JP3095893B2 - 金属薄板巻取り装置における間紙挿入装置 - Google Patents

金属薄板巻取り装置における間紙挿入装置

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JP3095893B2 JP04203917A JP20391792A JP3095893B2 JP 3095893 B2 JP3095893 B2 JP 3095893B2 JP 04203917 A JP04203917 A JP 04203917A JP 20391792 A JP20391792 A JP 20391792A JP 3095893 B2 JP3095893 B2 JP 3095893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の薄板を連続処理
するライン、例えば完全連続タンデム冷間圧延機等のラ
インの出側において、ストリップを巻き取る際に行われ
る擦り疵防止用の間紙の挿入作業を、当該ラインを停止
することなく連続的に実施できるようにした間紙挿入装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属薄板巻取り装置への間紙供給のため
の従来例としては、例えば図2に示すようなものが知ら
れている。図中1は、金属ストリップ処理ラインの出側
に配設されているストリップ巻取り装置であり、2は間
紙挿入装置である。圧延,焼鈍,酸洗等の処理を施され
た金属ストリップmは、デフレクターロール3を経てス
トリップ巻取り装置1の巻取りリール4aに巻き取られ
る。その際、間紙挿入装置2の間紙アンワインダ5に取
り付けてある間紙コイル6から払い出された間紙pが、
ガイドロール7を介して供給されて金属ストリップmの
コイル層間に挿入される。その間紙pは、最初は自重に
よって金属ストリップmの上に降下する。そして間紙p
の先端が、ベルトラッパ8を巻き付けた状態で反時計方
向に回転している巻取りリール4aに、金属ストリップ
mとともに巻き込まれる。 なお、図の4bは控えの巻
取りリールであり、9は金属ストリップ用カッタであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の金
属薄板巻取り装置における間紙挿入装置にあっては、間
紙挿入の当初、自重によって金属ストリップmの上に降
下してくる間紙pの先端が、気流の影響等を受けてそれ
てしまい金属ストリップmの上に確実に乗らずに失敗す
ることがあった。
【0004】このような問題点を解決するために、間紙
pの下方にエアノズルを配置し、これから噴出させた気
流で間紙pを浮き上がらせるとともに、巻取りリール4
aの方にむかって飛ばすことも考えられるが、その場合
は、噴出気流が金属ストリップmの上面と間紙pとの間
に介在して密着が妨げられから、間紙挿入が不安定にな
り易いとか、間紙pに皺が発生するなどの問題が生じ
る。
【0005】いずれにしても、間紙挿入が円滑に行われ
ないと、一旦、ストリップ処理ラインを停止させなけれ
ばならず、ラインの稼働率及び製品歩留りが低下する。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、金属薄板巻取り装置における間紙挿入装置に
おいて、ライン停止を伴わずに間紙の先端挿入が確実か
つ容易にできる間紙挿入装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ストリッ
プ連続処理ラインの出側において、ストリップ巻取り装
置でストリップを巻き取るとともに、巻き重ねストリッ
プの層間に間紙を挿入するに当たり、間紙挿入装置の間
紙コイルから下降してきた間紙の先端を安定して確実に
挿入できる手段について鋭意研究を重ねた。その結果、
間紙挿入装置のガイドロールを経て巻取り装置の巻取り
リールに至るまでの間紙の上下に、それぞれエアノズル
を配し、下ノズルからの吹き出しエアと上ノズルからの
吹き出しエアを独立に制御し、両エアの共同作用で間紙
先端を安定的に挿入することができることを見出し、本
発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明は、金属薄板処理ラインの出
側に設置された薄板巻取り装置の巻取りリールに巻き取
られる金属薄板の層間に、ガイドロールを介して間紙を
導いて挿入する間紙挿入装置に係るものであり、前記ガ
