JP2000313587A - 移動装置 - Google Patents

移動装置

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JP2000313587A
JP2000313587A JP11121153A JP12115399A JP2000313587A JP 2000313587 A JP2000313587 A JP 2000313587A JP 11121153 A JP11121153 A JP 11121153A JP 12115399 A JP12115399 A JP 12115399A JP 2000313587 A JP2000313587 A JP 2000313587A
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JP
Japan
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base
traveling
arms
moving device
mechanisms
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11121153A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Nishisaka
昇時 西坂
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KINKI ISHIKO KK
Original Assignee
KINKI ISHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走可能であって、杭芯の位置合わせや微調
節を容易に行なうことのできる移動装置を提供する。 【解決手段】 基台12に複数の走行機構30を具えた移動
装置において、基台12には、基台12と略平行な面内で揺
動可能且つ位置決め可能に枢支された複数のアーム20を
具え、各アーム20には、基台12と略平行な面内で揺動可
能且つ位置決め可能に走行機構30を配備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全回転型立坑築造
機、掘削機、クレーン、杭打機などの建設機械を搭載可
能な移動装置に関するものであり、特に狭い作業スペー
スでも移動でき、杭芯等の位置決めや微調節を精度よく
行なえる移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水道工事におけるマンホールなどの立
坑は、図5に示すような全回転型立坑築造機(90)によっ
て、大口径鋼管を地中に打設しながら、削坑の土砂を撤
去して築造される。全回転型立坑築造機(90)は、基台(9
2)の中央に大口径鋼管を回転させつつ下方に押し込む全
回転型ジャッキ(94)を具え、該全回転型ジャッキ(94)に
よって大口径鋼管を掴持しつつ、大口径鋼管を地中に打
設するものである。
【0003】全回転型立坑築造機は、定置式のものが多
く、自走式の移動手段を具えていないため、クレーンで
吊り上げて現場まで移動させる必要があった。また、杭
芯の位置合わせにもクレーンを必要とした。全回転型立
坑築造機は、大口径鋼管を地面に押し込むときの反力を
受け止めるため自重を重く設計されている。このため、
築造機を吊り上げるためのクレーンも大型のものが必要
となる。自重が反力に満たない場合は、別途カウンター
ウェイトなどを載せる必要があった。しかしながら、マ
ンホールなどを築造する場所は、道路幅が3メートル程
の狭い作業現場が多いため、大型クレーンの搬入や大型
クレーンを用いた作業が難しいことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、全回転型立坑
築造機をクローラ式走行機構を具えたベースマシンの前
方に取り付けて移動可能とした装置もある。しかしなが
ら、築造機をベースマシンに取り付けると、装置が大型
化してしまう問題がある。また、この種のクローラ式の
ベースマシンは、横方向に移動できないから杭芯位置の
微調節が困難であった。
【0005】本発明の目的は、自走可能であって、杭芯
の位置合わせや微調節を容易に行なうことのできる移動
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の移動装置(10)は、基台(12)に複数の走行機
構(30)を具えた移動装置において、基台(12)には、基台
(12)と略平行な面内で揺動可能且つ位置決め可能に枢支
された複数のアーム(20)を具え、各アーム(20)には、基
台(12)と略平行な面内で揺動可能且つ位置決め可能に走
行機構(30)を配備したものである。
【0007】
【作用及び効果】本発明の移動装置(10)は、走行機構(3
0)を具えているから、クレーンで吊り上げたり、他のベ
ースマシンに連結しなくても独立して移動できる。アー
ム(20)は、基台(12)に対して独立して揺動可能であるか
ら、作業現場が狭い場合には、進行方向に対して左右の
走行機構(30)が接近する方向にアーム(20)を回転させ
