JPH0428647Y2 - - Google Patents

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JPH0428647Y2
JPH0428647Y2 JP6504586U JP6504586U JPH0428647Y2 JP H0428647 Y2 JPH0428647 Y2 JP H0428647Y2 JP 6504586 U JP6504586 U JP 6504586U JP 6504586 U JP6504586 U JP 6504586U JP H0428647 Y2 JPH0428647 Y2 JP H0428647Y2
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band
coil
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roll
cutting
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) コイルに巻取られた鋼帯は、次工程へ送られる
際にコイル外周部から巻きゆるみが生じるのを防
ぐため、バンドで結束されるが、このコイルを次
工程で圧延あるいはメツキ等の処理に供する際に
は、バンドを切断し抜き取り、巻き戻すことが必
要となる。本考案はこのバンドを除去し、更に除
去したバンドをスクラツプとして処理するコイル
結束バンドの切断処理装置に関する。
(従来の技術) 従来、このような装置の一つとして、揺動アー
ムの先端にバンド切断・クランプヘツドを取付け
たものが周知である(例えば実開昭58−76321号
公報等)。その基本構成を第3図により説明する
と、受座2の上に横たわるコイル1に、揺動アー
ム8の先端に取付けられたヘツド13が側方より
接触し、コイル1にかけられたバンド4を切断し
た後、その切断端をクランプして側方へ離反す
る。ヘツド13の離反により引張られたバンド4
はピンチロール30等の送出機構19にてコイル
1から抜き取られ、処理機構26にて例えば細か
く切断されてスクラツプとされる。
第3図に示した装置は、揺動アーム8の利用に
より小形化が図られ、図示のようにアーム8の揺
動支点をコイル1の中心より下方に位置させた場
合は、アーム8やピンチロール30、更には処理
機構26の収まりが良くなつて特に小さく設計で
きる。ところが、従来のコイル結束バンドの切断
装置は一般に、切断したバンド4の下側の切断端
をクランプしてコイル1から抜き取るため、第3
図の装置においても次のような重大な問題を生じ
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) アーム8の揺動支点をコイル1の中心より下方
に位置させると、ヘツド13はコイル1にその側
方より当接する。コイル1に結束されたバンド4
を側方で切断した場合、下側の切断端をクランプ
してコイル1から抜き取ると、第3図にL1で示
す長さの部分がコイル1とその受座2との間を通
過することになる。受座2には第4図に示すよう
に、バンド4の通過部分31が形成されているも
のの、その角部32はコイル1に疵をつけない配
慮から丸みを有しており、そのためにバンド4が
通過部分31を通る段階で角部32にバンド4が
噛み込み、しばしばバンド4の抜き取りが不可能
になる。
また、バンド4はその結束機との取合関係か
ら、第3図に示すように上方でシール6により結
合されることが多い。そのために、バンド4をコ
イル1の下側から抜き取る場合には、受座2の通
過部分31をこのシール6が通り、コイル外周部
と通過部分31との間にシール6が引つ掛かり、
バンド4の抜き取りが一層困難になる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、装置の小形化を図りつつ、上述の問
題点を解決するもので、その特徴とするところは
第1図の概略図に示すように、前述の第3図装置
を基礎としてその揺動アーム8の揺動支点をコイ
ル1の中心より下方にとりつつ、揺動アーム8先
端のヘツド13でバンド4の上側切断端をクラン
プしてコイル1の上側よりバンド4を抜き取り、
更にヘツド離反位置の近傍にはヘツド13の離反
により鈎状に弯曲したバンド先端部4’を圧潰す
べく、ヘツド13に向かつて進退するプレス機構
16を設けた点にある。
この場合、バンド4の送出機構19としては、
第3図に示すような独立したピンチロール30で
もよいが、装置の小形化を図る意味からは、第1
図に示すようなヘツド13に備わるタツチロール
15と対をなす駆動ロール20との組合せが好ま
しい。
また、バンド4の処理機構26としては、第3
図装置のところで述べたような裁断方式でもよい
が、第1図に示すような小径の金属ロール24
と、大径の弾性体ロール25との組合せからなる
コイリング装置のほうが、装置規模が小さく、ま
た処理後のバンドの扱いも容易となるので好まし
い。
(作用) 切断されたバンド4の上側の切断端をクランプ
してコイル1の側方に抜き取つた場合、コイル1
とその受座2との間を通過するバンド4の長さは
第1図にL2で示すものとなる。このL2は、バン
