JP2730454B2 - リーダーストリップ付コイルの製造方法およびリーダーストリップ接合設備 - Google Patents

リーダーストリップ付コイルの製造方法およびリーダーストリップ接合設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱延ステンレス鋼板
の連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備におけるリーダ
ーストリップ付コイルの製造方法およびリーダーストリ
ップ接合設備に関する。
【0002】
【従来の技術】熱延ステンレス鋼板の場合、熱延コイル
の焼鈍酸洗は、一般に焼鈍と酸洗工程を連続処理する連
続焼鈍酸洗設備(通常APラインと呼ばれる)、または
焼鈍を別設備で行ってから連続酸洗する連続酸洗設備に
て行われる。この設備にて焼鈍酸洗を施された熱延ステ
ンレス鋼板は、ゼンジマーミルと呼ばれるステンレス専
用の圧延機によって圧延されるが、このゼンジマーミル
による圧延は周知のとおり、コイルをリバースさせて圧
延するためにその左右のリールに巻き付く部分(片側約
10m)を圧延することができず、コイルの前後で約2
0m分が無駄となってしまう。この無駄をなくしコイル
全長にわたって圧延できるようにするため、リーダース
トリップ(約10m)をコイルの前後に接合して圧延す
る方法がとられる。
【0003】すなわち、熱延ステンレス鋼板の場合は、
コイルのトップとボトムにリーダーストリップを接合し
た後、当該コイルを連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設
備に搬入し、焼鈍酸洗処理後ゼンジマーミル圧延工程へ
搬入され冷間圧延される。
【0004】図3は従来のリーダーストリップ接合設備
と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗
設備の設備配置列の一例を示す概略図で、1は焼鈍酸洗
または酸洗前処理用仕掛コイル置場、2はリーダースト
リップ接合設備、3はリーダーストリップ接合用運転
室、6は熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連
続酸洗設備、7は焼鈍酸洗設備用または連続酸洗設備用
運転室、8は焼鈍酸洗処理用または酸洗処理用仕掛コイ
ル置場である。
【0005】すなわち、従来の設備はリーダーストリッ
プ接合設備2と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備ま
たは連続酸洗設備6はそれぞれ別々に設置されており、
焼鈍酸洗または酸洗前処理用仕掛コイル置場1よりリー
ダーストリップ接合設備2に搬入されたステンレス熱延
コイルは、該接合設備のペイオフリール2−1から巻戻
され、リーダーストリップ供給テーブル2−2に供給さ
れたリーダーストリップをウエルダー2−3にてトップ
とボトムに溶接してテンションリール2−4に巻き取っ
た後、いったん焼鈍酸洗用または酸洗用仕掛コイル置場
8に搬送され、しかる後オーバーヘッドクレーン等にて
熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設
備6に搬入される。この設備で連続焼鈍酸洗または連続
酸洗処理を施されたコイルは、次のゼンジマーミル圧延
工程にクレーン等で搬入され冷間圧延(リバース圧延)
が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
リーダーストリップ接合設備と熱延ステンレス鋼板連続
焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備の設備配置列では、以
下に記載する問題点があった。すなわち、従来はリーダ
ーストリップ接合設備と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸
洗設備または連続酸洗設備がそれぞれ別々のラインで構
成されているため、各設備間のコイルの搬送量が大き
く、オーバーヘッドクレーン等を必要とすること、また
別々の設備のためそれぞれに運転室および作業要員が必
要であること、またリーダーストリップをコイルのトッ
プおよびボトムに接合するためにテンションリールによ
る巻き直しを必要とし、コイル巻取時に疵の発生を余儀
なくされる上、サイクルタイムロス(コイル巻取時間)
も大きい。また、各設備専用の仕掛コイル置き場を必要
とするため、広いスペースを確保しなければならない。
さらに、これらの問題により熱延ステンレス鋼板連続焼
鈍酸洗または連続酸洗の前処理能力が低いといった問題
があった。また、連続酸洗設備では焼鈍設備が別になる
ために工程が増える。
【0007】なお、特開平4−84605号公報には、
リーダーストリップ熱延鋼板の製造方法が開示されてい
る。この方法は、ステンレス鋼板のトップとボトムに普
通鋼板を接続して熱間エンドレス圧延を行った後、前記
普通鋼板を分断してリーダーストリップとすることを特
徴としている。しかし、リーダーストリップに普通鋼を
用いたステンレス熱延コイルを仮に熱延ステンレス鋼板
連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備で処理する場合、
炉内温度が1300℃と高温であるため普通鋼では溶断
してしまうこと、酸洗時のスケール処理においても普通
鋼が溶けるおそれがあることから、ステンレス熱延コイ
ルのリーダーストリップに普通鋼を適用することはほと
んどできない。さらに、熱間エンドレス圧延は一般的な
非エンドレス熱間圧延機では不可能であり、圧延機の大