て、基台(12)からの突出量を小さくし、走行幅を小さく
できる。また、アーム(20)を基台(12)の外側に張り出す
と、走行中及び作業中の移動装置(10)を安定性を高める
ことができる。走行機構(30)は、夫々アーム(20)に基台
(12)と略平行な面内で揺動可能に取り付けているから、
各走行機構(30)を所望の方向に向けて駆動すると、移動
装置(10)を所定の方向に移動できる。走行機構(30)の向
きを適宜調節することにより、移動装置(10)を前後だけ
でなく左右及び斜め方向にも移動できるから、杭芯位置
の微調節も容易に且つ正確に行なえる。
【0008】また、基台(12)に走行機構(30)を配備する
ことによって、移動装置(10)の重量増を図ることができ
るから、カウンターウェイトなどを載せなくても、大口
径鋼管の打ち込みや、杭打ち、掘削等の作業の際に生ず
る反力を受け止めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の移動装置(10)
を、マンホール用大口径鋼管を地中に打ち込む全回転型
立坑築造機に適用した実施例について説明する。なお、
本発明の移動装置(10)は、全回転型立坑築造機だけでな
く、掘削機、クレーン、杭打機などの建設機械の移動装
置として適用できることは勿論である。
【0010】移動装置(10)は、図1に示すように、大口
径鋼管を地中に押し込む全回転型ジャッキ(94)が搭載さ
れた基台(12)と、該基台(12)の四方に夫々アーム(20)を
介して配備されたクローラ式走行機構(30)を具える。な
お、説明のため、図1、図3及び図4の各図面左側を前
方、逆側を後方とする。
【0011】図1に示すように、基台(12)の中央には、
打設される大口径鋼管よりも直径の大きい貫通孔(14)が
地面に対して垂直な向きに開設されており、該貫通孔(1
4)の上方周縁部には、全回転型ジャッキ(94)を具える。
なお、全回転型ジャッキ(94)は公知のものを適用できる
ため説明を省略する。
【0012】基台(12)の前後の上端部は、夫々前方、後
方に張り出しており、各張り出し部(16)の下面左右には
夫々アーム(20)が基台(12)と略平行な面内で枢支されて
いる。図2に示すように、張り出し部(16)の下面には枢
孔(18)が開設され、該枢孔(18)には、アーム(20)の基端
に上向きに突設された枢軸(22)が枢支される。アーム(2
0)の他端には、後述する操舵手段(50)を具える。各アー
ム(20)には、図2に示すように、アーム(20)を水平面内
で揺動可能とする走行幅変換手段(40)が配備される。走
行幅変換手段(40)として、例えば、アーム(20)の枢軸(2
2)にウォームギア(42)を配し、該ギア(42)を油圧モータ
(44)に連繋したウォーム(43)によって回転させる機構を
挙げることができる。油圧モータ(44)を駆動すると、ギ
ア(42)と共にアーム(20)が枢軸(22)を中心として水平面
内にて揺動する(図3参照)。また、油圧モータ(44)を停
止するとウォーム(43)の回転が止まって、アーム(20)が
位置決めされる。走行幅変換手段(40)は、アーム(20)と
基台(12)とを油圧シリンダ装置(図示せず)によって連繋
し、油圧シリンダ装置の伸縮によってアーム(20)を揺動
させるようにしてもよい。
【0013】操舵手段(50)は、図2に示すように、各走
行機構(30)を水平面内にて回転させる。操舵手段(50)と
して、ケーシング(52)の内部に、上端に回転板(56)、下
端にブラケット(59)が一体に固定された回転軸(54)を支
持し、回転板(56)の偏心位置にケーシング(52)上側内面
に一端が枢支された油圧シリンダ装置(58)の他端を枢支
し、ブラケット(59)に走行機構(30)を連繋した機構を挙
げることができる。油圧シリンダ装置(58)を伸縮させる
と、回転板(56)が回転し、ブラケット(59)に連繋された
走行機構(30)の向きが水平面内にて回転する(図4参
照)。油圧シリンダ装置(58)の伸縮を止めると、走行機
構(30)の揺動が止まって、走行機構(30)の操舵角が位置
決めされる。なお、操舵手段(50)は、油圧モータ等によ
って操舵を行えるようにしてもよい。
【0014】操舵手段(50)に連繋されるクローラ式走行
機構(30)は、図2に示すように、夫々操舵手段(50)のブ
ラケット(59)に固定された一対のフレーム(32)間の前後
に、スプロケット(34)(35)を軸支し、一方のスプロケッ
ト(34)をフレーム(32)間に配備された油圧モータ(36)に
連繋して回転可能とし、両スプロケット(34)(35)の外周
に無限軌道(38)を巻回した機構を例示できる。油圧モー
タ(36)を駆動すると、スプロケット(34)(35)が回転し、
無限軌道(38)が周回する。
【0015】上記移動装置(10)を具えた全回転型立坑築
造機の移動は、以下の手順にて行なわれる。まず、走行
幅変換手段(40)によって、移動装置(10)の走行幅を決定
する。具体的には、走行幅変換手段(40)の油圧モータ(4
4)を回転させて、基台(12)からのアーム(20)の張り出し
具合を調節する。図3に示すように、道幅が広い場合に
