JPH04228217A - 熱延鋼帯の搬送方向切換装置と巻取り装置 - Google Patents
熱延鋼帯の搬送方向切換装置と巻取り装置Info
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- JPH04228217A JPH04228217A JP11044491A JP11044491A JPH04228217A JP H04228217 A JPH04228217 A JP H04228217A JP 11044491 A JP11044491 A JP 11044491A JP 11044491 A JP11044491 A JP 11044491A JP H04228217 A JPH04228217 A JP H04228217A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/14—Guiding, positioning or aligning work
- B21B39/18—Switches for directing work in metal-rolling mills or trains
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B15/00—Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B2015/0057—Coiling the rolled product
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/006—Pinch roll sets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/14—Guiding, positioning or aligning work
Landscapes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延後の熱延鋼帯の搬
送方向切替装置、該搬送方向切替装置を用いた熱延鋼帯
の巻取装置、および該巻取装置を組み込んだ熱延鋼帯の
連続仕上圧延装置に関する。さらに詳述すれば、本発明
は、連続して仕上圧延される熱延鋼帯を、複数基のダウ
ンコイラに順次高速で巻取るために用いる、熱延鋼帯の
搬送方向切換装置、該搬送方向切替装置を用いた熱延鋼
帯の巻取装置、および該巻き取り装置を組み込んだ熱延
鋼帯の連続仕上圧延装置に関する。
送方向切替装置、該搬送方向切替装置を用いた熱延鋼帯
の巻取装置、および該巻取装置を組み込んだ熱延鋼帯の
連続仕上圧延装置に関する。さらに詳述すれば、本発明
は、連続して仕上圧延される熱延鋼帯を、複数基のダウ
ンコイラに順次高速で巻取るために用いる、熱延鋼帯の
搬送方向切換装置、該搬送方向切替装置を用いた熱延鋼
帯の巻取装置、および該巻き取り装置を組み込んだ熱延
鋼帯の連続仕上圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱延鋼帯は、重さが約30ton
程度のスラブを粗圧延した後、各スラブ毎に、6〜7
スタンドの圧延機からなる仕上ミルで、最小板厚が1.
2 mm程度となるまで熱間圧延を行い、さらにホット
ランテーブルで所定の温度まで冷却した後、ダウンコイ
ラによりコイル状に巻取る非連続圧延方法により圧延を
行っていた。
程度のスラブを粗圧延した後、各スラブ毎に、6〜7
スタンドの圧延機からなる仕上ミルで、最小板厚が1.
2 mm程度となるまで熱間圧延を行い、さらにホット
ランテーブルで所定の温度まで冷却した後、ダウンコイ
ラによりコイル状に巻取る非連続圧延方法により圧延を
行っていた。
【0003】この非連続圧延方法において、熱延鋼板の
品質に大きな影響を与える仕上圧延は、複数段のスタン
ドからなるタンデム圧延であり、圧延材先端の通板時は
、蛇行、キャンバー、鼻上り、さらには鼻下りといった
先端形状の不良に起因する圧延トラブルの発生を防止す
るため、低速で圧延を行わざるを得ない。このために、
その先端部の圧延時の熱延鋼帯の温度が低下してしまい
、得られる成品の機械的特性が悪化するだけでなく、圧
延材の板厚、板クラウン、さらには平坦度も悪化すると
いう問題があった。
品質に大きな影響を与える仕上圧延は、複数段のスタン
ドからなるタンデム圧延であり、圧延材先端の通板時は
、蛇行、キャンバー、鼻上り、さらには鼻下りといった
先端形状の不良に起因する圧延トラブルの発生を防止す
るため、低速で圧延を行わざるを得ない。このために、
その先端部の圧延時の熱延鋼帯の温度が低下してしまい
、得られる成品の機械的特性が悪化するだけでなく、圧
延材の板厚、板クラウン、さらには平坦度も悪化すると
いう問題があった。
【0004】この問題は、従来より、特に需要が多い薄
物広幅材において顕著に発生していたが、前述のように
、圧延材先端の形状不良の発生を防止するためには、低
速で圧延を行うという対策以外は考えられず、従来は、
低歩留りさらには低能率で製造せざるを得なかった。こ
の問題の解決方法として、粗圧延機と仕上圧延機との間
で、先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部とを溶接
等によって接合して仕上圧延を連続して行う仕上連続圧
延方法が提案されている。この仕上連続圧延方法を簡単
に説明する。
物広幅材において顕著に発生していたが、前述のように
、圧延材先端の形状不良の発生を防止するためには、低
速で圧延を行うという対策以外は考えられず、従来は、
低歩留りさらには低能率で製造せざるを得なかった。こ
の問題の解決方法として、粗圧延機と仕上圧延機との間
で、先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部とを溶接
等によって接合して仕上圧延を連続して行う仕上連続圧
延方法が提案されている。この仕上連続圧延方法を簡単
に説明する。
【0005】すなわち、仕上圧延前の先行圧延材の後端
と後行圧延材の先端とを接合機により接合して、一体と
して連続的に、仕上圧延およびホットランテーブルでの
冷却を行って所定の温度に冷却した後、フライングシャ
ーでこれら2種の圧延材を切断・分割して、先行圧延材