幅な改造を余儀なくされ、莫大な費用がかかる等の理由
により実用化は容易でない。
【0008】この発明は、リーダーストリップ接合設備
と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗
設備がそれぞれ別ライン構成となっている従来設備の問
題点を解消するためになされたもので、鋼板のトップお
よびボトムにリーダーストリップを有するリーダースト
リップ接合設備を熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗ライ
ンまたは連続酸洗ライン内に配置しインライン化するこ
とによって、熱延ステンレスコイルの前処理能力の向
上、設備の簡素化および効率化をはかるリーダーストリ
ップ付コイルの製造方法およびリーダーストリップ接合
設備を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱延ステン
レス鋼板連続焼鈍酸洗ラインまたは連続酸洗ラインの前
工程において、リーダーストリップ接合設備にてペイオ
フリールに挿入された熱延ステンレスコイルのトップ
に、ペイオフリールと対向する側に設けたリーダースト
リップ供給装置に挿入されたリーダーストリップ用コイ
ルのトップを接合し、該熱延ステンレスコイルに接合さ
れたリーダーストリップをトップ用リーダーストリップ
分とボトム用リーダーストリップ分に相当する長さのと
ころで切断し、ペイオフリールに巻取ったリーダースト
リップ付コイルを連続焼鈍酸洗ラインまたは連続酸洗ラ
インに搬入し、該コイルのリーダーストリップ先端を先
行コイルのボトムに接合し、連続焼鈍酸洗後または連続
酸洗後、前記リーダーストリップを中央から切断し、鋼
板のトップとボトムにリーダーストリップを有するコイ
ルとすることを要旨とするものである。
【0010】また、熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設
備または連続酸洗設備の前工程に配置するこの発明のリ
ーダーストリップ接合設備は、熱延ステンレスコイルの
ペイオフリールと、該リールと対向する側に位置するリ
ーダーストリップ供給装置と、ペイオフリールに挿入さ
れたステンレスコイルのトップにリーダーストリップ供
給リールに挿入されたリーダーストリップ用コイルのト
ップを接合するウエルダーと、リーダーストリップ用コ
イルをステンレスコイルのトップ用リーダーストリップ
分とボトム用リーダーストリップ分に相当する長さのと
ころで切断する切断機を備え、テンションリールを有し
ないことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】リーダーストリップ接合設備では、ペイオフリ
ールに挿入されたステンレスコイルのトップに、予めリ
ーダーストリップ供給リールに挿入されているリーダー
ストリップ用コイルのトップをウエルダーにて接合し、
ペイオフリールにてステンレスコイルを巻取ることによ
りリーダーストリップ用コイルが巻戻されるので、接合
部からステンレスコイルのトップ用リーダーストリップ
分とボトム用リーダーストリップ分に相当する長さのと
ころで切断機にて切断することにより所定長さのリーダ
ーストリップを簡単に供給することができる。なお、前
記した通り、リーダーストリップは一枚の長さが約10
mであるため、この発明では接合部から約20m(2枚
分)の長さのところで切断する。リーダーストリップを
切断すると、再びペイオフリールに巻取り、該リーダー
ストリップ付きコイルを熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸
洗設備または連続酸洗設備に搬送する。
【0012】熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備また
は連続酸洗設備では、先行コイルのボトムにリーダース
トリップの先端を接合し連続焼鈍酸洗処理または連続酸
洗処理が施される。しかる後、該連続焼鈍酸洗設備出側
または連続酸洗設備出側で約20mのリーダーストリッ
プを約10mのところで切断する。したがって、連続焼
鈍酸洗処理または連続酸洗処理が施されたコイルには、
トップとボトムにリーダーストリップが接合されてい
る。なお、操業開始時の最初の先行コイルには、トップ
に約10mのリーダーストリップを接合しておく。
【0013】また、この発明では、リーダーストリップ
接合設備と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備間また
は連続酸洗設備間はコイルカー等のコイル自動搬送装置
を介して連続ラインとすることができるので、両設備間
のコイル搬送を短時間でかつ効率的に行うことができ
る。さらに、リーダーストリップ接合設備と熱延ステン
レス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備の運転室
を共通化できるとともに、焼鈍酸洗前処理用または酸洗
前処理用の仕掛コイル置場と焼鈍酸洗処理用または酸洗
処理用仕掛コイル置場とを共通化できる。
【0014】熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備また
は連続酸洗設備にリーダーストリップ接合設備をインラ
イン化したことにより、設備の合理化、処理能力の大幅
向上、製品品質の向上がはかられる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例におけるリーダー
ストリップ接合設備と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗
