JP3351335B2 - 金属帯コイルのフープ結束装置 - Google Patents

金属帯コイルのフープ結束装置

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JP3351335B2
JP3351335B2 JP05186798A JP5186798A JP3351335B2 JP 3351335 B2 JP3351335 B2 JP 3351335B2 JP 05186798 A JP05186798 A JP 05186798A JP 5186798 A JP5186798 A JP 5186798A JP 3351335 B2 JP3351335 B2 JP 3351335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル状に巻かれ
た金属帯コイル、特に、熱延鋼帯コイルのフープ結束
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、熱間圧延機により帯状に圧延され
た熱延鋼帯は、コイル状に巻き取られた後、コイルの状
態であるいは板状にスリットされて出荷される。
【0003】コイルの状態で出荷する時は、コイルは自
動フープ結束ラインへ送られ、コンベアサドル上でフー
プ結束される。
【0004】図2に、従来のフープ結束法で行った熱延
鋼帯コイルの結束状態を示す。一般に、フープ結束のた
めにコイル1をコンベアサドル2上に置くときは、鋼帯
尾端部3がコイル1の下面側にくるように置かれる。こ
のとき、自重によりコイル1の最外周にある鋼帯尾端部
3はコイル1の表面から遊離する。板厚が厚く剛性の大
きい熱延鋼帯コイルでは、通常のフープ4の引き締め力
では鋼帯尾端部3をコイル1の表面に密着させることが
できず、図2のように、鋼帯尾端部3が浮いた状態でフ
ープ4が結束される場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
ように鋼帯尾端部が遊離した状態でフープ結束される
と、コイル運搬中などに押圧されてこの遊離した鋼帯尾
端部がコイル表面に密着するように変形され、そのため
フープが緩んでコイルの巻き状態がルーズになったり、
変形された鋼帯尾端部のスプリングバックによりフープ
が切れたりし、再度フープ結束をやり直す必要が生じ
る。
【0006】フープの引き締め力を従来より増して遊離
している鋼帯尾端部をコイル表面に密着させることも考
えられるが、この場合はフープ切れが起り易くなる。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、フープの緩みや切れが起き難い金属帯
コイルのフープ結束装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、コイルから
遊離している金属帯尾端部を前記コイル表面に密着させ
ながらフープ結束する金属帯コイルのフープ結束装置
より解決される。
【0009】コイルの最外周にあり、コイルから遊離し
ている金属帯尾端部をコイル表面に密着させながら通常
の引き締め力でフープ結束すれば、コイルはタイトに結
束されるため、運搬中などに押圧されてもフープの緩み
は起こり難くなる。また、フープ緩みによるスプリング
バックも起こらず、通常の引き締め力で結束できるの
で、フープ切れも起こり難くなる。
【0010】また、金属帯コイルのフープ結束装置にお
いて、前記金属帯コイルから遊離している金属帯尾端部
の位置を検出するための位置検出手段と、前記金属帯尾
端部を前記金属帯コイル表面に密着させるための押圧手
段と、前記位置検出手段により検出された前記金属帯尾
端部の位置信号を用いて前記押圧手段の位置を制御する
位置制御装置とを備えた金属帯コイルのフープ結束装置
を用いてフープ結束すれば、金属帯尾端部を確実にコイ
ル表面に密着させて、通常の引き締め力でフープ結束で
きるので、フープの緩みや切れが起き難い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明である金属帯コイ
ルのフープ結束装置の1実施の形態を模式的に示す。図
1で、(a)〜(e)はフープ結束法を順を追って示し
たものである。
【0012】(a):まず、フープ結束される金属帯コ
イル1は、コンベアサドル2上に金属帯尾端部3がコイ
ル1の下面側にくるように置かれて、図示されていない
フープ結束機と、金属帯尾端部の位置検出手段5と、金
属帯尾端部の押圧手段6、金属帯尾端部押圧手段の位置