および後行圧延材をそれぞれ別のダウンコイラで巻き取
る方法である。したがって、この仕上連続圧延方法を実
施するためには、切断・分割された2種の圧延材の走行
方向を熱間圧延終了後ダウンコイラによる巻取り前にそ
れぞれ切換えておく必要がある。このような、2種の圧
延材の走行方向の切換えを可能とする技術として、特開
昭61−119326号公報には、ピンチロールの下流
側に、上面ロールおよび下面ロールの2ロールを備える
デフレクタを装備しておき、該デフレクタを上下方向に
移転させることにより、前記2ロ−ルにより圧延材の上
面または下面を案内して、圧延材の走行方向を切換える
技術が提案されている。
と後行圧延材の先端とを接合機により接合して、一体と
して連続的に、仕上圧延およびホットランテーブルでの
冷却を行って所定の温度に冷却した後、フライングシャ
ーでこれら2種の圧延材を切断・分割して、先行圧延材
および後行圧延材をそれぞれ別のダウンコイラで巻き取
る方法である。したがって、この仕上連続圧延方法を実
施するためには、切断・分割された2種の圧延材の走行
方向を熱間圧延終了後ダウンコイラによる巻取り前にそ
れぞれ切換えておく必要がある。このような、2種の圧
延材の走行方向の切換えを可能とする技術として、特開
昭61−119326号公報には、ピンチロールの下流
側に、上面ロールおよび下面ロールの2ロールを備える
デフレクタを装備しておき、該デフレクタを上下方向に
移転させることにより、前記2ロ−ルにより圧延材の上
面または下面を案内して、圧延材の走行方向を切換える
技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開昭6
1−119326号公報により提案された技術は、デフ
レクターを用いて移転させることにより複数の圧延材の
走行方向を切換えるために、装置が複雑となるとともに
、切換えに要する時間は主としてデフレクターの動作時
間に支配されているため、熱延ラインの高速化に対応す
ることが難しいという問題があり、現実には、その実施
は容易ではなかった。ここに、本発明の目的は、連続し
て圧延される熱延鋼帯を、複数基のダウンコイラに順次
高速で巻き取るために用いる熱延鋼帯の搬送方向切換装
置、該搬送方向切替装置を用いた巻取装置さらには該巻
取装置を組込んだ連続仕上圧延装置を提供することにあ
る。
1−119326号公報により提案された技術は、デフ
レクターを用いて移転させることにより複数の圧延材の
走行方向を切換えるために、装置が複雑となるとともに
、切換えに要する時間は主としてデフレクターの動作時
間に支配されているため、熱延ラインの高速化に対応す
ることが難しいという問題があり、現実には、その実施
は容易ではなかった。ここに、本発明の目的は、連続し
て圧延される熱延鋼帯を、複数基のダウンコイラに順次
高速で巻き取るために用いる熱延鋼帯の搬送方向切換装
置、該搬送方向切替装置を用いた巻取装置さらには該巻
取装置を組込んだ連続仕上圧延装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため種々検討を重ねた。その結果、ダウンコイ
ラ前に設置したピンチロールには、ダウンコイラへ熱延
鋼帯を誘導する働きがあるが、このピンチロールの上下
2つのロールのオフセット角 (上ロ−ルおよび下ロ−
ルのそれぞれの中心点を結んだ直線と垂直線とのなす角
度をいう。以下同じ。) を操業中に変更自在な構造と
して、該オフセット角を操業中に変更することにより、
圧延材先端のピンチロールからの飛び出し角、すなわち
熱延鋼帯の搬送方向を制御して、熱延鋼帯の搬送方向を
切り換えることが可能となることを知見した。
解決するため種々検討を重ねた。その結果、ダウンコイ
ラ前に設置したピンチロールには、ダウンコイラへ熱延
鋼帯を誘導する働きがあるが、このピンチロールの上下
2つのロールのオフセット角 (上ロ−ルおよび下ロ−
ルのそれぞれの中心点を結んだ直線と垂直線とのなす角
度をいう。以下同じ。) を操業中に変更自在な構造と
して、該オフセット角を操業中に変更することにより、
圧延材先端のピンチロールからの飛び出し角、すなわち
熱延鋼帯の搬送方向を制御して、熱延鋼帯の搬送方向を
切り換えることが可能となることを知見した。
【0008】すなわち、先行圧延材をダウンコイラに巻
き取り、後行圧延材を、前記先行圧延材を巻き取ったダ
ウンコイラーよりも下流工程に設けられた別のダウンコ
イラに巻き取る場合には、先行圧延材の巻き取り中に、
ピンチロ−ルの上下2つのロールの間のオフセット角を
変更しておき、後行圧延材が前記ピンチロ−ルを通過し
た後、後行圧延材の先端のピンチロール飛び出し方向
(後行圧延材の搬送方向) が当初のパスラインよりも
上方になるようにすれば良い。一方、後行圧延材をダウ
ンコイラに巻き取る場合には、先行圧延材がピンチロー
ル通過中に後行圧延材先端の飛び出し角がパスラインよ
りも下方になるように、ピンチロ−ルの上ロ−ルを下流
方向に移動して前記オフセット角を調整すれば良い。な
お、このオフセット角の調整には、前述のように、ピン
チロ−ルの上ロ−ルまたは下ロ−ルの何れかの位置を変
更すればよいことになるが、ローラテーブルや先端誘導
ガイドとの干渉等を考慮すると、ピンチロールの上ロー
ルを移動することで行うことが望ましい。
き取り、後行圧延材を、前記先行圧延材を巻き取ったダ
ウンコイラーよりも下流工程に設けられた別のダウンコ
イラに巻き取る場合には、先行圧延材の巻き取り中に、
ピンチロ−ルの上下2つのロールの間のオフセット角を
変更しておき、後行圧延材が前記ピンチロ−ルを通過し
た後、後行圧延材の先端のピンチロール飛び出し方向
(後行圧延材の搬送方向) が当初のパスラインよりも
上方になるようにすれば良い。一方、後行圧延材をダウ
ンコイラに巻き取る場合には、先行圧延材がピンチロー
ル通過中に後行圧延材先端の飛び出し角がパスラインよ
りも下方になるように、ピンチロ−ルの上ロ−ルを下流
方向に移動して前記オフセット角を調整すれば良い。な
お、このオフセット角の調整には、前述のように、ピン
チロ−ルの上ロ−ルまたは下ロ−ルの何れかの位置を変
更すればよいことになるが、ローラテーブルや先端誘導
ガイドとの干渉等を考慮すると、ピンチロールの上ロー
ルを移動することで行うことが望ましい。
