JPH10263701A - 帯状物の巻取方法 - Google Patents
帯状物の巻取方法Info
- Publication number
- JPH10263701A JPH10263701A JP6834597A JP6834597A JPH10263701A JP H10263701 A JPH10263701 A JP H10263701A JP 6834597 A JP6834597 A JP 6834597A JP 6834597 A JP6834597 A JP 6834597A JP H10263701 A JPH10263701 A JP H10263701A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- tension reel
- guide table
- winding
- mandrel
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、金属鋼帯の先端及び尾端を適切に巻
き取り、あるいは巻き付け可能な金属鋼帯の巻き取り方
法を提供することを目的としている。 【解決手段】プロセス・ライン上を走行する帯状物のラ
イン幅方向位置をセンサで検出し、その位置に応じてテ
ンション・リールを横移動させ、該帯状物の後端又は先
端をガイド・テーブルに吸着案内させて該テンション・
リールに巻き取り、あるいは巻き付けるに際し、前記ガ
イド・テーブルを、前記テンション・リールの横移動に
同期させて移動させる。
き取り、あるいは巻き付け可能な金属鋼帯の巻き取り方
法を提供することを目的としている。 【解決手段】プロセス・ライン上を走行する帯状物のラ
イン幅方向位置をセンサで検出し、その位置に応じてテ
ンション・リールを横移動させ、該帯状物の後端又は先
端をガイド・テーブルに吸着案内させて該テンション・
リールに巻き取り、あるいは巻き付けるに際し、前記ガ
イド・テーブルを、前記テンション・リールの横移動に
同期させて移動させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状物の巻取方法
に係わり、特に、プロセス・ライン上を蛇行して走行す
る鋼帯を巻きずれなく適切に巻き取る方法に関する。
に係わり、特に、プロセス・ライン上を蛇行して走行す
る鋼帯を巻きずれなく適切に巻き取る方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、圧延ライン等のプロセス・ライ
ン上の金属鋼帯は、必ずしも該ラインの幅方向の中心を
走行しているとは限らない。そのため、かかる金属鋼帯
は、図２に示すように、テンション・リール４の上流側
に金属鋼帯１のライン幅方向での走行位置を検出するセ
ンサ２を設け、該センサ２の情報に基づきテンション・
リール４を幅方向に移動させ、巻きずれが発生しないよ
うに制御しつつ巻き取られている。その制御方法は、移
動形態によりＥＰＣ（Ｅｄｇｅ ｐｏｓｉｔｉｏｎ ｃ
ｏｎｔｒｏｌ）とかＣＰＣ（Ｃｅｎｔｅｒ ｐｏｓｉｔ
ｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌ）と呼ばれている。
ン上の金属鋼帯は、必ずしも該ラインの幅方向の中心を
走行しているとは限らない。そのため、かかる金属鋼帯
は、図２に示すように、テンション・リール４の上流側
に金属鋼帯１のライン幅方向での走行位置を検出するセ
ンサ２を設け、該センサ２の情報に基づきテンション・
リール４を幅方向に移動させ、巻きずれが発生しないよ
うに制御しつつ巻き取られている。その制御方法は、移
動形態によりＥＰＣ（Ｅｄｇｅ ｐｏｓｉｔｉｏｎ ｃ
ｏｎｔｒｏｌ）とかＣＰＣ（Ｃｅｎｔｅｒ ｐｏｓｉｔ
ｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌ）と呼ばれている。
【０００３】このような制御を実施して、金属鋼帯の尾
端まで巻きずれなく正常に巻き取る技術として、特開平
４−２７２０５４号公報は、金属鋼帯を切断し、その張
力が失われる直前に、前記位置制御を解除する方法を提
案した。それは、従来の巻き取り方法の欠点を改めたも
のである。つまり、従来は、金属鋼帯の尾端を巻き取る
には、図２に示すように、金属鋼帯１の後端がデフレク
タ・ロール５から離れて落下するのを防止するために、
ガイド・テーブル３を用いて吸着支持していたが、この
状態のまま位置検出のセンサ信号に従いテンション・リ
ール４を幅方向に移動すると、ガイド・テーブル３とテ
ンション・リール４との間で、金属鋼帯１の後端部がね
じれた状態で巻き取られることになった。
端まで巻きずれなく正常に巻き取る技術として、特開平
４−２７２０５４号公報は、金属鋼帯を切断し、その張
力が失われる直前に、前記位置制御を解除する方法を提
案した。それは、従来の巻き取り方法の欠点を改めたも
のである。つまり、従来は、金属鋼帯の尾端を巻き取る
には、図２に示すように、金属鋼帯１の後端がデフレク
タ・ロール５から離れて落下するのを防止するために、
ガイド・テーブル３を用いて吸着支持していたが、この
状態のまま位置検出のセンサ信号に従いテンション・リ
ール４を幅方向に移動すると、ガイド・テーブル３とテ
ンション・リール４との間で、金属鋼帯１の後端部がね
じれた状態で巻き取られることになった。
【０００４】前記特開平４−２７２０５４号公報記載の
方法は、かかるねじれを防止するため、尾端を巻き取る
際には、前記位置制御を解除、つまり実施しないように
したのである。しかしながら、ライン走行中の金属鋼帯
は、通常、その先端及び後端の横曲がりが大きく、位置
制御を解除した後の巻きずれ量が無視できないという問
題が残った。
方法は、かかるねじれを防止するため、尾端を巻き取る
際には、前記位置制御を解除、つまり実施しないように
したのである。しかしながら、ライン走行中の金属鋼帯
は、通常、その先端及び後端の横曲がりが大きく、位置
制御を解除した後の巻きずれ量が無視できないという問
