JP2833956B2 - コイル払い出し装置 - Google Patents
コイル払い出し装置Info
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- JP2833956B2 JP2833956B2 JP8221893A JP8221893A JP2833956B2 JP 2833956 B2 JP2833956 B2 JP 2833956B2 JP 8221893 A JP8221893 A JP 8221893A JP 8221893 A JP8221893 A JP 8221893A JP 2833956 B2 JP2833956 B2 JP 2833956B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板等の帯板処理設備
におけるコイル払い出し装置に関する。
におけるコイル払い出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼板の連続処理ライン例えば、焼鈍ライ
ン、メッキライン、酸洗ライン等において、鋼板を効率
よく処理するために、鋼板を連続的に供給している。こ
れらの連続処理ラインに供給される鋼板は、熱間圧延ま
たは冷間圧延したコイルを生産計画に沿って使用する
が、コイルの先端及び尾端は形状が悪いため切除する必
要がある。取り分け熱延剤コイルは、先端部が熱間圧延
されたままの形状であるため、反りが大きくまた先端部
が山形や凹形となるいわゆるフィッシュテールや先端に
割れが発生することがある。
ン、メッキライン、酸洗ライン等において、鋼板を効率
よく処理するために、鋼板を連続的に供給している。こ
れらの連続処理ラインに供給される鋼板は、熱間圧延ま
たは冷間圧延したコイルを生産計画に沿って使用する
が、コイルの先端及び尾端は形状が悪いため切除する必
要がある。取り分け熱延剤コイルは、先端部が熱間圧延
されたままの形状であるため、反りが大きくまた先端部
が山形や凹形となるいわゆるフィッシュテールや先端に
割れが発生することがある。
【０００３】このような先端の割れやフィッシュテール
部はオフゲージとして切断装置により切除し、酸洗ライ
ン等の連続処理ラインに供給されるが、前記の切断装置
へのコイルの通板を確実にするためにコイルの先端部形
状の矯正を行う必要がある。コイル払い出し装置はコイ
ルの先端部形状の矯正を行い、切断装置へのコイルの通
板を確実にするために設置されるものである。このコイ
ル払い出し装置において、従来はコイルの先端検出、コ
イルの巻き出し及びコイルの先端矯正を各々単独で行っ
ていた。
部はオフゲージとして切断装置により切除し、酸洗ライ
ン等の連続処理ラインに供給されるが、前記の切断装置
へのコイルの通板を確実にするためにコイルの先端部形
状の矯正を行う必要がある。コイル払い出し装置はコイ
ルの先端部形状の矯正を行い、切断装置へのコイルの通
板を確実にするために設置されるものである。このコイ
ル払い出し装置において、従来はコイルの先端検出、コ
イルの巻き出し及びコイルの先端矯正を各々単独で行っ
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
課題として、設置スペースが大きくなるという問題があ
った。即ち、単独の設備でコイルの巻き出し、先端矯正
を行っていたため、各設備毎に専用の装置が必要であっ
た。あるいは、単独作業であるため作業効率が悪化して
いた。さらに、コイルの先端を検出する先端検出装置が
設置されていない設備もあり、人の介入を余儀無くされ
ていた。また、反りが大きく先端形状が悪いため、狭い
空間を通板する際、案内板等に突掛かるトラブルが生
じ、自動化の障害となっていた。本発明は効率よくしか
も確実にコイル払い出し作業を自動化した装置を提供す
るものである。
課題として、設置スペースが大きくなるという問題があ
った。即ち、単独の設備でコイルの巻き出し、先端矯正
を行っていたため、各設備毎に専用の装置が必要であっ
た。あるいは、単独作業であるため作業効率が悪化して
いた。さらに、コイルの先端を検出する先端検出装置が
設置されていない設備もあり、人の介入を余儀無くされ
ていた。また、反りが大きく先端形状が悪いため、狭い
空間を通板する際、案内板等に突掛かるトラブルが生
じ、自動化の障害となっていた。本発明は効率よくしか
も確実にコイル払い出し作業を自動化した装置を提供す
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板等の帯板
処理設備のコイル払い出し装置において、払い出そうと
するコイルのライン前方にスタンドを設け、該スタンド
に傾動自在のアームを軸着し、該アームの一端側にコイ
ルの先端を検出するための先端検出装置及びガイドロー
ルと、コイル先端をライン上に案内するための案内板を
設け、前記アームの他端側にアーム傾動装置を設けたこ
とを特徴とする。また、スタンドに昇降装置により昇降
自在の下ベンディングロールを設け、前記アームに上ベ