【0009】本発明者は、このようにして、ピンチロ−
ルの上下2つのロ−ルの間のオフセット角を変更するこ
とにより、熱延鋼帯の搬送方向を切り換えることができ
ることを知見したが、さらに検討を重ねた結果、熱延鋼
帯がピンチロールを通板中に、単にピンチロールのオフ
セット角を変更すると、その瞬間に、ダウンコイラとピ
ンチロールとの間における熱延鋼帯の張力が大きく変動
するため、巻取り形状不良や特に高速巻き取り物の場合
は板幅ネッキングが発生するおそれがあることを知見し
た。したがって、本発明者は、この張力変動を防止する
ために、ピンチロール出側に例えばルーパロールのよう
な張力調整手段を設けて、熱延鋼板の張力を調整するこ
とが有効であることを知見した。
ルの上下2つのロ−ルの間のオフセット角を変更するこ
とにより、熱延鋼帯の搬送方向を切り換えることができ
ることを知見したが、さらに検討を重ねた結果、熱延鋼
帯がピンチロールを通板中に、単にピンチロールのオフ
セット角を変更すると、その瞬間に、ダウンコイラとピ
ンチロールとの間における熱延鋼帯の張力が大きく変動
するため、巻取り形状不良や特に高速巻き取り物の場合
は板幅ネッキングが発生するおそれがあることを知見し
た。したがって、本発明者は、この張力変動を防止する
ために、ピンチロール出側に例えばルーパロールのよう
な張力調整手段を設けて、熱延鋼板の張力を調整するこ
とが有効であることを知見した。
【0010】また、本発明者は、走間切断した熱延鋼帯
の先行圧延材と後行圧延材とが重なってピンチロールに
噛み込むと、ピンチロールのオフセット角を前述のよう
な手段により適切に設定しても、後行圧延材の先端の飛
び出し方向が不適切となってしまうことを知見した。こ
れを防止するためには、ピンチロール通過後の熱延鋼帯
を押圧する張力調整手段 (例えば、ルーパロール)
をピンチロール〜ダウンコイラ間に設置して、この間に
おける熱延鋼帯の張力を調整することにより先行圧延材
を後行圧延材よりも早くピンチロールから引張り出すこ
とができ、前述のような先行圧延材と後行圧延材との重
なりを防止することができることを知見した。このよう
な知見に基づいて、本発明者らはさらに検討を重ねた結
果、本発明を完成した。
の先行圧延材と後行圧延材とが重なってピンチロールに
噛み込むと、ピンチロールのオフセット角を前述のよう
な手段により適切に設定しても、後行圧延材の先端の飛
び出し方向が不適切となってしまうことを知見した。こ
れを防止するためには、ピンチロール通過後の熱延鋼帯
を押圧する張力調整手段 (例えば、ルーパロール)
をピンチロール〜ダウンコイラ間に設置して、この間に
おける熱延鋼帯の張力を調整することにより先行圧延材
を後行圧延材よりも早くピンチロールから引張り出すこ
とができ、前述のような先行圧延材と後行圧延材との重
なりを防止することができることを知見した。このよう
な知見に基づいて、本発明者らはさらに検討を重ねた結
果、本発明を完成した。
【0011】ここに、本発明の要旨とするところは、搬
送される熱延鋼帯に対する上下対になったピンチロ−ル
から成り、一方のロ−ルに対する他方のロ−ルのオフセ
ット角を変更自在としたことを特徴とする熱延鋼帯の搬
送方向切換装置である。また、本発明は、別の面からは
、上記の熱延鋼帯の搬送方向切換装置と、該切換装置か
らの熱延鋼帯をコイル状に巻取るダウンコイラと、前記
搬送方向切換装置の出側に設けられ、前記搬送方向切換
装置の通過後の熱延鋼帯を押圧して、該搬送方向切換装
置と前記ダウンコイラとの間における熱延鋼帯の張力の
調整を行う張力調整手段とから成る熱延鋼帯の巻取り装
置である。さらに、別の面からは、仕上げ圧延機群、走
間切断機および巻取り装置群を有する熱延鋼帯の連続仕
上圧延装置であって、前記巻取り装置群は1または2以
上の巻取り装置からなり、そのうちの少なくとも1つの
巻取り装置は上記の巻取り装置であることを特徴とする
熱延鋼帯の連続仕上圧延装置である。
送される熱延鋼帯に対する上下対になったピンチロ−ル
から成り、一方のロ−ルに対する他方のロ−ルのオフセ
ット角を変更自在としたことを特徴とする熱延鋼帯の搬
送方向切換装置である。また、本発明は、別の面からは
、上記の熱延鋼帯の搬送方向切換装置と、該切換装置か
らの熱延鋼帯をコイル状に巻取るダウンコイラと、前記
搬送方向切換装置の出側に設けられ、前記搬送方向切換
装置の通過後の熱延鋼帯を押圧して、該搬送方向切換装
置と前記ダウンコイラとの間における熱延鋼帯の張力の
調整を行う張力調整手段とから成る熱延鋼帯の巻取り装
置である。さらに、別の面からは、仕上げ圧延機群、走
間切断機および巻取り装置群を有する熱延鋼帯の連続仕
上圧延装置であって、前記巻取り装置群は1または2以
上の巻取り装置からなり、そのうちの少なくとも1つの
巻取り装置は上記の巻取り装置であることを特徴とする
熱延鋼帯の連続仕上圧延装置である。
【0012】ところで、本発明者らはさらに検討を重ね
た結果、前述のように走間切断した熱延鋼帯の先行圧延
材と後行圧延材とが重なってピンチロールに噛み込んだ
場合、先行圧延材の有無にかかわらず後行圧延材の進行
方向をコントロールできる補助手段を用いることが後行
圧延材の先端の飛び出し方向を適切に制御するためには
より有効であり、例えば前記補助手段として磁力を利用
することが有効であることを知見した。すなわち、電磁
石を組み込んだガイドロールを上下ピンチロールの出側
直近にそれぞれ配置しておき、後行圧延材を下流に搬送
する場合は、上ピンチロールのガイドロールに組み込ん
だ電磁石を作動させて後行圧延材を搬送し、一方後行圧
延材をピンチロール通過直後にダウンコイラに巻取る場
合には下ピンチロールのガイドロールに組み込んだ電磁
石を作動させて後行圧延材を搬送することによって、鋼
板の飛び出し方向を補助的にコントロールする。
た結果、前述のように走間切断した熱延鋼帯の先行圧延
材と後行圧延材とが重なってピンチロールに噛み込んだ
場合、先行圧延材の有無にかかわらず後行圧延材の進行
方向をコントロールできる補助手段を用いることが後行
圧延材の先端の飛び出し方向を適切に制御するためには
より有効であり、例えば前記補助手段として磁力を利用
することが有効であることを知見した。すなわち、電磁
石を組み込んだガイドロールを上下ピンチロールの出側
