JPH089060B2 - 金属ストリップの巻取り装置 - Google Patents

金属ストリップの巻取り装置

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JPH089060B2
JPH089060B2 JP1160881A JP16088189A JPH089060B2 JP H089060 B2 JPH089060 B2 JP H089060B2 JP 1160881 A JP1160881 A JP 1160881A JP 16088189 A JP16088189 A JP 16088189A JP H089060 B2 JPH089060 B2 JP H089060B2
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JP
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coil
tape
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metal strip
winding
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勇 塩田
幸夫 井田
博之 小川
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、冷延鋼帯等の金属ストリップのコイルを搬
送する際に、コイルの尾端が垂れ下がらないように、金
属ストリップを巻取る装置に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば連続焼鈍ラインや調質圧延ラインなど冷延鋼帯
の各種プロセスラインでは、第3図に示すように、鋼帯
Sをある大きさのコイルCに巻取るため、鋼帯Sはシャ
ー2により剪断され、スナバーロール5,6をコイルCに
押し当てて、巻取りリール4に巻取られる。図中1はシ
ャー2前のピンチロール、3がデフレクターロールであ
る。
巻取られたコイルCは、次の工程へ送るため、第4図
のように、巻取りリール4から抜き出されてコイルスキ
ッド8等に移される。
この際、第4図の(a)の如く、コイル尾端Eがコイ
ル中心の水平位置Aより垂れ下がっているときは、コイ
ルカー7による搬送中にこのコイル尾端Eが反対側にず
り落ちることはないが、第4図(b)のように、A点よ
り上方にコイル尾端Eがあると、コイルカー7の振動等
によりコイル尾端Eがずり落ち、コイル尾端E部が折れ
曲り、製品にならないばかりか、コイルカー7にて搬送
移動中に他の整備に引掛り、二次的なトラブルを発生さ
せる。
これを防止するため、第4図(a)のように、コイル
尾端Eを停止させるべく電気制御を行うが、なかなかう
まくいかず、停止位置がばらつき、A点より上方に停止
することがたびたびある。
別の対策として、第5図(a)に示すように、コイル
尾端部Eに糊の付いたテープTを貼るか、またはマグネ
ットシートM.Sを貼ることが行われていた。また、第5
図(b)のように、馬てい型の強力な永久磁石Mを吸着
させて、コイルCの搬送中のコイル尾端Eのずり落ちを
防止していた。或いは、テープ等を貼る代りにバンド掛
けを行っている場合もあった。
しかし、このような対策は、プロセスラインの側近ま
で行き、人手作業で行っているため、非常に危険であ
り、かつ完全自動化ラインの構成上のガンとなるもので
あった。
そこで、特公昭62−15293号公報には、プロセスライ
ンの中やラインの側近に入ることなく、安全にコイル尾
端をずり落ちないように処置する装置が提案されてい
る。この特公昭62−15293号公報の装置は、第4図
(a)の如く、リールから抜き出して、コイルスキッド
8上に置かれたコイルCに、A点部より上方30°範囲内
にコイル尾端Eを停止させ、これを止めるテープ貼り機
である。なお、このテープにコイル番号等が表示される
ように、テープ貼り機はライン計算機と接続されてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、この特公昭62−15293号公報の装置は、コイ
ル尾端Eの位置が上方のため、ずり落ちが発生し、前述
の第5図(b)の如き処置を行っているのが実状であ
る。
本発明は、この問題を解決した金属ストリップコイル
巻取り装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、金属ストリップのプロセスライン出側にお
ける金属ストリップをコイルに巻取る巻取りリールの直
近入側のライン内位置に、前記コイルの尾端を固定する
ためのテープを貼るテープ貼り機を退避可能に配設した
ことを特徴とする金属ストリップの巻取り装置である。
〈作用〉 コイルの尾端を固定するためのテープを貼るテープ貼
り機を巻取りリールの直近入側のライン内位置に配置し
たことにより、コイル巻取り完了直後でコイルをリール
から抜き出す前に、すなわちまだスナバーロールがコイ
ルの外周に押しあてられたままでコイル尾端が弛まない
うちに、テープを貼ってしまうことができる。
〈実施例〉 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の巻取り装置の一実施例を示す正面図
である。第1図において、シャーにより剪断された鋼帯
の尾端Eは、巻取りリール4の上方及び下方に位置する
スナバーロール5,6により弛みを生じなく巻取られ、電
