JPH0712490B2 - ストリップおよび合紙の2重巻取り方法 - Google Patents
ストリップおよび合紙の2重巻取り方法Info
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- JPH0712490B2 JPH0712490B2 JP3298502A JP29850291A JPH0712490B2 JP H0712490 B2 JPH0712490 B2 JP H0712490B2 JP 3298502 A JP3298502 A JP 3298502A JP 29850291 A JP29850291 A JP 29850291A JP H0712490 B2 JPH0712490 B2 JP H0712490B2
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- interleaving paper
- paper
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Description
いてストリップおよび合紙を2重に巻取る際の巻取り開
始時に、合紙に紙シワ、紙切れが生じないように自動供
給する方法に関するものである。
が発生しないように合紙を挿入し、ストリップおよび合
紙を2重にして巻取る方法は知られている。ベルトラッ
パーを使用してストリップを巻取るには、図5に示され
るように、ストリップ4の先端部をテンションリール1
に巻付けたのち、テンションリール1の駆動を一旦停止
すると共にベルトラッパー2をテンションリール1から
はずし、合紙3を合紙コイル7から払い出し、手作業に
より紙シワが発生しないように案内しながら巻取られた
ストリップ4′と供給中のストリップ4の間に合紙3を
挿入していた。
業で行なうためにコストと時間がかかりすぎ、またテン
ションリール1に最初に巻付けられたストリップ部分
4′には合紙3が挿入されていないところから共擦れ傷
が発生し、この部分は板材として使用できないので無駄
になっていた。
ピンチロールで圧下してテンションリールに巻付けるま
でストリップと合紙とを同速で送り込む方法が提案され
ている(例えば、特開昭57−168723号公報、特
開平1−133611号公報などを参照)。
合紙と硬くて、重いストリップを自動的に同速でピンチ
ロールに送り込むことは極めて難しい制御を必要とし、
ストリップの平坦度が悪い時など合紙の送り速度とスト
リップの通板速度が同期せずにピンチロールに送り込ま
れると合紙に紙切れが生ずることがあり、また紙切れが
生じないまでも不均一な挿入となって紙シワが発生し、
上記紙シワが発生したままの合紙をストリップと2重巻
きに巻取ると、上記紙シワ模様がストリップ表面に転写
されて傷となり、加工用板材として使用できずに不良品
となり、上記従来の合紙とストリップを同時にピンチロ
ールで圧下してテンションリールに巻付ける方法をベル
トラッパーを用いた巻取り方法に適用しても同じような
トラブルの発生は避けることができなかった。
合紙挿入時に紙シワ、紙切れなどのトラブルが発生する
ことなくストリップと合紙を2重に自動巻きする方法を
開発すべく研究を行った結果、送られて来る合紙先端部
が送られて来るストリップと接触する直前に合紙の送り
速度をストリップの送り速度よりも早くすると、ストリ
ップの間に巻込まれた合紙先端部に紙シワおよび紙切れ
などのトラブルが生じないという知見を得たのである。
たものであって、ストリップおよび合紙を同時に送りな
がらストリップ間に合紙を挿入し、ストリップと合紙を
2重巻取りする方法において、合紙挿入開始時の合紙の
送り速度をストリップの通板速度よりも早くする方法に
特徴を有するものであり、さらにベルトラッパーとテン
ションリールを用いて2重巻取りする方法において、ス
トリップ先端が垂下がっている合紙先端部に接触する直
前に合紙の送り出し速度をストリップの通板速度よりも
早くする方法に特徴を有するものである。
もとづいて詳細に説明する。
を2重に巻取る方法に用いる装置の配置を示す概略図、
図2は、図1の装置においてストリップをベルトラッパ
ーに送り込む前の状態を示す概略図、図3は、図1の装
置においてストリップ先端が合紙を引掛けた状態を示す
概略図、図4は、別の合紙挿入状態を示す概略図であ
る。
ョンリール1に対して爪8を有するベルトラッパー2を
水平方向に移動可能に設け、上記爪8のガイド側には紙
切れ防止用のプロテクター9が取付けられている。
ル5およびガイドテーブル6が設けられており、ガイド
テーブル6はストリップ4をテンションリール1方向に
案内できるように扇動可能となっている。
ル5の上方には、支持台13が取付けられており、上記
支持台13の上側には合紙コイル7,7′およびコイル
径補正用センサー12が取付けられており、支持台13
の下側にはエアーシリンダー14により水平移動可能な
エキスパンドロール10およびエアーシリンダー15に
より水平移動可能なカッター11がそれぞれ取付けられ
ている。
ストリップおよび合紙を2重巻きに巻取るには、先ず合
紙コイル7から合紙3を巻き出して、テンションリール
1とガイドテーブル6の間に垂らす。
補正用センサー12によって合紙3の払い出し量を制御
し、図1に示す位置で停止する。
させ、同時にテンションリール1をベルトラッパー2で
包み込むと、図2に示されるような状態となる。ベルト
ラッパー1に取付けられた爪8にはプロテクター9が取
付けられているので爪8が合紙3に接触しても紙切れを
生じせしめるようなことはない。
4を通板させると、ガイドテーブル6の先端においてス
トリップ4の先端が合紙3の先端から少し離れた所(以
下、先端部という)で接触し、図3に示されるように、
ストリップ4の先端が合紙3の先端部を引掛けてベルト
ラッパー2に供給され、ストリップ4と合紙3の2重ま
きコイルが形成される。
出し速度をストリップ4の通板速度よりも若干速くする
ことであり、ストリップ4の先端が合紙3の先端部を引
掛けて通板しても合紙は図3の実線3で示されるように
たるみを生じせしめることが必要である。
たるみがないと合紙の送り速度とストリップの通板速度
とは比重、硬さなどの性質の相違により完全に同期させ
ることは難しいところから紙切れおよび紙シワ発生の原
因となる。
ンサー12により測定された合紙コイル7の径を使用し
て制御される。
合紙3をある程度2重巻きしたのち、ベルトラッパー2
を後退させ、続いて合紙3に張力をかける。
ー12によって一定となるようにモーター(図示せず)
をトルク制御することによって行われる。さらにエキス
パンドロール10をエアーシリンダー14によって合紙
3に押付けることによって紙シワを防止する。
生を防止するために、ゴム帯の伸縮を利用した公知のエ
キスパンドロールを用いる。
トリップ4および合紙3が2重巻きされて、ストリップ
4のテールエンド(図示せず)が来ると、このテールエ