制御装置7、コイル支持手段8からなる金属帯コイルの
フープ結束装置のある位置へ搬入される。ここで、コイ
ル支持手段8は、金属帯尾端部の押圧手段6によりコイ
ル1が押されたとき、コイル1がコンベアサドル2から
転げ落ちないようにコイル1を支持するためのもので、
特に、軽量コイルをフープ結束する時に有効である。ま
た、金属帯尾端部の押圧手段6やコイル支持手段8の先
端には、コイル1の表面を傷つけないように、ゴムなど
でできた弾性体ローラー9が取り付けられてる。
【0013】次に、金属帯尾端部の位置検出手段5によ
り金属帯尾端部3の位置が検出される。金属帯尾端部の
位置検出手段5としては、非接触で測定可能なレーザー
などを用いた光学的方法が好ましい。
【0014】そして、金属帯尾端部の位置検出手段5に
より検出された金属帯尾端部3の位置信号が金属帯尾端
部押圧手段の位置制御装置7へ送られる。
【0015】(b):金属帯尾端部押圧手段の位置制御
装置7からの指令を受けて、金属帯尾端部の押圧手段6
とコイル支持手段8が、金属帯尾端部3をコイル1表面
に密着させるのに最適な位置へ移動する。
【0016】(c):最適な位置にセットされた後、金
属帯尾端部の押圧手段6とコイル支持手段8は上昇し、
コイル支持手段8でコイル1の反対側を支えながら金属
帯尾端部の押圧手段6が金属帯尾端部3をコイル1表面
に密着させる。
【0017】(d)(c)の状態を維持しつつ、図示さ
れていないフープ結束機でコイル1をフープ4で結束す
る。
【0018】(e)金属帯尾端部の押圧手段6とコイル
支持手段8を下降させてコイル1から離せば、金属帯尾
端部3がコイル1表面に密着したタイトにフープ4で結
束されたコイル1が得られる。
【0019】このようにフープ結束することにより、フ
ープの緩みや切れの発生を抑制できる。
【0020】
【実施例】図1に示すような本発明の金属帯コイルのフ
ープ結束装置を熱延鋼帯の酸洗ラインの出側に設置し、
板厚が4.5〜6mm、板幅が600〜1630mmの
酸洗外販としての熱延鋼帯コイルを1回の設置時に20
0〜500コイルフープ結束し、フープの緩みや切れの
発生率[(緩み・切れの発生コイル数/試験コイル数)
×100(%)]を3回にわたって調査した。
【0021】結果を表1に示す。いずれの回において
も、本発明である金属帯コイルのフープ結束装置を用
い、本発明であるフープ結束法により酸洗熱延鋼帯をフ
ープ結束すると、従来の場合に比べ、フープの緩みや切
れの発生率が大きく低下することがわかる。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、フープの緩みや切れが起き難い金属帯コイル
のフープ結束装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である金属帯コイルのフープ結束法の1
実施の形態を示す模式図である。
【図2】従来のフープ結束法で行った熱延鋼帯コイルの
結束状態を示す図である。
【符号の説明】 1 (金属帯、鋼帯)コイル 2 コンベヤサドル 3 金属帯(鋼帯)尾端部 4 フープ 5 金属帯尾端部の位置検出手段 6 金属帯尾端部の押圧手段 7 金属帯尾端部押圧手段の位置制御装置 8 コイル支持手段 9 弾性体ローラー
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−111645(JP,U) 実開 昭52−147690(JP,U) 実開 昭55−38752(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 27/06 B65B 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属帯コイルのフープ結束装置において、
    前記金属帯コイルから遊離している金属帯尾端部の位置
    を検出するための位置検出手段と、前記金属帯尾端部を
    前記金属帯コイル表面に密着させるための押圧手段と、
    前記位置検出手段により検出された前記金属帯尾端部の
    位置信号を用いて前記押圧手段の位置を制御する位置制
    御装置とを備えた金属帯コイルのフープ結束装置。
JP05186798A 1998-03-04 1998-03-04 金属帯コイルのフープ結束装置 Expired - Fee Related JP3351335B2 (ja)

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