直近にそれぞれ配置しておき、後行圧延材を下流に搬送
する場合は、上ピンチロールのガイドロールに組み込ん
だ電磁石を作動させて後行圧延材を搬送し、一方後行圧
延材をピンチロール通過直後にダウンコイラに巻取る場
合には下ピンチロールのガイドロールに組み込んだ電磁
石を作動させて後行圧延材を搬送することによって、鋼
板の飛び出し方向を補助的にコントロールする。
【0013】このようにして、先行圧延材と後行圧延材
とが重なった状態でピンチロールに噛み込んだ場合にも
、電磁石が組み込まれた一対のガイドロールを前期ピン
チロールの出側直近に設けて搬送方向切替装置を構成し
ておくことにより、後行圧延材の搬送方向をコントロー
ルできる。なお、ガイドロールは、搬送あるいは疵発生
防止の観点から駆動する方が良い。電磁力を利用するメ
リットは、非接触で鋼板の進行方向修正が可能なこと、
電磁コイルに流す電流のON−OFFによって瞬時に切
り換えが可能なこと、電磁コイルに流す電流のコントロ
ールによって鋼板に作用する力をコントロールできるこ
とである。
とが重なった状態でピンチロールに噛み込んだ場合にも
、電磁石が組み込まれた一対のガイドロールを前期ピン
チロールの出側直近に設けて搬送方向切替装置を構成し
ておくことにより、後行圧延材の搬送方向をコントロー
ルできる。なお、ガイドロールは、搬送あるいは疵発生
防止の観点から駆動する方が良い。電磁力を利用するメ
リットは、非接触で鋼板の進行方向修正が可能なこと、
電磁コイルに流す電流のON−OFFによって瞬時に切
り換えが可能なこと、電磁コイルに流す電流のコントロ
ールによって鋼板に作用する力をコントロールできるこ
とである。
【0014】
【作用】本発明を実施例を用いて説明する。図1は、本
発明にかかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置および巻取り
装置の1実施例を併せて示す略式断面図である。図1に
おいて、ピンチロール1は、上ロール11と下ロール1
2とにより上下対に成っており、例えば上ロール11を
上流側 (図1中実線で示す位置) または下流側(図
1中破線で示す位置) に適宜手段で移動させることに
より、一方のロ−ルに対する他方のロ−ルのオフセット
角 (本実施例においては下ロールに対する上ロ−ルの
オフセット角) を調整している。なお、上ロ−ル11
をこのように移動させるための手段は、何ら限定を要す
るものではなく、公知の手段によればよい。例えば、図
3に示したように、上ロール支持アーム32を油圧シリ
ンダ31で移動させる方法を例示することができる。
発明にかかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置および巻取り
装置の1実施例を併せて示す略式断面図である。図1に
おいて、ピンチロール1は、上ロール11と下ロール1
2とにより上下対に成っており、例えば上ロール11を
上流側 (図1中実線で示す位置) または下流側(図
1中破線で示す位置) に適宜手段で移動させることに
より、一方のロ−ルに対する他方のロ−ルのオフセット
角 (本実施例においては下ロールに対する上ロ−ルの
オフセット角) を調整している。なお、上ロ−ル11
をこのように移動させるための手段は、何ら限定を要す
るものではなく、公知の手段によればよい。例えば、図
3に示したように、上ロール支持アーム32を油圧シリ
ンダ31で移動させる方法を例示することができる。
【0015】また、本実施例においては、上ロ−ル11
が、固定されている下ロ−ル12に対して可動自在に設
置されているが、本発明は、この態様にのみに限定され
るものではなく、この逆に下ロ−ルが固定された上ロ−
ルに対して可動自在に設置されていてもよい。ピンチロ
−ル1の出側には電磁石を組み込んだガイドロール41
、42が設置されている。ガイドロール41は上ピンチ
ロール11に固定されており、ピンチロールの移動と共
に移動するように構成される。ガイドロール41、42
は駆動式であり、ガイドロールの胴部には、例えば図4
(a) および図4(b) に示したように複数個の電
磁石43が組み込まれている。図4(a) はガイドロ
ールの略式縦断面図であり、図4(b) はガイドロー
ルの略式水平断面図である。この電磁石は、ガイドロー
ル軸端から供給される電流値をコントロールすることで
適切な磁力に調整できる。
が、固定されている下ロ−ル12に対して可動自在に設
置されているが、本発明は、この態様にのみに限定され
るものではなく、この逆に下ロ−ルが固定された上ロ−
ルに対して可動自在に設置されていてもよい。ピンチロ
−ル1の出側には電磁石を組み込んだガイドロール41
、42が設置されている。ガイドロール41は上ピンチ
ロール11に固定されており、ピンチロールの移動と共
に移動するように構成される。ガイドロール41、42
は駆動式であり、ガイドロールの胴部には、例えば図4
(a) および図4(b) に示したように複数個の電
磁石43が組み込まれている。図4(a) はガイドロ
ールの略式縦断面図であり、図4(b) はガイドロー
ルの略式水平断面図である。この電磁石は、ガイドロー
ル軸端から供給される電流値をコントロールすることで
適切な磁力に調整できる。
【0016】さらに、このピンチロール1に関する上記
以外の限定は何ら必要ではない。すなわち、本発明にお
いて用いるピンチロール1は上ロール11および下ロー
ル12の間のオフセット角が変更自在である点および出
側に電磁石を組み込んだガイドロールを設ける点以外は
、公知のピンチロールと同じ構成であってよい。まず、
仕上圧延後、所定の温度に冷却されてローラーテーブル
5により搬送されてきた圧延材14は、ピンチロール1
のオフセット角の調整および上下ガイドロールに組み込
んだ電磁石の磁力調整によりその搬送方向を切換えられ
る。すなわち、上ロ−ル11が図1中の破線の位置にあ
り下ガイドロールの電磁力を作用させる場合には下方の
ダウンコイラ3へ、また上ロ−ル11が図1中の実線の
位置にあり上ガイドロールの電磁石を作用させる場合に
は下流工程に設けられた巻き取り装置 (図示しない)
へ、それぞれその搬送方向を切換られて搬送される。 このようにして、極めて簡単な構成からなる、本発明に
かかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置を提供することがで
きる。
以外の限定は何ら必要ではない。すなわち、本発明にお
いて用いるピンチロール1は上ロール11および下ロー
ル12の間のオフセット角が変更自在である点および出
側に電磁石を組み込んだガイドロールを設ける点以外は
、公知のピンチロールと同じ構成であってよい。まず、
仕上圧延後、所定の温度に冷却されてローラーテーブル
5により搬送されてきた圧延材14は、ピンチロール1
のオフセット角の調整および上下ガイドロールに組み込
んだ電磁石の磁力調整によりその搬送方向を切換えられ
る。すなわち、上ロ−ル11が図1中の破線の位置にあ
り下ガイドロールの電磁力を作用させる場合には下方の
ダウンコイラ3へ、また上ロ−ル11が図1中の実線の
位置にあり上ガイドロールの電磁石を作用させる場合に
は下流工程に設けられた巻き取り装置 (図示しない)
へ、それぞれその搬送方向を切換られて搬送される。 このようにして、極めて簡単な構成からなる、本発明に
かかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置を提供することがで
きる。
【0017】次に、この本発明にかかる熱延鋼帯の搬送
方向切換装置を用いた熱延鋼帯の巻取り装置について説
明する。なお、本明細書において鋼帯の搬送方向切換装
置および巻取り装置は熱延鋼帯を例にとって説明するが
、冷延鋼帯その他についても同様に適用されることは理
解されよう。本発明の効果が発揮される限り、その適用
対象は特に制限されない。図1において、ピンチロール
1の出側には、圧延材14を誘導するための固定ガイド
2および6が設けられている。また、本発明例では、ピ
ンチロ−ル1の出側に2台のルーパロール7および8が
、前記ピンチロ−ル1と前記ダウンコイル3との間にお
ける熱延鋼帯の張力調整手段として設置された場合を示
しているが、このルーパロール7および8は、油圧シリ
ンダ9および10により図1中の矢印方向に移動自在で
ある。さらに、圧延材14の後端が通過する際の板のば
たつきに備えて、固定ガイド4を図示の位置に設置して
ある。なお、13は、下流の巻取り装置に搬送される圧
延材14を案内するロ−ラーテーブルである。
方向切換装置を用いた熱延鋼帯の巻取り装置について説
明する。なお、本明細書において鋼帯の搬送方向切換装
置および巻取り装置は熱延鋼帯を例にとって説明するが
、冷延鋼帯その他についても同様に適用されることは理
解されよう。本発明の効果が発揮される限り、その適用
対象は特に制限されない。図1において、ピンチロール
1の出側には、圧延材14を誘導するための固定ガイド
2および6が設けられている。また、本発明例では、ピ
ンチロ−ル1の出側に2台のルーパロール7および8が
、前記ピンチロ−ル1と前記ダウンコイル3との間にお
ける熱延鋼帯の張力調整手段として設置された場合を示
しているが、このルーパロール7および8は、油圧シリ
ンダ9および10により図1中の矢印方向に移動自在で
ある。さらに、圧延材14の後端が通過する際の板のば
たつきに備えて、固定ガイド4を図示の位置に設置して
ある。なお、13は、下流の巻取り装置に搬送される圧
延材14を案内するロ−ラーテーブルである。
【0018】次に、圧延材の搬送方向の切換え・巻取り
方法について説明する。先行圧延材をダウンコイラ3で
巻き取る場合には、通常の巻き取り装置と同様に、上ロ
ール11をオフセット角正側 (図1中の破線で示す位
置) に調整するとともに、ルーパロール7はガイド2
および6の間 (図1中の位置b) に退避させておき
、ガイドロールとして用いる。このとき、先行圧延材の
搬送経路 (板道ともいう) は、ダウンコイラ3と下
ロ−ル12とを結んである破線の位置である。そして、
ダウンコイラ3での巻き取りが安定した後、ルーパロー
ル7を先行圧延材に著しい張力変動が生じないようにし
て、図1中の位置bから徐々に所定の位置 (図1中の
a) まで下げる。 ルーパロールが無い通常の巻き取り装置では、ダウンコ
イラ3のコイル径が大きくなるに従い、板道が上方に変
化していくが、巻取り中のコイル径に応じて、ルーパロ
ールの下げ量を調整することにより、板道変化を小さく
することができるため、巻き取りコイル径を大きくする
ことができる等のメリットもある。先後材のダウンコイ
ラ3への誘導に際しては、下ガイドロール42の電磁石
を特に作用させる必要はないが、作用させれば先端の誘
導がより安定することはいうまでもない。
方法について説明する。先行圧延材をダウンコイラ3で
巻き取る場合には、通常の巻き取り装置と同様に、上ロ
ール11をオフセット角正側 (図1中の破線で示す位
置) に調整するとともに、ルーパロール7はガイド2
および6の間 (図1中の位置b) に退避させておき
、ガイドロールとして用いる。このとき、先行圧延材の
搬送経路 (板道ともいう) は、ダウンコイラ3と下
ロ−ル12とを結んである破線の位置である。そして、
ダウンコイラ3での巻き取りが安定した後、ルーパロー
ル7を先行圧延材に著しい張力変動が生じないようにし
て、図1中の位置bから徐々に所定の位置 (図1中の
a) まで下げる。 ルーパロールが無い通常の巻き取り装置では、ダウンコ
イラ3のコイル径が大きくなるに従い、板道が上方に変
化していくが、巻取り中のコイル径に応じて、ルーパロ
ールの下げ量を調整することにより、板道変化を小さく
することができるため、巻き取りコイル径を大きくする
ことができる等のメリットもある。先後材のダウンコイ
ラ3への誘導に際しては、下ガイドロール42の電磁石
を特に作用させる必要はないが、作用させれば先端の誘
導がより安定することはいうまでもない。
【0019】このようにして、ルーパロール7を所定の
位置a (図1中の位置a) まで下げた後、ピンチロ
ール1の上ロール11を上流側 (オフセット角が小さ
くなる方向)に移動させ、走間切断された後行圧延材を
下流の巻き取り装置に搬送するための準備を行う。この
時、上ルーパロール8は、ガイド2と下流のローラテー
ブル13との間 (図1中のc)に退避させておき、下
流の巻取り装置へ搬送される後続圧延材のガイドロール
として準備をしておく。そして、上ロール11を移動す
ると、ピンチロール1とダウンコイラ3との間の圧延材