イドロールと薄板の巻取りリールとを結んだ接線の上下
に、該接線沿いにエアを吹き出すエアノズルを配設する
とともに、各エアノズルの作動のタイミングをそれぞれ
独立に制御可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作用】金属薄板巻取り装置に隣接して設置した間紙挿
入装置に取り付けた間紙コイルを巻戻す。巻き戻された
間紙は下方に進行し、ガイドロールを通過する。その後
は、エアノズルから吹き出されるエアの流れに導かれて
薄板の巻取りリールに至り、金属薄板とともに巻き込ま
れる。上下のエアノズルからの吹き出しのタイミングは
独立に制御できる。例えば先ず下ノズルの方から先に吹
き出して、間紙を浮き上がらせ、巻取りリールの方へ送
る。間紙は下から吹きつけられる気流に支えられて横に
流れ巻取りリールに達する。しかし、下ノズルのみから
吹き出し続けると、噴出気流が金属ストリップmの上面
と間紙pとの間に残って密着を妨げ間紙がばたついて挿
入が不安定になり易いとか、間紙pに皺が発生するなど
して好ましくない。そこで、下ノズルからの気流で間紙
先端が巻取りリールに達して噛み込まれたら、こんどは
上ノズルからエアを吹き出し、間紙端を金属ストリップ
mの上面に押し付けるようにする。これにより、下ノズ
ルから吹き出して金属ストリップmの上面と間紙pとの
間に残存しているエア層を押し出し、間紙を金属ストリ
ップ面に密着させることができる。下ノズルからの吹き
出しは上ノズルよりも先に止め、間紙が金属ストリップ
面に密着して巻取りリールに完全に巻き取られた後、上
ノズルの吹き出しを止める。
【0009】このように、上下のエアノズルからの吹き
出しを各独立に制御することにより、間紙を安定して挿
入することができ、紙皺の発生も防止することが可能に
なった。また、間紙先端が金属ストリップmの走行で生
じた気流の影響を受けて巻取りリールから外れた方向に
移動した場合などには、上下のエアノズルの吹き出しを
制御することで、間紙先端の進行方向を修正することも
可能になった。
【0010】次に実施例を示して、本発明を更に詳細に
説明する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明による間紙挿入装置の一実施
例の要部を模式的に示した図であり、冷延ステンレス鋼
の金属ストリップmを製造する完全連続タンデム圧延機
の出側に設置した金属ストリップ巻取り装置に隣接して
配置されている。なお、従来と同一の部分には同一の符
号を付して、その詳細説明は省略する。
【0012】まず構成を説明すると、本発明の間紙挿入
装置10は間紙コイル6が装着された間紙アンワインダ
5の下方にガイドロール7を有し、このガイドロール7
の横方向に金属薄板巻取り装置の巻取りリール4aが接
近して配置されている。前記巻取りリール4aは、ベル
トラッパ8を巻き付けた状態で反時計方向に回転して、
金属ストリップmとともに間紙pを巻き取るようになっ
ている。その間紙pは、定常状態において前記ガイドロ
ール7と巻取りリール4aとを結ぶ接線の方向に送り出
されて巻き取られていく。
【0013】この間紙挿入装置10は、更に、前記ガイ
ドロール7と巻取りリール4aとを結んだ接線の上下
に、接線沿いにエアを吹き出すようにしたエアノズル1
1,12を配設している。各エアノズル11,12の吹
き出し口は、間紙pの幅方向に長いエアヘッダに紙幅一
杯にスリット状に形成しても良く、または複数個の孔を
横並びに配列して形成しても良い。
【0014】各エアノズル11,12は、図示しないエ
ア源(圧力1〜2kg/cm2 程度で良い)にエア配管1
1A,12Aでそれぞれ連結されている。そして、エア
配管11Aにはオン・オフ電磁弁13が介装されるとと
もに、エア配管12Aには同様のオン・オフ電磁弁14
が介装されている。これらの電磁弁13,14をそれぞ
れ独立にオン・オフ制御することにより、上エアノズル
11からの吹き出し吹き止めと下エアノズル12からの
吹き出し吹き止めとのタイミングを自在に操作すること
が可能である。
【0015】次に作用を述べる。いま、巻取り装置の巻
取りリール4aに、新たに金属ストリップと共に間紙を
巻き取るものとする。巻取りリール4aは、ベルトラッ
パ8を巻き付けた状態で反時計方向に回転している。間
紙挿入装置2の間紙アンワインダ5を時計方向に回転さ
せて間紙コイル6を巻戻す。巻き戻された間紙pは下降