ンドに合せてカッター11をエアーシリンダー15によ
り作動させ、合紙3を切断する。この切断方法は、従来
から行なわれている切断方法と全く同一である。
れが最も発生しやすい時点でこの発明の方法を適用し、
合紙の紙シワおよび紙切れを防止する方法について詳述
したが、この発明の方法は、図4に示される如く、合紙
が途中で無くなって合紙を入れ直す場合にも同様に適用
することができるもので、その場合にもストリップ4の
通板速度に比べて若干速く合紙3を送り出すことで合紙
の途中挿入をスムーズに行うことができる。
gをストリップの通板速度Vsと等しくすると紙切れな
どのトラブルが発生するところから、Vs<vgとする
必要があるが、合紙の送り速度vgは2Vsよりも早く
すると合紙の垂みが大きくなりすぎて紙シワの発生を押
えることができない。
トリップの通板速度Vsに対して Vs<vg≦2Vs の関係を保つことが好ましい。
ス鋼ストリップを図2および図3に示されるように通板
速度:0.25m/sec で供給し、一方、幅:1020
mm、厚さ:0.077mmのクラフト紙からなる合紙を送
り出し速度:0.28m/sec で供給し、ベルトラッパ
ーおよびテンションリールにより上記ステンレス鋼スト
リップおよび合紙を2重に自動的に巻取ったところ、合
紙に紙シワおよび紙切れなどが発生することなく2重に
巻取ることができた。
ップの通板速度:0.25m/secと同じ速度で上記合
紙を送り出し、ステンレス鋼ストリップと合紙を2重に
自動的に巻取ったところ、合紙に紙切れが発生した。
動的に2重巻取りする方法において、合紙に紙シワ、紙
切れなどのトラブルが発生することなく自動2重巻とり
することができ、特に表面仕上げされたストリップの巻
取りに多大な効果をもたらすものである。
方法に用いる装置の配置を示す概略図である。
パーに送り込む前の状態を示す概略図である。
を引掛けた状態を示す概略図である。
を示す概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ストリップおよび合紙を同時に送りなが
らストリップ間に合紙を挿入し、ストリップおよび合紙
を2重に巻取る方法において、 合紙挿入開始時の合紙の送り速度をストリップの通板速
度よりも早くすることを特徴とするストリップおよび合
紙の2重巻取り方法。 - 【請求項2】 ベルトラッパーをテンションリールにセ
ットし、テンションリールとストリップ先端の間に合紙
が垂下がるように送り出し、上記垂下がっている合紙先
端部をストリップ先端が引掛けてベルトラッパーに供給
しテンションリールに巻付ける、ストリップおよび合紙
を2重に巻取る方法において、 上記ストリップ先端が上記垂下がっている合紙先端部を
引掛ける直前に、上記合紙の送り出し速度をストリップ
の通板速度より早めることを特徴とするストリップおよ
び合紙の2重巻取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298502A JPH0712490B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | ストリップおよび合紙の2重巻取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3298502A JPH0712490B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | ストリップおよび合紙の2重巻取り方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104141A JPH05104141A (ja) | 1993-04-27 |
JPH0712490B2 true JPH0712490B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=17860547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3298502A Expired - Lifetime JPH0712490B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | ストリップおよび合紙の2重巻取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712490B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0648554A1 (en) * | 1993-10-15 | 1995-04-19 | Kawasaki Steel Corporation | A method and apparatus for inserting a paper strip in a metallic strip continuous processing line |
KR100733064B1 (ko) * | 2001-08-09 | 2007-06-27 | 주식회사 포스코 | 코일의 재생간지 삽입 유도장치 |
KR100649964B1 (ko) * | 2005-05-11 | 2006-11-27 | 주식회사 동아오토모티브 | 지오메트리 컨트롤 조인트 |
KR101008440B1 (ko) * | 2008-08-29 | 2011-01-14 | 주식회사 포스코 | 페이퍼 언와인드 장치 |
ITMI20120277A1 (it) | 2012-02-24 | 2013-08-25 | Danieli Off Mecc | Metodo di controllo di impianto di produzione a due fili |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57149019A (en) * | 1981-03-13 | 1982-09-14 | Kataoka Kikai Seisakusho:Kk | Coiling device for metallic sheet |
JPS57168723A (en) * | 1981-04-10 | 1982-10-18 | Kataoka Kikai Seisakusho:Kk | Slip sheet processor of polished plate reciprocal rolling mill |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP3298502A patent/JPH0712490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05104141A (ja) | 1993-04-27 |
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