ドの下側切断端をクランプして引抜いた場合の長
さL1(第3図)より格段に短い。したがつて、こ
の抜き取りによると、受座2の通過部分31にバ
ンド4が噛み込む確率は大巾に減少する。更に、
バンド4を上側に抜き取る場合は、バンド4のシ
ール6の部分が通過部分31を通ることがなくな
り、この面からもバンド4の引つ掛かりを防止で
きる。
一方、揺動アーム8の揺動支点をコイル1の中
心より下方にとつた場合、前述した理由から装置
の小形化が図られる。しかしながら、このような
装置でバンド4の上側切断端をクランプしてその
ままコイル側方へ引張ると、第1図に示すよう
に、バンド4の引張り側先端4’はヘツド離反位
置において鈎状に弯曲したものとなる。このよう
な状態でバンド4を送出させると、処理機構26
に至る間にバンド先端4’がガイド21等に引つ
かかり、円滑な動作が阻害される。
本考案装置ではコイル離反位置の近傍に、ヘル
ド13に向かつて進退するプレス機構16を設け
て、バンド4の送出に際して鈎状の弯曲先端部を
圧潰し、これによりバンド4の送出動作を円滑な
らしめるのである。また、このプレス機構16
は、バンド先端部をヘツド13にクランプしたま
ま、ヘツド13をプレス台座として利用して圧潰
を行うようにしてあるので、構造簡易で小形であ
る。
(実施例) 第2図は本考案を実施した装置の一例について
その構造を詳示する側面図である。
コイル1の受座2は平行配置された2本の水平
ロール3,3からなり、この上にバンド4で結束
されたコイル1をシール6を上にして横向きに載
置させる。ロール3,3のバンド4に対応する箇
所には、第4図に示されるようなバンド4の通過
部分31が形成されている。
揺動アーム8は、受座2の側方にあつてそのロ
ー3に平行な水平軸9にて下端がフレーム10に
軸支されている。水平軸9はコイル1の中心より
下方である。揺動アーム8の駆動装置であるシリ
ンダー11は、トラニオン12を介してフレーム
10に取付けられ、そのロツドの先端が揺動アー
ム8に枢支されて揺動アーム8を図に一点鎖線で
示す接触位置と、実線で示す離反位置との間で揺
動させる。揺動アーム8自体はシリンダーになつ
ていて、そのロツドの先端にバンド切断・クラン
プヘツド13を備える。
ヘツド13は揺動アーム8のロツド先端に水平
軸14にて回動可能に軸支され、更に水平軸14
に平行な2本のタツチロール15,15を備え
る。ヘツド13に備わるバンド切断・クランプ機
構としては、例えば下刃をバンド4の下に挿入し
た後、上刃でバンド4を切断して切断端をクラン
プするといつた汎用のものを使用できるので、詳
しい説明を省略するが、バンド切断端のうちの上
側端をクランプするものでなければならない。
ヘツド13にクランプされたバンド先端部を圧
潰するプレス機構16は、シリンダーであつて、
図に実線で示すヘツド離反位置にある揺動アーム
8の略々延長線上に先端をヘツド13の方に向け
てフレーム10上の枠体17に取付けられてい
る。18はプレス機構16のロツド先端に取付け
た押圧パツドで、退避位置においてガイドを兼ね
るようになつている。
バンド4の送出機構19は、プレス機構16の
入側に下向きに枠体17に取付けられた駆動ロー
ル20と、離反位置にあるヘツド13の入側のタ
ツチロール15とで構成される。21はバンド4
の送出ラインに設けた上下一組のガイドで、その
途中にフオトセンサー等からなるバンド先端検出
器22を設けてある。
前記枠体17のガイド出側にはコイリングボツ
クス23が水平軸23′にて揺動可能に軸支され、
このコイリングボツクス23に取付けた小径の金
属ロール24と、枠体17に取付けた大径の弾性
体ロール25とで、バンド4の処理機構26であ
るコイリング装置を構成する。金属ロール24と
弾性体ロール25との詳細については、汎用技術
を適用できるので、詳しい説明を省略する。
27は小径の金属ロール24を大径の弾性体ロ
ール25に圧下させるためのシリンダー、28は
巻取られたバンドコイルを排出するためのスクラ
ツプスイーパー、29はバンドコイルを収容する
ためのスクラツプバツクである。
第2図装置の動作を次に説明する。水平ロール
3,3上にコイル5がシール6を上にして載置さ
れると、図の一点鎖線で示される位置に揺動アー
ム8が傾動し、そのロツドが伸長してヘツド13
をコイル5周面のバンド4がかかつている所にや
や下方より接触させる。
ヘツド13がコイル5の周面に接触すると、ヘ
ツド13に備わるバンド切断・クランプ機構が動
作してバンド4を切断し、切断端のうちの上側を
クランプする。次いで、ヘツド13が縮退した
後、シリンダ11がそのロツドを縮退させて揺動
アーム8を図に実線で示す離反位置まで傾動させ
る。この揺動アーム8の傾動により、ヘツド13
先端をクランプされたバンド4は図に破線で示す
ように、先端が鈎状に弯曲する。
揺動アーム8が離反位置に至ると、プレス機構
16が動作して、鈎状に弯曲したバンド4の先端
部をパツド18によりヘツド13に押し付けて圧
潰する。圧潰後はパツド18を元の位置に退避さ
せる。
パツド18が元の位置に戻ると、揺動アーム8
を構成するシリンダーが再び動作して、ヘツド1
8を突出させ、タツチロール15と駆動ロール2
0との間にバンド4を挟む。次いで、駆動ロール