ンディングロールを設けることにより、コイルの矯正機
能を備えたものとしてもよい。
処理設備のコイル払い出し装置において、払い出そうと
するコイルのライン前方にスタンドを設け、該スタンド
に傾動自在のアームを軸着し、該アームの一端側にコイ
ルの先端を検出するための先端検出装置及びガイドロー
ルと、コイル先端をライン上に案内するための案内板を
設け、前記アームの他端側にアーム傾動装置を設けたこ
とを特徴とする。また、スタンドに昇降装置により昇降
自在の下ベンディングロールを設け、前記アームに上ベ
ンディングロールを設けることにより、コイルの矯正機
能を備えたものとしてもよい。
【０００６】
【作用】搬送されたコイルを巻き出して、コイルの外周
所定の位置に配設したコイルの先端検出装置により先端
を検出する。次に、コイル先端を検出すると、コイルを
巻き戻し、検出装置の近傍に配設した案内板によりコイ
ル先端をライン上に搬送する。このようにして、搬出装
置と案内板または搬出装置と案内板とベンディングロー
ラーをアームに連結しているため、コンパクトな設備と
なり、かつ、確実な払い出しが可能となり、また自動化
が可能となる。
所定の位置に配設したコイルの先端検出装置により先端
を検出する。次に、コイル先端を検出すると、コイルを
巻き戻し、検出装置の近傍に配設した案内板によりコイ
ル先端をライン上に搬送する。このようにして、搬出装
置と案内板または搬出装置と案内板とベンディングロー
ラーをアームに連結しているため、コンパクトな設備と
なり、かつ、確実な払い出しが可能となり、また自動化
が可能となる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明のコイル払い出し装置の例で、
コイル先端を矯正しながらライン上に搬送している状態
を示し、図２は同装置のコイル先端払い出し時を示す図
である。コイルがクレイドルロール２に搬送されてくる
と、アーム傾動装置１２が作動し、図２に示すように先
端検出装置のガイドロール４がコイル上の所定の位置に
配設される。
コイル先端を矯正しながらライン上に搬送している状態
を示し、図２は同装置のコイル先端払い出し時を示す図
である。コイルがクレイドルロール２に搬送されてくる
と、アーム傾動装置１２が作動し、図２に示すように先
端検出装置のガイドロール４がコイル上の所定の位置に
配設される。
【０００８】また、ベンディング上ロール６がベンディ
ング下ロール７と分離されてコイル先端搬送時の間口を
広くする。先端検出のためのセンサーは、先端検出装置
のセンサーロール３に取り付けられていて、ガイドロー
ルによりセンサーは常にコイルの中心に向けられ、検出
精度を高めることができる。
ング下ロール７と分離されてコイル先端搬送時の間口を
広くする。先端検出のためのセンサーは、先端検出装置
のセンサーロール３に取り付けられていて、ガイドロー
ルによりセンサーは常にコイルの中心に向けられ、検出
精度を高めることができる。
【０００９】次に、コイルをクレイドルロールにより反
時計方向に回転させ、コイルの先端を検出した後、その
ままコイルを先端が案内板５を超えるところまで回転さ
せて止め、案内板をコイルに接触させると同時にコイル
の巻き出しを開始する。コイル先端は案内板によりライ
ン上に導かれ、ベンディング上ロールを通過し、所定の
距離まで搬送される。
時計方向に回転させ、コイルの先端を検出した後、その
ままコイルを先端が案内板５を超えるところまで回転さ
せて止め、案内板をコイルに接触させると同時にコイル
の巻き出しを開始する。コイル先端は案内板によりライ
ン上に導かれ、ベンディング上ロールを通過し、所定の
距離まで搬送される。
【００１０】次に、アーム傾動装置を作動させ、図１に
示すようにベンディング上ロールを予め昇降装置９で所
定のインターメッシュ量になるように調整されたベンデ
ィング下ロールに接する状態にし、続いてコイルを反時
計方向に回転させ、コイルの先端を矯正する。そして、
コイルを時計方向に回転させ、コイルの先端を切断装置
等の次工程に搬送させる。
示すようにベンディング上ロールを予め昇降装置９で所
定のインターメッシュ量になるように調整されたベンデ
ィング下ロールに接する状態にし、続いてコイルを反時
計方向に回転させ、コイルの先端を矯正する。そして、
コイルを時計方向に回転させ、コイルの先端を切断装置
等の次工程に搬送させる。
【００１１】また、ベンディングロールへのコイル先端
の搬送を容易にするため間口を広くする他の手段として
は、スタンドに設けた昇降装置によりベンディング上ロ
ールを昇降させ、前述同様ベンディング下ロールと分離
させる方法がある。尚、本発明は前記実施例にのみ限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種
々変更を加え得ることは勿論である。
の搬送を容易にするため間口を広くする他の手段として
は、スタンドに設けた昇降装置によりベンディング上ロ
ールを昇降させ、前述同様ベンディング下ロールと分離