気制御によりθ=45°の範囲に停止させる。コイル尾端
Eは、スナバーロール5,6で押えているためずれること
はない。停止したコイル尾端Eに向って巻取りリール4
の水平前方にテープ貼り機10を配置する。
テープ貼り機10はプロセスライン中に配置するが、巻
取りリールの直近入側のライン内位置であり、コイルC
を巻始めるときに使用するベルトラッパーと丁度反対側
になるので、構成上、なんら問題がない。
しかし、このようなプロセスラインは1000mpm以上の
高速のものも多く、かつ鋼帯が薄物(0.1〜1.0mm)であ
るなどの理由により、鋼帯が破断することがあり、テー
プ貼り機10が破断した鋼帯により破損することがあり、
またテープの入替えなどの保全上のこともあるため、ラ
インの外に退避できるよう、走行装置19を保有してい
る。
次に、テープ貼り機10の一例について詳細に説明す
る。
第1図に示すように、テープ貼り機10には、糊付きテ
ープを供給するテープ供給リール15と、ラインの計算機
指令により印字する印字機16、糊付テープTを貼り付け
てある台紙テープを巻取る台紙巻取りリール17、糊付テ
ープTを一枚ずつはがすドックナイフ18等が備えてあ
る。
一枚ずつはがされた糊付テープTは、吸引ブロア(図
示せず)に接続されているテープ吸引ロール11によって
吸い取られ、テープ吸引ロール11の外周に移される。テ
ープ吸引ロール11は糊付テープTの端面が常に一定の位
置にあるように回転制御される。更に、テープ吸引ロー
ル11は、コイルCに接近させる揺動シリンダー14を持
ち、かつコイル尾端Eの位置に合せて上下させる昇降装
置13を持っている。12は吸引ロールサポートである。
これらの装置によりテープをコイル尾端Eに貼るに
は、コイル尾端Eがθ=45°の範囲に停止するため、正
確にE点を確認しなければならないが、これには近接ス
イッチ等のセンサーでコイル尾端Eにおける鋼帯1枚分
の段差を確認するとにより容易に行うことができる。
コイル尾端Eを確認したあと直ちに、コイル尾端が弛
まないうちに、テープ吸引ロール11をコイルCに押付
け、吸引ブロアを停止させ、テープ吸引ロール11を下降
させて糊付テープTを貼り付ける。糊付テープTにはコ
イル面側に糊が塗布されており、テープ吸引ロール11側
が表となり、表には印字機16により記号、番号等が印字
されている。糊付テープTを貼り付けた後、テープ吸引
ロール11は、揺動シリンダー14と昇降シリンダー13によ
り元の位置に戻される。
このようにして糊付テープTを貼られたコイルCは、
スナバーロール5,6が離れても、コイル尾端Eが弛むこ
となく、第2図に示すように、コイルがリールから抜き
出され、コイルカー7によって運搬される際にも振動等
によるコイル尾端Eのずり落ちを防止できる。
なお、糊付テープTは、第2図のように、コイルCの
幅方向に対し通常2枚貼るが、片側のテープには印字す
る必要はない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の装置により、コイルが
プロセスライン内にあるうちに尾端止めができるので、
コイル尾端のずり落ちがなく、2次的トラブルの防止は
勿論、製品歩留まりが向上する。また、プロセスライン
内に入ることなく、コイルの尾端止めができるので安全
であり、省力化ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の巻取り装置の一実施例を示す正面図、
第2図は本発明の巻取り装置により鋼帯を巻取り、糊付
テープを貼ったコイルの搬送中の状態を示す斜視図、第
3図は従来のプロセスラインにおける金属ストリップ巻
取機の説明図、第4図は従来の巻取機により金属ストリ
ップを巻取った状態を示す説明図、第5図は従来のコイ
ル尾端の処理方法を示す説明図である。 S…鋼帯、C…コイル、E…コイル尾端、T…糊付テー
プ、M.S…マグネットシート、M…マグネット、1…シ
ャー前ピンチロール、2…シャー、3…デフレクターロ
ール、4…巻取りリール、5…スナバーロール、6…ス
ナバーロール、7…コイルカー、8…コイルスキッド、
10…テープ貼り機、11…テープ吸引ロール、12…吸引ロ
ールサポート、13…昇降装置、14…揺動シリンダー、15
…テープ供給リール、16…印字機、17…台紙巻取りリー
ル、18…ドックナイフ、19…走行装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−111645(JP,U) 実開 昭62−179114(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップのプロセスライン出側にお
    ける金属ストリップをコイルに巻取る巻取りリールの直
    近入側のライン内位置に、前記コイルの尾端を固定する
    ためのテープを貼るテープ貼り機を退避可能に配設した
    ことを特徴とする金属ストリップの巻取り装置。
  2. 【請求項2】テープ貼り機のテープ貼りつけ部分が、テ
    ープ吸引ロールを先端部に備えたアームを、水平軸を支
    点として、昇降可能なサポートに取り付けたものである
    請求項1に記載の金属ストリップの巻取り装置。
JP1160881A 1989-06-26 1989-06-26 金属ストリップの巻取り装置 Expired - Fee Related JPH089060B2 (ja)

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