題が残った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑み、金属鋼帯の先端及び尾端を適切に巻き取り、あ
るいは巻き付け可能な金属鋼帯の巻き取り方法を提供す
ることを目的としている。
に鑑み、金属鋼帯の先端及び尾端を適切に巻き取り、あ
るいは巻き付け可能な金属鋼帯の巻き取り方法を提供す
ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため鋭意研究し、鋼帯位置を検出するセンサから
の信号によってガイド・テーブルも同期させて移動させ
ることに着眼し、本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、プロセス・ライン上を走行する帯状物のライン幅
方向位置をセンサで検出し、その位置に応じてテンショ
ン・リールを横移動させ、該帯状物の後端又は先端はガ
イド・テーブルに吸着案内させて該テンション・リール
に巻き取り、あるいは巻き付けるに際し、前記ガイド・
テーブルを、前記テンション・リールの横移動に同期さ
せて移動させることを特徴とする帯状物の巻取方法であ
る。
成するため鋭意研究し、鋼帯位置を検出するセンサから
の信号によってガイド・テーブルも同期させて移動させ
ることに着眼し、本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、プロセス・ライン上を走行する帯状物のライン幅
方向位置をセンサで検出し、その位置に応じてテンショ
ン・リールを横移動させ、該帯状物の後端又は先端はガ
イド・テーブルに吸着案内させて該テンション・リール
に巻き取り、あるいは巻き付けるに際し、前記ガイド・
テーブルを、前記テンション・リールの横移動に同期さ
せて移動させることを特徴とする帯状物の巻取方法であ
る。
【０００７】本発明によれば、帯状物の走行位置を、検
出センサの信号に基づきテンション・リールを横移動さ
せると共に、ガイド・テーブルをも帯状物の走行ライン
の延長線上に移動させるようにしたので、無張力状態と
なっている帯状物の後端又は先端に対して、ガイド・テ
ーブルとテンション・リールとの間で帯状物がねじれる
ことなく、巻き取れるようになる。その結果、帯状物の
尾端での巻きずれが皆無になった。
出センサの信号に基づきテンション・リールを横移動さ
せると共に、ガイド・テーブルをも帯状物の走行ライン
の延長線上に移動させるようにしたので、無張力状態と
なっている帯状物の後端又は先端に対して、ガイド・テ
ーブルとテンション・リールとの間で帯状物がねじれる
ことなく、巻き取れるようになる。その結果、帯状物の
尾端での巻きずれが皆無になった。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る巻取方法を
実施する装置の１例を示す平面図である。それは、主と
してマンドレル方式のテンション・リール４と、帯状物
の先端及び後端をテンション・リール４に案内する、前
記図２のように傾斜可能なガイド・テーブル３と、走行
中にある帯状物のライン幅方向位置を検知するセンサ２
とで形成されている。なお、図１のガイド・テーブル３
は、帯状物の先端あるいは後端の巻き取り時以外では、
傾動用シリンダ６の作動により帯状物面と平行になるよ
うに制御されている。また、先端又は後端は、通常マグ
ネットを用いて吸着するようになっている。
実施する装置の１例を示す平面図である。それは、主と
してマンドレル方式のテンション・リール４と、帯状物
の先端及び後端をテンション・リール４に案内する、前
記図２のように傾斜可能なガイド・テーブル３と、走行
中にある帯状物のライン幅方向位置を検知するセンサ２
とで形成されている。なお、図１のガイド・テーブル３
は、帯状物の先端あるいは後端の巻き取り時以外では、
傾動用シリンダ６の作動により帯状物面と平行になるよ
うに制御されている。また、先端又は後端は、通常マグ
ネットを用いて吸着するようになっている。
【０００９】まず、本発明では、ライン幅方向（以後、
横方向という）に移動しない従来のガイド・テーブル
を、テンション・リールに同期させて横方向に移動させ
るように改造したのである。従来のガイド・テーブル３
は、回動自在なテーブル・シャフト７に係止して支持さ
れている。そこで、該テーブル・シャフト７をこれも回
動自在なアーム９を介してテンション・リール４のマン
ドレル・ベース８に連結させた。その結果、テンション
・リール４とマンドレル・ベース８がマンドレル軸方向
に移動すると、前記アーム９及びテーブル・シャフト７
を介し、ガイド・テーブル３も同期して移動するように
なる。移動のタイミングは、従来通り、鋼帯位置の検出
センサ２の信号によれば良い。
横方向という）に移動しない従来のガイド・テーブル
を、テンション・リールに同期させて横方向に移動させ
るように改造したのである。従来のガイド・テーブル３
は、回動自在なテーブル・シャフト７に係止して支持さ
れている。そこで、該テーブル・シャフト７をこれも回
動自在なアーム９を介してテンション・リール４のマン
ドレル・ベース８に連結させた。その結果、テンション
・リール４とマンドレル・ベース８がマンドレル軸方向
に移動すると、前記アーム９及びテーブル・シャフト７
を介し、ガイド・テーブル３も同期して移動するように
なる。移動のタイミングは、従来通り、鋼帯位置の検出
センサ２の信号によれば良い。
【００１０】かかる装置を用いて、本発明に係る巻取方
法を実施すれば、ガイド・テーブル３に吸着した帯状物
１は、テンション・リール４との間でねじれを発生させ
ることなく巻き取ることができ、たとえ、巻き取り張力
を無くしても、位置制御をしつつ、巻きずれのない巻き
取りができる。なお、図２に示したように、前記ガイド
・テーブル３は、帯状物をマグネットを使用して上方に
吸着させるようにしたが、本発明はこれに限るものでは
なく、マグネットを用いずにガイド・テーブル３が金属
鋼帯１を支えるようにしても良い。 また、本実施形態