させる方法がある。尚、本発明は前記実施例にのみ限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種
々変更を加え得ることは勿論である。
【００１２】
【発明の効果】本発明のコイル払い出し装置によれば設
置スペースの縮小及び装置重量軽減が可能となる。さら
に、駆動源を集約することにより前記の重量軽減と共に
コストダウンを図ることができる。また、反りの大きい
コイル先端の搬送を、間口を広くした空間で行うことが
できるため、コイルの突掛かりによるトラブルがなく、
確実に自動化できることにより、無人化、作業時間の短
縮といった効果がある。
置スペースの縮小及び装置重量軽減が可能となる。さら
に、駆動源を集約することにより前記の重量軽減と共に
コストダウンを図ることができる。また、反りの大きい
コイル先端の搬送を、間口を広くした空間で行うことが
できるため、コイルの突掛かりによるトラブルがなく、
確実に自動化できることにより、無人化、作業時間の短
縮といった効果がある。
【図１】本発明に係るコイル払い出し装置の実施例の縦
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明の作用の縦断面図である。
【図３】本発明の他の実施例の縦断面図である。
１ コイル ２ クレイドルロール ３ 先端検出装置（センサーロール） ４ 先端検出装置（ガイドロール） ５ 案内板 ６ ベンディング上ロール ７ ベンディング下ロール ８ａ アーム ８ｂ アーム軸 ９ 昇降装置 １０ スタンド １１ テーブル １２ アーム傾動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−152320（ＪＰ，Ｕ) 実公 平３−20008（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B21C 47/00 B65H 19/10 - 19/12
Claims (2)
- 【請求項１】 鋼板等の帯板処理設備のコイル払い出し
装置において、払い出そうとするコイルのライン前方に
設けたスタンド１０に傾動自在のアーム８ａを軸着し、
該アームの一端側にコイルの先端を検出するための先端
検出装置３及びガイドロール４と、コイル先端をライン
上に案内するための案内板５を設け、前記アームの他端
側にアーム傾動装置を設けたことを特徴とするコイル払
い出し装置。 - 【請求項２】 スタンドに昇降装置９により昇降自在の
下ベンディングロール７を設け、前記アームに上ベンデ
ィングロール６を設けることにより、コイルの矯正機能
を備えたことを特徴とする請求項１記載のコイル払い出
し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8221893A JP2833956B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | コイル払い出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8221893A JP2833956B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | コイル払い出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292924A JPH06292924A (ja) | 1994-10-21 |
| JP2833956B2 true JP2833956B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13768286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8221893A Expired - Fee Related JP2833956B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | コイル払い出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2833956B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104442962B (zh) * | 2014-12-31 | 2017-05-10 | 江苏兴达钢帘线股份有限公司 | 工字轮翻转小推车 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8221893A patent/JP2833956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06292924A (ja) | 1994-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980825 |
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