張力が増加するが、この張力の増加を、ピンチロール1
やダウンコイラ3の回転数を変化させて短時間に吸収す
ることは困難であり、ルーパロール7の位置調整で張力
を一定に保つことが効果的である。
位置a (図1中の位置a) まで下げた後、ピンチロ
ール1の上ロール11を上流側 (オフセット角が小さ
くなる方向)に移動させ、走間切断された後行圧延材を
下流の巻き取り装置に搬送するための準備を行う。この
時、上ルーパロール8は、ガイド2と下流のローラテー
ブル13との間 (図1中のc)に退避させておき、下
流の巻取り装置へ搬送される後続圧延材のガイドロール
として準備をしておく。そして、上ロール11を移動す
ると、ピンチロール1とダウンコイラ3との間の圧延材
張力が増加するが、この張力の増加を、ピンチロール1
やダウンコイラ3の回転数を変化させて短時間に吸収す
ることは困難であり、ルーパロール7の位置調整で張力
を一定に保つことが効果的である。
【0020】このようにして、先行圧延材のダウンコイ
ラ3への巻取りが完了した後、ピンチロ−ル1の上流側
に設置した走間切断機 (図示しない) で圧延材を切
断するが、このときも瞬間的にピンチロール1〜ダウン
コイラ3間における圧延材14の張力は変動する。しか
し、本例においては、張力調整手段であるルーパロール
7により、この張力変動は問題ない値まで低減される。 そして、圧延材14の切断前後でピンチロール1のガイ
ドロール41の電磁石を作動させる。ピンチロール1の
オフセット角は、上ロ−ル11が図1における実線の位
置にあって、圧延材先端のピンチロール飛び出し方向が
パスラインよりも上方になるようにセットされているた
め、後行圧延材の先端は、ダウンコイラ3へは誘導され
ず、ピンチロ−ル1を通過する前のパスラインを保った
まま、固定ガイド2の上方を通過して、下流工程に設け
られた巻き取り装置に搬送される。なお、ピンチロール
1の上ロールの移動範囲は特に限定を要するのではない
が、オフセット角で−5°〜+20°程度であればよい
。
ラ3への巻取りが完了した後、ピンチロ−ル1の上流側
に設置した走間切断機 (図示しない) で圧延材を切
断するが、このときも瞬間的にピンチロール1〜ダウン
コイラ3間における圧延材14の張力は変動する。しか
し、本例においては、張力調整手段であるルーパロール
7により、この張力変動は問題ない値まで低減される。 そして、圧延材14の切断前後でピンチロール1のガイ
ドロール41の電磁石を作動させる。ピンチロール1の
オフセット角は、上ロ−ル11が図1における実線の位
置にあって、圧延材先端のピンチロール飛び出し方向が
パスラインよりも上方になるようにセットされているた
め、後行圧延材の先端は、ダウンコイラ3へは誘導され
ず、ピンチロ−ル1を通過する前のパスラインを保った
まま、固定ガイド2の上方を通過して、下流工程に設け
られた巻き取り装置に搬送される。なお、ピンチロール
1の上ロールの移動範囲は特に限定を要するのではない
が、オフセット角で−5°〜+20°程度であればよい
。
【0021】先行材後端と後行材先端とが非常に接近し
ているか、または万一重なった場合でも、電磁力により
後行材先端の進行方向はパスライン上方に維持されるた
め、ダウンコイラ3の方向に誘導されるというトラブル
は防止できる。次に、ピンチロ−ル1よりも下流に設け
られた巻き取り装置 (図示しない) により、先行圧
延材が巻き取られた後、後行圧延材をダウンコイラ3に
より巻き取る場合について説明する。まず、下流に設け
られた巻取り装置で巻き取りが開始された後、上方ルー
パロール8は、所定の高さ (図1中のd)まで徐々に
上昇する。その後、後行圧延材の先端をダウンコイラ3
に誘導するため、ピンチロールの上ロール11を下流方
向に移動して、図2中に破線で示す位置へ移動させる。 この時に生じる張力変動は、上述したのと同様に、ルー
パロール8の上下動により防止される。次に、ピンチロ
−ルの上流に設けられた走間切断機により圧延材が切断
される前後に下ガイドロール42の電磁石を作動させて
、固定ガイド2、6によってダウンコイラ3へと誘導さ
れ巻き取られる。
ているか、または万一重なった場合でも、電磁力により
後行材先端の進行方向はパスライン上方に維持されるた
め、ダウンコイラ3の方向に誘導されるというトラブル
は防止できる。次に、ピンチロ−ル1よりも下流に設け
られた巻き取り装置 (図示しない) により、先行圧
延材が巻き取られた後、後行圧延材をダウンコイラ3に
より巻き取る場合について説明する。まず、下流に設け
られた巻取り装置で巻き取りが開始された後、上方ルー
パロール8は、所定の高さ (図1中のd)まで徐々に
上昇する。その後、後行圧延材の先端をダウンコイラ3
に誘導するため、ピンチロールの上ロール11を下流方
向に移動して、図2中に破線で示す位置へ移動させる。 この時に生じる張力変動は、上述したのと同様に、ルー
パロール8の上下動により防止される。次に、ピンチロ
−ルの上流に設けられた走間切断機により圧延材が切断
される前後に下ガイドロール42の電磁石を作動させて
、固定ガイド2、6によってダウンコイラ3へと誘導さ
れ巻き取られる。
【0022】このように、本発明にかかる熱延鋼板の搬
送方向切換装置を含む巻き取り装置を用いると、先行圧
延材と後行圧延材との巻き取り選択を瞬時に行うことが
でき、仕上連続圧延のように、その時間間隔が 0.2
秒程度である圧延材の巻き取りにも充分に対応可能であ
る。 次に、本発明にかかる熱延鋼帯の連続仕上圧延装置につ
いて説明する。
送方向切換装置を含む巻き取り装置を用いると、先行圧
延材と後行圧延材との巻き取り選択を瞬時に行うことが
でき、仕上連続圧延のように、その時間間隔が 0.2
秒程度である圧延材の巻き取りにも充分に対応可能であ
る。 次に、本発明にかかる熱延鋼帯の連続仕上圧延装置につ
いて説明する。
【0023】図2は、本発明にかかる熱延鋼帯の連続仕
上圧延装置の一例の構成を示す略式説明図である。図2
において、上流側 (同図に向かって左側) から順次
、粗圧延ミル15、粗バー巻取り機16、粗バー巻戻し
機17、粗バー接合機18、粗バールーパ19、仕上圧
延ミル20、ホットランスプレー21、ホットランテー
ブル22、ピンチロール23、走間切断機24、本発明
