定して接地できる。
【0040】図16は第5実施形態を示す斜視図であ
る。接地板19が一体の平板形のものであり、面積を大
きくして接地圧を下げることができる。底面には図に示
すように突起19cを設けてもよい。
【0041】図17は第6実施形態を示す斜視図であ
り、ほぼ半円形の環状の接地板19を有するもので、細
い2点鎖線に示すように、開口部Dで掘削することによ
り足元まで掘削可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の深礎作業装置の作業状態を示す全体図
である。
【図2】本発明の深礎作業装置の第1実施形態の側面一
部断面図である。
【図3】本発明の深礎作業装置の第2実施形態の側面一
部断面図である。
【図4】同、自在継手部の他の実施形態の側面図であ
る。
【図5】本発明の深礎作業装置の第3実施形態の側面図
である。
【図6】同、自在継手部の他の実施形態の断面図であ
る。
【図7】本発明の深礎作業装置の第4実施形態の側面一
部断面図である。
【図8】同、第5実施形態の側面一部断面図である。
【図9】同、第6実施形態の側面図である。
【図10】本発明の深礎作業装置の接地部材の第1実施
形態を示す斜視図である。
【図11】同、第2実施形態を示す斜視図である。
【図12】同、第3実施形態を示す斜視図である。
【図13】同、接地部の第2実施形態を示す斜視図であ
る。
【図14】同、第3実施形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の深礎作業装置の接地部材の第4実施
形態を示す斜視図である。
【図16】同、第5実施形態を示す斜視図である。
【図17】同、第6実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,60…油圧ショベル、3…アーム、4…掘削装置、
10…深礎作業装置、11…自在継手、12…支持部
材、13…作業機台、16…接地部材、18…接地部、
20…旋回手段、21…内歯歯車、22…旋回モータ、
23…駆動ピニオン、32…油圧スイベルジョイント、
40,50…変位防止手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 薫 東京都港区赤坂二丁目3番6号 株式会社 小松製作所本社内 (72)発明者 近石 康司 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所建機研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ショベル(1) に伸縮式のアーム(3)
    を備え、立坑の坑底の作業を行う作業車両において、ア
    ーム(3) の先端部に自在継手(11)を介して揺動自在に取
    着された支持部材(12)と、この支持部材(12)に上端部を
    旋回自在に取着された作業機台(13)と、坑底に接地可能
    とされ作業機台(13)を旋回自在に有する接地部材(16)
    と、作業機台(13)に取着された作業機(4) とを備えたこ
    とを特徴とする深礎作業装置。
  2. 【請求項2】 油圧ショベル(1) に伸縮式のアーム(3)
    を備え、立坑の坑底の作業を行う作業車両において、ア
    ーム(3) の先端部に自在継手(11)を介して揺動自在に取
    着された接地部材(16)と、この接地部材(16)の上方に旋
    回自在に取着された作業機台(13)と、この作業機台(13)
    に取着された作業機(4) とを備えたことを特徴とする深
    礎作業装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の深礎作業装置において、
    作業機台(13)を旋回させる旋回手段(20)と、支持部材(1
    2)の下方に取着された、作業機(4) に作動油を供給する
    配管(30,31) 用のスイベルジョイント(32)とを備えたこ
    とを特徴とする深礎作業装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の深礎作業装置において、
    作業機台(13)を旋回させる旋回手段(20)と、アーム(3)
    の先端部に取着された、作業機(4) に作動油を供給する
    配管(30,31) 用のスイベルジョイント(32)とを備えたこ
    とを特徴とする深礎作業装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の深礎作業装置において、
    アーム(3) と支持部材(12)との間に、深礎作業装置(10)
    を吊り上げたときに発生するアーム(3) と支持部材(12)
    との相互変位を防止する変位防止手段(40)を設けたこと
    を特徴とする深礎作業装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の深礎作業装置において、
    アーム(3) と接地部材(16)との間に、深礎作業装置(10)
    を吊り上げたときに発生するアーム(3) と接地部材(16)
    との相互変位を防止する変位防止手段(50)を設けたこと
    を特徴とする深礎作業装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の深礎作業装置にお
    いて、接地部材(16)の接地部(18)は、平面視でほぼH形
    であることを特徴とする深礎作業装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の深礎作業装置にお
    いて、接地部材(16)の接地部(18)は、平面視でほぼ半円
    形であることを特徴とする深礎作業装置。
  9. 【請求項9】 油圧ショベル(1) に伸縮式のアーム(3)
    を備え、立坑の坑底の作業を行う作業車両において、ア
    ーム(3) の先端部に自在継手(11)を介して取着された接
    地部材(16)と、この接地部材(16)に昇降可能に取着され
    た作業台(85)とを備えたことを特徴とする深礎作業装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の深礎作業装置におい
    て、作業台(85)を昇降させる昇降手段(88)を備えたこと
    を特徴とする深礎作業装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の深礎作業装置
    において、作業台(85)に作業プレート(89)を旋回自在に
    搭載し、この作業機プレート(89)を旋回させる旋回手段
    (20)を備えたことを特徴とする深礎作業装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003314185A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Toenec Corp 立坑の掘削工法および掘削装置

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