してガイドロール7を通過する。その直後、下エアノズ
ル12のラインのオン・オフ電磁弁14に通電して開弁
する。これにより下エアノズル12からエアが吹き出し
て、下降する間紙pの先端を浮き上がらせるとともに下
から支えて巻取りリール4aの方へ流す。こうしてエア
の流れに導かれた間紙先端は巻取りリール4aに至り、
金属ストリップmとともにベルトラッパ8とリール円筒
面との間に噛み込まれる。
【0016】その噛み込みのタイミングでオン・オフ電
磁弁14をオフにする。と同時にオン・オフ電磁弁13
を開いて、上エアノズル11からエアを吹き出し間紙p
の上面に吹き付ける。これにより、間紙pは金属ストリ
ップmの上面に押し付けられ、下エアノズル12から吹
き出して金属ストリップmの上面と間紙pとの間に残存
しているエア層が押し出されるから、間紙pは金属スト
リップ面に密着する。かくして、金属ストリップmの上
面と間紙pとの間のエアで密着が妨げられて間紙pがば
たつき挿入が不安定になるとか、間紙pに皺が発生する
などの不具合が防止できる。
【0017】この実施例では、先に吹き出させた下エア
ノズル12からの吹き出しを止め、同時に上エアノズル
11からの吹き出しを開始するものとしたが、各エアノ
ズル11,12の吹き出し、吹き止めのタイミングに関
しては、これに限定されるものではない。即ち、上記実
施例において、下エアノズル12を止める前に上エアノ
ズル11からの吹き出しを始め、ある時間の間両エアノ
ズル11,12からの吹き出しを続けるようにしても良
い。あるいは又、金属ストリップmの走行で生じた気流
の影響を受けて、間紙先端が巻取りリールに向かう方向
からずれた場合などには、上下のエアノズルから同時に
吹き出して間紙先端の進行方向を修正することも可能で
ある。
【0018】要は、上下の各エアノズル11,12の開
閉を独立に制御できればよく、これにより間紙を安定し
て、正確に挿入することができ、紙皺の発生も防止する
ことができる。なお、上記実施例は、エアノズルの開閉
を制御するのにオン・オフ電磁弁を用いた場合を示した
が、これに代えて流量制御弁を用いても同様の効果を得
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
間紙挿入装置のガイドロールと金属薄板巻取り装置の巻
取りリールとを結んだ接線の上下に、作動のタイミング
をそれぞれ独立に制御可能としたエアノズルを配設した
ため、間紙の上下両方向から最適のタイミングでエアを
吹き出し、間紙先端を巻取りリールまで安定して導くと
ともに、完全に金属薄板面に密着させた状態で噛み込ま
せることが可能になり、その結果、間紙の先端挿入がラ
イン停止を伴わずに確実かつ容易にでき、ラインの稼働
率が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間紙挿入装置の一実施例の要部を模式
的に示した図である。
【図2】従来の間紙挿入装置の要部を、金属薄板巻取り
装置の部分とともに模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 金属薄板(ストリップ)巻取り装置 2 間紙挿入装置 4a 巻取りリール 7 ガイドロール 11 上エアノズル 12 下エアノズル 13 (上エアノズル用)制御弁 14 (下エアノズル用)制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−337548(JP,A) 実開 昭60−151845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/26 B65H 39/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板処理ラインの出側に設置された
    薄板巻取り装置の巻取りリールに巻き取られる金属薄板
    の層間に、ガイドロールを介して間紙を導いて挿入する
    間紙挿入装置において、 前記ガイドロールと薄板の巻取りリールとを結んだ接線
    の上下に、該接線沿いにエアを吹き出すエアノズルを配
    設するとともに、各エアノズルの作動のタイミングをそ
    れぞれ独立に制御可能としたことを特徴とする金属薄板
    巻取り装置における間紙挿入装置。
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