設備または連続酸洗設備の設備配置列を示す概略図で、
11は仕掛コイル置場、12はリーダーストリップ接合
設備、13は運転室、14は熱延ステンレス鋼板連続焼
鈍酸洗設備または連続酸洗設備、15はコイル自動搬送
装置、16は切断機である。また、図2は同上の設備に
おけるリーダーストリップ付きコイルの製造工程を示す
概略図で、(A)はリーダーストリップ接合設備におい
てウエルダーにてステンレスコイルのトップにリーダー
ストリップコイルのトップを接合している状態、(B)
はステンレスコイルを巻戻してリーダーストリップ2枚
分(約20m)のところで切断している状態、(C)は
2枚分のリーダーストリップが接合されたステンレスコ
イル、(D)は熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備ま
たは連続酸洗設備において先行コイルのボトムに後行コ
イルのリーダーストリップを接合している状態、(E)
は熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗
設備の出側でリーダーストリップの中央を切断機で分離
している状態をそれぞれ示し、17はステンレスコイ
ル、18はリーダーストリップコイルである。
【0016】リーダーストリップ接合設備12は、ペイ
オフリール12−1、レベラー12−2、シャー12−
3、12−4はノッチャー、12−5はビートグライン
ダー、12−6はウエルダー、12−7はリーダースト
リップ供給装置、12−8は切断機を備えている。リー
ダーストリップ供給装置12−7にはリールまたはクレ
ードルロール等を用いることができる。
【0017】コイル自動搬送装置15は、リーダースト
リップ接合設備12と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗
設備または連続酸洗設備14間に配置され、リーダース
トリップ付きコイルを熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗
設備または連続酸洗設備に自動的に搬送する装置で、例
えばコイルカーやウォーキングビーム等を使用する。
【0018】上記設備において、仕掛コイル置き場11
よりオーバーヘッドクレーン等でリーダーストリップ接
合設備12に搬入された熱延ステンレスコイルは、ウォ
ーキングビーム等およびスキッドを介してペイオフリー
ル12−1に挿入される。ここで、コイルは一部巻き戻
されてレベラー12−2にて形状矯正され、シャー12
−3にて先端カットが行われた後、該コイルトップにリ
ーダーストリップ供給装置12−7のリーダーストリッ
プコイルの先端をウエルダー12−6にて接合し、リー
ダーストリップ2枚分の長さのところで切断機12−8
で切断し、ノッチャー12−4およびビートグラインダ
ー12−5をかけてペイオフリール12−1に巻取っ
て、コイルトップに2枚分の長さのリーダーストリップ
を有するコイルとする。
【0019】リーダーストリップの接合手順としては、
図2に示すごとく、ステンレスコイル17のトップにリ
ーダーストリップコイル18のトップをウエルダー12
−6にて接合し(図A)、さらにリーダーストリップコ
イル18を巻戻して接合部から2枚分の長さ(約20
m)のところで該リーダーストリップコイルを切断機1
2−8にて切断し(図B)、この2枚分のリーダースト
リップ18−1を有するコイル17を再びペイオフリー
ル12−1に巻取る(図C)。その後、この2枚分のリ
ーダーストリップ付きコイル17は、コイル自動搬送装
置15により熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備また
は連続酸洗設備14へ搬入され、該設備のペイオフリー
ル14−1に挿入され、ウエルダー14−2にて先行コ
イル17のボトムに前記リーダーストリップ18−1を
接合し(図D)、連続焼鈍酸洗または連続酸洗が施され
る。焼鈍酸洗または酸洗が施されたコイルは、連続焼鈍
酸洗設備または連続酸洗設備14の出側に配置された切
断機16にて前記のリーダーストリップ18−1がその
中央部(端から約10mのところ)で切離され、別々に
巻き取られる。したがって、連続焼鈍酸洗または連続酸
洗が施されたコイルのトップにはリーダーストリップ1
8−1aが、ボトムにはリーダーストリップ18−1b
がそれぞれ接合された状態となる。なお、操業開始時の
最初の先行コイルには、トップにリーダーストリップを
一枚だけ接合しておけばよい。
【0020】実施例1 表1に示すコイルを表2、表3に示す主仕様の設備で構
成された図1に示す本発明の設備と図3に示す従来設備
により処理した場合のそれぞれの処理能力を表4に比較
して示す。
【0021】表2の主仕様データより、本発明のリーダ
ーストリップ接合設備の場合は、コイルの巻戻し時間が
約50secと、従来設備の約600secよりも大幅
に短縮されたことと、溶接回数が1回で済むこと、およ
び自動化により、サイクルタイムが従来の2820se
cに対して610secと大幅に短縮された。これによ
り、表3に示すAPライン(熱延ステンレス鋼板連続焼
鈍酸洗設備)における900secのサイクルタイムへ
の同調が可能となり、リーダーストリップ接合設備のイ
ンライン化が実現した。
【0022】一方、従来設備ではAPラインに対するサ
イクルタイムの同調ができず、60T/hrの能力を有
するAPラインに対応するためには3基のリーダースト
リップ接合設備が必要となる。なお仮に、従来型リーダ
ーストリップ接合設備をこの発明のインラインリーダー
ストリップ接合設備並に自動化したとしても、サイクル
タイムは1240secとなり、APラインへの対応は