20が回転してバンド4を送出する。バンド4の
先端部は前述したように圧潰されているので、バ
ンド送出の際にこの先端部がガイド21に引つか
かるという事態は回避される。
バンド4の先端部がガイド21内の先端検出器
22のところを通過した時点から、先端部のトラ
ツキングが開始され、先端部が金属ロール24と
弾性体ロール25との間から所定長突出した段階
で、駆動ロール20による送出を停止し、次いで
ヘツド13が元の位置まで退避するとともに、シ
リンダー27が動作して金属ロール24と弾性体
ロール25との間にバンド4を挟む。
バンド先端部の前記突出長は、この後のコイリ
ング動作における巻き径を決定するので、その制
御は重要である。
金属ロール24と弾性体ロール25との間にバ
ンド4が挟まれると、両ロール24,25を駆動
する。両ロール24,25の駆動により、バンド
4が引続き送出されてコイル1から抜き取られる
とともに、金属ロール24がバンド4とともに弾
性体ロール25に押込まれ、バンド4が金属ロー
ル24の周面に沿う形となつて、抜き取られたバ
ンド4が上方のコイリングボツクス23内で巻回
される。
バンド4の全長にわたつてコイリングが行われ
ると、スラツプスイーパー28にてバンドコイル
がスクラツプバツク29内に搬入され、コイリン
グボツクス28はシリンダー27の再動作により
元の位置に戻る。
(考案の効果) 本考案のコイル結束バンドの切断処理装置は、
バンドの切断、抜き取りおよび処理を連続して行
うにもかかわちず、揺動アームの採用により装置
が小形化され、しかもアームの揺動支点をコイル
支点より下方に位置させたことにより小形化が一
層推進され、狭い箇所にも効率よく設置できる効
果があるのみならず、バンドをその上側の切断端
をクランプして上側より抜き取るために、コイル
と受座との間を通るバンド長が大巾に短縮され、
受座のバンド通過部分においてバンドの噛み込み
の生じる危険が著しく少なくなるとともに、バン
ドシールが通過部分を通ることがなくなつて、バ
ンド抜き取り作業におけるトラブルを完全に防止
することができ、更に、アーム支点をコイル中心
より低くした装置でコイルの上側からバンドを抜
き取つた場合に問題となるバンド先端の曲がり
を、ヘツドを台座として利用した合理的設計のプ
レス機構により圧潰するので、バンドの先端がガ
イドに引つかかるといつた事態を回避し、円滑な
動作ならびに作業が保証されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案を実施した装置の
一例を示したもので、第1図は基本概念図、第2
図は構造の詳細を示す側面図、第3図は従来装置
の構造を示した模式側面図、第4図は同装置の受
座の部分を示した正面図である。 図中、1……コイル、2……受座、3……ロー
ル、4……バンド、6……シール、8……揺動ア
ーム、10……フレーム、13……ヘツド、15
……タツチロール、16……プレス機構、17…
…枠体、19……バンド送出機構、20……駆動
ロール、21……ガイド、23……コイリングボ
ツクス、24……小径金属ロール、25……大径
弾性体ロール、26……スクラツプバツク、28
……スクラツプスイーパー、29……スクラツプ
バツク、31……バンド通過部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コイルを横向きに載置し、コイル結束バンド
    の通過部分を備えたコイル受座と、該受座の側
    方にあつて先端にバンド切断・クランプヘツド
    を備え、該ヘツドをコイルに対して接離させる
    べく基部がコイル中心より低い位置において軸
    支された揺動アームと、前記ヘツドがコイルに
    接触して結束バンドを切断し切断をクランプし
    てコイルから離反することにより解束されたバ
    ンドの送出機構と、送出されたバントの処理機
    構とを備え、前記ヘツドは切断したバンド端の
    うちの上方端をクランプし、ヘツド離反位置の
    近傍にはヘツドの離反により鈎状に弯曲したバ
    ンド先端部を圧潰すべくヘツドに向かつて進退
    するプレス機構を具備せしめたことを特徴とす
    るコイル結束バンドの切断処理装置。 (2) バンドの送出機構がバンド切断・クランプヘ
    ツドに備わるタツチロールと、ヘツド離反位置
    において前記タツチロールと対をなす駆動ロー
    ルとからなる実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のコイル結束バンドの切断処理装置。 (3) バンドの処理機構が小径の金属ロールと、大
    径の弾性体ロールとの組合せからなるコインリ
    ング装置である実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載のコイル結束バンドの切断
    処理装置。
JP6504586U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0428647Y2 (ja)

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