は、アーム(20)を基台(12)の外側に張り出して走行幅を
大きくし、道幅が狭い場合には、進行方向に対して左右
の走行機構(30)どうしの間隔が狭まるように、アーム(2
0)を基台側に引き込めて走行幅を小さくする。つぎに、
操舵手段(50)によって、走行機構(30)の操舵角を決定す
る。具体的には、操舵手段(50)の油圧シリンダ装置(58)
を伸縮させて、図4に示すように、各クローラ式走行機
構(30)の方向を調節する。その後、各走行機構(30)の油
圧モータ(36)を駆動すると、無限軌道(38)が周回して全
回転型立坑築造機が移動する。走行幅変換手段(40)及び
/又は操舵手段(50)は走行中に調節してもよい。
【0016】全回転型立坑築造機の横方向への移動や旋
回、位置の微調節などは、操舵手段(50)の油圧シリンダ
装置(58)を夫々伸縮させて各走行機構(30)の向きを変
え、適宜走行機構(30)の油圧モータ(36)を駆動して行な
えばよい。
【0017】なお、移動の後、全回転型立坑築造機の鋼
管打ち込み時の安定性を向上させるには、各アーム(20)
の走行幅変換手段(40)の油圧モータ(44)を駆動してアー
ム(20)を作業スペースに応じて外側に張り出し、杭芯の
微調節や鋼管打ち込み作業を行うことが望ましい。
【0018】大口径鋼管の地中への打ち込み作業は、ク
レーン等を用いて鋼管を全回転型ジャッキ(94)に取り付
け、鋼管を回転させつつ地盤に押し付けることによって
行なわれる。鋼管の打ち込みと同時に鋼管内部の土砂を
バケット(図示せず)等によって取り除くことによって立
坑が築造される。なお、バケットは基台上に配備しても
よいし、クレーン等によって吊り下げてもよい。
【0019】本発明の移動装置(10)によれば、作業現場
が広い場合や重心を安定させる場合には、アーム(20)を
基台(12)から張り出した状態で移動や作業を行なえばよ
い。逆に進行方向に対して左右の走行機構(30)の間隔が
狭くなるようにアーム(20)を回転させると走行幅を狭め
ることができるから、作業現場が狭い場合でも移動が容
易である。また、走行機構(30)の角度を調節し、適宜走
行機構(30)を動作させることによって、横方向の移動や
切り返し等も容易にできるから、杭芯位置の微調節も非
常に簡便である。
【0020】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0021】例えば、基台(12)の下面に、図1に示すよ
うに、基台(12)の下方に向けて伸縮可能に油圧ジャッキ
(60)を取り付けると、各油圧ジャッキ(60)の長さ調節に
よって、基台(12)の水平度を調整できる。また、油圧ジ
ャッキ(60)によって移動装置(10)を持ち上げた状態で、
上記走行幅変換や操舵を行なってもよい。
【0022】走行機構(30)は、クローラ式に限定される
ものではなく、タイヤ式のものを用いてもよい。また、
走行機構(30)は夫々独立して駆動可能とすることが望ま
しいが、前方又は後方の走行機構を駆動可能としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動装置の斜視図である。
【図2】走行機構近傍の拡大断面図である。
【図3】走行幅変換の状態を示す平面図である。
【図4】操舵状態を示す平面図である。
【図5】従来の全回転型立坑築造機の斜視図である。
【符号の説明】
(10) 移動装置 (12) 基台 (20) アーム (30) 走行機構 (40) 走行幅変換手段 (50) 操舵手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(12)に複数の走行機構(30)を具えた
    移動装置において、 基台(12)には、基台(12)と略平行な面内で揺動可能且つ
    位置決め可能に枢支された複数のアーム(20)を具え、各
    アーム(20)には、基台(12)と略平行な面内で揺動可能且
    つ位置決め可能に走行機構(30)が配備されることを特徴
    とする移動装置。
  2. 【請求項2】 走行機構(30)は、クローラ式である請求
    項1に記載の移動装置。
JP11121153A 1999-04-28 1999-04-28 移動装置 Withdrawn JP2000313587A (ja)

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JP11121153A JP2000313587A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 移動装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5621026B1 (ja) * 2013-09-10 2014-11-05 山本基礎工業株式会社 低空頭掘削機
CN109774676A (zh) * 2018-12-24 2019-05-21 常熟理工学院 一种乘用车原地转向装置及其控制方式

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704