不可能である。
【0023】また、仕掛コイル置場の共通化により、3
00コイル分(1200m)のスペースを削減でき、
さらに運転室の共通化により運転要員も従来4人要して
いたのが2人に削減できた。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明によれ
ば、以下に記載する効果を奏する。熱延ステンレス鋼板
連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備にリーダーストリ
ップ接合設備がインライン化できることにより、(1) 両
設備間のコイル搬送がコイルカー等の自動搬送装置によ
り短時間にかつ効率よく行うことができること、(2) リ
ーダーストリップ接合設備と熱延ステンレス鋼板連続焼
鈍酸洗設備または連続酸洗設備の運転室を共通化できる
とともに、焼鈍酸洗前処理用または連続酸洗処理用仕掛
コイル置場と焼鈍酸洗処理用または酸洗処理用仕掛コイ
ル置場とを共通化できる結果、設備の合理化、作業要員
およびスペースの削減がはかられること、また、リーダ
ーストリップの接合手段として、(3) リーダーストリッ
プコイルを用いてステンレスコイルのトップに2枚分の
リーダーストリップを接合し、再びペイオフリールに巻
き取る方式を採用したことにより、巻直し用のテンショ
ンリールが不要となり、リーダーストリップ接合設備を
簡素化できると共に、コイル巻取による疵の発生を大幅
に低減できるとともに、任意の長さのリーダーストリッ
プを簡単にコイルに接合できること、(4) 以上の効果に
より、コイル処理能力および製品品質の向上がはから
れ、熱延ステンレス鋼板のリーダーストリップ付きコイ
ルの製造に多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるリーダーストリッ
プ接合設備と熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備また
は連続酸洗設備の設備配置列を示す概略図である。
【図2】同上の設備におけるリーダーストリップ付きコ
イルの製造工程を示す概略図で、(A)はリーダースト
リップ接合設備においてウエルダーにてステンレスコイ
ルのトップにリーダーストリップコイルのトップを接合
している状態、(B)はステンレスコイルを巻戻してリ
ーダーストリップ2枚分(約20m)のところで切断し
ている状態、(C)は2枚分のリーダーストリップが接
合されたステンレスコイル、(D)は熱延ステンレス鋼
板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備において先行コ
イルのボトムに後行コイルのリーダーストリップを接合
している状態、(E)は熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸
洗設備または連続酸洗設備の出側でリーダーストリップ
の中央を切断機で分離している状態をそれぞれ示す。
【図3】従来のリーダーストリップ接合設備と熱延ステ
ンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連続酸洗設備の設備
配置列の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
11 仕掛コイル置き場 12 リーダーストリップ接合設備 12−1 ペイオフリール 12−6 ウエルダー 12−7 リーダーストリップ供給装置 12−8 切断機 13 運転室 14 熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗設備または連
続酸洗設備 14−1 ペイオフリール 14−2 ウエルダー 15 コイル自動搬送装置 16 切断機 17 ステンレスコイル 18 リーダーストリップコイル 18−1a、18−1b リーダーストリップ
フロントページの続き (72)発明者 川口 太郎 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社 鹿島製鉄所内 (72)発明者 池田 勲 茨城県鹿島郡鹿島町大字光3番地 住友 金属工業株式会社 鹿島製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭48−57863(JP,A) 特開 平4−84605(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延ステンレス鋼板連続焼鈍酸洗ライン
    または連続酸洗ラインの前工程において、リーダースト
    リップ接合設備にてペイオフリールに挿入された熱延ス
    テンレスコイルのトップに、ペイオフリールと対向する
    側に設けたリーダーストリップ供給装置に挿入されたリ
    ーダーストリップ用コイルのトップを接合し、該熱延ス
    テンレスコイルに接合されたリーダーストリップをトッ
    プ用リーダーストリップ分とボトム用リーダーストリッ
    プ分に相当する長さのところで切断し、ペイオフリール
    に巻取ったリーダーストリップ付コイルを連続焼鈍酸洗
    ラインまたは連続酸洗ラインに搬入し、該コイルのリー
    ダーストリップ先端を先行コイルのボトムに接合し、連
    続焼鈍酸洗後または連続酸洗後、前記リーダーストリッ
    プを中央から切断し、鋼板のトップとボトムにリーダー
    ストリップを有するコイルとすることを特徴とするリー
    ダーストリップ付コイルの製造方法。
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