にかかる巻取り装置25および公知の巻取り装置26が
設置されている。いくつかの巻取り装置のうちの少なく
とも1つを本発明にかかる巻取り装置で構成すればよい
が、図示例にあってこれらの本発明にかかる巻取り装置
25以外、つまり最終段の巻取り装置は従来から公知の
装置を用いればよく、何ら限定を要さない。換言すれば
、本発明の好適態様にあって、最終段を除いてその上流
側の少なくとも1の巻取り装置を本発明にかかる巻取装
置で構成すればよい。
上圧延装置の一例の構成を示す略式説明図である。図2
において、上流側 (同図に向かって左側) から順次
、粗圧延ミル15、粗バー巻取り機16、粗バー巻戻し
機17、粗バー接合機18、粗バールーパ19、仕上圧
延ミル20、ホットランスプレー21、ホットランテー
ブル22、ピンチロール23、走間切断機24、本発明
にかかる巻取り装置25および公知の巻取り装置26が
設置されている。いくつかの巻取り装置のうちの少なく
とも1つを本発明にかかる巻取り装置で構成すればよい
が、図示例にあってこれらの本発明にかかる巻取り装置
25以外、つまり最終段の巻取り装置は従来から公知の
装置を用いればよく、何ら限定を要さない。換言すれば
、本発明の好適態様にあって、最終段を除いてその上流
側の少なくとも1の巻取り装置を本発明にかかる巻取装
置で構成すればよい。
【0024】本発明にかかる巻き取り装置は、最下流の
巻き取り装置26(すなわち、それより下流に巻取り装
置を有さない巻取り装置) に用いる必要はなく、その
上流の巻き取り装置25に用いればよい。また、ピンチ
ロール23は、圧延材を走間切断しても、上流側の圧延
材の張力が一定となるように調整する作用を担っている
。このピンチロール23と走間切断機24とは、圧延材
を冷却するホットランスプレー21と巻き取り装置25
との間に設置しなければならない。なぜならば、仕上圧
延ミル20とホットランスプレー21との間に走間切断
機24を設置すると、切断後の後行圧延材の先端の通板
が困難となるためである。
巻き取り装置26(すなわち、それより下流に巻取り装
置を有さない巻取り装置) に用いる必要はなく、その
上流の巻き取り装置25に用いればよい。また、ピンチ
ロール23は、圧延材を走間切断しても、上流側の圧延
材の張力が一定となるように調整する作用を担っている
。このピンチロール23と走間切断機24とは、圧延材
を冷却するホットランスプレー21と巻き取り装置25
との間に設置しなければならない。なぜならば、仕上圧
延ミル20とホットランスプレー21との間に走間切断
機24を設置すると、切断後の後行圧延材の先端の通板
が困難となるためである。
【0025】特に、薄物広幅材の圧延では、ホットラン
スプレーの水圧で圧延材の通板が防げられたり、高速で
通板するとその先端が浮き上がるという問題がある。ま
た、冷却水むらで形状不良が発生するという問題もある
。したがって、これらの問題の対策として、ピンチロー
ル23と走間切断機24とをホットランスプレー21の
下流に設置するのである。このように設置することによ
り、ホットランスプレー帯の圧延材先端の通板不良を無
くし、常に張力を付与した状態で冷却が可能となり、冷
却むらによる形状不良も防止可能となる。そして、この
図2に示す装置により、仕上連続圧延を行う方法を簡単
に説明する。
スプレーの水圧で圧延材の通板が防げられたり、高速で
通板するとその先端が浮き上がるという問題がある。ま
た、冷却水むらで形状不良が発生するという問題もある
。したがって、これらの問題の対策として、ピンチロー
ル23と走間切断機24とをホットランスプレー21の
下流に設置するのである。このように設置することによ
り、ホットランスプレー帯の圧延材先端の通板不良を無
くし、常に張力を付与した状態で冷却が可能となり、冷
却むらによる形状不良も防止可能となる。そして、この
図2に示す装置により、仕上連続圧延を行う方法を簡単
に説明する。
【0026】粗バー接合機18により先行圧延材の後端
部と後行圧延材の先端部とを接合された圧延材は、仕上
圧延ミル20により圧延を終了し、ホットランスプレー
21により所定の温度に冷却される。そして、ピンチロ
−ル23を通過した後、先行圧延材は本発明にかかる熱
延鋼帯の巻取り装置に設けてあるダウンコイラに巻き取
られる。 そして、先行圧延材と後行圧延材との接合部が走間切断
機24に達した時点で、走間切断機24により先行圧延
材と後行圧延材とを切断・分離して、前述のように、本
発明にかかる熱延鋼帯の巻取り装置のピンチロ−ルのオ
フセット角を切り換えるとともに出側ガイドロールの電
磁石を作用させて、先行圧延材を巻き取ったダウンコイ
ラとは別のダウンコイラに巻き取ればよい。このように
して、本発明により、連続して圧延される熱延鋼帯を、
複数基のダウンコイラに順次高速で巻取ることが可能と
なる。
部と後行圧延材の先端部とを接合された圧延材は、仕上
圧延ミル20により圧延を終了し、ホットランスプレー
21により所定の温度に冷却される。そして、ピンチロ
−ル23を通過した後、先行圧延材は本発明にかかる熱
延鋼帯の巻取り装置に設けてあるダウンコイラに巻き取
られる。 そして、先行圧延材と後行圧延材との接合部が走間切断
機24に達した時点で、走間切断機24により先行圧延
材と後行圧延材とを切断・分離して、前述のように、本
発明にかかる熱延鋼帯の巻取り装置のピンチロ−ルのオ
フセット角を切り換えるとともに出側ガイドロールの電
磁石を作用させて、先行圧延材を巻き取ったダウンコイ
ラとは別のダウンコイラに巻き取ればよい。このように
して、本発明により、連続して圧延される熱延鋼帯を、
複数基のダウンコイラに順次高速で巻取ることが可能と
なる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかかる熱
延鋼帯の搬送方向変更装置を用いることにより、極めて
簡単な構成により、熱延鋼帯の搬送方向を短時間で切換
えることが可能となった。さらに、ピンチロール出側に
電磁石を組み込んだガイドロールを設置することにより
、熱延鋼板の搬送方向の切替をより短時間で迅速に行う
ことができる。
延鋼帯の搬送方向変更装置を用いることにより、極めて
簡単な構成により、熱延鋼帯の搬送方向を短時間で切換
えることが可能となった。さらに、ピンチロール出側に
電磁石を組み込んだガイドロールを設置することにより
、熱延鋼板の搬送方向の切替をより短時間で迅速に行う
ことができる。
【0028】また、本発明にかかる熱延鋼帯の巻き取り
装置を組込んだ熱延鋼帯の連続仕上圧延装置を用いるこ
とにより、熱延鋼帯の仕上連続圧延が可能となり、高歩
留・高能率化を図ることができる。また、この本発明に
かかる連続仕上圧延装置を用いることにより、通板が安
定するとともに熱延鋼帯のより一層の薄板化を図ること
ができる。
装置を組込んだ熱延鋼帯の連続仕上圧延装置を用いるこ
とにより、熱延鋼帯の仕上連続圧延が可能となり、高歩
留・高能率化を図ることができる。また、この本発明に
かかる連続仕上圧延装置を用いることにより、通板が安
定するとともに熱延鋼帯のより一層の薄板化を図ること
ができる。
【0029】かかる効果を有する本発明の意義は極めて
著しい。
著しい。
【図1】本発明にかかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置お
よび巻取り装置を説明する略式断面図である。
よび巻取り装置を説明する略式断面図である。
【図2】本発明にかかる熱延鋼帯の連続仕上圧延装置の
一例の構成を示す略式説明図である。
一例の構成を示す略式説明図である。
【図3】本発明にかかる熱延鋼帯の搬送方向切換装置の
オフセット角の調整機構の一例を示す略式説明図である
。
オフセット角の調整機構の一例を示す略式説明図である
。
【図4】本発明にかかる熱延鋼帯の搬送方向切替装置の
ガイドロールの例を示す略式説明図であり、図4(a)
はガイドロールの略式縦断面図、図4(b) はガイ
ドロールの略式水平断面図である。
ガイドロールの例を示す略式説明図であり、図4(a)
はガイドロールの略式縦断面図、図4(b) はガイ
ドロールの略式水平断面図である。
1:ピンチロ−ル
2:固定ガイド3:ダウンコイラ
4:固定ガイド5:ローラーテーブ
ル 6:固定ガイド7:ル
ーパロ−ル 8:
ルーパロ−ル9:油圧シリンダー
10:油圧シリンダー 11:上ロ−ル
12:下ロ−ル13:ローラーテーブル
14:被圧延材15:粗圧延ミ
ル 16:粗
バー巻取り機 17:粗バー巻戻し機
18:粗バー接合機19:粗バールーパ
20:仕上ミル21:ホット
ランスプレー 22:ホットラ
ンテーブル 23:ピンチロール
24:走間切断機25:本発明にかかる巻取り装置
26:公知の巻取り装置 31:油圧シリンダー
32:上ロール支持アーム
2:固定ガイド3:ダウンコイラ
4:固定ガイド5:ローラーテーブ
ル 6:固定ガイド7:ル
ーパロ−ル 8:
ルーパロ−ル9:油圧シリンダー
10:油圧シリンダー 11:上ロ−ル
12:下ロ−ル13:ローラーテーブル
14:被圧延材15:粗圧延ミ
ル 16:粗
バー巻取り機 17:粗バー巻戻し機
18:粗バー接合機19:粗バールーパ
20:仕上ミル21:ホット
ランスプレー 22:ホットラ
ンテーブル 23:ピンチロール
24:走間切断機25:本発明にかかる巻取り装置
26:公知の巻取り装置 31:油圧シリンダー
32:上ロール支持アーム
Claims (4)
- 【請求項1】 搬送される熱延鋼帯に対する上下対に
なったピンチロ−ルから成り、一方のロ−ルに対する他
方のロ−ルのオフセット角を変更自在としたことを特徴
とする熱延鋼帯の搬送方向切換装置。 - 【請求項2】 電磁石が組み込まれた一対のガイドロ
ールを、前記ピンチロールの出側直近に設けたことを特
徴とする請求項1記載の熱延鋼帯の搬送方向切換装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の熱延鋼
帯の搬送方向切換装置と、該切換装置からの熱延鋼帯を
コイル状に巻取るダウンコイラと、前記搬送方向切換装
置の出側に設けられ、前記搬送方向切換装置の通過後の
熱延鋼帯を押圧して、該搬送方向切換装置と前記ダウン
コイラとの間における熱延鋼帯の張力の調整を行う張力
調整手段とから成る熱延鋼帯の巻取り装置。 - 【請求項4】 仕上げ圧延機群、走間切断機および巻
取り装置群を有する熱延鋼帯の連続仕上圧延装置であっ
て、前記巻取り装置群は1または2以上の巻取り装置か
らなり、そのうちの少なくとも1つの巻取り装置は請求
項3記載の巻取り装置であることを特徴とする熱延鋼帯
の連続仕上圧延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11044491A JPH04228217A (ja) | 1990-05-16 | 1991-05-15 | 熱延鋼帯の搬送方向切換装置と巻取り装置 |
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JP2-125858 | 1990-05-16 | ||
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JP11044491A JPH04228217A (ja) | 1990-05-16 | 1991-05-15 | 熱延鋼帯の搬送方向切換装置と巻取り装置 |
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JPH04228217A true JPH04228217A (ja) | 1992-08-18 |
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ID=26450076
Family Applications (1)
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JP11044491A Withdrawn JPH04228217A (ja) | 1990-05-16 | 1991-05-15 | 熱延鋼帯の搬送方向切換装置と巻取り装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-05-15 JP JP11044491A patent/JPH04228217A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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