では、金属鋼帯の尾端の巻き付けの例を説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、先端の巻き付けの際に
も、ガイド・テーブル３とマンドレル・ベース８とを同
期させてマンドレル・ベース８の軸方向に動かし、テン
ション・リール４への巻き付けを巻きずれなく行うこと
ができる。
法を実施すれば、ガイド・テーブル３に吸着した帯状物
１は、テンション・リール４との間でねじれを発生させ
ることなく巻き取ることができ、たとえ、巻き取り張力
を無くしても、位置制御をしつつ、巻きずれのない巻き
取りができる。なお、図２に示したように、前記ガイド
・テーブル３は、帯状物をマグネットを使用して上方に
吸着させるようにしたが、本発明はこれに限るものでは
なく、マグネットを用いずにガイド・テーブル３が金属
鋼帯１を支えるようにしても良い。 また、本実施形態
では、金属鋼帯の尾端の巻き付けの例を説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、先端の巻き付けの際に
も、ガイド・テーブル３とマンドレル・ベース８とを同
期させてマンドレル・ベース８の軸方向に動かし、テン
ション・リール４への巻き付けを巻きずれなく行うこと
ができる。
【００１１】さらに、本発明で巻き取りの対象とする帯
状物は、金属に限らず、紙、プラスチック、布等でも良
いことは言うまでもない。ただし、帯状物が磁気を有し
ない場合には、帯状物のガイド・テーブル３への吸着
を、マグネット以外の手段で行うことになる。
状物は、金属に限らず、紙、プラスチック、布等でも良
いことは言うまでもない。ただし、帯状物が磁気を有し
ない場合には、帯状物のガイド・テーブル３への吸着
を、マグネット以外の手段で行うことになる。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、プロ
セス・ラインを走行する帯状物を、ガイド・テーブルと
テンション・リールとの間でねじれを発生させることな
く、巻き取り、巻き付けれるようになった。
セス・ラインを走行する帯状物を、ガイド・テーブルと
テンション・リールとの間でねじれを発生させることな
く、巻き取り、巻き付けれるようになった。
【図１】本発明に係る帯状物の巻取方法の実施に利用し
た装置を示す平面図である。
た装置を示す平面図である。
【図２】従来の装置で帯状物の尾端を巻き取る状況を示
す側面図である。
す側面図である。
１ 帯状物（金属鋼帯） ２ 鋼帯位置検出のセンサ ３ ガイド・テーブル ４ テンション・リール（マンドレル） ５ デフレクタ・ロール ６ ガイド・テーブルの傾動用シリンダ ７ テーブル・シャフト ８ マンドレル・ベース ９ アーム １０ ガイドレール １１ プランマ・ブロック
Claims (1)
- 【請求項１】 プロセス・ライン上を走行する帯状物の
ライン幅方向位置をセンサで検出し、その位置に応じて
テンション・リールを横移動させ、該帯状物の後端又は
先端をガイド・テーブルに吸着案内させて該テンション
・リールに巻き取り、あるいは巻き付けるに際し、 前記ガイド・テーブルを、前記テンション・リールの横
移動に同期させて移動させることを特徴とする帯状物の
巻取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6834597A JPH10263701A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 帯状物の巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6834597A JPH10263701A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 帯状物の巻取方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10263701A true JPH10263701A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13371164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6834597A Withdrawn JPH10263701A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 帯状物の巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10263701A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151208A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | Ｊｆｅスチール株式会社 | ロール紙運搬クレーン装置およびロール紙の装着方法 |
| CN114850247A (zh) * | 2022-05-29 | 2022-08-05 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 溢出边抑制装置 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6834597A patent/JPH10263701A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151208A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | Ｊｆｅスチール株式会社 | ロール紙運搬クレーン装置およびロール紙の装着方法 |
| CN114850247A (zh) * | 2022-05-29 | 2022-08-05 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 溢出边抑制装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |